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転職を検討しているのですが、職歴は前々職までバレるものですか?

転職活動をしているのですが、履歴書や職務経歴書には直近の職歴しか記載していません。採用選考の過程で、前々職以前の職歴が企業にバレる可能性について気になっています。

もしバレてしまうとしたら、源泉徴収票や雇用保険の情報、あるいは企業の独自調査など、どのような経路があるのでしょうか?

実は、前々職の退職理由があまり良くない内容だったため、選考に影響するのではないかと不安に感じています。

過去の職歴について、企業はどこまで把握するのが一般的なのか、また、聞かれた場合に備えてどのような準備をしておけば良いのかを知りたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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前々職の職歴はバレる可能性あり! 正直に伝えるのが最善策

私が個人として転職希望者に指導をするのであれば、基本的に職歴は直前のものだけでなく、すべて履歴書等に記載するべきだと伝えるでしょう。

そもそも、前々職を隠すという時点で、相手(再就職希望先)に疑念を与えてしまいます。

質問文のなかで指摘されている通り、源泉徴収票や独自調査などで隠していた職歴がバレることはもちろんありますが、最も状況として良くないのは面接などで履歴書のブランクについて質問を受けることでしょう。

これが最もバレる可能性が高い状況かつ、望ましくないものだと思います。

ブランクを隠すより前向きに説明できる準備を

企業として、中途採用候補者について過去の職歴をどこまで把握するのが一般的なのかはわかりませんが、人情としては「中途採用するのであれば、候補者のすべての経歴を知りたい」と思うことは確実です。

そのため、履歴書のブランクについては必ず質問されると思ってください。

その対策として最も良いのは、偽りなく履歴書を作成することだと私は考えています。

ただ、どうしてもブランクを作ってしまうのであれば、質問を受けた場合に可能な限り前向きな理由で退職理由を伝えられるよう、言い換え言葉を考えるなど、十分に準備をして臨みましょう。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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提出書類などから過去の職歴を見られる可能性がある! 正直な申告を

基本的に、企業が採用選考の過程でおこなう調査は、直近の職歴が中心となることが一般的です。

しかしながら、提出する書類によっては、間接的に過去の職歴が明らかになるケースも存在します。

たとえば、年末調整の手続きで提出する源泉徴収票や、入社手続きで必要となる雇用保険被保険者証の履歴から、過去の勤務先が判明することがあるのです。

ただし、これらの情報から明らかになるのはおもに在籍期間や企業名であり、具体的な退職理由といった詳細な情報までは、よほど特殊な事情がないかぎり、企業側が把握することは難しいと考えられます。

むしろ注意すべきなのは、職歴を偽って申告することです。

経歴詐称は発覚した場合に内定取り消しや懲戒解雇といった重大な結果を招く可能性があり、リスクが非常に高い行為といえます。

退職理由は正直ベースで伝えつつポジティブな言葉に変換しよう

これらの点をふまえ、転職活動において準備すべきこととしては以下のとおりです。

何よりもまず、自身の職歴は正直かつ正確に申告することが基本となります。意図的な虚偽の申告は避けましょう。

そして、ネガティブな退職理由はポジティブな表現へ変更が必要です。もし過去にネガティブな理由で退職した経験がある場合でも、正直に伝える姿勢を意識しましょう。

そのうえで、その経験から何を学び、次にどう活かしたいのかといった前向きな視点に転換し、ポジティブな表現で伝えられるよう準備しておくことが望ましいと考えられます。

正直かつ誠実な対応を心掛けることが、結果としてより良い転職につながるはずです。

以下の記事では円満退職するための伝え方を解説しています。円満退職を目指している人は、行動に移す前に以下の記事を確認して手順や伝え方を把握しておきましょう。

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