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AIによってなくなる仕事の割合はどのくらいですか?
就職活動を控えている、大学生です。最近AIの進化がニュースなどで取り上げられるのを見て、将来的に自分の選んだ仕事がAIに奪われてしまうのではないかと不安を感じています。
具体的に、AIによってどのくらいの割合の仕事がなくなると予測されているのでしょうか?
また、どのような種類の仕事がAIに代替されやすいのか、逆にAIが発展してもなくならない仕事はどのようなものがあるのか知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
米国では約50%の仕事が自動化されるといわれている!
AI(人工知能)に代替される仕事については、Oxford研究では「10~20年のうちに米国の雇用の47%が自動化されるリスクがある」と推計されています。
しかし実際に急速に代替されるのは、データ入力、仕分けなどのルールベース・反復業務からで、ホワイトカラーの仕事については部分的、かつ時間がかかるとされているのです。
ただ、実際にはエンジニア職の求人数は減るなどしているため注意が必要でしょう。
AIによってなくなる仕事の割合についてはさまざまな議論がありますが、私はAIを活用するスキルと、AIの出力をレビュー・編集するエキスパートとしてのスキルが重要だと考えています。
たとえば、AIに文章の構成をさせたり、図面を書かせたりしても、その出力が正しいかどうかを判断したり、知識にもとづいて編集したりするのは人間ですよね。
AI×〇〇のスキルを磨いてAI時代を生き抜こう!
逆に以下の仕事は残っていきます。
具体的には、創造、対人共感、高度な交渉、システム統合、そしてAIによるアウトプットの管理・ブラッシュアップなどです。
つまり、AIを活用するだけでなく、AIが出したものをきちんとレビューしたり、自分の知識で編集できたりすることで、自分がAIを活用する側に回れます。
AI×〇〇を補佐するスキルを磨けば職を奪われるより増やす側に回れます。ただ、この手の予測は変わることが多いので、直近の求人数などを調べておくことも大切です。
正確さと速さが求められる仕事はAIに置き換えられる可能性がある
AIの発展により、将来的に人間の仕事の多くが代替される可能性があるという研究結果もありますが、これは「人間の仕事がなくなる」というより、「人間の仕事の領域が変わる」ととらえるべきです。
AIに代替されやすいのは、ミスなく正確に、速く入力できるような繰り返しおこなう作業でしょう。
単純作業やルーティンワークは、人間よりもAIのほうが得意であるため、パターン化できる仕事はAIに置き換えられる可能性が高いと思います。
人間ならではの強みもある! AIと共存していこう
一方で、AIが発展してもなくならない仕事は、大きく分けて二極化すると言われています。
一つはクリエイティビティ(創造性)が必要な仕事、もう一つは人間的な仕事です。
具体的には、カウンセラーや心理系の仕事、マッサージのような「人だからこそ良い」と感じられる仕事は、AIに代替されにくいでしょう。
また、経営戦略の立案やマネジメントなど、複雑な判断力や人とのコミュニケーション、チームをまとめる力が必要な仕事も、まだブルーオーシャンだと言われています。
最近ではAI同士でカウンセリングが成立するという恐ろしいほどの進化も見られますが、だからこそ、誰が伝えるかといった人間の価値がより重要になってくるのです。
教師や講師の役割も、単に知識を伝えるだけでなく、生徒の個性を見極め、モチベーションを引き出すといった人間的な側面が重要視されるでしょう。
AIは非常に進化していますが、結局のところ、人間が質問を入力し、それをどう使うかという人の判断がまだ必要です。
AIに取って代わられることを恐れるのではなく、AIを手段として、ツールとしてどのように活用していくかという視点を持つことが、今後のスキルとして必要とされます。
感情労働や心理的な側面、そして複数の人間をまとめる能力は、依然として人間の領域だといえるでしょう。
以下の記事ではAI(人工知能)によってなくなると言われている仕事を15選紹介しています。自分の興味のある仕事がAIによってどう変化するのかを事前に知り、職業選びの際に役立てましょう。
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