仕事のやる気がなくなったときに必須の要因分析|年代別の悩みと対処法

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Mifuyu Furihata〇23年間の企業勤めを経て、独立後は企業での採用・育成コンサルティングや研修に従事。個人向けの就活支援セミナーやキャリア相談における、個々の「強み」の掘り下げに定評がある

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

    Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう

    プロフィール詳細

この記事のまとめ

  • 「仕事のやる気がなくなった……」という悩みには必ず原因がある
  • 仕事のやる気がなくなったときの対処法を原因別・年代別で解説
  • 悩みが続いている苦しい状況を抜け出して自分らしく働こう

仕事をしていると、業務内容だったり気持ちの波によるものだったりと、「やる気がなくなった」と誰でも感じてしまうことがあるかもしれません。

そういった悩みを抱えたまま仕事をしていると悩みが頭の中でぐるぐるとめぐってしまい、仕事に集中できない状態が続いてしまいます。そんな状態を打破するためには、原因を突き止めてしっかりと対処する必要があります。

記事ではキャリアアドバイザーの降幡さん、柴田さん、永田さんのアドバイスを交えつつ、仕事のやる気がなくなったときによくある原因と対処法を、年代別で解説していきます。仕事のやる気がなくなってどうすれば良いのかわからないという人は、記事を参考に対処して、自分らしく働けるようにしていきましょう。

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目次

「仕事のやる気がなくなった」と思ったときは自分と向き合うチャンス

この記事を見ている人は、「今までは頑張れていたのにやる気がなくなってしまった……」という悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。悩みが消えずどうすれば良いのかわからないという人もいるでしょう。こういった悩みが出たときは、自分と向き合って解決に向かうことが大切です

記事ではまず、「仕事のやる気がなくなった」という悩みを引き起こす原因について、20代・30代・40代の年代別で解説します。それぞれの対処法も詳しく説明するので、目を逸らさずにしっかりと確認していきましょう。

次に就活のプロであるキャリアコンサルタントの3名から、実際にこのような悩みに直面したときの解決方法についてそれぞれの実体験を交えてアドバイスをしてもらいます。社会人の先輩のやり方を参考に、悩みの消し去り方を把握していきましょう。

最後に、仕事のやる気がなくなったという悩みを対処せずに放置した場合のリスクについても解説します。状況を悪化させないために、忘れずにチェックしてくださいね。

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年代によって「仕事のやる気がなくなった」と感じる要因は異なることがある

年代別の仕事のやる気がなくなった原因

意外かもしれませんが、「仕事のやる気がなくなった……」という悩みは、幅広い年代の人が抱えています。あなただけではなく、尊敬している上司やバリバリ働いている先輩も、通ってきた道であるともいえます。

幅広い年代の人が同じ悩みを抱えることがあるのかというと、働く環境や置かれている立場の違いといったさまざまな要因が起因しているからです。

20代・30代・40代の一般的な立場や業務内容が違うように、悩みの原因も異なるのです。そのため、「仕事のやる気がなくなった」という状況を抜け出すためには、自分が悩んでいる根本的な原因を正しく理解して明確にし、対処することが大切です。

降幡 美冬

プロフィール

職場での置かれた立場によって任される業務も違うため、世代によって仕事にやる気がなくなる原因はさまざまです。さらにはライフステージの変化(結婚離婚、子育て、親の介護、自身の健康問題など)も少なからず影響があると思われます。

20代の若手の要因:現状の不満から来るものが多い

若手である20代の人の「仕事のやる気がなくなった」という悩みの原因は、仕事やスキル・能力の土台を築いて次のフェーズに進むための段階にいるため、仕事の現状の不満から来るものが多くあります。

ここでは20代が悩みがちな4つの事柄について解説します。対処する前にまずは悩みの原因を明確にしてから、何をするべきなのかを考えていきましょう。

①働く環境や人間関係が合わない

企業研究を完璧にした状態で就活に挑んで入社しても、入社してからわかることや知ることは、意外にも多くあります。配属先の部署によって業務内容が異なることがあれば、一緒に働く人の違いから職場の雰囲気が異なることもあるからです。

また、残業が多い・休みが少ないなど、会社の制度や環境が合わないと感じていることから、仕事へのやる気がそがれてしまっている人もいるかもしれませんね。

何事も、実際に始めてみてから初めて気付くことがたくさんあります。入社前から「絶対に自分にぴったりな職場だ!」と言い切ることは難しく、働く中で徐々に実情を理解していくものなのです

これが原因で、「思っていた仕事と違った」「この環境とは合わないかも」という考えになり、最終的に「仕事のやる気がなくなった」という悩みにつながる人が多くいます。

一緒に働く人と馬が合わず仕事のやる気がなくなっているのですが、周りのせいにしている自分に嫌気が指します……。

柴田 登子

プロフィール

誰にだって自分に合わない人はいる

どんなに人間ができているといわれる人にも、馬が合わない相手というのは存在するものです。そのため、誰かを悪く思ったり、嫌いだと感じたりすること自体は仕方のないことです。

だから仕事にやる気を持てない、結果が出ないとついうまくいかない理由にしてしまうのも、誰にでもあることです。

そのことで自分を責める必要はありません。要はそれを周囲に悟られなければ問題ないのです。表情に出さず、言葉にもしない。この意識さえあれば他人は気付かないので、それだけで十分ですよ。

②頑張っても成果につながらない

年功序列式の会社では勤務年数によって給与や待遇が異なります。そのため、「同期や先輩より頑張っているのになんで給料が上がらない・評価されないんだろう」「〇〇さんより自分の方が仕事ができるのに」という思いから頑張っても評価されないならどうしようもないという考えに至り、仕事のやる気がなくなったという状況になってしまう人もいます。

また、習得に長い年月を要するスキルや知識の場合は、若手のうちは努力してもなかなか成果につながらず、むずがゆい思いをする人もいるでしょう

こういった、「どんなに頑張っても成果につながらないから仕事のやる気がなくなった」という悩みを抱えている20代の人は多くいます。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

③今の仕事に飽きた

入社当初と比較して仕事自体に慣れてきたことから、仕事に飽きを感じてやる気がなくなったと感じている人もいるでしょう。

新しい環境や職場に身を置いたばかりの当時は刺激が多く学ぶことに溢れていたため、忙しい日々を過ごしていたものの、いざ慣れてしまえば同じことの繰り返しでマンネリ化に対して悲観的になってしまっているのかもしれません

また、始めたばかりの頃は忙しさから気付いていなかったものの、そもそも興味がなかった業務だった可能性もあります。

④燃え尽き症候群になった

大きなプロジェクトが終わったときや目標を達成した際、本気で頑張った反動からその後の仕事にやる気がなくなってしまうことがあります。

一つのことに注力して意欲を注いだことから達成時に心や体力が消耗されて疲れてしまったり、大きな目標を達成したことから目標がなくなり何をすべきがわからなくなったりするという状態に陥って、仕事のやる気がなくなってしまうのです

このように、情緒的な消耗や達成感の低下が悩みの要因になることもあります。

永田 修也

プロフィール

燃え尽き症候群になりやすい人には、「自分で課題を見つけることが苦手」という特徴があるかと思います。誰かに設定してもらった目標しか達成できない体質になると、達成した後に自身で課題を設定できないのでモチベーションの低下につながります。

20代の若手が抱える悩みの対処法を知って解決につなげよう

20代の若手が抱える悩みの対処法を知って解決につなげよう

  • 働く環境を変えてみる
  • 思い切って信頼できる人に相談してみる
  • 「仕事は仕事」と割り切る
  • 仕事とプライベートのメリハリをつける

現状に不満を抱いて仕事のやる気がなくなったとしても、仕事をしなければならない場合がほとんどなのではないでしょうか。そのまま仕事に取り組むのは、悩みが頭をめぐっていまいち仕事に身が入らず、苦しい状況が続いてしまいます。

ここでは、20代が仕事のやる気がなくなった場合のおすすめの対処法を、原因と照らし合わせて4つ紹介します。悩みの原因が明確にできたら、次は悩みをなくすための対処をしてすっきりしましょう。

①働く環境を変えてみる

働く環境や人間関係が原因で仕事のやる気がなくなったという人は、働く環境を変えてみることも一つの選択肢です。部署やチームを異動したり、転職を視野に入れてみたりと方法はいくつかあります。

現状に不満を抱えたまま我慢をしてしまわずに、次に向けたアクションを起こしていきましょう。働く環境を変えようとする際は、環境を変えた先でも今抱えている不満を抱かないようにするために、「現状の何に不満を感じているのか」を明確にしたうえで、行動を起こすようにしてみてくださいね。

現状で不満を抱えていることを明確にして次に活かす例

・現状の不満:仕事が疲れる
・考えられる原因:
 ①残業が多い
 ②仕事の一人の負担が大きい
 ③休みが少なくて取りづらい
・次に活かすポイント:
 ①残業時間が比較的少ない会社にする
 ②休んでも周りがカバーできる環境が整っている会社にする
 ③有給制度が充実していて有給取得率が高い会社にする

今の会社が合わなくて転職したいのですが、不満が多すぎてそもそも何が嫌なのかわからなくなってきました。

降幡 美冬

プロフィール

まずは今感じている不満をすべて書き出してみよう

働く環境を変えてみるのも良い解決策の一つですね。ただ、なぜ今の会社が合わないと感じ始めたのか、その原因をはっきりさせないまま転職しても今後も同じことの繰り返しになる可能性があります。

そのため、まずはその多くの不満を全て書き出し、これだけは譲れないと思う価値観や優先順位をはっきりさせることをおすすめします。

自分は何があれば満たされるのかをしっかり理解することで、転職活動でのミスマッチを減らすことができます。

また、もしかすると転職をしなくても良くなるような解決方法が浮かぶかもしれませんよ。

こちらのQ&Aでは転職の仕方についてキャリアコンサルタントが回答しています。「転職したいけど何からやれば良いのかわからない」という人はチェックしてみてください。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

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②思い切って信頼できる人に相談してみる

頑張っても成果につながらないという悩みから仕事のやる気がなくなってしまっている人は、先輩や上司、同僚など信頼できる人に思い切って相談してみましょう。

自分より長く勤めている先輩であれば問題の乗り越え方を教えてくれたり、上司であれば評価制度の見直しを検討してくれたり、同僚であれば悩みに寄り添ってくれたりするはずです

現状に不満を覚えて自分の中で抱えてしまうのではなく、周りの人に打ち明けることで、解決に向かうことがありますよ。

こちらの記事では、就活の相談先を紹介しています。新卒向けの記事ではありますが、既卒・第二新卒の人にも役立つ情報となっているので、「誰に相談すれば良いのかわからない」という人はぜひ参考にしてくださいね。

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就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説

柴田 登子

プロフィール

成果が出ずに仕事にやる気が起きないときは、まずは同世代の似た立場の人と話してみると良いでしょう。

誰でもうまくいかない経験というのは多少なりともしているものなので、「自分だけがうまくいかないんじゃなかった」ということに気付き安心できますよ。

③「仕事は仕事」と割り切る

今の仕事に飽きてしまってやる気がなくなったという人は、まずは「仕事は仕事」と割り切ってプライベートを充実させることをおすすめします

どの仕事にも大変な面・つまらない面もあり、楽しいことばかりではないのです。この点を理解することで、「仕事だしまあ頑張るか」と思えるようになるのではないでしょうか。

また、一度今の仕事に全力を尽くしてみる方法もあります。本腰を入れて仕事をしていないことからそもそもおもしろい・楽しいと感じるところまで到達していないこともあります。一度全力で仕事に向き合ってみて、それでも悩みが解決しない場合は社内異動や転職などを視野に入れてみましょう。

永田 修也

プロフィール

「仕事は仕事」と割り切れない場合は、今の出せる範囲での100%を出し切ることを意識すると良いと思います。3割しかやる気が起きなかったとしても、その3割は精一杯やるという気持ちで望んでみると、意外とできるようになるものですよ。

こちらの記事では、仕事に飽きたときの対処法をより詳しく解説しています。「仕事に飽きたから転職したい」と考えている人はチェックしてみてくださいね。

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仕事に飽きたときの対処法10選|転職する前にやるべきこととは

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

④仕事とプライベートのメリハリをつける

大きな課題に向けて力を入れて達成したことから燃え尽き症候群になりやる気がなくなったという人は、仕事とプライベートの区切りをしっかりと付ける方法が効果的です

燃え尽き症候群は、やる気がなくなったことから業務時間内に仕事に集中できず、やるべきことを終わらせられなくなってしまうことがあります。業務時間内に終わらせられなかったということが気がかりになりプライベートの時間まで仕事のことを考えるようになってしまうため、境界線が曖昧になりがちです。

勤務時間以外は社用携帯を見ない・仕事の連絡をしない、など、明確な区切りをつけてON/OFFを切り替えることを意識してみると、悩みの解決につながるはずですよ。

プライベートで仕事のことは考えないとはいうものの、無意識に考えてしまってつらいです……。

降幡 美冬

プロフィール

「どんなときに気分転換ができるか」を考えてみよう

プライベートとのメリハリをつけるといっても、最初はなかなか簡単にはいきませんよね。そんなときは過去の経験を思い出し、過去の自分はどんな行動を取って気分転換していたのかを振り返ってみると良いでしょう。

何をしているときに仕事を忘れていられたでしょうか。

たとえば、散歩をしているとき、ペットの写真を見ているとき、音楽を聴いているとき、ゲームやスポーツをしているときなど、どんなことでも良いので自分なりの気持ちの切り替えスイッチを用意しておくのです。

無意識に仕事のことを考えてしまったとしても、それに気付いたらまた意識的にほかのことに集中する。これも訓練です。日々繰り返すことで、切り替えがうまくなっていくといわれているので、ぜひ試してみてくださいね。

30代の中堅の要因と対処法:20代の頃とのギャップから来るものが多い

後輩に仕事を指示する側と上司から指示される側の両方の立場に立つことのある30代は、20代の頃の仕事の違いやギャップから、仕事のやる気がなくなったと感じることが多くあります

仕事量が増えて忙しい毎日に疲れてしまったり、今の仕事を一通り経験したことから新しい仕事に興味が出てきていたり、思うように仕事が進められず行き詰まりを感じてしんどくなってしまったりといったことから仕事のやる気がなくなってしまうようです。

悩みが尽きない毎日をより気持ち良く過ごせるようにするために、下記の対処方法を試してみてくださいね。

30代の多くの悩みを解決する対処法

  • 上司に現状を相談して改善を視野に入れてもらう
  • 「本当にやりたいことは何か?」を自分に問いかけて明確にする
  • 一度思い切って休み休息を取る

柴田 登子

プロフィール

20代のうちは仕事において初めての経験が頻繁に起こります。新しいモノ、見たことのない世界にたくさん触れているうちはモチベーションも高く、仕事に飽きることもないでしょう。

しかし何事も慣れてくるとやる気は薄らいでいくものです。そんなときこそキャリアコンサルティングを受けるなどして自身の経験やスキルを振り返り、さらに身に付けるべき、経験すべきことや学んでおくべきことをピックアップしてみましょう。

40代のベテランの要因と対処法:人生を通じた悩みから来るものが多い

40代は中間管理職が多い世代で、仕事に関することだけでなく、人生の悩みから仕事のやる気がなくなったと感じることが多い傾向にあります。

体力が低下して疲れやすくなっているという身体的な悩みや、若い頃と比較して夢や目標がないこと、今後の人生このままで良いのかという人生に対する不安や焦りから、仕事のやる気がなくなってしまうようです

大きな不安を抱えて過ごす日々は、苦しいものでしょう。そういった不安を解消するためにも、以下の対処法を確認してぜひ試してみてくださいね。

40代の多くの悩みを解決する対処法

  • 一人の時間を作って自分と向き合う
  • 信頼できる人に相談して状況を知ってもらう
  • 具体的な悩みを書き出すことで可視化して気持ちを落ち着かせる

永田 修也

プロフィール

40代はいわゆる「中年の危機」といわれる段階で自己のアイデンティティが再統合される時期とされているので、仕事に限らずあらゆる面で気持ちが不安定になりやすい傾向にあります。

大切なのは自分と向き合う時間を作りつつ孤独にならないことです。

悩みが消えない人は要チェック! 仕事のやる気がなくなるほかの要因

仕事のやる気がなくなったという悩みは年代別の特徴によるものに加えて、どの年代でも同様な原因であることもあります。置かれている立場や環境に関係せず、共通する悩みを抱えていることもあるのです。

ここでは、どの年代でも抱える可能性のある悩みについて解説します。上記で紹介した年代別の原因に当てはまるものがなかったという人は、こちらを参考にして悩みを解決していきましょう。

降幡 美冬

プロフィール

人は生きている限り悩みがなくなることはありません。コンサルタントとして多くの人の相談に乗っていますが、それは管理職や経営者の人でも同じです。フェーズによって悩みの内容が変わるだけなのです。

あとはその悩んでいる時間をいかにコントロールするか、意識を変えて悩みを新たな機会と捉えるなどの対処ができるかの違いだと思います。

心身が疲れている

年代や状況に関係なく、誰でも疲れてしまうことはあります。疲れが溜まることで仕事のやる気がなくなってしまうことにつながる人もいるでしょう。

感情ややる気には、波があります。たとえば、長距離走のスポーツ選手でも最初から最後まで全力疾走できないように、仕事のやる気をずっと高く保つことも難しいのです。

心身が疲れていると感じたときは、ゆっくり湯舟に浸かったり、カフェに行って自分だけの時間を過ごしたり、趣味に没頭したりして、一度仕事のことは考えずにリフレッシュすることを意識してみてくださいね

プライベートで悩みを抱えている

どんな人でもまったく悩みがないという人はほとんどいないのではないでしょうか。悩みの大きさが違っていても、多かれ少なかれ、誰しもが悩みを抱えています。

家族や子どものこと、友人関係、将来についてなど悩みの種はさまざまですが、こういった悩みに気を取られて仕事に集中できず、やる気がなくなってしまうという人もいるはずです。

このようにプライベートで悩みを抱えていてどうすれば良いかわからないという人は、悩みを紙に書き出して一つずつ対処できるように計画を立ててみたり、周りの人やプロのカウンセラーに相談して解決の糸口を見つけることをおすすめします

給料・待遇が悪い

「長時間労働なのに給料が低い」「同業他社や同僚と比べて明らかに給料・待遇が悪い」「ボーナスが上がらない」など、給料や待遇の悪さから仕事へのやる気がなくなっている人もいるかもしれません。給料は生活を支えるものであるため、給料や待遇が悪いと生活水準が保てなくなるのではないかという心配や不安に及ぶこともあるでしょう。

頑張っているのに給料が低く納得できない場合は、仕事へのモチベーションを保つことが難しくなってしまいます。このような状況を改善するためには、まずは上司に給料や評価について相談することから始めてみましょう。それでも改善が見られない場合は、転職を視野に入れて思い切って環境自体をガラッと変えてみることもおすすめです。

給料に不満があるものの、デリケートな話題なので上司に相談しづらいです……。

永田 修也

プロフィール

まずは自分ができることを最大限やってみることが大切

お金をモチベーションにするのも一つの方法ではあるのですが、それだけになってしまうと仕事をすること自体に意味を見いだせないタイミングがどうしても来てしまうことでしょう。

給与や昇進といった問題は相対的な評価で決まるものなので、自分ではコントロールできません。そのため、まずは自分でコントロールできるものから手を着けていくのはどうでしょうか?

資格を取るために勉強する。新しい仕事にチャレンジしてみる。ほかの誰か困っている人の仕事を積極的に手伝ってみる。そのような自分の行動次第でできることを考えて動いていれば、他者からの評価に変化が出てくるのではないでしょうか?

病気の可能性がある

「仕事のやる気がなくなった……」という無気力感に直結する悩みの原因には、以下の病気が潜んでいる可能性もあります。

無気力感の症状がある病気の例

  • うつ病
  • 適応障害
  • 自律神経失調症
  • 更年期障害
  • 慢性疲労症候群

「今は仕事のやる気がなくなったけどそのうちまたやる気が出るだろう」と放置していると、症状が悪化してしまうことがあります。仕事に限らず何をしていても手に着かない、集中できないという場合は、一度精神科や診療内科の受診を検討しましょう。

柴田 登子

プロフィール

仕事に飽きたわけでもないのにやる気が起きないというときは要注意です。身体がだるい、眠れない、食欲がないなどの症状を伴うのであればうつ病の可能性が否めません。早いうちに心療内科を訪ねて診察してもらいましょう。

「仕事が暇すぎる……」ということからやる気がなくなってしまうケースもあります。こちらの記事では仕事が暇なときの対処法を詳しく解説しているので、同じ悩みを抱えている人はぜひ参考にしてください。

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仕事が暇なときの対処法10選|転職するべきケースも解説

仕事が暇な状況を改善する方法をキャリアコンサルタントとともに徹底解説。原因に応じた対処法や、暇な仕事から充実した仕事への転職を実現させる方法を伝授します。自分の理想のキャリアを描くために、有意義な時間の使い方を習得しましょう。

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仕事のやる気がなくなったときはどうしている? 先輩社会人に聞いてみよう!

仕事のやる気がなくなったときのキャリアコンサルタントの対処方法

  • 販売・事務・営業・管理職の組織経験がある降幡さんの場合
  • さまざまな業界・企業の勤務経験がある柴田さんの場合
  • 就労支援活動もおこなう永田さんの場合

販売・事務・営業・管理職の組織経験がある降幡さんの場合

まずは、販売や事務、営業、管理職を経験してきた降幡さんに、仕事のやる気がなくなったときの対処方法を聞いてみました。多くの実務経験がある先輩社会人の悩みの対処方法を見てみましょう。

アドバイザーコメント

一時的な対処では意味がない

以前、仕事に行き詰まると、バンジージャンプやスカイダイビングなど刺激的な活動で気分転換を図っていました。しかしこれは一時的な対処にすぎず、再びすぐに気分が落ち込むこともしばしば。そのため、やはり原因を特定し根本的な解決策を考えることが必要だと考えています。

「なぜ嫌だと思うのか」をしっかりと突き止めることが重要

たとえば「上司のマイクロマネジメントが嫌」である場合、なぜそう思うのか深掘りします。もし「信頼されていないと感じる」ことが不満の原因であれば、自分が「信頼されること」「自由に仕事をすること」を重視しているのが見えてくるのではないでしょうか。

このような気付きから、対応策を考えることができます。もしかしたら上司は優しさからあなたを気にかけているだけかもしれません。その場合、進捗を定期的に報告することで上司からの口出しが減るかもしれません。

また、成果を報告した後に「次回からはもっと自由に任せてほしい」と伝えることも対策の一つです。漠然と「やる気が出ない」ではなく、思いをしっかりと言語化してみてください。まずは自分の価値観に気付くことが、適切な次の一手につながります。

さまざまな業界・企業の勤務経験がある柴田さんの場合

多くの業界や企業での勤務経験のある柴田さんに、仕事のやる気がなくなったという悩みの対処方法を教えてもらいます。多くの業界経験からくるベテランの対処方法をチェックして、参考にしてみてください。

アドバイザーコメント

天職に就いている人でもやる気がなくなることがある

仕事にやる気がなくなる、モチベーションが上がらないというのは誰にでも起こりうることです。心からやりたい仕事、この仕事に就いていて良かったと感じている人でもそうです。

不満があるとか興味を持てないなどが原因と考えられがちですが、必ずしもそれだけが理由ではありません。同じことをずっと継続していれば、そのうちやる気がなくなるのは皆同じなのです。

思い切って仕事以外に意識を向けることも一つの方法

長期の休暇を取って旅行に出るも良し、趣味のサークルに入るも良し。とにかく気分を変え、職場以外の環境で違ったものに触れましょう。いつも会話している人とはまったく違う職業、分野の人と話すのも良いでしょう。

そこで得られた刺激により仕事にもこれまでと違った視点で向き合うことができ、それが成果をもたらすこともあるでしょう。また、さまざまな世界に触れることで、より自分に合った仕事が何かということに気付きがあるかもしれません。

いずれにしても、やる気がなくなったときほど「サードプレイス」を求めてみると良いのではないでしょうか。

就労支援活動もおこなう永田さんの場合

最後に、実務経験のほかに、就活・転職サポートなどの就労支援活動もおこなう永田さんに、仕事のやる気が失せてしまったという悩みの対処方法を聞いてみました。たくさんの人の悩みに寄り添ってきたからこその対処方法を参考に、実際に活用してみてくださいね。

アドバイザーコメント

ネガティブな気持ちを一度しまうようにしている

私の場合は、仕事のやる気がなくなったときや行き詰まったときは「不平不満を封じる」ということを意識するようにしています。若い頃はなかなか意識するのは難しかったのですが、最近は意識してできるようになってきました。

これをすると何が良いのかというと、まず「相手を批判的に見なくなる」ということがあります。上司や会社そのものに何かしら不満足の状態であるがゆえにやる気の低下が起こってきます。

ポジティブな面に目を向けることで「現状」を正しく把握できる

あえてそれらのネガティブな気持ちに蓋をしてポジティブな側面に焦点を当てることで、次第に「今の出来事の意味」を考えるようになってきます。そうすると「今評価されていないのは自分を成長させるためなのだな」などと段々とモチベーションが上がってきて相手に感謝できるようになってくるのです。

一言で言えば「前向きに考える」ということなのですが、これはやる気がなくなっているときにはなかなか難しいものです。最初は一人で取り組むのは難しいと思うので、カウンセラーを通して思考の転換を意識してみるのが良いかと思います。

仕事のやる気がなくなったら転職してもいいの? キャリアコンサルタントが解説

仕事のやる気がなくなったとき、「今すぐにでも転職してこの状況から脱却したい……」と考える人も少なくはないのではないでしょうか。しかし、現状分析をせず勢いで転職をしてしまえば、転職先でも同じ悩みを抱える状況を引き起こしかねません。

こういった疑問に対して、キャリアコンサルタントの柴田さんに解説してもらいます。「悩んだらすぐに転職して良いのか?」「転職前に考えるべきことは何か?」をしっかりと明確にして、自分らしく働ける環境を見つけられるようにしましょう。

アドバイザーコメント

転職活動をするかどうかを決めるために転職活動をしてみよう

今の仕事にやる気が出ず、職場を変えたほうが良いのかどうかわからない。そのようなときに転職すべきかどうかを頭の中であれこれ考えているだけでは決められません。

今の自分が就活市場でどの程度価値があるのかを確認してみるのです。転職サイトを開いて、気になるエージェントにコンタクトを取ってみましょう。専門のアドバイザーがあなたのこれまでの経験を整理しながら聞いてくれます。その後適切な案件を紹介してくれるので、その内容を吟味しましょう。

今の仕事よりも条件が良い、またはやりがいがありそうと感じられるものがあれば、それは転職の好機です。迷わず活動を継続しましょう。

転職活動をしてみることで自分の価値がわかる

より良い条件が提示されない、やりたいと思える仕事がないときは一旦転職活動を休止しましょう。良い案件がつかめそうもないのに、やる気が持てないからと急いで職場を変えると「辞めなければ良かった」と後悔することになりかねません。

転職活動を中止しても、転職活動を始めたこと自体は無駄になりません。エージェントの面談結果から得られた自分の経験やスキルを振り返り、今の職場でどう磨けば良いかを考えてみましょう。

自分の価値が今よりも上がったときに転職活動を再開するのも良いです。また、スキルアップの方向性が見いだせて結果が出てくれば、やる気につながるかもしれません。

転職活動を進める際は、こちらの記事を参考にしてみてください。転職活動のベストなタイミングや必勝法、怖さを軽減する方法を解説しています。

転職のタイミング
転職のタイミングはいつが正解? 目的に合わせた最適な時期を解説

転職必勝法
第二新卒の転職必勝法|納得のいくキャリアを見つける3つのコツ

転職の怖さを軽減する方法
転職が怖い原因17個を徹底分析! 怖さを軽くする方法も解説

苦しい状況の放置は厳禁! 対処しなかったときの3つのリスク

苦しい状況を放置したときの3つのリスク

  • 上の空になりミスを招きやすい
  • 自分を責めてしまい状況が悪化する
  • 自分らしく過ごせない

仕事のやる気がなくなったときの対処法を解説しましたが、「やる気がなくても最低限やっておけば大丈夫だろう」と開き直ってしまう人もいるかもしれませんね。

やる気がなくても期待通りの仕事ができたりミスをしなかったりすれば問題ありませんが、実際はそう簡単にいきません。やる気がなくなった状態を対処せず放置すると、仕事にもプライベートにも支障をきたすことがあるのです。

ここでは、仕事のやる気がなくなったという状態を放置した場合に起こりうる3つのリスクについて解説します。リスクを理解したうえで、しっかりと現状を回復できるようにしてくださいね。

①上の空になりミスを招きやすい

仕事のやる気がない状態が続くと、仕事に集中できないことからほかのことを考えてしまい、ケアレスミスを頻発する可能性があります

ミスが重なることでやる気が余計にそがれるだけでなく、会社での信頼も失ってしまうことがあるでしょう。工具を使ったりする仕事では、けがをしてしまうような危険なミスを招いてしまうこともあるかもしれません。

小さなミスから大きな問題に発展してしまう前に、逃げずに現状としっかりと向き合って対処することが大切です。

②自分を責めてしまい状況が悪化する

やる気がなくなった状態で仕事をしていると、「やる気がないのにここにいてもいいのかな……」「この状態で働いていて周りに迷惑をかけないかな……」と自分を責めてしまう人がいます。「周りはあんなに頑張っているのに自分は頑張れなくてダメだな」と思ってしまう人もいるでしょう。

この状態が続いてしまうと、疲れがなかなか取れず仕事が憂鬱になってしまいます。「仕事に行きたくない」という状況を作り出してしまう前に、対処していきましょう。

「仕事に行きたくない」「家にいたい」と感じている人は以下の記事を参考にしてみてください。対処法を解説しています。

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仕事に行きたくない・家にいたいという感情は誰しも抱くものです。この記事では、キャリアコンサルタントと仕事に行きたくない・家にいたいと感じる時の対処法を解説します。つらいときこそ自分を責めず、まずはいたわってあげたうえで前に進む方法を見つけましょう。

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仕事に行きたくない・家にいたいときの後悔しない10の対処法

③自分らしく過ごせない

仕事のやる気がなくなったという悩みから「どうしよう」とプライベートの時間までずっと考えてしまい、リフレッシュできずなかなか疲れが取れないという状況を招いてしまいます。

なかなか疲れが取れないと今まで楽しかったことも素直に楽しめず、自分らしく過ごせなくなってしまうでしょう。また、自分らしく過ごせないことからほかにも不満や悩みが募ってしまうこともあります

こういった事態を起こさずすっきりとした気持ちで毎日を自分らしく過ごすためにも、悩みの解決は欠かせないのです。

降幡 美冬

プロフィール

気分の落ち込みが長く続くと、不安や恐怖を司る脳の扁桃体という部位の血流が増加し活性化するといわれています。活性化とは、つまりさらに不安を感じやすくなってしまう悪循環に陥るということです。

身体的・精神的な問題にもつながりやすいので、そうならないためにも早めの対処をおすすめします。

記事を読んでもしっくりこないという人は、こちらの記事も併せてチェックしてみてください。仕事にやる気が出ないときの要因と対処法を詳しく解説しています。

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「仕事のやる気がなくなった……」という状況を抜け出して自分らしく働こう

「仕事のやる気がなくなった」という悩みは、働くうえで誰でも抱えうる悩みです。そんな状況を放置せずにしっかりと対処することが、何よりも大切です。

悩みを抱えた状態で対処方法がわからなければ、悩みのことが頭を離れず苦しくなってしまうかもしれません。記事で紹介した年代別の対処方法を参考にして、自分の要因にぴったりな対処方法を試してみてください。

しっかりと悩みを対処してすっきりし、自分らしく働ける環境で生き生きと過ごしてくださいね。

アドバイザーコメント

誰にでも仕事にやる気が出なくなるタイミングはある

会社に入ってある程度年数が経って慣れてきた頃になって「なんだかやる気が出ないな……」と思う時期は、人によって程度の大きさはありますがどんな人でも経験するものと言って良いかと思います。

決断を下す前に客観的な視点を交えてしっかりと考えよう

ただ、勤めてまだ年数が浅いうちだと「この仕事は自分に合っていないのではないか」「今の上司が自分には合っていないのではないか」と感じてしまうかもしれません。仮にここで悩みに発展して退職するという決断を下すのは少し時期尚早だといえます。

というのも、まだまだ乗り越えるべき課題と捉えることもでき、自分が伸びるチャンスかもしれないからです。しかしこれを勘違いして辞めてしまったら本来の伸び代を自ら手放すことになります。これは非常にもったいないことです。

大切なのは、自分よがりになってしまうのではなく他者の視点から自分を客観的に見て評価してもらうことです。原因が自分にある場合はアクションを変えることで改善できる場合もあるので、それに気付けた場合にはラッキーですね。

まずは、誰かに相談してみていろいろな意見をもらいましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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