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アパレル業界は厳しいって本当ですか?
アパレル業界への就職を考えていますが、「アパレル業界は厳しい」という話をよく聞きます。具体的にどのような点が厳しいのでしょうか?
給与水準、労働時間、キャリアアップの難しさなど、さまざまな側面があると思いますが、実際に働いている方の生の声や、プロのキャリアコンサルタントから見た現状について教えていただきたいです。
もし厳しい側面がある一方で、それを乗り越えて働く魅力ややりがいもあるのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
アパレル業界は仕事内容で厳しさが変わる!
アパレル業界と一口に言っても、どのような仕事をするかによって大変な部分は大きく異なります。
厳しい側面としては、最初の数年間は店舗勤務で、その後本社勤務という話だったにもかかわらず、何年経っても店舗勤務のままというケースも実際にあるようです。
また、自社ブランドの商品を着用しなければならないため、被服費がかさむという金銭的な負担もあります。
シーズンごとにすべての商品を購入しなければならないという決まりがある会社もあるようです。
実情調査が重要! ブランド愛が心の支えになることも
一方で、本社勤務のデザインや営業、マーチャンダイジングなどの職種に就ければ、やりがいを持ってキャリアを築いていける可能性もあります。
重要なのは、自分がアパレル業界でどのような仕事をしたいのかを明確にし、実際にその仕事に就けている先輩社員の声などを参考にして企業の実情をよく調べることです。
厳しい環境でも働き続けている人の支えになっているのは、そのブランドが本当に好きというファンのような思いがあるからだと私は考えます。
特にハイブランドで働いている人は、そのブランドへの愛着が強く、どんな環境であっても、そこで出会える顧客とのつながりなどにやりがいを感じているようです。
アパレル業界の厳しさは現場と裏方によってさまざま!
まず、質問者さんがアパレルでどのような職種を考えているのか、それによって「厳しい」の内容が変わってきます。
どの業界も外から見えないことがあるため、アパレル業界においても、ファッションという華やかさに隠れた部分をあらかじめ調べておくと良いでしょう。それを踏まえて、アパレルでのおもな職種について紹介します。
業界内の実情を理解しつつ、やりたいことを明確にして就職を目指そう
・販売職
勤務時間は派遣先によって違いますが、営業時間が長いため接客が長引くと必然的に残業になります。
また給与水準は内勤より低めの企業が多い傾向です。しかし、これについても企業ごとに違いがあります。
販売職のおもなキャリアパスは、販売員→サブリーダー→店長→SVやエリアマネージャーといった流れです。
・専門職
企画やバイヤー、MDなどは製作・買い付けに携わった製品の売れ行きにより、評価され、逆の場合責任を問われることも考えられます。やりがいや働く魅力については、職種それぞれで違いがあることを前提として理解しておいてくださいね。
販売職のやりがいは何と言っても顧客とのかかわりです。褒め言葉や長期間のお付き合いから得られる信頼関係などから、日々顧客に育てられていると言っても過言ではないでしょう。
専門職は自らが生み出した商品が世に出るまでの苦労は大きいですが、顧客の手元に商品が届き、喜んでもらえることや、売上という数字で可視化されることがやりがいになると思います。
どの仕事も苦労を乗り越えることで成長できたり、今まで見えなかった景色が見えたりして自分自身のモチベーションアップにつながります。
質問者さんがアパレルで何をやりたいのか、という部分を明確化して判断することがもっとも大切ですよ。
以下の記事ではアパレル業界の具体的な仕事内容や選考対策の方法などを解説しています。アパレル業界への就職に興味がある人は、事前にチェックしておきましょう。
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