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Web業界はやめとけと言われるのはなぜですか?
未経験からWeb業界への転職を考えているのですが、ネットで「Web業界はやめとけ」といった意見をよく見かけて不安になっています。
なぜそう言われるのか、具体的な理由を知りたいです。本当にWeb業界はおすすめできないのでしょうか?
Web業界の働き方や、未経験から飛び込むことのリスクなど、キャリアコンサルタントの立場から客観的な意見や、注意すべき点についてアドバイスをいただけますでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
マイナスイメージに惑わされないことが大切! 自分軸で考えよう
「Web業界はやめとけ」という言葉の背景には、一部の労働環境や業界への誤解が含まれていることが多いです。
たとえば、制作会社や広告代理店の一部では厳しい納期対応により残業が発生しやすく、「労働時間が長い」というイメージが先行することがあります。
また、技術やトレンドの移り変わりが速いため、常に学び続ける姿勢が求められ、それを負担に感じる人もいるでしょう。
働きやすい環境を整備している企業も多数! 自分に合った企業選びを
しかし、これらは「向き・不向き」の問題であり、すべての職場がそうした環境ではありません。
自社プロダクトを持つ企業は比較的働きやすい傾向があり、リモート勤務など柔軟な働き方を導入する会社も増えています。クリエイティブな仕事や変化を楽しめる人にとっては、大きく成長できる魅力的なフィールドです。
未経験から目指す場合、まずは業務委託やアルバイトなどで経験を積み、ポートフォリオ(実績集)を準備することが現実的なルートとなるでしょう。
早い段階で目指す職種を明確にすることで、学習の方向性が定まりやすくなります。
Web業界には厳しい一面がある! 企業の見極めが必須
Web業界に対して否定的な意見が出るのは、おもに①下請け構造による長時間労働、②技術変化が激しく常に学習が必要なこと、③フリーランス環境での報酬の不安定さ、といった厳しい側面が目立つためです。
しかし、近年は自社サービスを開発する企業や、事業会社のインハウス(内製)部門が増加し、労働環境が整備されたポジションも増えています。
そのため、未経験からこの業界に参入する際は、まず企業のビジネスモデルが「受託開発」か「自社サービス」かを見極め、社員の口コミサイトなどで労働環境の透明性を確認することが不可欠です。
学び続ける覚悟が必要な世界! 情報のキャッチアップに前向きな人が向いている
さらに、この業界で長期的なキャリアを築くには、継続的な自己研鑽の覚悟が求められます。
入社前にHTML/CSSやGitといった基礎技術を習得しておくことはもちろん、入社後も週5時間程度は勉強時間を確保する意識が必要です。
近年ではコーディングにAIを活用する場面も増えており、プロンプト作成技術のような新しいスキルを常にキャッチアップし続ける姿勢が、将来を大きく左右するでしょう。
こちらの記事では、Web業界に関連の深いクリエイティブな仕事について紹介しています。やりがいや苦労も参考にしてみてください。
Web業界を目指している情報系の学生も多いでしょう。こちらの記事では、情報系の就職についてアドバイザーが解説しています。
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