Q
大学4年生
女性
不動産営業に向いてない人の特徴ってどんなものがありますか?
就職活動中の大学生です。現在私は、不動産営業の仕事に興味を惹かれているのですが、自分に向いているのかまでは判断できていません。一般的に「不動産営業に向いてない」と言われる人の特徴にはどんなものがあるのでしょうか?
この仕事の特徴として、「ノルマがきつい」「残業が多い」というのはよく聞くので、こういう働き方が嫌な人には向いていないというのは自分でもわかります。ただ、具体的な仕事の内容やそこで求められるスキルについてあまりイメージできていないので、どのような人なら活躍できて、どのような人だとうまくいかないのかについて詳しく教えていただきたいです。
不動産営業に向いていない人のタイプの他、向いてないと感じた場合にほかにどのような職種なら合っていそうなのかなど、いろいろアドバイスをいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
商材単価が高く簡単には売れない! 効率を求める人には向かない仕事
まず、営業職に共通しているのは、正しい努力をすれば成果が出る点です。簡単に成果が出なくても諦めずに努力し続ける必要があります。特に、営業職のなかでも不動産営業は、扱っているものの価格が高額なため、買い手が簡単に購入するとは限りません。
相手の話にじっくりと耳を傾けて、最終的にどのような形で契約につなげていくかを理解していないと、なかなか結果は出ないでしょう。不動産営業には、相手の話を丁寧に聴くためのコミュニケーションスキルが要求されます。
不動産にかかわる資格取得が必要! 努力を続ける必要がある
また、不動産取引の過程に問題があると法律にもとづいて罰せられる可能性があるため、不動産にかかわる法律知識に精通している必要があります。宅建士やマンション管理士、ファイナンシャルプランナーなど、資格取得を通して不動産にかかわる専門知識を深めることも求められます。
また、営業での結果が出れば高く評価されますが、結果が出ないと厳しく社内で指導を受けることもあるでしょう。そのような状況でも諦めない忍耐強さも必要です。
効率的に結果を求める人には向いていません。単価の安い商材を扱うような接客サービス業は、不動産営業よりも結果は出やすいため、目に見える結果を早く求めたい人にはお薦めです。
不動産営業に向いてない人の特徴はさまざま! 自分が該当しないか確認
不動産営業は、その職務特性から、向き不向きが比較的はっきりしている仕事です。
たとえば、成果報酬や数字に対するプレッシャーでメンタルが崩れやすい人には難しいかもしれません。
また、休日・夜間の顧客対応に強い抵抗があったり、ローン・税制など専門知識の更新を面倒だと感じたり、さらには利害調整よりも専門知識の探求といった研究・分析系の作業を好んだりする人はあまり向いてないと言えるでしょう。
不動産業界の中にも職種はたくさんある! 自身の強みを活かそう
もしこれらの特徴に心当たりがある場合は、同じ不動産業界でも、広報やプロパティマネジメント、賃貸管理、不動産企画、バックオフィスといった間接部門の職種を検討すると、自身の適性を活かせる可能性があります。
逆に向いているのは「住まいの比較検討が楽しい」「顧客と長期で関係を築く」「達成報酬で燃える」といったタイプの人です。適性を確認するには、モデルルームでのアルバイトや宅地建物取引士の学習で、仕事のリアリティを体験するのが近道でしょう。
以下の記事では、不動産業界の採用選考で刺さる志望動機の書き方を解説しています。「不動産業界を志望しているがどう志望動機を作れば良いかわからない」と悩む人はチェックしておきましょう。
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