Q
大学院1年生
男性
クレペリン検査って何ですか? ルールを教えてください!
先日、選考を受ける企業からクレペリン検査の受検を指示されました。名前は聞いたことがあったのですが、具体的にどのような検査なのか、どのようなルールで進められるのか、ほとんど知りません。
インターネットで調べると「ひたすら足し算をする」「消しゴムは使わない」といった情報が出てきて、よくわからず戸惑っています。
また、「作業量や集中力、性格までわかる」と書かれている記事を読みましたが、どういう仕組みなのかいまいちわかりません。
クレペリン検査の基本的なルールや、具体的な進め方について詳しく教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
クレペリン検査は一定のペースで性格や適性を測られる心理検査
クレペリン検査は、数字を使って、性格や作業適性を測る心理検査です。
計算用紙の1列に116個の数字が並んでいて、左から右に向かって隣り合う数字を足し続けます。解答に繰り上がりがあり、2桁になった際には下の1桁だけを書きます。
1分経過すると「次の行へ」と指示されるので、途中であっても次の行へ進みます。前半の15分が終わると、一旦5分間休憩し、その後、後半の15分をおこないます。
消しゴムは使えず、間違えても訂正しないで進めます。
1分あたりの処理数から作業量を見ますが、計算が得意かどうかはそれほど重要ではありません。
前半と後半の作業量の差から集中力や持続力が評価される
前半と後半の作業量の変化から集中力を判断したり、持続力や感情の安定性、慎重さ、粘り強さ、飽きっぽさなどの性格を読み取ることに活用されます。
前半と後半の差が激しい人は、「ムラがあるタイプ」であると評価され、ずっと同じペースで安定している人は「堅実なタイプ」と評価されます。
一定のリズムを意識して落ち着いて取り組むことを意識しましょう。
クレペリン検査は作業ペースと性格の両面を測られる
クレペリン検査は、心理検査の一種で、性格特性や作業能力、ストレス耐性などを測る検査です。
基本的なルールは、1桁の数字の縦列が並んだ用紙の隣り合う数字を加算していく作業です。
具体的な進め方は以下です。
①1分ごとに解答の行を変えながら作業を進めます。
②検査は前半と後半に分かれており、間に休憩を挟みます。
③前半と後半それぞれ15分間ずつ、合計30分間実施されます。
この検査は、作業負荷をかけることを前提とした能力面の特徴と性格・行動面の特徴を把握することが目的となっています。
単純計算のなかで集中力や粘り強さを評価される
検査結果からは、全体の計算量、1分ごとの計算量の変化の仕方、誤答が分析され、処理能力がわかるだけではなく、飽きっぽさ・粘り強さといった性格面もわかる検査となっています。
時間制限があるなかでひたすら計算していくとなると、プレッシャーを感じてしまうかもしれないですが、最後まで集中力を保ち、一定のリズムを意識するのが良いでしょう。
出題内容は非常にシンプルであるため、事前に練習をしてから臨んでみても良いかもしれません。
以下の記事ではクレペリン検査の出題内容や対策方法などを網羅的に解説しています。これからクレペリン検査を受検する予定があり、少しでも不安を抱えている人は一度目を通しておきましょう。
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