内定は基本的に労働契約が成立しているので、内定式に欠席しただけで内定が取り消しになることはありません。

卒論発表など学業による理由や体調不良であれば欠席することは可能ですが、内定式では同期の内定者や社員との交流、入社前や入社後についての説明や手続きなどがおこなわれるので通常は出席するものだと考えましょう。

また企業にもよりますが、卒業旅行と被ったという理由では良い印象を持たれないこともあります。

参加しないと、仕事への意欲が低いと思われる可能性もあります。また内定式の目的が内定者や社員との親睦や業務の説明などであれば、欠席をすることで内定者との関係が希薄になる可能性や、社員と面識がないため他の内定者に遅れを取ることもあるでしょう。

欠席する場合は早めに担当者に連絡しよう

欠席する場合は、できる限り早く電話かメールで連絡をしましょう。内定式の日程が先の場合は、メールで連絡をしても良いですが、当日や前日であれば電話で連絡をすべきです。またメールで連絡をして返信がない場合は、電話で連絡をしましょう。

卒業旅行の日程を変更することが可能であれば、内定式の参加を優先すべきでしょう。

内定式への欠席についての悩みは、多くの新卒者にとって共通の問題であり、慎重に考えるべき事柄です。内定式は企業との初めての公式な接点であり、仕事の第一歩とも言える重要な場です。欠席することにはリスクが伴うため、やむを得ない場合以外は出席することが推奨されます。

欠席する場合のリスクとしては、企業からの印象が悪くなることや、自己管理能力の不足と見られること、入社後の人間関係に影響を及ぼすことなどが挙げられます。特に体調不良での欠席は自己管理能力が不足していると判断されることがあるため、注意が必要です。

よく考えたうえで「出席するか」「欠席するか」を判断をしよう

また、欠席する場合の連絡方法については、電話でなるべく早く伝えるのがベストとされています。メールでは相手に伝わらないリスクがあるため、迅速に対応できる電話が推奨されています。連絡の際は、欠席理由を明確にし、人事側にも納得感を持ってもらえるように説明することが重要です。

卒業旅行との重複については、企業との信頼関係を築くためにも内定式への出席を優先することをおすすめします。もし欠席を選ぶ場合は、上記のポイントをしっかりと押さえて、トラブルや印象を悪くしないように注意してください。

仮に「欠席します」と連絡をした場合、「仕方がないね」という返事をもらうことが多いですが、社員の中であなたの参加を心待ちにしている人がいるかもしれません。最終的な判断はあなた自身の価値観と、仕事をしながら暮らしていくための将来の生活設計に基づいておこなうと良いでしょう。