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短期インターンシップは意味ないって本当ですか?
就職活動を控えている大学生ですが、短期インターンに参加するかどうか迷っています。
ネット上では「短期インターンは選考にほとんど影響がないから意味がない」という意見も見かけるのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
短期インターンに参加する場合、どのような目的意識を持つと良いのか、またその経験をを就職活動にどう活かせば良いのか、具体的なアドバイスをお願いします。
経験者の方で、短期インターンが無意味だと感じた方、あるいは参加して良かったと感じた方の意見も聞いてみたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
選考直結ではない! 業界のリアルを知る機会として活用しよう
短期インターンを「選考直結のチケット」と考えるのは、やや的外れです。
確かに、一部の企業では短期インターンが選考の一部として扱われる場合もありますが、一般的には短期インターンだけで「この学生が即戦力だ」と判断されるケースは少数派でしょう。
だからこそ目的意識を持って参加し、自分の得られる学びを最大化することが重要です。まずは、短期インターンに参加する目的を明確にすることから始めましょう。
企業側が用意するプログラムは多種多様ですが、大きくわけると業務体験型、ケーススタディ型、座学+グループワーク型の3つがあります。
たとえば、IT企業の1Dayインターンであれば実際のエンジニア業務を模した演習に挑戦でき、コンサルティングファームなら実際の企業課題をグループで議論・提案するケースが一般的です。
どのプログラムであっても、業界の仕事のリアル、求められるスキル、自分の強み・弱みを短期で知る絶好の機会であるととらえましょう。
次に、参加後の就活へどのように活かしていくかです。
エントリーシート(ES)や面接で短期インターンを語る際は、プログラム内容を説明するだけではなく、そこで自分が直面した壁とそれをどう乗り越えたか、得た気付きまでを掘り下げて語ることがポイントとなります。
たとえば、グループワークで意見がまとまらず時間が足りなかった経験があるなら、「情報収集と仮説構築のスピードを上げるために、データを扱うフレームワークを導入し、ほかメンバーに共有した」といった具体的な行動と成果を示すと、短期でも学びを実務に応用できる力をアピールできるでしょう。
ただ参加するだけはNG! 主体性のある動きを
実際に「意味があった」と感じる人は、短期インターンを企業の広告ではなく教材ととらえ、自分のキャリア仮説に照らして主体的に学びを抽出したケースが挙げられます。
一方、無意味と感じる人は、プログラムをただ消化的にこなし、自分の課題や志望動機へ落とし込めなかった場合がほとんどです。
短期インターンに参加する前に「何を学びたいのか」「どう活かすのか」を明確にし、終わった後は必ず振り返りノートを作成して自己分析の材料にしていきましょう。
短期インターンは、うまく活用すれば自分のやりたい仕事の可視化、業界理解の掘り下げ、面接時のオリジナル事例の獲得として大きな武器になります。
参加するだけでなく、能動的に学びを引き出し、次のアクションにつなげることが、何よりの意味ある経験にするコツとなるのです。
企業を知る目的なら意味はある! 正しい目的で参加しよう
「短期インターンは選考に影響がないから意味ない」という意見がありますが、その価値は参加する目的によって大きく変わります。
もし目的が「選考に直接つながること」だけであれば、確かに意味は薄いかもしれません。しかし、「その企業を深く知る」という目的であれば、非常に大きな意味を持ちます。
短期インターンで得られる最も貴重な情報は、仕事内容そのものよりも、その会社の「雰囲気」や「社風」、そして社員の人々の人柄といった、Webサイトだけでは決してわからない生の情報です。
これらを肌で感じることが、参加するうえでの重要な目的意識となります。
複数参加で比較検討! 選択肢を増やそう
そして、その経験を就職活動に活かすには、「比較材料を集める」という視点が有効です。
複数の企業のインターンに参加することで、それぞれの社風を比較し、自分に本当に合うのはどんな環境かを判断する基準ができます。
選択肢を増やし、より納得感のある企業選びをするために、短期インターンは十分に活用できるのです。
以下の記事では、短期インターンの内容や参加するメリットなどを解説しています。就活時に後悔しないためにも、短期インターンを理解して参加するかどうかを考えておきましょう。
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