Q
大学4年生
女性
オープンESの「ゼミで取り組んだ内容」を効果的に書くにはどうしたら良いですか?
就職活動中の大学生です。オープンエントリーシート(ES)の「学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容」という項目について、どのように書けば良いか悩んでいます。
ゼミでの活動内容は決まっているのですが、単に活動を説明するだけでは、企業に自分の強みが伝わらないのではないかと不安です。
人事担当者がこの項目で何を見ているのか、また、どのような構成で書けば効果的にアピールできるのか、具体的なアドバイスが欲しいです。
オープンESの「ゼミで取り組んだ内容」で、企業に響くアピールをするためのポイントは何でしょうか? 具体的なエピソードの選び方や、文章構成のコツ、そして注意すべき点について教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ゼミ活動の魅力を効果的に伝えるにはSTAR法の活用がおすすめ!
人事担当者がこの項目で見ているのは、あなたがゼミ活動でどんな課題に向き合い、何を考え、どう行動し、成長したかです。そのため、単なる活動の羅列ではなく、そこからの強みや学びを伝えることが重要となります。
効果的な文章の構成としては、以下の流れがわかりやすいでしょう。
①課題・目的:何を解決しようとしたのか、どんな目標があったのか
②具体的な取り組み:その課題や目的に対して、具体的にどう行動したのか
③成果と学び:取り組みの結果どうなったのか、そこから何を学んだのか
④今後の活かし方:その学びを今後どのように活かしていきたいか
これは、営業などで使われる「STAR(Situation, Task, Action, Result)」フレームワークに似ているので、これに当てはめても良いと思います。
主体的な行動と学びを明確に示そう! 専門用語はわかりやすく翻訳する工夫を
具体的なエピソードの選び方としては、あなたが主体的にかかわって、工夫した経験が望ましいです。
たとえば、ゼミ内で研究するテーマ設定におけるアイデア出し、グループメンバーとの役割分担、困難を乗り越えたエピソードなど、あなたの行動や思考がしっかり見えてくる内容が良いでしょう。
注意点としては、専門用語を多用しすぎて、その分野を勉強していない人がわかりづらくならないように気を付けてください。
また、長すぎる説明も避け、簡潔かつ具体的にまとめることを意識しましょう。
活動目的や具体的な行動を示そう! あなただけの個性をアピール
企業の人事担当者は、学生がどのようなことに課題意識を持ち、何を解決したいと考えているかを見ています。
これは、学生の価値観や会社との相性(マッチング)、物事を論理的に考える力などを測るためです。
また、ゼミの課題に対して周りの学生や関係者とどのようにかかわっていったのかというコミュニケーション能力も評価の対象になります。
活動内容を書く際は、まず自分がその活動にどのような意味を見いだし、何を目的としていたのかという見解を明確にしましょう。
成功も失敗もすべてが魅力! 成長の記録を伝えよう
そのうえで、具体的な行動や得られた結果を記述します。ここで重要なのは、成功体験だけを書く必要はないということです。
うまくいかなかったことや失敗から得た副次的な学びこそ、あなたの個性を輝かせます。
もともとできなかったことができるようになったスキル面の成長や、精神的な強さ、価値観の変化など、自分だけの学びを具体的に示すのです。
そうすることで、あなたの人間的な魅力がより深く伝わるでしょう。
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