例文9選|食品業界の志望動機でやりがちなNG例と高評価のコツ

例文9選|食品業界の志望動機でやりがちなNG例と高評価のコツのサムネイル

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 岩﨑 千夏

    HR&Sパートナーズ代表/人事採用コンサルタント 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント SNS:X(旧Twitter)/ブログ

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  • 永田 修也

    永田キャリアコンサルタント事務所代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号17078719)/メンタル心理カウンセラー SNS:YouTube/ブログ  

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  • 鈴木 洵市

    ブルーバード合同会社代表取締役 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21041822) SNS:Instagram/Facebook

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この記事のまとめ

  • 食品業界の志望動機は3ステップで作成できる
  • 食品業界の志望動機ならではのNGパターンがあるため注意が必要
  • 職種別の志望動機例文を紹介
  • この記事を読んでいる人におすすめ

  • 志望動機作成ツール

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まずは食品業界について知識を深め、働くイメージをしっかりつけてから、食品業界で働きたいという熱意のある志望動機を作りこんでいきましょう。

キャリアアドバイザーの岩﨑さん、永田さん、鈴木さんのアドバイスも参考にしつつ、食品業界の志望動機のコツをしっかり理解していきましょう。

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食への姿勢が肝心! 食品業界の志望動機を考えよう

食品業界の志望動機は、どのようなことを企業に伝えれば良いのでしょうか。

ただ単に「食べることが好き!」「商品が好き!」という思いだけでは、企業には響きません。なぜ食品業界で働きたいのか、食に対してどのような思いを持っているのかを熱意を持って伝え、入社後のビジョンも盛り込んだ志望動機を考えましょう。

この記事では、まず始めに食品業界の知識を身につけるため、基礎的な情報や職務内容について説明しています。次に、志望動機に盛り込むべき要素を解説し、3つのステップで実際に志望動機を組み立てていきます。

3つのステップをもとに、9つの例文を記載しているので、これから食品業界の志望動機を作る時の参考にしてみてくださいね。

岩﨑 千夏

プロフィール

大手企業をはじめ倍率の高い企業は、エントリーシート(ES)で面接に進む人数を絞り込むこともあります。

ESは志望動機とガクチカがメインとなるので、志望動機をしっかりと練り採用担当者にアピールすることが重要です。

食品業界に限らず、そもそも志望動機の作り方がわからない人は、こちらの記事で基本を押さえましょう。
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG

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まずは押さえておきたい! 食品業界の基礎知識

志望動機を考えるうえで、食品業界についての基礎知識は必要不可欠です。なぜなら、企業が求めているのは、将来のためにも近年の動向や課題を把握し、食品業界のこれからを考えられる人材だからです。

まずは食品業界のトレンドや、抱えている課題について学び、この業界で自分がどう活躍したいかを想像しましょう。

そもそも食品業界とは?

食品業界とは、原材料から乳製品、レトルト・冷凍食品、菓子、パンといった加工食品、清涼飲料水やアルコール類などの飲料、調味料や小麦粉などの食品原料などを製造する企業の全体を指します。

製造された食品は、食品卸業者を通してスーパーやコンビニなどの小売店に販売され、消費者のもとに届きます。そのため、食品業界は基本的にBtoBの仕事となります。

BtoB(Business to Business)企業とは

企業が企業に向けて商品やサービスを提供する企業のこと

BtoB企業についての説明はこちらの記事で詳しく解説しています。
BtoB企業とは? BtoCとの違いから企業の探し方まで徹底解説

食品業界は、人々の生活に直結する食品を取り扱うため、全体的に業績が安定している業界です。しかし、消費者の需要に応えるため社会変化の影響を受けやすく、また、企業同士の激しい競合がある業界ともいわれています

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食品業界の動向と課題

食品業界の動向と課題

  • ライフスタイルの変化
  • 原材料費や輸送費の上昇
  • 高品質への需要の高まり

食品業界の動向と課題についてもしっかりと押さえておきましょう。

近年では、新型コロナウイルス感染症の影響により人々の食生活にも大きな変化が生じています。また、「人生100年時代」による健康食品や、異物混入事件多発による安全品質の食品への需要の高まりなどが挙げられます。

いずれにしても、食品業界の動向と課題は社会変化に直結しています。食品業界の動向を把握するためにも、新聞やニュースをこまめにチェックし、情勢を把握するよう心がけましょう。

志望動機を考えるにあたって、なぜ業界の動向や課題を知っておく必要があるのでしょうか? すでに志望動機が明確な場合は必要ない気がします。

永田 修也

プロフィール

面接全体の受け答えの質を向上することにもつながる

そうですね。すでに自分の中に確固たる志望動機がある人も多いでしょう。

しかし、だからといって、世間で注目されているニュースや業界の動向を知らずにいるというのは非常にもったいないと感じます。

自分の明確な志望動機があり、その上さらに食品業界の情報を毎日欠かさずチェックしている人とそうでない人では、面接官からの印象も大きく差がつくと思います。

そのため、すでに現場で活躍している企業側の人間からの質問に対してしどろもどろにならないよう、常に情報を仕入れておくことをおすすめします。

ライフスタイルの変化

新型コロナウイルス感染症の流行によって、人々のライフスタイルには変化が起こりました。

外食の頻度が減り、自炊する人が増加したため、外食産業向けの業務用食品の需要は下がり、代わりに調味料やレトルト食品といった家庭向けの食品の売上が増加しています。そして、感染症対策として免疫力を上げる食品も消費者から求められている現状です。

また、医療の発達により、「人生100年時代」と言われるほどに寿命が延びた現代では、健康への意識の高まりも指摘されています。それに伴って、食品業界では、健康を意識した製品の開発に注力する企業が増加している傾向にあります。

原材料の価格高騰

近年では、海外からの輸入原料の価格高騰が問題とされています。特に海外から原材料を仕入れている企業にとって、円安により輸入品の価格が高騰することは深刻な問題です。

くわえて、新型コロナウイルス感染症の影響もあります。入出国の制限により原材料の確保が以前より困難となったことや、労働力の不足、輸送費の高騰などが要因となり、海外の輸入出を主とする企業の製造コストは増加しています

製造コストが増加すると、必然的に製品も値上がりするため、消費者のニーズから外れてしまいます。円安と新型コロナウイルス感染症の影響によって、現在多くの企業が製造コストと消費者のニーズに板挟みとなっています。

高品質への需要の高まり

消費者の食品への「安全性」を求める意識が高まっていることも忘れてはなりません。特にここ数年では、食品への異物混入事件が相次いだことにより、消費者は危険物や異物のない安全な食品提供を望んでいます

これを受け、企業側も多くの対策を設けています。そのうちの一つが、食品の流通経路を追跡できる「トレーサビリティシステム」の導入です。万が一食品に関してトラブルがあった場合、このシステムを利用することによって、企業はどの過程で不備が発生したのかを把握し、再発防止に努めることができます。

このように、企業側には消費者へ高品質で安全な食品を届ける努力も求められています。

アドバイザーコメント

食品業界の理解を深めるなら日本の現状から押さえよう

食品業界は日本社会との結びつきが非常に強いため、先に日本が置かれている現状を理解すると、わかりやすくなる業界です。

現在の日本は長く続いているデフレの影響や円安の影響を受けており、いかに安全で良い商品を安く提供できるかが重要です。特に大手メーカーに関してはその色が非常に濃く現れています。

社会課題に対して食品業界を志す者としての想いを伝えよう

そのような中で、健康寿命を延ばすという国の施策より「未病対策」に目を向けられ、健康課題についても取り組みしなければならない状況になっています。そのため、工夫を凝らした商品開発・バリューチェーンの構築をしなければならないということが企業命題のようになっています。

特に食品は誰もが毎日必ず摂っているもので、身近にあることから非常にイメージしやすい業界です。志望動機には、自分がどのように世の中を捉えているか、そして企業に入社できた場合に世の中の課題、企業の課題への提案と自分の思いを併せて仕事に臨みたいというストーリー性が非常に重要になってきます。

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 (IT業界の場合) 
私は貴社が掲げる顧客維持率向上に貢献し、日本企業のIT化の一助になりたいと考えています。私は飲食店でアルバイトをしているのですが、感染症の増加により新しい施策に取り組むことを余儀なくされていました。このとき、新しいシステムを導入してオンライン販売を開始すると、常連客の注文率が60%以上になりました。この経験から、リピーターをつくることとシステム導入の大切さを実感しています。貴社は、先端技術を活用したSaaSを提供しているだけではなく、顧客維持率の向上を事業戦略に掲げており魅力に感じております。入社した際には、営業職として企業へのSaaSの提案・リピート顧客獲得で貢献したいと思っています。

志望動機の大前提! 食品業界のビジネスモデル

志望動機の大前提! 食品業界のビジネスモデル

食品業界と一言にいっても、食品が消費者に届けられるまでにさまざまな企業がかかわっています。

製品を製造するためには、原材料の確保が必要です。そのために、第一産業で作られた原材料を仕入れるために商社が仲介します。食品メーカー(または食品加工メーカー)から製品が小売店に卸され、消費者に届けられるまでが一般的な流れです。

食品がどのように流通しているのかを理解し、食品業界で働くための基礎知識を身につけましょう。

永田 修也

プロフィール

業界の流通経路を理解しているからといって、直接的に自分にとって利益になるようなことはないかもしれません。

ただ、大まかな業界全体の姿を知っておくことは、仕事上コストやマーケティングを考えるうえで参考にできる部分が大いにあります。

第一次産業

第一次産業とは、農産物や酪農品など、原材料を生産する企業を指します。農業や漁業を担う企業のことだと思えば理解しやすいですね。

食品を生産するために、原材料を提供する第一次産業は食品メーカーにとって必要不可欠な存在です。食品メーカーと直接やりとりすることも少なくありません。

また、第一次産業は少子高齢化などによって、人出不足が深刻化している業界でもあります。食品業界を志望するのであれば、このような現状の問題も把握しておきましょう。

商社

第一次産業と食品メーカーをつなぐ役目を果たしているのが商社です。特に、原材料が海外から輸入される場合、商社が流通を担っています。国内外の原材料を仕入れたり、小売店への食品卸に特化した食品専門の専門商社なども存在しています。

食品メーカーは、商社とのやりとりによって原材料を仕入れることが一般的です。商社は、消費者に食品を届けるまでの商流を担う企業となります。近年では、製品価格を抑えるためにも、商社を介さず直接原材料を仕入れたり、食品卸をおこなう食品メーカーも増加しつつあります。

商社についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事がおすすめです。総合商社の5大商社について解説しています。
5大商社を徹底比較! 事業や社風の違いから内定への道筋まで解説

食品メーカー

食品業界というと、一般的にこの食品メーカー(食品加工メーカー)の企業のことを指します。第一次産業から商社を通じて原材料を仕入れ、食品を製造し、消費者に向けて提供する企業です。

食品メーカーにもさまざまな種類が存在します。飲料、冷凍食品などの加工食品や調味料、食肉などの食品原料、製菓など、扱う製品によって細かい分類がされます。

自分の志望する企業が主にどの分類に強みを持っているのか、企業研究によってしっかり把握していきましょう。

飲料・乳飲料

飲料を扱う業界は、4大ビールメーカーと呼ばれるアルコール飲料メーカーと、その系列企業による清涼飲料・乳飲料のメーカーで成り立っています。

一般的に4大ビールメーカーとは、「アサヒグループホールディングス」「キリンホールディングス」「サッポロホールディングス」「サントリーホールディングス」を指します。また、「ヤクルト」「カゴメ」「コカ・コーラ」といった清涼飲料を中心に取り扱うメーカーもあります。

飲料メーカーの業績は基本的に安定していますが、同時に競争の激しい業界です。製品の差別化を図るために各社が開発に注力しているので、志望企業の競合他社の傾向もしっかりチェックしましょう

鈴木 洵市

プロフィール

飲料メーカーの志望動機には、同業他社と比較して志望企業の優れている取り組みや、飲料メーカーに影響を受けた経験を盛り込み、他の就活生との差別化できるポイントを作りましょう。

調味料・加工食品

しょうゆ、味噌、砂糖や香辛料、マヨネーズなどの調味料や、冷凍食品などを取り扱う企業は調味料・加工食品メーカーとして分類されます。「味の素」「キッコーマン」などが代表的な企業です。

コロナ禍では、業務用の調味料や加工食品の需要は下がりましたが、反対に自炊する人向けの製品の売上は増加しています。特に調味料は料理には欠かせないため、消費量の多い製品です。調味料などを取り扱う企業は、食品業界の中でも消費者需要の高い企業といえます。

食肉加工

食肉加工メーカーとは、肉を原料としたハムやソーセージなどを製造する企業のことです。「日本ハム」「伊藤ハム」などが代表的な企業として知られています。

ハムやソーセージの原料である肉は、海外からの輸入が大きな割合を占めています。したがって、海外から原材料を輸入するために商社とのやりとりが多い企業となります

また、食肉メーカーを志望する人は、近年では「大豆ミート」という製品がトレンドになりつつあることも覚えておきましょう。肉の代わりに大豆を用いて作られる、肉に似た加工食品ですが、ベジタリアンやヴィーガン向けに取り入れる企業が増加しつつあります。

製菓・製パン

製菓メーカーとは、チョコレートやせんべいといった菓子を製造するメーカーであり、製パンメーカーはその名の通りパンを製造する企業を指します。製菓メーカーは「江崎グリコ」「カルビー」「森永製菓」、製パンメーカーは「山崎製パン」「フジパングループ」といった企業が有名です。

どちらも消費者需要が高く、安定した業績のメーカーといえます。また、自社工場を持っている企業が多く、小売店などへの輸送も自社でおこなっている場合もあります

岩﨑 千夏

プロフィール

身近であるからこそ志望者は非常に多く、ただその商品を好きというだけでは志望動機としては弱いです。まずはなぜ製菓(または製パン)業界なのか、さらにその会社でなくてはならない理由を書きましょう。

製パンメーカーとは少し異なりますがパン屋にも興味がある人は以下の記事を参考にしてみてください。パン屋の志望動機についてまとめています。
例文付き|パン屋の正社員になるための志望動機の書き方

志望動機の要素になる! 食品業界の仕事内容

食品業界についての知識を押さえたうえで、実際に食品業界で働くために、どのような職務があるのかも覚えていきましょう。

消費者に向け購買を促したり新商品を開発する部門や、製品を開発する部門、小売店に製品を販売するための営業部門など、食品業界の企業にはさまざまな仕事が存在します。

志望動機を考えるうえでは、自分が「何がしたいか」「どの分野で活躍したいか」ということをある程度定め、キャリアビジョンをイメージすることが重要です。

永田 修也

プロフィール

志望動機が漠然としていると、「計画性がない」と思われてしまう可能性があります。

そのため、この会社で長く勤める意思表示としても、仕事内容を理解し、しっかりと自分のキャリアビジョンをイメージしたうえで志望動機の内容を検討することが重要です。

キャリアビジョンについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
キャリアビジョンとは|就活のプロが意義と描き方を徹底解説!

研究開発・生産技術

新商品を開発するため、消費者のニーズや市場を調査したり、製品の宣伝を考案する企画部門にあたります。

ヒットする商品を生み出すために、消費者の嗜好をリサーチする分析能力と、アイデアを生み出す柔軟性が求められる仕事です。消費者が求めている食品を開発するために、市場のトレンドを把握し、ニーズに合った商品を考案します。

また、販売チャネルの拡大や広報活動など、売上を伸ばすために営業企画・宣伝もおこないます。

研究職に興味がある人は、この記事を読んで職種理解を深めましょう。
研究職ってどんな仕事? 狭き門を勝ち抜くための志望動機例も紹介!

商品生産・品質管理

商品開発部門で企画した製品を実際に製造する部門です。さまざまな研究を経て、商品の試作をおこないます。

また、そうして試作された商品の味を調整したり、原材料の配分を考えたりと、手がける仕事は多岐に渡ります。製造にかかるコストをいかに低くできるか工夫するのも、重要な職務の一つです。高品質かつ安価な食品の開発は、研究開発や生産技術の仕事にかかっています

専門的な知識が必要とされるため、理系出身の人が多く所属しています。

商品開発(マーケティング)

主に製造工場の管理を担う部門です。商品の生産管理は、開発された商品の生産計画を立て、生産のラインを管理したり、工場現場のサポートを担います。

また、品質管理では、製品や生産過程の細菌検査をおこない、製品に不備がないかの最終チェックをおこない、消費者に安全で高品質な食品を届けることが主な職務です

商品開発・製造と営業のつなぎ役を担うこの部門は、消費者のもとへスケジュールどおりに高品質の食品を届けるための重要なポジションです。

商品開発に携わりたいのですが、人気が高いイメージです。新卒で配属されるのは難しいのでしょうか?

岩﨑 千夏

プロフィール

生産ラインや営業に配属される可能性が高い

商品開発は新たなものを生み出す仕事になるため、新卒で配属されることは珍しいかもしれませんね。仮に配属されても想像より華のある仕事ではなく、泥臭く厳しい側面もあるでしょう。

新卒で会社に入社したら、まずは自社製品をよく知ることが必要になります。それは実際の設計や製造工程だけではなく、使用者の感想や使用シーンなども含めてです。

知らないものを知っていくことで新たな発想が生まれ、商品開発に活かされるので、まずは現場で、と考える会社も多いことは覚えておきましょう。そこでしっかりと経験を積んだことはのちに必ず活きてきますよ。生産ラインや営業への配属からになることも覚悟しておきましょう。

営業

食品業界での営業は、商社やコンビニ、スーパーといった小売店に自社製品を販売する仕事です。主に企業を相手に営業をおこなうため、BtoBビジネスの中心を担っています。

営業では、顧客に自社製品を取り扱ってもらうため、その製品の魅力を把握し、顧客にしっかりと説明する必要があります。コミュニケーション能力だけではなく、十分な商品理解も必要となる仕事です

また、実際に売り場に足を運んで販売状況をチェックしたり、販売促進のために小売店にディスプレイの提案をおこなうこともあります。

鈴木 洵市

プロフィール

食品業界の営業は、BtoBのルートセールスになっていることが特徴的です。そのため、自社商品の採用担当者と良好な関係性を築けるコミュニケーション能力が非常に重要です。

食品業界に総合職で入社すれば営業職に配属となる可能性は大いにありますが、営業職との適性が不安な人もいるでしょう。そんな人は、こちらの記事も併せて読んでみてください。
営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説

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志望動機でアピールしよう! 食品業界で活躍する人の特徴

食品業界で活躍する人の特徴

  • 慎重さがある
  • チャレンジ精神がある
  • 責任感が強い
  • こだわりを持っている

食品業界で活躍する人には、どのような特徴があるのでしょうか。

食品への安全性への姿勢や、商品開発のためのチャレンジ精神など、求められる要素は多いです。ここでは、食品業界で活躍する人の特徴について詳しく解説していきます。当てはまる点があれば、志望動機などで積極的にアピールしましょう。

慎重さがある

まず一番の特徴として、慎重さが挙げられます。

食品は消費者の口に入る製品のため、万が一危険物が混入していたら大きな事故につながる可能性があります。また、アレルギー持ちの人や乳幼児、年配の消費者などが口にする製品は、それぞれへの配慮が必要です。

安全性の低い製品は、その企業自体の信用を失うことにつながりかねません。そのため、食品業界で活躍する人は、食品に対して慎重な姿勢で携わり、自社製品の品質を保つ努力をしています

チャレンジ精神がある

食品業界で活躍する人には、現状を打破するためのチャレンジ精神が備わっています。

新商品の開発や、既製品のリニューアルに重要な一つの要素は、今まで考えられなかったようなコンセプトで消費者の興味を引くことです。

また、製品の広報活動も同様に、いかに自社製品が消費者の目に留まるかは、斬新なアイデアが鍵となります。

食品業界で活躍する人は、自社製品の売上をより伸ばすために、既製品や既存の方法に満足せず、さまざまなことにチャレンジする姿勢を持っています

チャレンジ精神を自己PRでアピールしたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
例文22選|チャレンジ精神の自己PRは4つのポイントで敵なし!

責任感が強い

食品業界は、ものづくりに携わる業界です。製造された製品が消費者のもとに届けられても、その製品に対して責任を負う必要があります。

食品業界で活躍する人は、製品に対する責任の自覚を持っています。未然の事故防止は当然の義務ですが、起こってしまった製品の不備や事故には、責任を持って迅速に対応することを心がけています

責任感の強さを自己PRでアピールしたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
責任感の自己PRは要注意! 失敗例と絶対響く6例文で徹底差別化

こだわりを持っている

食品業界の中には、食に対して強いこだわりを持っている人が多いです。それは、より良い食品を考案したり、顧客に提案するための勉強にもつながります

自社製品にかかわらず、さまざまな食品を食べ比べ、自分が良いと思った味を追求することは、新商品のアイデアを集めたり、開発の研究に役立つことがあります。よりおいしい食品を開発するためには、原材料もこだわって厳選します。

また、取引先や消費者に宣伝する時、その魅力を十分に伝えるためにもこだわりを持って売り出します。

職種や部門にかかわらず、食品業界で活躍するためには、食品に対する熱意が重要です。

アドバイザーコメント

大事なのは消費者の生活に寄り添おうとする人間性

ここまで解説した通り、「熱意」というのは大切なスキルだと思います。

たとえば、IT業界やコンサル業界などで求められるスキルとしては、ロジカルシンキングで冷静に物事を捉え考えることができる人というイメージが強いです。

しかし一方で、食品業界では比較的「人柄」や「その人らしさ」のような点がポイントアップになる可能性は高いと思います。

なぜなら、食品や飲料メーカーは、開発するその商品がそのまま消費者の食卓に直結したり、消費者に寄り添ったネーミングや商品の利便性、デザインや設計を組み立てる必要があるからです。

理知的な振る舞いより表情豊かなアピールの仕方が有効な場合も

そこに焦点を当てるためにはやはり、自分自身の人間味のある部分や情熱をアピールすることも大事な要素になってきます。言ってしまえば、論理的というよりは感情に訴えながら話を進めることで良い印象に近づくかもしれません。

とはいえ企業や担当の面接官によるので、インターシップなどで事前にどのような人間性の社員が多いかなどを見ておくと、面接での対応の仕方も自ずと定まってくるでしょう。

志望動機が浮かばない人必見! 食品業界で働く魅力

食品業界の仕事は、ただ食品を製造して販売するだけではありません。その食品が愛され、これからも生き残っていくための戦略や、世界規模でヒットする商品にするための工夫なども求められ、幅広くアンテナを張って働く必要がある業界です。

そして何より、人々の生活に欠かせない「食」にかかわるため、大きな責任が伴う仕事です。仕事内容が幅広く、責任も大きい分、やりがいも大きなものだといえるでしょう。ここで、志望動機の軸となる食品業界の魅力について考えてみましょう。

食品を通して人々の健康を支えることができる

近年、健康食品へ注目が集まっていることは上記に述べた通りです。長寿社会の実現には、医療だけではなく食生活の重要性が説かれています。

栄養バランスの取れた食品によって、人々の健康を支えることができるということは、食品業界ならではの魅力といえます。また、介護食や、主に病院で使用される流動食などの製品にも食品業界がかかわっています。

このように食品業界は、人々の生活を支え、健康を保つための役割を果たしています。

社会への影響が大きい

「食」は人々の生活とは切り離せない要素のため、食品が社会に与える影響は必然的に大きくなります。

たとえば、新型コロナウイルス感染症の流行によって、人々は免疫力を高める食品を求め、数々の商品が売り切れとなりました。SNSやニュースに取り上げられるなど、一種の社会現象となることも珍しくありません。

人々にとって食品が重要な役割を持つからこそ、影響力も大きくなります。食品を取り扱う企業には大きな責任が伴いますが、その分社会に貢献している自覚を持てるでしょう

自社製品の反響を身近に感じられる

食品は形のある製品のため、商品がインターネットやマスコミなどで話題になりやすいです。また、身近な人の感想や、小売店の陳列などからもその反響を感じることができます。

食品は身近な存在だからこそ、世間の反応もわかりやすくなります。自分がかかわった商品についてのポジティブな反響を感じられると、仕事のモチベーションも上がるでしょう。

グローバルな仕事ができる

食品業界には、海外と取引をおこなっている企業も少なくありません。また、原材料の仕入れのために実際に現地の国へ渡ったり、海外の視察をおこなうこともあります。

また、先に述べたように、商社や第一次産業との取引も業務に含まれるため、地理的にも人脈的にも幅広い範囲で仕事をすることが求められます

社会のグローバル化に伴い、今後海外進出を狙う企業も増えてくることでしょう。企業によっては、海外に特化した部署を設立していることもあります。

このように食品業界には海外事業も担い、今後も展開していく傾向を持っているため、グローバルな仕事を通して自分自身のスキルアップも図れます。

アドバイザーコメント

食品業界は仕事の可能性が幅広い

さまざまな職種を経験できる可能性があるというのは、食品業界の一つの魅力かもしれません。たとえば製造、品質管理、購買、営業、商品開発、管理部門など、思いつくだけでも職種は多岐に渡ります。

学生時代に自己分析をして、自分の強み弱みをある程度はっきりさせてから就職活動をおこなう人が多いと思いますが、それでも働いてみなければ、どんな仕事が向いているのかはわかりません。

自分の強みや適性を知るチャンスがある

自分が理系で研究・開発を目指していたとしても、それが商品化されるかどうかといったビジネスのシビアな世界では、ストレス耐性や性格的な向き不向きもあるので、実は研究・開発よりも営業の適性があるといったことも珍しくありません。

同じ目標に向かって動く組織内での異動であれば、スムーズに慣れていって成果を出せる可能性もありますね。

食品は人々の生活に最も身近で感想の得られやすい物なので、近しい人の喜んだ顔が見れる、ありがとうがたくさんもらえる仕事でもあります。特に最近は自然災害などで食品を配布する企業などが増え、生活を支えるインフラという誇り高い仕事ともいえるでしょう。

食品業界の志望動機を伝える際の3ステップ

食品業界の志望動機を伝える際の3ステップ

  • 食品業界に興味を持った理由
  • なぜその企業を志望するのか
  • 入社後はどのように貢献したいか

食品業界の基礎知識や魅力を学んだところで、実際に志望動機を考えてみましょう。

3ステップを意識して、自分がなぜ食品業界に携わりたいのか、そしてどのように活躍していきたいのかが明確に伝わる志望動機を作ってみてくださいね。

ステップ①食品業界に興味を持った理由

まずは、自己分析などをおこなって、自分がなぜ食品業界で働きたいのか、理由を深掘りしていきましょう。後述するステップ②、③につなげるためにも、食品に興味を持った理由を志望動機に盛り込むことは大切です。

食品に興味をもったきっかけやエピソードを思い浮かべ、そこから自分の思いを明確にしてみてください。

たとえば、食品に興味を持ったきっかけが「ダイエットで痩せる食品を探していたから」であれば、そこから「栄養バランスの取れた安全なダイエット食品を提供したい」と思うようになったなど、話の流れを意識して、興味を持った理由やきっかけはしっかりと企業に伝えましょう

志望動機の書き出しは、内容全体の印象を左右する重要な部分です。こちらの記事で書き方のコツも押さえておきましょう。
例文8選|志望動機の書き出しで本気度を見せ差別化する方法

ステップ②なぜその企業を志望するのか

次に、数ある食品業界の企業の中でもなぜその企業を志望しているのかを伝える必要があります。

企業を志望する理由として、「その企業の商品が好きだから」だけでは不十分です。ステップ①の理由としっかり結びつけて、その企業が注力していることや、強みなどと自分の思いが重なっていることを伝えましょう。

そのためには、事前に企業研究をしっかりおこなっておくことが重要です。企業の食品コンセプトや、食品に対する思いを理解し、志望動機に盛り込んでみてください。

食品業界の企業研究はどのようなことをすればいいですか?

鈴木 洵市

プロフィール

競合他社との比較を徹底的におこなおう

食品業界の企業研究については、就職希望先の企業理念・社風・商品について調べることが欠かせません。

それと同等に、同業他社のことについても調べておきましょう。

食品業界は目新しい商品でも一般化がしやすい業界であることから、きちんと希望企業と同業他社のポジショニングを切り分けて知ることが必要になります。

ステップ③入社後はどのように貢献したいか

最後に、自分がその企業に入社したら、どのように貢献したいかを述べます。

ステップ①②を踏まえ、食品を通して将来実現したいことやチャレンジしたいことを企業に伝えましょう。食品に対する思いから、具体的にどのようなことを成し遂げたいかなどを考えて組み立ててみると、一貫した志望動機になります。

その企業にとって利益となるのは、食品を作ることではなく、作った食品が消費者に求められることです。「こういった食品を作りたい」という思いに留まらず、食品を考えたり作り出した先で、実現したいことを考えてみましょう。

岩﨑 千夏

プロフィール

将来を見据えたうえでやりたいことが決まっている就活生は減っている印象です。そのため、それがあるだけで非常にプラスになると思います。

ただ、言葉ではいくらでも書けるので、そこに込めた思いと面接時の言葉やエネルギーが一致しているかもポイントとなります。

入社後にやりたいことが思い浮かばない人は、こちらの記事を参考に考えてみてください。
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?

志望動機の締めは熱意を伝えるチャンス。こちらの記事で書き方のコツを押さえましょう。
志望動機の締めくくり例文13選! そのまま使えるテンプレも紹介

食品業界の志望動機で高評価を得る3つのコツ

食品業界の志望動機で高評価を得る3つのコツ

  • 食へのこだわりを見せる
  • 幅広い視点を持つ
  • 食品を通して何がしたいかを伝える

食品業界は人気のある業界のため、内定獲得の難易度も高くなります。どのような志望動機であれば、面接官に評価され、他の就活生と差がつけられるのでしょうか。

ここでは、食品業界の志望動機で高評価を得るコツを3つ解説しています。以下を参考にしながら、魅力的な志望動機を考えてみてくださいね。

①食へのこだわりを見せる

食品業界は競争の激しい業界です。消費者に自社製品を選んでもらうには、日々研究を重ね、より良い商品を生み出す企業努力が必須となります。

そのため、企業は豊富な知識や斬新なアイディアを持った、仕事に対しては妥協を許さない人材を求めています。競合他社との競争に勝つためには、消費者にとって魅力的な商品を生み出す必要があるからです。

志望動機では、自分の経験や知識を活かして、ターゲットに向けてどういった食品を売り出したいかを明確にしましょう。こだわりを持って「こういった商品を作ってみたい」という目標を盛り込めば、企業側に具体的なキャリアビジョンを伝えられます。

②幅広い視点を持つ

幅広い視点で食という要素を捉えることも重要です。多様化する社会に伴い、食品が担う役割もさまざまになってきています。味はもちろん、健康や美容効果、SNSでの話題や海外からの人気など、食品に求められる要素は幅広く、時には意外な組み合わせの商品がヒットすることもあります。

商品を開発し、売り出すまでの過程では、この多様化している社会全体を見通す視点が求められます。豊富なイノベーションを持つ人材であることをアピールするためにも、自分の興味や問題意識を志望動機に反映させ、食品という視点に結びつけてみましょう。

③食品を通して何がしたいかを伝える

志望動機でもっとも重要なポイントの一つとして、将来自分が何を成し遂げたいのかを明確にすることが挙げられます。特に食品は、人々と深いつながりを持つからこそ、現代社会の問題や人々の生活に大きく働きかけることができます。

「食品で何がしたいか」ということがうまく思い浮かばない人は、まずは食品に興味を持ったきっかけから考えてみましょう。

たとえば、「お酒が好きだから」という考えから、「なぜお酒が好きなのか」をさらに深掘りしてみると、「誰かとお酒を飲むことで、交友関係を深めることができるから」などの根底の理由が見つかります。そこから自分の経験を通して、「皆が楽しく交流できるようなお酒を作りたい」などといった目標を組み立ててみましょう。

成し遂げたいことが志望している企業の社風や方向性とマッチしていれば、志望動機に説得感を持たせることができます。一貫した志望動機を作るためにも、自分が食品を通して何をしたいのかを明確に伝えましょう。

アドバイザーコメント

消費者として商品とかかわった経験をストーリーにしよう

食品業界の志望動機で周囲と差別化するコツは、就職希望先の企業の商品で影響を受けた個人的な体験から志望するに至った、というストーリーにすることです。

たとえば、体作りが重要な運動部に属していた学生が、体作りに必要なプロテインなどの健康食品を取り扱っている企業を就職希望先とした場合、以下のような展開となります。

「自分は生まれつき、なかなか筋肉がつきづらい体でしたが、この企業のプロテインを摂取することで体作りができました。

なぜなら、御社のプロテインを摂取するタイミングや、それ以外にもバランスの良い栄養摂取について、御社から情報を得ることができたためです。

このようなサービスを展開している企業は他にはなく、私と同じような悩みを抱えているたくさんの人に商品を届けたいです。」

以上ような個人的な経験に併せて、就職志望企業とその業界の他社分析を合わせて実施することで、非常に強いアピールになります。

職種別!食品業界の志望動機例文9選

ここで、食品業界の志望動機の例文を職種別で紹介します。

すでに見てきたように、食品業界には多くの職種があるので、志望動機にもどの職種で働きたいのかを反映させると、しっかり業界研究や企業研究をしている印象を与えられます。

例文①研究開発・生産技術

例文①研究開発・生産技術

私が御社を志望する理由は、世界中の人々に日本の味を認めてもらいたいからです。

私は大学時代、和食レストランでアルバイトをしていました。店には日本人だけではなく、さまざまな国籍のお客様が来店され、日本食を楽しんでいました。特に外国のお客様に評判だったのは天ぷらです。ある時、フランス人のお客様が接客を担当していた私に「とてもおいしかった、フランスにいる家族にも食べさせてあげたい」とうれしそうに言ったのが忘れられません。

私はこのアルバイトの経験から、文化が違っていても「おいしい」という感覚は共通であり、人々の思い出や記念になるということを知りました。

とはいえ、日本食は納豆や生ものなど、まだ海外の人たちに受け入れられていない部分もあります。そのため、私は国内で最も海外進出に積極的である御社で、海外の人たちの舌にも合う日本食を開発していきたいと考えております。

永田 修也

プロフィール

最初の「世界中の人々に日本の味を認めてもらいたい」というかなりインパクトがある冒頭が印象的で良いと思います。

また、自身のアルバイトでのエピソードも交えて、実体験からこれからの歩みたいキャリアも明確になっていて、素晴らしいですね。

例文②研究開発・生産技術

例文②研究開発・生産技術

私が御社を志望する理由は、あらゆる人に食を楽しんでもらいたいからです。

私は大学時代、授業の一環として老人ホーム訪問をおこないました。その時、ある入居者が血圧の関係で薄味の食事のみを提供されており、「まずくて食べられない」と言ってふさぎこんでいました。

私は、食べるということがどれだけ人の楽しみになっているのか、ということをあらためて考えさせられました。そして、将来はこのように病気で食事制限を受けている人も、楽しんで食べられるような食品を作りたいと思うようになりました。

御社は、健康食品や介護食の研究に力を入れ、「おいしい」と言ってもらえる味を作り出すということに注力していると知り、深く共感いたしました。御社に入社し、食事制限を受けているような人にも「おいしい」と楽しんでもらえるような食品を届けたいと思っております。

鈴木 洵市

プロフィール

食べることの楽しさが必要であることを授業の一環で感じられた経験が印象的ですね。

自分の思いを実現できる企業へ就職したい、という気持ちまで伝わる内容になっていて、良いと思います。

例文③研究開発・生産技術

例文③研究開発・生産技術

私が御社を志望する理由は、さまざまな人が安心して食事ができる社会を作りたいからです。

私の母は食品アレルギーを持っており、昔から食事には人一倍気を遣っていました。そのため、私も食品を買う時にはアレルギー表示を注意して見るようにしていましたが、アレルギーがあるために食べられない食品があるのは不憫だ、とも思っていました。

ある時、御社のアレルギーケア商品を知りました。アレルギーを持っている人も安心して食べられるようさまざまな工夫をされており、母も喜んで食べていました。

私は、母に喜びを与えてくれた御社で、母のようにアレルギー持ちの人でも安心して食べられるような食品を作っていきたいです。アレルギーや病気だから食べられない、という理由を少しでも減らし、誰もがおいしい食事を楽しめるような社会の実現を目指したいと思っています。

岩﨑 千夏

プロフィール

全体的によくまとまっていると思います。身近な食品ですが、その会社独自の製品ラインに言及し、他社ではダメだということも伝えられています。

アレルギーがある人が「不憫だ」という言い回しに全体が引っ張られてしまうので、違う言葉で言い換えるとさらに良いでしょう。

例文④商品生産・品質管理

例文④商品生産・品質管理

私が御社を志望する理由は、安全な食事によって人々に健康になってもらいたいと考えているからです。

私は大学2年生の時、フィリピンでの子ども支援ボランティアに参加しました。実際に現地で、貧しい家庭の子どもたちと交流し、彼らの食生活の衛生問題に気がつきました。傷んだ食べ物でも口にし、栄養も偏っているため、病気になってしまう子どもが多いということを知り、自分にできることはないかと考え続けてきました。

御社は、高品質な食品を安価で提供しています。また、海外への支援も積極的におこなっていると説明会で伺いました。

私は、フィリピンで目にした現状をもとに、より安全で栄養バランスの取れた食品を世界中の子どもたちに届けたいと思っています。そのために、業界内でSDGsに最も力を入れている御社で、より高品質な食品を提供し、世界の食問題の解決に貢献していきたいと考えています。

永田 修也

プロフィール

実体験での出来事を元に、食品の品質の大切さを重要視していることがわかる良い例文だと思います。

少し気になる点は、内容が海外の食品事情や意識に偏ってしまっている部分があるので、もう少し目の前の現状に沿った課題なども盛り込むとより具体的で納得感が生まれます。

例文⑤商品開発(マーケティング)

例文⑤商品開発(マーケティング)

私が御社を志望する理由は、食の選択肢を増やし、人々に発見や楽しみを提供したいからです。

私は地域の子どもとの交流ボランティアに参加しています。その中には、食べ物の好き嫌いが激しい子が多くいました。

しかし、食品のパッケージに好きなキャラクターを描いたり、野菜に好物を混ぜてあげるだけで、嫌いだという食べ物もすんなり口に入れてくれる子どもが多かったことが印象的でした。食わず嫌いをしていた子どもが、一度その食べ物を食べてみると「おいしい」と言っていたこともあります。

私はこの経験から、嫌いな食べ物を無理して食べさせるより、少しの工夫で美味しく食べてもらうことができることを知りました。

御社では、好き嫌いの多い子ども向けに、野菜に混ぜるフレークや、嫌いな食べ物を克服するレシピを考案し、発信しています。私は御社で、おいしい食べ物を楽しめるよう創意工夫した食品を生み出し、人々の食の選択肢を増やすことに貢献したいと考えています。

鈴木 洵市

プロフィール

就職希望先の企業の強みを分析し、自分の体験から課題と感じたことをうまく織り交ぜた志望動機だと思います。商品開発に必要な工夫する視点に触れることで、企業分析がよくできていると読み取れる内容です。

例文⑥商品開発(マーケティング)

例文⑥商品開発(マーケティング)

私が御社を志望する理由は、食を通して人々に驚きと感動を与えたいからです。

大学時代にアルバイトしていたコンビニで、顧客がレジに持ってくることが多いと感じる商品がありました。それは御社の商品で、〇〇という商品です。なぜこんなにも人気なのかと調べてみたところ、SNSで評判になっていることを知りました。健康食品でありながらおいしくて満足感があり、効果も絶大ということで、誰もが買い求めていました。

御社の商品はどれも魅力的な宣伝をおこなっており、実際に食べてみてもその宣伝文句に劣らないクオリティーです。そして、そのように人々を魅了し、健康食品を口に運ばせるという影響力の大きさにも驚きました。

健康食品は、どうしても「味が薄い」「おいしくない」というイメージがあります。御社はそういったイメージを覆し、魅力的な商品を通して人々の健康に貢献していると感じます。私は初めて御社の商品を口にした時の感動が忘れられません。いつか自分も、このように健康的でおいしい商品を生み出して、人々を驚かせたいと思っています。

岩﨑 千夏

プロフィール

感動体験をベースにしているので、ポジティブなイメージで良いと思います。

エピソードと商品の素晴らしさで文字数の大半を使っているので、「自分がどういった面で貢献できそうか」も書き加えると、採用担当者の一緒に働きたい気持ちも高まるでしょう。

例文⑦商品開発(マーケティング)

例文⑦商品開発(マーケティング)

私が御社を志望する理由は、食生活の重要さを人々に広く発信したいからです。

私が食品に興味を持ったきっかけは、自分自身の健康の大切さに気づいたためです。私は昨年、テスト勉強とアルバイトに追われ、体調を崩してしまった時期がありました。朝食を摂らず、昼や夜も簡易なコンビニ食ばかりでした。医師からのアドバイスもあり、食生活を改善しバランスの取れた食事を意識したところ、自分の体が驚くほど軽くなり、体調も元通りになりました。

私はこの経験から、正しい食生活がどれだけ健康に影響するかを身を持って学びました。自分でも栄養について独学で勉強し、より健康的な生活をするため努力をしています。

忙しい時は、食事がおろそかになりがちです。それが原因で体調を崩してしまったり、美容に影響が出てしまうことが多いと感じています。御社は特に若者向けに、忙しくても栄養の摂れる食品や、レシピの発信などに力を入れており、現代社会のための食を多く提供していると感じています。私は御社に入社し、仕事や勉強を頑張る人たちを、食を通して応援したいと考えています。

永田 修也

プロフィール

「食生活の重要さを人々に広く発信する」ということが、当該企業のマーケティング部門でやってほしい業務とは限りません。また、多くの人は食生活の重要性はある程度自覚していることでしょう。

それよりも、そのように身を持って感じたのであれば、その体験を元に今すでにどのような発信をしているかというアピールができると、積極性や本気度が伝わりやすいと思います。

例文⑧営業

例文⑧営業

私が御社を志望する理由は、お酒によって人々に楽しい時間を過ごしてほしいと考えているからです。

私が所属していた大学のゼミの教授は、かなり気難しい方でした。しかし、ビールが好きだと知り、思い切って居酒屋に誘ってみると、とても嬉しそうに快諾してくれました。一緒にお酒を飲みながら、研究や個人的な話をしてくれたことは、印象深い思い出となりました。

一緒にお酒を楽しむことは、意外な人の一面を知ることができたり、お互いの距離を縮めることができます。御社は、さまざまなフレーバーのビールや、お酒が苦手な人向けにアルコール度数の少ないお酒を開発することによって、お酒の楽しみを幅広く提供しています。

御社に入社後は、お酒の楽しみを広めるため、そして私のようにお酒によって良い思い出を作ってもらうため、御社の製品をもっと広めていきたいと考えています。

鈴木 洵市

プロフィール

他社との差別化がしづらい飲料メーカーではあるものの、アルコールを飲むという行為で得られる人との触れ合いの場を増やしたいという意志に綺麗につながっていて、良い内容です。

例文⑨営業

例文⑨営業

私が御社を志望する理由は、子育てを頑張る親を食を通じて応援したいからです。

私には年齢の離れた弟がいます。弟が小さい頃、両親は共働きで忙しく、食事を作る時間があまりありませんでした。けれど、母は「買ったものはあまり食べさせたくない」と言って、仕事を抜け出してまで食事を作りに帰っていました。

私はそんな母の苦労を見てきたので、忙しい親が少しでも楽をできる食品があればいいのに、と考えていました。そのため、御社で注力している子ども向けの食品には深い感銘を受けました。子どもでも食べられる、無添加のレトルト食品や冷凍食品は、まさに私が「あればいいのに」と思っていた製品です。

私は、御社に入社し、このように忙しい親でも子どものために買える食品を広めていきたいと考えています。母のように「買ったものは安心できない」と思う親も多くいると思います。そのような人たちに、自社製品で安心と時間を得てほしいと思っています。

岩﨑 千夏

プロフィール

「無添加のレトルト食品や冷凍食品」を販売していることが志望理由になっていると読み取れます。

ただこれだけだと、他社でも類似商品を数多く取り扱っているので、もう少し踏み込んだ内容が欲しいです。たとえば、お母様の「どうしてもこの会社でなくては駄目な理由」などを入れてみましょう。

営業職の志望動機の書き方はこちらの記事で詳しく解説しているので、営業職志望の人は併せて参考にしましょう。
例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ

要注意! 食品業界の志望動機のNG例

すでに解説してきた通り、食品業界の志望理由には「食品を通して何をしたいか」という自分の理想や将来像を盛り込むことが大切です。

ただその企業の商品のファンだから、食べることや飲むことが好きだから、という理由では動機としての説得力が欠けてしまいます。ここではいくつかのNG例を挙げているので、自分の考えた志望動機が当てはまっている場合は修正しましょう。

NG例文①「食べることが好き」というアピールのみ

NG例文①「食べることが好き」というアピールのみ

私が御社を志望する理由は、食に携わる仕事をしたいからです。

私は昔から食べることが大好きで、大学時代は全国のおいしい店について自己流でWEBサイトを作成し発信していました。インターネットの口コミだけではなく、周囲の人のおすすめの店を聞いて実際に行ってみるなど、自分の足を使ってさまざまなおいしい店を開拓しています。

このように、食べることが大好きなため、自分の味覚と食への知識には自信があります。御社は各都道府県とコラボし、郷土料理やご当地グルメを採用した多彩な商品を開発しており、自分の経験をもっとも活かせる企業だと感じました。

永田 修也

プロフィール

「食べることが好き」という部分だけでは、やはり弱いですね。サイトまで制作しているくらいなのでそこを強みにできると良いと思います。

たとえばPV数やサイト経由で発生した成果や実績があれば「好き」だけじゃなく行動の結果を出している事を伝えられます。自信や気持ちを数値化して、行動力があることをアピールしましょう。

NG例文②商品のファンにとどまっている

NG例文②商品のファンにとどまっている

私が御社を志望する理由は、御社の商品「〇〇」に深い感銘を受けたからです。

私は御社の〇〇が大好きで、毎朝欠かさず食べています。味がしっかりしていておいしいのに腹持ちも良く、かつ低糖質という点に魅力を感じています。また、SNSでアレンジ方法を発信したところ、多くの人に見てもらうことができ、「〇〇」の魅力を伝えることができました。

私は御社に入社し、自分の好きな商品をもっと社会に発信していきたいと考えております。

鈴木 洵市

プロフィール

この例文の内容ですと、商品に対する消費者という立場から、商品のファンということのアピールに留まっています。志望動機には世の中の課題や、自分の強みをどのように活かすことができるかといった要素が必要です。

NG例文③他メーカー業界との差別化ができていない

NG例文③他メーカー業界との差別化ができていない

私が御社を志望する理由は、自分が考案した商品を通して、人々を笑顔にしたいと考えているからです。

私は大学時代、地域の学童ボランティアで、工作教室に参加していました。私はこの活動を通して、誰かと一緒にものを作り上げる喜びを覚え、そして作ったもので楽しそうに遊ぶ子どもたちの笑顔にやりがいを感じました。

社会人になっても、人々を笑顔を生み出す存在になりたいと考えています。業界最大手の御社で商品開発に携わることで、より多くの人々を笑顔にしたいです。

岩﨑 千夏

プロフィール

業界最大手の御社で商品開発に携わることでより多くの人々を笑顔にしたい、その気持ちはよくわかります。

しかし、これでは残念ながらESで落とされてしまいます。そもそも食品業界である必要がなく、他の仕事でも人を笑顔にできる仕事は多いですよね。

魅力的な志望動機で熱意を伝えて、食品業界で働こう

食品業界は、人々の生活に深くかかわり、大きな影響を与える仕事を担っています。だからこそ、食品を扱う企業は、現代社会が抱える問題を意識し、責任感を持って仕事に取り組むことのできる人材を求めています。

ただ「食べることや飲むことが好きだから」「その企業の商品が好きだから」という理由にとどまらず、食品を通して実現したいことを考えてみましょう。自分が食品業界で成し遂げたいことを、志望動機を通してしっかり伝えてみてくださいね。

アドバイザーコメント

自分らしさが表れた本音が面接官の心を掴む

どの企業に関してもそうかもしれませんが、やはり学生時代にどのような体験をして、それがあるからこそこの企業で働きたいという、所謂「使命感」を持って伝えることが何よりのアピールになりそうです。

面接官も人であり、企業も人の集まりです。自分の素直な気持ちと熱意を伝えることが大事になってきます。

具体的には、この商品の〇〇な魅力に惹かれましたとか、企業理念のココが素晴らしいと感銘をうけましたという文句は、大事ではあるけれども面接官も聞き飽きている部分でもあります。面接官は就活生の「本音」がどこにあるのか探りたいのです。

失態や内面を明かして話にアクセントをつけるのがコツ

そういった意味において、たとえばですが「学生生活での失敗談」を思い切って打ち明けてみるのもひとつでしょう。

そこからどのようにリカバリーしてどういった今があるのか、といった話も盛り込んでいくと、人間味のある話になって、面接官の気持ちをグッと引き寄せることできるかもしれません。結果はどうあれ、話全体の中のちょっとしたアクセントになります。

少しばかりの小技も取り入れながら、他の就活生とは差別化を図り、面接官は「敵」ではなくこれから一緒に冒険をしてくれる「味方」を探しているのだという認識で臨むと、敵対心が薄れてより対話を楽しめるようになると思います。大変ですが応援しています。頑張ってくださいね。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
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