IT業界の企業ランキングを徹底解剖! 内定を勝ち取るコツも紹介

IT業界の企業ランキングを徹底解剖! 内定を勝ち取るコツも紹介

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 谷所 健一郎

    キャリアドメイン代表 保有資格:キャリア・デベロップメント・アドバイザー(登録番号CDA130542) SNS:X(旧Twitter)/Facebook

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  • 平井 厚子

    Officeまいとれいや代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号18050998)/2級キャリアコンサルティング技能士(第13S17405190号)/産業カウンセラー(第S0801178号)/教員免許 SNS:X(旧Twitter)/Instagram

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  • 田邉 健

    なべけんブログ・よちきゃり派遣・Web3 CAREER運営 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号19005362) SNS:X(旧Twitter)

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この記事のまとめ

  • 年収や売り上げなど項目別でIT業界の企業ランキングを紹介
  • 人気のIT企業に就職するなら知識・スキルを身に付けよう!
  • 必ずしも人気IT企業が自分に合っているとは限らない点に要注意
  • この記事を読んでいる人におすすめ

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近年、IT産業は急成長を遂げており、人々の生活に欠かせないものとなりました。需要が高く、今後も成長することが予想される業界であるため、IT業界への就職を希望する学生も増加しています。しかし、需要が伸びている一方で、人手が足りない業界でもあるため、残業時間が長い、勤務時間の割に給料が低いといった会社も存在するのも事実。

そこで、「就活に失敗しないためにも、いろいろな項目のランキングを見て判断したい」。または、「IT業界に就職したいとは思っているけど、具体的にどこに就職したいか決まっていない」という人もいるのではないでしょうか。

この記事では、キャリアアドバイザーの谷所さん、平井さん、田邉さんと一緒に、項目別でIT業界ランキングを紹介します。また、後半では人気企業から内定を得るコツや自分に合ったIT企業を見つけるための心構えなども解説するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

IT業界の企業ランキングから自分に合った企業を見つけよう

IT業界ランキングに掲載されているすべての企業で、あなたが必ずしもやりがいを持って働けるとは限りません。その中から本当に自分に合う企業はどれかを見極めることが重要です。

この記事では、最初にIT業界の基本情報を解説した後に、以下のIT業界ランキングを紹介します。

この記事で紹介するIT業界ランキング

  1. 日本のIT業界の売上ランキングTOP5
  2. 日本のIT業界の年収ランキングTOP5
  3. 日本のIT業界の働きがいランキングTOP5
  4. 日本のIT業界の勤続年数ランキングTOP5
  5. 世界のIT業界売上ランキングTOP5
  6. 世界のIT業界年収ランキングTOP5
  7. 文系に人気のIT業界ランキングTOP5
  8. 理系に人気のIT業界ランキングTOP5

その後、人気IT企業に就職するために必要なスキルや就活のコツ、自分に合ったIT企業の見極め方を解説します。記事を最後まで読むことで、自分に合ったIT企業を見つけ、そこから内定をもらえる可能性を高められますよ。

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前提を確認しよう! IT業界の基本情報

ランキングを紹介する前に、「IT企業とはどんな会社か」「IT業界の現状と今後の動向」といった、IT業界の基本について確認しましょう。

IT企業とはどんな会社?

業種別に見たIT業界の社会とのかかわり

IT企業とは、インターネットやソフトウェア、ハードウェア、情報処理サービスなどを提供する企業を指します

具体的には、以下の5つの業種があります。

業種特徴
インターネットホームページの制作やSNSの運営などのサービスを提供
ソフトウェアソフトウェア(コンピュータに命令を出すプログラム)の開発と運営
ハードウェアパソコンやスマートフォンなどの電子機器の開発・販売
通信通信をおこなうための回線や設備の整備・提供
情報処理サービス(Sler)システムの開発・設計・運用・コンサルティングなど
IT企業の業種

上記に当てはまる企業はIT企業と呼ばれますが、一言でIT企業といっても幅広い業種があり、あらゆる角度から生活を支えていることがわかりますね。

なかでもシステム運用は、コンピュータのシステム障害を未然に防ぐための対策を練るなどの業務を行うシステムの番人ともいえる仕事です。業務内容や向いている人を詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてくださいね。
システム運用に向いている人は? 仕事・やりがい・厳しさを徹底解説

IT業界の現状と今後の動向

2020年の新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、経済社会のデジタル化は進み、IT業界は急拡大しているのが現状です。経済産業省が発表した2020年版通商白書によると、オンライン販売による売上増加率は約4倍になったり、米国における巨大IT企業の時価総額が急拡大したりするなど、ITの存在感が高まっています。

そして、このような現状からクラウドサービスを導入したり、デジタル技術を活用して、人々の暮らしをより良い方向に変えていくことを目的としたデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進したりする企業が増加。また、個人の消費行動のオンライン化も進んでいるため、今後もIT業界は伸び続けると予想されています。

一方で、ITの急拡大による人手不足という課題も懸念されており、2025年には43万人のIT人材が不足するとまで言われています。このような現状と今後の動向を踏まえて、IT業界に就職するかどうか判断することが大切です。

谷所 健一郎

プロフィール

IT業界は将来性のある業界だといえます。AI(人工知能)やビッグデータだけでなく、IoT、DX、5G、VRの普及で市場規模はより拡大していくでしょう。同時に、今後もIT業界の人手不足は拡大すると予想されます。

IT業界の今後の動向について解説しましたが、以下の記事ではIT業界の将来性についてまとめているので参考にしてみてください。
IT業界を徹底解剖! 押さえておきたい将来性やトレンドまで解説

IT業界は今後も人手不足になると予想されています。以下の記事ではIT業界のほかにも人手不足な業界をまとめています。メリットや注意点も解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
人手不足に悩む6つの業界を徹底解説! 就職しやすい仕事も紹介

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日本のIT業界の売上ランキングTOP5

日本のIT業界の売上ランキング

  • NTTデータ
  • 大塚商会
  • 野村総合研究所
  • 伊藤忠テクノソリューションズ
  • TIS

では、ここからはIT業界のランキングを紹介します。

最初は日本のIT業界の売上ランキングです。なお、ランキングは各企業の有価証券報告書を参考にして作成しました。

売上ランキングを確認することで、今日本のIT業界を牽引しているのはどんな企業かを把握できますよ。

売上の高いIT企業に入社すると、社員にはどんなメリットがありますか?

平井 厚子

プロフィール

働きやすさとスキルアップの機会を得られることがメリット

どの業界でもそうですが、特にIT企業は人が事業の成長を左右します。

M&Aキャピタルパートナーズが2022年に実施したIT企業の経営者100名に聞いた経営課題とM&Aの意識調査によると、経営課題の一位が「人材採用」、業界の今後の脅威の一位が「人材の取り合い」でした。

高売上のIT企業では社員を自社につなぎとめるためのさまざまな投資が予測できます。働きやすい環境整備、能力開発機会の提供などです。これらが社員にとってのメリットになります。

1位:NTTデータ

NTTデータはテクノロジーやITインフラ・運用などを手がけている、業界最大級のデータ通信会社。2022年3月期での売上高は25,519億円となっています。

NTTデータは、社会インフラなど大規模なシステムを構築してきたことから信頼性を獲得。さらに、積極的に技術を開発したり、顧客に最適なサービスを提供したりすることから、高い技術力や先進性も強みとしています

インフラを支えるような大規模な事業に携わりたいという人におすすめです。

2位:野村総合研究所

野村総合研究所は、以下の4つの事業を展開しています。

野村総合研究所の事業内容

  1. コンサルティング
  2. 金融ITソリューション
  3. 産業ITソリューション
  4. IT基盤サービス

2022年3月期の売上高は18,471億円です。

野村総合研究所は、コンサルティング事業も手がけていることから、顧客の問題発見から解決策の提案・実行までという総合力を強みとしています。市場分析からソリューションの提案、システムの開発・設計、実行までを一貫しておこなえるため、高額の売上を挙げることができるのです。

「さまざまな業界の人と仕事がしたい」「とにかく成長スピードを重視したい」という人におすすめです。

3位:大塚商会

大塚商会は、企業が事業をするうえで欠かせない基盤となるIT機器の提供や、システムの提案から導入までをサポートするシステムインテグレーション事業などをおこなっています。2022年12月期での売上高は8,171億円です。

大塚商会の強みは、ソフトウェアやハードウェア、インフラ環境の整備など、ITにかかわるサービスを一社ですべて提供できることです。顧客のあらゆる問題を解決できるだけでなく、コストも抑えられるため、8,171億円という売上高を上げられています。

扱う商材が多く、かかわる人も幅広くなるのが特徴的です。その中で、一つの分野に精通したり、オールラウンダーを目指したりするなど、多様的な働き方ができますよ。

4位:伊藤忠テクノソリューションズ

伊藤忠テクノソリューションズは、金融業や製造業、官公庁などあらゆる業界の顧客に、ITシステムの設計・開発・保守・運用、コンサルティングなどを提供しています。2022年3月期の売上高は5,223億円です。

伊藤忠テクノソリューションズは伊藤忠商事グループの主要子会社ということもあり、海外から最先端IT技術を仕入れて、日本で販売するという事業を展開。海外の最新かつ優れた製品を日本で販売できるのは伊藤忠テクノソリューションズならではの強みといえます。また、伊藤忠商事グループが顧客となっているため、事業の安定性も高いといえます。

「インフラ事業にかかわって人々の生活を支えたい」「海外の企業と仕事がしたい」という人に向いています。

5位:TIS

TISの2022年3月期の売上高は4,825億円です。TISは銀行やエネルギー、通信、製造など幅広い業界に対して、以下の事業を提供しています。

TISの事業内容

  1. 事業戦略コンサルティング
  2. ペイメント
  3. デジタルマーケティング
  4. エンタープライズ
  5. ITプラットフォーム・セキュリティ
  6. AI・ロボティクス
  7. R&D(研究開発)

このように、コンサルティングからシステムの設計・開発・運用までを一気通貫で提供しているのが特徴的です

また、中国・ASEAN地域やシリコンバレーなど海外にも拠点を置いていることから、日本・海外の最先端技術とノウハウが集まり、高い技術力を提供できるのも売上高が高額な理由の一つといえます。

とはいえ、国内事業がメインであるため、「日本国内でIT企業に就職したい」「幅広い分野の業界とIT技術を駆使して仕事がしたい」という人におすすめです。

企業の売上を基準に就職先を選ぶときには、業界や企業の将来性に着目することも重要です。一過性の業界の盛り上がりで売上がアップしている可能性もあるため、業界の将来性についてもきちんとリサーチしましょう。

かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断

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日本のIT業界の年収ランキングTOP5

日本のIT業界の年収ランキング

  • 野村総合研究所
  • SRAホールディングス
  • 電通国際情報サービス
  • 三菱総合研究所
  • AIinside

次に日本のIT業界の年収ランキングを紹介します。

なお、ランキングは各企業の有価証券報告書の平均年収を比較して作成しました。

「年収が高い」といった理由だけで就職すると、入社後に「やりたい仕事でなかった」と後悔する可能性があるため危険です。とはいえ、高年収の企業を知っておくことは、就職先を選ぶ際の判断材料になりますよ。

IT企業に限らず給与の高い企業は、こちらの記事で紹介しています。給与の高さを大事にしている人は要チェックです。
給料が高い仕事TOP100|特徴から就活のコツまで徹底解説

1位:野村総合研究所

ランキング1位は野村総合研究所で、平均年収は1232万円です。野村総合研究所は日本のIT業界売上ランキングでも2位にランクイン。前述の通り、コンサルティング事業も手がけていることから、顧客の問題発見から解決策の提案・実行までという総合力を強みとしています。

野村総合研究所は利益率が高いのが特徴的。ほかのIT企業が3〜6%であるのに対して、野村総合研究所は14.2%となっています。また、「社員は資産」という考え方が根付いており、高給与・高待遇で還元する社風があるのも、年収が高い理由といえるでしょう。

2位:SRAホールディングス

ランキング2位はSRAホールディングスで、平均年収は1080万円です。SRAホールディングスは、あらゆる業界に向けてコンサルティングからシステムの構築・運用、ハードウェア・ソフトウェアの販売など、ITに関して幅広い事業を展開しています。

SRAホールディングスは平均残業時間が16時間/月、有休消化率が71%、200のIT講座が受け放題など、社員が働きやすい環境を整えているのが特徴的です。充実した環境でスキルアップを目指しながら、高給与が得られますよ。

3位:電通国際情報サービス

ランキング3位は電通国際情報サービスで、平均年収は1057万円です。電通国際情報サービスは、金融機関や日本トップクラスの製造業に向けて先進的なITソリューションを提供しています。

電通国際情報サービスの年収が高い理由の一つに、高い利益率があります。前述の通り、日本のIT企業の利益率が3〜6%であるのに対して、2021年12月期の電通国際情報サービスは利益率12.5%。さらに、2022年第一四半期には17.7%と伸びているのです。

また、基本的に残業は少なく、有休消化率も高いことから、社員はワークライフバランスも実現できているといえます。

4位:三菱総合研究所

ランキング4位は三菱総合研究所で、平均年収は1024万円です。三菱総合研究所は総合シンクタンクとして企業の経営やインフラ整備、環境、資源・エネルギー、ITなど、幅広い領域で事業を展開しています。

シンクタンクとは?

政治、経済、科学技術など、幅広い分野の課題を対象に調査や研究をおこない、解決策を提示する研究機関

平均年収は1024万円と高額ですが、三菱総合研究所のようなシンクタンクは基本的に年功序列で給与が上昇していきます。そのため、20代や30代前半といった若手のうちから高年収を狙えるとは限りません。

逆に言えば、順調に働き続ければ基本的に給与は上昇し、比較的安定した収入を得やすいといえます。

5位:AIinside

ランキング5位はAIinsideで、平均年収は1013万円です。AIinsideの主な事業内容は、自社開発のAIプラットフォームDX Suiteを活用した製品の開発や販売、運用を手がけています。

AIinsideは近年急成長を遂げているAI領域にコミットしており拡大中。2015年設立で、従業員約120名という比較的小規模ながらも売上高33億円、利益4億円という実績を残しています。

「時代の最先端技術を駆使した製品を作りたい」という人におすすめです。

平井 厚子

プロフィール

一般的に年収が高い会社は、仕事水準の要求レベルも高いです。

社員に成果を上げてもらうことを前提とした給与体系で、教育投資や職場環境への投資をおこなっています。実力主義の傾向も強いので、年収だけを基準に入社を決めると、心と体がついていけないことがあるかもしれません。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

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日本のIT業界の働きがいランキングTOP5

日本のIT業界の働きがいランキング

  • セールスフォース・ジャパン
  • シスコシステムズ
  • セプテーニグループ
  • SAPジャパン
  • Works Human Intelligence

次に日本のIT業界の働きがいランキングを紹介します。

なお、ランキングはGreat Place to Work® Institute Japanを参考にして作成しました。

就職先を選ぶうえで「楽しく働けるか」「やりがいを持てるか」ということは、自身の成長のためにも重要になります。ここでは客観的に「働きがいがある」と言われている企業を紹介するので、どんなことを実施しているかチェックしましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

働きがいとは、仕事に価値観を得られて満足して働けることです。

企業への帰属意識と目標を持ちながら仕事できる、良好な人間関係を構築できる、そして自分自身の成長を実感できる環境で仕事をすることなどが働きがいにつながります。

1位:セールスフォース・ジャパン

セールスフォース・ジャパンはSalesforceというマーケティングや営業、カスタマーサポートなど、部署をまたぐ必要がある顧客情報を一元管理できるCRMプラットフォームを提供しています。

CRMとは

「顧客関係管理」という意味で、文字通り顧客との関係性を管理することを指す

セールスフォース・ジャパンは、リモートワークが続く中で、社員の健康と安全を第一優先に考えた人事施策を実行。さらに、社員とのオンライン会議をする回数を増やして、社員の意見を聞き、会社運営に速やかに反映するといったことを実施しました。

このような活動を通して、社員がいきいき働ける環境を整えて、社員がどこからでも成功できる企業文化の醸成を目指しています。

2位:シスコシステムズ

シスコシステムズはアメリカ合衆国に本社を置く、世界最大級のコンピュータネットワーク機器開発会社です。ネットワーキングやモビリティ、セキュリティなど、IT分野で幅広い製品を開発しています。

シスコシステムズの社員が働きがいを感じられている理由は、2021年に発表したCisco Japan 3カ年成長戦略にあります。この3カ年成長戦略を策定するにあたって、従業員サーベイにて意見やフィードバックを集計。集計結果をもとにリーダーシップチームと一般社員を交えて3カ年成長戦略について議論をしました。

このようにシスコシステムズは、トップから指示された計画を実行するのではなく、自分達で決めた計画を実行できることから社員は納得感が増し、やりがいを持って仕事ができるのです

3位:セプテーニグループ

セプテーニグループは、主に以下の4つの事業を手がけています。

セプテーニグループの主な事業

  1. デジタルマーケティング事業
  2. メディアプラットフォーム事業
  3. 新たな事業セグメントへの拡張
  4. その他新規事業

デジタル広告の販売・運用をしたり、AIを活用したソリューションを提供したり、人気マンガアプリGANMA! を提供したりしています。

セプテーニグループの社員が働きがいを感じられる理由には、個別最適化された人材育成プログラムにあります。セプテーニグループは「個性に合った環境が人材の成長を促進する」という価値観のもと、独自の育成プログラムCDPを実施

当プログラムは、社員個人のコンディションや成長度を可視化。プログラムによって個人の成長と管理職のマネジメントをサポートすることで、従業員は働きがいを感じられています。

4位:SAPジャパン

SAPジャパンは人材や情報、資金、設備など、会社経営に必要な資源を管理・分析するERPを導入し、顧客の経営・業務の変革を支援している会社です。

ERPとは

企業経営の基本となるヒト・モノ・カネ・情報といった資源要素を適切に分配して有効活用すること

SAPジャパンは「社員がやりがいを感じて成長を楽しめる会社」を働きがいのある会社と定義し、それに基づいてチャレンジしやすい環境や制度を整備しました

また、経営陣と一般社員がフラットな関係性で、気軽にコミュニケーションを取れるようにすることで、皆が会社の方針を決められるという取り組みも実施しています。

5位:Works Human Intelligence

Works Human Intelligenceは人事・給与業務ERPシェアNo.1のCOMPANYを提供している会社です。

Works Human Intelligenceは、世の中の「はたらくを楽しむ」を作ることをミッションを掲げ、自社も「はたらくを楽しむ」を達成できるような施策を実施しています。その施策の例として、社員が経営陣に直接意見を言えるような仕組みを作ったり、社員による手上げ制の異動制度や研修プログラムを実施したりなどが挙げられます

このような制度・文化を醸成することで、社員が自分らしくいきいき働ける環境を実現しているのです。

働きがいを基準に就職先を選ぶときは、組織の風土と自分の価値観が合うかどうかを必ずチェックしましょう。どんなに働きがいがある組織であっても、自分の価値観と合わなければミスマッチとなってしまうため注意してくださいね。

日本のIT業界の勤続年数ランキングTOP5

日本のIT業界の勤続年数ランキング

  • BIPROGY
  • さくらケーシーエス
  • AGS
  • 電算
  • JFEシステムズ

次に、日本のIT業界の勤続年数ランキングを紹介します。

なお、ランキングは各企業の有価証券報告書や公開している資料をもとに作成しました。

勤続年数が長いということは、それだけ社員が満足のいく環境が整っていることを意味します。自分の求める環境と照らし合わせながら確認しましょう。

勤続年数が短い企業は選ばない方が良いのでしょうか……?

谷所 健一郎

プロフィール

創業年数と中途採用の状況も考慮して判断しよう

労働環境や待遇が悪く社員の平均勤続年数が短い企業であれば、選ばないほうが良いでしょう。ただし創業年数が短い企業や中途採用が多い企業であれば、勤続年数が短くても魅力的な企業も多数あります。

IT業界はベンチャー企業が多く、創業年数が短いため勤続年数が短くなります。創業年数が短くても魅力的な開発などをおこなっている企業はあるので、勤続年数が短いだけで選択肢から外す必要はないでしょう。

また、中途採用が多い企業であれば、勤続年数は短くなります。実績や技術力を重視する企業の中には積極的に中途採用を受け入れるだけでなく、社員がキャリアアップするために転職する傾向もあります。

1位:BIPROGY

ランキング1位はBIPROGYで、2021年度時点の平均勤続年数は21年です。BIPROGYは、DXや業務プロセスのデジタル化、AI、ロボットなどに関する事業を展開しています。

BIPROGYの平均勤続年数が長い理由には、従業員が健康的に働けるように環境が整備されていることが考えられます。「人財こそが企業の重要な資産」と考え、多様な価値観と背景を持つ社員の能力を最大限発揮できる職場づくりを実施。さらに、社員が自力で新規事業を創出できるような育成プログラムや人事考課、働き方などもおこなっています。

このようなチャレンジングな環境の中でも、一人当たりの残業時間が16.6時間/月、有給休職取得率82%など、ワークライフバランスを実現できるような環境を整えたことで、長期間働き続ける社員が多いと考えられます。

2位:さくらケーシーエス

ランキング2位はさくらケーシーエスで、2021年度時点の平均勤続年数は20.6年です。さくらケーシーエスは、三井住友フィナンシャルグループの企業で、システムインテグレーター事業を展開しています。

システムインテグレーターとは

情報システムの企画・構築・運用などの業務をシステムのオーナーである顧客から一括して請け負う情報通信企業のこと

さくらケーシーエスの勤続年数が長い理由には、ワークライフバランスの実現のしやすさが考えられます。

業界平均と比べたさくらケーシーエスのデータを見てみましょう。

業界平均さくらケーシーエス
平均残業時間15.5時間/月19.1時間/月
有給休暇の取得日数13.4日/年14.9日/年
女性の育休取得率88.5%100%
さくらケーシーエスと業界の比較

平均残業時間は比較的長いものの、有給休暇の取得日数や女性の育休取得率は業界平均を上回ります。このような働きやすさから、平均勤続年数が長くなっていることが考えられます。

3位:AGS

ランキング3位はAGSで、2021年度の平均勤続年数は19.6年です。AGSは金融機関に向けてシステム開発・保守、情報サービスを提供したり、自治体向け情報サービスと国民健康保険関連のサービスを提供したりしています。

AGSの勤続年数が長い理由には、働きやすい環境と働きやすい制度を整えていることが考えられます。

働きやすい環境を整えるために、以下のような施策を実施。

AGSの働きやすい環境

  1. 働き方改革の推進
  2. 健康経営の推進
  3. 健康保健室の設置
  4. 食堂の設置
  5. 施設の優遇

また、以下のような働きやすい制度も導入しました。

AGSの働きやすい制度

  1. 仕事と育児の両立支援制度
  2. 全社一斉退社日
  3. 積立休暇制度
  4. 社員持株会制度
  5. 確定拠出年金制度

このような取り組みから、社員は健康かつ安心して働ける環境が整備されていると考えられます

4位:電算

ランキング4位は電算で、2021年度の平均勤続年数は19.5年です。電算は長野県・新潟県を主な活動拠点として、ソフトウェア開発・システム提供サービス、情報処理サービス、システム機器販売などの事業を展開しています。

電算の勤続年数が長い理由には、充実した福利厚生が考えられます。電算は以下のような福利厚生を実施。

付加給付・補助金制度以下のようなさまざまな給付・補助金制度がある。
・付加金
・保養施設補助
・旅行パック補助
・スポーツ施設補助
・ゴルフ場利用補助
総合生活保険病気やケガで働けなくなった場合、給与などの50%相当額が支払われる総合生活保険に加入する。
401kマッチング拠出制度退職金制度である企業型確定拠出年金(401k)において、掛け金を上乗せして拠出できる。
施設志賀山荘の利用料金が50%OFF
オフィス環境・カフェテリア(社員食堂)
・リフレッシュルーム
・健康管理室、パウダールーム(女性更衣室)
契約・提携施設割引・家電量販店
・携帯電話
・書店
・ホテル
電算の福利厚生

こうした取り組みから、業務時間だけでなくプライベートも生活しやすくなります。このように、公私ともに充実させられる環境があることから、電算の勤続年数が長いと考えられます。

5位:JFEシステムズ

ランキング5位はJFEシステムズで、2021年度の平均勤続年数は19.3年です。JFEシステムズは、製造・流通業界に向けて、販売や生産物流、会計などのシステム開発や保守を提供。また、金融業界に向けて、年金やクレジットカードなどのシステム開発・保守などをおこなっています。

JFEシステムズは社員のやりがいや幸福度向上、生産性向上を実現するために以下のような取り組みを実施しています。

JFEシステムズの取り組み

  1. 男性育児休業・休暇取得支援
  2. 従業員満足度調査の実施
  3. 働き方検討委員会の設置
  4. 勤務間インターバル活動
  5. 退社時刻宣言活動
  6. 在宅勤務制度
  7. フリーバカンス制度
  8. アニバーサリー休暇
  9. 年休の年間取得計画策定
  10. 育児休業制度
  11. 子の看護休暇制度
  12. 介護休業制度
  13. キャリアサポート制度

これらの取り組みによって、社員はワークライフバランスの両立を実現させ、長期間働き続けられると考えられます

平井 厚子

プロフィール

働きやすい企業を考えるうえでは、まず自分がどんな働き方をしたいかを重視しましょう。

勤続年数の長い会社は比較的高年齢層の社員も多く、年功序列の傾向が見られがちです。安定的な働き方はできそうですが、若年のうちは思うような仕事ができないかもしれません。

勤続年数の短い会社は組織自体が活発に動き、若年からスキルの付く経験ができる可能性があります。どちらが良い悪いではなく、自分がどんな働き方をしたいのか、です。

世界のIT業界売上ランキングTOP5

世界のIT業界売上ランキングTOP5

  • Amazon
  • Apple
  • Google(Alphabet)
  • Microsoft
  • Meta Platforms

ここからは世界のIT業界売上ランキングを紹介します。

なお、ランキングは各企業が公開している資料をもとに作成しました。

ここで紹介するのは「GAFAM」と呼ばれる世界的大企業です。当然就職難易度は非常に高いですが、視野を広げるためにもチェックしてみましょう。

グローバルな働き方に憧れているのですが、新卒で世界のIT企業に就職するのは難しいのでしょうか?

ビックテックといわれる大手IT企業は選考ハードルが高い

大手IT企業へ新卒で就職することは不可能ではありませんが、非常にハードルが高いです。

ビックテックに応募する学生は、早期からインターンや業務委託などで実績を作っていることが多く、未経験だと就職できないことが多いです。また、グローバルで活躍するためには、専門知識以外に英語力も問われます。

たとえば、IT企業のインターンでシステム開発に携わっている学生や、自身でサイト制作をおこなっている学生などがエントリーしていますよ。

ビックテックに就職することは不可能ではありませんが、実績作りが大切になることを覚えておきましょう。

1位:Amazon

Amazonの売上高は4698億ドルで、世界最大級のECプラットフォームAmazonを提供しています

日本からAmazonに就職する場合、アマゾンジャパンに入社するケースがほとんど。新卒採用もおこなっており、営業やコンサルティング、プロジェクトマネジメントなどを担うビジネスコースのコンシューマー総合職とAWS営業職の2つを募集しています。

世界的有名企業であることから就職難易度は高いと言われているため、志望する人は入念な準備が必要です。

2位:Apple

Appleの売上高は3943億ドルで、MacやiPad、iPhoneなど、デジタル家電製品、ソフトウェア、オンラインサービスの開発・販売を手がけています

Appleに就職する場合、エンジニア職、店舗での販売員、コーポレート部門のいずれかで働けますが、就職難易度は高いと言われています。店舗での販売員でも、コミュニケーションを取れるほどの英語力が必要。また、5年以上の実務経験も条件に含まれます。

一方で、福利厚生が充実していたり、ワークライフバランスの実現が可能な環境が整備されていたりするなど、その働きやすさも人気を集める理由といえるでしょう。

3位:Google(Alphabet)

Googleの売上高は2576億ドルで、世界最大の検索エンジンやオンライン広告、ソフトウェア・ハードウェアの開発・販売などを展開しています

Googleはセールス職とエンジニア職を募集しており、どちらも就職難易度は非常に高く、求められるスキルや経験の多さから書類選考通過も狭き門だと言われています。

新卒採用もおこなっていますが、英語力や専門性が必要になるため、じっくりと準備・対策する必要があります。

4位:Microsoft

Microsoftの売上高は1982億ドルで、ソフトウェアの開発・販売を主な事業としており、代表的な商品としてMicrosoft Officeが挙げられます

日本からMicrosoftを目指す場合は、日本マイクロソフトに入社するケースがほとんどです。日本マイクロソフトは新卒採用を実施しており、以下のいずれかの職種を選べます。

日本マイクロソフトの新卒採用

  1. テクノロジースペシャリスト (リーダー)
  2. テクノロジースペシャリスト(マネージャー)
  3. 大手法人技術営業
  4. 大手法人営業
  5. パートナー営業
  6. プロダクトマーケティング

ただ、年間の新卒採用人数は60名ほどで、倍率は非常に高いです。専門知識・スキルはもちろん、英語力の高さも求められるため、日本マイクロソフトを志望する人は入念な準備が必要です。

5位:Meta Platforms

Meta Platformsは、FacebookやInstagramを提供したり、メタバース事業を展開したりしています

Meta Platformsは新卒採用をおこなっていません。転職する場合でも、ビジネスレベルの英語力を持ち、即戦力として活躍できる人材を求めているため、転職難易度は高いと言われています。

谷所 健一郎

プロフィール

世界でも有名な企業では英語力が求められるので、TOEICなどで高得点を取得しておくと良いでしょう。さらに物事を体系的に捉えて筋道を立てて考えられる論理的思考力(ロジカルシンキング)を高めることがポイントです。

世界のIT業界年収ランキングTOP5

世界のIT業界年収ランキング

  • Roblox
  • Meta Platforms
  • Lyft
  • Google
  • Pinterest

次に世界のIT業界年収ランキングを紹介します。

なお、アメリカの転職サイトLevels.fyiがPay Report 2021で発表したPrincipal Engineer(15年以上の経験者)の年収をもとにランキングを作成しています。

世界には高額の給料を得ながら仕事をしている人がいます。どんな仕事をしている人が高所得なのかといった視点で確認してみてください。

1位:Roblox

世界のIT業界年収ランキング1位はRoblox(ロブロックス)。15年以上経験があるRobloxのエンジニアの平均年収は120万ドルで、日本円で1億5000万円ほどです(2023年2月時点)。

Robloxは「Roblox Platform」というユーザー自身がゲームを作成・共有したり、ほかのユーザーが作成したゲームをプレイしたりできるプラットフォームを開発し、提供しています

経験豊富なエンジニアだけでなく、Glassdoor Economic Researchによるとインターンの給与も世界一高いと言われており、その額は6500~1万ドル/月です。

2位:Meta Platforms

世界のIT業界年収ランキング2位はMeta Platforms。15年以上経験があるMeta Platformsのエンジニアの平均年収は94万ドルで、日本円で1億2000万円ほどです(2023年2月時点)。

Meta Platformsは前述の通り、FacebookやInstagramを提供したり、メタバース事業を展開したりしています

Meta Platformsの入社して間もないエンジニアの年収は17.79万ドルと言われており、日本円で2000万円を超えます。とはいえ、新卒採用をおこなっておらず、入社するには実務経験とビジネスレベルの英語が必要です。

3位:Lyft

世界のIT業界年収ランキング3位はLyft。15年以上経験があるLyftのエンジニアの平均年収は82万3000ドルで、日本円で1億600万円ほどです(2023年2月時点)。

Lyftは配車サービスの開発やマーケティング・運営を手がけています。さらに、Lyftに入社してすぐのエンジニアの年収は22.09万ドルと高めです。日本ではなじみのないサービスですが、シリコンバレーを中心に多く利用されています。

4位:Google

世界のIT業界年収ランキング4位はGoogleで、15年以上経験があるGoogleのエンジニアの平均年収は80万ドルで、日本円で1億300万円ほどです(2023年2月時点)。

Googleは前述の通り、世界最大の検索エンジンやオンライン広告、ソフトウェア・ハードウェアの開発・販売などを展開しています

ただし、Google Japanで働く人と本社で働く人では、平均年収に差があり、アメリカ本社で働く方が高くなっています。

5位:Pinterest

世界のIT業界年収ランキング5位はPinterestで、15年以上経験があるPinterestのエンジニアの平均年収は75万ドルで、日本円で9600万円ほどです(2023年2月時点)。

PinterestはPinterestというアイデアを画像や動画で検索できる探索エンジンを開発・提供しています。さらに、入社したばかりのエンジニアでも21万ドルほどの年収で、日本円で2700万円ほどになります。

世界でも高所得と言われるIT企業に入社するためには、どのようなキャリアプランを描けば良いのでしょうか?

平井 厚子

プロフィール

まずはインターンに参加してカルチャーを体感しよう

世界でも高所得と言われるIT企業に入社を目指すなら、まずはインターンシップに必ず参加しましょう。

外資のIT企業では要求レベルの能力があるのは当然で、「自社のカルチャーに合っているか」が重視されます。

カルチャーを理解するには言語化されたものの理解だけでは不十分です。インターンシップで職場を体験し、実際に仕事の仕方やものの考え方に触れることで理解する必要があります。

会社側もインターンシップを通じて学生を理解します。学生側・会社側の相互理解の場としてインターンシップが重要になるので、ぜひ参加して選考に臨みましょう。

また、1社目から高所得の企業を目指すのではなく、転職も作戦に入れるとより現実的なキャリアプランが描けます。働きながら、業界の最新情報を入手して、自分の行動をアップデートします。転職エージェントもうまく使ってくださいね。

文系に人気のIT業界ランキングTOP5

文系に人気のIT業界ランキング

  • NTTデータ
  • 富士通
  • 楽天
  • Google
  • アクセンチュア

ここからは文系に人気のIT業界ランキングを紹介します。

なお、ランキングは日経コンピュータとRakutanみん就の特集を参考にして作成しました。

特に文系の人は、自分に合いそうな企業があるか、どんな企業が注目されているのかを確認しましょう。

文系学生の多くは、学生時代にITに関する専門的な知識を勉強していないため、研修制度が整っている大手企業に応募する学生が多い印象です。

1位:NTTデータ

NTTデータは前述の通り、テクノロジーやITインフラ・運用などを手がけており、業界最大級のデータ通信会社です。また、日本のIT業界売上ランキング1位にもなっており、その額は25,519億円となっています。

NTTデータが新卒募集している職種は以下の6つ。

NTTデータで募集している職種

  1. 営業
  2. SE
  3. R&D
  4. コンサルタント
  5. スタッフ
  6. 建築系・電力系ファシリティマネジメント

このように、営業やコンサルタントなどの職種もあるため、文系でも十分就職可能となっており、専門的なスキルがなくともITの最先端に触れながら仕事ができます

2位:富士通

富士通は主にデータベース事業とWebソリューション事業を展開しています。富士通の新卒採用を志望する場合、以下の7つの職種から選択することが可能です。

富士通の職種

  1. ビジネスプロデューサー
  2. ソリューションエンジニア(インフラエンジニア含む)
  3. データサイエンティスト
  4. 研究開発(ソフト開発・ハード開発・研究)
  5. コーポレート(サプライチェーンマネジメント、法務、知的財産、財務・経理、総務・人事)
  6. マーケティング
  7. デザイン

富士通が文系学生から人気を集めている理由は、インターネット最先端のビジネスにかかわれることが考えられます。富士通は日本の大手企業でありながら、AIや自動運転といった最新の領域にも積極的に手掛けています。そのため、収入や生活を安定させながらもインターネットの最先端にかかわれるという魅力があるのです。

3位:楽天

楽天はeコマースやトラベル、デジタルコンテンツなど、多岐にわたって70以上のサービスを提供しています。そして、楽天の新卒採用を志望する人は、大きく分けて以下の2つの職種から選ぶことができます。

楽天の職種

  1. ビジネス職
  2. エンジニア職

特にビジネス職の「ビジネス総合コース」は、コンサルティング職や企画職などを業務とするため、理系の専門知識・スキルは不要で、比較的文系でも就職しやすいです

4位:Google

前述の通り、Googleは世界最大の検索エンジンやオンライン広告、ソフトウェア・ハードウェアの開発・販売などを展開している会社です。Googleで新卒募集している職種は、大きく分けて以下の3つ。

Googleで新卒募集している職種

  1. 営業・マーケティング職
  2. カスタマーサービス職
  3. エンジニア職

営業・マーケティング職やカスタマーサービス職であれば、プログラミングスキルなどは不要なため、文系でも就職可能です。とはいえ、ビジネスレベルの英語力が求められたり、倍率が高かったりするため、就職難易度は高くなっています。

5位:アクセンチュア

アクセンチュアは以下の5つの領域でサービスとソリューションを提供しています。

アクセンチュアが手がける領域

  1. ストラテジー
  2. コンサルティング
  3. デジタル
  4. テクノロジー
  5. オペレーションズ

コンサルティングファームというイメージもありますが、テクノロジーやデジタル領域ではIT技術を活用したサービスを提供しています。

そして、アクセンチュアが文系から人気を集めている理由には、IT未経験の人材も募集していることが考えられます。プログラミングの経験がなくても研修や社内勉強会でスキルを身に付けられるため、文系でも十分活躍できるのです

文系または未経験からIT業界への就職を目指している人は、こちらの記事で就職するためのスキルやポイントを確認できますよ。
未経験からIT業界に就職する秘訣とは? 必要なスキルまで徹底解説

理系に人気のIT業界ランキングTOP5

理系に人気のIT業界ランキング

  • NTTデータ
  • 富士通
  • SCSK
  • Google
  • 野村総合研究所(NRI)

次に理系に人気のIT業界ランキングを紹介します。

なお、ランキングは日経コンピュータとRakutanみん就の特集を参考にして作成しました。

特に理系の人は、自分に合いそうな企業があるか、どんな企業が注目されているのかを確認しましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

理系に人気のIT業界ランキング上位の企業は、業績が良いだけでなくワークライフバランスを重視している点も人気の理由の一つだと考えられます。携われる仕事や年収だけでなく、働きやすい環境かどうかも気にしている学生が多いのです。

1位:NTTデータ

前述の通り、NTTデータはテクノロジーやITインフラ・運用などを手がけており、業界最大級のデータ通信会社です。

NTTデータには、「世の中に大きな影響を与えられる」「安定している」「年収が高い」など、大企業ならではの魅力があることから人気を集めているようです

また、インターネット最先端ビジネスも手がけており、理系学部で身に付けた知識やスキルを発揮したり、さらに高度な技術を身に付けられるといった魅力があります。さらに、安定性もありながら挑戦もできるといった環境が整っているため、多くの理系学生に注目されています。

2位:富士通

富士通は主にデータベース事業とWebソリューション事業を展開しています。富士通が理系学生から人気を集めている理由は、以下の3つが考えられます。

富士通が理系学生から人気を集めている理由

  1. 世界的かつ安定して実績を残している
  2. ワークライフバランスを実現できる
  3. IT業界において将来性がある

富士通は売上高の上下はあるものの、安定して売上高・利益を残しています。さらに、Work Life Shiftという働き方改革を実施。テレワークを基本とした働き方や子育てのしやすい環境、副業を始めやすい環境の整備をおこないました。

先進的な技術を扱った仕事ができるだけでなく、働きやすい環境が整備されていることから、多くの理系学生の人気を集めていると考えられます

3位:SCSK

SCSKはコンサルティングから、システム開発、ITインフラ構築、IITハード・ソフト販売など、ビジネスに必要なすべてのITサービスを提供しています。

SCSKが理系学生から人気を集めている理由には働きやすい環境が挙げられます。SCSKは元々は長時間労働を課題としていました。課題解決のために、まずは仕事環境を変えるべく食堂や診療所などの整備を充実させるといった施策を実施。その後、残業半減運動を実施しました。

さらに、平均月間残業時間を20時間以内、有給休暇20日すべてを消化した場合、特別ボーナスを支給するスマートワーク・チャレンジ20も実施しています。

このような、社員の健康を第一優先に考える経営から、多くの学生に人気を集めています

4位:Google

Googleは、世界最大の検索エンジンやオンライン広告、ソフトウェア・ハードウェアの開発・販売などを展開している会社です。

Googleが多くの学生から人気を集める理由には、その社風や制度が考えられます。Googleには「20%ルール」というものが存在し、勤務時間の2割は業務以外のことに充てられるようになっています。この時間で視野を広げることで、これまで思いつかなかったアイデアなどを考えられると言われています。

さらに、Google出身の起業家が多く、起業を志す人からも人気を集めているのです。「大学で身に付けた知識を活かして世界で活躍できるエンジニアになりたい」「将来は起業したい」といった理系学生にもぴったりな企業です。

5位:野村総合研究所(NRI)

前述の通り、野村総合研究所はコンサルティングや金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスなどを提供しています。

野村総合研究所の人気の理由は給与の高さ、若手でも成長できる環境などが考えられます。野村総合研究所は日本のIT業界の年収ランキング1位になるほどの高給与。さらに、研修や留学制度、海外トレーニー制度など、若手が成長できる機会を多く提供してもらえます

このような社員に重きを置く社風・制度から、多くの理系学生に人気を集めています。

他にも理系学生におすすめの就職先が知りたいという人は、こちらの記事を参考にしてください。
理系のおすすめ就職先11選|進路選びから就活対策まで完全網羅

IT業界ランキング掲載企業に就職するために必要なスキル

ここからは、IT業界ランキング掲載企業に就職するために身に付けておくべきスキルを解説します。

ランキング掲載企業は就活競争率が高く、どれだけ即戦力として活躍できるかをアピールすることが重要です。これから解説するスキルを身に付けて、最低条件をクリアしましょう。

ITに関する興味関心

IT業界で仕事をするには、ITに関する興味関心は必須です。IT業界は変化や情報の更新が早いため、興味関心がなければ最新情報を素早くキャッチできなくなってしまいます

また、IT業界に就職すると、当然毎日ITにかかわることになります。一方で、ITに興味関心がない人は、嫌々仕事をすることになり、楽しい日々を送れなくなってしまうと考えられます。

毎日楽しくかつやりがいを感じながら仕事をするには、ITに関する興味関心が必須なのです。

IT事業に興味関心があるというよりは、将来性の高さから志望しています。IT業界に強い興味がないと就職は難しいのでしょうか?

IT業界への強い興味がなくても就職できる

たしかに、業界に対する興味がないと面接官から評価されないのではないかと不安になりますよね。しかし、業界に対する関心度が低かったとしても採用される可能性は十分ありますよ。

企業選びの軸には、業界への興味以外にも経営理念や職種、人材の魅力などがあります。これらにマッチする人材であれば、入社後に活躍できることが期待されて採用されるのです。

たとえば、営業職として顧客の役に立ちたいと思ったエピソードを伝えると、IT業界について詳しく知らなくても採用される可能性があります。

応募する企業について分析して自身の就活の軸をアピールすれば、IT企業の内定を掴み、入社後に活躍できる可能性はありますよ。

論理的思考力

人気のIT企業に就職するには、論理的思考力を学生のうちに身に付けておく必要があります。

論理的思考力とは

網羅的に論点を整理して考える力。複雑なことをシンプルに整理して考える力とも言われている

論理的思考力はシステムエンジニアやプログラマーをはじめとするコンピュータ職、ITコンサルタントや営業職などの職種に必要な能力です。

なぜなら、コンピュータ職は顧客からの要望・要求を整理して、最適なシステム設計をする必要があり、ITコンサルタントや営業職は、顧客が抱える問題を発見して、最適な解決策を提示する必要があるからです

なお、論理的思考力は以下の方法で鍛えることができます。

論理的思考力の鍛え方

  1. 自分・他者の意見に常に疑問を抱く
  2. 結論から述べる
  3. 書籍を読む
  4. 相手にとってわかりやすく話すことを意識する

論理的思考力はすぐに身に付くものではないため、計画的にコツコツトレーニングを積むようにしましょう。

平井 厚子

プロフィール

論理的思考力は入社してからでも鍛えられます。おすすめなのは、業務フローを書くことです。業務フローとは、仕事のやり方や手順を図で表したものを言います。

フローを書くことで論理的思考力が鍛えられるだけでなく、IT業務では顧客の仕事をシステム化する際に役立ちます。

ITの専門的な知識・スキル

エンジニア職を目指す場合は基本的なパソコンスキルはもちろん、プログラミングスキルも身に付けておく必要があります。

前述の通り、ランキングに掲載するような人気企業は即戦力として活躍できる人材を採用します。そして、倍率も高いため、すぐにでも仕事ができるレベルのプログラミングスキルを身に付けておく必要があるのです

また、営業職やコンサルタント職を志望する人も最低限の知識・スキルを身に付けておくことをおすすめします。エンジニア職と議論する際、最低限の知識・スキルがないと会話が成立しなくなるからです。

後ほど詳しく解説しますが、インターンや業務委託などで業務経験がある状態が好ましいです。

文系でIT系の勉強をしたことがありません。どのくらいのスキルを身に付けておけば良いのでしょうか?

アドバイザー

プロフィール

簡易なWebサイトを一人で作れるレベル

ITパスポート試験や基本情報技術者試験の資格を取得すれば、一定の知識があることをアピールできます。

プログラミングスキルの場合は、業界や規模によって求められるスキルが大きく変わります。Web系のエンジニア志望であれば、簡単なサイトを一人で作れるレベルになると有利に就活を進められるでしょう。

コミュニケーション能力

IT業界で働くにはコミュニケーション能力が必須です。

エンジニア職はパソコンに向き合って仕事をするというイメージを持っている人もいますよね。しかし、プロジェクトは複数人のチームでおこない、以下の仕事をする際にコミュニケーションが必要になるのです

コミュニケーションが必要になる仕事

  1. スケジュール調整
  2. チーム間の具体的なタスクの調整
  3. 情報共有

コミュニケーション能力が欠けていると、情報が共有されていない・伝達ミスなどが発生して、大きなミスに発展する可能性があります。確実に仕事を遂行するためにも、コミュニケーション能力は磨いておきましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

コミュニケーション能力は、伝える力と聴く力が大切です。伝えるときは、相手が理解しやすいように結論や目的から話をすると良いでしょう。聴くときは、相手の話をあいづちなどを打ちながらしっかり傾聴し、信頼関係を構築するように心がけましょう。

情報収集能力

IT業界で働くには情報収集能力は欠かせません。なぜなら、前述の通り、IT業界は変化・情報更新のスピードが速く、情報収集能力がないとそれに対応できなくなるからです。

IT業界では少しの遅れが命取りとなることがあります。最初に始めた企業がその分野の先駆者として人気を集めるということがあるからです。そのため、企業側は素早く情報をキャッチし、自社も参入するべきかどうかを判断できる人材を採用したいのです

なお、情報収集能力は以下の方法で鍛えられます。

情報収集能力の鍛え方

  1. 本や雑誌を読むことを習慣化する
  2. 得た情報をノートにまとめたり、SNSで共有したりするなどのアウトプットをする
  3. 「何のために情報を収集しているのか」という目的を忘れない

これらを実践して、情報収集能力を鍛えておきましょう。

アドバイザーコメント

アドバイザー

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IT業界で活躍するにはITに対する強い好奇心と行動力が必要

IT業界では、ITに対する情報感度が高い人ばかりです。趣味のような感覚で情報収集ができるほどITに対して興味を持っていないと、就活や入社後に苦労することになるでしょう。

面接では、業界や業務の理解ができているかを確認するため、ITに関するニュースや情報収集方法について聞かれることが多々あります。また、入社後は本人の適性を見ながら仕事を決めていくため、知識がある人が優先的に専門性が高い部署に配属されるでしょう。

ITに対する好奇心が成果を出す原動力になる

新しい技術やサービス・製品を知っているだけでなく、試そうとするのが活躍する人材の特徴です。少しだけでもいいので試すことができれば、面接や上司からの評価が大きく変わってきます。

行動を繰り返すことによって、成果物や実績ができ、面接の場でもアピールにつながるのです。

行動を継続するためには、上述したとおりITに対する強い好奇心が必要です。ITに対する強い好奇心を原動力に成果を出すためにも、本当にITが好きか改めて確認して業界・企業選びを進めましょう。

通過率アップ! IT業界人気企業から内定を勝ち取るためのコツ

「最低限の知識・スキルは身に付いているから、ほかの学生と差別化できる何かが欲しい」と考える人もいるのではないでしょうか。

ここからは、IT業界の人気企業から内定を勝ち取るためのコツを紹介します。ほかの学生と差別化して通過率をアップさせましょう。

アルバイトやインターンでIT企業を経験しておく

社会人として入社する前に、アルバイトやインターン、業務委託などでIT企業を経験しておくのがおすすめです。

繰り返しになりますが、ランキングに掲載されるような人気企業は即戦力として活躍できる人材を求めているケースも多くあります。そして、アルバイトやインターン、業務委託での経験は、立派な業務経験であるため、企業側は魅力を感じるのです

現時点でまったくスキルを身に付けていないという人は、学習しながら仕事ができるアルバイトやインターンがおすすめです。一方で、基礎的な知識・スキルを身に付けている人は、クラウドソーシングなどを活用して仕事を受注し、業務委託として働いてみるのがおすすめですよ。

資格を取得して知識・スキルを保有していることをアピールする

ITに関する資格を取得するのは必須ではありません。しかし、取得しておくことで、知識・スキルを保有していることを客観的に証明することができるのです

とはいえ、最初から難易度の高い資格取得に臨んで、落ちてしまっては意味がありません。ここからは、ITに関する知識・スキルを証明でき、かつ、比較的取得しやすい資格を紹介します。

ITパスポート

ITパスポートとは、AIやビッグデータ、IoTなど、新しい技術や手法の概要に関する知識、経営・ネットワーク・プロジェクトマネジメント・ITなど、幅広い分野の知識が問われる試験です

ITパスポート試験はIT系の国家資格の中でも難易度が低いと言われており、取得するとITに関する基礎知識や社会人として働くうえで必要な知識を保有していることを証明できます。

まだITに関する知識がないという人は、ITパスポートの試験対策の過程で基礎的な知識を身に付けましょう。

ITパスポートの基礎知識

  • 主催団体:IPA
  • 資格種類:国家資格
  • 試験形式:CBT(Computer Based Testing)方式
  • 試験日:春期(4月)
  • 受検費:7,500円(税込)
  • 目安勉強時間:150時間ほど
  • 合格率:50%ほど

ITパスポートの詳細や対策方法は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
ITパスポートで就職が有利に? 必要性や活用方法を徹底解説

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITパスポートの上位資格となります。ITに関する基礎的な知識だけでなく、ソフトウェアの技術的な知識も問われる試験です

基本情報技術者試験はITパスポートよりも歴史が古く、IT業界では名前の通っている資格です。取得しておくことで、エンジニアに必要な知識・技術力を保有していることが証明できます。人気企業でエンジニアを目指す人は、取得しておくことをおすすめします。

基本情報技術者試験の基礎知識

  • 主催団体:IPA
  • 資格種類:国家資格
  • 試験形式:多肢選択式
  • 試験日:春期(4月)・秋期(10月)
  • 受検費:7,500円(税込)
  • 目安勉強時間:200時間ほど
  • 合格率:58%ほど

CISCO認定資格

CISCO認定資格はシスコシステムズが運営するベンダー資格です。

ベンダー資格とは

IT関連製品を製造・販売するベンダーが、自社製品についての適切な操作技術や管理技術を満たしていることを認証するための民間資格制度

IT業界のネットワークに関連した職種に就く場合、必須条件の一つとなっていることもあるほど信頼性の高い資格です。なお、CISCO認定資格は以下の8つのプログラムに分けられています。

CISCO認定資格のプログラム

  1. コラボレーション
  2. CyberOps
  3. データセンター
  4. DevNet
  5. 設計
  6. エンタープライズ
  7. セキュリティ
  8. サービスプロバイダー

それぞれ入門レベルから上級レベルまで最大5つの段階に分けられており、実力に見合った資格試験を受検可能です。IT未経験の人は、入門レベルから資格を取得していくのがおすすめですよ。

CISCO認定資格の基礎知識

  • 主催団体:シスコシステムズ
  • 資格種類:民間資格
  • 試験形式:CBT(Computer Based Testing)方式
  • 試験日:随時実施
  • 受検費:16,800円〜
  • 目安勉強時間:180~200時間程度

Oracle Master

Oracle Masterは、データベースシステムのベンダーであるOracle社が実施する資格試験です。4つのレベルに分けられており、各資格のレベルに相当する国家資格を比較すると以下のようになります。

国家資格Oracle Master
ITパスポートOracle Master Bronze
基礎情報技術者試験Oracle Master Silver
応用情報技術者試験Oracle Master Gold
データベーススペシャリストOracle Master Platinum
Oracle Masterに相当する国家資格の比較

出題される問題はOracle社の製品がベースとなっていますが、取得しているとデータベースに関する知識を網羅していると評価されます。データベースに関する職種を志望する人は取得しておくのがおすすめです。

Oracle Masterの基礎知識

  • 主催団体:Oracle社
  • 資格種類:民間資格
  • 試験形式:CBT(Computer Based Testing)方式
  • 試験日:随時実施
  • 受検費:29,400円
  • 目安勉強時間:20〜40時間程度
  • 合格率:60%〜70%ほど

ITストラテジスト

ITストラテジストとは、システムエンジニアやコンサルタント職など、システム開発の上流の事業計画作成の段階から参加して、IT戦略の立案と実行ができることを証明する資格です

IT技術を活用して経営戦略を策定し、実行するような職種に就きたい人は取得しておくことをおすすめします。

ただ、難易度が高く合格率が低いため、比較的取得しづらい資格となっています。未経験者は前述した資格の取得から始めるのがおすすめです。

ITストラテジストの基礎知識

  • 主催団体:IPA
  • 資格種類:国家資格
  • 試験形式:多肢選択式
  • 試験日:春季(4月)
  • 受検費:5,700円
  • 目安勉強時間:150〜200時間程度
  • 合格率:15%前後
学生のうちに取得する場合、特におすすめのIT資格があれば教えてください。

アドバイザー

プロフィール

ITパスポートや基本情報技術者試験から取り組むのがおすすめ

資格取得をこれから始める人は、ITパスポートや基本情報技術者試験がおすすめです。これらは国家資格であり、受験料も低く更新手続きもありません。

一方で、ベンダー資格は受験料が高くバージョンアップにより陳腐化してしまうため注意してください。

可能であれば基本情報技術者試験を取得しましょう。就職時にアピール材料となります。

ITスクールで知識・スキルを身に付けておく

ITスクールでプログラミングスキルを身に付けておくこともおすすめです。お金を支払う必要はあるものの、短期間でプログラミングスキルをはじめとする専門的な知識・スキルを身に付けられます

また、未経験の場合、「何から勉強を始めれば良いかわからない」という人もいるのではないでしょうか。ITスクールに通った場合、スキル習得までの道筋・計画も提示してもらえるため、効率よく勉強できるのです。

なんとしてでもIT業界の人気企業へ就職したいという人は、ITスクールに通って徹底的に知識・スキルを身に付けることがおすすめです。

おすすめのエンジニアスクールはこちらの記事で紹介しています。エンジニアに興味がある人は参考にしましょう。
おすすめのエンジニアスクール14選|失敗しない選び方の秘訣も紹介

自分に合ったIT企業を見つけるための心構え

自分に合ったIT企業を見つけるための心構え

  • 自己分析・業界研究を怠らない
  • ランキング掲載企業にこだわりすぎない
  • 企業名で判断せずに働き方までチェックする

ここまでIT企業のランキングを解説しましたが、「人気企業だから」という理由だけで就職先を決めるのは危険です。入社後に「イメージと違った」と後悔する可能性があります。

ここからは、自分に合ったIT企業を見つけるための心構えを解説します。入社後の後悔をなくすためにも、就職先を選ぶ際の参考にしてください。

自分に合った仕事の見つけ方はこちらの記事で解説しています。仕事との適性をイメージできていない人は、併せて参考にしましょう。
自分に合った仕事を簡単4ステップで発見! 後悔しない方法を解説

自己分析・業界研究を怠らない

自己分析をすることで以下がわかるようになります。

自己分析で得られる効果

  1. 自分の強み・弱み
  2. 理想の働き方
  3. やりたい仕事

また、業界研究でわかることはこちらです。

業界研究でわかること

  1. 業界の特徴
  2. 業界特有の働き方
  3. 業界の成長度合い

自己分析と業界研究をすることで、IT業界の仕事が「本当に自分に合った仕事かどうか」を判断できるようになります。自己分析・業界研究をせずに就活を進めると「本当にやりたい仕事はこれじゃない」と後悔する可能性があります。企業ごとの対策を実施する前に、自己分析・業界研究は欠かさずおこないましょう。

「自己分析のやり方がわからない」という人は、まずはこちらの記事を読んで、確認しながら進めましょう。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

こちらの記事では業界研究の方法を解説しています。IT業界以外の業界の解説もしているので、まだ業界を絞り切れていない人も参考にしてください。
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!

ランキング掲載企業にこだわりすぎない

ランキングを見ると「IT業界の企業はこれしかない」と見えてしまう場合があります。しかし、ランキングに掲載されている企業がすべてではありません。

世の中にはほかにもたくさんのIT企業が存在します。もっと視野を広げて、さまざまな選択肢の中から就職先を選ぶことが大切です。本当に自分に合う企業はランキングに掲載されていない企業という可能性も十分考えられますよ。

アドバイザーコメント

ランキングはあくまでも参考情報に留めよう

ここまでのランキングを見ると、「とりあえずランキング上位の企業にエントリーしよう」と思うかもしれません。たしかに、ランキング上位の企業であれば、大きな失敗をしてしまう可能性は低いです。

しかし、自分に合った企業でなければ、一般的に良い評価をされている企業でも強みを発揮して働くことはできないので注意しましょう。

あなたが就活で重視していることは、ランキングだけでは測れない可能性もありますよね。たとえば、「さまざまなことにチャレンジして成長する風土の企業で働きたい」という価値観の学生であれば、この記事で紹介したランキングでは判断することができません。

就活の軸を明確にすることが重要

いずれのランキングにも入っていない中小企業やベンチャー企業があなたの就活の軸に当てはまる可能性も十分ありますよね。

ランキング上位の企業に入社することよりも、自分に合った企業で働くことの方が重要です。きちんと自己分析をして、自分に合った企業を探しましょう。

就活の軸を定める方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。面接で「どのような軸で就活をしていますか」と聞かれたときの回答方法も紹介しているので、参考にしてくださいね。
就活の軸一覧90選! 納得できる企業選びの基準の見つけ方も解説

企業名で判断せずに働き方までチェックする

「ランキングに掲載されているから」や「年収が高いから」という理由だけで就職先を選ぶのは良くありません。なぜなら、「売上高や年収が高い仕事は長時間労働を課せられる」という場合もあるからです。

エントリーする前に、必ずその企業の社員はどのような働き方をしているのかをチェックしましょう。自分のやりたいことと仕事内容が合っていても、働き方が自分に合わなければ、心身に大きなストレスを与えてしまいます。

なお、その会社での働き方は以下の方法で確認できます。

会社の働き方を確認する方法

  1. OB・OG訪問で質問する
  2. インターネットで口コミを確認する
  3. 実際に働いている社員に聞く

ストレスなく働くためにも、これらの方法で働き方を確認したうえで就職先を選ぶようにしましょう。

OB・OG訪問の手順がわからない人は、こちらの記事を参考にしてください。
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅

やりたい職種まで明確にしておく

エントリーする前に、その企業でやりたい職種を明確にしましょう。同じ会社でも職種によって仕事内容がまったく異なります。

たとえば、営業職とエンジニア職では仕事内容が違うのは一目瞭然ですよね。営業職は顧客に訪問して自社商品を導入してもらうという仕事をしますが、エンジニア職は、実際にプログラミングをして製品を作ります。

各職種の仕事内容をきちんと把握して、自分がやりたい職種を明確にしてからエントリーするようにしましょう。職種選びを間違えると、入社後後悔してしまう可能性もあります。

そもそもどんな職種を目指すべきかわからない人は、こちらの記事で職種の全体像をつかみましょう。
職種の種類一覧を徹底解説! 業種・業界・職業との違いも押さえよう

IT業界ランキングを参考にして自分に合ったIT企業への就職を叶えよう

必ずしもIT業界ランキングに掲載されている企業が自分に合っているとは限りません。希望する仕事内容や働き方と合わず、入社後に後悔する可能性もあります。

まずは徹底的に自己分析をして自分が何をしたいのかを明確にし、そのうえでランキングを参考にして就職先を検討しましょう。

やりがいを感じながら働くためにも、自分に合っているかどうかを見極めることが重要です。ぜひこの記事を参考にして、自分に合ったIT企業を見つけ、就職活動に臨みましょう。

アドバイザーコメント

IT業界で自分が何をやりたいのか考えよう

IT業界ランキングを有効に活用するためにも、自己分析をおこない、やりたいこと、自分の強み、理想の働き方について考えたうえで、エンジニア、営業、コンサル、マネジメントなど、やりたいことを明確にしましょう。

IT業界ランキングでは、売上ランキング、年収ランキング、働きがいランキング、勤続年数ランキングなどがありますが、すべての条件を満たす企業を見つけるのは難しいため、優先順位を決めるのが大切です。

そして優先したいことが実現できる企業を見つけて、しっかり企業研究をおこないましょう。

IT業界ランキング上位の人気企業へ就職するためには、ITの専門知識やスキルだけでなく、コミュニケーション能力や論理的思考力を高める必要があります。

人気企業という理由だけで選ばないよう注意

ランキング上位の企業がすべてではなく、多くのベンチャー企業を含めたIT企業が存在します。現在それほど規模も大きくないベンチャー企業が、10年後大きく成長することも珍しくありません。

自分に合う企業を見つけるうえでIT業界ランキングは有効な資料ですが、人気企業という理由だけで企業選択をすると、就職はうまくいきません。自己分析をおこない、やりたい仕事が実現できる企業や、働き方が合っている企業を選択しましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
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