この記事のまとめ
- ESの添削はAIに任せれば効率的に就活が進められる
- ES添削AIツール10選とそれぞれの特徴を詳しく紹介
- ES作成で自力でやるべきことも理解してAIを有効活用しよう
- 内定者ES100選
内定者ES100選ツールを活用すれば、選考通過率の高いESができます!
この記事を読んでいる人におすすめ
「エントリーシート(ES)の提出期限が間近で添削が間に合わない!」と思い、AIを活用しようと思っている人は少なくないのではないでしょうか。
AIをES添削に活用することは効率的に就活を進めることにもつながるため大いに有効ですが、活用する際は人に添削してもらう場合と異なり、コツが必要となります。
記事では、キャリアアドバイザーの瀧本さん、高尾さん、野村さんとともにESの添削をAIに任せる際のポイントや注意点、知っておくべき情報を解説するので、ESを作成中の人はぜひ参考にしてくださいね。
本選考前に必ず使ってほしい厳選資料ランキング
ESの添削をAIに任せることで就活の効率化につなげよう
志望先企業の書類選考突破率を上げるためには、ESの完成度を高めることが必須となります。意外にも完成させるまでに時間がかかるESですが、AIを活用して添削することで効率化が図れます。
そういった便利な面があるAIツールですが、ES添削に活用する際はひと工夫することでより精度の高いESの作成が目指せます。
記事ではまず、ESをAI添削する際のコツとおすすめのAIツールについて紹介します。AIをESの添削に活用するメリットも解説するので、まずは基本情報を押さえていきましょう。
次に、ES添削でAIを活用する際の注意点を詳しく解説します。ES作成時に自力でやっておくべきことについても説明するので、それぞれしっかりとチェックして、高精度のESで志望企業の選考突破を目指してくださいね。
まだESを作成できていないという人は、こちらの記事を参考にしながら作成してみましょう。ESの基本的な書き方を例文を紹介しています。
関連記事
就活の基本! エントリーシートの疑問を徹底解説|書き方・例文付き
就活に必須のエントリーシート(ES)ですが、「そもそもESって何なの?」と疑問を抱えている人もいるでしょう。記事ではESの基本情報に加えて、書類選考を突破するためのコツや例文をキャリアコンサルタントとともに紹介します。これからESを作成しようとしている人はぜひ参考にしてくださいね。
記事を読む
AI添削にはコツがいる! より良いESに仕上げるための3つの方法
AIを活用して添削しようとしている人のなかには、「AI添削って作成したESをそのまま入力すれば良いだけでしょ?」と思っている人もいるかもしれません。
しかしAIは機械であり我々の意志を完全には汲み取れないため、精度の高いESの完成を目指すにはうまく活用するためのコツを知っておく必要があります。
ここではAI添削を活用する際により良いESに仕上げるための3つの方法について解説します。まずは前提知識として一つずつチェックしていきましょう。
ESでも聞かれることのあるガクチカですがテーマや書き方で悩んでいる人も多いと思います。以下の記事ではAIを活用したガクチカの書き方をまとめているので参考にしてみてください。
関連記事
ガクチカをAIで書いたらバレる? 就活のプロが適切な活用法を解説
ガクチカを書くときにAIを使おうと考えている学生へ向けて、AIをどう活用すれば質の高いガクチカを書けるのか、企業の目線も学生の立場も知り尽くしたキャリアコンサルタントとともに解説します。AIを使う際のコツや注意点を理解し、あなたが働きたいと思える企業への就職を効率的に目指しましょう。
記事を読む
①自分に合ったAI添削ツールを見つけよう
AI添削ツールにはさまざまなものがありますが、それぞれには異なる特徴があります。そのため、多数存在するAIツールの中からまずは自分に合ったものを見つけることが大切です。
人によって、ESをどこまで添削してもらいたいか、どういった視点で添削してもらいたいかは異なるでしょう。自分が求める添削ポイントとAIツールの特徴を照らし合わせて、ニーズに応えてくれるツールを探していってください。
特に添削方法の希望がないという人は、とりあえずツールを一つずつ使ってみて試していきましょう。
②複数回のやり取りを前提に添削・修正を繰り返そう
ESの添削は、一度添削してもらって修正したら完了ではありません。もちろん自分だけで作成したESより良くなっているはずですが、精度をより高めるためには複数回の添削と修正を重ねることが重要になります。
ESに限らず、どんな文章においても何回もチェックと修正を重ねることでミスがなくなるだけでなくどんどんブラッシュアップされていきます。
ESも同様に完成度の高いものに近付けるため、AIツールで添削をする際は複数回のやり取りを前提に、フィードバックを反映したうえで再提出する作業を繰り返していきましょう。
AIによる添削は便利で迅速ですが、完璧ではありません。一回の添削でESを完了させると細かいミスや表現の一貫性を見逃してしまったり、内容の深掘りが不足してしまったりする可能性があります。
またAIの指摘だけに頼ると自分自身の経験や価値観を深く理解する機会を逃すことになり、自己理解が浅くなりがちなので注意しましょう。
文章を作るのが苦手な人にオススメの自己PR作成方法!
自己PRはESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
しかし、「自己PRが全然思いつかない......」「自己PRを考える時間がない......」対策が思うように進んでいない人も多いのではないでしょうか?
そこで活用してほしいのが、「Chat GPT 自己PR作成ツール」です。簡単な質問に答えるだけで、Chat GPTが選考で活用できる自己PRを自動で作成します。
自己PRが思いつかない人や、忙しくて自己PRを考える時間がない人は、まずはツールを使ってみることをおすすめします!
③AIの添削が完了したら声に出して読み上げよう
複数回の添削が完了して完成度を高められたと感じたら、最後に声に出して読み上げてみましょう。頭の中で読んで完璧だと感じている文章でも、意外と声に出して読み上げてみると違和感のある文章になっている場合もあります。
どんなに魅力的な内容のESでも違和感のある文章だと、読みづらく内容がわかりづらいものになってしまいます。採用担当者にしっかりとあなたの魅力を伝えるためにも、主語が長くなりすぎていないか、接続詞がおかしくないかなどを声に出して読みながらチェックしてみてください。
ES提出までの時間に余裕がある人は、周りの人に完成したESをチェックしてもらい第三者の視点を挟むことをおすすめします。
ESを声に出して読み上げることは、文章の自然さや誤字脱字の確認に効果的です。特に、聞き手の視点で内容が伝わりやすいかどうかをチェックすることができます。
また、声に出すことで文章のリズムや流れがつかみやすくなり、説得力のある表現が可能になります。最終チェックとしての読み上げを習慣化し、自信を持って提出できるESを作成しましょう。
ES添削ができるおすすめAI! 各特徴を知って自分に合うものを見つけよう
それでは早速、ES添削ができるおすすめAIツールを10個紹介していきます。それぞれ強みや弱みなど異なる特徴があるので、自分が求めるAIツールを想像しながら一つずつチェックしていきましょう。
それぞれできることや使用時の注意点も解説しているので、自分に合っているものや使いやすいものを見つけてくださいね。
AIツール | できること | 注意点 |
---|---|---|
ChatGPT | ・AIに質問ができる ・形式に制限がない | ・具体的な指示を出す必要がある |
内定くんAI | ・LINEで添削依頼ができる ・応募先の事業内容や求める人材も考慮した添削が可能 | ・情報の整合性のチェックが必要 |
就活AIジェイック | ・LINEで添削依頼ができる ・自己分析機能がある | ・一部の機能は有料 |
ES Maker | ・就活やESに特化した文章を作成できる | ・非会員の場合は一日の利用回数に上限がある ・設定キーワードの制限がある |
就活秘書 | ・大手企業出身の就活コンサルタントに相談できる | ・就活コンサルタントに質問する際は回答に多少の時間がかかる |
ESの達人 | ・質問に回答するだけでESが作成できる | ・無料の会員登録が必要 |
AI就活サポたくん | ・LINEで添削依頼ができる ・総評と詳細に分けて改善点を提示してくれる | ・回答の自己チェックが必須 |
AIシューカツ (App Store/Google Play) | ・キーワードを選んでいくだけでESが作成できる | ・課金の必要があるプレミアムプランに機能が偏っている |
BLITZCAREER | ・経験やアピールしたい内容を入力すればESが作成できる ・通過したESが見れる | ・詳しくプロフィール情報を入力する必要がある |
HelloBoss | ・質問項目に答えることで文章を作成できる ・AIにチャットで相談できる | ・登録企業のデータベースが少ない |
- ES添削でAIツールを複数個使用するのはアリですか?
多角的な視点を得られるため複数のAIツールを使用するのはアリ
各AIツールには異なる特徴や強みがあります。そのため、複数のツールを活用することでより多角的な視点からのフィードバックを得ることができます。
たとえば、あるツールでは文法や語彙のチェックに優れている一方で、別のツールでは論理構成や表現力の向上に特化していることがあります。このようなツールを併用することで、ESの完成度を高めることができるでしょう。
また、AIの提案を複数回検証して自分に最も適したアドバイスを取り入れることで、より精度の高いESを作成することが可能です。重要なのは、ツールの特徴を理解して自分のニーズに合ったものを選ぶことです。
ESの添削は、AIと人の両方を活用することでより精度の高いものを作成することにつながります。こちらの記事では就活での相談相手としておすすめの人や選び方を解説しているので、添削依頼先の参考にしてみてください。
関連記事
就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説
就活の相談をするときは、相手を見極めることが大切です。この記事では、状況別におすすめの相談先や、相談方法などについてキャリアコンサルタントと解説します。また、相談する前に解決できるよう、よくある相談と回答も紹介しているので参考にしてください。
記事を読む
そもそもESの添削でAIを使っても問題ない? 就活の専門家が解説!
ここまでAIの活用方法やおすすめのツールを紹介してきましたが、「ESを添削するときにAIを使っても大丈夫なの?」「AIでの添削が採用担当者にバレることはある?」「AIを使ってESを添削したことが面接官にバレても大丈夫?」と疑問や不安を抱いている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、キャリアコンサルタントの瀧本さんに、ESを添削する際のAIの使用可否について聞いてみました。しっかりと不安を解消してからESを作成し、自信を持って選考に挑めるようにしましょう。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る採用担当者にとってAIを使用しているかは大きな問題にはならない
AIが生成した文章の質が高ければ、特に問題になることは少ないでしょう。多くの採用担当者は、最終的なESの内容とその候補者の能力や適性を評価することに重点を置いているため、AIを使用しているかどうかは大きな問題にはならないと考えられます。
しかし、AIの使用に過度に依存するのではなく、自己分析や自分自身の言葉で表現する努力も大切です。
AIを活用したES添削は効率的だが弱点への理解も必須
AIは短時間で文法や表現のミスを指摘し、文章の構成を改善する提案をしてくれます。特にChatGPTのような高度な自然言語処理技術を活用したAIは、具体的で詳細なフィードバックを提供できるため、短期間で多くのESを作成する必要がある学生にとって非常に役立ちます。
一方で、AIによる添削にはいくつかの弱点も存在します。AIのフィードバックはときに抽象的で、具体的な改善方法がわかりにくい場合があります。また、AIを効果的に活用するためには、プロンプトと呼ばれる指示を適切に与えるスキルが求められます。
さらに、AIの提案を鵜呑みにするのではなく、最終的な判断や微調整は自分自身でおこなう必要があります。
総じて、AIを利用したES添削は効率的で便利なツールですが、最終的な品質向上のためには、自身の工夫や他人の目によるフィードバックも取り入れることが重要です。
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
ChatGPTを使った自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?
簡単な質問に答えていくだけでChatGPTが自動で魅力的な自己PRを作成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
(リーダーシップが強みの場合)
AIにESの添削依頼をすると何ができるの? メリット3選を紹介
AIにESの添削依頼をすると何ができるの? メリット3選を紹介
- すぐに結果が出るから時短になる
- 一人でも繰り返しブラッシュアップできる
- 誤字脱字が防げる
AIで添削することができるとはいっても、「そもそもAIの添削って人に添削を依頼するのとどう違うの?」と疑問を持っている人もいるかもしれません。人にESを添削してもらうことで自分では気付けないミスに気が付けるように、AIに添削してもらうことにもいくつかのメリットがあります。
ここではESをAIで添削することのメリットについて紹介するので、それぞれを理解して最大限に有効活用できるようにしていきましょう。
①すぐに結果が出るから時短になる
誰かにESの添削を依頼する場合は相手の時間を押さえる必要があるため、「ES添削=時間がかかるもの」といったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。実際に大学のキャリアセンターなどでESを提出して添削してもらう場合は、修正が返ってくるまで時間がかかることもあります。
一方で、AIでESを添削してもらう場合はその場でフィードバックをもらい、すぐに修正に反映させることができます。修正するべき点や考え直すべき点などの結果がすぐに出るため、ES提出までの期限が迫っていても精度の高いESを完成させることができます。
人やキャリアセンターに添削を依頼する場合、担当者がほかの業務や学生の依頼に対応する必要があるため、通常ではフィードバックが返ってくるまでには数日から1週間程度かかることが多いです。
特に、就活シーズンのピーク時には多くの学生が添削を依頼するため、待ち時間がさらに長くなることがあります。
②一人でも繰り返しブラッシュアップできる
第三者にフィードバックをもらったとしても、基本的にはその場ですぐ修正・再提出することは難しいでしょう。知人に依頼する場合はその人のスケジュールに左右されることもあり、大学のキャリアセンターを活用する際は空き状況を確認して予約をしなければなりません。
その点AIを活用して添削してもらうことで、自分一人でもフィードバック・修正を繰り返すことができ、ESをどんどんブラッシュアップすることができます。ほかの人の都合を鑑みる必要はなく自分のペースで修正を重ねられる点もメリットです。
- 一人だと思考が凝り固まってESをブラッシュアップできている気がしません……。
ブラッシュアップに不安を感じたら専門家に頼るのもアリ
もし一人で行き詰ってしまう場合は、時間はかかりますが専門のキャリアコンサルタントに相談することも一つの方法です。
経験豊富なキャリアコンサルタントは、ESの添削や自己PRのブラッシュアップに関する具体的なアドバイスを提供してくれます。
しかし、AIも大量のデータをもとに具体的なアドバイスを提供してくれているため、確実にブラッシュアップできているはずです。ユニークなアピールポイントの提案を受けることも可能ですよ。
③誤字脱字が防げる
ESの添削をAIに依頼することは、誤字脱字をなくすことにもつながります。
もちろん人に依頼して添削することも自分だけでチェックすることに比べればミスを減らすことにもつながりますが、100%の確率でミスをゼロにできるかと問われると、明確ではありません。また、人の力でミスを限りなくゼロに近付けるためには時間もかかるでしょう。
ヒューマンエラーを完全になくすのは難しいという点から、機械であれば誤字脱字を短時間で防げるということもAIをES添削で活用するメリットです。
「ES提出後に誤字に気付いたけど、どうすれば良いのかわからない」という人もいるかもしれません。こちらの記事で対処法を詳しく解説しているので、参考にして焦らず対応してくださいね。
関連記事
履歴書の誤字を見つけても焦らないで! 挽回できる方法を解説
履歴書の誤字に気づいたときの適切な対応方法とは? 履歴書の誤字を見たときの印象や訂正方法について、人事経験者のキャリアコンサルタントの意見を交えて徹底解説します。履歴書の誤字が選考に及ぼすリスクや誤字脱字を防ぐ履歴書の書き方も詳しく説明していています。
記事を読む
良い面だけではない! ES添削をAIにしてもらうときの注意点
良い面だけではない! ES添削をAIにしてもらうときの注意点
- 個人情報が漏洩する可能性がゼロではない
- 必ずしも選考を通過できるとは限らない
- AIに作成を丸投げしても良いESにはならない
- 限定的なフィードバックになる場合がある
メリットばかりのように思えるAI添削ですが、実は良い面だけでなくデメリットや注意点もあります。これらのマイナスの面を理解せずにES添削に利用すると、効率的に活用できなくなるだけでなくリスクにさらされる可能性もあるので注意しましょう。
では、ES添削をAIにしてもらうときに理解しておくべき3つの注意点について詳しく解説していきます。リスクをなくしてより良いESを作成するために、しっかりとチェックしてくださいね。
個人情報が漏洩する可能性がゼロではない
ESの添削をAIに依頼する場合、個人情報などの一部のデータを保存することがあります。その際、ツールやシステムのセキュリティが不十分であれば個人情報が漏洩するリスクがあります。また、なかにはAIツール提供者が悪意を持って個人情報を利用したり第三者に提供したりするリスクもあるでしょう。
ES添削でAIを活用する際は、プライバシーポリシーやセキュリティ対策が明示されているような信頼性の高いものを使用するようにしてください。
心配な人は、住所や電話番号、氏名など個人が特定できる情報などは入力せずに、匿名の状態で添削依頼をするようにしましょう。加えて、サービス提供者がデータを保持できなくするために、使用後にデータを削除することも有効です。
AIツールを使用してES添削をする際に信頼できるツールを見極めるためには、プライバシーポリシーやセキュリティ対策が明確に記載されているかを確認することが大切です。
また、ユーザーレビューや評価、実績も参考にして信頼性をチェックするようにしましょう。
必ずしも選考を通過できるとは限らない
AIを活用してESを添削することは、より完成度の高いESを作成することにつながります。しかし、質が上がるからといって、必ずしも選考を通過できるとは限らないということは覚えておきましょう。
あなたの魅力や入社の意欲がしっかりと詰まったESでも、企業や職種、採用担当者によってはあなたと企業がマッチしないと判断されることもあります。企業によって独自の採用基準があるため、すべての企業に合格できるとは言い切れないのです。
また最終的にESを評価するのは、AIではなく「人間」です。企業の雰囲気や採用担当者の主観が入ることもあるため、必ずしも選考突破できるとは限らないということを理解しておきましょう。
そもそも「完璧なES」というものは存在しません。
AIは文章の構造や文法のチェック、一般的なフィードバックを提供する能力に優れていますが、文脈や感情、価値観の深い理解には限界があり、具体的な企業や職種に特化したアドバイスを提供することは難しいため、AIの力だけでESを完成させるのは難しいでしょう。
文章として誤りがなくわかりやすいだけでなく、あなたなりに熟慮しまとめあげられたものであることが「良いES」であると言えるのです。
こちらの記事ではESの書き方を詳しく解説しています。改めて受かるESの書き方をおさらいして、志望企業の選考突破を目指しましょう。
関連記事
エントリーシートの書き方完全版! 提出前の最終チェック項目も紹介
エントリーシート(ES)は9項目の書き方に注意することが大切です。記事では企業が見ているESのポイントをキャリアコンサルタントが解説。書き方の前提を確認したあとは、項目別に詳しく注意点を説明していきます。内容のブラッシュアップ方法や提出前の確認リストで提出の準備が整います。
記事を読む
AIに作成を丸投げしても良いESにはならない
AIは一般的なテンプレートやパターンに基づいて文章を作成するため、個人の経験や特徴・特性を交えた独自性のある文章や、応募者の情熱や熱意を伝えるような感情的な文章を生成するのは苦手とされています。
また、各企業によって求める人物像や評価軸は異なりますが、こういった違いに合わせて文章を作成するのも苦手な傾向があります。
AIはESの作成をサポートするには効果的なツールですが、応募者自身の経験を踏まえた具体的なESをゼロから作成するのには適していないので、AIにESの作成を丸投げするのは避けましょう。
ESの作成をAIに丸投げすると独自性に欠けた文章になるため、採用担当者に見抜かれる可能性が高いです。
またAIが生成する内容はほかの応募者と重複することがあり、個性をアピールする機会を失います。
さらに、AIが著作権侵害や剽窃を引き起こす可能性もあり、信頼性が損なわれます。自分自身の言葉でESを作成することが重要です。
限定的なフィードバックになる場合がある
AIは特定の文脈や背景知識を完全に理解できないことがあり、言葉のニュアンスや感情などを読み取る能力が限られています。さらに、応募者の個人的なバックグラウンドを考慮したフィードバックは難しいとされています。
こういった点から、AIは定型的なアドバイスは得意ですが、独自性を交えた提案は苦手です。ESで自分の経験から独自性をアピールしたい場合は、自分で内容をしっかりと考えてESを作成したうえで、AIの添削機能を活用するように意識してみましょう。
AIに頼り切りはNG! ES作成時に自分でやったほうが良いこと
AIに頼り切りはNG! ES作成時に自分でやったほうが良いこと
- 自己分析:自己理解を深めてESに入れる情報をピックアップする
- 業界・企業分析:徹底的な企業理解でマッチ度をアピールする材料を集める
ESを添削する際にとても便利なAIですが、質の高いESを目指すためにはAIに頼り切りでは不十分です。自分でやるべきことをしっかりとおこなったうえでAIを活用することで、選考突破に近付くESの作成につながるのです。
ES作成時に自分でやっておいた方が良いことについて、自己分析と業界・企業分析に分けて解説します。2つの要素を深掘りしてESに反映させ、応募先の書類選考突破を目指しましょう。
AIは独自性や具体的な経験を文章に反映することを苦手とします。
そのため、ESに必須である自分の強みや価値観、企業の求める人物像への理解を深めるためには、自己分析や業界・企業分析は避けられません。
自己分析:自己理解を深めてESに入れる情報をピックアップする
AIに添削依頼するESを作成する前に、まずは自己分析をしっかりとおこないましょう。自己理解ができていないと、ESに入れるべき情報がわからず、熱意が伝わるような魅力的なESを作成できなくなってしまいます。
ES作成のために自己理解を深める際は、以下のポイントを意識して深掘りしていきましょう。これらへの理解を深めて言語化することで、採用担当者に入社への意欲が伝わるESの作成につながります。
自己分析をする際に深掘りする項目の例
- 応募先企業に入社したい理由
- 自分の強み/弱み(長所/短所)
- 学生時代に頑張ったこと
- 今までで挫折・失敗したこと
「そもそも自己分析のやり方がわからない……」という人は、こちらの記事を参考に自己理解を深めていきましょう。自己分析の詳しいやり方と活用方法を解説しています。
関連記事
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
記事を読む
以下の記事ではESでよく聞かれる項目の書き方についてそれぞれ詳しく解説しています。どの質問でも採用担当者の心に刺さる回答ができるように、ぜひ参考にして作成してみてくださいね。
長所
長所一覧表50選|自分に合うアピールポイントを受ける職種別に解説
短所
短所一覧と例文60選|面接の印象をぐんと上げる短所の伝え方のコツ
ガクチカ
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
挫折経験
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?
業界・企業分析:徹底的な企業理解でマッチ度をアピールする材料を集める
自己理解だけでなく、応募先の業界・企業の理解を深めることも重要です。自分の強みや魅力をアピールしただけのESでは応募先とのマッチ度が伝わらず、良い評価を得られない可能性もあるので、忘れずに業界・企業分析もおこなうようにしましょう。
業界分析・企業分析をする際は、応募先への理解を深めるとともに、自分とのマッチ度や将来のビジョンも考えながらおこなうことが大切です。下記の項目を参考に、企業とあなたのマッチ度をアピールするための材料を集めてみてください。
企業と自分のマッチ度を測るために深掘りする項目例
- 企業理念
- 企業が求める人物像
- 将来のキャリアビジョン
- 活躍している人物の特徴
- 必要とされるスキル
業界分析(研究)や企業分析は、もちろんあなたとのマッチ度だけでなく業界・企業そのものへの理解を深めることも必須です。こちらの記事では業界分析・企業分析のやり方について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
業界分析のやり方
業界研究のやり方|業界全体をとらえたうえで気になる業界を研究しよう
企業分析のやり方
企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
企業分析をする際は、企業研究ノートを作成することで情報をわかりやすく整理することができます。こちらの記事で詳しく解説しているので併せてチェックしてみてくださいね。
関連記事
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
企業研究ノートは企業選びと選考対策に有効! 就活は情報戦で情報を収集するだけでなく、いかに活かせるかが重要です。記事では企業研究ノートの作り方、必須の情報16項目から情報収集の方法まで、キャリアコンサルタントのアドバイスも交えて解説しています。企業研究ノートで情報を整理し、企業研究を効率的に進めましょう。
記事を読む
こちらのQAでは受かるESの書き方についてキャリアコンサルタントが回答しています。自己分析と業界・企業分析ができたらこちらを参考にESを作成してみましょう。
AIを活用した高精度のESで志望企業の選考突破を目指そう
AIの添削ツールを活用することは、あなたの魅力を最大限に詰め込んだESを効率的に作成することにつながります。
かといってAIに頼り切りで作成しようとすると、自分だけのアピールポイントがなかったり、その企業だけの要素が欠けていたりするESになる可能性も高くなります。
採用担当者にあなたの魅力が伝わるようなESを作成するためには、AIを活用できる点と自分でやるべき点をうまく区別する必要があるのです。
今回紹介したAI添削ツールや作成のコツを参考にして採用担当者の心をつかむESを作成し、応募先の書類選考突破を目指してください。
アドバイザーコメント
高尾 有沙
プロフィールを見るAIでES添削をする際はAIの特性を理解してうまく活用しよう
AIを活用してESの添削をおこなうことは、効率的に高品質なESを作成するための有力な手段です。AIは迅速にフィードバックを提供してくれ、誤字脱字のチェックや論理的な構成の改善に役立つでしょう。
しかし、AIの利用だけで完璧なESが作成できるわけではなく、いくつかの点については自分でおこなう必要があります。
まず自己分析です。自分自身の強みや弱み、過去の経験を深く掘り下げて分析し、それを具体的に言語化することは自分自身にしかできないことです。
次に、業界・企業分析です。具体的な企業文化や業界の特性、個別の応募先企業の理念や求める人物像、将来のキャリアビジョンなどに関してはあなた自身が調査し、理解を深めることが必要です。
AIを使用する際も客観的なチェックは必須
AIを添削のために活用する際には、ESの完成度を高めるためにも、一度で完了させず複数回添削を重ねるようにしましょう。また、AIのフィードバックを鵜呑みにするのではなく、自分自身でも内容をチェックし、第三者の意見を取り入れることをおすすめします。
最後に、AIを活用する際には個人情報の取り扱いに注意しましょう。信頼性の高いツールを選び、必要以上の個人情報を入力しないことが重要です。
AIを効果的に活用しながらあなた自身の努力を加え、最終的には自分自身の判断で内容を確定することで、より完成度の高いESを作成してくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
プロフィール詳細