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履歴書やESのゼミ名はどこまで書くべきでしょうか? 正式名称? 略称?
就職活動で提出する履歴書やエントリーシートに所属ゼミを記入する欄がある場合、ゼミ名は正式名称で書いた方が良いのでしょうか? それとも、簡単な略称でも問題ないのでしょうか?
ゼミ名を履歴書やESに書くときの正しい書き方や、内容に触れる場合のポイント、そして企業が重視している点など、アドバイスをいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ゼミ名は内容重視! 取り組み姿勢が鍵
エントリーシート(ES)などでゼミ名を記入する欄がある場合、著名な指導教員名そのものよりも、あなたがそのゼミで「どのような内容を研究し、何を探求してきたのか」を具体的に記載する方がはるかに重要と考えられます。
なぜなら、企業は教員名よりも、あなたがどのような学問分野に興味を持ち、主体的に取り組んできたのか、その専門性や思考のプロセス、そしてそこから何を得たのかを知りたいと考えているからです。
企業がゼミ活動から見ている点は、理系か文系かで若干異なります。
特に理系の場合は、研究内容そのものが専門知識、実験・分析スキル、論理的思考力といった業務に直結し得る能力を示すものとして詳細に確認される傾向にあります。
一方、文系の場合、必ずしもゼミでの研究テーマが直接業務内容に結びつくとは限りませんが、研究テーマへの向き合い方、情報収集や分析、考察といった学ぶプロセスそのものから、あなたの知的好奇心、課題発見・解決能力、論理構成力、そして真面目さや継続力といった学業への取り組み姿勢を評価しようとすることが多いでしょう。
真摯な学びをアピールし評価UP!
学業、特にゼミでの主体的な研究活動への取り組みは、付け焼き刃の対策が通用しにくく、ごまかしが効かない部分です。
面接などで深掘りされた際に、真摯に取り組んでいなければ受け答えに窮することもあり、その人の本質的な学習意欲や誠実さが見えやすい部分だからこそ、企業は注目するのです。
したがって、ゼミ活動で培った学びや経験を、自分自身の言葉で具体的に、そして熱意をもって語れるように準備しておくことが、あなたの評価を高めるうえで非常に大切になります。
ゼミ名よりも内容と活かし方を意識しよう!
ゼミ名の記載方法について、特に決まったものはありません。
正式名称でも略称でも問題はありませんが、有名な教授だとか、企業に関係性の高い分野のゼミなどであれば正式名称や教授名も記載した方が良いと思います。
名称よりもゼミ活動の内容が重要になりますので、名称についてはそれほど意識しなくても大丈夫です。
専門用語は避け、相手に伝わる表現で経験をアピールしよう
ゼミの内容についての注意点としては、専門用語や専門的な知識で表現することは避けた方が良いと思います。
読み手が理解しやすいかどうかが重要です。読み手が専門知識を持っている人であれば問題ありませんが、用語が理解できないと内容が理解できず苦労することはよくあります。
読み手に合わせて理解しやすい内容にすることは大事なポイントです。応募先が専門的な技術職などの場合は、学んできたことをアピールしましょう。
このように読み手に合わせた内容にすることを前提としていますが、最も重要なのは、ゼミを通じて得た学びや経験が「どのように活かせているか」「どのように活かしていけるか」です。
応募する企業に合わせた形で内容を変えていくことで伝わり方も違います。
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