Q
大学3年生
男性
上場企業と非上場企業ってどうやって見分けるんですか?
就職活動で企業を調べていると、「上場企業」と「非上場企業」という言葉をよく目にします。なんとなく規模が大きい会社が上場企業というイメージはあるのですが、具体的にどうやって見分ければ良いのかわかりません。
企業のホームページ(HP)を見ても、上場しているかどうかが明確に書いていない場合もあり、判断に困っています。
上場企業と非上場企業を確実に見分ける方法や、それぞれの企業に就職するメリット・デメリットについて詳しく知りたいです。また、就職活動において、上場しているかどうかはどのくらい重視すべきでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
企業のHPに株式や経営状況が公表されている場合は上場企業である
企業が利益を出していれば、自社で持っている資金を使えば良いのですが、設備投資や商品開発など新たな活動をしようとするときは、自社の保有する資金だけでは不足するため、外部からの資金調達が必要となります。
資金調達の方法として、銀行などの金融機関から借り入れる以外に、証券取引所で株を市場に公開して資金を調達する方法があります。
その場合、株式市場に上場していることが必要で、このような企業を上場企業と言います。株を市場に公開していない企業が非上場企業です。上場企業は、企業のHPで自社の経営状況や財務諸表を公開して、誰もが見れるようにしています。
上場しているかだけで判断しない! 企業の価値観が自分と合うかも考慮しよう
上場で市場から信用を得る可能性が高くなりますが、業績が悪いときには、かえって信用が低くなってしまうリスクもあるのです。株主からの追及も厳しくなります。
一方、非上場企業は、業績が悪くてもその状況が公開されないため、外部の人たちから非難されることなく、自社の思うように経営ができるのです。
就職活動においては、上場企業か非上場企業かという基準だけではなく、経営の方針や風土、企業の信用度の高さや将来性なども考慮して志望先を選ぶようにしましょう。
JPXサイトで検索! 企業HPでも見分けることが可能
上場企業と非上場企業を最も確実に見分ける方法は、日本取引所グループ(JPX)のWebサイトで社名を検索することです。そこで証券コードが表示されれば、その企業は上場しています。
そのほかにも、企業のWebサイトに「IR・投資家情報」のタブが充実しているか、あるいは「東証プライム上場」といった表記があるかでも判別可能です。
ただし、プロ投資家向けの株式市場である「TOKYO PRO Market」など、例外的な市場もあるため注意が必要でしょう。
安定感orスピード感!自分の価値観で選び分けよう
上場企業は、情報開示による透明性や資金調達力、社会的信用がメリットですが、ガバナンスが強化される分、意思決定に時間がかかることがあります。
一方、非上場企業は、オーナーの迅速な判断で新規事業に挑戦しやすいというメリットがありますが、情報が得にくく、経営状態を外部から把握しにくいという側面もあるのです。
安定や福利厚生を重視するなら上場企業、大きな裁量やスピード感を重視するなら非上場企業、というように自身の価値観で判断しましょう。
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