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大学院生の就活はいつから始めるべきですか?
現在、大学院の修士課程1年に在籍しています。研究室での活動も始まり、これから忙しくなると思うのですが、同時に就職活動のことも気になり始めていて、いつから就活を始めるべきか悩んでいます。
学部生の頃とは就職活動のスケジュールが違うと聞きますが、大学院生の場合、具体的にいつ頃、どのようなことから就職活動を始めるのが一般的なのでしょうか? 今のうちは研究に精を出すべきなのか、研究が忙しくなる前に就活をすべきなのか迷います。
大学院生の就職活動スケジュールを教えてください。研究と就活を両立させるためのポイントがあればぜひ知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
大学院生の就活は修士1年の春が勝負! 早めに動き出すべし
基本的には院生も学部生も、卒業の1年前の春(4〜5月頃)から就活をスタートすると、比較的余裕を持って準備できるので、学業との両立もしやすくなります。
とはいえ現実は、大学院に入学し「さあ研究をするぞ」となっている修士1年目の春に、「就活の準備を始めよう」とはなかなか思えないものです。
それでもやはり「就活のことを考えなくて良い」というわけにはいきません。
大学院生は入学と同時に、就活のことも考えておくべきだという意識は持っておく必要があります。まずは、大学院に入学したらすぐに就活サイトに登録すること、これだけは最低でもやっておいてください。
研究と就活を両立させるためのポイントを知りたいとのことですが、最重要ポイントは早めのスタートを切ること、これ一択です。
就活サイトで情報収集をおこないながら自己分析から着手しよう
「早め」とは、先に書いたように修士1年目の春からがベストで、最初に取り組むべきは自己分析になります。ここでの自己分析とは、自分の興味や得意なこと、強みなどを明確にする作業のことです。
ほかにも、自分が所属する研究室の卒業生がどのような就活をしてきたのか、先輩や教授に話を聞いてみるのも良い方法だと私は思います。
特に理系であれば、研究室を持つ教授は企業とのつながりがあり、推薦枠がある場合も珍しくありません。
そのような場合は、一般的な就活ではなく、「研究の実績を上げて研究室からの推薦をもらう方向で頑張ったほうが良いよ」というアドバイスされることもあります。
一方で、研究室からの推薦や紹介といったルートが期待できない場合は、修士1年目の夏インターン(7〜8月)への参加を目指してください。ここで、入学直後に登録しておいた就活サイトが役に立ってくるのです。
就活サイトにはインターンの情報が集約されていて、業界情報も豊富に載っています。
登録しておけば日々そうした情報が届くので、嫌でも就活への意識が向くことになるはずです。少しずつでも就活の情報が入ってくると「ひとまず◯◯までに◯◯をしておけば大丈夫だな」という見通しも立ちます。
この見通しが立てられれば、研究にも安心して打ち込めるようになるわけです。
逆にこの見通しが不透明では「今、研究ばっかりしてるけど、就活しなくて大丈夫なのかな」と、不安を大きくすることにつながります。研究に力を注ぐためにも、早め早めに就活の情報を入手しておくようにしましょう。
大学院生の就活は夏のインターンシップから逆算して進めよう
大学院修士1年生の就職活動開始時期として意識したいのは、早めの情報収集と準備です。学部卒と比較して研究活動が忙しい分、計画的に進める必要があります。
大学院生の就職活動も早期化が進んでいるので、修士1年の夏からインターンに参加し、早期選考に進むことを検討してください。
一般的なスケジュールとしては、修士1年の夏から秋にかけてサマーインターンに参加する学生が多いです。これは企業理解を深める絶好の機会であり、早期選考につながる可能性もあります。
冬から修士2年の春にかけては、企業説明会やインターン、選考活動が本格化し、修士2年の夏頃までに内定を得るというケースが多い傾向です。
キャリアセンターやWeb開催の就活イベントの活用が効率化の鍵
研究と就活の両立のポイントは、時間の有効活用と優先順位付けにあります。研究室の先輩やキャリアセンターに相談し、情報収集を効率的におこないましょう。
インターンや説明会は、オンライン開催も積極的に活用すると効率的な就活ができます。
また、研究内容と関連性の高い企業を探すことで、研究活動で培った知識やスキルをアピールしやすくなります。就活の軸を明確にし、自己PRや志望動機を早めに準備しておくことも重要です。
研究の進捗状況を見ながら、無理のない範囲で計画的に就職活動を進めていきましょう。
院生の支援をしているなかで、研究室の卒業生が企業で活躍していて、その縁で後輩の採用につながったケースがあり、OBやOGからの推薦が採用につながりやすいと実感しています。
修士1年生の4月頃から進めていくのがおすすめ!
私がこれまで多くの大学院生の就職支援をしてきた経験からいうと、大学院を修了してからの就職は専門性がより高くなるため、企業とうまくマッチングすればスムーズな入職を見込めると思います。
開始時期については、研究との両立が不可欠となるため、修士1年生の段階から計画的に取り組んでいくのがベストでしょう。
研究も就職活動も両立! 余裕あるスケジュールで
私が推奨するおもなスケジュールとして、まず修士1年生の4月から夏にかけては、自己分析を通じて自身の価値観や強みを深く理解することに時間を使いましょう。
そして6月頃からは、業界・企業分析を進めるとともに、サマーインターンシップにも積極的に参加します。
これらの準備を経て、修士1年生の3月頃から、いよいよ本格的な選考エントリーを開始するという流れが理想的です。
大学院生の就職活動には、大きく分けて推薦応募と自由応募の二つの道がありますが、どちらを選ぶにせよ、共通して最も大切なのは、スケジュールに十分な余裕を持たせることでしょう。
私が特に大学院生の皆さんに伝えたいのは、研究と就職活動の両立をしっかりと見据えたスケジューリングの重要性です。
「せっかく内定をいただいたのに、研究が間に合わず留年してしまった」という事態を避けるためにも、適切な準備を余裕を持って進めていきましょう。
早めが吉! 修士1年の夏~秋から企業研究などを始めよう
一般的には、修士1年の夏から秋頃にかけて、インターンへの参加や企業研究を始めることで本格化します。
その後、秋から冬にかけて志望企業を絞り込み、春にはエントリーシート(ES)の提出や面接対策を本格化させていくのが、おすすめの進め方です。
大学院生はこれまでの経験が武器になる! 情報収集に力を入れて余裕のある活動を
学部生と比べるとスタートが遅いと感じるかもしれませんが、心配ありません。大学院生の人は、研究で培った実績や専門性が、企業から高く評価されるからです。研究室からの推薦という形で、選考が進むケースもあるでしょう。
ただし、一つ注意点があります。それは、日々の研究が忙しいために、どうしても就職活動への意識や行動が遅れがちになることです。
そのため、本格的に動き出すのは夏以降だとしても、情報収集だけはできるだけ早めに開始することを強くお勧めします。早めにアンテナを張っておくことで、心に余裕を持って研究と就活を両立させることができますよ。
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