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エントリーシート(ES)は20社も出さなければいけないのでしょうか?
現在就職活動中の大学生です。周りの友人はもう20社以上もESを提出していると聞き、焦りを感じています。
私は、まだ数社ほどしか提出できていません。自己分析や企業研究、志望動機の作成などに時間がかかってしまい、なかなか筆が進まないのが現状です。
20社分のESを書けていない私は、就職活動に出遅れてしまっているのでしょうか?
通常、ほかの就活生は就職活動中に平均何社くらいのESを書くものなのでしょうか? ご回答よろしくお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ESは提出数より質が重要! 一社ごとを深く研究しよう
周りの友人が何十社もエントリーしていると、「自分ももっと数を増やさなければ」と焦ってしまいますよね。
確かに、リクルート就職みらい研究所「就職白書2024」によると、就活生のうち、プレエントリーをしている企業数が28.12社、ESなどの書類を提出している企業が12.71社と結果が出ています。
しかし、最も大切なのは数ではありません。むしろ「量より質」を意識することが、内定への近道になる場合が多いのです。
丁寧な準備が内定につながる! 数に固執する必要はない
考えてみてください。最終的に入社できるのはたった一社です。やみくもにエントリー数を増やすよりも、本当に行きたいと思える企業一つひとつに、丁寧に向き合って準備をするほうが、結果的に内定につながりやすくなります。
実際に、志望業界を絞って10社以下の応募で、見事に内定を獲得する学生もたくさんいますよ。
そのため、エントリー数を増やすことに時間を使うよりも、一つのESをキャリアセンターなどで添削してもらい、その内容で面接練習をしてみる、というように、選考のPDCAサイクルを回すことのほうが、通過率の向上にはずっと効果的です。
数に惑わされず、一社一社との出会いを大切に、質の高い準備を進めていきましょう。
ESで大切なのは数より納得感! 自分の言葉で書いたESにしよう
就職活動中は、周囲と比べて不安や焦りを感じてしまうものです。でも、最終的にあなたが入社するのは1社だけとなります。だからこそ、自分が納得できる就職活動をしていただきたいです。
令和6年度に内閣府が発表した「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」によると、ESの提出数が1~9社の学生は41.2%、10~19社が26.9%、20~29社が16.3%となっており、30社以上出している人は15.6%と少数派といえます。
つまり量より質の学生も多いということがわかりますね。
量より質を意識! 自己分析や企業研究にじっくり取り組もう
やみくもにESを提出しても、内容が薄ければ選考を通過するのは難しくなります。
それよりも、自己分析や企業研究、志望動機の作成にじっくり取り組んだほうが、企業とのミスマッチも減り、面接でも自分の言葉でしっかりと語れるようになるでしょう。
すでに数社には提出済みとのこと、しっかり準備されていますね。
せっかくなので、提出済みのESをもとに一部をテンプレート化すれば、効率的に進めることができるかもしれません。
もちろん企業ごとに自己PRや志望動機の修正が必要にはなりますが、共通して使える要素はうまく活用していきましょう。
焦らず、自分のペースで、着実に取り組んでいくことが結果につながると思います。応援していますよ。
以下の記事では失敗しないESの書き方を解説しています。また、提出時のマナーなどについても触れているため、これからESを作成し提出する機会がある人は、事前にチェックしておきましょう。
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