Q
大学4年生
女性
商社業界の志望動機、どう伝えたら響きますか?
今度、商社業界の選考を受けるのですが、「グローバルに活躍したい」というだけでは、面接官に響かないのではないかと不安です。
商社業界ならではの魅力や、ほかの業界との違いも踏まえて、どのように自分の熱意と適性をアピールすれば良いでしょうか?
効果的にアピールするためのアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「なぜ商社でなぜその会社なのか」を過去の経験と紐づけて語ろう
「グローバルに活躍したい」という思いは素晴らしいですが、おっしゃる通り、それだけでは商社への熱意を伝えるには不十分でしょう。なぜなら、グローバルに活躍できる業界はほかにもたくさん存在するからです。
そこで重要なのは、「なぜ数ある業界の中で商社を選んだのか」「その商社の中でも、なぜ貴社でなければならないのか」という点を、自身の経験や考えと結びつけて具体的に説明することです。
まずは、自身が商社で成し遂げたいことを明確にし、それが応募先企業の事業内容や方向性といかに一致しているかを示しましょう。
さらに、商社には営業、貿易実務、事業投資などさまざまな職種があるため、自身がどの職種に応募するのかを明確にします。そして、その職種で求められる適性、たとえば、交渉力・異文化理解力・タフネスなどと、自身の強みがどのように重なっているのかを具体的にアピールすることが、熱意と適性の両方を伝える鍵となるのです。
OB・OG訪問を有効活用! 回数を重ねるよりも1回1回の密度を高めよう
また、商社のような人気業界を目指す場合、OB・OG訪問は非常に有効です。
実際に働く人から話を聞くことで、業界や企業への理解が格段に深まり、その結果として志望動機や面接で話す内容の質が大きく変わってきます。
ただし、大切なのは訪問した人数ではなく、「その訪問を通じて自分は何を知りたいのか」という目的意識です。事前に聞きたいことを明確にし、質問を精査してから臨むことで、訪問の価値を最大限に高めることができますよ。
「なぜ商社か」を突き詰めて考えることが熱量のある志望動機につながる
まずは「商社に入って何をしたいのか」を徹底的に考えることがすべての出発点です。
そのやりたいことが明確になったら、次に「それはなぜ商社でなければ実現できないのか」を考えてみましょう。
ほかの業界では成し得ない理由を明らかにすることで、志望動機の説得力が増します。
「グローバル」という言葉を具体化! 動機を深ぼって説得力のある内容にしよう
また、商社と一括りにせず、総合商社と専門商社のどちらを志望するのかも明確にすべきです。両者は扱う商材も働き方も、求められるスキルも大きく異なります。
「グローバルに活躍したい」というだけでは動機として弱いため、何を以てグローバルな活躍と考えるのか、自身に深く問いかけて答えを導き出してください。
そのうえで、自身の強みである語学力や情報収集力といった適性が、そのやりたいこととどう結びつくのかを論理的に説明できると、深みのある志望動機になります。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
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