インターンシップの自己紹介で必ず取り入れたい4ポイント|例文付き

インターンシップの自己紹介をシーンや実施方法別に解説|例文付きのサムネイル

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 遠藤 美穂子

    近代マネジメント所属 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16130197)/2級キャリアコンサルティング技能士(第12S17401156号)

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  • 沖 英子

    保有資格:キャリアコンサルタント(登録番号18011838) /大学キャリア・アドバイザー(登録番号22-020-005) / 初級産業カウンセラー(第S100324号)    

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  • 柴田 登子

    libero firm代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16034907)/2級キャリアコンサルティング技能士(第21S17401472号)/公認心理師(登録番号:55348)/トーストマスターズインターナショナル日本語スピーチコンテスト全国1位(2013、2019年) SNS:Facebook

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この記事のまとめ

  • インターンシップの自己紹介は周囲との会話のきっかけになる大切な役割がある
  • 印象に残りやすい自己紹介の例文を持ち時間別に紹介
  • 自己紹介のシーンや実施方法に合わせた好印象を残すコツを習得しよう

インターンシップの参加が決定すると「自己紹介では何を話せばいいのだろう」「どう準備すれば良いのかな」などと悩む人もいるのではないでしょうか。

インターンシップの種類には1日で完結するものや長期インターンシップ、オンラインでのインターンシップなどさまざまな種類がありますが、どの場合でも自己紹介を活用して自分のことを知ってもらうことが重要です。

この記事では、インターンシップの自己紹介で伝えたい基本項目やより良い印象を残すコツについて、キャリアアドバイザーの遠藤さん、沖さん、柴田さんのアドバイスを交えて解説します。インターンシップを控えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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インターンシップの自己紹介で好印象を残すには内容と話し方どちらも重要

自己紹介でしっかり自分のことを知ってもらうことで、ほかの学生や社員と円滑なコミュニケーションのきっかけになり、インターンシップの時間がより良いものになります。また、効果的な自己紹介をすることで人事担当に好印象を残し、その後の選考に良い影響を与える可能性もあるのです。

短い自己紹介の時間を有効活用するには、自分の基本情報やパーソナリティを伝えつつ、話す相手や実施方法に合わせたコツを意識しながら話すことが大切です。

この記事では、インターンシップの自己紹介で伝えるべき項目や印象が良くなる話し方のコツ、自己紹介の練習方法について紹介しています。インターンシップでおこなう自己紹介の役割も解説しているので、理解して目的を果たす自己紹介ができるよう準備しましょう。

持ち時間別の例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

こちらの記事では、面接の自己紹介のコツを紹介しています。インターンシップを経て選考に進むことになった際はぜひ事前に読んでおいてくださいね。
面接の自己紹介の作り方・伝え方|やってはいけないNG例も紹介

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

こんな人に「性格診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

インターンシップでおこなう自己紹介の役割

インターンシップでおこなう自己紹介の役割

  • 自己紹介を通じてインターンに参加した目的を明確にできる
  • 他の学生や社員とのコミュニケーションのきっかけになる
  • 人事担当へ印象を残すきっかけになる

自己紹介のコツを知る前に、まずはインターンにおける自己紹介の役割を理解しましょう。

普段の生活でも、自己紹介が第一印象を決める重要な役割を果たすことは理解していると思います。もちろんインターンの場でも同様です。加えて、インターンにおける自己紹介の役割を理解しておくと、自己紹介の重要さや押さえるべきポイントを心得て臨むことができます。

ここからは、インターンにおける自己紹介の役割を3つ紹介します。特にインターンに初めて参加するという人は、しっかり確認しましょう。

自己紹介を通じてインターンに参加した目的を明確にできる

自己紹介で参加理由や意気込みを話すことによって、インターンに参加した目的や達成したいことを明確にしてからインターンに臨むことができます

インターンはいつ何度でも参加できるわけではありません。なんとなくインターンに参加するのではなく「事業内容を徹底的に理解する」「2人以上の社員と話す」などの目的や目標を設定しましょう。それらを意識しながら参加することで、会社への理解が深まったり、自身の成長も促進できたりしてより就活に役立つインターンになりますよ。

自己紹介で意気込みを話すことによって「自分はこれを果たすのだ」と改めて自覚することができます。また、ほかの人に発信することで「言ったからには必ずやり遂げよう」という意識が働く効果も期待できるのです。

遠藤 美穂子

プロフィール

あなたがインターンの自己紹介で「今回これに挑戦したい」「こんなふうに頑張りたい」と意気込みを話すことで、初対面の社員やほかの学生にあなたの人柄や考えが伝わりやすくなります。

他の学生も気持ちや決意を話してくれたり場の空気が盛り上がったりして、チームとして気持ちがまとまる効果もありますよ。

他の学生や社員とのコミュニケーションのきっかけになる

特に1dayインターンや短期インターンの場合は、ほかの参加学生と一緒にグループワークなどに取り組むことがあります。「自分と共通点があるな」「〇〇について聞きたいな」と思ってもらうことで会話のきっかけになり、学生同士のコミュニケーションがとりやすくなりますよ

長期インターンでは、社員と協力して実際の業務を進めることもあるため、自分のことを印象付けることで「〇〇と言っていた▲▲さんだよね」と話しかけられやすくなります。

知り合って間もない人とグループワークや実際の業務を進めるうえで、お互いのことを知って意思疎通をしやすくすることは重要です。また、インターン先の社員と積極的にコミュニケーションをとることで業務上のわからないことも質問しやすくなるほか、会社の雰囲気や自身の就活エピソードなど、就活するうえで気になることを聞きやすくなります。

グループワークの自己紹介で意識すると良いポイントはありますか?

柴田 登子

プロフィール

他のメンバーの話を受けた発言ができると効果的

自己紹介となるとつい一生懸命話してしまいがちですが、グループワークであればほかの人も発言します。ほかの人の時間を奪ってしまわないように気を付けましょう。いつも以上に長くならないよう配慮し、簡潔・明瞭な話し方を心掛けてください。

また、グループワークならではの環境でコミュニケーション力を示すのも大切です。誰かがした発言を受けて「私も〇〇さんと同じくフットサルのサークルで幹事をしていました」などとほかのメンバーの話をしっかり聞いているとアピールできれば協調性やリーダーシップ、アドリブ力などを示せます。

人事担当へ印象を残すきっかけになる

自己紹介では、名前や所属などの基本的な情報だけでなく、趣味やインターンに参加したきっかけを話す機会があります。そこで人事担当に自分の印象を残せると、インターン中の自分の行動や言動に注目してもらえることが期待できます。明るい話し方を心掛けるだけでも、一目置かれる可能性があるのです。

自己紹介の場面で、無理して自分ではない自分を作りこむ必要はないと思うのですが、暗い印象だったり、自信がなさそうに見えてしまうと、企業側も「この人をぜひ仲間に迎えたい」とは思いにくくなってしまいます。十分に準備して臨みましょう。

人事担当に良い印象を持って覚えてもらうと、選考に参加した際に「インターンのときに頑張っていた学生だ」と捉えられ、その後の選考に有利に働く可能性もあります。特に、志望度が高い企業のインターンに参加するときは心掛けておきましょう。

採用担当に対して自己紹介をするときに意識すべきことは記事の後半でも紹介するので、ぜひチェックしてください。

あなたに適性がある職業を知って、インターンに活用しよう!

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

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インターンの志望先を決められない人
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押さえておきたい! インターンシップの自己紹介における必須4項目

インターンシップの自己紹介における必須4項目

  • 所属と氏名
  • 自分らしさが伝わる深掘りやすい話題
  • インターンシップに参加した理由や意気込み
  • 締めの言葉

インターンの自己紹介で話すべき項目は4つあります。与えられた時間に合わせ、これらの必須項目をなるべく簡潔に伝えることが大切です。

どのように自己紹介が進むと頭に入りやすいか、聞く相手の気持ちを想像しながら自己紹介を組み立てるようにしましょう。また、企業側から話す項目を指定された場合はそれに従ってくださいね。

①所属と氏名

所属と氏名の伝え方

  • 「おはようございます。〇〇大学〇〇学部の〇〇です」
  • 「本日からお世話になります。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します」

いきなりインターンの意気込みを話しても、聞いている側は困惑してしまいます。まずは一言で状況に合わせた挨拶をして、所属している学校名と氏名を伝えましょう。所属を伝えることで、似た名前の人や同じ名前の人がいても混乱を招きづらくなります。

同じ苗字の人が参加している可能性もあるため、フルネームを名乗るようにしてください。名前が少し読みづらい場合は、覚え方や普段の呼ばれ方を併せて伝えるのもおすすめです。

②自分らしさが伝わる深掘りやすい話題

次に、深掘ってもらいやすい自分らしい話題を一つ伝えます。1~2文程度で簡潔に伝えましょう。

たくさんの学生がインターンに参加すると、一人ひとりの印象はどうしても薄くなってしまいがちです。何か一つオリジナリティのある話題を話すと、人事担当や社員からも覚えてもらいやすくなります

またほかの学生とのグループワークに取り組む際は、メンバー同士が打ち解けるきっかけになるので効果的です。

自分らしさが伝わる話題と内容の例

  • 趣味:「趣味は銭湯に行くことです。おすすめの銭湯があったらぜひ教えてください」
  • 特技:「特技はサッカー部で鍛えたリフティングです」
  • 続けている習慣:「1年前から朝に必ず白湯を飲むようにしていて、もちろん今日も飲みました」
  • 今日会場に来るまでのエピソード:「歩くことが好きで、今日も〇〇駅で降りて3駅歩いて会場に来ました」
  • 最近熱中していること:「最近はよく釣りに出かけていて、先週末も千葉まで釣りに行っていました」

柴田 登子

プロフィール

エピソードを伝えるときに固有名詞を用いましょう。 アルバイトしていたお店の名称、旅行先の地名、話に登場する人物の名前などを固有名詞で伝えると、聞き手はエピソードの状況をより想起でき、また記憶にも残りやすくなります。

こちらの記事で自己紹介で趣味を伝える際の注意点を解説しているので、自己紹介で趣味の話題を盛り込もうと考えている人は要チェックです。
自己紹介で趣味を伝えるべき? 好印象を残す工夫を例文付きで解説

自己紹介で特技を話したいけれど思い浮かばないという人は、こちらの記事を参考に自分の特技が何か考えてみましょう。
特技がない……とっておきの見つけ方7選|一覧や回答例文15選付き

③インターンシップに参加した理由や意気込み

次に、インターンに参加した理由や意気込みを伝えてください。漠然と参加しているのではなく意思があって臨んでいることが採用担当に伝わると、熱意がある学生だと捉えられます

特に社員と協業するインターンの場合は、意気込みを表明することで、社員や人事担当がインターンの目的達成に協力してくれることが考えられます。「〇〇に興味があると言っていたよね」というように、自分が関心のある仕事を任せてもらえるかもしれません。

またほかの学生とのコミュニケーションにも良い影響を与えます。「自分と共通点がある」「〇〇について話を聞いてみたい」などと思われると、会話の種になるでしょう。

インターンの参加理由・意気込みの伝え方

  • 〇〇の事例がとても興味深く、本日は社員の皆さんに企画秘話などをお聞きできたらいいなと思っています。
  • 幼い頃から〇〇という商品が大好きです。インターンを通じてその商品開発を体験させていただけるということでとても楽しみにしています。

グループワークに取り組むと確定している場合は、「グループに貢献できるよう頑張ります」というように積極的に取り組む姿勢を示すと、良い印象が残り他の学生からも頼られやすくなります。

遠藤 美穂子

プロフィール

特にグループの中で何かの役割に就こうと手を挙げる学生は、積極的な印象を受けます。ただし、「評価されるため」ではなく、「チームの役に立ちたい」という意識を持っていてください。 手を挙げた人が複数いて、結果として役割に就けなかったとしても、ワークの中で貢献すれば大丈夫ですよ。

④締めの言葉

最後に、締めの言葉を述べましょう。企業側は、貴重な時間を使って事前に準備し、インターンの機会を設けてくれています。そのことへの感謝や「教えてもらったことを十分に吸収するつもりだ」という意思が伝わると理想的です。

「ご指導のほどよろしくお願いします」などと、丁寧な言葉で自己紹介を締めくくりましょう。立って話している場合は、話しきったあとにお辞儀をすると、より誠実な印象を持たれます

締めの言葉の例

  • 一生懸命頑張るので、よろしくお願いします。
  • 本日はご指導のほどよろしくお願いします。
  • 至らぬ点があると思いますが、よろしくお願いします。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

こんな人に「性格診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
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印象に残る! 会話のきっかけになりやすい自己紹介のおすすめ項目7選

会話のきっかけになりやすい自己紹介のおすすめ項目7選

  • 大学で学んでいること
  • アルバイトの話題
  • 部活動やサークルの話題
  • 出身地やそこにまつわるエピソード
  • 最近の楽しかったできごと
  • 好きな本や映画
  • 座右の銘

ここまで、インターンの自己紹介に盛り込むべき4つの基本項目を説明しました。

次に、ほかの参加学生や社員との会話のきっかけになりやすいおすすめの項目を7つ紹介します。その場の雰囲気や自己紹介の持ち時間に合わせてぜひ盛り込んでみてください。

①大学で学んでいること

大学で勉強していることは、所属を述べた流れで話しやすく、趣味などを話すのをためらうような緊張感のある雰囲気でも自分らしさを出せる話題です

専門的な用語ばかりだと、聞いている側が理解しづらくなってしまうため、その分野を学んでいなくてもわかるような表現を心掛けましょう。

大学で学んでいることを紹介する例文①

社会情報学科で、英語学習アプリなどIT技術を使った教育ツールの開発を学んでいます。

大学で学んでいることを紹介する例文②

マーケティングのゼミで、大学の認知度を上げるためのプロジェクトを進めています。オリジナルグッズを開発していて、いよいよ来月販売開始予定です。

②アルバイトの話題

アルバイトの話題は、特に学生同士で話しやすい話題の一つです。共通点が見つかることでコミュニケーションのきっかけになるでしょう。アルバイトを選んだ理由や得られた学びから働くことに関しての価値観を確かめることができるので、人事担当としても深掘りやすいトピックです

アルバイトについて紹介する例文①

1年生のころから塾でアルバイトを始めて4年目になります。大変なこともありますが、生徒たちが成長している姿を見るととてもやりがいを感じます。

アルバイトについて紹介する例文②

保護猫カフェでアルバイトをしていて、猫の里親を見つける活動にも携わっています。機会があればぜひ遊びに来てほしいです。

この記事では、自己PRでアルバイトの話題から人柄や活躍イメージを伝えるためのポイントを解説しています。自己紹介を深掘りされたときにも役に立ちますよ。アルバイトについて話したい人はぜひ参考にしてください。
例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解

③部活動やサークルの話題

部活動やサークルの話題は、長所のアピールにつながりやすい話題です。力を入れて取り組んでいる場合、ぜひ盛り込んでみてください。あくまでも自己紹介の場であることを念頭に置き、強みを押し出しすぎないようにしましょう。

部活動やサークルを紹介する例文①

テニス部に所属していて、今年の6月までは毎日練習を頑張っていました。その甲斐もあって、昨年は西日本大会で準優勝しました。

部活動やサークルを紹介する例文②

学園祭実行委員会に入っていて、主に渉外を担当しています。昨年は大学史上初めてタレントを招いてトークショーを開催することができました。

部活動の話題を話そうとしている人は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。記事で紹介しているポイントを押さえて話せば、部活動で得た学びや自分の強みもしっかりアピールできますよ。
部活の自己PRで高評価を得る必勝法|15例文を役職・部活別で紹介
例文10選|部活動で学んだことの回答で面接をリードするコツ

④出身地やそこにまつわるエピソード

出身地やその土地のエピソードは個性を出しやすい話題です。行ったことがない人でも想像しやすい名産や観光スポットを話題に挙げると会話のきっかけになりやすいですよ

もしその場で出身地が近い人が見つかれば、そのことに触れて「〇〇さんの出身地と近いです」「自分も〇〇さんと同じくよく大阪に行っていました」などと共通点を感じた部分に言及するのも良いでしょう。

出身地やそこにまつわるエピソードの例文①

出身は兵庫県の神戸市で、学校帰りにはよく中華街やハーバーランドに寄り道していました。

出身地やそこにまつわるエピソードの例文②

ハウステンボスで有名な、長崎県の佐世保市出身です。〇〇さんのご出身である福岡にもよく電車で遊びに行っていました。

出身地に少しでも興味を持ってもらえるといいですね。行ってみたい、食べてみたいなど、ポジティブな感情を持ってもらえれば大成功です。

また同郷や近隣の出身者がグループ内にいることがわかった場合は、話題を拾ってあげることも意識すると、良い関係が築けると思います。

⑤最近の楽しかったできごと

最近の楽しかったできごとは、人となりがわかりやすく、コミュニケーションのきっかけになりやすいトピックです。だらだらと話し続けないように気を付けながら、ほかの人が話しかけやすくなるような要素を取り入れてみましょう。

最近の楽しかったできごとの例文①

最近楽しかったことは、〇〇というグループのライブです。久しぶりに音楽を聞きながら声を出したり踊ったりしてとてもリフレッシュできました。

最近の楽しかったできごとの例文②

最近、静岡県に行く日帰りバスツアーに参加しました。いちご狩りをしたり遊覧船に乗ったりして、盛りだくさんですごく充実した一日を過ごせました。

⑥好きな本や映画

好きな本や映画は、考え方や価値観が伝わりやすい話題です。社員や人事担当とも共通点が見つかるかもしれません。なぜその作品が好きなのか、その作品から何を感じ、学んだのかを簡潔に伝えましょう

好きな本を紹介する例文①

好きな本は原研哉の「日本のデザイン」です。事例を交えながら日本の文化を活かしたデザインを解説していて、デザインへの関心が深まりました。

好きな本を紹介する例文②

「コクリコ坂から」が好きで何度も観ています。周囲の状況に流されず自分の価値観を持つことの大切さを教えてくれた映画です。

⑦座右の銘

座右の銘は、大切にしているモットーが伝わる話題です。仕事に取り組むときの考え方なども計り知ることができます。

特に座右の銘や好きな言葉がないという場合は、これを機にぜひ考えてみてください。ことわざや四字熟語、偉人の言葉を参考に調べると、自分の価値観に合うものがきっと見つかりますよ。

ただ、厚生労働省による公正な採用選考の基本において、採用において座右の銘のような思想信条にかかわることは積極的に聞くべきではないとされています。自分が話したいと思って自己紹介に盛り込むことは良いですが、ほかの学生から無理に引き出すことは避けてください

座右の銘の例

  • 七転び八起き:何度失敗しても、また起き上がってやり直せば良い。
  • 一期一会:すべてのことや人との出会いは、人生に一度きりだと思って大切にするべきである。
  • 初心忘るべからず:物事を始めたときの謙虚な気持ちや目標を忘れてはいけない。
  • 好きこそものの上手なれ:何事も楽しむ気持ちで取り組むことによって早く上達する。

こちらの記事では、3ステップで自分に合った座右の銘を見つける方法を紹介しています。おすすめの座右の銘を25種類紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
例34選付き|面接の「座右の銘」で確実に好印象を残す秘訣を解説

アドバイザーコメント

自己紹介の目的は事務連絡ではなく関心を持ってもらうこと

自己紹介は、大学・学部と名前を伝えるだけの事務連絡ではなく、「仲間としてよろしくお願いします」という気持ちで、自分について話すものです。そのため相手に好感を持ってもらえる、印象に残るような内容を伝えられるといいですね。

人間は自分と接点がある人や話には親しみを感じやすく、学生に共通点が多い「学業」「部活・サークル」「アルバイト」「出身地」といった項目で話を始めると、聞く側は「自分と同じかな? 違いは何かな?」と興味を持って聞くことができます。

具体性とイメージしやすさを意識しながら話そう

共通項目の中でも一人ひとりの違いが伝わるように「体育会の部活です」「アルバイトは飲食です」ではなく、「陸上部で長距離をやっています。スタミナに自信があります」「カフェでアルバイトをしています。豆の違いにも詳しくなりました」など具体的に伝えるとさらに良いですね。

また、「楽しかったこと」「好きなエンタメ」といったテーマは個性が出るもので、第一印象とのギャップがある、初めて聞くテーマ・タイトルだ、自分と同じ好みだったという場合など印象が強く残ります。珍しいものの場合は、イメージがつきやすいよう簡潔に説明してあげると良いですよ。

これができたら一目置かれる! 自己紹介に必ず取り入れたい4つのポイント

自己紹介に必ず取り入れたい4つのポイント

  1. 明るい表情、笑顔で話す
  2. 明るいトーンでテンポよく話す
  3. 所作に気を付ける
  4. 自分のアピールをしすぎないようにする

次に話し方や振る舞いの点で自己紹介に取り入れてほしいポイントを紹介します。話すべき内容に加えてこれらを押さえれば、活発で積極的な印象を残すことができ、ほかの学生や採用担当からも一目置かれるはずです。

4つのポイントを覚えて、ぜひ本番で実践してください。

①明るい表情、笑顔で話す

自己紹介にあまり慣れていないと、正しく話すことに精一杯になり、表情に気を配ることを忘れてしまいがちです。メラビアンの法則では、人が話し相手から得る情報の55%は視覚情報で、38%が聴覚、そして会話の内容は7%と言われています。

親しみやすい印象を残すために、自己紹介の内容だけでなく振る舞いにも注意を払いましょう

メラビアンの法則

メラビアンの法則

コミュニケーションを取る際に話し手が聞き手に与える影響は、情報が矛盾している場合、「視覚情報:55%」「聴覚情報:38%」「言語情報:7%」の割合で伝達されるという心理学上の法則。

自己紹介で心掛けるポイント

  • 口角を上げて明るい表情で話す
  • 相手の顔の高さに視線を合わせる

どうしても緊張してしまうというときは、なるべく口角を上げて話すようにするだけでも印象が変わりますよ。

また、相手の顔のどこか一部を見ながら話すと「自分に向かって話してくれている」と感じられやすくなります。長い間目を見ながら話すと相手が圧迫感を覚える場合もあるため、無理に相手の目を見ようとしなくても大丈夫です。

②明るいトーンでテンポよく話す

表情に加え、声のトーンやテンポも意識してみてください。

真剣に話そうとするとどうしても声のトーンは元気な印象から遠ざかってしまいます。親しい人と会話するときをイメージして話すと、明るい声色になりやすくおすすめですよ

また、自己紹介に時間制限があると早口になる人も多いです。早口で話すと声も小さくなりやすく、ぼそぼそと話しているように聞こえて内容を理解しづらくなります。内容をなるべく簡潔にまとめて、持ち時間内に収めるようにしましょう。

採用・人事担当として、第一印象で好印象を持つ学生の振る舞いや話し方はどのようなものでしょうか。

柴田 登子

プロフィール

「信頼できそう」と思わせる振る舞い

第一印象をとにかく左右するのが「自信」です。自信のある笑顔で堂々と話す人には好印象を抱き、そして信頼できると感じます。誰かに仕事を頼むとき、「あまり自信はないのですが」よりも「任せてください、大丈夫です」と言える人にお願いする人がほとんどでしょう。

どうしても自分に自信が持てない、という人は、徹底的に自己分析をしておいてください。

誰にでも、「ここだけはアピールできる」いう点はどんなに小さくてもあるはずで、それを意識するだけでおのずと自信のある振る舞いはできます。周囲の人にフィードバックをもらいながら、自己分析で自信のある態度につなげてください。

③所作に気を付ける

表情や声色だけでなく、所作にも気を配りましょう。

人前で話すとき、無意識に体の一部を触ってしまう人も多いです。これは「なだめ動作」と呼ばれていて、不安やストレスを感じたときに無意識におこなってしまうしぐさのことです。

なだめ動作

人間が不安やストレスを感じたとき、それらをなだめるために、髪や顔、身に付けているものなどを無意識に触ってしまう仕草のこと。

なだめ動作を完全に防ぐことは難しいですが、あまりにも多いと「落ち着きがない」という印象を与えてしまいます。立って話すときは体の横に、座って話すときは膝のうえに手を置くようにして、きちんとした印象に映るよう心掛けてください。

また、座って話すときは貧乏ゆすりをしないように気を付けましょう。

柴田 登子

プロフィール

髪や顔を触る動作が多いと、どうしても髪形やメイクが気になって面接に集中できてないのではと感じ、その分印象が悪くなるのは否めません。 また、清潔感を損ねる恐れもあるので、極力なだめ動作をしないように気を付けましょう。

④自分のアピールをしすぎないようにする

自己紹介では、自分のアピールを盛り込みすぎないよう気を付けてください。

自己紹介の目的は、自分の基本的な情報を紹介してコミュニケーションのきっかけにすることです。自分を知ってもらうために得意なことをアピールするタイミングもありますが、自分の強みややり遂げた経験などを話しすぎると、自己紹介というよりは自己PRの時間になってしまいます

他の学生からすると少し威圧感を覚えてしまう可能性もありますし、社員や人事担当からは「質問の意図を理解していない学生だな」と捉えられてしまうかもしれません。

遠藤 美穂子

プロフィール

自己紹介は一人ずつの特徴を簡潔に伝えてほしい場です。 「簡単に自己紹介をしてください」と言われているのに「私の強みは~」とエピソード入りでしっかり話されてしまうと、もう少し場面を理解してほしいという印象を持ちます。

どんな場面でも使える! 好印象を残す自己紹介のコツをシーン別に解説

ここからは、自己紹介のコツをシーン別に解説していきます。先ほど紹介した4つの点に加え、自己紹介をする対象によってそれぞれのコツを意識するとさらに良い自己紹介になるので、こちらも確認してくださいね。

人事担当者に対して自己紹介をするときのコツ

  • エントリーシートや履歴書に書いた内容に触れる
  • 自己紹介に時間を費やしすぎないよう簡潔に話す

①人事担当者に対して自己紹介をするとき

人事担当に対して自己紹介をするタイミングとして、インターン前の事前の挨拶などが考えられます。簡潔かつ印象に残るような自分らしい自己紹介を心掛けましょう

エントリーシートや履歴書に書いた内容に触れる

インターンの参加前に提出したエントリーシート(ES)や履歴書に書いた内容に触れて話すのも印象を残すポイントです

大学名・学部名のほか、所属ゼミや趣味のことなど事前に伝えたことに触れて自己紹介をすると、人事担当が事前に把握している情報と一致して「ああ、〇〇大学で▲▲のゼミに入っている■■さんか」というように思い出し、覚えられやすくなります。

自己紹介やインターン中の会話に使えるように、インターンの応募時に提出した情報をしっかりメモしておきましょう。

自己紹介に時間を費やしすぎないよう簡潔に話す

インターン直前の場合、人事担当者は準備や学生の出席確認に追われている可能性があります。自己紹介に時間を費やしすぎないよう、簡潔に話すように心掛けてください

自分からは「〇〇大学の〇〇です。大学では陸上部に所属しています。本日からよろしくお願いします」というように項目のみ話し、「陸上部ではどの競技をしているのですか?」など、相手からエピソードを聞かれたら話すようにしましょう。

②他の参加学生に対して自己紹介をするとき

他の参加学生に対して自己紹介をするときのコツ

  • 聞いている人全員に向けて話す
  • 他の人の自己紹介にもしっかり耳を傾ける

他の学生に対して自己紹介をするシーンとして、インターンの開始時にその場にいる全員に対して話す場合や、グループワーク形式のインターンで、ほかのメンバーに対して話す場合が考えられます

どちらの場合も、自己紹介がコミュニケーションのきっかけになる場だということを意識しましょう。

聞いている人全員に向けて話す

複数人に向けて自己紹介をするときは、聞いている人全員に向けて話すことを心掛けてください。どうしても自分の目の前にいる人や目に入りやすい方向ばかりを向いて話してしまい、自分の真後ろに人がいた場合、そちらに声が届かないということもよくあります。

適度に左右を見渡しながらその場にいる全員に声が届くように、またその場にいる全員に「あなたに向かって話しています」という想いが伝わるような振る舞いで話しましょう

他の人の自己紹介にもしっかり耳を傾ける

学生間で自己紹介をする場面では、ほかの人の自己紹介もしっかり聞く姿勢を示しましょう

自己紹介を控えていると、緊張してほかの人の話に耳を傾けることを忘れてしまいやすいです。また、自分の話す番が終わるとほっとして聞こうとする意識が抜けてしまうこともあります。

自分が話しているときによそ見をしていたりぼーっとしている人を見ると、「聞く気がないのかな」と感じてしまいますよね。ほかの学生たちにそのような思いをさせないよう、話す人の目を見たりあいづちを打ったりして、「しっかり聞いているよ」ということが伝わるように意識してください。

「この人はしっかり自分の話を聞いてくれたな」という印象を残すことによって、グループ内のコミュニケーションもしやすくなります。

他の学生が自己紹介をしているのに聞く気がなさそうな学生は、採用担当にどう思われますか?

明らかに聞く気がなさそうな様子だとやる気がないと思われる

自分の順番が来るまでは、ドキドキしてほかの学生の話を聞くどころではないかもしれません。ですが、ほかの学生の話にうなずいて真剣に聞いていたり、その後の展開で、ほかの学生の話を受けて話ができる学生は好印象が残ります。

逆にほかの人の話を聞く気がなさそうな学生は、正直印象が良くありません。またオンラインのインターンではほかの学生の話を聞いていないと特に目立ってしまいます。

採用担当者も真剣に取り組んでいるわけですから、画面上で焦点があっていなかったり、無表情だったり、ひどい場合は何か他のものを見ているのではと疑ってしまうような挙動を取っていると、「やる気がないのかな?」と正直がっかりしてしまいます。その結果、ネガティブな印象が残ってしまいます。

③インターンシップ先の社員に対して自己紹介をするとき

インターンシップ先の社員に対して自己紹介をするときのコツ

  • 覚えてもらいやすさを意識する
  • その企業と自分との接点を盛り込む

インターンの種類によっては、数日間や数週間、場合によっては数カ月間など長きにわたって社員と一緒に業務に取り組む可能性があります。また、選考を受け無事内定を得てインターン先に入社した場合は、その後も長く一緒に働くことになるでしょう。

インターン先の社員に対して自己紹介をするときは、中長期的に関係が続くことを意識したコミュニケーションを図るようにしてください

覚えてもらいやすさを意識する

社員に対しての自己紹介では、どうしたら相手が自分のことを覚えやすいかを意識してみてください

特に、一度に複数人の学生がインターンに参加する場合は、単に大学名や氏名だけ伝えるような主張が少ない自己紹介をすると、社員は一人ひとりのことを覚えにくくなってしまう可能性が高いです。

「友人からはよく〇〇と呼ばれています」などと話しかけてもらいやすいような呼び名を提示したり、「〇〇出身の▲▲です」など、自分にまつわるキーワードを一つ一緒に紹介すると印象に残りやすいですよ。ただ、あまりにも私情に踏み込んだ話題など、相手が反応に困るようなキーワードは避けましょう。

覚えてもらいやすくなる自己紹介のコツ

  • 呼び名を伝える
  • 自分にまつわるキーワードを一つ伝える
  • 自分にキャッチフレーズをつける
インターン中一緒に働く社員は、どのようなコミュニケーションをとる学生に好印象を抱くのでしょうか。

遠藤 美穂子

プロフィール

職場であるという意識で丁寧なコミュニケーションをとれる人

ほど良い距離感を保てる学生には好印象を持ちます。

インターンは職場体験なので、学生同士のワークであっても職場というつもりで臨みましょう。たとえば言葉遣いは「〇〇で良くない?」ではなく「〇〇でどうでしょうか」と丁寧語を使うと良いです。

ただし学生同士に上下はないので尊敬語を使う必要はありません。社員に対しては、よそよそしくしたり恐がったりすることなく、いろいろ教えてほしいという謙虚な気持ちで話しかけていくことをお勧めします。

自分にキャッチフレーズをつけて自己紹介をしたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。キャッチフレーズの作り方を詳しく説明しています。
キャッチフレーズとは? 就活を制するインパクト抜群の武器の作り方

その企業と自分との接点を盛り込む

社員に自己紹介をするとき、その企業と自分との接点を適度に盛り込むのもおすすめです

「御社の〇〇という商品は昔から愛用しています」「採用サイトの〇〇さんのインタビューがおもしろかったです」など、その企業について自然に触れながら話すと、相手は「熱意を持って参加してくれているんだな」「事前に調べてきてくれたんだな」などと好印象を持ちやすくなります。

また、インターンを通して選考に進みたいと感じたとき、労働環境や選考対策など、現場の社員に一歩踏み込んだ質問をしたいと思うこともあるでしょう。自己紹介を通して社員と良好な関係を築いているとそのような質問もしやすく、社員も「一緒に働きたいから頑張ってほしい」と、親身になって話を聞いてくれるはずです。

どんな方法でも焦らず対応しよう! 自己紹介で気を付けることを実施方法別に解説

インターンは対面でおこなわれるだけでなく、Webで実施される場合もあるほか、また自己紹介にあたって資料作成を求められる場合もあります。

ここからは自己紹介の実施方法別に気を付けてほしいことを解説するので、実施方法がわかったら、ぜひ参考にしながら準備を進めてください。今まで紹介したポイントとの相乗効果で、さらに好印象が残る自己紹介になりますよ。

Webインターンシップの場合:事前準備に気を配ろう

Webインターンシップで自己紹介をする場合に気を付けること

  1. 音量やカメラの設定に気を付ける
  2. オフラインよりさらに明るい表情を心掛ける

Webインターンの場合は、使用ツールやPCの設定など、事前準備がより肝心になることを意識してください。

オンライン会議ツールにはZoomやGoogle Meetなどさまざまな種類があり、企業によって使用するものは違います。実施ツールが案内されたら、ツールのダウンロードやテスト接続を事前に済ませておいてください

①音量やカメラの設定に気を付ける

Web面接の画面の写り方の画像

インターンの参加前に、音量やカメラの設定を確認することは必須です。話しているのに相手に声が聞こえないということがないように、ミュートになっていないか、入力音量が最大になっているかどうか確認しましょう。

カメラの設定は、カメラにしっかり顔が映る角度か、映りこむ背景が整っているかを確認してください。バーチャル背景などを使用する場合は、企業から「好きなものを設定してください」などと言及されない限りシンプルなものを使用するのがおすすめです。

②オフラインよりさらに明るい表情を心掛ける

Webインターンでは、オフラインで実施しているときよりさらに明るい表情や話し方をするよう心掛けてください

オンライン会議ツールを使ってのインターンでは、同じ場所にいるからこそ感じられる雰囲気や細かい表情の違い、振る舞いなどが伝わらず、対面のインターンと比べてその人のことを理解する要素がどうしても減ってしまいます。

Webインターンの場合は、オフラインで自己紹介するときの半分しか表情や雰囲気が伝わっていないという意識で取り組みましょう。事前に話す項目を考えておき、緊張が和らぐように準備しておくと明るい表情づくりに注力できますよ。

柴田 登子

プロフィール

採用担当者にとって、対面よりもオンラインの面接で難しいのが「応募者の話し終わりの見極め」です。

質問に答えた応募者がいつまで話すのか、話が終わったのかが画面越しだととても判別しづらいのです。ですからいつもよりもメリハリある話し方を心掛け、話し終わりは言い切る、「以上です」と一言添えるなど、会話のバトンを面接官に渡したとわかるよう配慮しましょう。

自己紹介にスライドを使用する場合:シンプルさを意識しよう

自己紹介にスライドを使用するときに気を付けること

  1. 色を何種類も使いすぎない
  2. 簡潔な表現を使う

自己紹介にあたって、事前にスライドを用意するよう指示される場合もあります。要素を盛り込んだり、デザインにこだわったりしたくなるかもしれませんが、シンプルさを意識して作成しましょう

枚数や項目など、企業からフォーマットの指定があればそれに従ってください。

①色を何種類も使いすぎない

資料を作るよう指示されると、つい目立つように色をたくさん使いたくなってしまうかもしれませんが、文字色の黒以外に使う色を2種類にとどめるようにしましょう。何種類も色を使うと何が重要なのかがわかりづらく、騒がしい印象になってしまいます。

色をまとめた自己紹介スライドの画像
色がまとまっていない自己紹介スライドの画像

こちらが、何種類も色を使ったスライドとブルーでまとめて作ったスライドの比較です。

ブルーでまとめたスライドの方が、まとまっていてわかりやすく感じるのではないでしょうか。変化を付けたい場合、色の濃淡で表すのがおすすめです。また、企業からスライドデザインの指定があればそれに従ってください。

②簡潔な表現を使う

自分のことを理解してもらうために、項目ごとにたくさんのことを述べたくなってしまう人も多いですが、なるべく簡潔な表現を使って内容が一目でわかるようなスライドになるよう心掛けてください

シンプルなスライドにするコツは、そのことに取り組んでいる背景やエピソードなどは書かずに、事実のみ書くことです。ちょっとしたエピソードなどは、口頭で補足するようにしましょう。

趣味について紹介する場合

  • ×:昨年アルバイトの先輩に筑波山に連れて行ってもらってから、登山をしています。最近は登れていませんが、いつかは赤岳に登りたいです。
  • 〇:登山が趣味です。1年続いていて、いつか赤岳に登ることが目標です。

サークルについて紹介する場合

  • ×:1年生のころからダンスサークルに所属しています。毎年大会に出場していて、昨年までは惜しくも準優勝でしたが、今年は優勝しました。
  • 〇:ダンスサークルに所属しています。今年は3年ぶりに関東大会で優勝しました。

インターンでは自己紹介以外にもスライドを使ってプレゼンを求められる場合があります。プレゼンに自信がない人はこちらのQ&Aコンテンツも確認しておきましょう。

参加前にしっかり準備しよう! 自己紹介のおすすめ練習法3選

自己紹介のおすすめ練習法3選

  • 暗記には箇条書きのメモを使う
  • 録画する
  • 第三者の前で練習する

インターンへの参加が決まったら、自己紹介の練習をしてみましょう。人前で話すことに慣れているという人も、いざとなるとその場の雰囲気に飲まれて緊張してしまうかもしれません。何も準備せずに本番を迎えるのはもったいないことです。

話す内容を考えて頭に入れるときにおすすめの方法から、明るい印象を残せる話し方の練習法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

①暗記には箇条書きのメモを使う

自己紹介で話すことを覚えたいときは、項目と簡単な箇条書き程度のメモを使って暗記してみましょう。

文章をきっちり作って丸暗記することはあまりおすすめしません。どうしても機械的な自己紹介になってしまい、誰かの自己紹介を受けての発言など臨機応変な対応がしづらくなります

しっかり文章を用意していないとその場でしっかり話せるか不安に思うこともあるかもしれませんが、「前回は趣味のことを話したから今日は特技を話そう」というように、状況に合わせて楽しみながら自己紹介をしてみてください。聞いている側も明るい印象や話しかけやすい印象を受けやすいですよ。

暗記しておかないと、インターン当日は緊張で何を話せばいいかわからなくなりそうです。

ポイントを押さえて伝える力をつける練習の機会と捉えよう

インターン初日はとにかく緊張すると思います。その中でも第一声となる自己紹介はなおさらのことです。

ですが、考えてみれば自己紹介は準備をしておくことが可能です。インターンが進行していく過程で、その場その場で臨機応変に対応していくことが求められることを考えれば、なんとかなる気がしませんか?

暗記の際に気をつけることは、キーワードのみを書き出し、それを見て自分の言葉で話す練習をしてください。文章の丸暗記はやめましょう。

自己紹介は乗り切れたとしても、その後もポイントを押さえて自分の言葉でわかりやすく伝える力はずっと求められます。

②録画する

自己紹介を練習するとき、まずはスマートフォンで動画撮影する方法を試してみましょう。自分でははきはきと話せていると思っても、意外と目線が下を向いていたり、表情が暗くなっていたりすることもあります。

自分の自己紹介を撮影したら、すらすらと話せているか、明るい印象に感じたかを確かめましょう。慣れていないと、自分が話している姿を繰り返し動画に撮って確認することに少し抵抗を感じるかもしれませんが、動画選考を受けるときの練習にもなるのでぜひ試してみてください

遠藤 美穂子

プロフィール

自己紹介を録画して練習する場合は、視線・姿勢・表情・声の大きさや滑舌、話し方のくせを客観的にチェックしてみてください。 録画して提出するわけではないので、詰まっても撮り直さずに最後まで通してみると勘がつかめてくると思います。

③第三者の前で練習する

誰かに自己紹介を聞いてもらう練習方法もあります。対面のインターンの場合は本番に近い状況でイメージトレーニングができるため、特におすすめです。り実践的なアドバイスがほしい場合は、社会人の先輩や就活経験のある友人に練習相手になってもらいましょう

声のボリュームやトーン、所作などに注意して、聞いた相手がどのように感じるか意見を聞いてみてください。他人の前で話す練習を重ねると、緊張しづらくなりますよ。

持ち時間別に紹介! インターンシップの自己紹介例文4パターン

ここからは、インターンの自己紹介で使える例文を持ち時間別に紹介します。これまで紹介した取り入れるべき項目を参考に解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

①持ち時間15秒の場合

15秒の自己紹介で話す項目

  1. 所属と氏名
  2. インターンシップに参加した理由や意気込み
  3. 締めの言葉

15秒で自己紹介をおこなう場合は、「所属と氏名」「締めの言葉」を必ず伝えるようにしつつ、「インターンシップに参加した理由や意気込み」を手短に伝えましょう

例文

①〇〇大学〇〇学部3年の〇〇です。
②御社の〇〇という雑誌を愛読していることからインターンに参加しました。
③本日はよろしくお願いします。

②持ち時間30秒の場合

30秒の自己紹介で話す項目

  1. 所属と氏名
  2. 自分らしさが伝わる深掘りやすい話題
  3. インターンシップに参加した理由や意気込み
  4. 締めの言葉

30秒で自己紹介をおこなう場合は、基本の4項目をすべて伝えるとちょうどよく収まります。「自分らしさが伝わる深掘りやすい話題」「インターンシップに参加した理由や意気込み」のどちらかに少しボリュームを持たせるように話すと、聞きごたえもありつつ、簡潔に収まるのでおすすめです。

例文

①〇〇大学〇〇学部3年の〇〇です。

②最近は料理にはまっています。特にカレーをよく作ります。

③御社の〇〇という雑誌を高校生のころから愛読していて、ぜひインターンに参加したいと思っていました。

④グループに貢献できるように頑張ります。本日はよろしくお願いします。

短くて長い30秒。あれもこれもは話せませんが、ポイントを絞れば十分に相手の興味を引きつけることはできます。

自分がここを深掘りしてほしいと思うことにポイントを置くと、その後ほかの学生や社員から声をかけられたり質問されても、自然に会話を弾ませることができると思います。

30秒よりさらに短い20秒の自己紹介を指定された場合は、こちらのQ&Aコンテンツを参考にしましょう。キャリアコンサルタントが自己紹介で話すべき内容を解説しています。

③持ち時間60秒の場合

60秒の自己紹介で話す項目

  1. 所属と氏名
  2. 自分らしさが伝わる深掘りやすい話題
  3. インターンシップに参加した理由や意気込み
  4. おすすめの7項目から1~2項目
  5. 締めの言葉

60秒で自己紹介をおこなう場合は、基本の4項目に、おすすめの7項目のうち1~2項目を加えると良いでしょう。

会話のきっかけになりやすいおすすめの7項目

  • 大学で学んでいること
  • アルバイトの話題
  • 部活動やサークルの話題
  • 出身地やそこにまつわるエピソード
  • 最近の楽しかったできごと
  • 好きな本や映画
  • 座右の銘

自己紹介における持ち時間は、30秒~1分程度のことが多いため、この60秒の自己紹介を基準に内容を考えることをおすすめします

例文

①〇〇大学▲▲学部3年の〇〇です。

②最近はスパイスからカレーを作ることにはまっています。

③御社の〇〇という雑誌を高校生のころから愛読しているので、インターンに参加できて大変うれしいです。

④大学ではまちづくりや地域創生を学んでいます。先日は過疎が進んでいる地域に赴いて、町の方々と協力して夏祭りを開催しました。
サークルは落語研究会に所属していて、最近は公演のために日々練習しています。

⑤本日は貴重なお時間をインターンに割いていただいてありがとうございます。皆さんからアドバイスをいただきたいと思っています。よろしくお願いします。

柴田 登子

プロフィール

自己PRは特にアピールしたいポイントを1つ挙げ、それについて具体例を挙げるものですが、自己紹介は大まかな自分像を相手に伝えるものです。

60秒はあっという間に過ぎてしまうので、挨拶や面接に呼んでもらったお礼の言葉は簡潔に済ませ、周囲に知ってほしい情報を「キーワード+補足説明」の形でできるだけたくさん盛り込みましょう。

こちらでは、1分でおこなう自己紹介について詳しく解説しています。ぜひ併せて確認して、自己紹介本番に備えてください。
自己紹介は1分で印象付けられるかが鍵! まとめ方や例文を徹底解説

④持ち時間90秒の場合

90秒の自己紹介で話す項目

  1. 所属と氏名
  2. 自分らしさが伝わる深掘りやすい話題
  3. インターンシップに参加した理由や意気込み
  4. おすすめの7項目から3~4項目
  5. 締めの言葉

90秒で自己紹介をおこなう場合は、基本の4項目に、おすすめの7項目のうち3~4項目を加えると良いでしょう。話題がずれないよう意識しながら、各項目にもエピソードや詳細を添えて話してみてください。文字数としては500文字程度を意識するのがおすすめです。

例文

①〇〇大学▲▲学部3年の〇〇です。

②最近はスパイスからカレーを作ることにはまっています。配合によって毎回味が違うのがおもしろく感じて、日々実験をしています。

③御社の〇〇という雑誌を高校生のころから愛読しているので、今回インターンに参加できて大変うれしいです。編集長から▲▲の企画についてお話を伺うことが目標です。

④出身は広島県の尾道市で、帰省したときはよくしまなみ街道でドライブを楽しんでいます。
大学ではまちづくりや地域創生を学んでいます。先日は過疎化に悩む地域に赴いて、町の方々と協力して一から夏祭りを企画・開催しました。
サークルは落語研究会に所属していて、最近は公演のために日々練習しています。来月に浅草で開催するので、皆さんよかったらぜひ来てください。
座右の銘は「七転び八起き」で、失敗しても挫けず挑戦することを意識しています。

⑤本日は貴重なお時間をインターンに割いていただいてありがとうございます。グループワーク中は皆さんからたくさんアドバイスをいただきたいと思っています。よろしくお願いします。

遠藤 美穂子

プロフィール

原稿があると、落ち着いたペースでも500字程度の内容を話すことができますが、丸暗記は大変ですね。

話の流れをキーワードで整理しておき、聴き手の顔を見渡しながらゆっくりと話すよう意識しましょう。 たくさんの情報が入ると印象が薄くなるので、項目によって分量のメリハリをつけると良いです。

準備が大切! インターンシップの自己紹介はシーンや実施方法によって使い分けよう!

インターンシップの自己紹介は第一印象を左右するだけでなく、参加学生や社員との会話のフックになるなど重要な役割を果たします。好印象を残すためには、個性が垣間見える内容と、明るく親しみやすさを感じられる話し方のどちらも重要です。

また、自己紹介をする相手や実施方法によっても心掛けるべきポイントは少しずつ違います。それぞれの状況に合わせて内容や対策を考え、練習しておきましょう。

自分らしく気持ちの良い自己紹介をして、インターンシップをより有意義な時間にしてください。

アドバイザーコメント

自己紹介だけで評価が左右されるわけではない

この記事の読者の中には「自己紹介、失敗してしまったな……」と落ち込んでいる人もいるかもしれません。

基本的に採用担当者はインターンを通して参加学生をちゃんと見て、良い人材を見逃さずに、できれば本選考につなげたいと考えています。そのため自己紹介だけの失敗を気にする必要はないと思います。

相手にとって聞きやすい話し方と印象に残りやすい内容を心掛けよう

しかし第一印象は簡単には覆せないとも言われているので、自己紹介で最初に良い印象を残すに越したことはありません。この記事で紹介されていたとおり、メラビアンの法則によれば、第一印象は視覚55%、聴覚38%で決まると言われています。視覚的には清潔感があって、明るい表情で、聴覚的には聞き手が聞き易いように声のトーンやテンポを調節すると良いでしょう。

内容は持ち時間によって話せることに制限は加わりますが、基本的には短い時間に自分をキャッチーに印象付けること、そしてこのインターンに参加した理由や意気込みをはっきりと伝えることが大切だと思います。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
国家資格キャリアコンサルタント

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