この記事のまとめ
- 不動産業界の志望動機に盛り込むべき4つのポイントを把握しよう
- 不動産業界の志望動機でやりがちな3つの注意点を解説
- 不動産業界の志望動機例文5選を業種別に紹介
待遇が良く一定の人気がある不動産業界。仕事内容が多岐にわたる分、志望動機に具体的なエピソードを盛り込むのが難しく、抽象的になりがちです。
「ありきたりな志望動機になってしまう」「不動産業界を目指したいけど、志望動機をどう書いたら良いかわからない」という悩みを抱える人は多いでしょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの平井さん、吉田さん、板谷さんのアドバイスを交えつつ、質の高い不動産業界の志望動機を作るコツや、仕事内容ごとの志望動機例文を解説します。不動産業界を志望する人は必ずチェックして選考を通過しましょう。
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質の高い不動産業界の志望動機を作成するには仕事内容の理解が必須
人々の暮らしを支えられる不動産業界は待遇も良く、学生から人気のある業界の一つです。不動産業界の中でも企業ごとの仕事内容はまったく異なるため、説得力のある志望動機を作成する際は業界・企業理解が不可欠です。
記事では、不動産業界の具体的な仕事内容と職種を解説します。その後で、不動産業界の志望動機に盛り込むべき4つのポイントを説明。志望動機を作成するコツをきちんと理解すれば、ライバルと差をつけることができます。
記事の後半では、不動産業界の志望動機を作成する際の注意点を踏まえたうえで、志望動機の例文を解説します。不動産業界からの内定をつかみ取りたい人は参考にしてください。
不動産会社の面接対策については以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
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不動産業界とは? 仕事内容の4つの分類
不動産業界といっても、仕事内容は多岐にわたります。以下では、不動産業界における4つの仕事内容を解説します。
業界に対する理解を深めて質の高い志望動機を作成するためにも、それぞれの仕事の違いをしっかり理解しておきましょう。
また、入社し実際に働いてみたら「イメージと違った……」と感じるケースもあります。自身の希望とのミスマッチが生じないよう、どの仕事が自身の興味とマッチするかも確認しながら読み進めてください。
ディベロッパー
ディベロッパーは、地域社会のニーズを踏まえて住宅や商業施設、オフィスビルなどを開発する業者を指します。土地の有効な活用方法を考え、建物を企画・立案するのが主な役割です。
ディベロッパーは、役割や対応範囲によって大きく2つに分けられます。
総合ディベロッパー | 専業ディベロッパー | |
---|---|---|
特徴 | マンションやオフィスなど全般的に対応 | マンションや商業施設など特定の分野に特化 |
企業の例 | ・三井不動産 ・三菱地所 ・住友不動産 | ・タカラレーベン ・コスモスイニシア ・イオンモール |
総合ディベロッパーは、建物の種類によらずさまざまな不動産開発の役割を担います。
一方で、専業ディベロッパーはマンションや商業施設など、ある特定の種類の建物に特化し不動産開発をおこなうのが特徴です。
ディベロッパーが企画した内容をもとに、ゼネコンと呼ばれる建設会社が実際に建物を作っていきます。
- 総合ディベロッパーか専業ディベロッパーか、どういった基準で選べば良いですか?
自分がどんな不動産開発にかかわりたいか考えてみよう
総合ディベロッパーはたとえば「東京ミッドタウン」「六本木ヒルズ」「大阪うめきた」など、開発規模が大きく、総合的なまちづくりにかかわります。用地取得から大きな資金が必要なので、財閥系の企業が多いのも特徴です。
一方で、マンションや一戸建ての住宅、ショッピング施設、特定の鉄道沿線の整備開発など、関心のあることが限定的なら、専業ディベロッパーから探してみてはどうでしょうか。
ディベロッパーの代表的な6社や就活成功のコツについては、以下の記事を参考にしてください。
ディベロッパー大手6社を徹底比較! 人気業界を突破する5つの正攻法
不動産仲介
不動産仲介業は、不動産の売り手と買い手の間に立ち、契約がスムーズにおこなわれるようにサポートする仕事です。
不動産仲介業の仕事内容として、顧客が物件を買うとき、もしくは借りるときの2種類に大別されます。
不動産仲介の具体的な仕事内容
- 不動産売買:売主と買主の間で売買契約をおこなう
- 不動産賃貸:貸主と借主の間で賃貸契約をおこなう
不動産売買と不動産賃貸のいずれも、インターネットやチラシなどで広告を打ったり、見込み顧客に営業をかけたりします。また、顧客の要望をヒアリングしたうえで最適な物件を紹介することも不動産仲介業の仕事です。
不動産仲介の仕事には、顧客のニーズを正確に把握し、適切な物件を提案できる洞察力と、物件の魅力を伝えるためのコミュニケーション能力が求められます。また、市場の動向を把握し情報をアップデートすることや交渉スキルも必要です。
不動産販売
不動産販売業は、ディベロッパーによる不動産開発をもとに、ゼネコンなどの建設会社によって建築された建物の物件を販売する仕事です。
不動産販売に至るまでの流れ
- ディベロッパーが建物を開発する
- ゼネコンなどの建設会社が建物を建築する
- 不動産販売会社が物件を販売する
不動産販売業は、上記の3つ目の役割を担います。ターゲットに合わせた販売戦略を立案したり見学会を開催したりして顧客に物件の魅力を伝え、契約の手続きまでを担当します。
販売職の基本的な仕事内容や就職対策が知りたい人は、以下の記事もチェックしておきましょう。
販売職の仕事内容や魅力を徹底解剖! 就職するために必要な対策とは
ゼネコンについては以下の記事で詳しく解説しています。建設業界に興味のある人は参考にしてみてください。
ゼネコンとは? 建設業界の動向や就職のポイントまで徹底解説
- 不動産販売と不動産仲介の違いがよくわかりません。
ビジネスモデルや扱う物件の種類など違いはさまざま
まず、最大の違いとしてビジネスモデルの違いが挙げられます。不動産販売は自社で物件を所有し、不動産仲介は自社では所有していません。
そのため、不動産販売はビジネスとして自社の不動産を売り、その売却益が利益となります。一方、不動産仲介は契約時の手数料が会社の利益となる構造です。
ほかにも細かい点でいうと、不動産販売は新築物件を取り扱うことが多く、不動産仲介は中古物件を取り扱うのが一般的です。
また、不動産販売は大手ディベロッパーの子会社であることが多く、不動産仲介には独立系が多いことも違いとして挙げられます。
不動産管理
不動産管理業は、オフィスやマンションなどの保守・点検をおこなう仕事です。
不動産オーナーが入居希望の問い合わせや設備の修繕などを一人で対応するのは大きな労力がかかり、現実的に手が回りません。そこで不動産管理業が、不動産オーナーに代わって物件を管理します。
不動産管理業の主な仕事内容
- 入居者からの問い合わせ対応
- 建物設備の修繕工事
- 賃貸契約の更新
- 家賃の精算処理
不動産管理会社は、不動産オーナーの代わりに物件のメンテナンスを保つことで、手数料を収入として得ています。
不動産と聞くと開発や販売を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、入居者の暮らしを支えるうえでは不動産管理の仕事も不可欠です。
不動産管理で求められるのは、コミュニケーションスキルです。不動産の入居者やオーナーの要望を受けて動くことも多く、対人折衝が苦手な人にはしんどいかもしれません。
そのほかでは、細かい作業を正確におこなう力、コツコツ取り組む忍耐力、不動産管理の知識などが必要です。
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新卒から目指せる! 不動産業界の主な3つの職種
不動産業界の主な3つの職種
- 事務
- 営業
- コンサルタント
採用担当者の目に留まる志望動機を作成するには、入社後の活躍イメージを明確にする必要があります。どういったポジションで不動産業界に貢献したいのかを言語化するために、不動産業界で必要とされる主な職種を把握しておきましょう。
以下では、新卒から目指せる不動産業界の主な3つの職種を解説します。どの職種が自身の興味や強み、専門性とリンクするか確認しながら読み進めてください。
事務
不動産業界の事務はオフィスワーク全般を担当し、組織全体の運営を支える大切なポジションです。
不動産業界の事務の仕事内容
- 物件の内覧のスケジュール調整(不動産仲介・不動産販売)
- 家賃の入金確認・未納者への連絡(不動産管理)
- 売買・賃貸契約書類の作成(不動産管理)
- 入居者からの問い合わせ対応(不動産管理)
不動産業界の事務では家賃の管理や契約内容のチェックなど細かな作業が多いため、注意力や正確性が求められます。
顧客と直接かかわらず裏方として運営を支えるバックオフィス業務から不動産業界の運営に貢献できるのが、不動産業界の事務の特徴です。応募する際は、縁の下の力持ちとして仕事をしたいことを志望動機で伝えてみてください。
一般的な事務職の仕事内容を把握しておきたい人は、以下の記事も確認しておいてください。
事務職の仕事内容が丸わかり! 必要なスキルや就職のコツも
また、事務職を目指す場合の志望動機の例文20選は、以下で紹介しています。
例文20選|事務職の志望動機を職種別・業界別に徹底解説
不動産業界の事務を目指す際に縁の下の力持ちであることをアピールポイントとして押し出すなら、伝え方のコツもマスターしておきましょう。
縁の下の力持ちとは? 魅力が伝わる自己PRのコツと例文15選
- 不動産事務に就くために勉強しておいた方が良いことや、役立つ資格があれば教えてください。
活かせる知識や資格は3つ!
不動産事務に就くためには、以下の3つの要素を押さえておくことが重要です。
①不動産基礎知識
業界の構造、専門用語、市場のトレンドに関する基礎的な理解が求められます。
②法律知識
宅地建物取引業法をはじめとする不動産取引にかかわる法律の基本を知っておいてください。
③宅地建物取引士
不動産取引に必要な法律知識や実務知識を証明する国家資格で、独占業務があり、資格取得者に対するニーズが高いです。就職市場での優位性を確立することができます。
営業
不動産営業は土地やマンション、戸建て住宅などの不動産を顧客に紹介する仕事です。売り上げに直結する重要な役割を担う仕事の一つであり、成約につながれば大きなやりがいを感じやすいといえます。
不動産営業スタイルの代表例
- アポイントを取らずに訪問する飛び込み営業
- 不動産の展示会で顧客に提案する営業
不動産業界の中でも営業の仕事スタイルはさまざまです。たとえば、仲介業と販売業では以下のような違いがあります。
不動産仲介 | 不動産販売 | |
---|---|---|
主な役割 | ・売主や貸主に希望条件をヒアリングする ・見込みの買主や借主を見つける | ・見込みの買主に対して物件の魅力を伝え購買意欲を高める ・物件の成約までを担当する |
特徴 | ・テレアポや飛び込み営業による顧客とのやり取りが多い | ・店舗や展示場で顧客に物件の説明をする機会が多い |
このように同じ不動産営業であっても、不動産会社の役割によって仕事内容は大きく異なります。不動産営業に興味がある人は、どの仕事が自身の興味にマッチしているか明確にしておきましょう。
いずれにしても不動産営業は顧客とやり取りすることが多いため、コミュニケーション能力の高さを前面に押し出す形で志望動機を作成するのがおすすめです。
不動産営業に興味のある人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。向いている人の特徴や、就職に役立つ資格について詳しく紹介していますよ。
関連記事
不動産営業に向いてる人の6つの特徴|具体的な業務と未経験からなる方法
不動産営業に向いている人は、負けず嫌いや忍耐力があるなどさまざまな要素があります。この記事では、不動産営業に向いている人や働く魅力をキャリアコンサルタントと解説します。未経験からでも目指せる方法も解説するため、ぜひ参考にしてください。
記事を読む
営業職は人によって向き不向きがあります。「営業は向いてないかも……」と思う人は以下の記事もチェックして、自分に向いている仕事を見つけてみてください。
営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説
営業職を目指す人は、以下の記事から志望動機の例文も確認しておきましょう。
例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見る不動産営業として働くメリットとデメリットの両面を理解しよう
まず不動産営業のメリットについて解説します。
不動産営業は成果主義が一般的です。成約に応じてインセンティブが発生するので、成約が多ければ多いほど高収入が期待できます。
次に多種多様な人脈を形成できる点が挙げられます。さまざまなクライアント、仲介先との信頼関係を築くことが不動産営業の重要なポイントです。
人間関係構築がうまくいけば、さまざまな業界や企業、個人の人脈を作ることができ、そこから紹介によって成約につながったり、リピーターとなったりする可能性もあります。
また、自由な働き方ができる点も魅力です。不動産営業に限った話ではありませんが、営業の多くは自分で自分のスケジュールを管理できるため、柔軟に働くことが可能です。「リモートが良い」や「対面で話したい」という顧客それぞれのニーズに対応することもできます。
不動産営業は決して楽ではなく覚悟が必要な仕事
不動産市場は常に変動が激しく、取引がなかなか成立しないタイミングもあるため、収入が安定しません。そのためライフプランなどが描きづらいことが危惧されます。
また、営業同士の競争が激しい点をストレスに感じる人も多いでしょう。不動産業界は扱っている商品の特性上競争が激しく、不動産営業として成功するためには他社の営業マンはもちろん、自社の営業マンとも差別化を図り、自分ならではの独自性ある営業スタイルが求められます。
そして、常に勉強が必須な点も大変なポイントです。不動産業は法律が複雑であり、契約や法令に関する知識が必要です。
また、市場やトレンドなどの流行にもしっかりとアンテナを立て見定める能力も求められます。そのため、勉強したことが来年には変わっていたりと、常に知識や流行を勉強してアップデートし続けることが求められます。
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(WEB業界の場合)
コンサルタント
不動産コンサルタントは、不動産オーナーや物件の購入を考えている人などに対してアドバイスを提供します。
たとえば「不動産の運用方法がわからない……」「不動産オーナーになりたいが法律面に自信がない……」という顧客に対して、専門家の目線からアドバイスをするのが主な役割です。
さまざまな顧客のレベルに合わせて適切なサポートをおこなうため、不動産コンサルタントは高度な知識と豊富な経験が求められます。不動産コンサルタントになるためには、具体的に以下の条件を満たす必要があります。
不動産コンサルタントになるための条件
- 宅地建物取引士、1級建築士、不動産鑑定士のいずれかの資格を取得
- 関連業務での5年以上の実務経験
不動産コンサルタントは、入社後の数年間は不動産事務や不動産営業などの経験を積んでから目指すのが一般的なため、選考でもそのビジョンを踏まえてアピールすることがおすすめです。
不動産コンサルタントへのキャリアパスを理解したうえで志望動機を作成すれば、採用担当者に納得感を与えられます。
コンサルタント志望で質の高い志望動機を作成したいなら、以下の記事も併せて参考にしてください。
例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説
- 不動産コンサルタントと不動産営業の違いがよくわかりません。
企画や提案業務と宅地建物取引業務の違いを押さえよう
不動産コンサルティングは不動産について企画や提案をする業務で、営業は宅地建物の売買、代理、売買の媒介をおこなうものです。
営業業務がコンサルティング業務に含まれるのではありません。
一人の人が、顧客ヒアリングから企画提案をおこなった結果、依頼者の意向により、提案に基づく宅地建物取引業務を受託することはあり得ますが、本来は企画提案と顧客と契約を結ぶことは別々の仕事になります。
ニーズを把握しよう! 不動産業界で求められる人材
不動産業界と一口に言っても、求められる人物像や向いている人は各企業や仕事内容などによって異なります。
以下では、不動産業界で求められる人材の特徴を5つ解説します。入社後の活躍イメージが明確に伝わる志望動機を作成するためにも、自身の強みと企業のニーズがリンクする要素があるかチェックしてみてください。
上昇志向がある人
不動産は決して安い買い物ではないため、顧客が購入に至るまでのハードルは高いです。しかし、企業が存続するためには売り上げが必要であり、成果を上げるための努力が常に求められます。
たとえば、新規の顧客を獲得するためには顧客からの信頼構築や、他社にはない独自のコンセプトを提示するなど、さまざまな工夫が必要です。
成果を上げ続けるためには、業界に強い興味を持ったり自身の成長につながる取り組みを積極的におこなったりする上昇志向が求められます。
「学業に励み学年の順位が◯位上がった」「部活動で毎日1時間朝練しレギュラー入りを果たした」などの上昇志向をアピールできるエピソードがあれば、志望動機に取り入れてみてください。
- 野心や向上心に自信がない人は不動産業界で活躍するのは難しいのでしょうか?
スキルや能力があれば可能だが環境が合わない可能性はある
もちろん、野心や向上心に自信がなくとも不動産業界で活躍することは可能です。
不動産業界で求められるスキルや能力を持ち合わせ、しっかりと会社の売り上げに貢献したり、社内のコミュニケーションを円滑にしたりすることができるのであれば、不動産業界でも十分活躍できるでしょう。
しかし、そのような人材は大抵、野心や向上心を持ち合わせている場合が多いのが現実です。また、業界で長い間活躍し続けるためには、どこかで勉強や自己啓発などをおこない、自らを向上させていくことは必要不可欠です。
なにより、少なくとも周りの同僚は野心や向上心が強い人が多数のため、そういった人たちと一緒に仕事をし続けることによってあなたが疲れてしまったり精神が消耗してしまう可能性があります。
そういった観点でも、企業研究はしっかりとおこなっていきましょう。
特別な動機がなくても大丈夫!
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「第一志望以外の志望動機が思い浮かばない……」と感じたことはありませんか?そんな時にぜひ活用してほしいのが「志望動機作成ツール」です。
簡単な質問に答えるだけで、特別な動機がなくても採用したいと思われる志望動機が簡単に作成できます。
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(人材業界の場合)
コミュニケーションが得意な人
不動産業界では、社内外問わずさまざまな人と頻繁にかかわりを持ちながら仕事を進める場面が多いため、コミュニケーション能力が求められます。
ディベロッパー | 行政機関や建設会社と連携しながら土地の開発計画を考える |
不動産販売 | 顧客の要望をヒアリングしたうえで最適な物件を提案する |
不動産管理 | 事業者と協力しながら物件の修繕工事を実施する |
不動産業界、特に不動産営業を目指す人は、コミュニケーション能力の高さを強調できるエピソードを志望動機に盛り込んでみてください。中でもアルバイトでの接客経験は、コミュニケーション能力を有効に主張できるアピール材料です。
ただし「コミュニケーション能力がある」と伝えても抽象的になってしまい、採用担当者の印象に残りません。適切な言い換え表現で説得力を高める方法を以下の記事から学んでおきましょう。
コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき
- 人とかかわることが苦手なのですが、不動産業界では優れたコミュニケーション能力が必須なのでしょうか。
必須だがコミュニケーション力はこれからでも身に付けられる
不動産業界では、営業職に限らず、優れたコミュニケーション能力が非常に重要です。
人とかかわることが苦手でも、相手の話を丁寧に聞く力や、背景にある思いを理解する能力、意見を明確に伝える技術などは経験を積み重ねれば養うことができます。
不動産業界の職務は幅広く、自分の強みや興味に合ったポジションを見つけることも、キャリア形成において大切です。
相手目線で物事を考えられる人
不動産業界で質の高い仕事をおこなう際は、目の前の顧客にとってのメリットを提示したうえで適切な不動産を提案できる人材が求められます。
不動産業界では扱う商品が高額のため、顧客が「買わなければ良かった……」といった後悔につながることは避けなければなりません。特に物件を買うのが個人顧客の場合は、一生で一回の大きな買い物であるケースが多いです。
成約につなげたいという自分だけの都合で会社の利益ばかりを追求してしまうと、顧客から不信感を抱かれるだけでなく、クレームにつながる可能性もあります。一方で、相手目線を意識し顧客からの信頼を得られれば、おのずと成約率はアップしていきます。
たとえば、アルバイト経験の中で気遣いや思いやりにより、仕事仲間や顧客に褒められたなどのエピソードがあれば、積極的に志望動機に盛り込んでみましょう。
粘り強い性格の人
不動産業界では、成果が出ないときでも努力を継続できる人材が求められます。
不動産開発に関して社内の承認が下りたとしても、地域住民や行政機関からの協力が得られないことがあります。また、不動産を見込み顧客に紹介しても、高額商品であるがゆえに購入に至らないケースは多いです。
こういった状況の中でも成長のために努力したり、最適な解決策の模索に向けて粘り強く仕事に取り組める能力が求められます。
粘り強い性格を十分に伝えるには、達成までにある程度の時間がかかるエピソードを盛り込むのがコツです。たとえば、「TOEICで200点アップを達成した」などの成功体験を、努力したプロセスとともに伝えてみてください。
不動産業界では、多額のお金が動くため金銭面の交渉において信頼関係と円滑なコミュニケーション力が求められます。
しかしそれ以上に法的な問題や地域住民、行政との問題など解決が一筋縄ではいかないものも多く、問題解決まで諦めずに取り組む粘り強さは必須といえます。
チームワークを大切にできる人
不動産業界ではさまざまな関係者と協力しながら仕事を進めるため、チームワークを大切にできる人が求められます。
たとえば土地を取得・開発する際は、行政機関や建設会社と協力しながらプロジェクトを進行する必要があります。
意見の食い違いが生じたときでも相手を否定せず、みんなが納得できる落としどころや最適解を見つけようとするチームワーク力は、不動産業界で働くうえで非常に大切です。
部活動やサークル・アルバイトなどで他人と力を合わせて目標を達成した経験は、誰しも一つはあるはずです。「後輩を積極的に指導しチームの一体感を高めた」といった些細なエピソードでもいいので、志望動機に積極的に盛り込んでみてください。
チームワーク力の高さを自己PRでアピールしたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
例文8選|自己PRでチームワーク力の高さを効果的に伝える方法
志望動機が思いつかない人は、ツールを使うのが一番オススメ
・業界・職種ごとの志望動機がわからない人
・アルバイトやゼミで忙しい人
不動産業界の志望動機に盛り込むべき4つのポイント
不動産業界の志望動機に盛り込むべき4つのポイント
- 不動産業界に興味を持ったきっかけ
- 志望企業にこだわる理由
- 不動産業界に活かせる強み
- 将来の目標やビジョン
志望動機を作成する際は、企業が求める人物像にマッチしているかどうか明確に伝えるのが大切です。特に不動産業界は学生からの人気が高い業界の一つであるため、ほかの学生に埋もれないオリジナルな志望動機に仕上げましょう。
以下では、不動産業界の志望動機に盛り込むべき4つのポイントを解説します。志望動機を作成する際はすべてのポイントが含まれているかチェックしてみてください。
ポイント①不動産業界に興味を持ったきっかけ
学生のうちから不動産業界の仕事内容の具体的なイメージを持てている人は少ないです。
だからこそ、多くの業界がある中でなぜ不動産業界を選んだのかを志望動機欄で明確に説明できれば説得力が増し、採用担当者の目に留まりやすくなります。
不動産業界に興味を持ったきっかけの例
- 一人暮らしを始める際に不動産販売の担当者に優しく接してもらえて納得のいく買い物ができた
- 大学の授業で都市開発を学び、街づくりに興味を持った
- 不動産業界のインターンに参加してやりがいを感じた
業界に興味を持ったきっかけのエピソードが薄いと、「本当に不動産業界に興味があるのかな?」と疑いを持たれてしまいます。
入社に対する本気度をできるだけ鮮明に伝えるためにも、数ある業界の中から不動産業界を目指そうと思った具体的なエピソードを盛り込みましょう。
志望動機の書き出しに迷っている人は、以下の記事も参考にしてください。
例文8選|志望動機の書き出しで本気度を見せ差別化する方法
- 不動産業界に関心を持ったきっかけとしてどんな内容が好印象ですか?
自分自身の体験に基づいて不動産業界の課題を取り上げるのがおすすめ
上記の例と共通の観点でいえば、自分自身の体験に基づくものが良いです。
「自分が生まれ育った町が駅前総合開発によって見違える街になった」
「東京オリンピック開催にともなう再開発で変わっていく町を見て魅力的になったと思うが、祖母は駅の表示板などが新しく取り換えられるのを寂しいと言っていた」
というような、自分の経験から現在の不動産業界に足りないものを提案してはどうでしょうか。
ポイント②志望企業にこだわる理由
不動産業界の志望動機を作成する際は、数ある企業の中からその応募企業にこだわる理由を明確に述べるよう心掛けましょう。単に不動産業界に興味を持っている理由を説明するだけでは、「ほかの不動産会社でも良いのでは?」と思われかねないからです。
応募企業独自の志望動機を作成する際は、企業のホームページ(HP)をチェックし、志望企業と併せて競合他社の企業理念や商品の魅力、世間からの評価、ブランド力などを把握・理解しておきましょう。
企業理念からは、それぞれの企業が大切にしている独自の考え方が見えてきます。また、企業が生み出す商品にフォーカスすれば、その企業独自の魅力を自分の言葉で語れるようになり、志望企業にこだわる強い理由になります。
このように、その企業でなければならない理由を志望動機に盛り込むと、説得力が大幅に増して入社への意欲や本気度が伝わりやすくなるのです。
企業理念を志望動機に盛り込み、入社への本気度を伝えるコツは、以下の記事で解説しています。
例文9選|志望動機で企業理念への共感を伝えて唸らせる4ステップ
ポイント③不動産業界に活かせる強み
自身の強みが不動産業界でどのように活かせるかを盛り込むのも大切なポイントです。採用担当者は学生の志望動機を通して、入社後に活躍してくれるかどうかを見極めようとしているからです。
志望動機で自身の強みを説明する際は、不動産業界の仕事で求められることの多い以下にフォーカスするのがおすすめです。
不動産業界に活かせる強み
- 上昇志向がある人
- コミュニケーションが得意な人
- 相手目線で物事を考えられる人
- 粘り強い性格の人
- チームワークを大切にできる人
入社後の活躍イメージを伝えるために、これまでに経験してきたオリジナルのエピソードを交えながら、不動産業界あるいは志望企業で自身が活躍できることを伝えましょう。
特にコミュニケーション能力やチームワーク力は、不動産業界のほとんどの仕事で重視されます。「飲食業のアルバイトでチームメンバーと連携を取り、繁忙期を乗り切った」といったオリジナリティのあるエピソードを交えて説明しましょう。
自分の強みがわからない人は、以下の記事から見つけてみてください。
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
不動産業界では、分析能力、交渉力、市場観察力、そして柔軟な対応能力といった強みが高く評価されています。
これらの能力を活用した過去の経験や実際のエピソードについて考える言葉を用意しておくと面接の際に役立ちます。
ポイント④将来の目標やビジョン
最後に、志望動機に将来の目標やビジョンを含めましょう。中長期的な目標がはっきりしている学生は、入社後長期にわたって活躍する傾向があり、企業から重宝されやすいです。
将来の目標やビジョンを伝える際は、企業の中長期計画と可能な限りリンクした内容にするよう心掛けてみてください。たとえば、国内向けのビジネスの展開を目指す中長期計画を掲げている企業に対して、「グローバルに活躍したい」という主張は的外れです。
本気度の高さや志望企業で活躍できるポテンシャルを精度高く伝えるためにも、志望動機には企業が目指している将来像と同じ方向性で目標やビジョンを組み込みましょう。
- 不動産業界での将来の目標やビジョンが思いつきません。
理想の社会や地域について自分主体で考えることが重要
まず、あなた自身がどんな社会やどんな地域を作っていきたいのかを言語化しましょう。
不動産業界が普段やっている業務は、あくまで手段であってその先に大きなビジョンやイメージがあります。まずは自分自身にとってどんな社会が理想で、その理想と会社のビジョンがどう重なるのかを伝えていきましょう。
そのためにも、しっかりと自己分析をして、自分の過去と現在を振り返ってみることが大切です。いきなり大きなビジョンや理想は描けるものではありません。
あなたの過去から現在における活動の延長線にあなたの一貫したビジョンが必ずあります。ぜひそれを言語化し、結び付けていきましょう。
それでも不動産業界での目標やビジョンが思いつかない、あるいはそのビジョンにワクワクするような感情を抱けないのであれば、もしかすると不動産業界はあなたが進むべきキャリアで
はないのかもしれません。
業界に寄せようとせず、しっかりとあなたの本音のビジョンを描いてみることを強くおすすめします。
さらに志望動機の質を高めたい人は、以下の記事もチェックしておきましょう。
志望動機はこの構成で決まり! 盛り込む6要素と伝える順番を解説
企業に刺さる志望動機は、AI作成ツールを試してください
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要チェック! 不動産業界の志望動機を作成する際の3つの注意点
不動産業界の志望動機を作成する際の3つの注意点
- 高収入を志望動機にしない
- 受け身にならない
- 抽象的な表現にしない
不動産業界は比較的学生からの人気が高い業界です。その分、採用担当者は優秀な合格者を選び取るために志望動機をシビアに見ているため、わずかなミスが不採用につながりかねません。
以下では、不動産業界の志望動機を作成する際の3つの注意点を説明します。志望企業への内定をつかみ、希望するキャリアを築き上げるためにも、ぜひ押さえておいてください。
注意点①高収入を志望動機にしない
収入の高さと志望動機を結びつけるのは避けましょう。確かに不動産業界は大きな利益を生み待遇も良い傾向にありますが、年収のみを志望動機にすると採用担当者から「待遇が良ければ他社でも良いのでは?」と思われかねません。
採用担当者が志望動機で重視しているポイントは、不動産業界への入社にかける想いや将来的に成し遂げたい目標といった、個々の内側から湧き上がる意志に結びつく内容です。
意図せずマイナスな印象を与えないためにも、高収入を軸とした志望動機になっていないかチェックしておいてください。
高い収入を得るのは手段ですよね。高い収入を得て、実現したいことは何でしょうか。
自分の家族観から理想の家を語り、顧客に提供すると同時に自分も理想の家に住みたいといったように、高い収入で実現したいことを伝えてみてはどうでしょうか。
注意点②受け身にならない
志望動機で受け身な表現が含まれていると、消極的でマイナスな印象を与えかねません。
企業は、自発的に行動し活躍してくれる人材を求めています。特に不動産業界は成果主義のケースが多いため、自分から仕事を見つけたり成長のために努力する積極性が求められます。
「一つひとつ仕事を教えてもらえそうだから」「研修制度が充実しているから」といった受け身な表現を志望動機に含めないようにしましょう。
また、仮に書類選考に通過したとしても、受け身な気持ちがあると面接の段階で伝わってしまいます。不動産業界を目指すなら、積極性が必要とされることを心得ておきましょう。
注意点③抽象的な表現にしない
志望動機が抽象的な表現だと、入社後に活かせる自身の強みが十分に伝わらなかったり、説明能力が不足していると評価されかねません。
たとえば、「人と接するのが好き」という表現では、自分の意見を他者に述べるのが好きなのか、相手と協力して何か物事にあたるのが好きなのかが伝わりにくいです。
具体的な表現で伝わる志望動機を作る際に大切なのは、大学やアルバイト先などで得たオリジナルな成功体験を入れることです。
たとえば「人と接するのが好きだから一人ひとりの顧客に対して笑顔を心掛け、顧客から感謝の言葉をいただき、仕事をする喜びや楽しさを経験できた」と伝えましょう。
このように、ほかの学生には真似できない自分だけのエピソードや得られた学びを盛り込むだけで、抽象的な表現を避けられ、質の高い志望動機に仕上がります。
アドバイザーコメント
板谷 侑香里
プロフィールを見る不動産業界の志望動機でありがちな4つのNGパターンに注意しよう
不動産業界の志望動機でマイナスな印象になる内容として、以下のポイントが挙げられます。
まず、理由が不明確であることです。「不動産業界に興味がある」といった一般的な表現では、説得力に欠けています。
2つ目は、個人の成長や利益のみに重点を置いた動機しか述べられていないことです。自己成長を目的とする動機は、組織への貢献意識が不足していると捉えられる可能性があります。どのように企業に貢献できるかを考えた動機付けが必要です。
説得力を持たせるためにも具体的に伝えることが大事
3つ目は、一般的なスキルや経験を強調しているケースです。 「コミュニケーション能力が高い」ことは大切ではありますが、具体的なエピソードや実績を伴わない場合、表面的で説得力を欠くと見られてしまう危険性があります。具体的な経験や成果で裏付けることが重要です。
最後は、業界への短期的な関心の表明になっている志望動機です。「最近の不動産業界に興味を持ち始めた」というような短期的な関心の表明は、長期的なキャリアへのコミットメントが疑われてしまいがちです。
仕事内容別! 不動産業界の志望動機テンプレート例文5選
不動産業界の志望動機テンプレート例文5選
- 不動産事務
- 不動産営業
- 不動産仲介
- 不動産開発
- 不動産管理
志望動機をいきなり作成しようとしても、なかなか筆が進まない人は多いです。できるだけ効率的に、かつ必要なポイントを押さえて質の高い志望動機を作成するには、手本となる例文を参考にするのがおすすめです。
以下では、不動産業界における志望動機テンプレート例文5選を解説します。キャリアコンサルタントによるアドバイスも記載しているので、不動産業界への入社を本気で目指す人はぜひ参考にしてください。
例文①不動産事務
不動産事務の志望動機の例文
人々にとって当たり前の暮らしに貢献したいと思い、ゼネコン・建設業界を目指しています。私は、地方に住んでいるのですが都市部へとつながる橋のおかげで不自由なく暮らすことができています。
貴社は業界の中でも橋の施工技術に強みを持っています。安全・快適な交通に不可欠な橋の施工に貢献したいと思い、貴社を志望いたしました。
大学図書館のアルバイトで培った事務処理能力を活かし貴社の事務職として活躍し、周りの社員の皆さんが円滑に仕事を進められるようサポートをおこなう形で橋の建設が円滑に進むよう支えたいです。
また将来的には、事務業務だけでなくITスキルも併せ持った人材として、ICTを活用した生産性向上に貢献したいと考えています。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
不動産事務では、ミスをしない、整理整頓ができているという事務仕事において当たり前の能力が求められます。それ以上に大切なのが、さまざまな業種の職人や地域住民など老若男女・多種多様な人とのコミュニケーション力です。
ただ黙々と事務仕事をしていればOKというわけではないので気を付けましょう。
例文②不動産営業
不動産営業の志望動機の例文
貴社のインターンシップの経験を通じて、顧客から建物のニーズをヒアリングして最適な提案を作っていく不動産営業に魅力を感じました。その中でも貴社を強く志望する理由は、「持続可能な社会を実現するため、低炭素・循環・自然共生社会づくりに取り組む」という貴社の理念に共感を覚えたからです。
大学でSDGsを学び、地球への負担を減らすためにはこれまでのビジネスの転換が求められていることを知りました。
貴社の理念や事業から、地球にやさしいビジネスに本気で取り組もうとしていることが伝わり、強く共感を覚えています。一方で、持続可能な社会を実現するためには、これまでにない視点でさまざまな問題を解決しなければならないと感じています。
私は大学在学中に経験してきた塾講師のアルバイトでは、中学生を対象として第一志望の高校に合格させるために、受講生が抱えている課題を解決できるようサポートしました。
特定科目が苦手であることやモチベーションが低下していることなど、それぞれの受講生の課題を解決した経験から問題解決力を伸ばしてきました。
貴社に入社した際は、持ち前の問題解決力を活かして顧客や社会が抱えている課題を解決し、地球にやさしいビジネスの取り組みに貢献したいと考えています。
将来的には貴社の不動産営業として海外に駐在して建設プロジェクトを担い、国境を越えて人々の暮らしを支えたいです。特に人口増加が著しい新興国でグローバル展開を積極的におこない、貴社に貢献したいと考えています。
この例文は不動産営業への志望動機を非常に効果的に表現しています。具体的なキャリアプランと企業への貢献の意志が明確に述べられ、熱意と明確な目標が伝わってきます。全体として説得力のある文章です。
問題解決能力を効果的にアピールするコツを詳しく知りたい人は、以下の記事も併せて参考にしてください。
自己PR例文付き|問題解決能力を鍛えるコツと就活でのアピール方法
例文③不動産仲介
不動産仲介の志望動機の例文
私は、大学で一人暮らしを始めるときに不動産担当者に優しく接していただき、安心して入居をスタートできました。
その経験から、人に寄り添う不動産業界で働きたいと考えるようになりました。特に、全国売買仲介取扱件数No.1の貴社でなら一人でも多くの人の役に立てると思っています。
貴社に入社後は、サッカー部で培ったコミュニケーション能力を活かして最適な住宅を提案したいです。サッカー部では一人ひとりと密に会話をして、良好な関係性を築いていました。そうすることで、試合中に感じたことは何でも言い合えるようになり連携プレーが増えると考えていたからです。
また、将来的には部署を統括するようなリーダーになり、画期的な不動産流通ビジネスを模索したいと考えています。
※AI志望動機作成ツール
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不動産仲介は多くの流通物件を扱います。それぞれの物件の特徴と、顧客がどんな生活を実現したいのかを把握して、最適の物件を提案します。
そのため、ヒアリング能力と提案能力をアピールすると効果的です。不動産仲介の仕事につながるエピソードを志望動機に盛り込みましょう。
例文④不動産開発
不動産開発の志望動機の例文
私は、大学で都市開発を学び、多くの人々が連携しながら年月をかけて街をつくる点に魅力を感じ、不動産業界を志望いたしました。特に貴社は、年齢に関係なく大きなプロジェクトにかかわれる点が魅力だと感じています。
貴社にて若手から不動産開発を担当して、市民にとって当たり前の暮らしに貢献するのが直近の目標です。不動産開発では社内外問わず、さまざまな人とかかわり合いながらプロジェクトを遂行することが求められると理解しています。
そこで私は、大学のバドミントンサークルでの経験を活かせると考えています。バドミントンサークルでは、20人のメンバーそれぞれの適性を踏まえて練習メニュー企画係や試合アポイント調整担当、会計係などを割り振りました。
メンバー全員の長所を引き出してチーム力の強化に努めた結果、過去最高の地区大会2位という成果を上げられました。こうして培った積極性やリーダーシップを仕事内のコミュニケーションでも活かし、貴社の不動産開発に貢献していきたいです。
将来的には、地方の分譲マンション用地を取得して再開発したいです。これまでの都市部でおこなってきた分譲マンションを地方にも広げることで、暮らす地域に関係なく住みやすい環境を整えたいと考えています。
上記の例文は悪くはないですが、全体的に抽象的な表現が多く、強みをどう業務に活かせるかがイメージしづらいです。
特に不動産開発は、好待遇で福利厚生も手厚いホワイト業界で採用枠も少ないため、全業界の中でもトップレベルの難易度となります。もっと志望動機をブラッシュアップする必要があるでしょう。
例文⑤不動産管理
不動産管理の志望動機の例文
2018年の大阪府北部地震で壊れてしまった家の設備を迅速に直していただいた経験から、私は人々の暮らしを支えられる不動産管理を志望いたしました。特に貴社はグループ会社を含む総合力でワンストップサービスを提供しているため、顧客のさまざまな要望に応えられると考えています。
不動産管理では建物設備の修繕工事や家賃の清算処理をミスなくおこなうことはもちろんですが、台風や地震が起きた際の柔軟な対応も求められます。そこで、ゼミ活動で養った対応力を活かして、どのようなトラブルが起きても現場の状況を踏まえて適切な判断を考えたいと思っています。
ゼミの討論大会では相手のグループから予想外の意見が飛んでくることもあるのですが、落ち着いて情報を整理して返答するよう努めていました。そのため、思ってもいない事態に陥ってもパニックにならずに臨機応変に対応できます。
また、将来的には不動産管理の営業経験を活かして、不動産オーナー様への新規商品を開発したいです。不動産管理だけでなくリフォーム工事や保険見直しなどにも広げてサービスを作り、顧客に付加価値を提供したいと考えています。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
不動産管理の志望動機でよくある「惜しい」と思う内容は、経験やスキルの具体的な内容を十分に示していないものです。
具体的な経験や学んだスキルを、不動産管理の実務においてどう活かしていくかを明確にしていくことが重要です。
オリジナリティあふれるエピソードで不動産業界の書類選考を突破しよう
不動産業界で受かる志望動機を作成するには、まず不動産業界の仕事内容や主な職種を把握することが大切です。自身が希望するポジションを明確にしたうえで、志望動機の作成に取り掛かってください。
説得力のある志望動機に仕上げるには、オリジナリティあふれるエピソードを盛り込み、数ある業界や企業の中からその企業を選んだ理由を明確に説明するよう心掛けましょう。
仕事内容別の志望動機テンプレート例文5選も参考にしながら、不動産業界の書類選考突破に役立ててください。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る不動産業界の志望動機では自分にとっての「家」や「街」が何なのかを伝えよう
志望動機に盛り込むことは、「なぜこの業界・この仕事なのか(興味)」「なぜこの企業なのか(接点)」「入社して何をしたいのか(貢献)」の3点です。ここでは、「なぜ不動産業界なのか」の伝え方を考えます。
「どこに住むか」「どんな家に住むか」は、その人の生活の一部です。単に職場や学校に近い、家賃や価格が安い、間取りが広い、というだけでは決められません。人は「家」や「街」に何を求めるのか。不動産業界への志望動機では、その点を押さえたいところです。
自分の価値観やビジョンを明確に言語化しよう
言い換えれば、あなた自身にとって「家とは何か」「街とは何か」を言語化しておくことが必要です。それが不動産業界で実現したいあなたの価値観になります。ここがはっきりすれば、企業選びの選択肢も絞られますね。
もし自分の価値観を言葉にしにくいようなら、不動産業界の各社が掲げているビジョンを参考にしましょう。
Visionguideでは、不動産業界のいろいろな会社のビジョンが見られます。さっと目を通してみて、自分の気持ちに響く言葉があればヒントにして考えてみましょう。いろいろな言葉に触れて考えを深めてみてください。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
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Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
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