迫りくる26卒就活! やばいと思う人が今日からやるべき対策13選

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級

    Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施

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  • キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

    Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう

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  • キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表

    Yoko Muraya〇上場企業を含む民間企業での人事・採用経験約30年。就職支援や転職相談に従事し多くの求職者を支え、セミナー講師も務める。社労士の専門知識を活かし温かい雰囲気で各人に寄り添う

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この記事のまとめ

  • 26卒の就活動向をチェックして就活に乗り遅れないようにしよう
  • 26卒就活生が今すぐやるべきこと13選
  • 26卒就活の特徴について就活のプロが解説

26卒就活もいよいよ本格化し始めるタイミングですが、「就活の波に乗り遅れている感じがしてやばいかも……」「就活の早期化が進んでいるけど26卒就活はどんな状況なんだろう」などと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

就活は、情報をたくさん集め早くから行動することで、希望の企業の内定に近づくことができます。

この記事では、キャリアアドバイザーの隈本さん、永田さん、村谷さんとともに、26卒の就活市場の状況や今からやるべきことについて解説します。26卒就活をまだ本格的にスタートしておらずやばいと感じている人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

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目次

「26卒就活やばい……」と感じている人は今すぐ対策をして内定獲得に近づこう

就活を何も進めておらず「このままではやばい」と焦っている人は、今すぐの対策が重要です。就活が本格化する3月までに自分のできることを進めていきましょう。

この記事では、まず近年の就活状況から26卒の就活動向を説明しているので、自分の状況がほかの就活生と比べてどうなのかを把握しましょう。そのうえで、今すぐやるべきこと13選の解説を読むことで、これから自分がするべきことを整理できます。

さらに、26卒就活がこれまでとどう違うのかについてキャリアアドバイザーが解説しているので、詳しく知りたい人は参考にしてみてくださいね。

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大学3年生の冬で何もしていない26卒就活生はやばい?

26卒の就活生で現状何もしていない人は、今すぐ対策を進めましょう。3月には情報が解禁され、一斉に就活を進めていくことになります。

就職みらい研究所の就職白書2024によると、24年卒の学生のアンケート結果では、9月までに就活を始めた大学3年生の割合は56.9%におよんでいます。さらには、企業の広報活動時期より前の大学3年生2月までに就活を始めた学生は80.8%と、約8割の学生が2月までには就活を開始しているのです

20年卒の就活生の状況(65.8%)と比べると15%も増加しており、就活の早期化が進んでいることがわかります。

就活開始時期の変化

また、入社予定企業からの内定を獲得した時期についても、23年卒の学生は、大学4年の5月までに49.2%だったところが、24年卒は52.7%に増加しているのです。企業が内定を出す時期も年々早まってきていることがわかります。

入社予定企業からの内定獲得時期

このように、就活市場は年を追うごとに早期化しているのです。そのため、大学3年生の冬時点で何も活動をしていない人は早めに動き出しましょう。

就活をこれから始めることに焦る気持ちがあるかもしれませんが、それは未来を真剣に考えている証拠です。大切なのは、今から一歩を踏み出すことです。

興味のある分野を調べたり、自己分析を始めたりして、一つずつ行動を積み重ねて自分らしい未来を見つけましょう。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

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変動が激しい! 近年の就活状況から26卒就活の動向を確認しよう

変動が激しい! 近年の就活状況から26卒就活の動向を確認しよう

  • 26卒の就活スケジュール
  • 26卒の採用活動状況
  • 25卒の求人倍率
  • 25卒の就職内定率

就活市場は変動が激しいため、毎年最新の動向を確認することが必要です。近年の就活状況から26卒の動向を予想して、これからの就活に活かしていきましょう。

ここからは、26卒の一般的なスケジュールや企業の採用活動状況などを解説します。25卒の求人倍率や就職内定率も併せて確認することで、26卒就活をどのくらいのスピード感で進めていくべきなのかを知ることができます。

「26卒就活について何もわからなくてやばい……」と不安な人は、まずは就活市場について理解を深めることを意識しましょう。

26卒の就活スケジュール

今のやばい状況から抜け出すには、26卒の就活スケジュールを把握することが、もっとも大切になります。ほかの学生がどのように就活を進めているのか、企業がどのように採用活動を進めているのかを知ることで、今の自分の立ち位置をより理解でるからです

ここでは、4年制大学に通う就活生を前提とした一般的な就活スケジュールの目安を紹介します。しかし、企業によって異なることもあるため、自分の志望する企業については自分でしっかりと調べましょう。

4年制大学の学生の一般的な就活スケジュール

上記の画像からわかるように、大学3年生の6月〜大学4年生の10月まで、就活生は忙しく活動することになります。企業の活動スケジュールに合わせて、自分のやるべきことを進めていきましょう。

企業の活動スケジュール

  1. サマーインターン:24年7月〜24年9月
  2. ウィンターインターン:24年12月〜25年2月
  3. 会社説明会:25年3月~25年6月
  4. 選考:25年3月~25年9月
  5. 内々定出し:25年4月~25年9月
  6. 内定出し:25年10月

就活生のスケジュール

  1. 自己分析:24年6月〜25年2月
  2. 業界・企業分析:24年6月〜25年2月
  3. 履歴書作成:24年12月~25年2月
  4. ES作成:25年3月~25年4月
  5. 適性検査・筆記試験対策:24年10月~25年4月
  6. 面接対策:24年11月~25年9月
  7. 企業へのエントリー:25年3月~25年6月

26卒の採用活動状況

労働人口が減少し続けている日本では、年々人を採用することが難しくなり、企業は頭を抱えています。そういった状況のなかで、「なんとしても他社より早く人を集めなければ」という企業側のニーズにより、就活の早期化が進んでいる背景が存在するのです。

そのため、就活の早期化が進んでいる26卒就活の企業の活動状況を知ることで、これからどのくらいのスピード感を持って活動を進めていくべきなのかがわかります。

キャリタスの2025年卒採用 内定動向調査 / 2026年卒採用計画によると、26卒採用活動を12月以前に開始した企業の割合が増えているのです。早くから活動を開始する企業が増えたため、通常ボリュームゾーンである3月は20.7%、4月は13.6%と25卒の採用活動開始時期と比べて6%も減少しています。

ここからわかるように、企業側の採用活動の早期化も年々進んでいるのです。

内定出しの時期についても、3月の18.8%がもっとも多く、4月の17.6%が僅差で続いている状態になります。しかし、内定出しのタイミングについても1月以前に出す企業の割合が、25卒と比べて増えているため、採用活動の開始時期と併せて内定出しも早まっているようです。

26卒就活で、企業はこれまでよりも早い時期からの動き出しを考えているため、1日でも早く対策を進める必要があるでしょう

企業の採用活動開始が早まっているようですが、大学3年生の冬から対策を進めているようでは、内定を獲得するのは厳しいでしょうか……?

村谷 洋子

プロフィール

自己分析などの対策を計画的に取り組めば内定の可能性あり

大学3年生の冬から就活を始めても大丈夫です! 一般的には遅いと見なされがちですが、計画的に取り組むことで内定獲得の可能性は十分にあります。現在は売り手市場が続いており、就活生にとって追い風となっているのです。

自己分析、業界研究、企業説明会やインターンへの参加など、効率的に進めながら、スケジュール管理を徹底することが重要となります。
大手企業や人気企業はやや厳しいかもしれませんが、冬のインターンシップから選考に進むという道筋も開かれています。諦めることなく、計画的な就活を心掛けましょう。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

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25卒の求人倍率

有効求人倍率とは

大卒求人倍率とは

民間企業への就職を希望する学生1人に対して、企業からの求人数を算出したもの

25卒の求人倍率を知ることで、26卒の求人状況が予想できます。

リクルートワークス研究所の第41回 ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)によると、25卒の求人倍率は1.75倍との結果が出ています。これは、24卒の1.71倍と比べて0.04%上昇しており、25卒の学生のほうが1人当たりの求人数が多いということが言えるのです。

同調査によると、300人未満の企業は6.50倍で、新型コロナウイルス感染症が流行する前にもっとも高かった19年卒と20年卒に続く高い求人倍率となっています。

また、全国の民間企業の求人の合計数は、2024年と2025年とでは2.4万もの数が増加しているのです。

26年卒の求人倍率は現在まだ発表されていませんが、これまでの動向から考察するとおそらく高いと予想されます。そのため、就活生にとっては内定を獲得しやすい状況が続くのではないでしょうか。

ここからわかるように、26卒就活に対してやばいと過度に焦る必要はありません。自分のできる最大限の対策をおこない、しっかりと準備をして就活に臨みましょう。そうすることで、必ず内定を獲得できるはずです。

25卒の就職内定率

25卒の就活生の現時点での就職内定率は、26卒の就活生がいつまでに内定を獲得するべきなのかの指標となります。

就職みらい研究所の就職プロセス調査(2025年卒)「2024年12月1日時点 内定状況」によると、2024年12月1日時点の25卒就活生(大学院生除く)の就職内定率は、96.6%という結果です。大学4年生の12月の段階では、多くの就活生が内定を獲得しており、就活が終盤に差し掛かっていることがわかります。

ここからわかるように、26卒の就活生においても大学4年生の12月までには、ある程度の就活を終わらせておくイメージで進めるのが良いでしょう

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

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まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

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やばいと思ったら即行動! 26卒就活生が今すぐやるべきこと13選

26卒の就活をまだ本格的に進めていない人は、自分に必要な対策を理解して本選考までに進めることが必要です。しかし、焦ってはいるものの何をすべきなのかわからないという人のために、ここでは26卒就活生が今すぐやるべきことを紹介します。

就活は、早くから行動することが大切です。「何もやっていなくてそろそろやばいな……」と焦っている人は、明日からと先延ばしにせず、今から何ができるかを考えて始めてみましょう。

ここからは、今からできる就活対策について紹介します。一つずつやってみてくださいね。

①就活の全体スケジュールの確認

やばいと焦っている人はまず、就活の全体スケジュールを確認しましょう。就活の早期化が進んでいる26卒就活をうまく進めていくためには、大体のスケジュールを把握しておくことが必要です。

就活スケジュールがわからない人は、この記事の前半でも紹介をしているので、一般的な就活スケジュールを確認してみましょう。就活スケジュールを確認できた人は、次に自分が行動するスケジュールを整理することが大切です。

行動計画を立てるときは、「2月までに自己分析をやる」などと期限を定めるようにしましょう。期限を定めることで、自分の中で優先順位が明確になります。本選考まで時間がない場合は、緊急度の高いものから取り組むことを意識してください。

就活スケジュールは、自分の志望する企業によって異なる場合があるので、企業ごとに行動計画を立てることが必要です。「株式会社○○は4月に面接があるから、2月に面接対策をおこなおう」などと逆算して考えましょう。

永田 修也

プロフィール

就活スケジュールを確認してやるべきことを整理する際は、上記にもあるとおり優先度を意識して取り組むことが重要です。

また、そのなかで長くかかりそうなものから先に手をつけておくと、何かトラブルで進まなくなっても進行中であれば安心ですね。

あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!

職業選択においてやりたいことはもちろんですが、その中でも適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうため適職への理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業と低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみよう!

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②業界・企業研究の見直し

自分が本当に働きたい企業を見つけるためには、業界・企業研究が重要です。業界や企業研究をすることで、「自分は日本の製品を海外に広める仕事がしたい」「0から1を生み出せる業界で働きたい」など志望業界の絞り込みができます。

志望業界の絞り込み後に、そのなかでも特にどの企業が良いのか企業研究を通して決めましょう。同じ業界であっても、企業それぞれで強みとしている部分や社風は違います。自分がもっとも興味を持てる企業を探して選考に進みましょう。

また、業界や企業研究にしっかり取り組むことで「貴社の○○が競合他社と比べて魅力的だと感じました」と説得力のある志望動機を作成できます。就活が本格化する前に深掘りし、業界・企業について理解しておきましょう。

業界研究は、就活を進めるうえで非常に重要ですが、やり方がわからない人も多いのではないでしょうか。こちらの記事では、業界研究のやり方を解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

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③自己分析を徹底する

就活がうまく進まずやばいと感じる人は、自己分析が足りていない可能性があります。自己分析は、これから自分がどのように就活を進めていくかの軸を定められるため、非常に重要です。就活を本格的に進めていく前には必ず自己分析をして、企業選びの軸や将来のキャリアプランなどを明確にしておきましょう。そのほか、自己分析をする目的は以下が挙げられます。

自己分析の目的

  • 自分の得意・不得意を理解するため
  • 将来の目標やキャリアプランを整理するため
  • 自分のことを面接官に伝えられるようにするため

就活初期の段階で自己分析をおこなうことで、自分の得意や不得意を把握でき、自分の強みを活かせる企業への就活が可能です。自分を理解できると、企業選びの軸がぶれることなく就活を進められます。

とことん自分と向き合い、「どの業界で何をしたいのか」「なぜその業界なのか」「将来どのようなキャリアを築きたいのか」などを自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。

また、自己分析をすることで、自分をよく理解できた状態で選考に臨めます。そのため、面接中の深掘り質問にも悩まず答えられたり、回答に一貫性を持たせられるため、面接官に本気度を伝えやすくなるのです。併せて、自分の得意・不得意も知ることができるので、自分の強みを活かせる企業への就活ができます。

自己分析にはさまざまな方法があるので、自分が取り組みやすい方法を見つけてみましょう。どのような方法があるのかわからない人は、こちらの記事で紹介しているので参考にしてみてくださいね。

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自己分析は大切だとわかっているのですが、本選考まで時間がないため、あまり時間をかけなくても大丈夫でしょうか?

時間をかけずに自己分析ツールで効率的に進めることが大切

自己分析は、時間をかければ良いわけではありません。ツールなどを活用し、限られた時間のなかで効率的に進めましょう。

MBTIやエムグラム、ストレングス・ファインダーなどの自己分析ツールを活用すると、短時間で自分の性格や強みの言語化に役立ちます。

また、過去の経験を振り返る「自分史」や、「モチベーショングラフ」などを作成すると、自分の価値観やモチベーションの変化を短時間で整理できるのです。

また、友人や家族に自分の強みや弱みなどを語ってもらう「他己分析」を取り入れると、自分では気付けなかった強みや弱みを発見する助けになります。これらの方法を組み合わせると、短期間でも選考に必要な自己理解を深められるでしょう。

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④スカウト型求人サイトに登録する

就活がやばい人は、スカウト型求人サイトに登録することもおすすめです。スカウト型求人サイトを利用すると、比較的早めに内定を取ることができます。

その理由は、スカウト型求人サイトに登録すると、登録後に企業からインターンや早期選考のオファーが届くためです。最初にプロフィールを入力して登録しておくことで、プロフィールを見た企業からスカウトがもらえるので、ほかの対策と並行して登録しておきましょう。

また、スカウト型求人サイトを利用するメリットは、自分のプロフィールを読んだ企業の選考に進むため、自分のことを話しやすい状況が作れることです。サイトによっては、エントリーシート(ES)の免除などの選考特典がついている場合もあるので、上手に活用して、就活を進めましょう。

ただし、注意点として利用する際のやり取りは自分でおこなわなければならないので、しっかり管理する必要があります。

早期化の進んでいる26卒就活では、企業との接点を早く持てるかどうかが内定獲得への近道になるので、積極的に企業とかかわるようにしましょう

どんなスカウト型求人サイトに登録するべきなのかわからない場合は、下記のサイトを参考にしてみてください。

26卒就活生におすすめのスカウト型求人サイト

⑤就活エージェントに登録する

就活状況がやばい人は、就活エージェントに登録してみましょう。就活エージェントでは、専任のプロのアドバイザーが自分に合った就活のアドバイスをしてくれます。求人の紹介から内定獲得までをサポートしてもらえるので、一人で進めていく必要がありません。

また、ESの添削や面接対策などもあるので、何から進めて良いかわからない人はアドバイザーと一緒に対策を進めていきましょう。

自分の就活の軸が決まっていない場合でも、一から寄り添って相談に乗ってくれるため、あなたに合った企業を見つけることもできます。効率的に就活を進め短期間で内定を確実に獲得したい人は、就活エージェントに登録することをおすすめします。

26卒就活では、企業の採用スケジュールに合わせて動くことが重要です。自分で最新の情報を取得する自信がない人も就活エージェントに頼ってみましょう。

どんな就活エージェントがあるのかわからない人は、下記で紹介するサイトを参考にしてみてください。

26卒就活生におすすめの就活エージェント

⑥企業説明会など就活イベントに参加する

就活がうまく進まずやばいと感じている人は、企業説明会などの就活イベントに参加することもおすすめです。

就活イベントは、新たな企業との出会いがあったり、企業のホームページ(HP)では知ることができなかった詳細情報を得られたりする良い機会となります。今まで興味のなかった業界でも企業説明を聞くことで面白さに気付き、自分の興味を拡大することができるかもしれません。

就活でよくある失敗は、自分の知っている業界や企業で絞り込んで、狭い範囲で就活を進めてしまうことです。狭い範囲で絞りすぎてしまうと、少ないエントリー数で就活を進めていかなければなりません。そうすると、その企業の選考がうまく進まなかったときに「自分の興味のある企業がもうない……」と焦ることにつながります。

ある程度興味のある業界が定まっている場合でも、新たな出会いや情報収集のために、1度就活イベントに参加してみましょう。

企業説明会では学生が気になる質問を企業に聞くことができます。こちらの記事では、説明会で聞くべき質問や聞かないほうが良い質問について解説しています。説明会でどんな質問をすべきか悩む人は参考にしてみてください。

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多くの企業説明会で、学生から企業側に質問ができる機会があります。しかし、「何を質問すれば良いかわからない……」という人も多いでしょう。この記事では、企業説明会で聞くべきおすすめ質問120選について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。

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⑦内定を獲得しやすい中小規模の合同説明会に参加する

内定がなかなか獲得できずやばいと焦っている人のなかには、大手のみにエントリーしている人もいるのではないでしょうか。誰もが知っている有名企業や業界のなかでも規模の大きい企業にしか興味がない就活生も一定数います。

しかし、大手企業は知名度があり人気が高く、多くのライバルに勝ち抜く必要があるため、内定を獲得するのは非常に難しいです。

そのため、内定がなく焦っている人は、比較的内定を獲得しやすい中小企業をメインとした合同説明会に参加してみましょう。中小企業のなかには、その企業でしか取り扱っていない商材があったり、今後伸びる可能性のある企業なども数多く存在しています

25卒就活では、300人未満の企業の求人倍率は6.50倍とかなり高い数値となっています。26卒就活においても引き続き300人未満の中小企業の求人倍率は高いと予想されるので、その点から考えても中小企業の説明会に参加するメリットがあります。

まずは、内定を獲得するために、企業規模などで絞りすぎず、中小企業との出会いも大切にしましょう。

村谷 洋子

プロフィール

規模の小さい会社でも充実した福利厚生や、生き生きと働く社員の姿、高い社会貢献度など、それぞれが独自の輝きを放っています。また、大企業と比べて希望する仕事に就けるチャンスも広がります。ぜひ元気な中小企業にも目を向けてみてください。

⑧就活の口コミサイトで情報を集める

「就活やばい!」と危機感を感じている人は、就活の口コミサイトで選考情報を集めてみましょう。口コミサイトでは、実際にその企業の選考を受けた人のリアルな口コミを見ることができます。投稿しているのは、現在就活中の学生や、すでに内定を獲得している内定者、昨年以前に選考を受けていた先輩就活生です。

口コミサイトでは、面接での質問内容や、面接の雰囲気などを知ることができます。また、サイトによっては、内定者のESや志望動機を見ることができるので、本選考までの情報収集としてはとても役立つ方法です

しかし、口コミサイトは誰でも投稿ができるため、誤った情報が掲載されている場合があります。すべての情報を鵜呑みにするのではなく、情報の取捨選択をすることが必要です。

口コミサイトはさまざま存在しているので、自分の知りたい情報が載っているサイトを選び、選考前にチェックしておきましょう。どのようなサイトが良いかわからない人は、下記のサイトを参考にしてみてください。

26卒就活生におすすめの口コミサイト

第一志望の企業の口コミサイトを見ると、あまり良い口コミがありません。口コミサイトの内容はどの程度参考にすべきでしょうか?

永田 修也

プロフィール

口コミをすべて鵜呑みにせず自分なりに調査してみよう

それが本当に正確な情報かどうかは自分の目で確かめるほかないのですが、あまりにも酷いレビューがたくさんある場合はちょっと考えてしまいますよね。多かれ少なかれ、企業の口コミには尾鰭がついて内容が過大になっている場合があります。

すべてを信じ込んで辞退してしまう前に、自分なりにしっかり調査をおこなうことが大切です。

たとえば、口コミの良くない評価を一覧にして件数別に書き出してみて統計をとってみましょう。そうすることで、どのカテゴリについて一番言及されているのかがわかります。

給料なのか、業務内容なのか、風通しなのか。データとしてみてみたときに一番多かった内容について改めて深掘りして調べてみると、意外なことがわかったりするかもしれません。

⑨内容の濃いESを作成する

就活を進めるなかで大切なのがESです。ESの内容によって、書類選考が通るかどうかが決まります。面接につなげるための重要な提出書類になるので、できるだけ内容の濃いESを作成しましょう。

ESを通して企業は下記のポイントを確認しています。

ESで企業が見ているポイント

  • 企業理解度
  • 求める人物像とのマッチ率
  • 志望度・熱意
  • 入社後の活躍イメージ

ESでは文字として可視化できるからこそ、自分がどれだけその企業を本気で志望しているのかを丁寧に伝える必要があります。「企業研究×自己分析」で見出したことを上手にまとめてESに盛り込みましょう。

決められた枠のなかで、伝えたいことを端的にまとめることができるかどうかも評価の対象となっています。結論から書くことを意識して、わかりやすいESで企業にアピールしましょう。

ESは書き方を理解することで、より効果的にアピールできます。こちらの記事では、基本的な書き方の解説と提出前にチェックすべき項目について紹介しています。書き方に迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

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エントリーシートの書き方完全版! 提出前の最終チェック項目も紹介

エントリーシート(ES)は9項目の書き方に注意することが大切です。記事では企業が見ているESのポイントをキャリアコンサルタントが解説。書き方の前提を確認したあとは、項目別に詳しく注意点を説明していきます。内容のブラッシュアップ方法や提出前の確認リストで提出の準備が整います。

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エントリーシートの書き方完全版! 提出前の最終チェック項目も紹介

⑩興味のある企業にエントリーする

就活がやばい人は、興味のある企業を見つけて、積極的にエントリーしましょう。企業のなかには書類選考がなく、一次面接から選考が始まる企業もあります。そのため、企業へのエントリー数を増やすことで、面接の場数を踏めるので、雰囲気に慣れてうまく話せるようになるでしょう。

早めに面接に慣れておけば、本命の企業では過度な緊張もなく、自然体の自分で臨むことができます。「内定をもらっても入社するかわからないからエントリーするのを辞めよう」と躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、内定が出たから必ず入社をしないといけないわけではありません。

そのため、興味のある企業には気軽にエントリーしてみましょう。

面接に慣れるためには、実際の面接を受ける以外にも練習をすることが大切です。こちらの記事では、効果のある面接練習法を紹介しています。面接が苦手で不安な人はぜひ参考にしてみてください。

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効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介

面接の練習は目的意識をしっかり持つことが大切です。この記事では基本的な面接練習方法だけでなく、状況別の練習方法についてもキャリアコンサルタントが解説します。自分に合う練習方法を見極めて、本番の面接を突破しましょう。

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効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介

⑪気になる企業のインターンに参加する

気になる企業がある人は、積極的にインターンに参加することもおすすめです。大学3年生の1月以降では、ウィンターインターンが開催されている場合があるので、気になる企業のスケジュールを調べてみましょう。

ウィンターインターンは、本選考直前のインターンになるので、企業によっては選考に影響を与えるものもあります。サマーインターンとは違い、比較的短期で開催されるものが多いので、時間を見つけて参加しておきましょう。

インターンは、企業についてより深く理解することができる絶好のチャンスです。企業研究の一環として参加しておくことで、志望動機や自己PRを作成する際に役立ちます。実際に働いている社員と積極的に交流して、企業の理解度を深めましょう。

村谷 洋子

プロフィール

ウィンターインターンはとってもおすすめです。多くの企業が本選考を視野に入れたプログラムを展開しているため、内定獲得への近道となる可能性が高いです。

選考直結型のインターンシップでは、通常の選考ルートより早期に内定を獲得できるチャンスがあります。

⑫周囲の人に相談する

就活に対してやばいと焦りを感じている人は、周りの人に相談してみましょう。同じ26卒の就活生である友人に就活状況を聞いてみたり、就活経験者である先輩に相談することで解決策が見えてくるかもしれません

一人で悩んでいると、焦りや不安が大きくなり就活に対してストレスを感じるようになります。その状態で選考に臨んでも実力が発揮できず、良い結果にはつながらないことが考えられるのです。どうしたら良いか悩んでいる人は、周りの人に自分の状況を話してみたり、ほかの人がどうやって就活を進めているのかを聞いてみたりしましょう。

また、就活は個人差があるため、身近な人にあまり話したくないと思う人もいるかもしれません。そういう人は、就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談してみましょう。過去の豊富な経験から、今やるべきことなどのアドバイスをもらうことができます。

初めてキャリアアドバイザーに相談するのですが、どんな準備が必要ですか?

永田 修也

プロフィール

自分が悩んでいることを明確にすると課題が浮き彫りになる

自分がどんなことに困っているのかについては、あらかじめはっきりさせておきましょう。そこが明確になっているだけで課題も浮き彫りになりますし、解決策も早く見つかるようになります。

また、「何に悩んでいるのかすらわからない」という場合もあると思います。そういうときはキャリアコンサルタントを活用してください。

注意点として、キャリアアドバイザーから受けたアドバイスなどすべて鵜呑みにしないようにしましょう。一人のいち意見というくらいの気軽なものとして受け止めて、気持ちの浮き沈みがないように冷静かつ客観的に進めていくことが大切です。

⑬必要なものを用意する

就活では、さまざまなものが必要です。就活が本格化するまでにそろえておけると安心して就活に専念することができます。まだ、準備ができていない人はここで紹介するリストを参考にしてみてください。

就活で必ず必要なもの

  • リクルートスーツ
  • 白のワイシャツ・ブラウス
  • ビジネスシューズ(革靴・パンプス)
  • 就活バッグ(A4サイズ・自立するタイプ)
  • 腕時計
  • 筆記用具
  • スケジュール帳
  • 履歴書
  • 印鑑

上記に併せて当日持っておくと便利なアイテムを紹介します。当日「やばい」と焦ることがないように、さまざまな事態を予測して準備を進めるようにしましょう。

+αであると便利なもの

  • 折り畳み傘などの雨具
  • 靴下やストッキングの予備
  • 携帯用サイズの洋服クリーナー
  • コンタクトの予備や眼鏡
  • リップなどのメイク道具やスタイリング剤

26卒の就活はこれまでと何が違う? 就活のプロが徹底解説

ここまで、近年の就活市場や今からやるべき対策について説明してきました。これらの内容から、今の自分の立ち位置と今からどのように本選考まで対策するべきなのか理解できたのではないでしょうか。

ただ、実際、26卒就活はこれまでの就活と比べて具体的に何が違い、どんなところに気を付けるべきなのかがわからないという人もいると思います

そこで、就活のプロであるキャリアコンサルタントが、26卒就活はこれまでと比べて何が違うのかについて解説をします。より26卒就活に合った対策をしたい人は参考にしてみてください。

アドバイザーコメント

26卒就活はインターンシップの多様化や選考の早期化がポイント

2026年卒業予定者の就職活動は、これまでと比較して大きく3つの変化があります。

①インターンシップの重要性と多様化
インターンシップが「専門活用型」や「高度専門型」などの4つのタイプに分類され、特定の条件を満たす場合には採用活動のスケジュールが弾力化されます。卒業年度の春休み以降に実施された専門活用型インターンシップでは、学生情報を広報活動開始後に採用活動で使用可能です。

②選考スケジュールの前倒し
専門性の高い人材の採用では、選考スケジュールの前倒しが予定されています。専門活用型インターンシップに参加した学生に対しては、大学4年生の6月以降ではなく、3月から4月にかけて内々定が出されるケースが増えると予想されています。

③就職活動全体の早期化と企業対応の変化
近年、就職活動の開始時期が早まる傾向が続いており、26卒も例外ではありません。企業側も早期のインターンシップや説明会を開催し、学生と接点をもつ機会を増やしています。学生は情報収集を早めにおこない、興味のある業界・企業のインターンシップへの積極的な参加が求められます。

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000184189_00002.html

就活の落とし穴! やばいと感じる瞬間

就活の落とし穴! やばいと感じる瞬間

  • 内定式のある10月までに内定がないとき
  • 無理な就活スケジュールで対策ができないとき
  • 就活の途中で持ち駒がすべてなくなるとき
  • 希望する企業のインターンに参加できないとき

「就活スケジュールも把握できたし、あとは本選考まで対策を進めていくだけ!」と思っている人は要注意です。就活では、意外なところに落とし穴があります。

ここからは、就活のなかでやばいと感じる瞬間を4つに分けて解説します。実際に、その場面に遭遇してやばいと焦ることがないようにあらかじめ知っておきましょう。

内定式のある10月までに内定がないとき

就活を進めていくなかで一つの区切りとなるのが、大学4年生の10月に各企業でおこなわれる内定式です。この内定式の開催期間までには、少なくとも一つは内定を獲得しておけると安心感を得られます。本命の企業でなくても、内定を獲得できているという安心感から最後まで就活を進めることができるので、10月を目標に就活を進めていきましょう

ただし、10月に必ず内定をもらわないといけないわけではありません。大学4年生の4月の入社に間に合えば問題ないので、焦らず自分の納得できるまで就活をやり切ることが大切です。未練があるまま就活を終えてしまうと、「あのとき就活をやり切ってたらどうなっていただろう」などと後悔してしまうことにつながります。

周りの雰囲気に焦らず、最後までやり切りましょう。

就活を終わらせるタイミングがわかりません。内定が出ても志望度が低いとズルズルと続けてしまいます。

村谷 洋子

プロフィール

自分の譲れない基準を明確にして80%の満足度を目指そう

就活を終えるタイミングは、自分自身で明確な基準を設定することが重要です。勤務地、業務内容、休暇の取りやすさなど、自分にとって譲れないポイントをあらかじめ決めておきましょう。

それらの条件を満たす内定を得られた場合は、決断のサインと考えることができます。また、企業から提示された内定承諾期限も考慮する必要があるでしょう。

一般的に10月の内定式には所属企業を決定していることが望ましく、それを目安に活動のゴールを設定することをおすすめします。条件面で80%程度満足できる企業があれば、そこで活動を終えることも賢明な選択といえるでしょう。

無理な就活スケジュールで対策ができないとき

就活を急いで進めようと気持ちが焦ると、選考を詰め込もうとしてしまいがちです。しかし、無理な就活スケジュールの場合、それぞれの選考に時間をかけることができず十分な対策ができなくなります。

対策ができていない状態で選考に進んでしまうと、なかなか選考に通過できず、就活へのストレスを感じてしまうでしょう。ストレスが大きくなると、就活に対して前向きに取り組むことができず、「就活から逃げ出したい……!」と負の連鎖につながってしまいます

就活を進めていくときは、ある程度一社にかける時間の余裕を持たせて、エントリー数をコントロールしていきましょう。

就活のエントリー数は自分に合った数で進めることが大切です。こちらの記事では、就活のエントリー数について解説しています。どのくらいエントリーすれば良いか悩む人はぜひ参考にしてみてください。

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就活のエントリー数で間違うと悲惨! あなたに合った選び方を解説

永田 修也

プロフィール

25年〜26年卒の段階では採用が一気に冷え込むようなデータはなく、まだ売り手市場が続くとされています。

ですから、あなたがすべきことは焦って浮き足立つよりも、一つひとつ着実に地に足つけて地盤を固めていくと、必ず結果につながると信じて行動することです。

就活の途中で持ち駒がすべてなくなるとき

就活の途中で、持ち駒がすべてなくなると、「ここからどのように進めていくべきかわからない、やばいかも……」と不安な気持ちが出てきます。持ち駒とは、履歴書などの書類を提出してエントリーしている企業のなかで不採用にならず選考中の企業のことを指しており、10社ほどの持ち駒がある状態が安心できるベストな状態とわれています

就活では、何十社と選考を受けて内定を獲得するケースが多いため、ある程度の持ち駒を持っておくことで焦ることなく就活を進められます。就活の途中で選考に進んでいる企業がまったくない状態に陥らないように、複数社の企業を並行して進めていきましょう。

また、応募期限は各企業によってさまざまです。就活後半で、「やっぱりこの企業も受けておきたかった」と後悔しないように、早めにエントリーしておきましょう。

持ち駒がなくなった場合、まず自己分析を見直し、不採用理由の振り返りが必要です。そのうえで志望企業の範囲を広げ、中小企業や異業種も視野に入れたり、就活エージェントを活用して求人情報を得たりして、新たな可能性を探りましょう。

希望する企業のインターンに参加できないとき

希望する企業のインターンに参加できないと、「やばい!」と焦りを感じる人も出てきます。特に大手企業や学生に人気のある知名度の高い企業は、インターンに参加したい学生の数が多いため、選考を通過した人だけがインターンに参加できるようになっています。

インターンは企業についてより深く知ることができるので、志望度が高い企業のインターンには参加しておきましょう

希望する企業のインターンに参加するためには、まず企業の開催スケジュールを把握し、いつから応募が開始されるのかを確認する必要があります。開催スケジュールを把握していないと、いつの間にかインターンの応募が締め切られていて応募すらできないという状況になってしまうかもしれません。

スケジュールが把握できたら、選考通過のために準備を進めましょう。具体的には、口コミサイトなどから過去の選考について調べ、どのような対策をするべきなのか知ることが大切です。

インターンって結局重要? Q&Aで疑問を解決しよう

就活を進めていくと、インターンに参加した人の話を聞く機会や、ネットの記事などでインターンに参加することが必須のような記事を目にすることがあるかもしれません。そのようなときに、「インターンが大切とよく聞くけど本当に必要なのかな?」「インターンに参加しないと選考では不利?」などと不安な気持ちになる人もいるのではないでしょうか。

ここからは、PORTキャリアのQ&Aコーナーに寄せられた「インターン」に関連する質問を紹介します。

それぞれの不安や問いにキャリアコンサルタントが回答しているので、参考にしてみてくださいね。

就活を何もしていなくてやばい26卒はできる対策をして内定を獲得しよう!

就活をまだ始めていなくてやばいと焦っている26卒就活生は、今自分にできる対策を一つずつ焦らず進めていくことで内定獲得に近づきます。早くから取り組むことで気持ちに余裕ができ、焦らずに選考に臨めるでしょう。

26卒の就活は、昨年よりも早期化しているので、一日でも早く対策を進めることが大切です。就活には焦りや不安は付きものなので、頑張っているのは自分だけじゃないと前向きに就活に取り組んでみてくださいね。今は辛いと感じる日々かもしれませんが、自分の志望する企業から内定を獲得できる未来のために頑張っていきましょう。

アドバイザーコメント

後悔しないように一度立ち止まり自分の望むキャリアについて考えよう

繰り返しになりますが、今からでも大丈夫です! まず落ち着いてみましょう。内定を得たものの、焦りや不安から早急に承諾してしまい、後悔する人もいます。

しかし、まだ十分に時間はあります。ここで立ち止まって、本当に自分が望むキャリアについてじっくりと考えてみましょう。

就職活動に悩んだときは一人で抱え込まず、友人やキャリアセンター、キャリアコンサルタントなどに相談することをおすすめします。客観的な視点からのアドバイスは、新たな気付きをもたらしてくれます。

行動を起こすことで自分の進むべき道が見えてくる

今から自己分析や企業研究を深め、業界セミナーや説明会、冬のインターンシップ、OB・OG訪問など、できるだけ多くの機会を活用してください。適性検査対策も忘れずに。

何より大切なのは、行動を起こすことです。情報収集だけでなく、実際に企業と接点を持ち、現場の空気を感じることで、自分の進むべき道が見えてきます。今の状況に不安を感じているなら、まずは行動量を増やすことから始めましょう。

一歩踏み出すことで、流れはあなたへと向いてきますよ。応援しています‼

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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