この記事のまとめ
- ケース面接は練習を積み重ねることで上達できる
- 例題から出題傾向や回答パターンを把握することが突破のカギ
- ケース面接のフレームワークを覚えて効率の良い回答を心掛けよう
コンサルティングファームや外資系金融業界などでよく実施されるケース面接。この面接では、業務上必要な論理的思考力や問題解決能力が身に付いているかが見られます。
ケース面接を受ける可能性がある人の中には、「ケース面接でどんな問題が出されるか例題が知りたい」「ケース面接の例題を見たうえで対策をしたい」と考える人もいるのではないでしょうか。
この記事ではキャリアアドバイザーの柴田さん、小峰さん、上原さんと一緒にケース面接の例題をジャンル別で45選紹介します。ケース面接の例題を見て出題傾向を把握したい人はぜひ参考にしてください。
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練習あるのみ! ケース面接の例題から回答方法をマスターしよう
ケース面接は、対策本を読んだりフレームワークを知ったりしただけでは、十分な対策はできません。とにかく練習を積み重ねることで、当日うまく回答できるようになります。
しかし、「そもそもどんな問題が出題されるかわからない」という人も多いでしょう。ケース面接は一般的な面接とは形式も評価されるポイントも異なるので、事前に理解を深めることが大切です。
この記事では記事の前半でケース面接の例題45選を紹介します。まずはどんな問題が出題されるか傾向をつかみましょう。そのうえで、記事後半で解説する対策方法や回答ステップ、コツを把握して、面接当日にうまく回答できるように準備しましょう。
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基本を理解しよう! ケース面接の概要
基本を理解しよう! ケース面接の概要
- ケース面接とは?
- 企業がケース面接を実施する理由
例題を紹介する前にケース面接の概要を解説します。対策をスムーズに実施できるように、まずはケース面接の基本を理解しておきましょう。
また、企業がケース面接を実施する理由も合わせて紹介します。企業の目的に沿った回答をするためにも確認しておきましょう。
ケース面接とは?
ケース面接とは、面接官から特定の課題が出題され、一定時間考えた後に課題の解決策を回答するという面接です。
具体的には「〇〇店の売上を上げる方法は?」や「〇〇イベントの参加者を増やすためには?」などの問題が出題され、解決策を回答した後、面接官から回答に関する質問を受けるという流れになります。
ケース面接では、与えられた状況に対して、すでに知っている知識や情報だけを活用して、かつ短時間で論理的・合理的な回答をしなければなりません。
一見難しそうですが、実はある程度パターンが決まっているという特徴があります。後ほど紹介する例題からパターンを見出し、スムーズに回答できるよう対策をしましょう。
企業がケース面接を実施する理由
ケース面接はコンサルティングファームや金融業界、総合商社などで実施される可能性が高いといえます。これらの業界・企業がケース面接を実施する理由は、ケース面接で回答するために必要な能力が実務にも必要だからです。
後ほど詳しく解説しますが、ケース面接は以下の順序で回答内容を考えます。
ケース面接の回答ステップ
- 前提を確認する
- 現状を分析する
- ボトルネックを特定する
- 打ち手を立案する
- 打ち手を評価する
例に挙げた業界では、ケース面接の回答ステップと同じような流れで、顧客または自社の課題を解決する場面があります。
つまり、ケース面接は実務を想定した面接ということになります。学生がどのような思考プロセスで課題を解決するのかを判断できるので、入社後に活躍できそうかどうかを見極めるためにも、ケース面接を導入しているといえます。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見るケース面接では3つのポイントがチェックされている
企業がケース面接を実施するのは、以下の3点をチェックするためでもあります。
①実務に役立つ知識を持ち、それに基づいた実務ができるかどうか
これまで大学などで学んだ知識をしっかり理解できているか、応用できるスキルとして身に付いているのかをケース面接では判断しています。
学生時代は、試験で正解したり単位を取得したりするために学んでいた人も多いかもしれません。しかし社会で活躍するためには、業務のベースとして知識やスキルを活用できないと意味がありません。そのため即戦力を求めている業界ほどケース面接を導入している傾向があります。
②論理的な思考や分析ができるかどうか
単に質問をしてそれに回答させるだけでは、知識の有無を測ることができても、そこから論理的に正しい判断ができるかどうかまでは推し量れません。
与えられた課題を丁寧に分析して結論を導き出せるかどうかをケース面接からチェックし、一般的な面接ではわからないような思考力を判断しているのです。
③問題解決のための実行力があるかどうか
課題の分析や解決策の提示だけでなく、その通りに問題解決をおこなっていく実行力があるかどうかもチェックしています。
物事を机上の空論で終わらせずに、確実に実現できる能力があるかどうかを測るにもケース面接は有効なのです。
ケース面接が出題されやすい以下の業界を受けようとしている人は、改めて業界理解や志望動機の書き方も確認しておきましょう。
コンサルティング業界
例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説
金融業界
金融業界を徹底調査! 押さえておくべきトレンドや対策まで大解剖
総合商社
総合商社・専門商社別の志望動機例文10選|必須の対策4選も解説
ケース面接の3つのジャンル
ケース面接のジャンル
- Privateケース
- Publicケース
- 個人のケース
ケース面接で出題される問題は、大きく分けて3つに分類されます。ジャンルによって出題内容の方向性が異なりますが、同ジャンルの問題の回答パターンは類似するため、それぞれどのようなものなのか事前に把握しておきましょう。
①Privateケース
Privateケースでは企業の経営戦略に関する問題が出題されます。たとえば「お店の売上を上げるためには?」や「イベントの参加者を増やすためには?」などの問題が出題されることがあります。
ケース面接のほとんどはPrivateケースが出題されると考えても良いでしょう。なぜなら、すべての企業が自社の売上を上げられる人材を求めているからです。
自社の売上を上げる現実的な施策を提案できるということは、入社後も同様に自社の改善点やクライアントの問題点を発見でき、施策として提案できることが予想されます。
このように企業は、ケース面接を通じてあなたが自社に貢献してくれる能力があるのかを判断しています。
②Publicケース
Publicケースでは、政府や自治体の公共政策、NPO(非営利団体)や学校、サークルなどの運営戦略に関する問題が出題されます。
たとえば、「街のハトの数を減らすためには?」や「感染症患者を減らすためには?」などが出題されることがあります。都道府県や市区町村など、規模の大きい数値を扱うケースが多いことも特徴の一つですね。
問題の内容からも予測できるかもしれませんが、非営利活動に力を入れている企業・団体でPublicケースが出題される場合があると把握しておきましょう。
③個人のケース
個人のケースでは、個人の日常的な意思決定に関する問題が出題されます。たとえば、「一定期間で◯万円稼ぐためには?」や「◯カ月で△kg痩せるためには?」などです。
また、「賛成または反対か」「やるべきか否か」などの二者択一系の問題も出題されることがあります。二者択一問題が出題された場合はほかの問題とは回答方法が少し異なり、その意思決定をした要因を明確にすることが大切になります。
- ケース面接の「個人のケース」はどのような目的で出題されるのでしょうか。
課題解決力を測るためにおこなわれる
ケース面接の中でも「個人のケース」は、より応募者本人が自己理解や自己分析ができているかどうかを明確にすることができます。
これまでの経験や得られた知識をもとに、自分は何ができるか、どのような方法を用いれば課題解決ができるかなどを自分なりに把握できているかどうかは、今後の業務のパフォーマンスに大きく影響します。それらを測るためにケース面接を用いるのです。
また、「個人のケース」の実行のプロセスで応募者がおこなった行動は、すなわちその人の価値観の表れ(何を優先するか、何を大切にするかなど)でもあるので、採用担当者は学生の価値観も併せてチェックしているといえます。
ジャンル別! ケース面接の例題・回答例15選
ここからはケース面接の例題を各ジャンル5個ずつ紹介します。対策をするためにも例題から出題傾向をつかむことが大切です。
また各例題の回答例も記載しているので、まずは力試しとして解いてみるのもおすすめですよ。
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内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?
少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”と“改善点”が明確になります。
約3分で面接に必要な力をどれだけ持っているのかを把握できるので、すぐに活用して万全な状態で本番を迎えましょう。
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Privateケースの例題5選
Privateケースの例題5選
始めにPrivateケースの例題5つを紹介します。
前述の通り、Privateケースでは企業の経営課題に関する問題が出題されます。自分が企業またはお店を経営している視点に立って回答を考えてみましょう。
①ファミリーレストランの売上を上げるためには?
回答例
まずは前提確認です。売上を上げるために店舗を増やす、単価を上げる、メニューを増やすなどの方法が考えられますが、今回はできるだけコストを抑えるために、店舗を増やすことはせずに売上を上げる方法を考えます。
売上は「売上=店舗数×1店舗あたりの客数×客単価」という3つの要素から構成されています。店舗数は増やさずに売上を上げるために、1店舗あたりの客数と客単価を上げる方法を考えます。
ほとんどのファミリーレストランは24時間営業をしており、各時間帯に合わせたメニューを提供しています。しかし深夜帯はドリンクのみや軽食だけオーダーする顧客が多いため、深夜帯の客数に対する客単価が低いことがボトルネックとして考えました。
そこで、深夜帯に客単価を上げる方法を考える必要があります。具体的には夜食やまかないメニューを提供することです。
深夜帯はすでに夕食を食べた人や勉強のために利用する人が多いので、そのような人でも軽く食べたくなるようなメニューを提供することで客単価が増え、お店全体の売上が上がると考えられます。
上記の例文は、前提確認・現状分析・ボトルネックまで論理的に展開されており理解しやすいですね。
さらに良くするためには、打ち手を最初から一つに絞らず、複数案を考えたうえで評価し、最適案を選択するというプロセスで考えてみると良いでしょう。
②将棋人口を増やすためには?
回答例
「将棋人口=1カ月に1回以上将棋をおこなう習慣がある人」と定義します。
また日本の人口を「0〜20歳の若年層」「20〜60歳の成人層」「60〜80歳のシニア層」と分けるとします。現状、若年層は学校の休み時間や地域のイベントなどで将棋をする機会が多く、シニア層も脳のトレーニングの一環で将棋に取り組んでいると考えられます。
一方で、成人層は時間的余裕がなく、将棋をする機会が少ないと考えました。そのため成人層を対象とした対策を考えます。
成人層が将棋をしない理由としては、「平日は将棋をする時間がない」「休日に余暇として将棋をする習慣がない」などが考えられます。
そこで考えたのが将棋カフェです。最近、休日の余暇としておしゃれなカフェに行く人が増えています。おしゃれな雰囲気のカフェと将棋を掛け合わせることで、将棋に触れる機会が増え、将棋の人口が増えるのではないかと考えられます。
上記の例文は、「なぜ成人層にターゲットを絞ったのか」が明確に示されているうえに、将棋カフェで将棋に触れる機会を増やすだけでなく、新たな人々を将棋の世界に引き込む手段としても期待される施策として適切に理解できます。
さらに良くするためには、将棋に興味を感じない人に対する将棋との出会い的なアプローチを記載しましょう。
③マラソン大会の参加者を増やすためには?
回答例
ある特定のマラソン大会の参加者を増やすための施策を考え、複数の種目を実施するという前提で考えます。
現状は「①マラソン経験あり×運動の習慣あり」「②マラソン経験あり×運動の習慣なし」「③マラソン経験なし×運動の習慣あり」「④マラソン経験なし×運動の習慣なし」の順で参加者数が減っていると考えられます。
つまり、「マラソン経験なし×運動の習慣なし」の人はマラソン大会に出場することはほとんどないといえます。この層をボトルネックと考え、これらの人でも参加したくなる種目を考える必要があります。
具体的には豪華ゲストを呼ぶことです。これらの人はそもそもマラソンに興味がないため、ほかのことで興味を持ってもらう必要があります。そこで豪華ゲストを呼ぶことでマラソンに興味がなかった人の参加者層が広がり、大会全体の参加者が増えると考えました。
上記の例文は参加者を2軸で4つに分類してボトルネックとなる層を仮定したうえで、ユーザー目線での打ち手を立案している点が良いですね。
改善点を挙げるなら、前提条件として複数の種目をすでに実施している前提なのか、施策として今後種目を増やす前提なのか、といったところをもう少し具体的にしましょう。
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④客数100人、客単価1,000円のラーメン屋の売上を150%にする方法は?
回答例
まず、現状の売上高と150%の売上高を確認します。
現状の売上高が「100人×1,000円=100,000円」になります。そのため150%の売上高は150,000円です。その差は50,000円なので、現状からさらに50,000円を売り上げる方法を考えなくてはいけません。
売上は「売上=客数×客単価」で決まるため、客数または客単価を上げる方法を考えます。現状の客数でさらに50,000円を売り上げるには客単価を500円上げなければいけませんが、ラーメン屋で客単価500円上げるのは難しいため、客数を増やす施策を考えます。
その施策とはMEO対策をすることです。数多くのラーメン屋から選ぶ際、Googleマップの評価を参考にする人が多いと思います。Googleマップでコメントを投稿してくれた人に100円引きのクーポンを渡してコメントを集め、中長期的に客数を増やすと売上150%に達すると考えました。
上記の例文は「最終的な売上をあと5万円アップさせる」という点を明示されていて、ゴールが何であるかを非常にわかりやすく示されていますね。
一方で、MEO対策によって「どのくらいの期間で売上5万円アップ達成となるのか」が具体的に示されていない点が惜しいです。また、クーポンによって減ってしまった100円の売上を全体の売上に含めるかどうかも明示したいですね。
⑤カフェへの来客数を増やすためには?
回答例
10時〜21時までカフェを開店していると仮定し、各時間帯ごとの客数を推定し、客数が少ない時間帯の客数を増やす施策が必要と考えました。
開店時間の中で最も客数が少ないのは開店直後だと考えられます。お昼以降はランチ・カフェ利用・夕食など、それぞれの用途で途絶えることなく来客があると考えられます。一方で、開店直後は午前中ということもあり、カフェに行く目的もないため来客数が少ないと考えました。
そこで考えた来客数を増やすための施策は、開店時限定のメニューを作成することです。イートインの人にはブランチメニューを提供し、テイクアウトの人には翌日の朝ご飯にできるパンを提供します。
そうすることで希少性が生まれ、かつ午前中の時間帯にカフェに行く目的もできるため、来客数が増えると考えました。
上記の例文は、具体的な時間帯での客数分析をおこなって、客数が少ない時間帯に焦点を当てた効果的な施策を提案できています。
さらに良くするためには、翌日の朝のご飯を当日の朝に提供するというアイデアの妥当性について述べましょう。リスクについても検討できるとなお良いですね。
Publicケースの例題5選
ここからはPublicケースの例題を5つ紹介します。
前述の通り、Publicケースでは政府や自治体の公共政策、NPOや学校、サークルなどの運営戦略に関する問題が出題されます。非営利活動を実施している企業や政府系への就職を志望する人は、例題から出題内容を把握しておきましょう。
①花粉症の患者を減らすためには?
回答例
花粉症は人それぞれ症状が異なります。今回は重度な花粉症患者を減らす方法を考えていきます。
花粉症が発症するまでの流れを整理すると、「スギが存在」「花粉が発生」「花粉が市街地に到達」「花粉を吸引」「免疫を獲得」「花粉症を発症」という流れだと考えられます。現在でも花粉を吸引したあとの対策は十分されているため、花粉が市街地に到達することを抑える方法を考えます。
具体的には花粉発生の源であるスギの木を手入れすることです。完全になくすことはできないため、すでに荒れているスギの木に絞って手入れするだけで花粉の量を減らすことができます。
荒れているスギの木を手入れし、市街地に到達する花粉の量を減らすことで花粉症の患者を減らせると考えました。
上記の例文は、花粉症が発症するまでのプロセスを定義して、どこに対策を施していくか明確に絞っていて良いですね。
前提条件として、「重度な花粉症患者を減らす」こととした根拠としての問題点や課題感があるとより良くなると思います。
②東京都からハトの数を減らすためには?
回答例
ハトが直接人に与える影響は少ないですが、都会で道を塞いだり、突然集団で飛び出して人の通行に悪影響を与えているため、ハトの数を減らす施策を考えると仮定します。
ハトの数を減らす方法には直接的アプローチと間接的アプローチがあります。直接的アプローチは捕獲や殺傷、間接的アプローチは東京都から住処やエサを減らすことなどがあります。
直接的アプローチをしてもハトの繁殖力に追いつかず根本的な解決にならない可能性があるため、今回は間接的アプローチで対策を考えます。
東京都にはハトのエサとなる食事のカスが落ちており、建物が多いため住処にも困りません。エサや住処に困らないためどんどん繁殖力を高めているのです。
建物を減らすことは現実的ではないため、食事のカスを徹底的に処理することが東京都からハトを減らす一番の対策と考えます。
上記の例文は、「なぜハトの数を減らさなければならないか」という問題定義が最初にされているので、聞き手の興味を引き付けることができています。
ただし鳩の数を減らすにあたって、繁殖力の低減をメインの施策にするのであれば、まずはそこを明言した方が読みやすくなりまると思います。着眼点は良いので伝える順番も工夫してみましょう。
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③月間の献血量を増やすためには?
回答例
日本の月間の献血量を増やす方法を考えます。なお、献血可能な年齢層は健康上の観点から16歳〜69歳とされているため、今回もルールに則ることにします。
月間献血量は「月間献血量=献血人口×1回あたりの献血量」で決まるとします。健康上の問題から献血量を増やすことは推奨できないため、献血人口を増やす方法を考えます。
献血可能人口を学生、社会人、主婦、高齢者に分けます。主婦は出産や子育てがあり、高齢者は健康上の条件を満たさない可能性があるため、ターゲットとするのは難しいでしょう。
一方で、学生や社会人は体力があり、健康上の条件を満たしている可能性が高いです。そのため学生や社会人をターゲットにして献血人口を増やします。
これらの層の献血人口が少ない理由は、献血をするメリットを把握していないことが考えられます。そこで、学校や企業単位で献血に関する講習をし、献血の重要性を説くことで献血人口が増やせると考えました。
上記の例文は、具体的なターゲット層と理由を添えて抽出し、その対策を検討できていますね。具体性があり、実現可能性が高いアイデアです。
講習の内容や実施方法についても具体的に述べることができると道筋が明確になって、より良くなるでしょう。
④働き方改革は進めるべきか?
回答例
最初に働き方改革の定義の前提確認をします。働き方改革を「労働者が自分に合った多様な働き方を選択できる社会を目指すこと」と定義します。
この定義をふまえて、私は働き方改革は進めるべきだと考えます。なぜなら、働き方改革を進めることは会社・社員の双方にメリットがあるからです。
会社にとっては、残業代の削減や生産性の向上などによって支出が減り、収入が増える可能性が高まると考えられます。そして、社員は自分のライフスタイルに合った生活を送れるようになります。
一方で、働き方改革の導入によって一時的にコストがかかったり、売上が減少することも考えられます。しかし、中長期的に見ると利益の拡大も見込めるため、働き方改革は進めるべきだと考えています。
上記の例文は、自分なりに目的を含めた定義を明記している点が良いですね。
ただし、「〜べき」という限定するような表現は、ほかの意見を否定したり、偏った考えを持っているという印象を持たれる恐れがあるので使わない方が良いでしょう。
⑤都心の朝の満員電車を改善する方法は?
回答例
都心の朝の電車には都心に向かう労働者・学生がほとんどを占めていると仮定します。そして、満員電車となる理由は乗車人口が乗車定員を超えているからです。電車のキャパシティに対して120%の人が乗ると満員電車となるとします。
満員電車を改善するには、キャパシティに対して乗車人口を100%以内に抑える必要があります。
そのための方法として「1電車あたりの利用者数を減らす」「電車のキャパシティを増やす」が考えられます。キャパシティを増やすことは車両を増やさなければならず難しいため、「1電車あたりの利用者数を減らす」施策を実行します。
具体的には出勤時間をずらして通勤ラッシュを避けるオフピーク通勤や郊外へのオフィスの移転の推奨をすることで、都心の朝の満員電車を改善できると考えられます。
上記の例文は、器(車両)を大きくするのは無理なので中身(乗客)を減らす、という内容がわかりやすく書かれています。
その中身をどのように減らすのかという方法も現実的なものが述べられていますが、提示されているものがすでに実施されている一般的なものなので、自分なりの新しい策が示せるとなお好印象になるでしょう。
個人のケースの例題5選
個人のケースの例題5選
ここからは個人のケースの例題を5選紹介します。
前述の通り、個人のケースの問題では日常的な意思決定に関する問題が出題されます。ほかの問題に比べて身近に感じられる問題も多くなるでしょう。
自分が経験をした問題が出題されても、直感的ではなく論理的な回答をすることを常に心掛けることが大切です。
①3カ月で100万円の貯金をするためには?
回答例
前提確認として、平日9時〜17時まで授業があり、特別なスキルを持っていない大学生が3カ月で100万円の貯金を貯める方法を考えます。
大学生が授業の合間で収入を得る方法としてアルバイトが考えられます。ほかにも業務委託契約で仕事を獲得したり、投資をしたりすることも考えられますが、3カ月という短い期間であり、スキルや知識が乏しいため、スキルなしでもできるアルバイトで収入を得ることにしました。
3カ月間は週1休みで働くとして、平日は18時〜23時までの5時間、休日は9時〜18時までの休憩を除いた8時間働いたとします。
月30日だとすると、月間の勤務時間は132時間です。3カ月続けると396時間になります。そうすると時給2,525円以上のアルバイトをしなければいけません。
大学生の場合は時給1300円ほどが現実的であるため、アルバイトだけで51万円稼げるとします。加えて、1回5万円の治験のアルバイトを2回して10万円の収入を得るとします。
ほかにも貯金を貯める方法として節約が考えられます。家賃7万円の一人暮らしをやめて実家暮らしをすると21万円の節約ができます。
月6万円から3万円に食事代を節約したり、月2万円の飲み会を自粛したりして、15万円の節約に成功しました。さらに、自宅の100冊ある書籍を1冊500円で売って5万円の利益を得ると、102万円の貯金を貯められます。
上記の例文は、収入増と支出削減という両面で具体的なアイデアを検討することができています。
ただし治験のバイト2回と書籍100冊を500円で売ることに関しては、実現可能性という面で検討が必要かもしれません。それぞれの方法の相場なども考慮して、現実的な方法を検討しましょう。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
②英語でコミュニケーションを取れるようになる方法は?
回答例
現在はグローバル化が進んでおり、英語でコミュニケーションが取れるビジネスパーソンが求められるようになっているので、前提として今回は仕事で海外の人とコミュニケーションが取れるレベルの英語の習得を目指します。
英語習得のステップには座学と練習と本番の3つがあると考えられます。
座学ではスピーキングやリスニングに必要な文法や単語・熟語、発音などを覚えます。そして、練習では座学で覚えたことをメンターに見てもらって評価してもらい、改善していきます。そして、練習で身に付けた英語を使って海外の人とコミュニケーションを取るという流れです。
具体的に考えられる練習方法としては、英会話教室、オンライン英会話、海外の友人と話す、海外の友人とオンラインで会話するなどが考えられます。
しかし、英語習得のボトルネックとしてモチベーションが維持できないということが考えられます。このボトルネックを解消しつつ、より本番に近いという観点から英会話教室で英語を習得する方法を考えました。
お金や移動時間はかかるものの、継続的に学習でき、さらにより本番に近い形で学習できるため、英語でコミュニケーションが取れるようになると思います。
上記の例文は、英語取得のステップについて、具体的で段階的な語学力の取得を感じさせるような内容ですね。
ただし練習方法については、本番に近い環境がなぜモチベーションの維持につながるのかの説明が欠けている印象なので、因果関係を明確にしましょう。
③2カ月で5kgダイエットする方法は?
回答例
前提確認として、普段ダイエットしていない人が2カ月で5kgのダイエットをする方法を考えます。なお、水分を抜いての減量はなしとします。
体重を増減させる要因として、カロリー摂取とカロリー消費があります。カロリー摂取は食事、カロリー消費は基礎代謝と運動の要素に分けられます。
ダイエットをするには「カロリー消費>カロリー摂取」にしなければいけません。そこで、始めに通常のカロリー摂取量を計算して把握します。
今回は1日2,500kcalを摂取していると仮定します。この状況でダイエットをするには1日のカロリー消費を2,500kcal以上にする、または摂取カロリーを減らして、摂取カロリー以上消費するようにするの2パターンがあります。
この判断をするにあたって、自分の基礎代謝によるカロリー消費量を計算する必要があります。基礎代謝量は男性の場合、「66.47+体重×13.75+身長×5.0-年齢×6.76」で計算でき、消費カロリーは「基礎代謝量×活動レベル」で計算されます。一般成人の場合は大体2,000kcalとなります。
仕事や家事などでこれ以上運動をすることが難しいため、カロリー摂取量を抑えることにします。体重を1kg減らすには7,000kcalの消費が必要であるため、2カ月で35,000kcalの消費が必要です。
2カ月を60日とすると、1日に583kcal消費しなくてはいけません。つまり、1日の摂取カロリーを1,400〜1,500kcalにしなければいけないということです。
具体的な方法として、間食を減らしたり、揚げ物を控え野菜中心の食事にしたりなどをすることで、2カ月で5kgのダイエットができると考えられます。
上記の例文は、ダイエットの目標を達成するための具体的な計算と方法が提案していますね。
途中でカロリー消費量を増やすことは無理であると決めつけてしまっているので、施策の幅が狭くなっているように感じます。
また健康への影響などについての配慮も追加したい点です。本当に消費カロリーを増やせないのか、視野を広く持つと違った施策が浮かぶかもしれません。
④先生の立場になって生徒を寝させない方法を考えてください
回答例
前提確認として、体育ではなく国語や数学などの座学で生徒が居眠りをしていると仮定します。
最初に生徒が授業中に居眠りする原因を明確にする必要があります。その原因には夜ふかしや疲労、授業がつまらない、血糖値の上昇などが考えられます。
これらの中で先生の力で対処できるのは「授業がつまらない」の1つです。夜ふかしや疲労は家庭での問題であり、血糖値の上昇は成長期に食事制限をするのは好ましくないため、それ以外の方法を考えます。
生徒が授業中に居眠りしなくなる具体的な方法は、一方的に教える授業を最低限にすることです。一方的な授業の場合、多くの生徒は何も考えずに板書をノートに書き写すだけであるため、つまらなさを感じます。
一方で、グループディスカッションなどの考える時間を与えることで、授業に主体性を持つことができ、つならなさを感じなくなり、生徒が授業中に眠らなくなると考えられます。
上記の例文は、先生が対応できる課題に焦点を絞り提案できているところは良いと思います。
ただし、解決策を「一方的に教える授業を最低限にすること」と一つだけに決めつけているところが気になります。さまざまな角度からアクションの提案があれば、さらに良い回答になるでしょう。
⑤忘れ物や失くしものを防ぐ方法は?
回答例
最初に、現状どんな場面で忘れ物や失くしものが多いかを振り返ります。振り返りをしておくことで対策を考えやすくなるからです。
ここでは、自宅から会社に行く際に忘れ物が多く、会社で仕事をしている中で失くしものが多々発生すると仮定します。この場合、自宅から会社に行くときの対策と、会社での対策の2つを考える必要があります。
自宅から会社に行く際に忘れ物が多い原因として、自宅での後片付けができていないことが考えられます。会社で使うものはほとんど変わらないため、帰宅した状態で出社すれば忘れ物はありません。
しかし、忘れ物が多いということは、一度バックから取り出していることを指します。一方で、自宅で仕事をすることも考えられるため、具体的な方法としては「バックから取り出したら必ずバックに戻すことを徹底する」ということが考えられます。
そして、会社で失くしものが多い原因は、ものを置く場所が定まっていないことが考えられます。常に違う場所に置くとどこに置いたかわからなくなりますが、それぞれ置く場所を決めておくことで失くす可能性を下げられます。
このような方法を実践することで忘れ物や失くしものを防げると考えられます。
採用担当者が課題提示をしたのなら仕方がないですが、忘れ物と失くしものは似て非なるものであり、例文にもあるようにその原因の要素も違えば対策も別々です。
可能であれば、どちらか1つに絞って回答した方が読み手の混乱を防ぐことができるので、もし指示がない場合は1つに絞るようにしましょう。
多数の難関企業で出題! ケース面接の例題一覧30選
ここまでケース面接の例題を15選紹介しましたが、これらはほんの一部に過ぎません。ほかにもケース面接の題材は数多くあるので、どんなものが出題されやすいのかを把握しておくことが大切です。
ここからはケース面接の例題30選を一覧にして簡単に紹介します。難関企業で出題された題材も含まれているため、似たものが出題される可能性があります。この機会にどんな問題が出題されるかを把握しておきましょう。
居酒屋の売上を上げるためには? | 夜だけでなく、日中のランチ提供もカギになります。夜と日中の売上を区別することで回答しやすくなります。 |
カラオケの売上を上げるためには? | 1時間あたりの単価を上げる、長時間滞在してもらう仕組みを作る、高単価の食事メニューを作成するなどが考えられます。 |
ガソリンスタンドの売上を上げるためには? | ガソリンの提供以外に、車の整備、洗車サービスの提供などが考えられます。 |
タクシーの売上を上げるためには? | 深夜帯は割増料金となるため、売上を上げやすくなります。 |
ペットショップの売上を上げるためには? | ただペットを見せるだけでなく、顧客がより親近感を持つような施策を打つ必要があります。 |
水泳教室の生徒数を増やすためには? | 子どもだけでなく成年やシニア層など、顧客層を増やすのも方法の一つです。 |
塾の生徒を増やすためには? | 教科や目的、志望先を絞るなど、「私のための塾だ」と思わせる施策がカギになります。 |
映画館の客数を増やすためには? | スマホやテレビなど余暇の選択肢が分散する中で、映画館を選んでもらうためにオリジナルグッズの販売や特別上映の開催などの施策が必要になります。 |
コンビニの客数を増やすためには? | 立地は動かせないため、店舗独自のセールやキャンペーンなどを打ち出す必要があります。 |
レンタカーの利用者数を増やすためには? | 駐車場料金を削減したいユーザーに焦点を当てた、法人向けのサービスの提供などがカギになります。 |
成人式で暴走する人をゼロにするためには? | 成人式前に暴走した場合の対処を明示して注意喚起を強化するなどの方法が考えられます。 |
痴漢を減らすためには? | 女性専用車両だけでなく、満員電車を減らすことも痴漢削減につながる可能性があります。 |
東京都の地震の被害から守るためには? | 地震の発生は避けられないため、被害を最小限に抑える対策を考える必要があります。 |
食糧廃棄を減らすためには? | 「国内生産量+輸入量=消費量」の関係性に近付けるための対策が必要です。 |
投票率を上げるためには? | 政治に興味がないだけでなく、選挙そのものを把握していないことも考えられます。選挙のリマインドの強化や投票の義務化などが有効です。 |
少子化を防ぐためには? | 経済的に子どもを育てられない人が多くいるので、そのような人たちに経済的支援をすることで少子化を防げる可能性が高まります。 |
日本で起業家を増やすためには? | 起業した際の失敗リスクを軽減できる施策を打つのも一つの方法です。 |
動物の絶滅を防ぐためには? | 「誕生数>死亡数」の関係性を維持できる対策が必要になります。 |
地球温暖化を防ぐためには? | 二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出を防ぐ対策を考えなければいけません。 |
飲酒運転を減らすためには? | ドライバーの意志と関係なく、ドライバーがアルコールを摂取できない環境を整えることがカギになります。 |
仕事に集中するためには? | 集中できない要因を明確にし、それらを失くしていくことが必要になります。 |
お酒の失敗を防ぐためには? | これまでのお酒の失敗のパターンを明確にして対策する、そもそもお酒を飲まないなどの方法が考えられます。 |
眠気を覚ますためには? | 眠くならないための予防と、眠気が来たときの対処法の2軸で考える必要があります。 |
電車の時間を有効活用するためには? | 座れた場合と立った場合の2パターンが考えられます。また電車の混み具合によってもできることが異なります。 |
肩こりを防ぐためには? | 肩こりにならないための予防と、肩こりが起こった後の対処法をそれぞれ考える必要があります。 |
自宅で運動不足を解消するためには? | スペース不足や騒音、振動などの障害を避けることで、自宅でも運動ができます。これらの障害を防ぐ方法を考えるのが適切です。 |
恋人を作るためには? | 営業活動と同様に、自分という商品を磨き、異性という顧客に売り込み、価値観がマッチすることで成立するので、その売り込むプロセスを提示する必要があります。 |
子どもの身長を伸ばすためには? | 身長を伸ばすための要素を明確にして、それらを実施する必要があります。 |
写真映りをよくするためには? | 顔そのものと撮られ方の2つの要因があります。それぞれを改善することで写真映りが良くなると考えられます。 |
良い休日を過ごすためには? | 自分にとっての良い休日を明確にし、それを満たせることを実施することが求められます。 |
ケース面接に慣れたい人は、記事で紹介しているすべての例題の回答を準備しておきたいところですね。施策の例を参考にして、自分なりの解決策を考えてみましょう。
またケース面接が苦手で克服したい人は、上記から苦手と感じるテーマをピックアップしてじっくり取り組んでみてください。
ケース面接の対策方法
ケース面接の対策方法
- ケース面接に関する本を読む
- 他人とケース面接の問題を出題し合う
ケース面接は直前にテーマが発表されるため対策が難しいですが、対策方法はあります。
対策としておすすめなのがケース面接に関する本を読むことと、周りの人と問題を出題し合うことです。ここからはそれぞれの具体的な方法を解説します。
ケース面接に関する本を読む
ケース面接の対策本はいくつか販売されています。ケース面接の概要や出題傾向、解き方など網羅的に把握したいと考える人は、本を読むことから始めるのがおすすめです。本なら網羅的かつ体系的に解説されているためです。
また、対策本にはたくさんの例題が掲載されています。それぞれ詳しく解説も掲載されていますが、まずは自分の力で解いてみるとより回答力を身に付けられますよ。
ケース面接のおすすめの本
ケース面接の対策本は多数販売されていますが、どれを選べば良いかわからないという人もいるのではないでしょうか。おすすめのケース面接対策本はこちらです。
書籍 | 著者 | 特徴 |
---|---|---|
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート | 東大ケーススタディ研究会 | たくさんの例題が掲載されており、それぞれ具体的に解説されている。 |
企業内研修にすぐ使えるケーススタディ | ケーススタディ研究チーム | 社内研修用の本であるが、さまざまなケースの解決法を学ぶことができる。 |
戦略コンサルティング・ファームの面接試験 新版―――難関突破のための傾向と対策 | マーク・コゼンティーノ | 大手コンサルティングファームの面接で出題されるような問題が計33問掲載されている。 |
他人とケース面接の問題を出題し合う
ケース面接の内容や出題傾向をある程度把握したら、他人と問題を出題し合うのがおすすめです。本番に近い状況で回答できるため、当日焦らずに回答できるようになります。
なお、流れや制限時間などは実際の面接のように進めるのがポイントです。長時間考える時間を設けたり、出題者が過度にヒントを与えたりすると実践で必要な力が身に付かなくなります。
また、コンサル業界や金融業界など同じ業界を目指す友人同士で出題し合うのも効果的です。同様のテーマを扱えるだけでなく、「より高みを目指そう」というメンタル的な相乗効果も期待できますよ。
- 身近にコンサルティング業界や金融業界に進む人がいない場合はどうすれば良いでしょうか?
第三者と議論をおこなってフィードバックをもらおう
友人以外にも、就活イベントなどを活用してほかの人と議論をして、フィードバックを受けるという練習が効果的です。
相手の人が嫌な思いをしなかったか、強引さや論理の飛躍を感じたか、そして具体的にどのようなときにそれを感じたかをフィードバックしてもらうのです。
話題は身の回りに起きていること何でも構いません。また、相手が同じ業界を目指している人である必要はないので、協力してくれる人を探して問題を出してもらうと良いでしょう。
ケース面接の練習相手が見つからない場合は、大学のキャリアセンターに頼んだり外部の就活相談サービスを使用したりする方法もあります。以下の記事でおすすめの相談先を紹介しているので参考にしてみてください。
就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説
ケース面接で評価される能力
ケース面接で評価される能力
- 論理的思考力
- 柔軟性
- コミュニケーション能力
ケース面接を対策するにあたって、どんな能力が評価されるのかを把握しておくことも重要です。回答する際に意識すべきポイントがわかり、効率良く対策できるようになるからです。
ケース面接では特に3つの能力が評価されます。それぞれどのような部分が評価されるのか解説します。
論理的思考力
論理的思考力とは
物事を網羅的かつ体系的に整理して、問題を解決できる能力のこと
論理的思考力は仕事をするうえで欠かせない能力です。状況を網羅的に把握し、多数の情報の中から課題や問題点を特定し、適切な方法で解決できるからです。
ケース面接でも、出題されたテーマに関して状況を整理し、課題やボトルネックを特定して解決策を考える必要があります。論理的思考力はすぐに身に付くものではありませんが、練習を重ねて少しずつ身に付けていくことが大切ですよ。
- 論理的思考力を身に付けるおすすめの方法はありますか?
日々感じる疑問を言語化してみよう
論理的思考力とは、言葉を使って順を追って考える力です。スタートは問いになります。
そのため、まずは問いを創ることが大切です。日々感じる素朴な疑問や違和感を問いとして言語化してみると良いでしょう。たとえば、「仕事って何?」とかですね。
課題を分析して解決するためには、その課題の現状を理解する状況把握力も必須です。状況把握力についての概要や鍛え方を知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
社会人に必須の状況把握力とは? 鍛え方や自己PRでの伝え方を解説
柔軟性
ケース面接ではこれまで考えたこともなかったテーマが出題されることが多々ありますが、時間に制限があるので短時間で回答を考えなくてはいけません。
仕事でも同様に、予定になかった課題・問題を限られた時間で解決しなければいけないという状況がよく発生します。その際、柔軟に課題・問題を解決できる方法を考えることが求められるので、ケース面接でも柔軟性が重視されているのです。
柔軟性は「テーマが難しすぎる」や「時間が足りない」など、厳しい状況をなんとか解決しようとしたときに身に付きやすいです。ケース面接の問題をたくさん解くことでも身に付けられますよ。
コミュニケーション能力
ケース面接ではコミュニケーション能力の有無も評価の対象です。具体的には「相手の質問や意見の意図を理解して答えられているか」「相手に伝わりやすい回答ができているか」などが見られます。
とはいえ、特別なことをする必要はありません。通常の面接と同様に以下のことを意識することが大切です。
ケース面接時に意識すべきこと
- 質問に対して結論から伝える
- 定量的に答える
- 主張と根拠をセットで伝える
普段の会話からこれらを意識することで、社会人として必要なコミュニケーション能力を鍛えられますよ。
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見るケース面接ではプレゼンテーション能力も評価される
上記にない能力だと、プレゼンテーション能力がケース面接で評価される力として挙げられます。
具体的には、「自分の考え方について、その考えに至った道筋を含めて論理的にわかりやすい言葉で説明できるかどうか」が問われます。視野の広さもポイントなので、独りよがりで視野が狭く偏った考え方に基づいた説明になっていないか注意しましょう。
また、制限時間が十分ではないことも多いので、タイムマネジメントの能力も見られています。ケース面接では、「時間配分が適正か」や「計画性にすぐれているか」も如実に示されてしまいます。
協調性やリーダーシップも求められる
また、グループディスカッション形式のケース面談では、協調性とリーダーシップも求められます。
この形式では、円滑なグループワークをおこないながら自らの意見を主張するとともに、他人の意見にも耳を傾ける必要があります。自分の意見を強引に通そうとするのではなく、他人の意見も取り入れながら論理的に議論を進め、チームの成果に貢献できる姿勢と能力が求められます。
ケース面接の回答ステップ
ケース面接の回答ステップ
ケース面接では、意識してほしい回答方法があります。この順序通りに回答することで、抜け漏れなく、考えを整理したうえでより的確な解決策を回答できる可能性が高まります。根拠ある回答をするためにも回答ステップを把握しておきましょう。
①前提を確認する
ケース面接では、テーマだけを出題されて厳密な条件を提示されないことが多々あります。そのまま進めると具体的な回答ができなくなるため、最初に前提を確認することが大切です。
特に以下の3つは明確にする必要があります。
前提確認をすべき項目
- 言葉の定義
- 誰がその問題を解決するのか
- 目標・ゴールの具体的な数値
より的確に回答するためにも、すぐに解決方法を考えるのではなく、これらを自ら設定することが大切です。
- 前提の設定は完全にオリジナルでも良いのでしょうか?
できるならオリジナルの設定にしよう
「ケース面接の目的=論理的思考力と課題解決力を判断すること」とすれば、前提の設定はオリジナルの方が良いと思います。
面接官は「自ら考えて自ら解決できる力がどれだけあるのか」を知りたいので、他者の考えを持ってこられても嬉しくはないですよね。
ただ、何らかの条件やデータ、情報を使う場合には、その出典を明らかにして設定することも意識しておくと良いと思います。
「定義や考え方は自分の言葉にする」「情報やデータは根拠を明らかにする」ということが説得力を高めるためには大切です。
②現状を分析する
前提確認が完了したら現状を分析していきます。まず現状を把握しなければ、課題のボトルネックの特定や、打ち手の立案を的確におこなえなくなるためです。
現状を分析せずに解決策を考えるのは、自分の体重を知らずに目標体重を設定してダイエットをするようなものです。的外れな回答をしないためにも、現状分析は徹底的におこないましょう。
③ボトルネックを特定する
現状が明確になったらボトルネックとなる部分を特定します。ボトルネックとはその問題を引き起こす原因となっているもののことです。
ボトルネックは問題を深掘りすることで見つけられます。現状からわかった課題に対して「なぜ?」を繰り返し問い続けることで、課題の深層部分が明確になります。ここで明確になったことがボトルネックです。
たとえば、カフェの売上が低迷している状況に対して「なぜ?」を問い続けることで、「一日の客数が少ないから売上が少ない」「お昼しか営業していないから客数が少ない」「スタッフが足りないからお昼しか営業できない」とボトルネックを特定できるようになります。
ボトルネックを探す際は、MECE(互いに重複せず全体として漏れがない状態)であるかの検証を忘れないようにしましょう。
常識的に実現は無理だとか、やっても無駄だと無意識に決めつけて、検討の選択肢にすらあげていないことがないか注意してくださいね。
④打ち手を立案する
ボトルネックを特定したら、それを解決できる打ち手を考えます。打ち手は抜け漏れなく考えることが重要です。打ち手の方向性が決まったら、考えられるものすべてを洗い出して、その中から適切なものを選ぶことで抜け漏れなく考えられます。
たとえば、台風の日でも仕事をする方法を考えるとします。方法としては出社する、自宅でやるなどが考えられますが、出社せずに自宅でやるのが適切でしょう。自宅で仕事をする場合も、電話やメールでコミュニケーションを取る、Web会議ツールを導入する、一人でできる作業に集中するなどが考えられます。
このように、打ち手を考える際は一度考えられる手段を洗い出した後に適切なものを選ぶことが大切です。
⑤打ち手を評価する
最後に考えた打ち手を評価して、優先順位を決めます。優先順位を決めておくことで無駄なく、効率良く問題を解決できるようになります。
打ち手は以下の3つの観点から評価しましょう。
打ち手の評価の観点
- 効果の大きさ
- コストやリスクの低さ
- 実行してから効果が出るまでの早さ
これらの観点で評価し、最も評価が高いものを第一優先とします。そうすることで適切な解決方法を提示でき、かつ効率良く問題が解決できるようになります。
効率良く回答しよう! ケース面接で使えるフレームワーク
ケース面接で現状分析したり、ボトルネックを特定したり、打ち手を考えたりする際、一から考えると時間がかかってしまいます。
そこで効果的なのがフレームワークです。以下のフレームワークを活用すると、考える工数が減り、より重要なことを考える時間を設けられるようになります。
5W1H | 「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」の略。あらゆる事象を整理する際に活用できる。 |
PEST | 「Politics(政治)」「Economy(経済)」「Society(社会)」「Technology(技術)」の4つの視点から問題を俯瞰的に見られるようになる。 |
3C | 「Customer(市場・顧客)」「Company(自社)」「Competitor(競合)」の視点から抜け漏れなく考えられる。 |
STP | 「Segmentation(セグメンテーション)」「Targeting(ターゲティング)」「Positioning(ポジショニング)」を明確にして、誰に何を売るかを考えられる。 |
AIDMA | 「Attention(注意)」→「Interest(興味)」→「Desire(欲求)」→「Memory(記憶)」→「Action(購買)」という購買プロセスを示したもの。 |
ほかにも考えを引き出すコーチングのフレームワークとして、「GROWモデル」を知っておくと良いです。
GROWとは、Goal(目的・目標)、Reality(現実)、Options(選択肢)、Will(意志)であり、課題や問題を考えるときの順番を表しています。目標とのギャップを明確にする際に役立ちますよ。
突破率を上げよう! ケース面接のコツ
ここまでの内容を実践すれば最低限の回答は可能です。しかし、ケース面接の突破率を上げるにはさらに意識すべきことがあります。
ここからはケース面接の突破率を上げるコツを解説します。突破する確率を少しでも上げるためにもコツを把握して実践してみましょう。
結論ファーストで回答する
ケース面接で回答する際は、「どんな前提条件なのか」「どんなことがボトルネックになっているのか」「打ち手は何か」などを結論ファーストで回答しましょう。
時系列や考えたこと順に従って回答すると、面接官は「今何の話をしているかわからない」という状態になってしまいます。面接官が疑問を持ってしまうことを防ぎ、わかりやすく、かつ簡潔に伝えるにはPREP法を活用するのがおすすめです。
PREP法
結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論(Point)の順番で話を展開するフレームワーク。ビジネスシーンで説明や提案をおこなうときにわかりやすく伝える基本的な方法
なお、PREP法は社会人必須のスキルです。まだ身に付けられていない人は、ケース面接の対策を機に習得するようにしましょう。
ケース面接の回答では、最初に結論として問題の定義を必ず示しておきましょう。こうすることで、これからどのような話が展開されるのか、採用担当者に伝わりやすくなりますよ。
細部にこだわりすぎない
ケース面接では、前提確認や現状分析の際に、計算をしたり数値を明確にしたりすることが必要になります。
しかしその際に正確に計算したり、細かい単位まで数値を明確にしたりなど、細部にこだわりすぎる必要はありません。なぜなら、ケース面接では細部の正しさを見ているわけではないからです。
もう一度ケース面接で評価される能力を見てみましょう。
ケース面接で評価される能力
- 論理的思考力
- 柔軟性
- コミュニケーション能力
このように、回答するまでの思考プロセスや回答の仕方などが見られています。細部にこだわりすぎると、本来の目的から逸れてしまう可能性があるので注意しましょう。
面接官の意見を素直に聞き入れる
ケース面接で回答が終了した後、面接官から質問や意見をもらうことがあります。その際、自分の考えに自信があっても反論することは避けましょう。
ケース面接で面接官の意見を聞き入れられないと、実際の業務でも上司や顧客の意見を聞き入れられないと判断される可能性があります。
面接官から意見をもらった場合は素直に聞き入れ、考えをブラッシュアップできるとさらに評価が高くなります。
実現可能性が高い案を提案する
斬新なアイデアを提案することは、「会社に新しい風が吹くかもしれない」と見られる可能性もあります。しかし、実現不可能な案を提案するのはできる限り避けて、実現可能性が高い案を提案するようにしましょう。
実現可能性が低い案を提案すると、「入社後も非現実的な提案ばかりをしてしまうのではないか」とマイナスの印象を持たれる可能性があります。不用意にマイナスの印象を与えないためにも、回答する前に実現可能かどうかを見極めるようにしましょう。
OB・OGからケース面接の傾向をヒアリングする
OB・OGの多くはケース面接を突破した人たちです。すでに経験を持つOB・OGからケース面接の傾向をヒアリングすることもおすすめです。
具体的には以下の質問をすると傾向がつかみやすくなります。
OB・OGからヒアリングしておくと良いこと
- どんなテーマが出題されたか
- どんな対策をしたか
- 当日はどんなことを意識して回答したか
より具体的にイメージするためにも、ケース面接を突破したOB・OGを訪問して傾向をヒアリングしましょう。
OB・OG訪問の基本的な手順や実施後にやるべきことを知りたい人は、この記事を参考にしてみてください。
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
アドバイザーコメント
小峰 一朗
プロフィールを見るケース面接で求められる3つの能力を意識的に高めていこう
ケース面接の目的は、論理的思考力・柔軟性・コミュニケーション能力を見ることなので、それぞれの資質を普段から意識して高めておくことが本質的なコツです。能力や性質というのは、一朝一夕には変わらないためです。
まず論理的思考力では、順序立てて思考する力を培うために、日常においてさまざまな問いを創り、自分の言葉で答えを考えてみてください。
柔軟性では、自分の執着や当たり前、決めつけ、思い込みなどを客観的に見ることで、自分の思考の硬さに気付いていくことが大事です。自分で気付けないとどうしようもありませんが、気付けば意識してその思い込みをやわらげたり、手放したりすることができるようになります。
そしてコミュニケーション能力については、話すスキルに注目しがちですが、聴く力がとても大切です。なぜなら相手が本当に求めていることを知らなくては、どんなにうまく説明しても話が噛み合わないからです。
相手の意図に沿った説明ができるようになろう
ケース面接ではまずは相手の背景や意図をしっかり汲み取り、その意図に寄り添った説明をすることがとても大事です。
そのためには、「普段の会話から相手の背景や意図を汲み取る意識を持って、相手にそれを確認してみる」という練習をしていくと良いでしょう。
入念な準備が必要! ケース面接の例題を参考に対策して内定を勝ち取ろう
ケース面接は当日その場でテーマが発表されます。どのような問題が出されるのか不安な人も多いと思いますが、入念な対策や準備をしておくことで企業が納得できる回答ができるようになります。
この記事のケース面接の例題を見て回答方法や対策方法を理解し、ケース面接突破を目指しましょう。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見るケース面接では思考のプロセスが評価される
ケース面接の大きな特徴として、「正解・不正解が必ずしも明確ではない」という点があります。
もちろん知識がないと答えられない質問もありますが、「その知識を活用してどのような結論を導き出すのか」という、どちらかといえば思考のプロセスを評価する要素が強いです。そのため座学でしっかり勉強をしていても、採用担当者の印象に残る回答ができるとは限らないのです。
普段からさまざまな出来事や目に留まった事象に対して、自分なりに「こういうときはこのようにアプローチする」などの見解を持つ習慣を身に付けておくことが大切ですよ。
臆せず自分の意見を述べるようにしよう
また場合によっては、常識的でありきたりな回答をするよりも、斬新な視点やアプローチが好まれることもあります。遠慮せずに自分の意見を述べ、個性をアピールすると良いでしょう。
また回答が1つではないため、採用担当者にいち早く自分の意見を納得させるためにも、より簡潔でわかりやすい説明をする必要があります。
ケース面接は自分の考えを明確かつ論理的に伝え、ヒューマンスキルやコミュニケーション力が高いと示せる機会でもあります。そのことを意識して臨むようにしましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント / システムエンジニア
Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細