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優しい人って営業に向いてないのでしょうか?

優しい友人が営業になって苦しんでいるのですが、優しい人って営業に向かないでしょうか?

友人はいつも自分のことは後回しで、「周りを悲しませないように」「楽しんでもらえるように」と接してくれ、いつも自分たちを穏やかな気持ちにさせてくれます。

でも営業の場合、時に顧客のためにはならない商品であったとしても、目標達成のために売りつけなければいけないときもあると思います。

友人は「顧客をだましている気分になる」「自分はその商品を本当に良いと思っているわけではないので心苦しい」「しかし目標達成しないと上司に詰められる」と悩んでおり、とても心配になるんです。

友人ほどではないですが、自分も優しいと言われることがあり、また転職も考えていて営業も視野に入れているのですが、優しい人は営業に向いていないのでしょうか?

そうであれば友人にも伝えたり、自分のキャリアの参考にもしたいと思うので、教えていただけるとうれしいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

山路 和博

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優しさも大事! 営業で結果を出すためには必要になる

友人が言っている「顧客をだましている気分になる」「自分はその商品を本当に良いと思っているわけではないので心苦しい」「しかし目標達成しないと上司に詰められる」ということがすべてではないかと思います。

営業はたしかに利益を得ることが仕事なので、どうしても数字を追い求めることは避けられません。

しかしながら、顧客に商品を購入して頂くには信頼関係が欠かせません。信頼を築く手段は人それぞれかもしれませんが、そのなかの一つに間違いなく優しさも存在するのです。

営業で成果を出すことと優しさは、決して相容れないものではないのです。

顧客と喜べることが営業! 強みが活きる企業を見よう

自社の商品を買って頂き、顧客に喜んで頂いて、売った側である自分たちにとっても喜ばしいことである、所謂Win-Winの関係になることが最大の目標です。

つまり、その根本は「顧客の問題を自社の商品をもって解決したい」という優しさを含んだ感情であり、そのためにもまずは営業する側である我々が商品に対して愛着や興味関心を持てるかがとても重要です。

顧客に喜ばれる、紹介したいと思えるかが大きなポイントとなります。

利益を追い求めるということは自身の商品に納得できない、相手をだましているという意味ではありません。その商材や扱っている企業が自身の強みや興味関心を活かせるかどうか、慎重に見極めましょう。

キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士

木原 渚

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優しさは強みになる! 営業のなかで信頼関係を築こう

優しい人は営業に向いていないというわけではなく、むしろ、どのような優しさを活かすかによって、大きな強みになる可能性があります。

「相手の気持ちを大切にできる」「周囲を和ませる雰囲気を持っている」といった性格は、営業において非常に重要な資質です。

営業は単にモノを売るだけではなく、信頼関係を築く仕事でもあります。

長期的に顧客と良好な関係を保ち、顧客の課題や悩みに真摯に耳を傾け、最適な提案することができるのは、優しさを持った人材だからこそできることです。

営業スタイルに共感できるかどうかで職場を選ぼう

ただ、営業現場には数字のプレッシャーや自分が良いと思えない商品を売ることへの葛藤があることも事実です。

これは優しさが向いていないのではなく、職場の営業スタイルや商品との相性によるところが大きいと言えます。

どんな営業スタイルが自分に合っているか、売る商品やサービスに共感できるかといった視点で考えることが大切です。

また、職場によっては成果主義やノルマ至上主義の風土が強い場合もあるので、共感力を活かしつつ、無理せず働ける環境を選ぶことが、長く続けるためのポイントになります。

営業職には向き不向きがあります。以下の記事では営業職に向いている人・向いていない人の特徴や、向いていない人におすすめの仕事などを解説しています。営業職に興味がある人は、応募する前にチェックしておきましょう。

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