Q
大学3年生
女性
将来なくならない仕事ってどんな仕事ですか?
就職活動を控えている大学3年生です。AIの進化やIT技術の発展によって、将来的に今ある仕事の多くがなくなると聞き、漠然とした不安を感じています。
 
 これから就職するにあたり、できるだけ長く、安定して働ける仕事に就きたいと考えています。具体的に、AIやロボットに代替されにくい、あるいは、今後も需要が高まり続けるであろう仕事にはどのようなものがあるのでしょうか? 
 
 将来無くならない仕事において、専門性が必要な職種でも、未経験からでも挑戦できる分野でも構いませんので、具体的な仕事内容や、その仕事に就くために今からできることなど、何かアドバイスをいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
将来なくならない仕事はAI・人間力・創造性に集まる
私は、将来なくならない仕事は大きく3つに分かれると考えています。
技術の進化に左右されにくい分野で自分の強みを磨こう
1は、AI(人工知能)を使う側の仕事です。データサイエンティストや研究職等、AIを活用してより高度な提案をする仕事はAIが発展してもなくならないと言えます。
今のうちからAIに関する資格を取得したり、データの活用方法を学んでおくことをおすすめします。
2つ目は人だからこそできる対人支援の仕事です。AIと壁打ちをすることは可能ですが、カウンセラーやコーチなど、人の気持ちを汲み取りながら寄り添って支援をする仕事はこれからも需要があります。
医療や保育、介護等もAIやロボットを活用して業務内容自体は便利にはなるものの、人の温かさや安心感は代えがたいものです。専門的な資格取得だけでなく、日常から人とのやりとりを大切にして対人能力を上げていきましょう。
3つ目はデザイナーや動画クリエイターなどの創造的な仕事です。画像生成などもAIはできますが、あくまで補助的な役割といえます。
新しい発想力や個人の経験や感情から沸き上がる創造力はAIには真似できない領域です。
自分の感性を大事にして日頃から発信することを意識したり、最近増えているWebデザインのスクールなどで体系的に学ぶことも有効です。
変化の時代を生き抜く仕事の共通点を知ろう!
「将来なくならない仕事は何か」という問いに対しては、大人でさえ明確に答えるのは困難なのが現状です。10年前の予測と現在も大きく異なっています。
現状、AI(人工知能)や自動化が進んでも需要が残るといわれているのは、インフラの保守・点検や医療・介護、コンサルタント・研究職などです。
加えて、クリエイティブ職や公務員・政策関連職、AIを管理するAIエンジニアなども、比較的需要が安定していると考えられます。
今から準備! 掛け算の専門性を磨こう!
これらの仕事に共通するのは、複雑な課題、高い責任、多様な利害関係の調整といった要素です。
今からできる準備としては、ITリテラシーと論理的思考力を高めることや、対人折衝能力を磨くために副業やボランティアで現場経験を積むこと、そして学際的な学習を通じて自身の専門性を掛け合わせることなどが挙げられます。
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