この記事のまとめ
- 郵便局の志望動機は経営理念の理解が鍵
- 郵便局に関する課題を訴求して差別化した志望動機を作ろう
- 郵便局の志望動機のOK・NG例文を紹介
- 適職診断
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この記事を読んでいる人に
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さまざまな形で人々の社会生活を支える郵便局は、地域社会に貢献している実感を得やすく、やりがいを感じられる仕事です。
郵便局の就職試験を受けるにあたって、「郵便局の志望動機の書き方がわからない」「ほかの人と差をつけるアピール文が思い浮かばない」などと悩む人も多いのではないでしょうか。
「地域の人の役に立ちたい」などのありきたりな志望動機だけでは、人事担当者の目を惹くことはできません。郵便局の基本的な知識や今後の課題などを分析し、一歩踏み込んだ志望動機を述べることが差別化の秘訣です。
記事では、キャリアアドバイザーの塚本さん、桑田さん、高尾さんのアドバイスを参考にしながら、周りと差がつく志望動機の作り方や伝え方を解説します。郵便局への就職を希望している人は、しっかりチェックして就職試験に臨んでくださいね。
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郵便局の志望動機は経営理念にもとづいたアピールが重要
郵便局は「地域に密着できる仕事となんとなく理解はしているが、実際どのようにアピールしたら良いかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
郵便局の就職試験では、経営理念にもとづいた志望動機を示すことで、入社後に組織の一員として貢献できることや、将来成し遂げたいことなどを明確にアピールできます。
記事では、まず郵便局の基礎知識としてグループの概要や経営理念を解説します。さらに、郵便局の今後の課題やメリット、求められる人材、郵便局に求められる人材も解説します。それらを踏まえて志望動機を考えながら、例文を参考に、志望動機を作成してください。
記事を参考にすれば、郵便局グループの概要やそれぞれの職種の仕事内容がわかり、自信を持って選考に挑めるでしょう。志望動機を丁寧に作り込んで、就活をスムーズに進めてくださいね。
そもそも、エントリーシート(ES)の書き方がよくわからない人は、以下の記事を参考にしてください。志望動機で熱意の伝わる文章の書き方を解説していますよ。
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まずはあなたが受けない方がいい職業がわかります
志望動機に活かそう! 郵便局の基礎知識
一口に郵便局といっても、業務内容は窓口業務や配達業務のみならず、貯金や保険の金融に関する業務もおこなっています。
郵便局は日本郵政グループの子会社の一つで、郵便局のほかにも3つの会社が存在します。
まずは、郵便局がグループの中でどのような位置付けなのか、どのような経営理念を掲げているのか理解を深めましょう。
これらを理解することで、今後の郵便局が抱える課題や職種に関して、より話がわかりやすくなります。
日本郵政グループの概要を理解しよう
郵便局は、都市部や過疎地域など問わず、全国の市町村の約2万4千カ所に存在しています。このように、全国に幅広いネットワークを広げていることは、ほかの企業にはない郵便局グループの最大の特徴です。
日本郵政グループは、持株会社である日本郵政株式会社と、3つの子会社である日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命で構成されています。
そして、全国の郵便局のネットワークを通じて、おもに以下4つの事業を展開しています。
日本郵政グループの事業内容
- 郵便や物流事業
- 郵便局窓口事業
- 銀行業
- 生命保険業
日本郵便株式会社に属する郵便局は、配達サービスの窓口だけでなく、日本郵政グループのさまざまな商品やサービスを提供する場所です。
さらに、ほかの企業とも提携し、新しいサービスを生み出すとともに、顧客により利便性の高い新しい価値の提供を目標に掲げています。
大手の子会社に就職したい人はこちらの記事をチェックしてみてください。探し方など詳しく解説しています。
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日本郵政が掲げる理念
日本郵政株式会社の経営理念は「一人ひとりの人生に寄り添う。すべての人の心をあたためる。」です。
日本郵政株式会社は、幅広いネットワークを活用して各地域の人々の生活インフラを支えることを目標としています。
具体的には、郵便配達や窓口業務だけでなく、貯金や保険などの金融サービスも提供し、人々の生活全般にかかわるサポートをおこないながら、顧客に寄り添える存在を目指しています。
さらに、サービスを提供するだけでなく、丁寧なコミュニケーションや新しいサービスを通して、顧客の満足感を満たせることを目標としています。
郵便局の理念を志望動機に活かすためには、自分の価値観やこれまでの経験と企業理念がどのように結びつくのか、考えることが大切です。
受験する企業の理念を知ることは郵便局に限ったことではなく、就職活動をするうえではとても重要です。
企業という組織は、社員が同じベクトルを向くことが大前提であり、採用はそのような仲間になれそうな人を探す場だからです。
志望動機で企業理念への共感を盛り込む人は多いでしょう。しかし差別化できなければ、ほかの人に埋もれる可能性があります。以下の記事で、企業理念の差別化した書き方を参考にしてくださいね。
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志望動機に企業理念を盛り込むときは、差別化と具体性が必須です。企業理念の志望動機のメリット・デメリットを理解しつつ、高評価を得られる志望動機を作成しましょう。この記事では、企業理念の志望動機で差別化する方法や具体性を盛り込むコツ、避けるべき注意点を、キャリアコンサルタントと解説します。すぐに使える例文も紹介していますよ。
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かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では自分に適性がある仕事を選びましょう!適性が低い仕事だと、就職前に思い描いていたイメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクも。
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今後の日本郵便グループに求められる課題
志望動機を考えるうえで、業界が抱える課題を理解することはとても大切です。その課題にもとづき、今後入社した後に課題への向き合い方を考えることで、成し遂げたいことが明確になるとともに、志望動機に深みが出るからです。
また、課題を明確に理解して実態に着目した志望動機を考えることで、憧れだけの志望ではないことを論理的に伝えることができます。
ここでは、今の物流業界の第一線をいく日本郵政グループが抱える2つの課題を解説します。
面接では、実際に「◯◯の課題についてどう思うか」などと聞かれることもあるため、しっかり現状の問題を把握しておきましょう。
金融事業に依存しない経営基盤の安定化
数字で見る日本郵政が提示したデータによると、2022年度の利益は、前年度と比較してマイナス706億円という大幅な減益となりました。
原因は、手紙やはがきの利用者の減少に加えて、インターネットによる通信販売の増加により、宅配便市場での競争が激化していることです。
さらに、ガソリンなどの燃料費が高騰しているため、より経営を圧迫している状況です。
このような郵便・物流業界の不振により、グループ全体の利益は銀行や保険などの金融事業に依存する構図が強まっています。
金融事業に依存しないために、ヤマト運輸との協業拡大など事業構造の見直しや新たな取り組みにより、収入源の開発見直しが検討されています。
3つの事業分野がバランスよく発展していくことが重要であり、そのために郵便・物流業界の課題解決が必要だと認識することが大切です。
郵政独自の特徴と優位性を活かした解決策を提案・実行していけることをアピールすると良いでしょう。
地域過疎化に対応する高齢者向けのサービスの充実
郵便局の2つ目の課題として、人口減少や高齢化が進むことで、過疎地域での郵便局を利用する人の減少が問題視されています。
さらに、先でも述べた郵便物の減少や、金融サービスのスマートフォンなどを通じた銀行取引の一般化により採算が取れず、廃業や営業時間の短縮が余儀なくされている状態も課題の一つです。
このような高齢化社会が進む中、高齢者と離れて暮らす家族が安心して生活できるように、「郵便局のみまもりサービス」が2017年よりスタートしました。
このサービスは、郵便局の社員が毎月1回高齢者の自宅を訪問し、生活状況を家族や自治体に知らせるサービスです。ほかにも、「みまもりでんわサービス」や、もしものときの「駆けつけサービス」などがあります。
これらの過疎地域の問題に対して、高齢者向けサービスの充実への貢献や、高齢者向けのデジタルサービス導入支援など、新しいサービス開発に目を向けた志望動機の内容にすると、より差別化できる志望動機ができます。
志望動機で過疎化の問題に触れるのであれば、まずは郵便局が地域過疎化に対応して、地域住民に欠かせない生活インフラを提供している背景を理解していることを示し、自分がどのようにその課題に貢献できるかを具体的に示すことが求められます。
また、地域過疎化といった郵便局が今後取り組むべき課題に対して、自分が持っている経験やスキルを活かしてどのように貢献できるかを具体的に述べることも差別化につながります。
さらに、郵便局は地域に密着したサービスを提供するため、地域住民とのコミュニケーションや、地域社会に根ざした活動への熱意をアピールすることも有効です。
これらの提案や熱意が単なる理想論にとどまらず、実現可能なものであることを伝えるために、自分の経験やスキルを具体的に示すことで、ほかの応募者と差別化を図ることができます。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
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郵便局にかかわる3つの業種について
郵便局の業種は、大きく「総合職」「地域基幹職」「一般職」に分けられます。郵便局の就職試験を受ける際は、全国のネットワークを通じた事業展開をおこなっている中で、これら3つの職種の業務内容を把握することが大切です。
さらに、職種を理解することで、将来のキャリアパスにおける具体的なビジョンを示すことができるため、より面接官へ熱意をアピールできます。
ここからは、それぞれの職種がどのような業務をおこなっているのか、具体的に解説します。3つの職種の違いをきちんと押さえたうえで、自分に合っているのか、見極めましょう。
①総合職:営業・企画
総合職の仕事は、顧客にとってより便利になるようなサービスや商品の開発、新しい制度、組織を作り上げる仕事です。
日本郵政株式会社と日本郵便株式会社の総合職採用は両社一体でおこない、2024年より日本郵政株式会社の総合職として採用を実施しています。
この総合職は、多岐にわたる会社業務の全般を経験しながら、将来的には郵便局長や本社の管理者候補にキャリアアップできる職種です。
勤務地は全国北海道から沖縄まで13箇所の支社となり、全国の郵便局へ転勤する可能性があります。
また、現在郵便局では、窓口のデジタル化や顧客情報のデータベース化などの、DX推進の取り組みがおこなわれています。
DX推進とは
社会変化に適応しながら、AI(人工知能)などのデジタル技術を活かして既存の業務や事業を見直す取り組みのこと。
総合職は、郵便局の将来的な方向性や新しい業務形態の決定など、「みらいの郵便局」を作り出すことのできる、とてもやりがいのある業種です。
郵便局では、貯金、保険、投資、信託、郵便、物流、物販など、私たち消費者に見えるだけでもたくさんの商品・サービスを取り扱っています。
加えて、本部にはそれらを管轄する部署が存在します。そのすべてを統括し、各事業の舵取りをするのが総合職の役割です。
総合職と一般職の違いについて、あまり理解できていない人も多いのではないでしょうか。以下の記事では、総合職と一般職の違いを詳しく解説してます。ぜひチェックしてくださいね。
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総合職と一般職の7つの違いを解説! 将来後悔しない選択の秘訣とは?
総合職と一般職は同じ企業にいても、業務内容をはじめ、異なる点が多々あります。記事ではキャリアアドバイザーとともに総合職と一般職の7つの違いを解説。「憧れの企業だけど業務内容がイメージしていたものと違った」などという事態にならないように、選考を受ける前に総合職と一般職の違いを理解しましょう。
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②地域基幹職・エリア基幹:金融・保険
地域基幹職の仕事は、郵便局内の全般業務に携わり、窓口業務や郵便物の集配業務、保険や貯蓄などの商品やサービスの提案などの渉外営業をおこないます。
ときには、高齢者の自宅を訪問し、年金の受け取りや各種手続きのサポート、地域イベントへの参加もおこないます。
特に、渉外営業は郵便局と地域社会をつなぐ郵便局の中核的な役割を担っています。
転勤は支社エリアの郵便局に限られているため、一定のエリア内でキャリアアップを目指せます。将来的には、エリアの役職者や管理者への登用候補へのキャリアアップも可能です。
地域基幹職は、地域社会のインフラを支えるさまざまな業務に携わる職種です。地域に貢献でき、やりがいを感じられる仕事であると同時に、キャリアアップも期待できます。
それだけに、多岐にわたる業務に通じる必要があり、学ぶことも多く、相応の責任も伴います。
③一般職:郵便物の配達・窓口受付
一般職は窓口業務や郵便物の配達業務をメインでおこないます。窓口業務では、おもに郵便物や荷物の受け取り、切手やハガキなどの販売です。
一方で、郵便物の配達業務では、配達準備や配達、ときにはカタログギフトの案内など、営業活動をおこなうことがあります。
一般職のキャリアアップとしては、おもに担当業務のスペシャリストとして経験を積んでいきます。さらに、一定の経験を積んだ後は地域基幹職として管理業務をおこなうことも可能です。
また、一般職は総合職や地域基幹職とは異なり、同一の郵便局で勤務することが多いため、転勤はほとんどありません。
そのため、長い期間顧客や地域に密着し貢献できるため、日本郵便の顔として郵便局ファンを増やしていくことのできる職種です。
郵便局の一般職は、特定地域に密着して働けることが大きな特徴といえます。転勤が少なく、地域住民との信頼関係を深めやすい労働環境です。
業務が多岐にわたるため、忙しい時期には負担が増すこともあったり、ときにはクレーム処理なども含まれることから、メンタルタフネスを求められる側面もあります。
しかし、郵便局の「顔」として顧客と直接接する機会も多く、地域貢献の実感が得られ、コミュニケーション能力を活かせる仕事です。
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受けない方がいい職業を診断しよう
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志望動機のヒントになる! 郵便局で働く5つのメリット
志望動機のヒントになる! 郵便局で働く5つのメリット
郵便局の基礎知識や今後の課題、3つの職種を解説しました。郵便局に関して理解が深まったのではないでしょうか。
郵便局は地域の人とのつながりを持って働けるイメージが強いですが、そのほかにも郵便局で働くメリットはたくさんあります。
もし、郵便局で働こうか迷っている学生も、郵便局で働くメリットを知ると、自信を持って就活の軸を決めらるでしょう。ここからは、郵便局で働く5つのメリットを紹介します。
①地域の人々とのつながりを持って働ける
郵便局のイメージの大部分でもある、各地域の住民と密接な関わりを持ちながら仕事ができる点は、郵便局で働く魅力の一つです。
窓口業務では多くの顧客と直接会話する機会が多く、何度も顔を合わせるため、徐々に信頼関係を築くことができます。
ときには、地域のイベントにも参加する機会があるため、地域社会に貢献できる充実感を味わうことができます。
業務の中で、顧客から直接感謝の言葉を伝えられたり、困り事を解決した際に喜ぶ顔が見られたりすると、仕事のモチベーションアップにもつながる点も大きな魅力です。
②地域に根ざしたサービスを提供できる
地域に根ざしたサービスを提供できる点も魅力の一つです。
地域によって、環境や抱える問題は大きく異なります。地域の問題をどのように解決していくのか模索しながら、その地域ならではのサービスを展開していけるところも、ほかの企業にはない特徴です。
たとえば、高齢者の多い地域では、見守りサービスや生活支援サービスの充実が図られます。このように、郵便局は地域のニーズに柔軟な対応ができるため、地域社会の発展に大きく貢献できるのです。
③勤務体制が整っておりワークライフバランスを取りやすい
日本郵便株式会社は、有給休暇や育児休業といったワークライフバランスを整えやすい制度が充実しているため、長く働くことができます。
たとえば、1年目から15日支給される有休休暇は、勤続年数に応じて最大20日支給されます。また、ライフイベントが変化する人に向けて、子どもが3歳に達するまで取得可能な育児休業や子供の看護休暇などが充実しています。
このように、仕事とプライベートの両立を優先させたい人にとっても、郵便局の勤務体制は魅力的だといえます。
④多様なキャリアパスが選択できる
郵便局は、役割ごとに研修制度が整っているため、さまざまなキャリアパスが選択できます。
たとえば、入社1年目は、新入社員研修や2年目以降および上位役職へキャリアアップした際の階層別研修などが充実しています。
さらに、金融知識や安全推進、営業スキルなど、各業務に関する専門分野別研修なども揃っており、さらなるスキルの研鑽が可能です。
このように、研修制度が充実していると、意欲的に業務に取り組めるだけでなく、より高いポジションへの挑戦が可能になります。
⑤業界の最前線で業務経験ができる
郵便局は、郵便や物流事業などで顧客の利便性向上や業務効率化の推進を目的に、さまざまなサービスやシステムの拡大がおこなわれています。
たとえば、Webと融合したサービスであるLINE公式アカウント「ぽすくま」では、ラインの登録だけで、荷物の追跡や再配達の申し込みができます。
さらに、少子高齢化や過疎化に伴い、人手不足の解消を目的に、配送用ロボットや配送用ドローンなどの導入も検討されています。
このように、最新のデジタル技術を活かしながら業界の最前線で働けることも、郵便局の大きな魅力の一つです。
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志望動機でアピールしよう! 郵便局員に求められる7つの力
志望動機でアピールしよう! 郵便局員に求められる7つの力
志望動機を伝える際、企業の求めるスキルを直接的にアピールすると、入社後に活躍してくれる人材であることを評価してもらう判断材料の一つになります。
郵便局はホームページ(HP)において、「誠実で情熱と高い志を持ち、失敗を恐れず「チャレンジ」する人材を求めている」と公表しています。
上記の求められる人材をさらに深掘りし、自分の強みと照らし合わせながら志望動機で伝えていきましょう。ここからは、郵便局員に求められる7つの力を解説します。
①細かな作業を抜け漏れなくできる几帳面な人
郵便局の窓口で行う金銭の取引や、顧客の人生にかかわる保険や貯蓄といった業務は機密性が高いため、細かな作業を慎重におこなえる几帳面さが求められます。
地域の人に信頼して利用してもらうには、小さなケアレスミスを失くす必要があります。
もし、重大なミスが発覚した場合、郵便局の信用を損なうだけでなく、顧客に大きな損害をもたらす可能性があるため、慎重に作業を進める几帳面さが不可欠です。
「几帳面で慎重な性格はどのようにアピールしたら良いの?」と疑問に思う人もいるでしょう。以下の記事では、面接で慎重な性格をアピールする方法を解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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②人とコミュニケーションを交わすことが得意な人
郵便局のどの業種でも、顧客とやり取りする場面はあるため、コミュニケーション能力が高い人材が求められます。
郵便局には、さまざまな背景や年齢の人が来るため、それぞれの顧客のニーズを理解し、適切なサービスを提案する必要があります。
ただ業務的な会話でなく、顧客との世間話などを通じて、信頼関係を構築できる人材が重宝されます。
また、郵便局はチームワークを通して、地域社会に対する問題解決やサービスの質を高めています。そのため、チーム間での情報共有が重要です。
チームでの業務遂行をスムーズにおこなうためには、適切なタイミングで意思疎通できるコミュニケーション能力が求められます。
- 郵便局の志望動機でコミュニケーション能力をアピールすることはありきたりですか?
コミュニケーション能力は具体的にアピールすることが重要
郵便局の特徴として、顧客とサービスの多様性があります。
まずサービスについては、郵便と宅配の双方を扱うだけでなく、金融や保険の窓口も兼ねています。全国に局の機能が拡がっている網羅性も特徴の一つです。
顧客は法人も含みますが、個人客でいえば年齢層が幅広く、高齢者の利用も多いです。そういった多様性に対応できる能力を具体的にアピールできると良いでしょう。
ただし、ただコミュニケーション能力があると主張するのではなく、コミュニケーション能力を形成する理解力、伝達力、傾聴力、調整能力などのうち、何が優れているのかをはっきりさせましょう。
傾聴力が優れているのであれば、そういえる根拠となる経験はどのようなものか、その能力を今後どのように活かして組織にどう貢献できるのかをアピールするよう心掛けると、ほかの学生と同じような内容にはならないと思います。
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③顧客のニーズを汲み取り課題解決力がある人
地域貢献に重きを置いている郵便局では、顧客との会話の中から潜在的なニーズを汲み取り、より良い提案をおこなうことが大切です。
特に保険業務では、顧客の生活状況に合わせて必要なサービスを提案できなければ、成約にはつながりません。
顧客との対話の中でニーズを瞬時に汲み取り、そこから必要なサービスを見極めて響く提案をするためにも、課題解決能力は重要です。
また、郵便物の紛失や遅延が発生した場合、迅速に状況を理解し、適切な対応をおこなう必要があります。
このように、その場で状況を理解し課題を解決する力は、顧客の満足度や信頼度を向上させるため、郵便局で働くための重要なスキルです。
どのようなビジネスも、誰かの課題を解決するから「仕事」として成立します。たとえば保険業務は、相手の状況に合わせた最適な解決策として「保険」を提案する仕事です。そういった意味では、課題解決力は業界業種を問わず必要な能力だといえます。
また、郵便局だからこそ貢献できる社会課題になぞらえた商品を生み出すことも、今後必要となってくるでしょう。課題解決力はそういった場面でも活かせます。
問題解決力はどの職種にも必要ですが、アピールの仕方が難しい人も多いでしょう。以下の記事では、問題解決能力のアピール方法や身に付け方を解説しています。ぜひ参考にしてください。
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④顧客の満足度や信頼関係を構築するための傾聴力がある人
郵便局では、顧客のニーズを汲み取ることが重要だと先述しましたが、ニーズを汲み取るには、傾聴力が必要です。
傾聴力は、「相手が本当に伝えたいことを引き出す力」とも言い換えられます。つまり、傾聴力を身に付けるためには、顧客に「この人に話を聞いてもらいたい」と思ってもらうことが大切です。
そのためには、話を聞くときの柔らかい表情であったり、相手の目を見ながら話を聞くことが大事です。
さらに、タイミングの良いあいづちや、相手の話の腰を折ることなく質問することで、相手も心地の良い空間を過ごすことができ、本音で話したくなるでしょう。
このように、顧客から本当のニーズを引き出すためにも、傾聴力は重要なスキルです。
⑤誰でも理解できるような説明力のある人
説明力がある人とは、言い換えると「相手の負担にならない話し方」ができる人です。郵便局では、保険や金融商品を取り扱っているため、顧客へサービスの提案をおこなう必要があります。
郵便局には、若者からお年寄りまでさまざまな年齢層の人が訪れます。そのため、複雑なサービスや商品を専門用語を多用せずに、誰でも理解できる言葉で説明しなければなりません。
説明力を上げるためには「相手の立場を考えること」が重要です。たとえば、相手がどのくらい理解しているのか、どの部分が理解できていないのかを把握し、言葉を選びながら説明する必要があります。
それでも、理解が難しい場合は簡単な例え話に置き換えるなど、イメージしやすいように工夫することで、伝わりやすくなります。
⑥業務をスケジュール通りにこなせる自己管理能力がある人
郵便局では、業務をスケジュールどおりにこなせる自己管理能力がある人が求められます。
郵便局では、郵便物や荷物の受け取り、保険などの幅広い業務を決められた営業時間内で終わらせる必要があります。
年末やお歳暮の時期などは繁忙期になりやすく、業務を正確かつ効率的にこなさなければなりません。また、郵便配達では1日の業務の中で配達業務に充てられる時間が限られているため、毎日時間内に配達できるよう時間を適切に管理することが重要です。
自己管理能力が高い人は、物事に優先順位を付け、効率的に業務をこなし目標を達成します。結果として、郵便局全体の生産性向上にもつながり、大きく貢献できるでしょう。
⑦環境の変化にも適応できる柔軟な対応力がある人
郵便局では、高齢化社会や過疎化による人手不足からDXを推進しており、業務内容が新しく変革しています。
そのため、今後はこれらの新しい技術やシステムの導入に柔軟に対応し、適応できる人が求められます。新しいシステムが導入されると、業務内容自体も大きく変化するため、新しい業務を覚える必要があるからです。
また、総合職や地域基幹職は異動や転勤もあるため、労働環境も変わります。環境が変わると仕事内容や人間関係もガラリと変わるため、体や心にも大きな負担がかかるでしょう。
このように、郵便局では組織の体制や業務内容が大きく変わっても、柔軟に対応できる能力が必要です。
アドバイザーコメント
高尾 有沙
プロフィールを見る顧客だけでなく郵便局全体に貢献するには課題解決力が重要
郵便局員となると、几帳面さや自己管理能力などが注目されがちですが、実際に活躍するうえで最も重要な素養は「顧客のニーズを汲み取りその課題を解決する力があること」だと思います。
郵便局は全国に広がるネットワークを持ち、地域社会に密着したサービスを提供しています。つまり地域ごとに異なる顧客のニーズを的確にとらえ、それに応じたサービスや商品を提案する能力が必要不可欠なのです。
特に郵便局では金融商品や保険の取り扱いも多く、顧客の人生に直接影響を与える場面が少なくありません。こうした場面で、顧客が本当に求めているものを理解し、適切な提案ができると、顧客満足度だけでなく、郵便局全体の信頼性を高めることにもつながります。
郵便局ではその時々のニーズを汲み取って対処する力が求められる
また、近年ではデジタル化や地域過疎化に対応するために、新しいサービスやシステムの導入が進んでいます。そのため、時代の変化に迅速に対応し、顧客に最適なソリューションを提供する力も重要です。
課題解決力を持つ社員は、変化する環境にも柔軟に対応し、新しいサービスの導入や既存サービスの改善に貢献できます。
さらに、郵便局員が課題解決力を養っていると、顧客のニーズが満たされるだけでなく、組織全体の効率化や業務の改善にも貢献できます。郵便局は業務が多岐にわたるので、課題解決力と自己管理能力と組み合わせることで、限られた時間内で最大の成果を上げることができるでしょう。
これらのことから、顧客のニーズを理解し、それに応じた解決策を提供する力は、郵便局員として最も求められる素養だといえます。この力を有効に使うと地域社会への貢献度が高くなり、郵便局全体の発展に寄与できます。
転勤の有無について気になる人はこちらのQ&Aも併せて参考にしてみてください。キャリアコンサルタントが転勤のない仕事を解説しています。
郵便局の志望動機を考える前の3つの準備
郵便局の志望動機を考える前の3つの準備
- 自己分析で求められる人材とマッチする強みを見つける
- 他業界と比較して郵便局を志望する理由を考える
- 郵便局で成し遂げたいことを列挙する
学生の中には、なかなか志望動機がうまく書けない人が多くいます。志望動機を書く手が止まってしまう人は、書く前の準備が不十分であることに留意しましょう。
準備をおこなっていない状態で書いても、志望動機が浅薄な内容になってしまい、面接官にも響きません。
しかし、念入りに準備をおこなえば、志望動機に関して深掘りされた質問にも、一貫した回答ができますよ。
郵便局では、各業種ごとに会社の説明会や座談会などが実施されています。
企業に関して情報収集する際には、郵便局のHPにあるイベントスケジュール からセミナーへ参加してみてくださいね。
ここでは、志望動機を考える前の3つの準備について詳しく解説します。周りと差をつけた志望動機にするためにも、事前準備をしっかりおこないましょう。
①自己分析で求められる人材とマッチする強みを見つける
志望動機では、郵便局が求める人物像と自分の強みがマッチしていることをアピールすることが大切です。
効果的にアピールするためには、まず郵便局が求める人材を把握し、自分の強みをどのように活かせるのか考えましょう。
学生にとっても、仕事を通して自分の強みが評価されることでモチベーションが高くなり、やりがいを持って仕事に取り組むことができます。
郵便局のでは、動画や資料などで企業情報やどのような人物を求めているのか詳しく解説してあり、入社後に活躍できるようなヒントがたくさん書いてあります。
志望動機で面接官の心をグッとつかむためにも、自己分析で強みを理解し、企業から求められる人材にどのように当てはまるのか、明確にしましょう。
- 郵便局の求める人材と自分の強みがあまりマッチしていない場合は、向いていないのでしょうか……?
自分の強みが郵便局でどう活かせるかを考えよう
郵便局は、どのような目的のためにそういう人材を求めているのでしょうか。まずそこから考えてみてください。
郵便局は、ただ理想の人材を集めたいわけではありません。そのような人材を集めて何をしたいのかを理解すると、自分の強みの活かし方が見えてくるでしょう。なお、郵便局の目的を理解していることを採用担当者や面接官にきちんと伝えられるかも重要です。
自分の強みがあるなら、それを活かして郵便局の真の目的に貢献できる人材か考えてみてください。答えがイエスなら、それ自体が志望動機になるうえに、自分が郵便局に必要な人材だと言えるでしょう。
また、郵便局が求める人材像以外にも、郵便局の将来を担える人材像はあるかもしれません。それが自分だと思えるなら胸を張って応募すれば良いのです。
②他業界と比較して郵便局を志望する理由を考える
面接でよく聞かれる質問の一つに「なぜ当社なのか」と質問される可能性があります。郵便局を志望したのかうまく答えられなければ、「他業界でも良いのでは」と思われてしまいます。
志望動機を考えるうえで、物流業界の研究をおこなうのはもちろん、他業界の研究をおこなうことでより業界に対して理解が深まります。
たとえば、金融業界や、地域住民の生活に密着したコンビニエンスストアなどの小売業界など、地域に密着している点で共通している業界を調べると良いでしょう。
違う業界に目を向けてみると、郵便局でしか成し得ない業務や、郵便局との共通点を見つけることができ、より郵便局への理解が深まります。
③郵便局で成し遂げたいことを列挙する
志望動機で入社後に成し遂げたいことを述べることで、長期的な視野を持っていることが伝わり、企業への貢献欲をアピールできます。
成し遂げたいことを明確化するためには、郵便局のHPなどでどのような取り組みがおこなわれているのか、把握しておきましょう。
また、HP内にあるJP CASTでは、郵便局での取り組みが最新情報で更新されます。郵便局の魅力やサービスの情報などが掲載されているため、より成し遂げたい内容などが具体的にイメージできるでしょう。
また、自分が仕事に対してどのように向き合っていきたいのかより明確になるため、入社後のミスマッチも防ぐことができます。
志望動機で「郵便局で成し遂げたいこと」を伝えると、自分が企業ビジョンに共感し、具体的な行動計画を持っていることをアピールできます。それは企業に対する長期的な貢献意欲を示すことにもつながります。
また、具体的な将来像をきっかけに面接官との対話が深まれば、入社後のミスマッチを防げるので、入社先で長期的に活躍できる可能性も高まります。さらに、成し遂げたいことが明確だと、キャリアプランの構築や自己成長にも役立ちます。
郵便局の志望動機を考える4つのステップ
郵便局の志望動機を考える4つのステップ
- 郵便局でなければいけない理由
- 郵便局に感じる魅力や共感できる点
- 郵便局に関連する具体的なエピソード
- 郵便局に就職した後に貢献できる点
志望動機を考える際に「どのように書けば相手にうまく伝わるのだろうか」と悩んでいませんか。
志望動機をより効果的に伝えるためには、わかりやすく伝える構成に沿って書くことが大切です。構成にしたがって書くことで、無駄がないわかりやすい文章に仕上げることができますよ。
ここからは、志望動機を書くうえでの構成方法を解説します。各フェーズごとに自分の伝えたいことを書き出しながら、一緒に構成の流れを確認しましょう。
ステップ①郵便局でなければいけない理由
まずは、郵便局でなければいけない理由、つまり志望理由となる結論を最初に伝えましょう。
「志望動機は何ですか?」と聞く面接官は、志望した理由を聞きたいと考えています。最初に志望理由となるエピソードを話してしまうと、話の内容が頭に入ってこず、「結局何が言いたかったのだろう」と疑問を抱かれてしまいます。
最初に、郵便局でなければいけない理由を含めた志望理由を持ってくると、面接官が理解しやすいでしょう。
たとえば、「郵便局の幅広いネットワークを通じて、過疎地域での高齢者サービスをもっと発展させたいと考えたからです」など。
このように、全国のネットワークを通して事業展開をおこなっている点は郵便局の最大の特徴であるため、郵便局でなければならない理由の一つです。
結論の後に、どんなきっかけで高齢者サービスを発展させたいと思ったのか、エピソードや理由を述べることを心掛けましょう。
志望動機の冒頭に「郵便局でなければならない理由」を持ってくるべきなのは、それこそが志望度の証明になるからです。
自分が郵便局の採用担当者だとして、特に郵便局でなくても良いことを言われたらどう思うでしょう。「ではなぜうちに来たのですか」とたずねたくなりますよね。それは最早志望動機とはいえません。
志望動機の書き出しは、面接官に興味を持ってもらえる重要なポイントです。以下の記事では、高評価をもらえるコツや注意点を解説しています。併せて参考にしましょう。
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ステップ②郵便局に感じる魅力や共感できる点
次に、郵便局に感じる魅力や共感できる点を具体的に伝えましょう。魅力や共感する点を伝えることで、郵便局について深く理解していることをアピールできます。
たとえば「地域に根ざしたサービスを提供できる点に魅力を感じています。」など、郵便局ならではの特性に着目して考えましょう。
しかし、魅力や共感できることは別の言葉に言い換えることで、もっと視野を広げて述べることができます。
「魅力や共感できる点」の言い換え例
- 挑戦できる
- 貢献したい
- やりがいを感じた
- 実現できる
- 惹かれた
これらの魅力に共感できるからこそ、就職した後に貢献できることを伝えられます。自分が本当に感じた内容に合わせて言い換えながら、志望動機を作成しましょう。
ステップ③郵便局に関連する具体的なエピソード
最初に郵便局を志望した理由を述べると、面接官は理由に至った経緯が気になります。郵便局への魅力や共感できる点を述べた後に、エピソードを交えることでより信頼性が高まり説得力のある志望動機になります。
たとえば、ステップ①で述べた「郵便局の幅広いネットワークを通じて、過疎地域での高齢者サービスをもっと発展させたいと考えたから」の志望理由に対してのエピソードは以下のように考えます。
根拠となるエピソードの例
「私は学生時代に毎日祖父の介護をする母親を間近で見てきました。母は仕事もしていたので、四六時中祖父を見守ることができず、常に祖父の心配をしていました。そんなときに、郵便局の見守りサービスの存在を知り、郵便局のスタッフの方に見守りを依頼することで、父の状況が仕事をしながらでも把握できるため、母の不安が軽減されました。
見守りサービスは、母のように家族を心配する人の救いになるのではないかと思い、もっと世の中の人に知ってもらいたい思いから、志望いたしました」
このように、これまで経験してきたことからエピソードを伝えられると、ほかの学生との差別化になり、印象にも残りやすいです。
志望動機に具体性がないと、信憑性に欠けるととらえられる可能性が高いです。面接官は一日に何人もの応募者と面接をしているので、耳障りの良い言葉だけでは、記憶に残らないかもしれません。
「あのエピソードの学生」と覚えてもらえることは、選考通過においてとても重要です。
ステップ④郵便局に就職した後に貢献できる点
最後に郵便局に入社した後に貢献や活躍できることをアピールしましょう。そうすることで、郵便局が自分を採用するメリットを効率よく伝えることができます。
郵便局のを参考にしながら、郵便局がどのような取り組みをおこなっているのか把握し、その中で自分が「サービスを開発したい」「信頼される郵便局員になりたい」など想像すると、貢献できることを考えやすいでしょう。
面接官に入社後のイメージを明確に伝えられると「目標を持って働ける人」と高評価を得られます。
ちなみに、ステップ②やステップ③の内容は、多少アピールしたいポイントによって前後しても構いません。しかし、最初の「志望した理由」と「貢献したいこと」は固定した状態で組み立ててくださいね。
- 郵便局に貢献できる点を考えてもありきたりな内容しか出てきません。周りと差をつけるためにはどのように考えたら良いでしょうか?
郵便局の課題に切り込んで自分ならではの提案をしよう
郵便局に貢献できる点がありきたりに感じる場合、まず郵便局のやニュースリリース、業界動向などから、郵便局が直面する課題や取り組みへの理解を深めましょう。
これにより、単なる表面的な理解ではなく、実際の課題解決に向けた提案を考えることができます。
さらに、他業界での成功事例を学んで新しい視点を獲得すると、提案に独自性が増すので、ほかの学生との差別化が可能です。
こういった準備を万全にしたうえで、志望する根拠となる実体験や入社後のビジョンなどを考えていくと、説得力のある志望動機が作れるでしょう。
入社後の展望は、就職後の活躍するイメージを持たせる重要なポイントです。なかなか思い浮かばない人は、テンプレを参考にしながら作成しましょう。
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郵便局の志望動機のOK例文7選
郵便局の志望動機のOK例文7選
ここからは、ESや面接で使える郵便局の志望動機について、例文を用いて解説します。自分の強みが、郵便局員としてどのように活かせるのかを考えながら作成しましょう。
3職種ごとに例文を紹介します。例文を参考にして志望動機の書き方を学び、本当に自分には郵便局員としての適正があるのかを振り返る機会にしてくださいね。
郵便配達員例文①コミュニケーション能力
郵便配達員の志望動機の例文①
私が御社の郵便配達員を志望する理由は、配達業務を通じて多くの方々と接する機会があり、強みであるコミュニケーション能力を活かせると思ったからです。
御社は、地域に密着したサービスを提供しているため、地域の方々の生活を支えることができることに魅力を感じています。
私は、学生時代に3年間居酒屋でアルバイトを経験しました。居酒屋での接客業務を通じて、顧客との信頼関係を築くことにやりがいを感じてきました。特に、クレーム対応の際には、顧客の立場に立って誠意を持って対応をすることで、リピーターを増やすことができました。さらに、常連客の方に「◯◯さんに会いにきたよ」と言ってもらえるのが嬉しかったです。
就職後は、私のコミュニケーション能力を活かし、郵便局の一員として地域社会に貢献し、地域の方々に信頼される存在を目指して精進していきたいと思っています。
居酒屋のエピソードから対人関係構築力が伝わります。常連客の言葉などが具体的に書かれていて良いですね。
一方で「コミュニケーション力」と一括りにしているのがもったいないです。それこそ「関係構築力」などと具体的に書いても良かったのではないでしょうか。
また、地域にもよりますが、対人スキルを活かす場面は窓口業務のほうが多いかもしれません。
郵便配達員例文②自己管理能力
郵便配達員の志望動機の例文②
私が御社の郵便配達員を志望する理由は、私の自己管理能力を活かして、地域社会に貢献できるような郵便配達員になりたいと思ったからです。配達を通じて人々の生活に必要不可欠なサービスを提供できることに魅力を感じています。
大学時代、私は学業とアルバイトを両立させるために、時間管理や課題の優先順位付けに尽力してきました。特に、期日厳守の課題や試験勉強を計画的に進めることで、テストの成績を上げることができました。
郵便局の配達業務は、顧客の大事な荷物や郵便を悪天候や交通状況にかかわらず時間通りに確実に郵便物を届けることが求められます。そこで私の強みとなる自己管理能力が役立つのではないかと感じています。
入社後は、自己管理能力をさらに鍛えながら、効率的かつ正確な配達業務を通じて、住民の皆様に安心と信頼を提供できるように、貢献したいと考えています。
例文の良いポイントは、具体的なエピソードを通じてコミュニケーション能力や自己管理能力をアピールしている点です。郵便局の特徴やサービスに触れつつ、「地域社会にどのように貢献したいのか」まで伝えられると、さらに説得力が出るでしょう。
また、例文の最後に入社後のキャリアビジョンや長期的な目標を明確に示すことで、志望動機に深みと真剣さが加わります。
郵便配達員例文③傾聴力
郵便配達員の志望動機の例文③
私が御社の郵便配達員を志望する理由は、私の傾聴力を活かして、地域の方々との信頼関係を築きながら、質の高いサービスを提供したいという思いからです。郵便物を通じて地域の人々の生活を支えることができ、直接的な貢献を実感できるのが大きな魅力だと感じています。
私は大学時代、高齢者施設を訪れるボランティア活動に参加しました。ボランティアを通じて高齢者の方々とお話をする機会がたくさんありました。高齢者の方のお話を、質問をしながら話を広を広げていくことで「今日は話聞いてくれてありがとう」と言っていただきました。
この経験から、相手の話をじっくりと聞き、良好な関係を構築することの重要性を学びました。入社後は、私の傾聴力を活かし、地域の皆様の声に耳を傾けることで、郵便局のサービス向上や新たな取り組みの提案にもつなげていきたいと考えています。
傾聴力を証明できるエピソードですね。しかし、郵便物を通して地域を支えることが魅力ならば、縁の下の力持ちや土台を支えることにやりがいを感じるようなエピソードも良いかも知れません。
この志望動機から伝わる傾聴力、引き出し力、人間関係構築力は保険業務などのほうが活かせそうです。
窓口受付例文④几帳面
窓口受付の志望動機の例文④
私が御社の窓口受付を志望した理由は、私の几帳面さを活かして地域の方々に信頼されるサービスを提供したいと考えたからです。
私は、大学時代にアルバイトでコンビニの在庫管理を任され、商品の在庫切れなどがあれば、商品の発注をおこなっていました。ミスができない業務をおこなっていたため、常に確認を何度もおこないながら、最新の注意を払い業務に携わっていました。
おかげでミスはほとんどなく、店長からも「◯◯さんにしか任せられない」など高評価をいただきました。この経験を通して、几帳面に作業をおこなうことで結果的に信用につながることを強く実感しました。
御社に入社後は、私の几帳面さを活かして、顧客に安心して利用してもらえるように、仕事を丁寧にこなしていきたいと思います。
アルバイトで評価された点を具体的に述べているのは好印象です。
ただ、窓口受付の業務は几帳面さだけでなく、接客能力や説明力といった能力も必要になるので、今後新しい能力を身に付けて顧客対応に活かしていく意欲がある旨を付け加えると、さらに良くなります。
窓口受付例文⑤伝える力
窓口受付の志望動機の例文⑤
私が御社の窓口受付を志望した理由は、強みである伝える力を活かして顧客のニーズに応じたサービスを利用してもらいたいからです。
学生時代に、大学の授業で特定のテーマについて研究し、プレゼンテーションをおこなう課題に取り組みました。研究のテーマが少し複雑であったため、情報の理解や要点をまとめることにチーム全員で難渋しました。
そこで私は、複雑な情報をわかりやすく示すために、グラフや表を用いてポイントをまとめました。また、プレゼンテーションをおこなう際には、専門用語を避けながら、誰にでも理解できるように端的に伝えることを意識しました。
その結果、私たちのグループは「どのチームよりも説明がわかりやすかった」と教授より評価をいただくことができました。
私の強みである説明力を活かし、郵便局を利用される地域の方々に対して、誰でもわかりやすい説明をおこない、信頼される従業員を目指します。
この例文の良い点は、「伝える力」を具体的なエピソードや外部からの評価で裏付けているところです。改善するには、郵便局の窓口業務で具体的にどのように「伝える力」を活かせるかをさらに掘り下げることがおすすめです。
たとえば、高齢者や外国人への対応といった具体的なシチュエーションを例示しつつ「地域社会の多様なニーズに応えたい」などと書くことで、志望動機の具体性と説得力が増します。
また、自己PRだけでなく、郵便局の業務に対する理解や共感を示すと、熱意の高さが伝わりやすくなります。
総合職例文⑥課題解決力
総合職の志望動機の例文⑥
私が御社の総合職を志望した理由は、強みである課題解決能力を活かして新しいサービスの開発や導入に貢献できると思ったからです。
学生時代に、ゼミの活動で地域参画のイベントに携わりました。地域の特産物を売るためのマルシェを開設しましたが、イベント開始後に、予想以上に顧客の滞在時間が短いことがわかりました。
そこでメンバーと話し合い、顧客により特産物について知ってもらうために、子どもから大人まで楽しめる体験型のブースの企画を導入しました。結果として、体験を通じて地域の特産物への理解を深めてもらい、お土産の購入にもつなげることができました。
このような経験を通して、御社に入社後は、私の課題解決力を活かし、地域のサービス向上のために業務の改善や商品の開発に貢献していきます。
具体的なエピソードを入れている点は伝わりやすいですね。郵便局でしかできない「新サービス開発導入」にフォーカスしてみるとさらに良くなると思います。地域貢献だけでは、公務員やほかのインフラとの差別化が難しいです。
総合職例文⑦柔軟な対応力
総合職の志望動機の例文⑤
私が御社の総合職を志望した理由は、私の柔軟な対応力で地域に根ざしたサービスを向上させたいと思ったからです。
私は、学生時代にバスケットボール部のキャプテンを任されていました。県予選に出場した際に、メンバーの1人が怪我をして出場できなくなり、メンバーを交代し、再度ポジションを組み直しました。その際に、新しいポジションに変わったメンバーが不安を抱かないよう、積極的な声かけと新しいポジションでの役割を指導しました。
結果は、より指揮力が高まったことで2位という最高順位の結果を収めることができました。メンバーのみんなに「キャプテンが◯◯でよかった」と言ってもらえたことは忘れられません。部活動での経験を通して、急なアクシデントにも対応できる柔軟な対応力が身に付きました。
就職後は、私の柔軟な対応力を活かし、新しい技術やサービスなどの常に変化する環境に柔軟に対応しながら、地域の特性に合わせた対応をおこなっていきます。
具体的な成果につながったエピソードを例に挙げている点が良いですね。
ただ、地域に根差したサービスを向上させたいという思いが主軸にあるならば、地域をどのように支えていきたいのか、もう少し具体性があっても良いと思います。
あなたは大丈夫? 郵便局の志望動機のNG例文3選
あなたは大丈夫? 郵便局の志望動機のNG例文3選
- 郵便局の待遇を最優先にしている
- 地元への思いに限定してアピールしている
- どの業界でも言えるような志望動機になっている
ここからは、NG例文を3つ紹介します。郵便局の志望動機では、待遇面や地域に限定した文章を考えがちになってしまいます。
やりがちなミスをしないためにも、NG例文をとおしてマイナス評価を未然に防ぎましょう。
ここからは、よくあるNGを3つ解説します。選考までに必ず確認してくださいね。
NG例文①郵便局の待遇を最優先にしている
NG例文①郵便局の待遇を最優先にしている
私が御社を志望する理由は、福利厚生が充実しており、働きやすい環境であることに魅力を感じたからです。
以前から、荷物を送る際には自宅近くの郵便局を利用しています。雰囲気や接客も素晴らしく、いつも気持ちよく挨拶してくださるので、とても魅力を感じています。
郵便局の説明会を受けた際に、研修制度も充実していると聞きました。大学時代はアルバイトリーダーを任され、スタッフへの指示出しや業務が効率的に進むように支援してきたので、責任感は強いです。
私の今までの経験を活かし、郵便局での幅広い業務に挑戦していきたいと思います。
- 待遇面が理由で郵便局を志望したので、それ以外の理由が出てきません。どのようにして考えれば良いでしょうか?
自分が大切にしたい価値観をもう一度考え直そう
就職先を選ぶ際は別ですが、選考の段階であえて待遇に言及するメリットはあまりないかと思います。ずっと同じ待遇を受けられるとは限らないからです。
選考で待遇のことばかりを気にしていると、「待遇が変わったら辞めてしまうのではないか」と受け取られかねません。それはもったいないですよね。
自分自身がこれまでやってきたことの中で、楽しいと思えたことや途中で投げ出さずに続けられたことなどを振り返ると、待遇以外の、自分が大事にしたい価値観が見えてくると思います。大きな成功体験などである必要はないので、学内のキャリアアドバイザーなどと一緒に考えていくのもおすすめです。
最近では、ワークライフバランスなどを気にする学生が少なくないことを企業も理解しているので、福利厚生の説明に時間を割く場合もあるでしょう。しかし、企業としてもそこを志望動機にしてもらいたいわけではありません。
NG例文②地元への思いに限定してアピールしている
NG例文②地元への思いに限定してアピールしている
私が御社を志望した理由は、私の生まれ育ったこの町で地域の人々に貢献したいと考えたからです。
私たちの街で、郵便局は地域のコミュニティを支える欠かせない存在になっています。特に高齢者や子そもたちに対し、安心してサービスを利用してもらえるように、温かい場所作りをおこなっていけたらと思っています。
御社に入社後は、郵便局の業務を通じて、地域の人々に貢献していけるように、持ち前の明るさや積極性を活かして接客をおこなっていきます。
地元への思いに限定した志望動機は、企業のビジョンや目標への共感や貢献意欲が伝わりにくく、説得力が低いです。ほかの応募者と差別化が難しく、印象に残りにくいというデメリットもあります。
異動の可能性がある場合、地元愛は志望動機としての納得性がさらに下がります。よって郵便局の志望動機では、地元愛だけでなく、企業のビジョンや目標への共感、企業への具体的な貢献意欲と貢献のためのスキルなどを示すことが重要です。
NG例文③どの業界でも言えるような志望動機になっている
NG例文③どの業界でも言えるような志望動機になっている
私が御社を志望した理由は、顧客と近い距離でコミュニケーションをとりながら仕事ができるからです。
私は、学生時代に喫茶店でアルバイトを経験したため、お客様とコミュニケーションをとることが得意です。会計でお待たせする際も、積極的に感想をうかがったりしながら、お客様との対話を大事にしてきました。
御社は、窓口業務などで顧客との対話する機会も多いため、私のコミュニケーション能力が活かせるのではないかと考えます。
御社に入社後は、顧客と積極的にコミュニケーションをとりながら、気持ちよく利用していただけるように工夫したいと考えています。
郵便局の窓口業務にはどのような機能があり、それがどのような社会的価値を提供していて、顧客とコミュニケーションをとることでその価値がどう向上するのかを、まずはしっかりと理解しましょう。
そのうえで、自分がその機能にどう貢献できるのかを突き詰めると、郵便局ならではの志望動機が作成できます。
ここまで志望動機の書き方を例文付きで紹介しましたが、それでも書けない場合は、以下の記事を参考にして書いてくださいね。
志望動機の書き方
「志望動機が書けない」から確実に卒業する3ステップ|例文付き
面接で志望動機を話す場合の最適な長さ
面接の志望動機の最適な長さは? 時間別の例文付きで解説
郵便局の志望動機は入社後に成し遂げたいことを伝えて合格につなげよう
郵便局の志望動機が「地域社会に貢献したい」だけでは周りと差別化ができないため、大きな印象を与えることは難しいでしょう。
もちろん、地域社会に貢献したい思いは大切ですが、そのうえで、入社後に何を成し遂げたいかを明確に伝えることが大切です。
成し遂げたいことを明確にするためにも、郵便局にはどのような課題があるのかを知り、課題に対して取り組んでいることをしっかり理解しておきましょう。
そのうえで、自分がどのような活動に貢献できるのか詳しくアピールできると、周りと差がつく志望動機ができますよ。
郵便局のHPには、最新の情報が更新されています。何度も目を通して、参考にしてくださいね。
アドバイザーコメント
塚本 智美
プロフィールを見る郵便局を取り巻く環境を理解して質の高い志望動機を作ろう
郵便局が提供しているサービスは多岐にわたります。それらを統括していくためには、自部門だけではなく、他部門との調整力も必要になります。
加えて、現代社会はデジタル化に伴う時代の変化に直面しています。
その変化に対応するためには、郵便・物流事業以外の分野に手を広げることも一つの手段です。実際、地域への密着度の高さを活かして「郵便局のみまもりサービス」という新規事業がすでに展開されています。
つまり、郵便局が今後も市場に生き残るためには、今までにない視点で課題解決を図る力や創造力を養う必要があるということです。
よって郵便局を志望する学生は、民間宅配業者との業務提携や法改正などの時事ニュースも常にアンテナを張って、「自分なら何をしたいか」「何ができるか」を考えていかなくてはなりません。
民営化前の安定的なイメージを抱く人もいるかもしれませんが、現在郵便局職員が求められる働きは、民間企業と同じです。
「地域密着型の仕事がしたい」というだけでは、公務員をはじめとするほかの仕事でも実現できてしまいます。熱意を伝えるには、郵便局だからこそできることを考えるのが重要です。
郵便局で働く将来を想像して自分がどう貢献できるか考えよう
郵便局の志望動機を書くならば、まずは郵便局が社会にどのように貢献しているのか、影響を与えているのかを考えてみることから始めてみてください。その一翼を担うことをイメージすると、自分に何ができそうかが見えてくるのではないでしょうか。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士
Tomomi Tsukamoto〇航空会社CAとして育成担当を経験。その後複数大学でキャリアセンター相談員を務め、就活サイトの講師も担当。採用代行や新入社員研修講師、転職支援など幅広い就活領域で活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Rie Kuwata〇2018年にキャリアコンサルタントとして独立。企業対象の研修講師や各学校でのキャリアカウンセラーを経てハローワーク就職支援ナビゲーターを務め、年間約3,000名の相談を受けている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
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