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ガクチカを3つ話しても大丈夫ですか?

就職活動の面接では、ガクチカについて聞かれることが多いと思います。私はアピールしたい経験が3つあるのですが、それらをすべて話すべきか悩んでいます。

面接時間が限られている中で3つも話す場合、どれも浅くなってしまい、かえって印象に残らないのではと不安です。

複数のガクチカを持っている場合は、どう選んで、どんな構成で話すのが効果的なのでしょうか? また、それぞれの経験で得た学びや成長をうまく関連付けて、1つのストーリーとして伝えることは可能でしょうか?

3つの経験を効果的にアピールするための伝え方や注意点について、アドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士

塚本 智美

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ガクチカ複数提示は逆に印象が薄くなる可能性あり!

限られた面接時間のなかで、3つものガクチカをそれぞれ詳細に語ろうとすると、一つひとつのエピソードの背景やあなたの行動、当時の課題や成果などが十分に伝えきれず、結果としてどの話も中途半端で印象が薄くなってしまいかねません。

自己PRは、あなたの持つ複数の強みをアピールするのに適していますが、一方でガクチカでは、1つの経験を深く掘り下げ、そこから得た学びや成長、あなたの価値観などを具体的に示すことが求められるのです。

複数あることは伝えつつも厳選したエピソードを詳細まで語るべし

もし、どうしても複数のガクチカに触れたい場合は以下のように伝えてみましょう。

まず「私は学生時代に、おもに3つのことに力を入れてきました。それはAとBとCです。そのなかでも特に注力し、今の自分を形成する大きな経験となったのはAです」というように、全体像を示したうえで、もっとも伝えたい主力エピソードを1つ選び、それを中心に深く語るのがおすすめです。

ほかのエピソードは、補足的に、あるいはあなたの強みを裏付ける共通エピソード例として簡潔に触れる程度に留めるのが望ましいと思います。

1つのエピソードに絞って具体的に語ることで、あなたの思考プロセスや行動特性がより鮮明に伝わり、面接官も質問しやすくなります。

無理に複数のエピソードを1つのストーリーとして関連付けようとすると、かえって話が複雑で不自然になり、伝えたいポイントがぼやけてしまうことがあるため注意しましょう。

最終的には、あなたの個性がもっとも際立ち、かつ企業の求める人物像と合致するエピソードを厳選し、1つ、または多くても印象的なもの2つなどに絞って内容を深掘りするほうが、聞き手に強い印象を残すことができます。

キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表

楳内 有希子

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ガクチカが3つあるのは強い! ただし伝え方にはテクニックがいる

伝えたい経験がたくさんあるのは大きな強みです。ただ、面接の時間は限られているため、全部を同じように話すと、逆に印象がぼやけてしまうこともあります。

そこでおすすめなのが、1つをじっくり詳しく話して、残りの2つは「ほかにもこんな経験があります」と簡潔に紹介する方法です。

または、3つの経験に共通するチームで取り組む力や続けていく力などの共通点を見つけて、「私にはこういう強みがあります」とまとめて伝えるやり方もあります。

話す内容に一貫性を持たせるなど、印象に残る伝え方を意識しよう

複数のガクチカを伝える際の例は以下の通りです。

①「私は〇〇という強みを大事にしています」と伝える
②それを裏付ける三つの経験を順番に紹介する
③最後に「これらの経験を通じてこう成長できました」とまとめる

このように、話に一貫性があると、面接官にも伝わりやすく、あなたの印象がしっかり残ります。

ポイントは、話が長くなりすぎないように事前に練習しておくことです。どの質問が来ても「この話をしたい」と思える自分の軸を持っておくようにしましょう。

3つの経験は、それぞれに意味があり、自分を作ってきた大切な経験です。まとめ方を工夫しプラスに働かせ、自信を持って伝えてくださいね。

以下の記事では採用担当者に響くガクチカの作り方を解説しています。多くの企業の面接で聞かれる可能性が高い質問であるため、事前に回答を準備して確実に高評価を得られるようにしておきましょう。

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