Q
大学4年生
男性
面接が苦手でやりたくないです……。
面接が苦手で、正直やりたくないという気持ちが強いです。書類選考は通過できるのですが、いざ面接となると緊張してしまい、うまく話せなくなってしまいます。
特に、自分の強みや弱みを聞かれると、どのように答えるべきか悩んでしまいますし、面接官と何を話せば良いのかわからなくなることもあります。そのため、面接の日が近づくと憂鬱な気分になり、つい準備を後回しにしてしまいがちです。
面接が苦手なまま就職活動を進めるのは難しいと感じています。この苦手意識を克服するためには、どのようなことからはじめたら良いでしょうか?
また、面接が苦手でも内定を獲得するための具体的なアドバイスがあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接への苦手意識の原因を突き止めることから始めよう
面接が苦手でやりたくないという気持ち、よくわかります。面接が苦手と感じる人は非常に多いです。ですが、書類選考を通過されているということは、あなたの経験や能力はすでに評価されていますから、自信を持ってください。
この苦手を克服するためには、まず「なぜ自分は面接が苦手なのだろう?」と、自身の気持ちと深く向き合ってみることが第一歩です。「自分を良く見せなければ」「完璧に答えなければ」というプレッシャーが、緊張の大きな原因になっていませんか?
面接は、一方的に評価されるだけの場ではありません。もちろん企業があなたのことを知る場ですが、同時に「あなたがその会社を見極める場」でもあります。
完璧な回答を目指すよりも、自身の特徴を知ってもらい、お互いの相性を確かめる「対話の場」だと視点を変えることで、プレッシャーは少し和らぐはずです。
自分のことがわからない場合は第三者の力も借りてアピールポイントを見つけよう
また、「強み・弱み」がわからなくなってしまうのは、自己分析がまだ整理できていないサインかもしれません。なぜそれを強み、あるいは弱みだと感じるのか、その弱みを克服するために普段どのような工夫をしているのか、という点を具体的に言語化する準備が必要です。
もし、自身ではどうしても強みが見つからない、自己肯定感が低くて弱みばかりが目についてしまうという場合は、無理に一人で悩まないでください。
自身の視点だけで自己分析をすると、どうしても偏ってしまいます。大学のキャリアセンターや、私たちのようなキャリアコンサルタントなど、「他者の力」を借りることを強くお勧めします。
客観的な視点であなたの経験を整理してもらうことで、必ず自信を持って話せるアピールポイントが見つかりますよ。
100%の回答をする必要はない! プレッシャーから解放されよう
面接が苦手でやりたくないという気持ち、よくわかります。緊張してしまいますよね。しかし、採用選考で面接がないというケースはほとんどありません。
そこでまず、面接に対する考え方を少し変えてみませんか。多くの人は、「うまく答えなければ」「良い回答をしなければ」と、回答の内容ばかりに囚われてしまいがちです。
ですが、面接官が本当に重視しているのは、必ずしも内容の素晴らしさだけではありません。それ以上に、「こちらの質問に対して、きちんと考えて、ずれずに返答ができるか」という、やり取りがしっかりできるかを見ています。
考えがまとまらないときはエージェントなどの専門家を頼ろう
たとえば、「強み・弱み」がうまく言えないとして、そこでわからないことをごまかしたり、わかったようなフリをして適当にまとめてしまったりするほうが、かえって印象は悪くなります。それよりも、誠実に「今の自分の状況」を伝えようとする姿勢のほうが大切です。
もちろん、想定される質問への準備は必要ですが、もし一人で答えがまとまらないのであれば、就職エージェントやハローワークの専門家を頼って、一緒に考えてもらうのが一番の近道です。できれば模擬面接(ロープレ)で練習させてもらうと、自信にもつながりますよ。
面接は、会社に着いた時から出るまでの、あなたの「きちんとしようとする姿勢」全体が見られています。たとえ不器用でも、誠実に対応しようとする姿が、あなたの人間性として評価されるのです。
以下の記事では面接対策の基礎を解説しています。これから面接対策を始める人で「何から始めたら良いかわからない」と悩む人は、参考にしながら対策に取り組んで、面接の臨みましょう。
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