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自分は営業に向いてないなと思います。甘えでしょうか?

営業職として働き2年ですが、自分は営業に向いていないと思っています。しかしこれが自分の甘えのような気もして、ならもう少し頑張るべきだと思うので、客観的なアドバイスをもらえませんか?

向いてないと感じる要因として、まず高いノルマを達成する必要がありますが、そもそもそのノルマを達成したいという意欲がわかないこと、顧客と日々やりとりしながら仕事を進めるより、一人でコツコツ何かに向き合うほうが集中できること、一カ月達成したとしてもその月にはまた0からのスタートで虚無感を感じること、などがあります。

ただ、それを少し親にこぼしたところ、「どの仕事もつらいことがあり、向いている向いていないの話ではない。単なる努力不足だ」と言われ、そう言われるとじゃあどの仕事に転職したとしても同じようにくすぶるのかな......と不安に思ってしまいます。

実際、「営業に向いてない」などと思うのは甘えなのでしょうか? それとも、合わない人には合わない職種と考えてよいのでしょうか?

率直なご意見をいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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多くの人が抱く悩み! 本当に向いていないのかどうかを考えてみよう

今の仕事が自分に向いているのかどうなのか、という悩みはキャリアを築くうえで多くの人が感じるものです。

質問者さんが挙げている「向いていないと感じる要因」も、十分納得できるものばかりでした。ただ一つ確認したいのは「成績はどうか」という点です。

もし、営業として数字はしっかり出せているなら「向いてない」とは一概には言えないかもしれません。スキルはあるのに「やり方や働き方が合わない」と感じている状態かもしれないからです。

仕事が向いているかどうかは2種類に分かれる! 現状を変える方法を模索しよう

仕事の向き不向きには、大きく2種類あると考えています。

一つは「スキルや経験の不足によってうまくできない」ケースで、もう一つは「そもそも価値観が合わない」ケースです。

前者は成長とともに状況が変わることが多いですが、後者は年数を重ねても違和感が消えにくい傾向があります。こうした見極めには3年ほどの時間をかけるのが一つの目安でしょう。

質問者さんが後者のパターンだとしたら、転職も選択肢の一つだと思います。価値観が合う環境であれば、つらさがあっても「意味」や「やりがい」を感じられ、「頑張りたい」と思えるからです。

「どの仕事もつらいことがある」という両親の意見も確かに一理ありますが、「向いている、向いていない」は実際にあります。ある仕事では力を発揮できなかったが、ほかの仕事で輝くという人はたくさんいるのです。

大切なのは、自分のスキルや価値観を客観的に整理したうえで「今の職場で工夫できることはあるか」を冷静に考えることでしょう。

それでも「もう無理」と感じるなら、環境を変える選択肢もありだと思います。焦らず、丁寧に選んでいきましょう。

キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

野村 芳克

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営業に向いていないと感じたら甘えではなく自己理解のチャンス

「営業に向いていない」と感じることは、決して甘えではありません。それは自分の特性や価値観に気付き始めた証拠ではないでしょうか。

2年間、現場で真剣に取り組んだからこそ、今の自身の違和感に行き着いたのだと思います。まずはその経験と気付きを肯定しましょう。

営業職には、確かに数字へのプレッシャーや継続的なコミュニケーション力が求められます。しかし、それは誰でも頑張れば合うものでもなく、合う人と合わない人がはっきり分かれる仕事でもあるのです。

違和感は逃げではない! 自分に合った働き方を考える第一歩である

自分が何に意欲を持ち、どんな働き方に心地良さを感じるかを見極めることは、長く働き続けるうえで非常に重要だと思います。

たとえば、一人でコツコツ進める仕事、達成よりも継続的な改善が評価される職場など、自分に合った環境を探すことは逃げではなく前向きな今後への選択です。

今のもやもやは、自分らしい働き方を見つけるきっかけかもしれません。営業を経験したことは決して無駄ではなく、次の一歩に活きる大きな土台になります。

自分自身を信じ、自分を責めず、未来を見据えて行動しても大丈夫だと思いますよ。

営業職には向き不向きがあります。以下の記事では営業職に向いている人・向いていない人の特徴や、向いていない人におすすめの仕事などを解説しています。営業職に興味がある人は、応募する前にチェックしておきましょう。

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