「情報が少なくて手が付けられない…」という不安、よくわかります。

SH001はCAB型（暗算・法則性・命令表）＋GAB型（言語・計数）を47分で解かせ、正解率より完答数を重視するテストです。

計数、言語、英語で、正答率70%以上を目指すことを目安として考えておきましょう。1問にかけられる時間はだいたい1分30秒程度と考えておきましょう。

過去問演習と時間配分戦略で高得点をつかもう！

対策手順としては、以下の通りです。まず、市販のCAB・GAB完全対策を用意し、暗算→法則性→命令表→表読みの順に類題を各10問ずつ解いておきましょう。

次に、3周学習できるようにします。具体的には、解説を確認し、類題3問タイムトライアルをおこない、翌朝3分で再確認することで、3日で基礎パターンを脳に刷り込めます。

時間配分（47分）は以下を参考にしてください。

暗算7分（20問）、法則性10分（15問）、命令表15分（10問）、言語・計数15分（残り全問をざっと処理し、後半はマークだけ先に埋めて戻る）といった形で、1問2分超えたら即次へを徹底し、空欄ゼロを最優先にしてください。

最後に、同時刻・同制限で通し模試を1回解いておきましょう。本番では開始前に問題冊子をパッと見て暗算→法則性→命令表の順を再確認すると、迷いなく走り切れます。

SH001総合適性検査（C-GAB）は、約40分間（企業により多少の変動あり）で計数、言語、英語の3分野の能力を測定する検査です。

計数分野では四則演算や割合計算、表・グラフの読み取りが15分間で29問出題され、言語分野はビジネス文書を基にした長文読解が15分間32問、英語分野はビジネスメールや会話文の読解が10分間24問という構成が一般的です。

検査実施後には、約20分間の性格検査（パーソナリティテスト）が別途おこなわれる場合が多いため、事前に企業が求める人物像を研究しておくことが望ましいでしょう。

スピード・精度・戦略の3軸で攻略法を組み立てよう

対策の第一歩は、WEBの模擬問題や書籍の実践問題集を用いた現状分析から始まります。

制限時間内に各分野を解き進め、特に時間不足が発生する領域や誤答が集中する問題のタイプを特定します。

たとえば計数分野で表の読み取りに時間がかかる場合、日常的に経済統計資料や売上報告書の数値を素早く抽出する練習を重ねると効果的です。

言語分野では、800字程度の長文を設問→該当箇所→選択肢の順で解答する逆引き読みを習得し、1問あたり1分30秒を目安にスピードを磨きます。

時間配分の最適化には段階的なアプローチが有効です。

最初は各分野の目標時間を5%短縮（計数14分15秒・言語14分15秒・英語9分30秒）で設定し、余った時間を苦手問題の見直しに充てる練習を繰り返します。

本番一週間前は、新規の問題に取り組むより、これまで作成した誤答ノートの見直しに集中します。

特に時間配分のリハーサルは必須で、キッチンタイマーを使い計数14分→言語14分→英語9分のペースを体に刻み込みます。

性格検査では一貫性のある回答が評価の鍵となるため、たとえば「チームワークより個人の成果を重視するか」といった質問に対し、志望企業の求める人物像に沿った回答方針をあらかじめ決めておきます。

この検査で高得点を狙うには、単なる知識よりも情報処理スピードとパターン認識力が重要です。

計数では問題文の数値に丸印を付ける習慣を、言語では段落ごとに要約メモを取る技術を、英語では主語と動詞に線を引くクセを身につけることで、解答精度と速度が向上します。

焦らずに体系的な準備を積み重ね、本番では冷静に実力を発揮してください。