Q
男性でも秘書として就職することはできますか?
秘書になりたいと考えています。ドラマなどを見ていると秘書の役割をしている人はいつも女性なので、「男性は秘書になれないのかな?」と思ったのですが、実際は男性でも秘書になれるのでしょうか?
そもそも、なぜ秘書は女性の割合が多いのでしょうか? 理由が気になります。また、男性が秘書になる場合、女性の秘書とは違う業務内容になるのでしょうか?
もし男性でも秘書になれるなら、活躍する方法も伺いたいです。なるべく早く一人前の秘書になりたいので、必要なスキルや資格など、秘書として上手く仕事を進めるコツなどがあればぜひアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
男性でも秘書として活躍できる
男性でも秘書になることは可能です。特に議員秘書は男性がたくさんいます。性別は秘書の職務を遂行する能力に影響を与えないので、男性秘書は女性秘書と同じく、組織の運営を円滑にするための重要な役割だといえます。
秘書に女性の割合が多い理由は、歴史的な背景と社会的なステレオタイプによるものが大きいです。以前は、秘書の職務は「女性の仕事」と見なされていましたが、現代ではこの視点は大きく変わっており、男性も秘書の職務を担うことが増えてきています。
また、男性でも女性であっても基本的に秘書の業務内容は変わりません。秘書の主な職務は、スケジュール管理や会議の準備、文書の作成、情報の管理など、上司や組織の運営をサポートすることです。これらの業務は性別に関係なく遂行されます。
秘書として必要なスキルを押さえておこう
男性が秘書として活躍するためには、以下の点を心に留めておくと良いでしょう。
・コミュニケーションスキル
秘書は多くの人と接する職業です。明確で効果的なコミュニケーション能力は必須です。
・組織力と計画性
上司のスケジュール管理、会議の準備、情報の整理などを滞りなくおこなうためには、優れた組織力と計画性が求められます。
・プロフェッショナルとしての自覚
秘書は組織の顔ともいえます。プロフェッショナルな態度と行動は、ほかの人々からの信頼を得るために重要です。
・継続的な学習
新しい技術やツールを学んで自己のスキルを更新し続けることは、秘書として成功するために不可欠です。
また、秘書の仕事に直接関連する資格については、ビジネスマナーやビジネス文書作成などを学べる「秘書検定」などがあります。しかし資格が必須というわけではなく、実務経験や上記のスキルを備えていることが重視されます。
以上のことを心に留めて、自信を持って秘書の道を進んでください。
男性でも秘書になることはできる
ドラマなどでは女性秘書が多いですが、男性でも秘書になれますし、女性役員に男性秘書がつくパターンも見られるようになりました。ちなみに国会議員の秘書は、男性秘書の割合が多いですよ。ただ全体として捉えれば、女性秘書の方が圧倒的に多いでしょう。
女性秘書が多い理由は、スケジュール管理や接遇などで女性ならではのきめ細やかさが活かせると考えられていた時代背景があるためです。
しかし現在は、総務部として秘書業務をおこなっている企業のなかには、男女関係なく秘書業務に携われる企業もあります。特に外資系企業では、役員などのパートナーとして男性秘書が助言などをおこなっている企業もあるのです。
秘書としてのスキルを高めてウリとなる強みを持とう
新卒で秘書を目指すならば、総務などの仕事を経験したうえで配置転換を希望する方法があります。秘書としてのスキルを高めるためには「秘書検定準1級」以上を取得するほか、TOEICの高スコアを所持していれば秘書業務を希望するアピール材料になるでしょう。外資系企業であれば「CBS国際秘書検定」を取得しておくと良いですね。
男性が秘書になる場合でも、女性の秘書と業務内容は変わらないことが多いものの、スケジュール管理などの秘書業務に加えてウリとなる強みがあると良いでしょう。たとえば上司や役員に対して、ビジネスで助言できるような秘書を目指してみても良いですね。
就職した企業で秘書になるのが難しければ、秘書を募集している企業へ転職する方法もあります。募集記事に女性秘書とは記載できないので、秘書としての強みをアピールすれば採用される可能性は十分にあります。
こちらの記事では、秘書の仕事に役立つ秘書検定の解説やおすすめの勉強方法、実際の問題も説明しています。秘書検定を取ることを検討している人は参考にしてください。
こちらのQ&Aでは、秘書検定を受けようとしている学生に向けて、キャリアアドバイザーが回答しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
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