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ジョブホッパーのエンジニアはどうなってしまうのでしょうか?
エンジニアとして働いていますが、1年未満の短期離職を繰り返しており、まさにジョブホッパー状態です。
IT人材は不足しているという言葉を信じて、自分に合う職場を求めて転々としていますが、今の職場よりも良い職場が過去にあったり、転職を繰り返すごとに待遇が悪くなってきたりしているのもあって、この辺でジョブホッパー状態はやめるべきなんじゃないかと思っています。
今の職場もつらいので、転職はしたいです。今回の転職で最後にはしたいと思っていますが、ただそれが自分にできるのか不安です。
キャリアコンサルタントの皆さんは、これまでジョブホッパー状態のエンジニアの指導をされたことはありますか? そういった方の行く末はどうなっていますか?
このままジョブホッパーを続けるとどうなるか、特にエンジニアの場合は問題ないのかなど、そのあたりが不安なので、アドバイスいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ジョブホッパーでもキャリアアップのための転職であればプラスに働く
短い期間での転職を繰り返すことは、精神的にも負担が大きくてとてもしんどいですよね。特にネガティブな理由で転職を繰り返している状態は、将来に対してもとても不安になってしまうと思います。
IT業界は、技術や人の流れが早い業界です。そのため、自分に合う職場を求めて転々と転職される人はITエンジニアに多い傾向はあります。
そのなかでも転職する理由には大きく2つに分かれる傾向があるでしょう。
1つは新たな経験や成長を目指してキャリアアップを目的としたポジティブな理由によるもの、もう1つは能力や適性がミスマッチであったり職場環境や人間関係が合わないといったネガティブな理由によるものです。
ネガティブな転職を前向きなキャリアに変える視点を持とう!
私がキャリアコンサルタントとして相談・支援していくケースとしては、ネガティブな理由からポジティブな理由を見つけて転職することをサポートしています。
具体的には、外的キャリア(給与、職位、環境)だけでなく、内的キャリア(興味、価値観、適性)を明確にすることで自身の強みを理解し、自分らしいやりがいや成長を意識しながらいきいきと働けるようになることを目標として支援しているのです。
エンジニアの場合、技術の変化が激しい業界ですので、ポジティブな理由での転職はむしろ自身の価値を高められるという良い面があります。
しかし、ネガティブな理由での転職は逆に自信がなくなったり成長につながらない傾向もありますので、この機会にポジティブな理由でのキャリアアップを目指すよう意識を変えてみてはいかがでしょうか。
ジョブホッパーの経験も自分の軸を見つける材料になる!
ジョブホッパー状態に不安を抱くのは自然なことですが、今その不安を直視していること自体が、前向きなキャリア形成の第一歩です。
実際に、私たちキャリアコンサルタントのもとには、短期離職を繰り返していたエンジニアの人が多く相談に来ます。
なかには、派遣や受託開発を転々としていた人が、自分の得意分野を見極めたことで、社内開発職に就いて安定したり、リモート環境で働けるWeb系企業に移って着実にスキルを伸ばしていることも多いです。
IT業界は変化が激しく、企業文化や働き方もさまざまです。だからこそ、一人ひとりの合わなかった経験にも多くの意味があります。
転職の背景を振り返って自分に合う働き方を言語化しよう
大切なのは、次の転職を最後にしようと力むより、一旦立ち止まって今までの経験を振り返り棚卸して、自分の軸を持って選ぶことです。
何が合わなかったのか、どんな働き方なら納得感があるのか、その問いに丁寧に向き合うことで、未来は必ず拓けます。
ジョブホッパーだった過去も、試行錯誤を重ねてきた証として強みに変えられるのです。必ずあなたらしい働き方にたどり着くゴールはあります。
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