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音楽業界への就職を成功させるにはどうしたら良いですか?
音楽業界への就職を希望しています。しかし、未経験であるため、どのように就職活動を進めていけば良いかまったくわかりません。
「音楽が好き」という気持ちだけでは通用しないことも理解しています。未経験から音楽業界で働くためには、具体的にどのような準備をし、どのような点に力を入れるべきでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
情熱+スキル+業界理解のアピールが最重要!
音楽業界は「音楽が好き」だけでは務まらず、ビジネス視点や専門スキルが問われるフィールドです。
まずは、レーベル運営、アーティストマネジメント、ライブ制作、音楽配信プラットフォーム開発、音響機器メーカーや音楽関連テック企業など、どの分野で活躍したいのかを明確にしましょう。
それぞれに求められる知識や経験が異なるため、志望先を絞り込むことが、限られた時間を有効に使う第一歩です。
次に、業界理解を深めるための情報収集として、専門誌の購読やセミナー参加、オンライン講座でサブスクリプションサービスの動向、ライブ配信技術の進化、著作権処理の仕組みなどの最新トレンドを学びましょう。
特に著作権や配信ビジネスは法務・契約の知識が必須です。
日本ではJASRACやNexToneなどの著作権管理団体が存在し、著作権や著作隣接権など複数の権利がかかわります。基礎講座を一通り履修しておくと、採用面接でも評価されやすくなります。
また、実務感覚を身につけるにはインターンシップやアルバイトが有効です。
音楽事務所やプロダクションのアシスタント、イベント運営スタッフ、スタジオのアシスタント、ライブ制作補助など、未経験歓迎のポジションを通じて業務フローや現場の雰囲気を体験しましょう。
そこから「◯◯アーティストのツアーで物販管理を任された」「SNSプロモーションの企画に参加し、フォロワー数が〇%増加した」といった具体的な実績を作り、エントリーシートや面接で示すことで説得力が増します。
加えて、自分の強みを可視化するポートフォリオやブログ等の運営も効果的です。
音楽配信サービスのUXレビュー、ライブレポート、アーティストインタビュー記事など、自分なりに発信することで音楽業界への熱意と発信力の両方をアピールできます。
ビジネスマンとして音楽にどうかかわって成長したいかを語ろう
最後に、面接では業界理解、自身の貢献プラン、情熱、そして志望動機の4点を必ず盛り込みましょう。
具体的には「私は〇〇の経験を通じて△△のスキルを磨きました。御社では□□部門でこのスキルを活かし、◆◆という成果を出すことで事業拡大に寄与したいと考えています」といったストーリーを提示することです。
音楽への愛だけでなく、ビジネスとしての音楽がどう動き、そこに自分がどうかかわるのかを明確に語ることで、未経験からでも就職成功の可能性を大きく高められるといえます。
音楽の知識やスキルを明確に示すことが重要
音楽など、技術を求められる業界への就職には、実績を示すポートフォリオが必要です。
奏者などの人前に出る職種であればもちろんのこと、作詞作曲やミキサーなどを扱うような表に出ない職種でも同様です。なぜなら、どのくらいの技量があって、どのような系統が得意なのかを明確化する必要があるからです。
私は、高校時代にバンドを組んでいた経験があります。そのとき、レコーディングを誰にミキシングしてもらうかで、楽曲が大きく印象を変えるのを目の当たりにしました。
この例のように、技術職の場合は誰がそれを担当するのかが、とても重要です。
数値化した実績とあなたらしさを武器に挑戦しよう
そのため、あなただけの魅力を探し、あなたでなくてはならない理由も同時に見つけてください。あとは、それを媒体にまとめて、応募企業に提出できるようにするだけです。
現在は、YouTubeやInstagram、TikTokなど無料で配信できるものが多数あります。または、クラウドワークスやランサーズなどで案件を受注した実績をポートフォリオにするのも良いです。
いずれにしても、数値化した実績を提示できることが必須となります。私も未経験領域に挑戦し、倍率700倍を突破し就職が叶った経験があります。ぜひ、後に続いてください。応援しています!
以下の記事では音楽業界の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。音楽業界への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。
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