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グループワークのまとめ方を教えてください。

グループワークで良いアイデアが出ても、議論をどのようにまとめたら良いのかわからず悩んでいます。

せっかくグループで活発な議論ができても、最終的に発表できる形にまとめる段階で意見がバラバラになってしまったり、時間内に終わらなかったりすることがよくあります。

どのように意見を集約し、論理的に構成すれば、限られた時間で説得力のある発表ができるのかがわかりません。特に、複数の意見が出た際に、どれを採用し、どれを捨てるかといった判断が難しいです。

グループワークで成果を出すために、議論のまとめ方などで意識すべきことはありますか? 何か具体的なアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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グループワークの発表は構造化と合意形成がカギ!

グループワークで意見をまとめるには、まず初期段階でゴールと制約(時間や配布用紙の枚数など)を全員で共有することが重要です。

議論が活発になると話題があちこちに飛びがちですが、最終的に何を伝えたいのかを明確にしておかないと、時間切れや発表が散漫になる原因となります。

全体像を意識しながら議論をして発表の説得力を高めよう

具体的には、最初の3分程度で目的やアウトプットのフォーマット、書記・タイムキーパー・発表者など役割分担を明確にし、全員が同じ方向を向いて議論を進めましょう。

話し合いが本格化したら、出た意見をホワイトボードや付箋に一つずつ書き出し、グルーピングしていきます。

その際、「A案は誰にどんな価値をもたらすか」、「B案とC案はどう違うのか」といった観点でラベルを貼り分けると、後から振り返ったときに論点ごとに比較しやすくなります。

複数の意見が拮抗した場合は、「最もインパクトが大きい」、「実現可能性が高い」、「制約条件に合致している」といった評価軸を合意し、各案を1~3のスコアで評価しましょう。

スコアが高い順に採用していくことで、感覚だけで判断するよりも納得感のある絞り込みができます。

意見を絞った後は、結論→理由→具体例のフレームワークでまとめましょう。

発表の冒頭で「私たちの提案は〇〇です」と結論を明示し、その後で「なぜこの提案が有効なのか」を2~3個のカギとなる理由として、箇条書きではなく簡潔に説明します。

最後にそれを裏付ける具体例やデータ、議論過程のハイライトを加えることで、聞き手に論理的に導かれた結論だと感じさせることができます。

時間配分は3分なら、結論に30秒、理由に60秒、具体例に60秒、まとめに30秒と、ざっくり割り振ってみてください。

発表練習で必ず時間を計り、声に出してリハーサルすることで、不足や冗長を早めに修正できます。

まとめ段階で大切なのは全員の合意を可視化することです。代表者だけがまとめを書き起こすのではなく、各々が自分のタスクを確認しながら進め、最終的に全員で発表原稿を読み合わせることで齟齬を防げます。

こうしてゴールを共有し、根拠を持って意見を絞り、論理構成を徹底し、時間を厳守するプロセスを踏めば、限られた時間内でも一貫性のある、説得力ある発表をおこなうことができます。

キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表

小関 珠緒

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前提共有と役割分担で、議論の土台を固めよう!

多様な意見が出やすいグループワークをうまくまとめるには、いくつかコツがあります。

最初に、今回のテーマと時間内に決めるべきゴールを全員で確認し、目的意識を統一することが肝心です。

可能であれば、ファシリテーター、書記、タイムキーパーといった役割を分担してしまうと、議論がスムーズに進みます。

議論が進んだら、出された意見を売上向上、コスト削減といったテーマに応じた評価軸で整理し、何を最も優先すべきかを議論しましょう。

優先順位が明確になることで、どの案を選ぶべきかが見えてきます。

優先順位を明確にして、チームを結論へと導こう!

結論を出す際には、優先順位にもとづいて1つに絞る、もしくは「〇〇を優先するならA案」のように複数の選択肢としてまとめる方法もあります。

意見が分かれてしまった場合は、多数決を取るなど、あらかじめ結論の導き方を決めておくと良いです。

グループワークの具体的な内容や評価ポイントなどについては以下の記事で解説しています。初めてグループワークに参加する人や、なかなか攻略できていなく悩んでいる人などはぜひ参考にしてください。

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