この記事のまとめ
- 面接のコツをつかむには企業が評価するポイントの把握が不可欠
- 面接は大きく分けると4つのコツがある
- よくある質問への回答のコツと例文10選も紹介
- 面接力診断ツール
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就活が始まり、面接のコツがつかめず悪戦苦闘している人は多いのではないでしょうか。「面接をうまく通過する方法を知りたい」「要領良く対策できないかな」と、選考突破のために悩む人も多いかと思います。
就活シーズンは、面接が立て続けになることがよくあります。やみくもに準備するのではなく、面接のコツを押さえて対策すると、効率良く就活を進められますよ。
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面接のコツをつかむには企業の評価ポイントの把握が不可欠
面接のコツをつかむには、企業が評価するポイントを把握し、それに焦点を当てて対策することが大切です。たとえば大学の試験で、出題される問題を知ったうえで勉強するのと、そうでないのとでは勉強効率が異なりますよね。面接も、企業が評価するポイントを踏まえることで効率的に対策できるのです。
記事では、まず企業が面接で評価するポイントを解説します。それを踏まえて面接のコツを説明するので、しっかり対策すれば選考の通過率アップにつながります。
さらに面接の種類別にもコツを解説するので、より特化した対策をしたい人はチェックしてくださいね。
また、特に悩むのは面接の回答方法ですよね。そこで、面接でよくある10の質問に回答するコツと例文を紹介するので、併せて参考にしてください。
面接であまり手応えを感じられず落ち込んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。面接の手応えを判断する基準を知り、次につなげる方法を知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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面接官がなぜその質問をするのかをしっかりと理解することは、とても重要です。次の記事では、面接官が趣味について聞くときの意図や、回答方法について解説しています。しっかりと理解して、事前準備を進めてみてくださいね。
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まずは面接で評価されるポイントを理解しよう

繰り返しになりますが、面接のコツをつかむには、まずは面接で評価されるポイントを把握することが大切です。そこから逆算して対策することが、選考を通過するための近道になります。
どんなに非の打ちどころがない人でも、どこでも内定がもらえるわけではありません。
採用基準を把握し、その会社が求めている人材に自分が合致していることを示しましょう。
就職みらい研究所の就職白書2023によると、企業は面接で「人柄」「熱意」「今後の可能性」を特に重視しています。つまり、面接のコツはこの3つをアピールすることです。
ここでは、具体的にこの3つが何を指すのか解説していきます。企業の目線を理解できるようにチェックしていきましょう。
①一緒に働きたいと思える人柄か
まず、企業は「一緒に働きたい」と思える性格や価値観を持つ人柄かを見ています。なぜなら、社員の人柄次第で職場の雰囲気が変わり、働きやすさに影響を与えるためです。
たとえば、どんなに優秀な人であったとしてもネガティブな発言が多いと、一緒に働いている人の士気が下がります。実際に、人間関係によるトラブルで休職者を出している企業も多く、「一緒に働きたいと思える人柄か」は大変重視されているのです。
仕事はチームプレーでおこなうものがほとんどです。仕事の悩みの9割は人間関係とも言われるくらい人とのかかわりがあります。
企業は一緒に働きたいと思える人を採用することによって社員の人間関係の悩みを減らし、仕事の生産性を上げていきたいと考えています。
②入社や業務への熱意があるか
企業が重視する熱意とは、「入社したいという気持ち」や「業務への強い意欲」を表します。
面接官から見ると、熱意がある人は、職場のモチベーションを高めてくれたり、率先して業務を引き受けてくれたりするイメージがあります。つまり、「企業に貢献してくれそうな人材」という印象になるのです。
企業側としては活躍を期待できる人に入社してもらい、離職しないで欲しいというのが前提にあります。
熱意がある人ほど当社に確実に興味を持っているだろうし、仕事にも熱意を持って向き合ってくれるだろうと考えています。
③入社後活躍できるポテンシャルがあるか
「入社後活躍できるポテンシャルがあるか」という、今後の可能性についても重視しています。新卒採用では、即戦力となるスキルは求められないケースが多いです。その代わりに、入社後にスキルや能力を身に付けられる見込みがあるかを見られます。
多様化社会においてどの企業も変革が求められています。そのためこれから入社する社員には、新しいビジネスにもかかわっていくことを期待されています。
このような背景から、どんなことにも対応できそうな可能性を持った人材が、活躍できるポテンシャルがあるとして求められますよ。
評価ポイントを攻略する4つのコツを意識しよう

ここまでの内容により、面接で評価されるポイントが理解できたかと思います。面接の最大のコツは、この「人柄」「熱意」「今後の可能性」をアピールすることです。
ここからは、これらを伝えるための4つのコツを解説していきます。このコツをつかんでどんな面接にも太刀打ちできる実力をつけていきましょう。
面接のコツ①面接独自のマナーを守る
まず「一緒に働きたい」と思われるために最低限必要なのは、基本的なマナーを守ることです。マナーを守れない人が集団の中にいると、輪を乱したり、顧客や取引先からマイナスなイメージを持たれてしまいます。
そのため、面接独自のマナーを知り、しっかりと守ることがコツになります。
- 新卒はポテンシャル採用だと聞いたことがあります。それでもビジネスマナーって重要なんですか?
ビジネスマナーは最低限のスキルとして重要
ポテンシャル採用だからこそ、マナーなど人として最低限必要なことを押さえているかをチェックしているのです。マナーとは相手の立場を思いやる気持ちの表れです。
また、マナーを守ることで無駄を省いたり、物事をスムーズに進めるといった側面もあります。
対人関係やコミュニケーション、そして仕事を進めるうえでの基本的な能力を持ち合わせていることが読み取れるため、マナーは面接で大変重要なチェックポイントであるといえます。
面接のコツ②面接官と会話する意識を持つ
面接は、面接官とのコミュニケーションの場であり、相手を意識した会話をすることが大切です。たとえば、丸暗記した内容をそのまま伝えたり、面接官の様子を見ず一方的に話してしまうと、面接官にとってコミュニケーションを取りづらい印象を持ちますよね。
面接で気持ちの良いコミュニケーションを取れなければ、入社後活躍しているイメージは持たれにくいです。
反対に、自然な会話ができれば「入社後も社内外でスムーズにやり取りできそう」「交渉する力がありそう」といったコミュニケーション能力のアピールになります。また、話しやすい人は居心地が良い人、つまり一緒に働きたいと思ってもらえる傾向にあります。そのため、面接では自然な会話を意識することもコツになります。
自然な会話ができることでいろいろな部署での仕事を任せられそうだと面接官も想像を膨らますことができます。
また社内だけでなく、社外の関係者、顧客との会話も上手におこなうことができ、信頼関係を築いてくれそうだと期待が高まります。
面接のコツ③好印象な話し方を意識する
また、「一緒に働きたい」や「熱意を感じられる」と思わせるコツがあります。それは話し方に意識を向けることです。
同じ内容を話していても話し方により人が受ける印象は大きく異なると言われています。話し方を工夫することで、面接の通過率が上がるケースは多いです。
また話し方が好印象であれば、たとえば顧客と対峙する営業職などでは入社後の活躍イメージを印象付けることもできます。
面接のコツ④企業研究と自己分析を徹底して回答を準備する
企業研究と自己分析を徹底することも非常に重要です。これは企業が評価する「人柄」「熱意」「今後の可能性」のすべてのアピールに欠かせません。
自己分析で自身のことをしっかり理解していなければ、面接はアピールの場にもかかわらず、自分を売り込むことができないですよね。
また、企業のことを深く知らなければ、入社したいという熱意に説得力を持たせられません。入社後その企業でどのように活躍できるのかという、ポテンシャルもアピールできません。
つまり、面接を通過する最大のコツは、企業研究と自己分析を徹底することです。
面接ではさまざまなことに関して深く聞かれます。会社について、自分について、事前によく見つめておかないと、言うべきことがわからなくなってしまいます。企業研究や自己分析をせず即興で答えられることはあまりありません。
企業研究は選考対策としても役に立ちます。企業研究の方法は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
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自己分析のやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ確認してください。正しいやり方をまとめています。
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面接のコツ①面接前にマナーを確認しておこう
面接のコツ①面接前にマナーを確認しておこう
- 時間に余裕を持って行動する
- 身だしなみを整える
- 持ち物をそろえる
- 入室から退室までの流れを把握する
- 面接中の姿勢や言葉遣いをわきまえる
ここからは、より詳細に面接を通過するためのコツを解説していきます。
まずは具体的なマナーに関するコツです。解説するマナーは全部で5つあります。習得に時間がかかるものもあるので、余裕を持ってチェックしましょう。面接まで時間がない人も、短時間で一定程度身に付ける方法も解説するので、参考にしてくださいね。
面接のマナーはこちらの記事で詳細に解説しているので、自信がない人や徹底的に対策したい人はチェックしてください。
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時間に余裕を持って行動する
最も基本的なマナーとして、時間を守ることが大切です。面接会場に到着する時刻は、受付時間と面接開始時間の間に設定しましょう。遅刻は言うまでもありませんが、早すぎても失礼にあたる可能性があります。
- 具体的に何分前を目安に到着すると良いですか?
会社には面接時間の5~10分前には到着するようにしよう
土地勘のない地域での就職活動は迷ってしまうこともあるので、30分〜1時間前に会場周辺に到着することをおすすめします。そして、会社には面接の10分前から、遅くても5分前には入りましょう。
電車に乗り間違えたときや、道に迷ったときでも集合時間に遅れずに辿り着くことができます。会場の近くにカフェがあるかといったことも事前に調べておき、時間まで履歴書を見直すなど準備ができると安心ですね。
以下の記事でも、面接は開始何分前に行くべきかを解説しています。到着後の流れも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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同じ日に複数の面接を設定する場合は、面接にかかる時間と復習の時間、休憩の時間を含めてスケジューリングしましょう。
面接にかかる時間はこちらの記事で解説しているので、計画を立てるときに参考にしてください。
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身だしなみを整える

服装や髪型など、身だしなみを整えることも面接で良い印象を残すコツです。明るくさわやかな印象を残すようにしましょう。またスーツが汚れていないか、折れていないかなどもチェックして、清潔感のある服装を心掛けてください。
身だしなみを整えて面接で良い印象を残すためには、3回に分けてチェックすることがおすすめです。
身だしなみをチェックするタイミング
- 出発前に家で
- 面接会場に着く前の最寄り駅のお手洗いで
- 面接直前に面接会場のお手洗いで
面接会場でお手洗いが使えなかったり、並んでいたりする可能性があるため、会場の最寄り駅での確認は大切です。また、会場の雰囲気に慣れることができるというメリットもあるため、会場のお手洗いでもチェックすると良いですね。
身だしなみをチェックするうえで大切なのは、汗のしみやにおいです。普段着ない服を着ると汗をかきやすいので、スーツに汗のしみや匂いがないか確認してくださいね。
また、人の匂いの記憶はネガティブなほど残りやすいです。しっかりお風呂に入って念入りに髪を洗う、汗をかいたらすぐに汗拭きシートで拭っておく、など対策をしましょう。
面接での服装のマナーや注意点はこちらの記事で詳しく解説しているので、身だしなみの参考にしてください。
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持ち物をそろえる
面接会場で提出を求められるものや、会場に行くまでに必要なものなど、用意すべき持ち物は多くあります。それをしっかり整えることもマナーの1つです。
以下のチェックリストをスマートフォンのメモ帳などにコピーして、チェックを入れると忘れ物を防げますよ。
特に、以下の「必須のもの」は、使用頻度が高いためすぐに取り出せるようにしておきましょう。
チェック! | 必需品 | 備考 |
---|---|---|
鞄 | A4サイズの書類が入るもの | |
携帯電話・スマホ | 企業の連絡先を登録したもの | |
モバイルバッテリー | ||
企業から配布された資料 | 直前まで見返すことができる | |
提出書類 | 企業情報や自己分析の見直しで整理した内容をメモしておくと便利 | |
ES・履歴書のコピー | ||
クリアファイル | 当日資料を配布される可能性がある | |
ボールペン | 書類に使用したものと同じものを 面接日程の確認に使用。メモにも使える | |
スケジュール帳 | ||
現金 | 交通費+食費またはカフェ代+@ | |
交通系ICカード | チャージしておく | |
腕時計 | スマホで確認するのは× | |
ハンカチ・ティッシュ |
チェック! | あると良いもの | 備考 |
---|---|---|
会場の地図(紙) | スマホが壊れたときに備える | |
折りたたみ傘 | 急な雨に濡れないように | |
履歴書用の予備の写真 | 写真が取れてしまったときに備える | |
のり | 写真の貼り付け | |
はさみ | 写真の切り取り | |
印鑑 | 書類の押印忘れに備える | |
学生証 | 身分証が求められることも | |
ストッキングの予備(女性) | 午後の面接は特に注意 | |
手鏡 | 身だしなみチェックに | |
整髪料、櫛 | ||
エチケットブラシ | ほこりなどがついていると清潔感に欠ける | |
化粧直し | 血色が良く見えると明るい印象に | |
ミニソーイングセット | ボタンや糸のほつれに | |
口臭ケア | ||
衣服用の消臭スプレー | ||
メガネ | ||
携帯用靴磨き | ||
薬 |
持ち物や、他に必要な準備についてはこちらの記事でも解説しているので、不安がある人はチェックしてみてください。
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ここまで面接に必要な持ち物をまとめましたが、以下の記事では必須アイテムについて詳しく解説しているので是非参考にしてみてください。
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さらに、企業からの面接の案内メールはプリントアウトして持参すると安心です。スマホを忘れてしまったときでも焦らず確認でき、トラブルがあったときに電話を借りて連絡を取ることができます。
プリンターがないという人はスケジュール帳に会場や時間、担当者、連絡先を書いておきましょう。
入室から退室までの流れを把握する

マナーの1つとして、入退室の流れを頭に入れることもコツです。人はコミュニケーションの最初と最後の印象が記憶に残りやすく、心理学では「初頭効果」と「終末効果」と言われています。
初頭効果
最初に与えられた情報がその後の情報にも影響を及ぼすという現象、または効果
終末効果
最後や直前に与えられた情報の印象で認識したり影響を及ぼす傾向があるという心理的効果
そのため、たとえ面接の回答が良くても、入室、退室のマナーを守れていなければ、良くない印象が強く残ってしまいます。そうならないよう、しっかりと入退室のマナーを身に付けましょう。

入室時は、ドアを3回ノックし、面接官の反応があったら「失礼いたします」と言い入ります。面接官に背を向けないようにしてドアを閉め、面接官の方に向き直って挨拶しましょう。席に向かい、面接官から着席の指示を受けたら、再度「失礼いたします」と言って座ってくださいね。

面接が終了したら、立ち上がって「ありがとうございました」と挨拶します。そしてドアの前まで行ったら面接官に向き直り、「失礼いたします」と言い礼をします。最後は面接官の方に体を向けつつ、頭を下げながらドアを閉めます。
練習を重ねて、体で覚えるようにしてくださいね。
- 面接まで時間がなく、これらをすべて覚えられる自信がありません。早く入退室のマナーを覚えるコツはありますか?
本番通り体を動かすと覚えやすい
流れの通りに体を動かしたり、声を出したりしてみることが大切です。セリフや行動すべき内容などを文章にして整理してから、本番通り動いてみましょう。
声を出して練習することを忘れないでくださいね。元気な挨拶も練習しておかないと、本番ではなかなか声が出てこないものです。
ただし、本番で手順どおりにできなくても焦らずに、失礼がない程度にできればいいと考えて堅くなりすぎないでくださいね。
面接練習の方法はこちらの記事で解説しているので、まだ入退室のマナーを覚えていないという人は併せて参考にして練習してみましょう。
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面接の練習は目的意識をしっかり持つことが大切です。この記事では基本的な面接練習方法だけでなく、状況別の練習方法についてもキャリアコンサルタントが解説します。自分に合う練習方法を見極めて、本番の面接を突破しましょう。
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面接中の姿勢や言葉遣いをわきまえる

正しい姿勢と言葉遣いをすることも大切です。堂々としている印象や礼儀正しさをアピールできます。
特に大切なのは姿勢です。背もたれに寄りかからず浅く座り、胸を張って背筋を伸ばします。膝の上に手のひらを重ね脚を閉じるか、握りこぶしを膝に乗せ、脚を軽く開いてください。
面接は、長いものでは1時間かかることもあります。そのような面接でもこの姿勢を崩さないように心掛けましょう。
姿勢が崩れてしまうと、どうしても見た目の印象が悪くなります。どんなに良いことを言っても、説得力がなくなってしまうので注意しましょう。
入社後の仕事では顧客と長時間商談することがあります。姿勢が悪いと、「相手に不快な印象を残すのではないか」と懸念されてしまいますよ。
姿勢をキープして良い印象を残すためには、普段から良い姿勢を保とうと意識することが大切です。長時間の面接では特に、普段の習慣が出やすくなるためです。
自分の頭頂部に紐が一本付いていると想像してください。面接中は、その紐を上から誰かが引っ張っている、とイメージするのです。すると、背筋が伸びるだけでなく、自然とあごも引けてきれいな姿勢を保つことができますよ。
また、言葉遣いでは、以下の誤りをする就活生が多いです。回答の際は意識するようにしましょう。
よくある言葉遣いの誤り
二重敬語
×伺わせていただきました→〇伺いました
敬語になっていない
×~っす→〇です、ます
尊敬語と謙譲語があべこべになっている
×(自分のことを言うとき)お聞きになりました→〇お聞きしました
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る目線が定まっていないと目立ちやすいので注意
面接官が特に気にするのが目線の動きです。焦点が定まってなかったり、集中力が途切れて飽きてしまったように視線があちこちに動いているとかなり気になります。忍耐力、注意力がない人物だという印象になってしまいますよ。
視線を定めて、落ち着きがないと受け止められないように注意することが必要です。
面接室以外の行動も見られていると意識しよう
また油断しがちなのが、面接室以外でのマナーです。少なくとも同じ建物の中はすべてが面接室だと思っていた方が良いです。
1階のコンビニエンスストアでの態度やエレベーターでの態度も確認されています。面接会場での態度がいかに良くても、会場以外の態度が面接中と大きく異なると目立ちます。
エレベーターを降りた際には無愛想な人が、面接の受付では急に明るくハキハキとした態度に激変する光景も見受けられますが、良い印象はありません。すべてを見られていると思い行動しましょう。
39点以下は要注意!
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「面接に自信がない」「今のままで選考通過できるか不安」そんな就活生は自分の面接力を知ることからはじめましょう!
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・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人
面接のコツ②面接官と会話をする意識を持って話そう
面接のコツ②面接官と会話をする意識を持って話そう
- あいづちを打ちながら面接官の質問をよく聞く
- 結論から話す
- 丸暗記ではなく自分の言葉で話す
- 端的に話す
- 否定的な発言をしない
次に、コツの2つ目である「面接官と自然なコミュニケーションを取る」ことについて、具体的に解説していきます。
コミュニケーション力に自信がないという人も、ここで解説する5つのコツを踏まえれば、自然な会話をすることができますよ。
面接でスムーズなコミュニケーションをして、「一緒に働きたい」と思ってもらえるようにチェックしていきましょう。
面接のための回答を準備するのはもちろん大切なのですが、それを正確に言おうと頑張るあまり、そのまま文章を暗唱している人をよく見かけます。
かなり不自然であり、良い印象を持てません。ここで解説する方法をチェックして自然な会話をするコツをつかむことが大切です。
①あいづちを打ちながら面接官の質問をよく聞く
面接では、面接官の質問に答えることが求められます。当然のことのように思えますが、面接官の質問の意図に沿わない回答をしてしまう学生は多くいます。
そこで、まずは「相手の話をよく聞く」という意識を持つことが大切です。面接官が求めるものと自分の回答にずれがないように意識しましょう。
また、あいづちを打ちながら聞くことによって、話を理解していることを伝えられます。
面接はアピールの場ですが、一方向のコミュニケーションにならないように、まずは面接官の質問をしっかりと聞くようにしましょう。
②結論から話す

面接官からの質問に答える際は、結論から伝えることが大切です。これはPREP法といって、ビジネスの基本的なコミュニケーションの方法とされています。
PREP法
「Point(結論)」、「Reason(理由)」、「Example(実例・具体例)」、「Point(結論)」の頭文字をとったものであり、この順番で伝えるコミュニケーションの手法
結論から伝えなければ、面接官はあなたが何を伝えたいのかイメージできません。結論から伝えれば、続く具体例などの部分もゴールが見えている状態で聞くこととなるため、理解しやすくなるのです。
PREP法で話すことを意識すると、始めは抽象的になってしまいがちです。次に、具体的にしようとすると、今度はエピソードが長くなってしまうことが多いです。第三者に聞いてもらうなどして、具体的かつ要点がまとまった内容を作成するようにしましょう。
③丸暗記ではなく自分の言葉で話す
面接前に回答を考えて、それを文章として一言一句覚え、面接でそのまま伝えてしまう学生がいます。面接はコミュニケーションの場なので、そのような伝え方をしてしまうと不自然ですよね。
コツとしては、丸暗記ではなく自分の言葉で話すことです。文章ではなくキーワードで覚え、本番はそれを自分の言葉でつなぐようにすると、自然な会話になりますよ。
普段から、目についたものを1分ぐらいで説明する練習をしておきましょう。
目の前にある文房具やスマホ、目にした景色、閲覧した動画について気づいたときに時間を計りながら話してみるのです。
そうすると少しずつ自分の言葉で話すことに慣れてくるので、面接のときも、より自分らしい受け答えができるようになりますよ。
④端的に話す
だらだらと長く話す人に良い印象は持ちませんよね。面接では、端的に話すこともポイントです。端的に話すには、一文を短くする意識を持つと良いです。長くなるのであれば2つの文章に分けてみましょう。
まず回答を作成し、「もっと短く言い換えられないか」という観点で見直してみてくださいね。
△一文が長い
私が御社を志望する理由は、学生時代に難民支援ボランティアに取り組んだ経験から、入社後もずっと社会貢献をしたいと考えており、「社会課題を解決する」を行動指針に掲げられている御社に共感したためです。
一文を短くすると……
私が御社を志望する理由は、行動指針の「社会課題を解決する」に共感したためです。学生時代に難民支援ボランティアに参加した経験から、将来も社会貢献をしたいと考えました。
- 端的に話すことが苦手です。おすすめの練習方法を教えてください。
自分の発言を文字に起こしてみよう
自分の回答を文字起こししてみると文章の長さを把握することができますよ。今はスマホの音声入力で簡単にできるので活用してみてください。
接続詞に注目し、3文以上つなげているようなものは2文以下にしていきましょう。
⑤否定的な発言をしない
ネガティブな発言をしないよう心掛けることも大切です。たとえば、受けている企業への志望度を表すために、同業他社を否定する就活生がいますが、上から目線な印象になるため避けましょう。
また、謙遜する気持ちから、自分自身について否定的な発言をする人もいます。しかし、面接はアピールの場なので逆効果です。後ろ向きな印象になり、「一緒に働きたい」と思ってもらうことは難しくなると考えられます。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る用意してきた話をするのではなくテンポよく会話することが大切
面接官も一方的に応募者に対して的確な質問をするのはかなり負担です。特にあまり話が長くない学生だと、用意した質問もあっという間に聞き終わってしまい、時間を持て余してしまう、という話を面接担当者からよく聞きます。
テンポよく会話が成立した学生に対しては次々に話題が展開できるので「とても助かった」と感じるそうです。それが好印象につながることもあるので、質問に対してひたすら準備をしてきた回答を繰り返すのではなく、自然な会話のような流れになるよう心掛けましょう。
面接官の年次や立場に合わせて話すと会話が弾みやすい
面接官がつい自分のことを話したくなってしまうような、その年代の人がわかりやすい事例やエピソードなどを交えて話すと良いでしょう。すると面接官は自分事に近いと感じるので、深掘り質問が頭に浮かびやすくなります。
面接官との会話が成立していればそれで良いというわけではありません。面接官はこの会話から何を引き出したいのか、どのような受け答えを望んでいるのか、と常に相手の立場に立って考えながら話すことが大切です。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
面接のコツ③好印象を残す話し方を意識して回答しよう
面接のコツ③好印象を残す話し方を意識して回答しよう
- 相手の目を見て話す
- 口角を上げて話す
- 良い姿勢で堂々と話す
- 身振り手振りをつける
- 抑揚を付けて話す
- 間を空けて話す
- ゆっくりとしたスピードで話す

回答はしっかり準備しているはずなのに、なぜか面接を通過できないという人がいるかもしれません。そんな学生に多いのが、話し方のせいで面接官に響いていないケースです。
人はコミュニケーションを取る際、視覚、聴覚、言語情報に矛盾があると、視覚、聴覚情報を優先すると言われています。たとえば、不機嫌な顔でお礼を言った場合、相手は視覚から得る情報を優先し、「怒っている」と考えるのです。これを心理学でメラビアンの法則と言います。
メラビアンの法則
人と人がコミュニケーションを図る際、視覚、聴覚、言語情報に矛盾があると、言語情報7%、聴覚情報38%、視覚情報55%という割合で影響を与えているとする法則
つまり、良い回答をしても、面接官が視覚と聴覚から得た情報がマイナスであれば、マイナス評価になる可能性もあるのです。ここでは、視覚、聴覚情報を意識して好印象を残すコツを解説するので、参考にしてくださいね。
①相手の目を見て話す
面接官の目を見て話すことで、あなたの自信が伝わります。自信がある人の方が、発言に信頼感がありますよね。まずは相手の目を見て話し、自信を持っているという印象を残せるよう意識しましょう。
相手の目を見て話すことが苦手な人は、面接官の眉間を見ることでも問題ありません。
相手の目を見て話している学生を見ると、人の話をよく聞いてくれているという印象から、礼儀正しく人付き合いが上手なんだろうなと想像します。
②口角を上げて話す
多くの新入社員に求められるのは、明るくさわやかな印象です。その印象を残すには、笑顔を意識することがコツです。
ただ、笑顔を無理に作ろうとすると、ひきつってしまう人もいるのではないでしょうか。面接という緊張する場面では、不自然な笑顔になってしまう人も多くいます。
そこで、口角を上げるという意識を持つと、自然な笑顔になるのでおすすめです。鏡の前で口角を上げる練習をしておくと本番も自然な笑顔を作ることができますよ。
人は好きなものを考えるとき、ポジティブな感情になり、それが表情に表れます。ぜひ面接も「面接官との話が楽しみ」とワクワクした気持ちで臨んでみましょう。自然と口元や、目元の緊張が緩み、自然体な笑顔が出てくるようになりますよ。
③良い姿勢で堂々と話す
対面の面接では、最も目立つのは姿勢です。姿勢が悪いと、自信がなさそう、ネガティブといった印象を持たれる傾向にあります。
大統領や総理大臣といった人前で話すことが多い人を見ると、姿勢が悪い人はいませんよね。信頼を得るためには、良い姿勢を保つことが1つの重要な要素となるため、常に姿勢に気を使いましょう。
④身振り手振りをつける
身振り手振りをつけて話すこともおすすめです。話の強調したいポイントが伝わりやすくなります。また、堂々としている印象も残すことができ発言の信頼性が増します。
慣れないうちは難しいかもしれませんが、まずは以下を意識して身振り手振りをつけてみてくださいね。
身振り手振りを付ける例
- 強調したいポイントで手を前に出す
- 大きさや規模を表す言葉で手を広げる
- 「ポイントは3つあります」などの数を表す言葉で指をその数の分立てる
身振り手振りはオーバーにやりすぎないことです。強調したい箇所のみに意識的に取り入れることが効果的です。動きすぎていると、落ち着かずかえって違和感を感じる場合があります。
ここまで解説した「相手の目を見て話す」「口角を上げる」「良い姿勢で堂々と話す」「身振り手振りをつける」を意識することで、コミュニケーションにおいて重要な視覚情報にて、良い印象を残すことができます。
⑤抑揚を付けて話す
たとえば大学で、一本調子の話し方をする教授の講義を受け、疲れた経験はないでしょうか。面接官も、ずっと同じ調子で話されてしまうと集中力を持って聞き続けることが難しくなります。
そこで、抑揚を付けて話すことをおすすめします。抑揚とは、声に強弱をつけるものです。
以下のような部分で強弱をつけてみてくださいね。
抑揚をつける部分
<強める部分>
結論となる要素
強みや熱意などアピールしたい要素
考え方や行動の仕方など人柄が出る要素
<弱める部分>
結論を導くための上記以外のエピソードの部分
⑥間を空けて話す
話していた人が急に話をやめると、注意がそちらにむきますよね。これを利用して、強調したいところの直前などで、間を空けて話すことも効果的です。
- 間を入れるタイミングや回数について、適切な目安を教えてください。
1つの話に1、2回、文と文の間には一呼吸を
入れ過ぎても煩わしくなってしまうので、1つの話に1、2回を目安に入れましょう。
また、間というほどではありませんが、文と文の間には一呼吸おけると良いです。
一呼吸もないと聞いていて疲れてしまいます。最初は間を作ることに怖さを感じるかもしれませんが、面接官にとっても自分にとってもプラスになると思って頑張りましょう。
空白の時間に、面接官は次の言葉を想像します。そしてその言葉を聞くことによって「想像通りだった」「ギャップがあった」などの印象につながります。
⑦ゆっくりとしたスピードで話す
ゆっくり話すことで、言い間違えたり、噛んでしまったりすることが少なくなります。面接官も聞きやすく、コミュニケーションがスムーズに進み良い印象になります。また、落ち着いていて安心感のある印象にもつながります。
目安としては、普段の1.2倍くらいゆっくり話すことを心掛けましょう。面接で回答する予定のものを録音して聞いてみることも効果的です。想像以上に早口になっていると感じる人も多いのではないでしょうか。
「抑揚を付けて話す」「間を空けて話す」「ゆっくりとしたスピードで話す」は、聴覚情報に良い印象を残すものです。視覚情報へのアプローチと併せて、マスターできるようにしましょう。
また、好印象を残す話し方は、動画を参考にしてから練習すると習得が早くなります。以下の動画や、TEDなどのスピーチの動画を参考にしてくださいね。
話し方が参考になる動画
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る要点・結論はゆっくりと、それ以外は速めに話して緩急をつけよう
「話し方に緩急をつける」ということを意識しましょう。つまり話のスピードを速めたり緩めたりするのです。たとえば、自分の経験などを伝えるときなどは、比較的速めに話します。
そしてそのエピソードから導き出される要点、結論についてはゆっくり話すのです。
面接で最も伝えたいことは「要点、結論」ですよね。そこにたどり着くためのエピソードは「状況説明」でしかありません。そこは可能な限りさっと流して聞き手に全容を把握させてから「要点、結論」をゆっくり話しましょう。
すると人は不思議とそのゆっくりしたテンポに「ああ、ポイントはここなんだな」と考えるものです。結果、とてもわかりやすく好感の持てる話し方になります。
熱い思いを伝えるときもゆっくり話すと惹きつけられる
同様に楽しい話や比較的軽めの話題であれば少し速いスピードで、自分の信念や人生、その会社への想い、または決断など重みのある内容ほどゆっくり話すとそれらしい雰囲気が演出できます。
これまで話すことに対してあまり「緩急」を意識していなかったかもしれませんが、意外なノンバーバルコミュニケーションにつながるので、ぜひ試してみてください。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
面接のコツ④面接前に企業研究と自己分析をしておこう
面接のコツ④面接前に企業研究と自己分析をしておこう
- 見ておくべき企業情報
- 振り返っておくべき自身のこと
面接を攻略するコツとして最も重要なのは、企業研究と自己分析をすることです。面接で評価される「人柄」「熱意」「今後の可能性」を伝えるために欠かせないものになります。
ここからは、具体的なそれぞれの方法を解説していきます。どのようなポイントを見れば選考通過率が上がるのか、しっかりチェックしていきましょう。
見ておくべき企業情報
面接は、企業に自分を売り込むものです。自身が企業に貢献できることを伝えられなければ、売り込むことはできません。
そこで、企業のどんな点で自身を活かせるのか伝えるために、企業情報をしっかり調べることが大切です。具体的には、以下に目を通しておきましょう。
必ず見ておくべき企業情報
- 企業理念
ー企業の根幹にある価値観であり、企業ホームページ(HP)でチェックできる - 事業内容
ー企業がおこなってきた実績であり、企業HPでチェックできる - 商品やサービス
ー企業が社会に提供している価値であり、企業HPや商品の口コミサイトなどで情報を収集できる - 中期経営計画
ー3~5年程度の企業の方向性を確認できる
見ておくと良い企業情報
- 企業関連や同業他社のニュース
ーネットニュースや新聞やプレスリリースなどで確認する - 株価
ーネットニュースや新聞で確認できる - マーケットの動向
ー業界地図などで確認できる
採用ページなどに記載されている「求める人物像」や「従業員の働き方」なども確認しておくと良いですね。
振り返っておくべき自身のこと
面接はアピールの場であるため、企業と自身がマッチしていることを説得力を持って伝えることが大切です。そのためには、企業の理解と併せて自分のことも理解する必要があります。具体的には以下のことを振り返っておきましょう。
振り返っておくべき自身のこと
- 強みと弱み
- モチベーションの源泉
- 入社後に実現したいこと
- 5年後、10年後のビジョン
- 学生時代の力を入れたこと
- 企業選びの軸
また、頭の中だけで振り返るのではなく、手を動かして分析することで、思考が整理され、気づいていなかった自分の一面に気づける可能性があります。具体的には以下の方法で振り返ってみましょう。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る自己分析は「理想の自分」ではなく「リアルな自分」を知るもの
自己分析に関して、誰しも自分のことなのだから自分が一番よく知っているはず、と思いがちです。
しかし、その自己分析が「リアルな自分」ではなく「こうありたい自分」でしかない人をよく見かけます。他者から見ても納得されるような自己分析をするために、以下の項目に注意してください。
エピソードや他者からのチェックで「リアルな自分」を知ろう
自分でまとめた自己分析が「リアルな自分」なのであれば具体的な経験が示せるはずです。自己分析したうえで出てきた自分の特性を客観的に裏付けられるエピソードを探しましょう。
それに関する他者のコメント(示したエピソードにより「やはりAさんは責任感が強いね」と先生から言われた)などが提示できればより説得力があります。
また、自己分析をまとめたときは必ず他者に内容をチェックしてもらい、フィードバックを受けましょう。日本の社会では長所をお互いに伝えるという習慣があまりないので、せっかくの強みに気づいていない人がいます。
抜け漏れはないか、大げさになりすぎていないかなど、他者のフィルターを通すことでより「リアルな自分」に近づいていきます。
面接前に行う企業研究や自己分析は面接ノートにまとめて振り返ることができるようにしましょう。以下の記事では就活で役立つ面接ノートの作り方をまとめているので参考にしてみてください。
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面接ノートの作り方は? 書き方を工夫し就職活動を効率的に進めよう
面接ノートは、書き方のコツを押さえることで内定に向けて大きく活用できます。この記事ではキャリアコンサルタントとともに面接ノートに書くべき11項目と、内容を深める5ステップを解説します。ぜひ参考にして内定につなげましょう。
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こちらの記事では、自己PRを考える際の自己分析の方法を解説しています。掲載しているのは、自己PRに限らず面接全般に使える方法なので、自己分析のやり方がわからない人は参考にしてくださいね。
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面接の自己PRは独自性のあるエピソードが求められます。キャリアコンサルタントが自己PRで盛り込むべき内容や作成方法を例文と解説。記事を参考に独自性のある自己PRを作成し、他の学生と差別化して面接を突破しましょう。
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種類別の面接のコツをつかめば一歩リードできる
さらに選考の通過率を上げるコツがあります。それは、面接の特徴にフォーカスして対策することです。
ここからは、面接の種類別にコツを解説していきます。すでに面接を控えている人は、次に解説するものの中から該当するものを探し、より詳細なコツをつかんでいきましょう。
フェーズ別の面接のコツ
一次、二次とフェーズが進むごとに面接に求められることは異なり、それぞれ対策をすることが大切です。
ここでは、それぞれ面接官が求めることを踏まえて把握すべきコツを解説するので、違いを把握していなかった人や、初めてそのフェーズの選考を受ける予定のある人は特に参考にしてくださいね。
一次面接のコツ:基本的な能力があることを伝える
一次面接は「落とす人を見極める」面接として、基本的なことができているかを見られることが多いです。具体的には、マナーやルールなどを守れるか、コミュニケーションができるかなどを見られることとなります。
一次面接では、どんな人であるのか、基本情報を知るために今までの経験や人物面、志望度、どのような仕事をしたいのかなど幅広く見ていますよ。
また、1次面接は15~30分程度の短い時間で終わることも多くあります。そのため、内容よりも印象が評価に反映される可能性が高くなります。
一次面接を通過するコツ
- 記事前半で解説した面接独自のマナーを身に付ける
- 記事前半で解説した自然なコミュニケーションを取る
- 記事前半で解説した好印象を残す話し方をする
一次面接を万全に対策したい人は、こちらの記事も併せてチェックしましょう。選考通過率がアップする対策をまとめています。
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就活の一次面接の特徴や突破の秘訣、対策方法を徹底解説。キャリアコンサルタントが、一次面接に落ちる人の特徴のほか他学生との差別化方法など通過率が格段に上がる秘訣を紹介します
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一次面接で求められる基本的なコミュニケーション法の1つとして、結論を一言でまとめることを心がけましょう。
まず質問に対して、簡潔で記憶に残りやすい結論となるワードを示し、理由や具体例を示してから、またそのワードを伝えます。手法はPREP法なのですが、P(結論)を短いワードでまとめると、より面接官の記憶に残りやすくなります。
二次面接のコツ:企業とのマッチ度を伝える
一次面接は落とす人を見極めるものですが、二次面接は「採用したい」と思うかで判断されることが多いです。そのため、企業とのマッチ度や学生の熱意、能力などを踏み込んで確認されることとなります。
二次面接を通過するコツ
- 自分の回答を「なぜ?」を繰り返して深掘りする
- ESや一次面接の内容を振り返り矛盾しないようにする
- 企業が求める人物像を研究する
- 自己分析で過去のエピソードを整理しておく
- キャリアプランを具体的にする
二次面接を控えており、徹底的に対策したい人は以下の記事を参考にしてくださいね。二次面接で重視される評価基準を解説しています。
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二次面接は一次面接と同じ対策では突破が難しくなります。二次面接の特徴や評価基準を理解しておきましょう。この記事では、5つの対策法や他の学生と差別化するコツ、深掘りに対する回答例文などをキャリアコンサルタントが解説します。
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また、以下の記事では二次面接の通過率を解説しています。こちらも併せて参考にしてみてくださいね。
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二次面接の通過率は50%前後と一次面接より高い傾向にありますが、難易度も上がります。この記事は二次面接を控えた就活生に向けて、二次面接の通過率を上げる準備や回答のポイントをキャリアコンサルタントのアドバイスを交えて解説します。
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二次面接では、学生の能力や価値観などから「求める人物像に合致しているか」や企業との相性を中心に見ています。
「企業理念」「ビジョン」「経営方針」や企業の採用ページの「求める人物像」などを確認して、会社が目指す方向性や必要としている人物像へのマッチ度が高いことをアピールすることが大切です。
最終面接のコツ:入社への熱意をアピールする
最終面接は、内定を出すかを決める面接です。「本当に入社したいと思う熱意があるのか」といった点を知るために、「志望動機を教えてください」といったよくある質問に加え、「第一志望ですか」「自社に落ちたらどうしますか」と一歩踏み込んだ質問をされることもあります。
最終面接を突破するには、以下の対策をすることがコツですよ。
最終面接を通過するコツ
- 逆質問を5つ以上用意し熱意をアピールする
- 同業他社との比較などをおこない企業研究を深める
- 志望動機に具体的なビジョンを含める
- 数年ごとのキャリアプランを考える
この記事では、さらに詳細に最終面接の対策方法を解説しているので、特に初めて受ける人は、チェックしてみてくださいね。
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最終面接の合格率を高める6つの対策|頻出質問と回答例文で徹底解説
最終面接は企業と考えがマッチしているのかが重視され、入社後に企業に貢献できるかアピールすることが大切です。記事ではキャリアコンサルタントが最終面接の特徴や合格率を高める6つの対策、例文を交えた頻出質問などを解説します。
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最終面接では積極的に逆質問をしましょう。その会社にどうしても入社したいという熱意があって面接を受けてきたなら、その面接のやり取りから興味を持った会社の将来性、クリアにしたい疑問点など、さまざまな気づきがあったはずです。
遠慮せずどんどん質問して、志望先企業に対する想いの強さを示しましょう。
形式別の面接のコツ
面接にはさまざまな形式の違いがあり、それによっても面接官の観点は異なります。ここでは、形式別の面接のコツを解説していきます。
不慣れな形式の面接を受ける人は、まずはここで対策の概要をつかみましょう。
グループディスカッション形式のコツ:自分ができる役割を見出し積極的に参加する
グループディスカッションは一人ひとりが何かをアピールできる通常の面接とは異なり、周囲の人と話し合い結論を出すまでの過程が評価の対象となります。
グループディスカッション
グループで与えられたテーマについて議論し結論を出す選考形式
グループディスカッションのコツは、自分ができる役割を見つけ積極的に参加することです。
面接官から、以下の役割を決めるよう指示を受けるケースが多いですが、それ以外にも「話題が逸れたら戻す係」「先陣を切って意見を出す係」などと心の中で自分ができる役割を考えておくと参加しやすくなりますよ。
グループディスカッションの役割の例
- 司会
- 書記
- タイムキーパー
ゼミ活動や授業、インターンシップなどのグループワークを思い出して、自分が得意な役割を見出し、参加してみてくださいね。
- グループディスカッションが苦手なのですが、どう対策したら良いですか?
協調性を意識しつつ、まずは発言することを意識しよう
自分の意見を言うことに慣れておらず、人からどう思われるかを気にしすぎているのかもしれません。意見を発言しなければ考えていないのと同じです。
そのため、まずは何かしら発言したほうが良いです。
どうしても本番で意見が思いつかない場合には、遠慮せずにすでに出されたアイデアと同じ意見だといってしまいましょう。他人の意見に乗ってしまうことです。とにかく、発言しなければまったくポイントになりません。本当は、自分は同意見ではなくても始終黙っているよりは良いのです。
逆に、話しすぎてしまう場合もあるかもしれません。活発に発言をするという姿勢は大変良いことですが、他人への配慮を忘れ、度が過ぎると自己中心的と判断されてしまう可能性があります。
協調性と主体性、バランス良く対応するよう心掛けてくださいね。
グループディスカッションの進め方はこちらの記事で詳しく解説しているので、特に初心者の人はしっかり確認しましょう。
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グループディスカッションの進め方|選考を通過する7つの極意
ディスカッション経験の少ない多くの学生が悩まされる、グループディスカッションの進め方。「仕切ろうとしてもなかなか思う通りに進まない」「どう進めるのが正解かわからない」と、流れを作るのに苦戦する人も多いでしょう。 グループ […]
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グループディスカッションやグループワークはさまざまな企業の選考で実施されていますが、コツを押さえる必要があります。この記事では、グループワークで見られるポイントや進め方などを解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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グループワークは何が見られている? 進め方や対策など徹底解説
グループワークは過程が重視されますので、進め方のコツを押さえることが重要です。グループワークの心構えや進め方だけでなく、グループワーク前にできる対策についてもキャリアコンサルタントが解説します。
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プレゼンテーション形式のコツ:自分なりの表現や論理的な説明をすることを意識する
より学生の個性を知りたいと考える企業では、プレゼンテーション形式で面接をすることがあります。
プレゼンテーション形式
学生が資料を用いてプレゼンテーションをする形でおこなう面接
「自己PR」や「学生時代力を入れたこと」などの課題が与えられ、それについて資料を作成し、面接官の前で発表します。発表の後には面接官から質疑応答をされます。
資料の形式は指定されていないことが多く、表現力や論理的に説明する力が求められます。PREP法を意識して説明することや、イラストや写真を使い、かつ文字は大きすぎないようにして見やすい資料を作ることがコツです。
資料や質疑応答以外は通常の面接と一緒だと考えて臨むと良いですね。
「これから何について話すのか(要点)」「それについて何を理解・納得・承諾してほしいのか(目的)」この2点を始めに述べるようにしましょう。
プレゼンテーション方式では、要点については意識ができていても、案外目的が述べられていないことがあります。しかし、むしろ目的を明言するほうがプレゼンテーション方式は成功につながります。
グループ面接のコツ:他者に配慮しつつ印象面の対策を意識する
集団面接は、常に他者と比較されるものです。特に、印象の良さはすぐに比べることができるため、身だしなみや雰囲気が評価に大きな影響を与えることも多いです。
他人の存在に気を配り協調性を見せつつ、特に印象面の対策を重点的におこなうことがコツです。具体的には以下に気をつけてくださいね。
グループ面接を通過するコツ
- 他者の回答をうなずきながら聞く
- 他者の発言を制したりせず、他者に配慮しつつ回答する
- この記事で解説したマナーやルールなどを徹底する
- 1人当たりの回答時間が短いので回答を端的にまとめる
グループ面接の対策方法はこちらの記事で詳細に解説しているので、参考にしてくださいね。高評価のポイント、陥りがちな失敗をまとめています。
関連記事
グループ面接を確実に攻略する8つの極意! 陥りがちな失敗も解説
グループ面接の通過率は、他の選考と比較して低い傾向にあるので、通過するには入念な対策が必要です。キャリアコンサルタントが、よく聞かれる質問と回答例を挙げて解説します。グループ面接のポイントと落とし穴を押さえて他者と差をつけましょう。
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以下の記事では集団面接の流れを解説しています。こちらも併せてチェックしておきましょう。
関連記事
集団面接の流れを完全攻略|入室前から退室まで手順を丁寧に解説!
集団面接を突破するためには、一連の流れとマナーを押さえることが非常に重要です。記事では、集団面接の流れをキャリアコンサルタントのアドバイスを交えながら解説します。また、オンラインで実施された場合の流れや対策についても説明しています。
記事を読む

グループ面接では比較されていることを忘れてはいけません。最も目につきやすい、マナーには十分に気を遣いましょう。他の応募者が話しているときも気を抜かないことです。回答は簡潔にし、言葉遣いに注意してください。
そして意見がかぶることや、まったく異なることも当然ありますが気にしすぎないようにしてくださいね。加えて、逆質問の機会があれば、積極的に質問することも好印象につながります。
WEB面接のコツ:表情や話し方を対面面接以上に工夫する

上のイラストの通り、WEB面接は対面の面接と比較し、伝えられる視覚情報や聴覚情報に制限があります。そのため、表情や話し方など、見える部分でのアピールを徹底することがコツです。
具体的には、以下を意識して臨んでくださいね。
WEB面接のコツ
- 口角を上げ笑顔で会話をする
- 身振り手振りを画面に写る範囲でおこなう
- はきはきと明るい声でゆっくり話す
- 抑揚をつけて話す
- カメラを見て話す
加えて、WEB面接は環境を整えることも大切です。具体的には以下をチェックしておきましょう。
WEB面接の環境のチェックポイント
- 画面が明るいか
- 余計なものが写っていないか
- ネットワークが安定しているか
- 静かで人の出入りがないか
- 通知がオフになっているか
WEB面接を控えている人は、こちらの記事で対策方法を詳細に解説しているので、参考にしてくださいね。
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WEB面接の流れと攻略法! やってしまいがちな失敗も紹介
WEB面接は、対面面接と異なる対策が必要です。WEB面接に必要な準備や好印象を残すポイント、トラブル時の対処法をキャリアコンサルタントが解説します。WEB面接の特徴を押さえて選考を勝ち進みましょう。
記事を読む

顔の表情が面接官によく伝わるように光の調整も忘れずにしましょう。光をうまく活かせずに顔に影ができてしまうと暗い印象を与えてしまいます。WEB会議用のライトもあるので活用してみてください。
イレギュラーな面接のコツ
中にはイレギュラーな面接もありますが、それらも面接官に評価されるためのコツがあります。あまり経験したことのない形式の面接が控えていると、まず何から着手すべきかわからないですよね。
そこで、まずはここで解説するコツを把握しておくと、やるべきことが見えてきますよ。
どんな選考でも慌てないよう、イレギュラーな面接の対応法もチェックしてくださいね。
圧迫面接のコツ:感情的にならず普段通りを意識する
面接官が高圧的な態度を取って、ストレス耐性などを見る圧迫面接というものがあります。面接官が意図していなくても、学生が圧力を感じ、圧迫面接だと捉えるケースもあるようです。
このような面接では、泣いたり怒ったりと感情的に対応しないことが大切です。入社後トラブルが遭った際も落ち着いて対応できなさそうだという印象につながるためです。
圧迫面接では、普段通りの対応を意識しましょう。特に、意図されていない圧迫面接では、取り乱したりすると評価を得られる可能性は低くなります。
辛い状況かもしれませんが、深呼吸をして熱くなりすぎないことです。
面接官の意見は1つの見方だと思い、否定せずに「おっしゃる意見もあると思います」とまずは受け止めましょう。
そのうえで「私は」こう思うと自分を主語にした意見や考えを述べるように工夫してみましょう。
リクルーター面談のコツ:企業研究を徹底して質問を用意する
リクルーター面談は、選考とは別におこなわれることもありますが、中には評価の1つになることもあります。
まずは面談前に、企業情報などをチェックしましょう。そのうえでわからなかったことを質問するという意識でいると良いです。企業HPなどで情報を収集し、気になるところをメモして面談で聞くようにしてくださいね。
リクルーターは採用担当のプロではありません。現場で働く人なので、質問にどれだけ正しく答えるかだけではなく「自分が一緒に働きたい」と感じてもらうことが大切です。
ときには傾聴する、相手の発言を引き出すなど、良いコミュニケーションが取れることをアピールしましょう。
リクルーター面談の流れや、面談で使えるおすすめの逆質問はこちらの記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
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リクルーター面談の実態は? おすすめ逆質問30選と必須準備を解説
リクルーター面談は選考の一環です。リクルーター面談を実施する目的を理解し、対策を進めましょう。この記事ではリクルーター面談を取り入れている業界や必須準備、突破するための心構えなどについてキャリアコンサルタントが解説します。
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ケース面接のコツ:前提の理解を徹底し論理的に解決策を導く
コンサルティング業界において実施されることの多い形式に、ケース面接というものがあります。
ケース面接
ある特定の課題に関して、一定の仮説を置きながら根本的な課題を特定して、解決策を導き出す面接
まず課題となっていることの前提を理解し、解決策を導くことがコツです。たとえばあいまいな課題であれば自分なりに用語や想定する顧客、目標などを定義する必要があります。
そこからかかるコストなどを計算して論理的に解決策を導くようにしましょう。
人事がケース面接で見ている3つのポイントは、論理的思考力、コミュニケーション力、思考の柔軟性だといえます。
抽象的なお題に対し条件を具体化することが大切です。さらに、現在の課題を構造的に把握する、ボトルネックを探す、施策を考え優先順位を付ける、といった手順で説明を展開することがポイントになります。
前準備なくしては難しいので、フレームワークを勉強しておくことや過去問に目を通しておくことが必要です。
コンサルティング業界では、ケース面接の対策だけでなく、論理的な志望動機を作成することも大切です。以下の記事では周りと差別化するコンサル業界の志望動機のコツを解説しているので、参考にしてください。
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例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説
コンサル業界は志望する学生が多いため、周囲と差別化できる志望動機を作れるかがポイントです。この記事では、まずコンサル業界の魅力を解説。そのうえで、それを盛り込んだ志望動機を作成する方法を説明します。ほかにもアピールすべき要素や避けたい点など、キャリアコンサルタントとともに解説するので、参考にして周囲と差別化しましょう。
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よくある質問への回答のコツと例文10選
最後に、面接でよく聞かれる質問と、その回答のコツを解説します。また、具体的なイメージが湧くように、例文も併せて紹介します。
面接の回答に自信がないという人は、ここで解説する内容をチェックしてコツをつかみましょう。
面接でよく聞かれることについて、もっと知りたい人は次の記事を読んでみてください。よく聞かれる内容を厳選して紹介しています。
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面接で聞かれること厳選15個! 回答を準備して選考を突破しよう
面接の通過率を上げるためには、よく聞かれることに対する回答を事前に準備しておく必要があります。この記事では、面接でよく聞かれることを厳選して15個紹介します。回答のコツを回答例と併せてキャリアコンサルタントと解説するので参考にしてください。
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「自己紹介」を回答するコツ
自己紹介は学生の第一印象を決定づけるものです。そのため、この記事で解説した好印象を残す話し方を意識することがコツです。
また、端的かつ、ほかの質問の回答につながる内容にすることも大切です。たとえば部活動経験を「学生時代最も力を入れたこと」の回答で伝えようとしているのであれば、その部活動に所属していることを伝えるなど、他の回答の導入になるよう心掛けましょう。
自己紹介の対策はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。作り方・伝え方を詳しくまとめています。
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面接の自己紹介の作り方・伝え方|やってはいけないNG例も紹介
面接での自己紹介は、第一印象を左右するものなので非常に重要です。自己紹介をするのは短時間ですが、他の就活生よりも良い印象を残せるポイントは多くあります。ポイントや自己紹介例、練習法についてキャリアコンサルタントの意見も交えて解説します。
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学生時代の経験として、部活動で学んだことをアピールしたい人は以下の記事を参考にしてくださいね。
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例文10選|部活動で学んだことの回答で面接をリードするコツ
部活動で学んだことへの回答は、入社後の成長イメージを伝えることが重要です。部活動で学んだことを伝える構成や伝える際のコツを、例文を交えてキャリアコンサルタントと解説します。入社後を見据えた内容を伝えるカギにしてください。
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自己紹介は名前、大学・学部、所属の部活など表面的な情報で完結させてしまうケースが多いので、自分のこだわりなど内面を伝えられると差別化できます。
キャッチコピーやモットーなどキーワードを添えると面接官の記憶にも残りやすくなりますよ。
例文
自己紹介の例文
〇〇大学××学部の△△と申します。
私は通信会社の長期インターンにおいて、営業を担当しており、インターン生の中で契約率1位を飾りました。主体的な課題解決力を発揮し御社でも結果を残したいと考えています。
本日はよろしくお願いします。
「学生時代に頑張ったこと」を回答するコツ
「学生時代に頑張ったこと」は、ただ活動の内容を伝えるのではなく、「企業で再現できる強み」を発揮したエピソードを伝えることがコツです。面接官に、入社後活躍しているイメージを持ってもらいやすくなりますよ。
こちらの記事で「学生時代に頑張ったこと」の詳細な対策方法を解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
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例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説
ガクチカは企業での再現性があるエピソードを伝えることが重要です。ガクチカの作成ステップや高評価を得るポイント、NGパターンをキャリアコンサルタントと解説します。再現性が伝わるガクチカを作成し、内定を掴み取りましょう。
記事を読む

ガクチカで無理に稀有なエピソードを探す必要はありません。ごく当たり前のことであっても、自分がそれを成し遂げたことにどのような意味があったのか、それを入社してからもどう役立てたいのかを明確にするよう意識してくださいね。
例文
「学生時代に頑張ったこと」の例文
私が学生時代に最も力を入れたことは、コールセンターのアルバイトです。
1日に1人約50件の電話を10名で担当していましたが、マニュアルなどはなく対応に時間がかかり、さらなる苦情につながっていたことを課題に感じていました。
そこで私は、効率的に仕事を進めるには知識を共有することが不可欠なのではないかと考えました。
そして、まずは社員の方にマニュアルを作成したいと交渉しました。許可をもらった後に、ノウハウに加えアルバイトがよく受けている苦情のアンケートを取り、それについての対応方法もまとめた「質問回答集」も作成しました。
そうすることで、より実践的な対応方法を掲載したマニュアルを作成することができました。
また、常に最新の情報共有をすることがアルバイトの成長になり、効率化につながると感じました。そこで、毎週対応に苦労した苦情とそれにどう対応すべきだったかを話し合うミーティングの場を設けました。
その結果アルバイトの知識やノウハウが蓄積され、半年後には1件あたりの対応時間が平均20%削減され15分以内に収まるようになりました。社員からは「業務効率化に貢献してくれた」との言葉をいただきました。
この経験から、私には効率化のための思考力があると感じています。
御社は中小企業の業務効率化をおこなうためのサービスの提供に注力されており、私の強みを活かせるのではないかと感じています。
PREP法、数字を上手に使えているので聞いていて状況がイメージできて良いですね。
課題把握、行動、結果のプロセスも筋が通っており、思考力、行動力のアピールができています。具体例の情報量もちょうどよく、社員のコメントを用いることで第三者から評価を得ていることも伝わってきます。
「自己PR」を回答するコツ
自己PRでは、自身の強みを企業でどう活かせるのかを伝えます。回答のコツは、強みを裏付けるエピソードで、人柄が伝わるアピールをすることです。繰り返しになりますが、最も多くの企業が重視するのは人柄であり、それを伝えることが大切なのです。
自己PRのアピール方法で悩んでいる人はこちらの記事を参考にしてください。自己PRの対策方法を詳細に解説しています。
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自己PRは、企業HPに掲げられている「求める人物像」や「経営理念」と合致する面が自分にはあり、会社に貢献できるということを、エピソードを交えて具体的に述べると良いでしょう。
例文
自己PRの例文
私の強みは行動力です。
通信業界の長期インターンの営業職で行動力を培いました。
最初の1ヶ月はインターン生の中で最下位の成績を出していました。そこで危機感を抱き、営業成績が低い理由を考えると、失敗するリスクを考え過ぎて行動力に移せていなかったのではないかと気づきました。
そこで、「まずは電話を10本かけてから考える」「10秒説明できたら成功とする」と、行動に移すためのルールを自分に課したところ、積極的に行動できるようになり、結果的にインターン生20人の中で1位を飾ることができました。
御社はIT業界の中で特に営業力を強みにされていますが、その中でも行動力を発揮し活躍できるのではないかと考えています。
他人のせいにするのではなく、自分で課題は何かを考え、行動し、解決していく姿勢が伝わりとても良いです。
振り返りをおこない、自分の考え方の癖に気づき、行動と考え方を変えられる人は今後も成長が期待できます。
「志望動機」を回答するコツ
志望動機のコツは、志望度に加え、仕事への意欲やマッチ度を伝えることです。まず自分が仕事に求めることを考え、惹かれた点や、マッチしている特徴を伝えるようにしましょう。
志望動機の対策方法はこちらの記事で詳細に解説しているので、不安がある人は併せてチェックしましょう。
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志望先企業の商品やサービスを購入・利用したことがあるのなら、それらに対し感じたことを伝えましょう。他社のものにない良さを挙げると良いでしょう。
さらに、そのような商品やサービスに、自分がどうかかわって世の中に広めていきたいかなどを述べると熱意が伝わります。
例文
志望動機の例文
私が御社を志望する理由はチームワークを重視する社風に惹かれたためです。
学生時代ラクロス部に所属しており、弱小校と呼ばれていた私の大学が全国大会に出場できるようになったのはチームワークが大きいと感じています。
私はチームの練習メニューを考える担当として活動していましたが、1人で考えるのではなく、常にメンバー全員に意見を募って話し合いながら決めていました。
さらに、それぞれが強みを活かして協力し合う練習スタイルを編み出しました。
自分が自信のあるスタイルを各自必ず1つ見つけ出し、交代で皆にコーチングするというものです。こうすることで、得手不得手がある1人のコーチが教えるよりも、バランスよく実力をつけることができるようになったと感じています。
全国大会に出場できたのは、このようなチームワークを活かした練習をしたことが要因だと考えています。そのため、仕事にもチームワークを重視することを求めいています。
御社は企業理念として「チームワークを発揮してシナジー効果を生み出す」と掲げられていますが、そのようなチームワークを重視する社風の中で活躍させていただきたいと思い志望します。
自分が大切に考えることがエピソードとともによく述べられています。企業の考えるチームワークが何なのか、それが具体的にどのようなシナジー効果につながると考えているのか分析し、自分がどのように貢献できそうか述べるとさらに良いでしょう。
「長所」を回答するコツ
企業が長所を質問する際は、「あなたの良いところが企業にマッチしているかを知りたい」という意図があります。
たとえば長所が「優しい」であれば、協調性を重視する社風の企業などで「自社とマッチしている」と感じてもらえます。反対に、個人主義の企業などではミスマッチを懸念されると考えられます。
長所を回答するコツは、「企業に良い影響を与える人柄」をアピールすることです。
長所が見つからないという人や回答のコツをもっと詳しく知りたい人はこちらの記事を参考に探してくださいね。
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長所を聞かれたときに、自己PRやガクチカと同じ内容にならないように注意しましょう。
自己分析をおこなう際には、自分の強みを複数見つけ、それぞれを表すエピソードをどの質問でアピールしていくか作戦を立ててください。
例文
長所の例文
私の長所は主体性があることです。
私は80名規模のオーケストラサークルに所属しており、その中で年に1回の最も大きな行事である演奏会を取り仕切る「演奏会幹事」という役職についていました。
練習日と練習場所の確保や、出演するOB・OGとの連絡、外部講師とのスケジュール調整など、必要な準備が多くありました。
しかし、「演奏会幹事の私ができることはすべておこない、必ず演奏会を成功させたい」という思いから、より音響の良い練習場所を探して予約したり、例年より上のOB・OGに連絡を取っていつもの1.5倍の人数を確保するなど、主体的に準備をこなすようにしました。
その結果、幹事長に「良いものをつくろうと努力してくれたことで例年より格段に良い演奏会になった」といってもらいました。
御社でも、与えられた業務に加え、より価値を提供することはできないかと考えて主体性を発揮し、良い成果を挙げていきたいと考えています。
主体性の軸になる自分の意志(行動の軸)を示し行動を責任を持って実行、そこから演奏会の成功に導いたという結果をもたらした経験を具体的に伝えることができていて良いですね。
結果の提示を自分の主観ではなく他者のコメントを用いたことも客観性を持たせる効果につながっています。
「短所」を回答するコツ
短所を回答する際のコツは、短所を短所のままで終わらせていないという姿勢を見せることです。たとえば、短所を伸ばして長所にする、あるいは短所を克服する努力をしているといったことを伝えるものです。
また、企業にとって影響の大きい短所を伝えることは避けるようにしましょう。たとえば、スピード感を求められる企業で「優柔不断」と伝えてしまうなどです。
短所を聞かれる際は長所も一緒に聞かれることが多いです。
短所と長所は紙一重と考えられるので、「長所は優しいところ、短所は冷たいところです」と人物像が矛盾しないように「長所は優しいところ、短所は人の気持ちを優先しすぎてしまうところです」といったような一貫性を心掛けましょう。
例文
短所の例文
私の短所は一つのことに集中しすぎることです。
たとえばバドミントンサークルの活動が楽しくて「もっと上手になりたい」と感じたときは、その練習に集中しすぎて、大学の成績が下がってしまったことがありました。
バドミントンサークルでは関東大会で3位を獲得することができましたが、1つのことに集中し他のことがおろそかになってしまうことが私の短所だと感じています。
そこで現在は、1つのことだけに集中しすぎないよう、1日のうちで「絶対にやるべきことをやる時間」を1時間確保し、そして何かに集中したくてもやるべきこともしっかりやるよう意識しました。
こうすることで、現在は大学の成績も以前と同じくらいに戻ってきています。
エピソードを交えて失敗をどう自分で克服できたかが述べられていて良いですね。全体を見つめた時間配分を今後も心掛けることまで述べるとさらに良いと思います。
「挫折経験」を回答するコツ
挫折経験を聞かれたときの回答のコツは、挫折をしても努力ができることや、困難に直面しても前向きでいられる人間性をアピールすることです。単に諦めただけの内容は伝えないようにしましょう。
- 挫折経験がない場合どうしたら良いでしょうか?
努力や方向転換をした経験を探してみよう
挫折経験を質問するのは、その人が何かに対して努力をしたことがあるか、挫折から立ち直り次の目標に向かう強さがあるかどうか、などを確認するためです。
挫折と呼べるほどの経験でなくても、何かに対して挑戦や努力をした経験はあるでしょう。
これといった挫折経験がなくても、自分なりに継続的な努力や状況改善、または方向転換をしたことを「なぜその行動をしたか」「そこから何を学んだか」「次の目標にどうつなげたか」の3点で示せば大丈夫です。
仕事にはトラブルや困難がつきものであり、それらを乗り越えられることを伝えられると良いですね。
「挫折経験」を面接で質問されて悩んだ人も多いと思います。挫折経験を伝える際の詳しいコツはこちらの記事で解説しています。
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例文7選! 挫折経験をESや面接で魅力的にアピールする方法を伝授
面接で聞かれる挫折経験は、ネガティブに思える質問内容です。しかし企業側の意図を理解できればアピールのチャンスにもなります。挫折経験を高評価につなげるための伝え方をOK例文、NG例文を交えてキャリアコンサルタントが解説します。
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挫折を味わった経験は成長にとって非常に大切なことです。そして、挫折にどう向き合い何を学び、どう乗り越えることができたかを述べることが非常に大切です。
例文
挫折経験の例文
私の挫折経験は、サッカー部に所属していた高校2年生の夏に足を負傷し、以後引退までレギュラーを降りることが決定したときです。
全国大会にも出場しているサッカー部で、サッカーをやることを第一の目的に高校を選んだほどであったため、ショックが大きく不登校も経験しました。
しかし、自分にできることはあるはずと考え、部活動のコーチとして活動を支えることを決めました。
もともとはプレイヤーでなければ意味がないという考えで、後輩に進んで教えたりすることもありませんでした。しかしコーチングを勉強すると、人に教えて感謝されることにやりがいを感じました。
そこで、将来は人々に何かを伝える、教える仕事をしたいと感じました。
そこで、教育業界トップの業績を誇る御社で、わかりやすい教材づくりなどに尽力し、多くの人にさまざまなことを教えられる人材になりたいと考えています。
挫折をしてもその状況に負けることなく立ち直り、その意味を考えて方向転換ができていることが具体的に伝わってきます。挫折を転機にし、それが教育業界の志望につながるという軸が明確であることも大変印象深いです。
「就活の軸」を回答するコツ
就活の軸とは、企業や仕事を選ぶうえで譲れない条件のことを指します。これを回答するコツは、自己分析をおこない、仕事に求めることを明確にし、企業とマッチする内容を伝えることです。
「就活の軸」と聞かれると難しいかもしれませんが、企業を選んだ理由を「なぜ」を繰り返し深掘りすると見つけやすいです。
人事が知りたいのは、価値観が一致しているか、学生が企業を誤って理解していないかです。
素直に自分なりの基準「こういう人になりたい」「こんな仕事をしていきたい」というもの、興味があると思ったことを回答してください。
逆に自分の軸がよくわからない場合には、多くの企業を見る中で興味をもった共通点を考えてみると、自分の軸にたどり着きやすくなると思います。
例文
就活の軸の例文
私の就活の軸は、「地図に残る仕事がしたい」というものです。
私の父が建設業界で働いており、多くの人の生活を支える土台となるものを作ることに憧れを抱きました。大学では建築学を専攻しており、人々が建造物に求めることは何か、オフィス、ホテル、マンションなどさまざまな分野に分けて研究していました。
建設業界を牽引する御社で、人々の生活を支えられるような、地図に残る仕事がしたいと思っています。
「地図に残る仕事」というインパクトのあるワードが大変印象深さを持たせています。
ただ、それが自分の中でどういう意味を持っているのか、その定義や説明がなされていないため、そこを述べつつ、それがなぜ「人々の生活を支える」ことにつながるのか、ということも併せて示しておくとより良いですね。
「あなたにとって仕事とは」を回答するコツ
「あなたにとって仕事とは」という質問は、仕事に求めること、つまり企業に求めることは何かを伝えるものです。これを回答するには、企業の特徴にマッチさせることが大前提です。
加えて、前向きな内容を伝えることで、「一緒に働きたいと思える考え方をしている」と感じてもらえるかもしれません。また、アルバイトなどの就業体験を根拠にして回答すると、仕事の大変な部分も把握したうえでの回答だと伝わり、説得力が出ますよ。
企業と学生、お互いの価値観が一致していることは、採用にとっても、これから働くうえでも重要なポイントとなります。
「あなたにとって仕事とは」は「働くこと」に対する価値観を確認できる質問の1つであり、重要です。共感する価値観を自らの経験を通じて具体的に述べるようにすると良いでしょう。
「あなたにとって仕事とは」の回答方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。
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例文10選|「あなたにとって仕事とは」の答えが見つかる5つの方法
「あなたにとって仕事とは」の質問は、言い換えれば「あなたが自社に求めること」を聞くもの。企業の特徴にマッチした回答をすると良いです。この記事では、回答の基本的な考え方や、高評価を狙う方法を、キャリアコンサルタントとともに解説します。選考に使える例文も紹介していますよ。
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例文
「あなたにとって仕事とは」の例文
私にとって仕事とは、チームワークを発揮して、高い目標を達成するものです。
私は学生時代、経営学ゼミの幹事長をしていました。関東の大学対抗のプレゼン大会があり、準備期間は3か月あったのですが、当時私のゼミは雰囲気が悪く、誰も率先して活動しようとしない状況でした。
しかし、そのゼミは昨年まで3年連続で優勝していたため、今年もその記録を更新したいと考えました。そこで、チームで協力し合う雰囲気がないと良いパフォーマンスはできないと考え、チームの連帯感を生み出すことを意識しました。
たとえばまずそれぞれマーケティング知識に長けている、人脈がある、データの分析力があるといったようにそれぞれの長所をお互いに分析しました。
その後、その長所を活かして役割分担をおこない、協力し合ってプレゼンを作成したところ、一体感が生まれ、チームの雰囲気も良くなりました。この結果、それぞれの強みを活かし、かつチームワークを発揮することができ、プレゼン大会も優勝することができました。
この経験から、チームワークを大切にすることが、全体に良い結果をもたらすために大切なのではないかと感じ、仕事にもそれを求めたいと考えました。
御社はチームワークを強みとする社風で、困ったときは必ず協力し合う体制があると伺っています。そのような環境で、チームで高い目標を達成する力を発揮し貢献させていただきたいと考えています。
ゼロの状態からチームワークを培い、高い目標を達成したことを、具体的なエピソードを挙げつつ伝えられていることが良いと思います。
また、それが志望先企業と合致していることも明確に伝わっています。
「逆質問」をするコツ
面接の最後に「質問はありますか」と聞かれることを逆質問と言います。ここで熱意を感じさせる質問をすることがコツです。たとえば企業研究をしたうえでわからないことを聞いたり、自己研鑽のための方法を聞いたりすることが効果的です。
面接の逆質問で悩んでいいる人は以下の記事をチェックしてください。逆質問の仕方を詳細に解説しています。
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面接の最後に聞かれる「質問はありますか」、いわゆる逆質問は、評価を左右する対策必須の質問。逆質問に回答するための準備や回答例、NG行動などについてキャリアコンサルタントが解説します。面接の「質問はありますか」で周りと差をつけるコツも紹介するので、参考にしてください。
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例文
逆質問の例
・早期にキャリアアップしたいと考えており、御社の評価基準について教えていただきたいです。
・御社の管理職の方が、歩まれているキャリアを教えていただきたいです。
・入社までに勉強したほうが良い内容があれば教えていただきたいです。
・御社で活躍する人材はどのような人が多いですか?
・御社が新入社員に期待することを教えていただきたいです。
・自己PRなどでもお伝えしたのですが、私の強みはリーダーシップだと考えております。新入社員のうちからリーダーシップを発揮できる具体的な業務の例があれば教えていただきたいです。
他におすすめの逆質問は、企業のSDGsやESG、CSRの取り組みについてのものです。企業が注力している可能性が高いため、事前に調べておき、気になったところなど具体的に聞いてみてください。
仕事を通して社会貢献していきたいという意思のアピールにもつながりますよ。
マナーや回答方法をマスターすることがコツ! 習得して面接を突破しよう
面接は、評価の対象を理解して、それにアプローチすることがコツです。まずは面接全般に共通する、マナーや回答方法などのコツをマスターできるようにしてくださいね。
加えて、面接の予定が決まったら、面接の種類別にコツをつかみましょう。より特化した対策をすることで、選考の通過率を上げ、内定を獲得できるよう頑張ってください。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る面接は「披露の場」ではなく「コミュニケーションの場」と心得よう
面接は基本的に人と人とのかかわりの場です。「面接のコツ」をつかんでおくことはもちろん大切ですが、技量のみで面接を乗り切ろうとしないように気を付けましょう。
つまり「心の通う、意義あるやりとりの時間を共有する」といった気持ちで面接に向かうのです。
「わかり合う」時間にすることが面接突破の最大のコツ
採用段階で応募者とかかわる人はほとんどの場合、面接官もリクルーターも現在その会社で働いている社員です。
その人たちに「一緒に働きたい」「うちの会社でやっていけそうなタイプ」だと思わせないと面接は突破できません。
また、加えて「どうしても御社に入社したい」という熱い想いが見られないのであれば、たとえ素晴らしい経歴を語られても一緒に働きたいとは思えません。
それ以前に、人とのかかわりにおいてテクニックだけに走っている人は他人から信用されないのではないでしょうか。
面接ではテクニックに頼りすぎず、その時間を共有する目の前の人と、わかり合える雰囲気を作る。自分がその会社で実現したいこと、できることを伝え、「この人の面接は楽しかった、良い時間を持てた」と感じてもらえるよう誠実な態度で臨むのが何よりも大切だといえるでしょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細