この記事のまとめ
- 自分に合ったかかわり方で人とかかわれる仕事に就くことが重要
- 人とかかわる仕事19選を紹介
- 人とかかわる仕事に就くならアピールの仕方を工夫しよう
- 適職診断
たった3分であなたの受けない方がいい職業がわかる!
この記事を読んでいる人に
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「仕事を通して人脈を広げたい」「人とたくさん話せる仕事がしたい」と、仕事に人とのかかわりを求める人もいますよね。「コミュニケーションスキルを活かしたい」「折衝力を磨きたい」と対人スキルを発揮できる仕事に興味がある人もいるでしょう。
ビジネスに人とのかかわりは欠かせません。よってどんな仕事にも人との接点はあり、「人とかかわる仕事がしたい」という希望は叶えられますよ。ただ、出会う人の数、関係の築き方、一人の顧客と接する期間は仕事によって異なります。自分に合った人とのかかわり方を見つけましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの谷所さん、鈴木さん、横山さんのアドバイスを交えつつ、既卒・第二新卒におすすめの人とかかわる仕事19選を紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
人とかかわる仕事は選択肢多数! 自分が提供できる価値に応じて決めよう
一見人とのかかわりがなさそうな仕事でも、社内の人と話し合いながら仕事をしたり、社外の人と接点を持つ機会は必ずあります。そもそもビジネスは人同士の間で成立するので、必然的に多くの仕事が人との接点を持つことになります。
人とかかわる仕事の選択肢は数多く存在するのです。幅広い選択肢の中から自分に合った仕事を見つけるために、まずは人とかかわる仕事で発揮したい強みを明らかにしましょう。そうすると自分に向いている仕事が見つけやすくなりますよ。
記事では、人とかかわる仕事19選を紹介しています。各仕事の内容、人とのかかわり方を参考にしながら、自分が楽しく人とかかわれそうな仕事を見つけてくださいね。
さらに、人とかかわる仕事に就く方法も解説しています。選考でのアピール方法を習得して、人とかかわる仕事でのキャリアをスタートさせましょう。
人との接点はどの仕事にもある! 自分に合った人とのかかわり方を見つけよう
会社にはさまざまな職種の人がいます。人とかかわる機会が多い仕事というと、営業職や販売職が挙げられます。これらの仕事は、企業と顧客の接点を作るのが役割です。より多くの売り上げを出すためにも、顧客を拡大したり、良好な関係を築くことが求められます。
一方、経理や総務のようなバックオフィスと称される仕事は、人とのかかわりが少ないように思われがちです。たしかに営業職や販売職と比べると、社外の人とコミュニケーションを取る機会は少ないです。しかし、社内ではさまざまな部署との連携が必要になるため、人とコミュニケーションを取る機会は少なくありません。
人事や広報は社外に自社を周知させる役割を持つ一方で、社員研修の実施や社内報の作成などの仕事も担います。よって社内、社外どちらでも人との接点を持てます。
このように、人との接点はどんな仕事にもあります。ただ、人とのかかわり方は仕事によって異なります。この後解説する人とかかわる仕事19選を参考にしながら、自分に合った人とのかかわり方を見つけましょう。
下記の記事で各職種の仕事内容を詳しく解説しています。それぞれの職種での人とのかかわり方をイメージしてみてくださいね。
販売職
販売職を徹底調査! 仕事内容から就活を成功させるコツまで紹介
事務職
事務職の4つの誤解に要注意! 仕事内容・適性・選考対策を徹底解説
企画職
企画職の仕事や適性を徹底解剖! 新卒が企画職を狙うのはハード?
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見るどの仕事も人とかかわりながら協力することで成果が出せる
仕事とは、個人だけではなくほかの人々と協力して成果を生み出す活動であるため、人とのかかわりはとても重要です。
良好な人間関係を築くことで仕事の効率性や満足度が向上し、ほかの人々とのコミュニケーションやチームワークは、新たなアイデアや視点を得るための貴重な機会となります。
自分に合った仕事で人とかかわりながら充実したキャリアを築こう
仕事の充実感や達成感を得るためには、自分自身の強みや興味関心を明確にし、積極的にほかの人々との交流や経験の共有を図ることが大切です。
自分の興味や関心、価値観に合った仕事を選択することで、毎日の業務に意欲を持ち、自己成長やキャリアの発展につなげることができます。適性やスキルを活かせる仕事に就くことで、成果を上げることができるでしょう。
自分に合った仕事をしながら人とのかかわりを大切にすることで、仕事の満足度や成果を高められます。自己理解と人間関係の構築に努めながら、充実したキャリアを築いてください。
自分に合った仕事の見つけ方は以下の記事で解説しています。簡単4ステップで見つけることができるので、ぜひ参考にしてください。
自分に合った仕事を簡単4ステップで発見! 後悔しない方法を解説
課題解決型! 提案力を活かしたい人におすすめの人とかかわる仕事
課題解決型! 提案力を活かしたい人におすすめの人とかかわる仕事
営業や販売スタッフと称される仕事は、顧客と良好な関係を築くだけが仕事ではありません。顧客に自ら働きかけ、商品を購入・契約してもらい、売り上げを出すことも重要な役割です。そこで活かされるのが提案力です。
提案力とは
顧客が抱える問題を見抜き、自社商品によって解決できることを説得力を持って伝えるスキル
ここからは、提案力を活かしたい、磨きたい人におすすめの仕事を紹介します。
法人営業
営業の仕事を大きく2つに分類すると、法人営業と個人営業に分けられます。
法人営業は、個人ではなく企業を対象に営業活動をします。企業が抱えている課題は複雑なケースが多く、業界の基礎知識や動向を押さえていなければ理解できません。業界や企業を詳しく知ることが欠かせませんが、その分経営や事業に関する知見が磨かれ、経営層の人物とも円滑なコミュニケーションを取れるようになります。
また、法人が相手になると取引のスケールは大きくなります。そのため、個人営業のように多くの顧客を抱えるのではなく、限られた顧客と大きな規模の取引をします。かかわる人数は多くありませんが、契約した企業と継続的な取引ができるようにこまめに連絡を取るなど深い関係性を築くことができる仕事です。
法人営業はBtoB営業とも称されます。こちらは新卒向けの記事ですが、BtoB営業の仕事内容や選考でのアピール方法を解説しているので、ぜひ確認してくださいね。
BtoB営業ってどんな仕事? 魅力から大変な部分までまるごと解説
法人営業は顧客が限定されているので、かかわる人数は多くはありません。企業を相手にスケールの大きな商材やサービスの営業をおこなうため、強い責任感を持って企業の難題に取り組んでいくといったかかわり方になることが多いでしょう。
社会人に求められている責任感の種類や選考で強みとしてアピールする際の注意点について、以下の記事で解説しています。
責任感の自己PRは要注意! 失敗例と絶対響く6例文で徹底差別化
- 人と話すのは好きですが断られるのが苦手です……。営業は諦めた方が良いでしょうか。
断られるのが苦手だからこそ営業で活躍できる可能性はある
営業という仕事は信頼関係を構築しながら、相手のニーズをつかむことが一番重要な仕事になります。
断られるのが苦手であれば、断られた際に次は断られないよう、なぜ断られたのかを徹底して分析しましょう。分析を繰り返すことによって、適切なターゲットをイメージしやすくなり、断られる割合を下げられます。
このことを念頭においておけば、逆に優秀な営業になることも可能です。
営業に向いているかどうか確信できない人は、こちらの記事のチェックリストで営業への適性を確認できるので、併せてチェックしてください。
営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説
個人営業
個人営業は、個人や個人経営の顧客に商品を売り込む仕事を指します。個人宅を訪れて商品を売り込む新規開拓営業もあれば、広告を見て問い合わせたり来店した顧客に対して売り込む反響営業もあります。
前者だと保険や住宅リフォームの営業が代表的です。1日に数十件の個人宅を訪れて、自社の商品を提案します。新規顧客を拡大するだけでなく、担当する顧客の契約手続きや商品購入後のアフターフォローまで担います。
反響営業は、ディーラーや不動産の営業が挙げられます。他社と比較中の顧客も多いので、契約につなげられるよう、自社で契約するメリットを効果的に伝えます。
一企業を複数人で担当することもある法人営業とは異なり、担当者が一人で契約、支払い、納品、その後のアフターフォローまでを担うケースが多いです。顧客に寄り添い、最後まで責任を持って担当することが求められます。
営業職を志望する人は、こちらの記事をチェックしてください。新卒向けですが、営業職の志望動機を作成する際の注意点を例文付きで解説しています。
例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ
カーディーラーを志望する人は以下の記事を参考にしてみてください。志望動機の書き方を解説しています。
職種別例文5選|ディーラーの志望動機を3ステップで差別化する方法
- 狭く深く長期的な関係を築く仕事がしたい場合、どのような業種の営業職がおすすめですか。
自動車や保険の営業、デバートの外商がおすすめ
一度だけの営業ではなく、リピートで顧客と付き合える営業職であれば、狭く深く長期的な関係を築くことができます。
たとえば自動車の営業であれば、ずっと同じ営業職から購入することも珍しくないのでおすすめです。
また生命保険や損害保険の営業職も顧客からの信頼を得ることで、保険の見直しや更新などを通じて、狭く深く長期的な関係を築くことができます。
デバートの外商も、顧客と長期的な関係を築いていける営業職であり、今後の百貨店にとって重要な役割を担っていくでしょう。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
リクルーティングアドバイザー
リクルーティングアドバイザーは、人材紹介会社における法人営業の担当者です。RAとも称されます。
企業の経営者や人事担当者と商談し、その企業の採用課題を見極め、自社サービスを利用した求職者とのマッチングを提案します。契約を結んだら、さらに担当者とのヒアリングを重ね、求人票を作成します。
企業にとってもっとも適した人材を紹介するためにも、企業の本音を聞き出す傾聴力が必要です。接点を持つのは、経営者や役員、人事部門の責任者など、経験豊富な社会人ばかりです。よって、経験を重ねるうちに高いビジネススキルを身に付けられます。
リクルーティングアドバイザーは企業と求職者をつなぐ仕事なので、多方面からの分析力とコミュニケーション能力が必要です。明確に物事を伝える力を持った人が向いています。
こちらの記事では、傾聴力がある人の特徴や就活で強みとしてアピールする際の注意点を解説しています。
14例文|傾聴力の自己PR作成に欠かせない必勝3ステップ
キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーは、人材紹介会社で求職者の窓口となる仕事です。CAとも称されます。
自社サービスに登録している求職者に対し求人を紹介し、職務経歴書の作成や選考対策に関するアドバイスをします。担当する求職者が内定を獲得した後も、リクルーティングアドバイザーを介して諾否を企業に伝えたり、入社までの手続きをフォローするなど、就職活動をトータル的にサポートするのが仕事です。
1人で多くの求職者を担当し、面談やメールでのやりとりを通して一人ひとりとコミュニケーションを図ります。求職者の性格、希望する労働条件に応じて、適切なサポートを施すことでより多くの求職者を入社へと導けます。
さまざまな価値観を持った人とかかわりたい人に特におすすめです。
キャリアアドバイザーには、傾聴力や対話能力を有し、共感的に顧客のニーズや目標を理解できることや、キャリアの課題や問題に具体的な解決策を提供できる知識が必要となってきます。
また、求職者の多様なニーズに対する柔軟な視点や包容力が求められます。
こちらの記事では、新卒向けに人材業界の志望動機の書き方を解説しています。人材業界の特徴や求められるスキルをぜひ押さえてくださいね。
例文6選|人材業界の志望動機を作る3ステップとやりがちなNG例
こちらの記事では、社会人にどのような柔軟性が求められているのかについて解説しています。就活で強みとしてアピールするときのコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ
テレフォンアポインター
テレフォンアポインターは販売数の拡大を目的に、顧客に電話をかけ商品を提案します。非対面でも耳を傾けてもらうには、親しみやすさを感じさせるトーク力や口頭のみで商品の魅力を伝える提案力が必要です。
話すのが得意な人や、初対面の人とでもすぐに打ち解けられる人は向いている可能性が高いです。
新卒向けの記事ですが、コールセンターの基礎知識や働く魅力も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
例文8選|コールセンターの志望動機で絶対盛り込むべき4要素
美容アドバイザー
美容アドバイザーは、百貨店やドラッグストアなどの化粧品売り場に勤務し、来店した顧客に自社の化粧品を販売します。メイクやスキンケアに関する悩みを抱えた顧客の相談に乗り、自社の商品を使用しながら解決する方法を提案することもあります。
顧客は女性客が多い傾向にありますが、近年では男性客も増えています。今後はさらに老若男女問わず、誰に対しても適切なアドバイスができる美容アドバイザーが求められるようになるでしょう。
美容の知識や技術をベースに、顧客の相談や悩みを汲み取り、解決方法をわかりやすくアドバイスできる対人スキルが求められます。顧客の肌や容姿の悩みについて親身に対応していくことで、信頼関係を構築していくことが大切です。
化粧品に興味のある人は以下の記事を参考にしてみてください。化粧品会社の特徴や就職方法を詳しくまとめています。
化粧品会社への就職術! 成功への手順と入社後の活躍法も解説
美容アドバイザー以外に美容に関する仕事に興味のある人は以下の記事を参考にしてください。美容関係の仕事を詳しくまとめています。
美容関係の仕事12選! ベストな仕事の見つけ方や必要な素質も解説
以下のQ&Aでは、元美容部員のマナー講師が美容部員のノルマややりがいについて詳しく解説しているので、興味がある人はぜひチェックしてくださいね。
ウェディングプランナー
ウェディングプランナーは、結婚式を執りおこなうカップルをトータル的にサポートする仕事です。式場を検討中のカップルに対し、自社で開催するメリットや魅力を紹介し、契約を獲得できるように働きかけるのも仕事の一つです。
大抵の顧客にとっては人生で初めての自分の結婚式です。担当する顧客の不安や疑問を丁寧に解消しながら、結婚式の演出、会場の装飾、衣装選びなどを一緒に決めていきます。
おおよそ半年〜1年の準備期間を要することが多いので、その間顧客とじっくり信頼関係を築くことができます。
コンサルタント
コンサルタントは、課題を抱えている企業に対して解決のための戦略を立案・提言し、顧客企業の経営成長や業績改善を図る仕事です。
顧客企業の命運を左右しかねない責任重大な仕事ですが、その分成功させられればやりがいを感じやすく、成果が報酬にも反映されやすい点が魅力です。
プロジェクトごとに顧客と自社のメンバーでチームが作られ、連携した動きが求められます。社内外問わず、円滑にコミュニケーションをとれる対人スキルや交渉力が欠かせません。
コンサル業界に興味がある人は、こちらの記事で業界の動向や分類、職種を確認してくださいね。
例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
おもてなし型! ホスピタリティを活かしたい人におすすめの人とかかわる仕事
おもてなし型! ホスピタリティを活かしたい人におすすめの人とかかわる仕事
ここまで紹介した提案力を活かせる仕事は、売上金額や契約数など定量的な目標が課せられている場合がほとんどです。自社商品を知らない顧客や契約する可能性が低い相手でも、自ら働きかけて利潤を生み出さなければなりません。
一方、すでに契約が成立していたり、購入を決めている顧客に対して、満足度の高いサービスを提供する役割を担う仕事もあります。
ホスピタリティとは
顧客への深い思いやりから、顧客が想定していないサービスを提供すること。主にサービス業で使用される
ホスピタリティを活かしたい、磨きたいという人はここから解説する仕事がおすすめですよ。
ホテリエ
ホテリエは、フロントやコンシェルジュなどホテルで働く人を大きく指した呼び方です。チェックイン時の受付やチェックアウト時の精算をおこなったり、顧客の要望を厨房に仲介したり、目的地までの道順を案内するなど、宿泊客への対応を任されています。
日々老若男女問わずさまざまな顧客と接する機会があり、どんな相手に対しても丁寧に対応しなければなりません。高級なホテルほど、ホテリエには高い接客スキルが求められます。
ホテリエに求められるスキルには、チームワーク力も挙げられます。ホテルは複数部門のスタッフが連携して運営しているため、チームワークが欠かせない仕事となっています。自分から協力体制を作ることも必要です。
ツアーガイド
ツアーガイドは、ツアー参加者を目的地まで案内し、観光地の魅力や価値を説明します。参加者全員に観光地の魅力や歴史的背景を理解してもらうには、基礎知識がない人にも伝わるわかりやすい説明ができなければなりません。
また、移動中も楽しい時間にするために、話の面白さや親しみやすさも必要です。ホスピタリティを活かして期待値を上回るサービスが提供できれば、顧客にとって一生の思い出に残るような機会にすることができます。
ツアーガイドの多くは、観光バス会社にバスガイドとして採用され、バス運転士との連携も欠かせません。
歴史、文化、地理、観光名所などについての深い理解や情熱を持ち、観光客との対話の中では適切に質問に答え、観光地に対してさらに興味を持たせられるような説明力が求められます。
加えて観光客に楽しい体験を提供する必要もあります。
ツアーガイドのように旅行にかかわる仕事に興味がある人は、こちらの記事を要チェックです。
旅行業界の全貌が丸わかり! 課題・動向・選考対策のコツまで解説
テーマパークスタッフ
テーマパークスタッフは、アトラクションへの誘導や清掃、設備や装置の点検などが割り当てられます。特に人とのかかわりが多いのは、アトラクションへの誘導や、グッズ、食事の販売です。
テーマパークは顧客を楽しませる場所なので、スタッフにも雰囲気を盛り上げる工夫が求められます。笑顔での接客は欠かせません。
子どもとかかわる機会が多いのも特徴の一つです。人を楽しませることが好きな人や、子どもが好きな人に向いているといえます。
次の記事では、人を笑顔にする仕事について例とともに解説しています。人を笑顔にすることが好きな人は、ぜひ読んでみてくださいね。
人を笑顔にする仕事30選|5つの幸福タイプ別に適職を解説
テレフォンオペレーター
テレフォンアポインターは自ら発信しますが、テレフォンオペレーターは顧客からかかってきた電話に対応します。広告を見て購入を決めた顧客や、自社商品の使い方がわからない顧客などの窓口として対応します。
顧客の満足度をさらに高めて、引き続き自社を利用してもらうためにも、丁寧な言葉遣いや優しい声色など高い接客スキルが必要です。
テレフォンオペレーターは、電話のやりとりのため、顧客の表情や態度などから気持ちを汲み取れない難しさがあります。顧客の要望を汲み取り、顧客の状況に合わせたわかりやすく丁寧な説明ができるコミュニケーション力が求められています。
エステティシャン
エステティシャンは顧客の顔や身体に関する悩みやトラブルを解消するために、専用機器や化粧品などを使って施術をおこないます。癒しを求めて利用する顧客も多いため、リラックスできるような声かけや気遣いが欠かせません。
ホスピタリティを活かしやすい仕事ですが、一方で広告などでサービスに興味を持った見込み客に対しおすすめのコースを提案したり、エステを利用した顧客に美容機器や化粧品を売り込むこともあります。個人営業や反響営業の側面も持つ仕事です。
タクシードライバー
タクシードライバーの仕事は、利用客を目的地まで安全に運ぶことです。タクシーを利用した経験がある人なら思い浮かぶように、移動中に会話をして楽しませてくれるドライバーもいますよね。
毎日たくさんの人を車に乗せるので、コミュニケーション力が高い人であれば会話を楽しめる機会も多いです。
介護スタッフ
介護スタッフは、高齢者や障がい者の身の回りのお世話やサポートに従事する仕事です。特別養護老人ホームや有料老人ホームに勤務すると、レクリエーションを企画することもあり、人を楽しませることが好きな人なら楽しみながら仕事ができます。
介護を必要としている人とかかわるだけでなく、その家族とコミュニケーションを取る機会も多いです。体力的な苦労はあっても、直接感謝をされる機会が多いのでやりがいを感じやすいといえます。
介護スタッフは年上の利用者と話をできるため、自分にない人生経験について聞くことができる点も魅力の一つです。たくさんの人の人生を聞くことで、自分自身を分析する機会も得やすいですよ。
看護師
看護師は、病院や診療所に勤め、医師の診察の補助やカルテの入力作業をおこなっています。
病棟がある場合、入院患者の食事や入浴、排泄の補助、ベッド周りの清掃も看護師がおこないます。来院する患者と話す機会が多く、コミュニケーション力が活かされる場面は多数あります。
看護師になるには、国家試験に合格し、看護免許を取得しなければなりません。免許を持っていない人は、看護大学や専門学校で看護課程を修める必要があります。夜間課程の学校に通い、仕事をしながら免許を取得する人もいます。
看護師を目指している人の中でも、志望動機の作成に悩んでいる人もいるでしょう。下記の記事では看護師の志望動機で好印象を残すコツと注意点を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
新卒で看護師になるための志望動機の極意|避けたいNGワードも解説
医療事務
医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関に勤め、受付や会計業務をおこないます。
来院する患者は、気持ちが不安定な人も多くいます。病院の窓口として、安心感や信頼感を与えられるような対応が求められます。事務職ですが、接客スキルも欠かせない仕事です。
医療事務の募集は応募対象を資格保有者に限定している場合もあります。働きながら通信講座を受け、資格を取得する人もいます。
こちらは新卒向けの記事ですが、医療事務の仕事内容や取得しておくと有利になる資格を詳しく解説しています。志望動機の書き方も参考になるので、ぜひチェックしてくださいね。
例文20選|事務職の志望動機を職種別・業界別に徹底解説
次の記事では、珍しい仕事を紹介しています。仕事内容に対して、新しい発見があるかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。
珍しい仕事45選! 特徴別の仕事内容やメリット・デメリットを解説
サポート型! 教えることが好きな人におすすめの人とかかわる仕事
サポート型! 教えることが好きな人におすすめの人とかかわる仕事
自分の得意なことを誰かに教えることにやりがいを感じられる場合もあります。ここからは、教えることが好きな人におすすめの人とかかわる仕事を解説します。
学生や生徒が知識やスキルを身に付けられるようにサポートする、教員や講師の仕事です。授業の時間だけでなく、それ以外にも人との接点が多数あります。それぞれの仕事内容を詳しく見ていきましょう。
教員
教員の仕事はイメージできる人も多いですよね。学校に勤務し、勉強を教えるだけではなく、学校イベントの準備、設置、開催など学校生活全般にかかわることが業務となります。
担当するクラスでトラブルが起きれば、率先して対処しなければなりません。優しい言葉をかけるだけでなく、ときには厳しく指導することもあります。また、学校イベントを成功させるために、ほかの教員との連携も必要です。
それだけでなく、生徒の保護者とかかわる機会も多くあります。生徒のことで相談を受けたり、イベントの準備のためにPTAと連携が必要なこともあります。
教員を目指している人の中には志望動機の書き方について悩んでいる人もいると思います。以下の記事では志望動機の書き方と小中高にわけて例文をまとめているので参考にしてみてください。
教員の志望動機で自分らしさを出すコツとは? 小中高の例文も紹介
学校に勤務するのは教員だけではありません。養護教諭という児童・生徒が心身ともに過ごせるように保健活動する仕事もあります。養護教諭については以下の記事を参考にしてください。仕事内容や志望動機の書き方をまとめています。
理由別6例文|養護教諭の志望動機が誰でも書ける6ステップ!
ライセンススクールの講師
ライセンススクールの講師は、主に社会人に向けた資格講座をおこないます。人前で話すのが好きな人や、人に何かを教えることが好きな人に向いている仕事です。
理解度は生徒によって異なるため、生徒とコミュニケーションを取りながら、資格取得まで必要なサポートをしていきます。義務教育と異なり、受講する生徒が集まらなければ経営が成り立ちません。そのため、生徒の満足度が高まり、良い評判が広がるような授業をする必要があります。
興味を持って体験に来た人や話を聞きに来た人に自社の授業の魅力を伝えて、受講につなげる仕事も担っています。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る人とかかわる仕事の中でも特に人とのかかわりが多い仕事を知ろう
人とかかわる仕事でおすすめの仕事をいくつか紹介します。
①営業職
人とかかわる仕事であれば、営業職がおすすめです。法人営業、個人営業どちらも人とかかわる仕事です。売ったら終わりというものではなく、リピートやメンテナンスがある商材、サービスであれば、顧客と信頼関係を構築することで、長い付き合いができます。
②コンサルタント
企業などの課題の発見と解決を通じて、経営陣や担当者などとかかわっていくコンサルタントの仕事はおすすめです。
経営コンサルタント、投資コンサルタント、ITコンサルタントなどさまざまなコンサルタントがいますが、いずれも各分野における専門的な知識を活かして、業務の遂行で的確な助言をおこなっていく仕事です。
コンサルティングファームやIT企業に就職をして、コンサルタントを目指すという道があります。
③キャリアアドバイザー
求職者を企業に紹介する人材紹介業の仕事は、紹介者だけでなく企業の担当者や経営者ともかかわれる仕事なので、求職者と企業の架け橋になりたい人におすすめです。
④飲食店スタッフ
「美味しかった」と笑顔で言われる飲食スタッフも、人とかかわる仕事としておすすめです。競争が激しい業界ですが、美味しい料理と満足する接客といった両輪が揃うことで、リピーターとして何度も来店してもらえるので、人とかかわることでやりがいを感じる仕事です。
選考通過率がグッと上がる!
就活対策で悩んだらプロンプト集がおすすめ!
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人とかかわる仕事は楽しい? 押さえておくべき5つの注意点
人とかかわる仕事は楽しい? 押さえておくべき5つの注意点
- 理不尽な態度をとる人もいる
- イレギュラーな事態が発生しやすい
- 数字で評価されやすい
- 髪色や服装を制限されやすい
- 在宅ワークが難しい
どんな仕事にもいえることですが、楽しいことばかりでなく、困難なことやしんどく感じることは必ずあります。人とかかわる仕事もやりがいを感じる機会が多い一方で、難しい対応を迫られたり、人によっては合わないと感じる場面もあるでしょう。
ここでは5つの注意点を解説します。上記の仕事紹介の中で気になる仕事が見つかった人もいるかもしれませんが、ここで解説する内容を踏まえたうえで、本当にその仕事が自分に合っているのか考えてくださいね。
①理不尽な態度をとる人もいる
仕事にもよりますが、どんなに丁寧な接客や気配りを心掛けていても、高圧的な態度を取る人や無理難題を押し付けてくる顧客と接することもあります。
人と接することが好きでも、怒られたり冷たい態度を取られるとストレスに感じてしまうでしょう。そのため、仕事とプライベートで気持ちを切り替えられる人が多くの人とかかわる仕事に合っているといえます。
- なるべくクレームが少ない仕事に就きたいです。おすすめの仕事はありますか。
専門性を必要とする仕事がおすすめ
仕事によってクレームの量や頻度に差はあるものの、完全にクレームが発生しない仕事は存在しないと思います。
そのうえで、比較的クレームを出すような顧客や利用者は少ない傾向にあるのは、専門性を必要とする仕事でしょう。
具体的には、人々の心理的な問題や困難に対して支援をおこなうカウンセラーや教師など教育関連職、医療関係や社会福祉関係、研究、芸術IT関連の仕事になります。
②イレギュラーな事態が発生しやすい
人とかかわる仕事は相手の都合に合わせて動くことが多いため、自分が計画的に進めていても、相手の都合でスケジュールを変更せざるを得ないケースもあります。
たとえば営業の場合、納品日をあらかじめ伝えていたにもかかわらず、先方の都合で期限を延長しなくてはならない事態が起こり得ます。そうなると、関係部署との調整を図るなど想定していなかった業務が増えてしまいます。
人とかかわる仕事をする以上、イレギュラーな事態はいつ起きてもおかしくありません。計画通りにいかなくても冷静に対応できる人であれば、イレギュラーな事態に振り回されすぎずにいられます。
スケジュールを立ててその通りに動くことも大事ですが、もし計画が乱れたときには修正して挽回できるように普段から心掛けられると良いでしょう。
こちらの記事では新卒向けに、社会人に求められるスケジュール管理の仕方やタスクの進め方について詳しく解説しています。参考にして社会人になる前に計画性を身に付けておきましょう。
例文10選|企業に刺さる「計画性」の自己PRは3ステップで完成!
③数字で評価されやすい
営業や販売は人と接する機会が多く花形といわれる職種ですが、売上金額や契約獲得数など数字で評価される厳しい側面もあります。接客の仕事も顧客のアンケート評価が重視されがちです。勤勉に取り組んでも、結果が数字に表れていなければ評価は得られない可能性があるのです。
各社員の成果はほかの社員も見れるように部署全体で共有し、競争心を糧に仕事に励む環境作りをしている企業が多いです。順位を付けられると一層やる気が湧く人や、負けず嫌いの人は成長しやすいといえます。一方、かえってやる気が出ない人やほかの人と比較して自信をなくしてしまう人は厳しさを感じるかもしれません。
数字で評価されることに抵抗がある人は、個人のノルマがない企業や定性的な評価にも力を入れている企業の方が向いている可能性が高いです。
④髪色や服装を制限されやすい
社外の人とかかわるということは、自分の印象が会社のイメージにつながります。相手に失礼がないよう、身だしなみに気を付けなければなりません。
販売職や接客スタッフには、制服が用意されているケースが多く、髪型も清潔感を演出するために短く切ったりまとめるよう指定されたり、髪色を派手にしないよう規則として定めていることもあります。
一方、コールセンターのような対面での接客がない部署では、服装や髪型は比較的自由になっています。また、アパレルや雑貨屋のショップ店員であれば、むしろおしゃれな恰好を推奨している場合もあります。
人とかかわる仕事が一概に制限されているわけではないので、髪色や服装にこだわりがある人は、企業研究で社風もよくチェックしてみましょう。
こちらの記事では、身だしなみを重視する職種や業界について詳しく解説しています。
顔採用の実態は? 誰でも自信を持って選考に臨める4つの対策法
こちらの記事では、新卒向けに社風を志望動機にする際の注意点を詳しく解説しています。
「社風の志望動機」は注意が必要! 例文付きで受かるコツを伝授
⑤在宅ワークが難しい
人とかかわる仕事は、直接現場にいなければ仕事が成立しないものも多くあります。ホスピタリティを活かせる仕事だと、特に直接対面で接することが前提の仕事なので在宅ワークは難しいです。
営業の仕事の場合、最近ではオンラインによる商談が増えてきています。とはいえ、新規顧客を獲得するための飛び込み営業などで、実際に顧客の元を訪れる機会は少なくありません。
ほかの部署の人がリモートワークをしていても、自分は出社しなければならないケースが起こることを把握したうえで就職しましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る思うようにいかなくて当たり前なのが人とかかわる仕事
人とかかわる仕事は魅力的でもありますが、覚悟しておくべき注意点もあります。
仕事で接する人が多いほど相手の年齢や考え方が違うことも多くあり、信頼できる取引相手だと考えていても裏切られることもあるでしょう。顧客から理不尽な対応をされることもあるかもしれません。
人とかかわる仕事で成功している人は、相手の気持ちを汲み取り、相手が期待している行動ができる人です。自分のことだけ考えているようでは、人とかかわる仕事は上手くいかないでしょう。
相手の気持ちに寄り添い責任を果たさなければならない
思うようにならずストレスを感じることもありますが、思うようにならないことが当たり前だと捉えて、相手の期待に応えるために人とかかわる仕事に携わっていく覚悟が必要でしょう。
医療関係、介護関係、旅客関係、運輸関係などの仕事では、人とかかわる仕事の中でも、強い責任感が求められます。かかわり方を間違うことで、重大な問題や事故を引き起こすことがあるので、安全、安心を常に意識して、責任感を持ちながら人とかかわる覚悟が求められるでしょう。
市場価値が高まる! 人とかかわる仕事の将来的なメリット
人とかかわる仕事は顧客と接点を持つ中でサービスに対して感謝をされたり、商品への好反応をダイレクトに見られるなどやりがいを感じやすいといえます。人とかかわる仕事の魅力はそれだけでなく、長期的に見たときに感じられるメリットが多数あります。
ここでは、人とかかわる仕事の将来的なメリットを解説します。
汎用性が高いスキルを身に付けられる
人とかかわる仕事を通して身に付けられる対人スキルは、あらゆる業界や職種で活かせます。
社外や部署外の人と接する機会が多いと、ビジネスパーソンとしての所作や言葉遣いが自然に使いこなせるようになります。また、たとえば営業職では商品を売り込むための提案力や傾聴力が必要です。提案力や傾聴力は、たとえば上司への提案やチームメンバーのサポートなど、営業職以外の幅広い仕事にも活かすことができます。
また、人とかかわる仕事には丁寧な言葉遣いや細やかな気配りも必要であり、そのようなスキルもどんな仕事にも活かせます。
人とかかわる仕事で身に付けられる汎用性が高いスキル
- コミュニケーション力
- 丁寧な言葉遣いや所作
- 提案力や傾聴力
AIに代替される可能性が低い
人とかかわる仕事の一部は徐々に機械に代替されつつあります。スーパーやチェーン店のレジが自動化しているのがその流れです。ただ営業やコンサルティングのような仕事は、機械が完全に取って代わることは難しいと推測されています。
ホスピタリティが活かせる仕事でも、人によるサービスだからこそ価値を感じる人はいます。高級旅館を訪れたときに、AI(人工知能)に接待されたら、無機質な感じがして満足できない人もいますよね。
言葉や所作に感情を込めたり、その感情を察知する能力は人とかかわる仕事でこそ鍛えられます。
今後、AIに代替される仕事はさらに増えていくと推測されています。こちらの記事では、これからの社会を生き抜くコツや10年後もなくならない仕事を見抜く方法を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
10年後もなくならない仕事8選を就職のプロが見抜く! 内定術も
- 人とかかわる仕事の中で、特に将来性があるものを教えてください。
ヘルスケア業界は今後ますます拡大する見込み
人とかかわる仕事の中で将来性があるものとしては、ヘルスケア業界が挙げられます。日本では高齢化が急速に進み、医療従事者や福祉関連事業者の需要が今後も高まることは間違いないでしょう。
また、在宅を中心とした医療・介護体制に切り替わってきていることもあり、患者やサービス利用者とのかかわり方も変化しつつあります。
仕事の内容においては千差万別ですが、社会的背景から重要な仕事であることは間違いありません。
アピールも肝心! 人とかかわる仕事に就く方法
アピールも肝心! 人とかかわる仕事に就く方法
- 人とかかわる機会の多さをOB・OG訪問などで確認する
- 選考では対人スキルの活かし方を詳しくアピールする
- 人とかかわる仕事に活かせる資格を取得する
「人とかかわる仕事に就きたい」と思っても、選考を突破しなければ叶いません。また、企業の選考を突破できたとしても、入社したら人とのかかわりが少ない部署に配属されることもありえます。
希望するかたちで人とかかわりながら仕事をするためには、企業で働く様子をより正確にイメージできるようにし、採用担当者に「仕事相手と良い関係を築けそう」と思ってもらえるアピールが有効です。
ここからは、人とかかわる仕事に就くために有効な対策やアピールのコツを解説します。
①人とかかわる機会の多さをOB・OG訪問などで確認する
ここまでで解説した人とかかわる仕事19選などを参考に自分の興味のある仕事を見つけたら、本当に自分がイメージするような人とかかわる機会があるのか確認しましょう。もっとも有効な調べ方は、OB・OG訪問です。
OB・OG訪問では、企業で働く社員の話を聞けるので、入社後のギャップを極力減らせます。たとえばメーカーの営業職といっても、企業によって担当する顧客の数、顧客の層、営業のやり方、実践に入るまでの期間などが異なります。
希望する職種だったにもかかわらず、イメージしていた人とのかかわり方ができない可能性もあるのです。友人や大学の先輩を通して、OB・OGにつないでもらうか、OB・OGとのマッチングサイトOBトーク転職などを利用しましょう。
こちらの記事でOB・OG訪問の流れを解説しています。新卒向けの記事なので、大学の伝手などをたどる方法は難しいかもしれませんが、そのほかの方法は既卒や第二新卒の人も使えるので、ぜひ参考にしてくださいね。
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
こちらは新卒向けの記事ですが、参考になる質問例が多数あるのでぜひチェックしてくださいね。
OB・OG訪問は質問選びが鍵! おすすめ質問100選を紹介
②選考では対人スキルの活かし方を詳しくアピールする
志望企業に入社できても、配属によって人とのかかわりが少ない部門に配属される可能性もあります。人とかかわる機会が多い仕事に就きたい場合、選考でコミュニケーション力の高さをアピールしたり、対人スキルを磨くことに意欲的な姿勢を見せると効果的です。
まずは、前職での経験も踏まえて自分が関係を構築するうえで工夫したことや自分ならではの強みを見つけましょう。「アンケート評価で顧客満足度の平均値を大幅に越えた」のような実績があると説得力のあるアピールになります。
ただ実績をアピールするだけでなく、なぜその成果が出せたのかまで掘り下げて説明できると、企業の担当者は自社での活躍をイメージしやすくなりますよ。
人と話すことが好きでコミュニケーションに自信があることや思いやりがあり協調性がある一方、積極性やチャレンジ精神が旺盛なところを自分の経験や具体的なスキルを通してアピールすると効果的です。
以下は新卒向けに自己PRの作り方を解説した記事です。それぞれの強みを効果的にアピールする方法がわかるので、ぜひ参考にしてください。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき
思いやり
自己PRで「思いやり」はアリ? 効果アップの言い換えと例文5選
協調性
例文17選|協調性の自己PRで確実に差別化する8つのコツ
チャレンジ精神
例文22選|チャレンジ精神の自己PRは4つのポイントで敵なし!
③人とかかわる仕事に活かせる資格を取得する
資格は自分の知識や能力の証明になります。人とかかわる仕事に活かせる資格には以下のようなものが挙げられます。
人とかかわる仕事に活かせる資格や検定の例
現在仕事をしていてすぐに転職したいわけではない人や、時間をかけて確実に希望の仕事に就きたい人は、資格を取得してから選考に臨むのがおすすめです。
新卒向けの記事ですが、既卒の就活や第二新卒の転職でも有効な資格を多数紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
取りやすい資格25選|取得から就活でのアピールの仕方まで解説
販売士の資格検定は、販売知識、接客知識などが学べるので、販売職の仕事で役立ちます。
コミュニケーション検定は、ビジネスシーンで使えるコミュニケーション力があるかを見極める検定試験で、ビジネス全般で役立ちます。
サービス接遇検定は、サービス業としての心構え、応対力、振る舞いなどを審査する検定試験で、サービス業に携わる人は役立つでしょう。
人とかかわりたい気持ちはあなたの強み! 仕事を通してさらに人間力を高めよう
人とかかわる機会が多い仕事だと計画通りに進まないことも多く、ストレスを感じやすいので倍率が高くないケースもあります。またAIに代替されにくい仕事も多いことから、これからも需要は増え続けると推測されます。
「人とかかわりたい」「対人スキルを磨きたい」と思う気持ちを強く持っている人は、企業にとっても重宝する存在といえます。
人とかかわることで自分の視野も広げて、さらに市場価値の高いビジネスパーソンを目指しましょう。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見るキャリアを明確にしたうえで自分に合った人とかかわる仕事を見つけよう
人とかかわる仕事に就きたい既卒・第二新卒の人は、これから自分が歩むキャリアでどのように人とかかわった仕事をしていきたいのか、イメージを明確にしたうえで就職活動を始めましょう。
自分がなぜ人とかかわった仕事をしたいのかを深く考えて分析し、明確化することで、就職活動の準備段階より就きたい仕事の候補を絞ることができます。
同じ職種でも人とのかかわり方は業界や企業の特徴によって異なる
営業職ではBtoBやBtoCという顧客が誰か、という側面から分類することもできますが、対面・Webなど営業の方法でも分類でき、それぞれ仕事内容は異なります。志望企業での働き方についても、事前によく調べておくことが重要です。
これから自分の歩みたいキャリアについて明確なビジョンを持ち、自分の就きたい人とかかわる仕事に就くことで、自分のキャリアも充実してくるでしょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細