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不動産流通業界ってどんな業界ですか?

私は現在就職活動中で、不動産関係の仕事に興味を持っています。自分でいろいろ調べているとき、「不動産流通業界」という言葉を目にしたのですが、この業界は具体的にどのような業界なのか、あまりイメージが湧きません。

不動産流通業界は不動産業界のなかでもどのような役割を担っているのでしょうか? 具体的な企業名やビジネスモデル、おもな業務などについて教えていただけるとイメージが膨らみそうなので、ぜひアドバイスをお願いします。

また、この業界で働く魅力ややりがい、将来的な動向などについてもお分かりになる方がいれば教えていただけないでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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不動産流通業界は人をつないで不動産を動かす業界である

不動産流通業界に興味をお持ちなのですね。最近、非常に注目されている活気のある市場です。

この業界の役割は、建物を「つくる」デベロッパーとは異なり、既存の物件を売りたい人と買いたい人、貸したい人と借りたい人をつなぎ、不動産を「動かす」こととなります。

おもな収益源は、取引を成立させた際の仲介手数料や、物件情報の掲載による広告料です。

業界内にはさまざまな特徴を持つ企業があります。

たとえば、高額な物件の売買仲介を得意とする野村不動産ソリューションズ三井不動産リアルティ、賃貸仲介で知られるエイブルアパマンショップ、そして物件情報サイトを運営するLIFULLなど、事業モデルは多岐にわたります。

この仕事の魅力は、自分の成果が売上などの数字として明確に見える点にあるでしょう。

一方で、景気の動向に業績が左右されやすいという市況変動のリスクも考慮すべき点です。また、社風としては、目標達成意欲の高い、いわゆる「体育会系」の文化を持つ企業が比較的多い傾向にあります。

社員の声が一番の情報源! 数字と実地で業界を深く探ろう

この業界の研究を始めるなら、まずは客観的な数字から理解を深めるのが効率的でおすすめです。

国土交通省が公表している不動産取引件数の統計や、各企業のIR情報(投資家向け情報)にある手数料収入の推移などをチェックしてみましょう。

これにより、業界全体のトレンドや、各社の勢いを把握することができます。そして、数字だけではわからないリアルな情報を得るために、OB・OG訪問もぜひ積極的におこなってみてください。

数字の分析と、現場で働く人の生の声、この両面からアプローチすることで、より深い業界理解につながりますよ。

キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士

木原 渚

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不動産に関する人同士をつなぐ役割を担う業界!

不動産流通業界は、住宅、オフィスビル、マンションなど不動産の売買や賃貸を仲介する役割を担う業界を指します。

不動産を売りたい人と買いたい人、貸したい人と借りたい人をつなぐ役割を担っており、その仲介手数料から利益を得るビジネスモデルです。

この業界には、不動産開発(デベロッパー)、賃貸管理、そして実際に不動産を流通させる仲介業務など、さまざまな職種があります。

大きな取引に貢献できるのがやりがいにつながる! 一方で厳しい一面も

働く魅力ややりがいとしては、まず取引金額が大きい点が挙げられるでしょう。

不動産は人生における大きな買い物となるため、その重要な意思決定にかかわれることは大きなやりがいとなります。人と人をつなげる役割を担える点も魅力でしょう。

また、不動産市場は現在も金額が伸びており、注目されている業界の一つです。

一方で、土日や平日の夜は忙しい傾向にあり、成果主義の側面も強いのが特徴として挙げられます。契約を獲得して初めて成果となるビジネススタイルなので、この点が自分に合うかどうかは考えるべきポイントですね。

不動産流通業界には、三井のリハウス東急リバブル住友不動産販売といったよくCMなどで名前を聞く大手不動産仲介会社もあれば、アパマンショップエイブルのような街の賃貸不動産会社もあります。

自分がどのような働き方をしたいのか、企業の規模なども含めて検討すると良いでしょう。

以下の記事では、不動産業界の採用選考で刺さる志望動機の書き方を解説しています。「不動産業界を志望しているがどう志望動機を作れば良いかわからない」と悩む人はチェックしておきましょう。

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