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面接前の緊張は、どうすればほぐせますか?
面接の前になると毎回ひどく緊張してしまい、自分の力をうまく発揮できません。緊張をほぐすために、良い方法はないでしょうか?
これまで何度か面接を受けてきましたが、直前になると心臓がバクバクして頭が真っ白になり、面接官の前では質問の意図がつかめなかったり、うまく話せなかったりして、終わったあとにいつも後悔してしまいます。
特に志望度の高い企業では「失敗したくない」という気持ちが強くなり、緊張も増してしまいます。面接官の目を見るのも難しく、声も上ずってしまうことがあります。
深呼吸や音楽などのリラックス法は試してみましたが、あまり効果を感じられませんでした。メンタル面の整え方や、ルーティンとして実践できる緊張対策があれば、ぜひ教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接の緊張はアンカリングでコントロールできる
強い緊張感で、本来の力を発揮できないのはもどかしいですよね。心臓バクバクなど、身体にも緊張が表れやすいとのことですので、身体へのアプローチが効果的かもしれません。
成功体験と動作を結びつけることで自信を引き出そう
アンカリングという、高いパフォーマンスを発揮する心身の状態をつくる方法をご紹介します。私自身も、仕事で良い結果をだしたいときなどに、活用するスキルです。
人は刺激を受けると、反応が起こるという性質があります。
たとえば、昼休みのチャイムが鳴るとお腹がすく、なつかしい香りをかぐと祖母の家を思い出すなどです。スポーツ選手が、良い結果を出すために、特定のポーズをするのもアンカリングです。
この刺激と反応を利用しましょう。
ある動作と成功体験できる自分を予めリンクさせ、その動作をすれば、良い状態の自分になれるよう、セットしておくのです。
具体的な方法をお伝えします。
①まず動作を決めます。背筋を伸ばす・足の指をぎゅっと丸めるなど面接中にできる動作がいいでしょう。
②過去、成功体験できたときの自分をイメージします。そのときの記憶を、できるだけリアルに、五感と共に思い出します。
③イメージのピーク時に、先ほどの動作をします。
④①~③を何度か繰り返します。(3回程度)
面接時には、その動作をスイッチにします。
動作=成功体験できる自分この感覚をうまく活用できるよう、日常でも繰り返し練習してみてください。
緊張は数値化して客観視すると和らげられる
解決志向型アプローチという心理療法の手法をご紹介します。
まずは、ご自身の緊張感を数値で見える化してみましょう。
・初めて面接を受けたとき、緊張度は10点満点で何点でしたか?
・志望度の高い企業の面接では?
・直近の面接では何点だったでしょうか?
・面接経験を重ね、緊張度の点数は変化していますか?
点数で見ることで緊張はコントロールできると実感しよう
このように数値で捉えることで、緊張は手に負えない厄介なものではなく、観察し対処できる対象として捉えやすくなります。
さらにお伺いしたいのは、緊張しながら受けた面接の結果です。
緊張していたけれど合格した面接もありましたか? このような経験があるなら、緊張度は必ずしも0点である必要はないと実感できるはずです。
面接前のルーティンとして、自分にこう問いかけてみてください。
「今、緊張は何点くらいだろう?」
そして、深呼吸や音楽、アロマなど、リラックスのための工夫を試したあと、再度点数をつけてみましょう。
「少し下がった」と感じるだけでも、自信につながります。たとえ緊張度があっても、「なんとかなった」「実際に選考を通過した」という経験があれば、「緊張していても大丈夫」と思えるようになっていくでしょう。
面接で緊張して実力を発揮できない人は少なくないと思います。以下の記事では面接で緊張しないための方法や緊張してしまった場合の対処法などを解説しています。緊張が激しく悩みを抱えていた人はぜひ参考にしてください。
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