Q
大学院2年生
男性
理系が文系就職するのはもったいないことなのでしょうか?
理系の大学院に通っているのですが、研究職ではなく、総合職として文系就職を考えています。
しかし、親や友人からももったいないと言われて、この選択をすべきではないのだろうかと悩んでおり、アドバイスがほしいです。
背景として、自分は生物が好きで理系に進んだのですが、周りが研究に熱中していたり好きな生物について熱く語っているなか、周りほど打ち込めないと思って、研究者としての道を諦めました。
そこから自己分析してたどり着いた答えが、銀行などの金融業界が合っているのではということになり、その総合職を受けています。
ですが周りがあまりにももったいないというので、またこの道を目指すべきか悩んできました。
実際、この選択はやめるべきなのでしょうか? 自分がメリットデメリットを把握しきれていないので、もったいないのかどうか専門家の意見から教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
もったないことではない! 多くの文系職種で重宝される
理系から文系就職へのキャリアチェンジ、決してもったいないことではありません。
むしろ、理系で培った論理的思考力や課題解決力、数値への強さなどは、金融業界をはじめとする多くの文系職種でとても重宝されます。
重要なのは心から納得できる方向へ進むこと
あなたが「自分は研究職ではなく、総合職の方が合っている」と自己分析を通じてたどり着いた結論は、十分に意味のあるものですし、自分に合った働き方を模索した結果として誇れるものです。
周囲の「もったいない」という声の多くは、「理系の勉強を活かさないのは残念」という気持ちから来ているものかもしれません。
でも、キャリアにおいて大切なのは、学んだことを直接活かすこと以上に、自分が心から納得できる方向へ進むことです。
準備を徹底すれば問題ない! 自信を持って進もう
もちろんデメリットもゼロではありません。たとえば、文系就職の場合、専門性を武器にできる理系職に比べ、就活初期は少し自信を持ちにくかったり、職種理解に時間がかかる場合もあるでしょう。
でも、その分しっかり企業研究や自己分析をして挑んでいけば、あなたの強みはきちんと伝わります。
あなたが進みたい道が明確にあるなら、それは損ではなく、戦略的な選択です。自信を持って進んでくださいね。
興味が明確なのであれば決してもったいなくはない!
周りの人の意見ももちろん大切ですが、自身の人生の責任を取れるのは、最終的には自分自身だけです。
もし、研究の道が自分には向いていない、ほかの道のほうに興味があるとご自身で感じているのであれば、文系就職を選択することは、決してもったいないことではありません。
大切なのは、自身が納得してキャリアを選択することです。
キャリアチェンジの可能性が狭まる点はもったいないとも言える
「もったいない」といわれる背景を理解しておくことも大切です。それは、研究職の場合、文系職種と比べて、社会人になってから未経験でチャレンジする難易度が非常に高いからです。
新卒というカードを使わずにその道へ進むことが、キャリアチェンジの機会を狭めるという意味でもったいないと表現されることがあるのです。
以下の記事では理系の文系就職の方法について解説しています。就職を有利に進めるための方法も解説しているので、文系就職を目指す理系の人は、就活を本格的に始める前にチェックしておきましょう。
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