この記事のまとめ
- 「自分を一言で表すと」の質問には自己分析と企業研究が必須
- 3つの考え方で魅力的な自分を表す一言を考えられる
- 例文20選を参考に企業に合った自分を表す一言を考えよう
あなたがどんな人なのかを知るために「自分を一言で表すと何ですか」と質問をする企業は少なくありません。そのトリッキーな質問に「どんな一言を求められているのだろう」「どうやって一言にまとめれば良いのだろう」と頭を悩ます人も多いでしょう。
「自分を一言で表すと」という質問はあなたの人柄を知るために聞かれています。「あなたのこれまでのアピールをまとめるとどう言えるのか」という質問でもあるので、自己PRや志望動機などの内容も踏まえつつ、印象に残る一言を考えましょう。
記事では、キャリアアドバイザーの小峰さん、平井さん、永田さんとともに「自分を一言で表すと」の質問への回答方法を解説するので、参考にして魅力的な一言を作成してくださいね。
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面接の「自分を一言で表すと」の回答は個性を伝えることが不可欠
「自分を一言で表すと」という聞き方はややトリッキーで回答に戸惑う人も多いと思います。この質問はただ単にあなたのことを知りたいというだけでなく、ほかの人との違い、つまり個性を把握したいという目的で聞いているケースも多いため、あなたの魅力的な人柄をアピールできるように回答を考えましょう。
記事では、まず企業が「自分を一言で表すと」という質問をする意図を解説します。このような少し変わった質問は、企業の意図を把握しなければ見当違いな方向でアピールしてしまうことになりかねないので、質問の目的をしっかりチェックしましょう。
そのうえで、「自分を一言で表すと」の回答を考えるための方法を解説します。いきなり自分を表す一言を考えようとしてもなかなか思い付かなかったり、自己PRなどと矛盾した説得力のないアピールになってしまうことがあるので、ここで解説する内容を参考に考えてみてくださいね。
最後に、実際に選考で使える「自分を一言で表すと」の回答例20選を紹介します。ベンチャー気質の成果主義向けの会社に使える例文と、大企業体質のチーム力を重視する会社で使える例文の2パターンを紹介するので、受ける会社に合わせて使い分け、選考を突破しましょう。
なお、こちらのQ&Aで「自分の性格を一言で表すと」と質問された場合の回答方法について、キャリアコンサルタントが回答しているので併せてチェックしてくださいね。
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「自分を一言で表すと」を面接官が質問する意図
「自分を一言で表すと」を面接官が質問する意図
- 自己分析力を把握するため
- 表現力の有無を見るため
- 個性を把握するため
- 臨機応変な対応力の有無を見るため
「自分を一言で表すと」という質問は多くの会社で聞かれるわけではないので、慣れておらず上手く答えられない人もいます。
ここからは、「自分を一言で表すと」という質問を面接官がする意図を解説します。まずは質問の意図を把握することで、面接官の意図に沿った好印象な回答を考えやすくなるので、ここで解説する内容をチェックしましょう。
自己分析力を把握するため
就活は自分と企業とのマッチ度を測る場ですが、自己分析をしっかりおこなっていなければ、当然企業と学生がマッチしているのか正確に把握しきれません。そこで自己分析がどれくらいできているかを通して、学生が企業にマッチしているか測ろうとしているのです。
自己分析がしっかりできている人は、分析した自分の人柄を上手くまとめて一言で伝えられますが、自己分析を怠っている人は自分の強みやアピールポイントがわからず、言葉に詰まってしまいます。
自身の本質をつかむまで自己分析ができているかを把握するために、自分を表す一言を聞いているケースが多くあるのです。
自己分析の方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、まだ分析したことがない人はチェックしてください。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
企業は、主体的に成長していく人材がほしいわけです。成長とは変化です。変化をするには今の自分を知る必要があります。
そのため自分を常に知る力、つまり自己分析力を通して、成長できるポテンシャルがあるかを見定めようとしているのです。
表現力の有無を見るため
特にクリエイティブな仕事では表現力が不可欠です。たとえばライターは的確な表現を探し文章にする仕事ですが、面接で自分を表す一言を聞くことで、的確かつキャッチーに表現する力があるか見ようとしていることがあります。
クリエイティブな仕事の例
- デザイナー
- ゲーム・動画クリエイター
- イラストレーター
- カメラマン
- プランナー
- ライター
- ディレクター
クリエイティブな仕事以外にも表現力は必要です。たとえば顧客向け・上司向けにプレゼンテーションをする場合、伝えたい内容を簡潔にまとめ、かつ納得感のある表現を探す力が求められます。
そのため、クリエイティブな仕事以外でも、表現力の有無を確認するために自分を表す一言を聞くことがあるのです。
Webデザイナー、Webディレクターの詳細な解説は以下の記事を参考にしてください。就活対策も説明しているので、受けようとしている人は目を通しておきましょう。
Webデザイナー
Webデザイナーになるには? 仕事内容から将来性まで徹底解説
Webディレクター
Webディレクターになるには? 就職が有利になる方法を徹底解説
個性を把握するため
「自分を一言で表すと」という質問は、つまりあなたを表すキャッチフレーズを知りたいという質問とも考えられます。画一的なキャッチフレーズでは聞く人の心に刺さりません。あなたを表す独創的な言葉を聞き、個性を把握しようとしているのです。
たとえば「失敗を恐れないパイオニアです」という一言、つまりあなたを表すキャッチフレーズを伝えると、挑戦を厭わない先駆的な個性が伝わります。
単に強みやアピールポイントを聞くだけではなかなか個性は伝わりません。そこで、「自分を一言で表すと」という表現の工夫が必要な質問をすることで、あなたの人柄を深く把握しようとしているのです。
キャッチフレーズの考え方は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
キャッチフレーズとは? 就活を制するインパクト抜群の武器の作り方
臨機応変な対応力の有無を見るため
頻出質問ではないのでこの質問に対して準備できていない学生も多くいますが、企業側はそれを見越し、想定外のケースでも臨機応変に対応できる力があるかを見ていることもあります。
仕事は毎日シナリオ通りに進むわけではなく、急な顧客やトラブルへの対応などが発生するケースが多くあります。そのため、臨機応変に対応する力はどのような仕事であっても求められるのです。
特に営業職では、顧客から想定していなかった質問を投げかけられ、瞬時に回答しなければならないケースもあります。そのような予測できないことにも対応できる力があるかを見るため、「自分を一言で表すと」というトリッキーな質問をして臨機応変な対応力を見ているのです。
臨機応変な対応力を強みに持つ人は自己PRでもアピールしてみましょう。以下の記事で臨機応変な対応力の自己PRの作り方や伝え方を解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
例文8選|臨機応変に対応する力の自己PRで印象に残す4ステップ
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る「自分を一言で表すと」の質問の2つの意図も把握し対策しよう
上記で解説している以外にも、この質問には2つの意図が考えられます。
①わかりやすく説明ができるか
「自分を一言で表すと」の質問にはだらだらと答えるのではなく、当然一言で自分を表現しなければなりません。
そこには発想の飛躍があったり、比喩表現があったりします。これらはパッと見てわかるものではありません。とっさに答えて、しかもその答えの理由を面接官にわかりやすく伝える能力が必要であり、それを見られています。
②自分を客観的に見ているか
自己分析・自己理解とかかわっていますが、「私はこういう人間です」と説明するのとは違い、自分を一言で表現するには自分が他者からどう見えるのかを客観的に理解しておかないといけません。
面接官から見て「なるほど」と思わせるには独りよがりの自己像ではなく、周りの人からのフィードバックももらいながら、他者から見える自分の特徴も把握しておきましょう。
まずは自分と会社の研究! 自分を表す一言を考える下準備
「たった一言だからすぐに思い付くだろう」と感じる人もいるかもしれませんが、そのような考えのもとで発した一言は説得力がなかったり、的確に自分を表現できていなかったりします。たった一言ですが、一言だからこそ重みがあるので、失敗は避けたいものです。
納得感のある一言を考えるためには丁寧な準備が必要です。
ここからは自分を表す一言を考える準備の方法を解説するので、参考にして説得力のある一言を考える土台を作ってくださいね。
①自分の強みを探す
「自分を一言で表すと」という質問は、要は「端的に自分をアピールしてください」ということでもあります。つまり、強みやアピールポイントを見つけ、それを印象に残る一言でアピールする必要があるのです。
そのため、自分がアピールしたい強みを考える必要があります。最初から企業にアピールできる強みを見つけようとは思わずに、まずは思い付くものから書き出しましょう。
日頃から得意だと感じること、褒められること、苦労しなくても成果を出せること、苦痛に思わないことなどから強みを考えてみてください。
以下の記事で強みを考える方法を解説しているので、併せてチェックしてください。就活で使える強み一覧も説明しているので、ここから自分にマッチするものを探してみるのも効果的です。
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る会社のニーズに合った自分の強みを探そう
本文にも記載されていますが、一番最初に多くの人がやるのは、自分の得意なことやこれまでの成果などを考えることだと思います。
一方、私が考える強みの探し方は少し異なります。
私は個人で仕事をしています。そのため集客したり、広告を打ったりと素人知識ですが小さくとも自分でマーケティングをしなければなりません。その際に「自分の強み」「自分の売り」を探し出して明確にする必要があるのです。
ここで考えなければいけないのが、自分の売りというのは「自分だけの視点ではダメだ」ということです。つまり、自分の売りや強みは顧客にとっての「買い」とイコールでなければ意味をなさないということです。
強みは独りよがりにならないように注意しよう
そのように考えると、いくら得意なことで自分の強みだと思っていても相手にとって必要性を感じなければ、それはただの独りよがりということになってしまいます。
この考えを踏まえて自身の強みを探していくと、より深みのある自分の強みを見つけることができるのではないでしょうか。
②企業が求める人物像を調べる
より効果的なアピールにするためには、企業がどんな人材を求めているのか把握する必要があります。たとえば「慎重に決断できる人」を求める企業で「リスクを厭わず挑戦できる」強みをアピールすると、求める人材と一致しないので採用にはつながりにくいです。
そこで、求める人物像をしっかり調べておきましょう。求める人物像は企業ホームページ(HP)で公開されているので探してくださいね。
そのうえで、この記事の「①自分の強みを探す」で見つけた自分の強みと企業が求める人物像にマッチした内容を探します。たとえば強みが「慎重」「協調性」「計画性」であり、企業が「慎重に決断できる人」を求めているのであれば、強みの中の「慎重」をアピールすれば良いとわかりますね。
このようにして、自分を表す一言を考える前に、何を一言にまとめるべきかを考えてみましょう。
企業研究の方法は以下の記事で詳しく解説しています。たくさんある情報をノートにわかりやすくまとめる方法も説明しているので、併せてチェックしてくださいね。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
個性を魅せよう! 自分を表す一言を考える3つの方法
個性を魅せよう! 自分を表す一言を考える3つの方法
- 四字熟語を使う
- 比喩表現を使う
- 数字を使う
下準備ができたら、自分を表す魅力的な一言を考えましょう。よりキャッチーで印象に残りやすい言葉を選ぶと、表現力や個性をアピールすることができます。
ここからは、自分を表す一言を考える3つの方法を解説します。なかなか適切な表現が思いつかないという人も、ここで解説する内容を参考にすれば惹きつけるアピールを考えることができますよ。
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①四字熟語を使う
4つの漢字で成り立つ四字熟語ですが、さまざまな要素を端的にアピールできるため、自分を表す一言としておすすめです。
たとえば「実践躬行」という四字熟語がありますが、これは「他人の力を借りずに自分で実際に行動する」という意味で、つまり主体的かつ行動力があるという2つの強みをアピールできます。
四字熟語を使うことで、国語力の高さを伝えることも可能です。国語力は社会人になってからのコミュニケーションや資料作成、文献読解などで不可欠となるため、国語力が高いことを示せると好印象です。
四字熟語を使った具体的なアピールの例は後に解説しているので、併せてチェックしてください。
四字熟語は「虚心坦懐」がおすすめです。何事にもこだわらず素直な心で物事に対することをいいますが、こだわりや決めつけのないフラットで柔軟な思考は、早い成長や変化を期待できて、良い印象を残せると思います。
②比喩表現を使う
強い印象を残すなら、比喩表現を使うことがおすすめです。たとえば単に「行動力です」というよりも、「フットワークの軽いうさぎです」と伝えると、行動力があることを伝えられるだけでなく強く印象に残りますよね。
また、適切な比喩を伝えることで高い表現力もアピールでき、特にクリエイティブな仕事では好印象を残せる可能性が高くなるのです。
比喩表現を使った具体的な例は後ほど紹介しているので参考にしてください。
- 「自分を一言で表すと」で使う比喩表現はどのように考えれば良いですか?
自分の特徴を一つ考え広く知られているものにたとえよう
まずは一つだけ自分の特徴を伝えるとしたらどんなところかを絞りましょう。次に、その特徴を備えているものを探します。
たとえば「相手に合わせて対応できる」人なら以下の通りです。
「私は『水』です。
水は人を温めるときはお湯になり、疲れた人を潤すときは冷たく喉を潤します。
氷になれば病人の熱を冷まします。私は水のように困っている人に合わせて対応します。」
比喩を使うときは常識的に知られているものにたとえましょう。凝りすぎは禁物です。
相手の立場に立って考える力の自己PR法は以下の記事で詳しく解説しているので、強みに持つ人は併せてチェックし魅力的にアピールしましょう。
例文5選! 相手の立場に立って考える力を魅力的に伝える3ステップ
③数字を使う
インパクトを残すうえでは数字を使うことも効果的です。単に「継続力です」と言われるよりも、「17年間柔道を続けた継続力です」と伝えられた方が説得力があり、どのような強みを持っているのかより具体的にイメージすることができますよね。
「〇年」などの長さや「〇倍」などの比較、「〇位」などのレベル感を伝える際に数字を使えます。数字を用いて一言を考えると、よりあなたの実力や人柄を把握しやすくなります。
数字を使った具体的なアピールの例は後述するので参考にしてくださいね。
初対面の人に対して上手に信頼性をアピールできるようになるのは、短時間で好印象を与えるうえで非常に重要だと思います。
中でも数字を使うことで、内容をより具体的に印象づけられるので効果的ですね。
アドバイザーコメント
小峰 一朗
プロフィールを見る他者の意見を抽象的な一言にまとめてみよう
自己分析とは自分を客観的に見るということなので、他者の視点を使うことが効果的です。
友人や先生、先輩、家族などいろいろな人に「私って、一言で言うとどんな人?」「私ってどんなところがある?」「私らしいところって何?それはどうして?」など、自分についていろいろな観点から深掘りしつつ聞いてみましょう。
そこで得られたキーワードを眺めながら、一言で概念的・抽象的な表現を考えていくのがおすすめです。
要素を5つの観点に分けてから考えると根拠のある一言が作れる
そのときにキーワードを整理する観点として、興味・価値観・適性・能力・役割といった5つの観点で整理していくと良いと思います。
興味は好きなこと、価値観は大切にしている思い、適性は向き不向き、能力は得意なこと、役割は頼まれやすいこと、といった感じです。
これらの分類で整理することにより、自分の特徴が明確になるので、その特徴を俯瞰して眺めながら、一言でイメージできる言葉やセンテンスを創っていく感じです。
もしイメージすることが難しければ、動物や花、色などでたとえるのもわかりやすくていいですね。
5つの観点で整理できているので、なぜそうたとえたのかについても根拠を持ってしっかり説明できると思います。
自分を一言で表す際の答え方4ステップ
自分を一言で表す際の答え方4ステップ
- 自分を一言で表す言葉を伝える
- 理由を伝える
- 理由の根拠となる具体的なエピソードを伝える
- 会社にどのように貢献できるのか伝える
「自分を一言で表すと」という質問には、ただ単に一言を回答すれば良いわけではありません。企業側は、その一言に至る背景や、なぜその人柄をアピールしようと思ったのかも気になります。
ここからは、自分を表す一言を回答する際に伝えるべき内容を、順番に沿って回答します。ここで解説する内容を踏まえて回答を組み立てれば、伝えるべきことを過不足なく話せるのでぜひ参考にしてくださいね。
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・面接でなぜ落ちたかわからない人
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①自分を一言で表す言葉を伝える
面接官は自分を表す一言は何かが気になっているので、まずはその結論から述べましょう。結論から伝える方法はビジネスでは基本のコミュニケーションとされています。
たとえば「私は挑戦を厭わない性格から……」などと理由の部分から話し始めてしまうと、面接官側はあなたを表す一言を把握するまでに時間がかかり、コミュニケーションが取りづらいというマイナスな印象になってしまいます。
「私を一言で表すと戦略的な建設者です」というように、まずは自分を表す一言を述べましょう。
- 結論から述べられていない回答にはどのような印象を持ちますか?
自分が言いやすい順番で非論理的に話している印象
どうしても多いのは、「論理的に考えるのが苦手なのかな」「言いながら答えを考えているのかな」といった印象です。
考えた順番と説明する順番は違います。この点を理解してください。
説明は、相手が聞きたい順番で組み立てます。面接での回答も、プレゼンテーションも、業務報告も同じです。
自分の言いたい順番、言いやすい順番ではなく、相手の聞きたい順番、理解しやすい順番で伝えるようにしましょう。
②理由を伝える
自分を表す一言を伝えられたら、面接官側はなぜその一言に至ったのか理由が気になります。そこで、その一言に至る理由を述べましょう。
たとえば、結論が「私を一言で表すと戦略的な建設者です」であれば、理由として「なぜなら目標を遂行するためにどうすれば良いのか、戦略的に考えることができるためです」などと伝えましょう。
理由を伝える際は、この記事で解説した「①自分の強みを探す」を参考に見つけた強みをもとに、なぜその一言に至ったかを伝えましょう。
③理由の根拠となる具体的なエピソードを伝える
理由となる強みやアピールポイントを伝えたところで、企業側は本当にその強みがあるのか、具体的にどのようにしてその強みを発揮できるのかがわかりません。そこで、理由の根拠となる具体的なエピソードを伝え、理由に説得力を持たせましょう。
たとえば学生時代のサークル活動やアルバイト、ゼミ、授業などの中で自分がその強みを発揮した経験を思い出してみてください。そのエピソードを伝えることで、具体的にどのように強みを発揮できるのか面接官がイメージできるようになります。
該当するエピソードが複数思いつくのであれば、その中でも特に自分が頑張った、力を入れた、成果を出したと思えるエピソードを選びましょう。そのようなエピソードであれば、面接官に深掘りされた際もスムーズに回答することができます。
強みの根拠となる学生時代力を入れたことの見つけ方は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
④会社にどのように貢献できるのか伝える
単に自分にどのような強みがあるのか伝えるだけではアピールは完成しません。会社側は、自社に貢献できる人材を求めています。そのため、自分の強みだけでなく、それを活かしてどのように会社に貢献できるのかを示すことで有効なアピールとなるのです。
会社にどのように貢献できるかを伝えるためには、企業が求める人物像や、企業が現在注力している分野を踏まえましょう。
たとえば、現在AI(人工知能)による生産プロセスの最適化に力を入れている企業であれば、「戦略的な建設者である強みを活かし、AIの知識をいちはやく吸収して業務効率化につなげていきたいです」などと述べることができます。
入社後どのように貢献したいかを考える方法は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?
会社にどのように貢献するのかを考える方法として、一番の近道は「すでに入社している人に聞く」というのがシンプルかつ的確だと思います。
インターンシップなどを活用して内部の人間とかかわりが持てた際に、しっかりと情報収集しましょう。
自分を一言で表す際の注意点
自分を一言で表す際の注意点
- 自己PRや志望動機などと矛盾しないようにする
- ありきたりな表現はできるだけ避ける
- 抽象的にならないようにする
- ネガティブな言葉にしない
「自分を一言で表すと」はイレギュラーな質問であることから、慣れておらず、不注意によりマイナスイメージを残してしまう人も多くいます。せっかく回答を考えるなら好印象を残したいですよね。
ここからは、自分を一言で表す際の注意点を解説します。ここで解説する内容に留意しつつ回答を考えていきましょう。
自己PRや志望動機などと矛盾しないようにする
自己PRなど、ほかの回答内容と矛盾していると「自己分析が不足しているな」「行き当たりばったりで回答しているのではないか」などと思われてしまいます。
たとえば自己PRで積極性の強みを伝えたにもかかわらず、自分を表す一言で「信頼感のあるリスク管理人です」と話すと、ミスマッチなアピールになり、面接官はあなたの人柄をつかめなくなってしまいます。
自己PRや志望動機などと矛盾した強みになっていないか確認し、選考を通して一定統一感のあるアピールを心掛けましょう。
- 矛盾はしていないけれど自己PRと異なる強みをアピールするのは問題ありませんか?
問題ないが自己PRにも入れておくとより伝わりやすい
矛盾はしてないけれど、というのが意味合いによって微妙ですね。
矛盾はしてないけれどつながりもないという意味なら、相手は理解がしにくいと思います。
矛盾していない、かつつながりがあって整合性がイメージできるような強みであれば良いでしょう。
ただ、それが自分を一言で表わせる強みならば、自己PRにも入れ方ががより伝わりやすいかなと思います。
自己PRや志望動機の考え方は以下の記事で解説しているので、まだ作成していない人は参考にしてください。
自己PR
面接官を惹きつける自己PRの答え方|例文12選
志望動機
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
ありきたりな表現はできるだけ避ける
「自分を一言で表すと」という質問では表現力や個性が求められると解説しました。つまりありきたりな表現をすると、それらを確認できず、また印象にも残りにくく、せっかくのアピールの機会を無駄にしてしまいます。そのため、できるだけありきたりではない独自の表現を考えましょう。
たとえば「私を一言で表すと吸収力のあるスポンジです」というアピールは多くの人が思い付く内容で、ありきたりといえます。そこで「私を一言で表すと百均のスポンジです。主体性があるので、コストをかけなくとも抜群の吸収力を発揮します」などと伝えると印象に残りますよね。
比喩を具体的にしたり、普段人が使わないような四字熟語を用いたり、数字を含めたオリジナルなアピールにすることでありきたりな表現を避けることができます。
- 「自分を一言で表すと」という質問でありきたりな回答をする学生にどんな印象を持ちますか?
減点にはならないが加点にもならないのでもったいない
私の経験では、表現力やクリエイティビティ、とっさの応対力などを求められる仕事以外では、減点対象になるほどではないと思います。
ただ加点にもなりませんね。もったいないかもしれません。
「自分を一言で表すと」の質問意図に、「人間性を見る」ということもあります。
もしこの質問でユーモアを感じてもらえたら、真面目さや誠実さと併せて場をなごませるユーモアを加点評価されるのではないでしょうか。
抽象的にならないようにする
強みを一言でまとめようとすると、つい簡単な言葉を選び抽象的になってしまうことがあります。たとえば「私を一言で表すとパイオニアです」などと伝えると、どれくらいのレベルの、どういったパイオニアなのかイメージできず、印象に残りにくくなります。
そこで、修飾語を用いて具体的な内容を伝えましょう。たとえば「私を一言で表すと、電池学の分野で研究者を震撼させたパイオニアです」と伝えると、どんなパイオニアなのかなんとなくイメージしやすく、また続きも気になりますよね。
一言であなたの人柄を伝えるため、長くなりすぎないよう気を付けつつ、具体的な内容を意識しましょう。
具体的にする際は、5W1Hのいずれか、最も伝えたいところを選び明確にするのがおすすめです。
5W1Hとは
「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」の頭文字を取った言葉
ネガティブな言葉にしない
「自分を一言で表すと」はあなたの人柄を端的に知るために聞く質問ですが、そこで強みではなく弱みや短所などネガティブな内容を伝えるとマイナスイメージが強く残ってしまうので避けるのが無難です。
極端な例ですが、「マイペースなナマケモノです」などと伝えると、入社後仕事をしっかり進められるのか不安を残してしまいます。
一言で表すとという質問はアピールの場だと捉えて、あなたと会社とのマッチ度を示し活躍できる人材だということを伝えられるように、ポジティブな内容を話しましょう。
短所を聞かれた際の回答方法は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
短所一覧と例文60選|面接の印象をぐんと上げる短所の伝え方のコツ
自分を表す一言でネガティブな言葉を言われた場合、もし私が採用側だとしたら「ポジティブな言い回しもできるのに、あえてネガティブな言葉を選んだということはネガティブ思考が強いのかもしれない」と捉えるかと思います。
できるだけ前向きなキーワードで自分を表現した方が良いでしょう。
会社の特徴別! 自分を一言で表す回答例文20選
実際に自分を一言で表すという質問でどのように回答すれば良いのかイメージできてない人も多いと思います。そこでここからは、会社の特徴別に自分を一言で表す回答例文20選を紹介します。
ここでは、ベンチャー気質で成果主義の会社に向いている例文と、大企業気質でチーム力を重視する会社向けの例文を解説しています。
もちろん大企業であっても成果主義であったり、ベンチャー企業であってもチーム力を重視する会社もあるので、会社の社風に合った例文を選んで参考にしてくださいね。
ベンチャー気質! 成果主義の会社向け
ベンチャー気質! 成果主義の会社向けの例文
- あらゆる知識を武器にする野心家
- 戦略的な建設者
- リスクを厭わない挑戦者
- どんな武器も使いこなす職人
- 1.5倍の成果を出せる策略家
- 感情に訴えかける体育会系リーダー
- 実践躬行(自分で実際に行動する)
- 不撓不屈(どんな苦労や困難にもくじけない)
- 新進気鋭(将来が有望なその分野の新人)
- 勇往邁進(恐れることなく目標に向かって突き進む)
まずはベンチャー気質の成果主義の会社向けの例文10選を紹介します。成果主義の会社は個人の力の強さを重視しているため、チャレンジ精神や向上心、高いスキルを身に付ける力などを伝えられるアピールが効果的と考えられます。
ここで紹介する例文はそのような個の力をアピールできる内容になっているので、若いうちから裁量権を持って働くことが求められる会社を受ける人はぜひ参考にしてくださいね。
以下の記事でベンチャー企業の比較や向いている人の特徴を解説しているので、ベンチャー企業に関心がある人は参考にして、理解を深めましょう。
20社を徹底比較!ベンチャー企業に向いている人の特徴とは?
あらゆる知識を武器にする野心家
あらゆる知識を武器にする野心家の例文
自分を一言で表すと「あらゆる知識を武器にする野心家」です。
私には大きな目標とそれを達成するのに役立つ強みがあります。目標とは「世界中の人々が食事に困らず健康的に生活すること」で、強みは「あらゆる手段を使って情報収集できる」ことです。
私は大学2年生のときに、南アフリカの貧困層が住む街を訪れたことがあります。そこで生活する人たちは、健康的に生活するには不十分な食事の量で痩せ細っている印象がありました。この現実を目の当たりにしてから、「誰もが食事で健康になれる世の中を作りたい」と考えるようになりました。
また、私は幼少期から情報収集が好きで、本を読み漁ったり、インターネットから情報を集めることを得意としています。
このような目標と強みを掛け合わせて、御社に入社後は、世界中に健康的な食事を届けられるような策を積極的に提案し、御社の売り上げと世界中の健康に貢献したいと考えています。
上記の例文の良い点は、大きな目標があることです。その目標を達成するために御社で働きたい、という意思表示が明確に伝わるからです。
改善点としては、人柄が少し伝わりにくいので、その目標を持ったときの考え方や気持ち、強みを身に付けた経験や思いなどを加えていくとより良くなると思います。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
戦略的な建設者
戦略的な建設者の例文
自分を一言で表すと「戦略的な建設者」です。
私は大学1年生からプログラミングに取り組み、これまで複数のWebアプリを開発してきたのですが、現在ではほぼ後戻りすることなく作業できるような設計ができるようになりました。
設計が得意になったのはインターンに参加したことがきっかけです。それまではコードを書くことばかりに夢中になっており、たくさんのエラーや後戻りが発生していました。
そのとき、インターン先の社員の方の仕事ぶりを見ると、設計にたくさんの時間をかけていました。その理由を聞くと「この先に起こることを予想して設計することでコードを書くのが非常に楽になる」とおっしゃっていました。
この取り組みを真似したところ、作業効率が格段に上がり、業務時間も大幅に減らすことができました。
御社に入社後も、戦略的に物事を考え、目標以上の高い成果を出せるよう尽力します。
「戦略的な」は「この先に起こることを予想して設計する」とつながっているのですね。良いと思います。
一方「建設者」が何を表しているのかが、ちょっとわかりにくいです。そこを補足してみてください。
リスクを厭わない挑戦者
リスクを厭わない挑戦者の例文
自分を一言で表すと「リスクを厭わない挑戦者」です。
私は大学3年生で1年間休学し、1人で世界一周をしました。その中には日本語はもちろん、英語も通じない国や、一般的に危険と言われる地域もありましたが、「なるようになる」という精神で行ってみることにしました。
特に危険を感じたのは東南アジアの貧困層が住む地域です。そこを訪れると「旅行者はお金がある」と認識され、50mに1回は物乞いをされるという状況でした。
しかし、このような体験は実際に訪れなければできません。日本では味わえない非日常を体験できてすごく良かったと思っています。
御社に入社後もこのような体験を活かして、「自分に不都合があるかもしれない」ということでも積極的に取り組み、その分大きなリターンを得られるよう、活躍したいと考えています。
好印象な事例だと思います。「リスクを厭わない挑戦者」というパンチの効いた言葉に合わせて、それを裏付ける「1人で世界一周」という誰もができるわけではない行動力の話題を冒頭に持ってくることでかなりインパクトを残せるでしょう。
行動力の自己PR法は以下の記事で解説しています。行動力を強みに持つ人は併せてチェックし、選考に備えましょう。
例文30選! 行動力の自己PRは6つのパターンで勝負しよう
どんな武器も使いこなす職人
どんな武器も使いこなす職人の例文
自分を一言で表すと「どんな武器も使いこなす職人」です。
私は幼少期からテニスに取り組んでおり、大学でも体育会の部活動に所属しています。そして、大学2年生のとき、まったく使い慣れていない用具だけで試合をして勝ったという経験があるため、「どんな武器も使いこなす職人」と表しました。
大学2年生で出場した大会のウォーミングアップ中に、ラケットとシューズが壊れてしまいました。どちらも替えを持っていなかったのですが、試合まで時間があったため、急いで近くのスポーツ用品店で購入し、それで試合に出場しました。
使い慣れていないため非常にやりにくかったのですが、ラケットやシューズの形に自分の動きを対応させたところ、勝つことができました。
このように臨機応変な対応が必要な場面は、社会人ではよくあることだと思います。御社に入社後も、どんな場面でもその場にあるものでできる限りの対応をして、精一杯業務に取り組みたいと考えています。
良い点は、具体的な経験に基づいて説明している点です。特にトラブル時の対応はその人の考え方や価値観が表れやすいので良いと思います。
改善点としては、慣れていないものへの対応をどのように考えて実行していったのか、という経緯を少し加えるとより良くなると思います。
臨機応変な対応力の強みをアピールする方法は以下の記事で解説しています。対応力に自信がある人はこの記事を参考にしてアピールしましょう。
例文8選|臨機応変に対応する力の自己PRで印象に残す4ステップ
1.5倍の成果を出せる策略家
1.5倍の成果を出せる策略家の例文
私を一言で表すと「1.5倍の成果を出せる策略家」です。
私はレストランでアルバイトをしており、バイトリーダーも勤めておりました。バイトリーダーは店舗の運営にも携わることができるのですが、私が提案した策を実行したところ、夜の時間帯の売り上げが1.5倍にまで上がりました。
具体的にやったことは、近隣の他店に入店した人へのインタビューと課題の抽出、解決策の考案・実行です。
インタビューから、「何を提供している店かわからなかったから選ばなかった」という意見が多く集まりました。
この課題をもとに、店の外からでもメニューやお店の雰囲気がわかるように看板を作ったり、呼びかけをしたりしました。
その結果、3カ月後に売り上げを1.5倍に上げることに成功しました。
御社に入社後も、顧客や関係者からのヒアリングを徹底して課題を見つけ出し、解決策を積極的に提案して貢献したいと考えています。
内容は良いと思いますが、「策略」という言葉のチョイスが気になります。
「策略」とは「はかりごと」「計略」という相手を陥れるというニュアンスがあるので、単純に「戦略」を使うとより良いと思います。
感情に訴えかける体育会系リーダー
感情に訴えかける体育会系リーダーの例文
自分を一言で表すと「感情に訴えかける体育会系リーダー」です。
私は大学でラグビー部に所属しており、キャプテンを務めています。キャプテンとしてメンバーに指示する必要があるのですが、メンバーが心から「やりたい」と思えるように訴えかけることを意識しています。
具体的には、明るい未来を想像してもらうことです。練習はきついものですが、きつい練習をするからこそ勝つことができ、目標を達成できると考えます。
メンバーには目標達成した場面を鮮明にイメージしてもらい、「練習したい」と思えるように話していました。
御社に入社後は営業職への配属を志望しています。顧客に自社の商品を導入した後のことをイメージしてもらい、「この商品を導入したい」と思ってもらえるような営業をして、御社に貢献したいと考えています。
良い印象を受ける事例だと思います。「感情に訴えかける体育会系リーダー」という名の通り、メンバーの心をきちんと意識して接したことが伝わります。
「明るい未来を想像」というのをもう少しだけ具体的にイメージできるように話ができるとさらに良いですね。
実践躬行(自分で実際に行動する)
実践躬行(自分で実際に行動する)の例文
自分を一言で表すと「実践躬行」です。
私は何事も実際に自分で行動してみないと気が済まない性格をしています。
大学1年生のとき、世界の情勢を学ぶという授業がありました。その授業では教授の経験談をもとに世界の情勢について学んだのですが、「それが今も起きているのか」と疑問が残りました。
この疑問を解決すべく、大学1年生の春休みを利用して5カ国に旅行しました。実際に見た結果、教授がおっしゃった通りのこともあれば、変わっていることもあることに気が付き、さらに学びを深めることができました。
御社に入社後も、机上の議論で終わらず、自ら行動して現状を把握し、さらなる改善をするというサイクルを回して貢献したいと考えています。
良い点は、自分の性格を実際の経験に基づき説明しているところです。説得力がありますね。
改善点としては、何のためにそのような行動を起こしたのか、といった目的を加えるとより良くなると思います。
組織では、単に行動を起こすことが良いとは限らないので、むやみに行動するというイメージを残さないようにしましょう。
不撓不屈(どんな苦労や困難にもくじけない)
不撓不屈(どんな苦労や困難にもくじけない)の例文
自分を一言で表すと「不撓不屈」です。
私は大学で柔道部に所属しているのですが、怪我の連続でまともに練習を続けられる期間は非常に短かかったです。そんな状況でも絶対に夢を諦めたくないと思い、できる限りのことを懸命に取り組みました。
私は幼少期から柔道に取り組んでおり、全国大会入賞という夢がありました。高校までその夢を達成することができず、大学の4年間で達成しなければいけないという状況でした。
しかし、大学入学後は怪我に苦しみ、なかなか練習に励むことができませんでした。
そのような中でも夢を叶えるために、懸命にリハビリや練習に取り組んだところ、大学3年生の全国大会で2位に入賞することができました。
御社に入社後も目標を設定する場面があると思います。どんな困難があっても一度設定した目標は必ず達成させて、御社に貢献したいと考えています。
取り上げた題材は良いですね。
一方、怪我が多いことは何か根本的な原因があるのでは、と思わせます。
「リハビリや練習に取り組んだ」に加えて予防的な視点、身体の使い方を変えたことや体幹を鍛えたことなどを追加して、何かが起きたときの対応力だけではなく、再発防止で解決したこともアピールしてはどうでしょうか。
新進気鋭(将来が有望なその分野の新人)
新進気鋭(将来が有望なその分野の新人)の例文
自分を一言で表すと「新進気鋭」です。
私はITベンチャーでインターンをしていたことがあり、そこであるWebアプリの開発に携わりました。そのWebアプリは現在利用者100万人を超えており、多くの人に利用されるまでに成長しましたs。
私が得意としているのはフロントエンドです。ユーザーにとって使いやすい機能は何か、どのような配置や機能を実装したらより便利になるかなど、ユーザーの立場になって物事を考えることを得意としています。
実際にWebアプリ開発時も、フロント周りは企画や設計から携わりました。
御社に入社後もエンジニア職への配属を志望しています。ユーザーに喜ばれるサービスを作って、御社の売り上げ拡大に貢献したいと考えています。
「新進気鋭」というのは一見ポジティブな捉え方ですが、不遜な態度と捉えられてしまうこともあります。第三者から見て使うのが一般的であるためです。
そのため、類似の言葉で「少壮気鋭」「意気衝天」などを使用するとより良いかもしれませんね。
勇往邁進(恐れることなく目標に向かって突き進む)
勇往邁進(恐れることなく目標に向かって突き進む)の例文
自分を一言で表すと「勇往邁進」です。
私は中学生の頃から「世界一周を達成したい」という目標があり、短期間ですが大学2年生の春休みに実行しました。
この目標と実際におこなうことを周りに伝えると、「危険そう」や「本当にやるの?」といった心配の声をたくさんもらいました。
しかし、ここで諦めてしまったら目標を達成することができません。危険やリスクはありますが、それを恐れることなく目標達成に向けて突き進みました。
結果的には、4カ月で世界一周を達成でき、中学生からの目標も叶えることができました。
社会人になった後も、目標を達成するには自分にとってハードルの高いこともやらなければいけない場面があると思います。
そのような場面でもこれまでの経験を活かして恐れずに突き進み、目標を達成して御社に貢献したいと考えています。
良い点は、自分の特徴を社会人としてどのように活かしていきたいかについて触れているところです。入社後の活躍がイメージしやすいですね。
改善点としては、何のためにそこまで目標達成に突き進めるのかといった目的を加えるとより良くなると思います。組織では、目的を果たすことがより重要だからです。
大企業気質! チーム力を重視する会社向け
大企業気質! チーム力を重視する会社向けの例文
- 他者貢献を惜しまないサポーター
- 共感力の高いチームビルダー
- 人々を勇気づける社交家
- 道を見出すパイオニア
- 信頼感のある管理人
- 抜け目のないマネージャー
- どんな場所でも活躍するカメレオン
- 戮力協心(力を合わせて取り組む)
- 泰然自若(落ち着いてどんなことにも動じない)
- 兼愛無私(自他の区別なく広く人を思いやる)
大企業は企業が取り扱う事業が大規模になる分、チームで協力し合う力が必要不可欠です。一人ひとりの仕事は細分化されていることが多いですが、誰かが欠けると全体の進捗を遅らせてしまうことになり、チームワークが欠かせません。
ここからは、大企業気質でチーム力を重視する会社向けの例文を紹介します。協調性や社交性、マネジメント能力、柔軟性、縁の下の力持ちであることをアピールできる例文となっているので、強みに持つ人はぜひ参考にしてください。
大企業の定義はこちらの記事で解説しています。大企業の特徴や、大企業への適性を確認してみましょう。
大企業の定義を中小や大手との違いを含めて解説! 働くメリットも
他者貢献を惜しまないサポーター
他者貢献を惜しまないサポーターの例文
自分を一言で表すと「他者貢献を惜しまないサポーター」です。
私は高校・大学と部活動のマネージャーを務めておりました。マネージャーとして活動する中で、特に意識していたことは、選手にとって少しでも競技に集中できる環境を作ることです。
具体的には事務作業に注力しました。部活動として活動したり、大会に出場したりするには都度事務的な作業が必要になります。必須な作業ですが、このような作業が頭に残ってしまうと練習に集中できません。
そこで、私が積極的に面倒な作業を担い、選手が競技に集中できる環境づくりに務めました。
御社に入社後はチームで業務に取り組むことがほとんどだと思います。その際、チームのメンバーが働きやすい環境づくりをして、チームに貢献したいと考えています。
「チームメンバーが働きやすい環境づくり」は悪くはないですが、あなた自身のプレイヤーとしての活躍が見えてきません。
「経験を積んでリーダーになり、チームメンバーが働きやすい環境をつくって、目標を達成します」といった書き方だとより良いと思います。
共感力の高いチームビルダー
共感力の高いチームビルダーの例文
自分を一言で表すと「共感力の高いチームビルダー」です。
私は高校の3年間、学級委員長を務めておりました。役目を終えたときにクラスメイトから特に言われたことは「皆の気持ちを汲み取ってくれたから、クラスで円満に過ごせた」という内容です。
私は皆がいきいきと過ごせるクラスにしたいと考えていたため、一人ひとりに共感を示すことを特に意識していました。具体的には、全員の声を聞いて、それを反映させた案を全員がいる場で提案することです。
中には希望通りにならない人もいますが、何かを決める過程を全員でおこなうことに意味があると思い、このような行動をしていました。
御社に入社後、数年経てばチームを持つことがあると思います。その際、強みである共感力を活かして、メンバーが仕事しやすいチーム作りをして貢献したいと考えています。
学級委員長としての役目を務めたアピールができていて良いと思います。
今後もそのような役割をしていきたいのであれば、「チームを持つことがあると思う」よりも「チームを引っ張っていく役割をしたい」という形で伝える方が積極性があり好印象だと思います。
人々を勇気づける社交家
人々を勇気づける社交家の例文
自分を一言で表すと「人々を勇気づける社交家」です。
私は大学で部活動のキャプテンを務めています。キャプテンとして練習中に特に意識していることは、一人ひとりに声をかけてチーム全体を盛り上げることです。
練習中はうまくいかなかったり、疲れたりして気持ちが落ち込んでいる人もいます。そのような人に勇気づけるような声をかけることで、チーム全体が底上げされて練習が活発になります。
御社に入社後も関係者には積極的に話しかけに行くようにし、皆がポジティブな気分になれるようにしたいと考えています。そして、顧客とも良好な関係を築き、御社に貢献したいと考えています。
良い点は、自分の特徴を社会人としてどのように活かしていきたいかについて触れているところです。入社後の活躍がイメージしやすいですね。
改善点としては、何のためにそこまで目標達成に突き進めるのかといった目的を加えるとより良くなると思います。組織では、目標達成も大切ですが、目的を果たすことがより重要だからです。
道を見出すパイオニア
道を見出すパイオニアの例文
自分を一言で表すと「道を見出すパイオニア」です。
私は周りの人がまだ手を着けていない新しいことに取り組み、それを皆に伝えることが好きで、よくいろいろなことにチャレンジしています。
特に記憶に残っているのはプログラミング学習です。私の周りではプログラミング学習をしている人がいなかったのですが、「新しいWebサービスを作りたい」と考えたことをきっかけに始めることにしました。
このことを仲間に話し、「こんな未来を作りたい」という理想像も伝えたところ、仲間も一緒にプログラミング学習を始めるようになりました。皆継続して学習を進め、一つのWebサービスをリリースすることもできました。
このように、周囲の人が挑戦したことのない道を見つけ出し、それを周りに伝染させることを得意としています。
御社に入社後も良い文化や風潮を積極的に見つけ出し、それを皆さんに伝えて、会社全体をより良いものにしたいと考えています。
事例も組み立ても良いのですが、最後の結論が惜しいです。
「良い文化や風潮を伝えて会社全体を良くする」という抽象的な表現よりも、「効果的な仕事の進め方」「新製品の提案」などで直接仕事で成果を挙げる意欲を示しましょう。
チャレンジ精神を強みに持つ人は、自己PRでもアピールしましょう。以下の記事でチャレンジ精神の自己PR法を解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
例文22選|チャレンジ精神の自己PRは4つのポイントで敵なし!
信頼感のある管理人
信頼感のある管理人の例文
自分を一言で表すと「信頼感のある管理人」です。
大学で部活動に所属しているのですが、お金の管理はすべて私が担当しています。具体的には、部費や企業からのスポンサー費、県からの奨励金の管理や、大会の出場費の支払いなどをしています。
このような役割を任された背景には、これまで信頼を積み重ねたことが挙げられると考えています。
部活動内で完結する書類の提出や部費の支払いはルーズになりがちで、期限内に完了させる人が少ないという状況がありました。
しかし、その中でも確実に期限やルールを守り、部活動も真面目に参加していたことが評価され、このような役割をいただくことができたと思っています。
御社に入社後も、顧客や社内からの信頼を積み重ねて、「あの人に任せておけば大丈夫」と言われるまで成長したいと考えています。
信頼がないとできない業務に携わっていたことが十分に伝わるエピソードですが、管理人というとマンションの管理人を想起させるので、説明を聞くまではよくわからないのがもったいないと感じます。
「信頼第一の経理部長」などだとお金のイメージがしやすくなるのではないでしょうか。
部活動で学んだことのアピール方法は以下の記事で解説しています。学生時代部活動を頑張った人は、こちらの記事を参考に自己PRを組み立て、あなたの魅力を余すことなく伝えましょう。
例文10選|部活動で学んだことの回答で面接をリードするコツ
抜け目のないマネージャー
抜け目のないマネージャーの例文
自分を一言で表すと「抜け目のないマネージャー」です。
私は高校・大学で部活動のマネージャーをしており、部の運営に関するほとんどのことを任されています。やることは多いのですが、ほとんどミスなくやり抜くことができています。
ミスや抜け漏れを最小限にするためにしていることは、タスク管理シートの作成です。状況に応じて必要なタスクを洗い出し、それをいつまでに終わらせるかといった管理を徹底しています。
そして、タスクを洗い出す際は抜け漏れがないように、一度試しに本番同様の行動を取るなどしています。
御社に入社後も仕事のミスや抜け漏れを最小限にして、チームに迷惑をかけないように努めたいと考えています。
良い点は、抜け目がないように本番同様の行動を取って事前に検証している点です。ミスのできない仕事では有効な確認手段になるからですね。
改善点としては、どうして事前に検証するという考えに至ったのかという経緯を加えるとより良くなると思います。
どんな場所でも活躍するカメレオン
どんな場所でも活躍するカメレオンの例文
自分を一言で表すと「どんな場所でも活躍するカメレオン」です。
父親の仕事の都合で転校する機会が多く、小学校は3回、中学校は1回の転校を経験しました。一つの学校にいる期間は短かったのですが、すべての学校で学級委員長を務めた経験がございます。
私は人見知りをすることがなく、会って数日後には一緒に遊びに行けるほど場になじむことが得意です。それに加え、一緒に過ごしているからには皆が過ごしやすい場を作りたいと考えていたため、各学校で学級委員長を務めました。
転校するたびに寂しい気持ちにはなりましたが、友人から「あなたがこの学校に来てくれて良かった」と言ってもらったこともあります。
御社に入社後も、さまざまなチームや顧客と一緒に仕事をすることがあると思います。どんな環境でも積極的に活動して、価値を発揮したいです。
適応力の高さはイメージできるのですが、カメレオンには「相手によって態度を変える」「無節操」のイメージも持たれがちです。
伝えたい自分の強みを「リーダーシップ」「社交性」「関係構築力」のように言い換えて、たとえるものを検討してみてください。
リーダーシップや関係構築力を強みに持つ人は、以下を参考に自己PRを考えると人柄を魅力的に伝えられますよ。
例文17選|自己PRでリーダーシップを最強の強みとして伝える方法
こちらの記事では自己PRで社交性をアピールする方法を解説しています。差別化のコツもまとめているので参考にしてみてください。
関連記事
社交性の自己PRで差別化する5ステップ|言い換え別例文5選
自己PRで社交性をアピールしようとする学生は少なくありません。記事では、ほかの学生に埋もれてしまわないようにアピールする方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。NG例と社交性の言い換え表現別の例文5選も紹介しているので、社交性の自己PRを作成する際の参考にしてみてくださいね。
記事を読む
関係構築力に自信がある人は、以下のQ&Aで関係構築力をアピールする方法をキャリアコンサルタントが回答しているので、併せてチェックしてくださいね。
戮力協心(力を合わせて取り組む)
戮力協心(力を合わせて取り組む)の例文
自分を一言で表すと「戮力協心」です。
複数人で力を合わせて取り組むことが得意で、これまでいくつかの成果を挙げてきました。
特に印象に残っているのは友人との起業です。その友人と私はどちらも英語ができたため、これから留学に行く人向けの英会話サービスを立ち上げました。
すべてが初めてのことばかりだったためわからないこともたくさんありましたが、友人と協力して、月100万円の利益を残せるくらいまで成長しました。
現在はその友人が留学に行っており、事業の継続が難しくなったため会社を畳んだのですが、力を合わせて何かに取り組むことの素晴らしさを感じた経験です。
御社に入社後もチームで力を合わせて取り組むことが多いと思います。その際、これまでの経験を活かして、力を合わせて大きな成果を挙げられるように努力したいと考えています。
「戮力協心」という言葉がなじみがないので、その説明として「全員の力を結集し一致協力して仕事に励むことです」などと冒頭に入れる方がわかりやすいです。
また、キーワードにパンチがあるので、なぜこの言葉を選んだのかということもさらっと伝えられると良いですね。
泰然自若(落ち着いてどんなことにも動じない)
泰然自若(落ち着いてどんなことにも動じない)の例文
自分を一言で表すと「泰然自若」です。
私は焦ったり、急な展開で頭が真っ白になったりすることがほとんどなく、どんな状況でも冷静に対応することができます。
特にこのような性格を発揮したのが、大学2年生のときに友人と行ったキャンプです。その日は晴れていたのですが、暗くなるにつれて雨が強くなり、夜9時頃には台風になりました。
しかし、そのような状況でも焦ることなく、まずはテントが飛ばされないようにペグを打って強化し、荷物をすべてテント内に入れるなどの対応をしました。
朝起きると、風でキャンプ用具が吹き飛んでいる家庭もありましたが、私たちのところは影響を受けることなく過ごすことができました。
社会人になると急な対応が必要な場面があるかと思います。その際でも、心を落ち着かせ、冷静に対応して、できる限りのことをして貢献したいと考えています。
良い点は、緊急時に対応した経験に基づいている点です。仕事でも緊急対応はよくあることだからです。
改善点としては、どうして緊急時に冷静に対応することができるようになったのかといった、経緯や背景が少しあるとより良くなると思います。その価値観を築いている根拠が明確になるからです。
兼愛無私(自他の区別なく広く人を思いやる)
兼愛無私(自他の区別なく広く人を思いやる)の例文
自分を一言で表すと「兼愛無私」です。
私は、他人にはメリットがあるが、私にはメリットがないようなことでも積極的に取り組むことができます。
このような行動を取れるようになったのは、小学校の先生の影響が大きいです。その先生からは「自分が求めてばかりではいけない。与え続けるからこそ、いずれ求めるものが手に入る」と教えてもらいました。この言葉に非常に納得し、そこから他者を思いやった行動が取れるようになりました。
そして、特に力を入れて取り組んできたことがボランティア活動です。大学入学後は海外も含めて、10回以上のボランティア活動に参加してきました。
御社に入社後も同僚が困っていたら積極的に手助けをして、チームとして成果を挙げられるように貢献したいと考えています。
わかりやすくて良いですね。
原体験も具体的で、小学校恩師の教えをずっと守っている素直さや継続力も見えます。
この内容なら「忘己利他」「先義後利」なども使えますね。「先義後利」は、歴史のある会社の社是になっていることもあります。
3つの方法で魅力的な自分を表す一言を考え選考を突破しよう
自分を一言で表すとという質問は一見トリッキーで、初めて聞く人は戸惑うかもしれません。しかし、あなたの個性や表現力を知りたいという企業の意図を汲み、先述した3つの方法で丁寧に考えれば魅力的なアピールができます。
ありきたりであったり単調なアピールにならないように、四字熟語や比喩表現を検索し、自分にぴったり合い、かつインパクトを残せる表現を見つけてみてください。
そのうえで自身の強みをアピールし、会社に貢献できる人材だと伝え、選考突破を狙いましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る相手に伝わらない独りよがりの表現に注意
自分を一言で表すというのは人によっては簡単に感じるかもしれません。しかし、私個人としては結構難しいことだと思っています。
自分のことをきちんと理解していないと的確なワード選びができず、短い言葉でいかに相手にイメージしてもらうかというコピーライティングの技術も必要になってきます。
「お、これ良いじゃん」と自分では思っていても、相手からすると「よくわからないなぁ」と感じてしまう事態が往々にして発生するのです。
身近なキャッチコピーを参考にすると良い一言を考えやすい
CDショップでおなじみのタワーレコードには有名な「NO MUSIC NO LIFE」(音楽なしでは生きていけない)という言葉がありますね。これは音楽を愛する人へ向けた、直感的に心に響くシンプルかつ素晴らしいコピーだと思います。
実はこういった言葉というのは日常に溢れています。コンビニの商品やテレビのCM、街中の看板。いたるところにキャッチコピーが存在しています。
本気で学ぼうとしなくても良いとは思いますが、身近なものを意識するだけで、プロたちが考えた言葉に触れることができるので、これを念頭に置くと自分のことを一言で表現する良いキーワードの発見があると思いますよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント / システムエンジニア
Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細