Q
大学3年生
男性
食品商社の大手企業に入社するのは難しいですか?
食品商社で働くことに憧れていて、特に大手企業への就職に興味があります。
ただ、食品商社の中でも最大手となると、入社の難易度が非常に高いのではないかと不安に感じています。
食品商社に就職するためには、どのような準備が必要でしょうか?
学歴や経験以外で評価されるポイントがあれば知りたいです。また、競争率の高い企業を目指す上で、心がけておくべきことやアドバイスがあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
かなり難しい! 数字上の倍率よりも競争率は下がる
非常に難しいといえます。昨年のデータでは、伊藤忠食品の採用倍率が476倍で業界トップ、最大手の三菱食品でも103倍と、客観的に見ても大変な難関です。
選考においては、学歴による絞り込みがおこなわれる可能性も否定できません。
しかし、高い倍率には記念受験のような形で応募している人も多く含まれるため、本気で対策をしている学生に絞れば、実際の競争率はもう少し低いという印象です。
インターン参加やスキルの獲得で選考への準備をしよう
対策としては、短期インターンシップよりも採用につながりやすい長期インターンへの参加や、ほかの学生にはないスキルを身に付けることが挙げられます。
たとえば、3カ国語以上を流ちょうに話せる語学力や、学生時代に誰もが目を見はるような実績を上げることなどです。
商社に強い就活塾に通って対策を重ねる学生も少なくありません。あらゆる手段を検討し、準備を重ねていきましょう。
高難易度! その会社である理由を入念に準備しよう
食品商社に限らず、商社業界全体が人気であり、特に大手総合商社などが手がける食品部門は、入社難易度が非常に高いといえます。
そのうえでどのような準備が必要か、また学歴や経験以外で評価されるポイントですね。
入社準備として最も重要なのは、徹底した企業研究と業界研究です。
そのうえで、「なぜ他の商社ではなく、その会社なのか」「なぜ中堅企業ではなく、大手企業を志望するのか」を突き詰める必要があります。
さらに「将来どのようなキャリアを築きたいからこそ、この会社でなければならないのか」という点まで、ほかの候補者よりも具体的かつ明確に説明できるように準備することが、狭き門を突破するための鍵となります。
強い思いで勝負! 会社での明確なビジョンを掲げよう
競争率の高い人気企業を目指すうえでの心構えとして大切なのは、給与や安定性、福利厚生といった条件面だけで志望動機を語るのではなく、「その会社で何を成し遂げたいのか」という強い思いをもつことです。
自分がどのようなキャリアを歩み、どう活躍したいのかを深く突き詰めておくことが、ほかの候補者との最大の差別化要因となります。
その会社でなければならない理由を、自身の内発的な動機と結びつけて語ることが、何よりも重要です。
食品業界における効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。「どのような志望動機が食品業界で刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
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