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就活で親の言いなりになるのはおかしいですか?

就活を進めていますが、今は親が勧める企業ばかりを受けています。親は安定した大企業に入ってほしいと考えているようで、私自身も「そのほうが安心かもしれない」と感じていました。

けれど正直なところ、自分から強く興味を持っているわけではなく、ただ親の期待に応えたいという気持ちで動いているように思えて、不安になることがあります。

もし内定をもらえたとしても、本当にその会社で自分が満足して働けるのか、確信が持てません。

親の意向に沿って就活を進めることには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

また、自分のやりたいことを見つけたいと思ったとき、これからどんな行動をとれば良いか、アドバイスをいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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親世代の価値観と今の時代の働き方が違うことを理解しよう

「親の期待に応えたい」という気持ち自体は、とても素敵なものです。

今、質問者さんは「安定した大企業の方が安心かもしれない」と思う一方で、「内定をもらっても満足して働けるか自信がない」と感じている。どちらも自然な気持ちだと思います。

親の勧めで受けた企業が結果的に合っていた、ということもあるでしょう。でも「親の意向に沿って就活を進めること」には、いくつか注意点もあります。

まず、親世代の価値観と、今の時代の働き方は一致しないことがあるという点。たとえば「大企業に入れば安定」といった考え方は、今では必ずしも当てはまりません。

企業の寿命が短くなり、業界構造も大きく変わっています。今の若い世代にとっては「安定性」だけでなく「成長性」や「やりがい」も企業選びの大きな軸になっています。

自分の意志で決めたことが仕事を頑張る原動力になることも

もう一つは、自分で選ばなかった道だと、いざ困難にぶつかった時に踏ん張りが利きにくいということです。誰かの意向で決めた会社だと「どうして自分で選ばなかったんだろう……」と後悔の念が生まれやすいのです。

どの会社に入っても、仕事をする以上、困難なことは必ず出てきます。そのときに「自分で選んだ道だから」と思えることは、大きな支えになります。自分のやりたいことを見つけたいと思ったとき、まずやってみてほしいのは、いったん親のアドバイスから少し距離を取ってみること。

たとえば「ちょっと自分で考えてみたい」と伝えて、自分自身の感覚で企業を見てみることです。そのうえで「面白そう」と思う会社があったらエントリーしてみてください。

今までは「安定しているかどうか」という親の言う指標で探していたところを「面白そう」という自分自身の感覚を大事にしてみるわけです。そうやって自分の気持ちを頼りに行動していくことで、「自分の軸」が少しずつ見えてきます。

そして、その「自分で選んだ感覚」が、きっとこの先の頑張る力になります。親の意見を聞くのは悪いことではありません。しかし、最終的に生き方を選ぶのは、やはり「自分自身」です。

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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親の意見に従うだけの就活でも間違いとは限らない

親の期待に応えたいという気持ちで動いているように思えて、不安になることがあるのですね。

就職活動において親の意見に耳を傾けること自体は悪いことではありません。

ただし、自分の本音を無視して親の希望に合わせて進路を決めてしまうと、将来的に後悔やミスマッチにつながる可能性が高くなります。

最終的な決断は自分自身がおこなうという姿勢を忘れずに

大切なのは、親の意見を参考情報の一つとして受け止め、最終的な決断は自分自身がおこなうという姿勢です。

私の過去の経験でも、親がすすめる大手企業に進むことで精神的な安心感を得られたり、就活がスムーズに進んだりすることもありますが、その企業で自分らしく働けるか、やりがいを感じられるかといった本質的な視点が抜け落ちて、働き始めてから不満が募った方もいました。

親の期待と自分の本音とのギャップを放置したまま進む就活には、リスクが潜んでいます。

親との良好な関係を保ちながら自分らしいキャリアを築くには、徹底的な自己分析で自分の本音と向き合う、視野を広げた情報収集をおこなう、親としっかり対話して相互理解を深める、自分にとっての安心の基準を明確にする。

この4つのステップが大切です。就職活動は、自分の人生のためにおこなうものです。自分の声にしっかり耳を傾けて、納得できる未来を選び取りましょう。

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