クリエイティブな仕事に興味があっても、「興味はあるけれど自分に合っているのかがわからない」「専門的に勉強していないと就けないのかな」と疑問に感じる人もいるのではないでしょうか。
クリエイティブな仕事は、代表的な作家やデザイナーのほかにもさまざまあります。ま、専門知識がない人が目指せる仕事も多くあるので、経験の有無ではなく自分の特性が活かせるかどうかに注目すると、自分に合ったクリエイティブな仕事が見つけられるはずです。
そこでこの記事では、未経験から目指せる20のクリエイティブな仕事について、キャリアアドバイザーの谷猪さん、加藤さん、板谷さんとともに解説します。それらの仕事の業務内容のほか、クリエイティブな仕事ならではのやりがいや苦労についても紹介するので、やりたい仕事を見つけるための参考にしてみてください。
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クリエイティブな仕事の特徴を具体的に理解して自分に合うか確かめよう
クリエイティブな仕事に就く際は、事前に業務内容や働き方を把握し、自分がそこで活き活きと仕事ができるかを確認することが非常に重要です。クリエイティブな仕事は、一人ひとりの働きぶりが完成形に大きく影響する傾向にあるからです。
また、クリエイティブな仕事ならではの苦労や、業務で求められるスキル、キャリアプランの例を確認することで、自分がクリエイティブな仕事でイメージどおりのキャリアを築けるかも考えることができます。
クリエイティブな仕事に就くことを多角的に考え、自分の特性を活かせるかどうかを確かめることが、クリエイティブな仕事を目指す際の第一歩です。
そのためこの記事ではまず、未経験からでも目指せる20のクリエイティブな仕事について、業務内容や目指し方を中心に紹介します。自身の強みである創造性・独創性をどのような形で活かせるのか、コンテンツ制作にどのようにかかわっていきたいのかを考えてながらチェックしてみましょう。
後半では、クリエイティブな仕事ならではのやりがいや苦労などを確認していきます。就職後にミスマッチを感じることのないよう、自分に合った働き方ができるか、自分のスキルをどのように活かせるかを確かめたうえで、志望職種への就職を目指してくださいね。
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クリエイティブな仕事とは? どのような職種を指すのか確認しよう

そもそもクリエイティブな仕事とは、新しいアイデアを生み出したり実際にモノを作ったりする職業のことです。イラストを描いたり商品のパッケージをデザインしたりすることに限らず、「何を作るか」「どういったコンセプトで作るか」といったアイデアを考えることも、クリエイティブな仕事に含まれます。
総じて、クリエイティブな仕事の目的は、世の中の人々の感情に影響を与えることといえます。その手段としてデザインなどがあり、制作工程が「どのような人々にこのデザインを見てほしいか」を考えるステップと「人々を感動させられるデザイン」を手がけるステップに分かれているのです。
ただし、完全に分業するかは企業のスタンスや契約内容によって異なるうえ、アイデアを連携したりデザイン案を共有したりといった場面でお互いの仕事への理解は必要不可欠なので、「考えるだけ/作るだけ」といったとらえ方はしないようにしましょう。
よってクリエイティブな仕事は、顧客・サービス・世の中の人々・一緒に仕事をする人への深い理解があって初めて成り立ちます。専門知識・スキルだけでなく、コミュニケーション能力やリサーチ力も必要な仕事なのです。
クリエィティブという言葉は「創造する」という意味でもあるので、現時点で世の中にないものを新たに創造することだけをおこなう仕事と勘違いする人もなかにはいます。
しかし、現時点で世の中にあるものを活用して新たな使用方法などを生み出すことも、クリエィティブ職の大切な役割です。
系統別20職種! クリエイティブな仕事の業務や就き方を解説
系統別20職種! クリエイティブな仕事の業務や就き方を解説
- ライティング系のクリエイティブな職種4選
- デザイン系のクリエイティブな職種7選
- 映像系のクリエイティブな職種4選
- ディレクション系のクリエイティブな職種5選
クリエイティブな仕事の役割を理解したら、具体的な職種を把握しましょう。
今回は20の職種をライティング系、デザイン系、映像系、ディレクション系の4つに分類して解説します。
興味のある仕事に就いたらどのような業務を担うのか、未経験から就職を目指すにはどういったルートを辿ることになるのかを確認しながら目を通してくださいね。
ライティング系のクリエイティブな職種4選
ライティング系のクリエイティブな職種4選
まずは文章の執筆に携わる4つの職種を紹介します。ライティング系の職種はいずれも情報を適切に伝える文章力、読者の感動を呼び起こす表現力、情報を提示する順番を決める構成力が必要不可欠です。
文章を書くことが得意な人、文章を通して人々にメッセージを届けることに興味のある人は、ぜひ各職種の業務を知ってなりたい職種を見つけてください。
①記者・ライター
記者およびライターは、文章を執筆して社会に情報を伝える職種です。新聞社や出版社などに所属して、取材内容にもとづいて記事を制作することもあれば、Webメディアを抱える企業に所属してコラム記事を制作することもあります。
そのほかにも、広告などのキャッチコピーを考えるコピーライターや、ブログを運営して広告費で収入を得るブロガーも大きくは記者・ライターに分類されます。
このように、記者・ライターはさまざまな場所で活躍できる職種ですが、共通するのは人々の興味関心を引く文章を書くという目的です。そのためには文章を読むユーザーと、文章のテーマ両方を深く理解しなくてはなりません。
つまり記者・ライターには、執筆に必要な論理的思考力だけでなく、高いリサーチ力も求められるのです。
新卒で記者・ライターを目指す人は、各社の求人情報が集まる就活サイトを活用し、新卒をライターとして採用したがっている企業を見比べてみましょう。
フリーランスという働き方もありますが、企業で実績・経験を積んでからのほうが依頼主からの信頼を得やすく、収入も安定する傾向にあります。企業に属して文章構成や情報収集のノウハウを学ぶことで、より多くの人々から注目してもらえる文章の書き方を学ぶことが可能です。
- ライターに憧れがあるのですが、文章力が高くないとなるのは難しいですか?
文章力も大切だが何を書くかによって求められる力も異なる
ライターといってもさまざまな種類があります。現在はブログなどで発信する機会を自ら作っていくこともできますよね。
文章力は、文章をたくさん書いていくなかで鍛えることが可能です。
たとえば、SNSである程度のフォロワーを獲得することができるようになると、その実績をもとにインフルエンサーとして有料でSNSの記事を書く仕事を獲得することもできるので、それをモチベーションにしても良いでしょう。
また、noteの記事の執筆や有料記事の発信でライターとして活躍することができるなど、ライターの裾野は今も広がっています。
一方、教材制作のライターなどは、文章力よりもさまざまな制約の中で問題を制作したり、その問題の解答・解説を用意する力が重視される傾向にあります。
文脈の中で問題制作の意図や解答が1つに定まるように、論理的に作問しなくてはならないからです。このように、ライターといっても必要な力はさまざまです。
広告や教材制作のライターなどはスクールもあるので、専門の講師から添削指導を受けることでスキルアップを図ることもできます。
ライターに興味が湧いた人はこちらの記事にもぜひ目を通してください。ライターの業務や目指し方について詳しく解説しています。
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近年人気の職業でもあるライター。学生の中には「ライターになりたい」という人もいるかもしれませんが、新卒でライターに特化した採用をしている企業はなかなか見つからないことも。この記事では経験豊富なキャリアコンサルタントが、新卒からライターになる方法や、ライターを目指す学生が事前におこなうべき準備を解説します。
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②編集者
編集者とは、書籍やWebメディアなどに掲載するコンテンツを企画・編集することで、質を担保する職種です。
記者・ライターや作家などに原稿制作を依頼し、提出された原稿にある情報が間違っていないか、より読者の共感を得られる表現はないかなどをチェックすることで、コンテンツの魅力を高めます。
また、記者・ライターらと密なコミュニケーションを取ることも編集者の重要な仕事です。依頼したテーマに沿った内容か、読者を適切にリサーチできているかなどを都度確認することで、スケジュールどおりに質の高い書籍や記事をリリースできます。これらをおこなうには、編集者自身の文章力・論理的思考力・リサーチ力も重要です。
編集者になるには、新聞社や通信社などの自社メディアを抱える企業や、書籍の制作・出版を手がける出版社などに編集者志望で入社するとスムーズです。多くの場合、はじめは先輩編集者のアシスタントとして仕事を学び、実務経験を積んでから独り立ちを目指します。
編集者の所属先の一つである出版社に就職したい人は、ぜひこちらの記事にも目を通してください。出版社は学生人気が高い傾向にあり、内定獲得には業界・企業への深い理解が不可欠です。記事を参考に、出版社の選考を受けるために欠かせない準備を把握しましょう。
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③脚本家・シナリオライター
脚本家・シナリオライターは、映画や舞台、アニメ、ゲーム、テレビ番組やYoutube動画などの構成・ストーリーを執筆する職種です。作品の魅力を高めるべく、コンセプトや世界観を視聴者に伝えられる表現を考えます。
登場人物や出演者のセリフだけでなく、動作、場面の切り替えなどを考えるのも脚本家・シナリオライターの仕事です。
脚本を書く際は、監督やプロデューサーとの連携も必須です。あらすじ、つまりプロットができたら企画とのズレがないかなどを確かめるために監督らに提出し、もらった意見を反映させながら修正します。
脚本を書き終えた後も、演出や制作現場の都合などによって都度修正を加えることになるので、表現力だけでなく協調性や柔軟性も必要になります。
脚本家・シナリオライターになるには、番組制作会社や映像制作会社、ゲーム開発会社などに所属するのがおすすめです。媒体によって表現方法が異なるので、自分が脚本を書きたい媒体に沿って志望企業を選びましょう。
脚本家やシナリオライターに向いている人は、物語を書くことが好きな人です。
常に新しいアイデアを考え、キャラクターを生み出し、ストーリーを構築することに喜びを感じられる人は、業務にやりがいを見出しやすいでしょう。
以下の記事では、脚本家・シナリオライターが活躍する企業・業界のトレンドや目指し方を解説しています。脚本家・シナリオライターに興味のある人はぜひ参考にしてください。
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④小説家
小説家は、物語を執筆し、読者にメッセージを伝える職種です。作品がフィクションであろうとノンフィクションであろうと、読者がメッセージを受け取りやすいような展開や表現を考える必要があるため、リサーチ力や表現力が重要になります。
特にリサーチは作品の説得力を左右するものなので、編集者と連携して情報を広く集める姿勢は不可欠です。
物語を執筆するという意味では脚本家・シナリオライターと似た職種ですが、脚本家・シナリオライターは物語を基本的にセリフのみで展開させる一方、小説家はセリフ以外の地の文でも物語の奥行を表現できます。
出版社などが主催する新人賞に応募したり、編集者に作品の持ち込みをしたりすることでデビューを目指すのが一般的です。
近年はWebに公開した小説が編集者の目に留まってスカウトされるといったこともありますが、いずれの場合も完成した作品があって初めて話が進むので、小説家を目指す人は学生のうちから作品を書き上げて積極的に編集者の評価をもらいにいきましょう。
文章を書く仕事に興味がある人は、併せてこちらの記事も参考にして自分に合う職種を考えてみてください。
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デザイン系のクリエイティブな職種7選
デザイン系のクリエイティブな職種7選
クリエイティブな仕事といわれて、Webデザイナーやイラストレーターを想像する人も多いでしょう。これらの職種は視覚的な表現に携わるため、デザイン系に分類できます。ライティング系の職種よりも短い時間でより多くの人に情報を伝えることが求められる仕事です。
また、デザイン系の職種の業務はマーケティングとの関連性が高く、幅広い業界の顧客への理解を深める機会が多いため、クリエイティブな業務を通じて幅広い業界のことを知りたい人におすすめです。
これから紹介する7つの職種の業務を把握し、自分の特性を活かせる職種を探してみてください。
①Webデザイナー
Webデザイナーとは、Webサイトのデザインを制作する職種です。顧客の依頼や、自社サイトを運営する企業であれば社内からの要請を受け、ユーザーにとって見やすく使いやすいサイトを設計します。
デザインというと、レイアウトや色彩の調整を想像する人も多いでしょうが、Webデザイナーの場合はコーディングまで担当することも多いです。Webデザイナー自身がプログラミングをできなくては、そのデザインがユーザーにとって使いやすく、かつ技術的に実現可能なものかを判断できないからです。
なお、企業規模によってはデザインとコーディングを分業していることもありますが、修正や改善のためにはプログラミング言語を扱えなくてはなりません。さらに、Webデザイナーが顧客と直接やり取りをしてサイトのコンセプトを決める場合もあり、業務領域は非常に広いです。
よってWebデザイナーになりたい人は、Web制作会社や、自社サイトを運営する事業会社で、実務スキルや傾聴力、協調性を身に付ける必要があります。
Webデザイナーは異業種からの転職者も多い業界です。技術や言語も時代によって変化するので、必ずしも学生時代からITの知識を身に付けておく必要はありません。
ただ、デザインの基礎や実務的なスキルを独学で学び、ポートフォリオを用意しておいたほうが即戦力として活躍できる可能性は増えます。
Webデザイナーについてはこちらの記事でより詳しく解説しています。興味のある人は記事に目を通し、必要なスキルや使いこなすべきツールなどを確認しましょう。
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WebデザイナーはWeb業界の職種です。Web業界には創造性を活かせる仕事が多くあるうえ、業界そのものも今後ますます大きくなっていくことが予想されるので、興味のある人はこちらの記事でWeb業界への理解を深めていきましょう。
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②広告デザイナー
広告デザイナーとは、メッセージや、商品・サービスの魅力を広める広告を制作する職種です。広告媒体は多岐にわたり、例としてはWeb広告やプロモーション動画、記事広告などが挙げられます。
効果的な広告を制作するには、まず顧客や社内のプランナーと連携し、どのような商品・サービスを、誰に向けて、どのように宣伝するのかといったコンセプトを決定しなくてはなりません。そこから、ターゲット層をいっそう引きつけるレイアウト、色彩などを考えていくのです。
つまり広告デザイナーは、特に視覚的表現の部分に責任を持ち、ターゲット層を理解するためのリサーチと、デザイン制作を担います。
広告デザイナーが活躍するのは、広告制作会社や広告代理店などです。未経験で入社した場合は、先輩デザイナーのアシスタントとして実務スキルを学ぶところからスタートする場合も多いです。
広告デザイナーに興味のある人は、以下の記事を参考に、広告業界のトレンドや広告代理店での働き方について把握し、広告デザイナーとして働く未来の自分を具体的にイメージしてみてください。
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③グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーとは、デザインを通じて情報やメッセージを伝える職種です。商品のパッケージや書籍の装丁、ポスター、ロゴなどをコンセプトに沿ってデザインします。
広告デザイナーが宣伝のためのコンテンツを制作するのに対し、グラフィックデザイナーは幅広い用途の平面デザイン(グラフィック)を制作するという違いがあるものの、その境目が曖昧になりつつあるのが現状です。
両者は制作工程も非常に似ていて、顧客やプランナーの要望と、ユーザー理解の掛け合わせでデザインをおこないます。
よって、グラフィックデザイナーもデザインスキルとリサーチ力が求められる仕事です。デザイン制作会社や広告代理店に入社することで、これらのスキルを鍛えることが可能です。
- グラフィックデザイナーに必要なのはセンスですか?
グラフィックデザイナーになるには高いコミュニケーションも必須
たしかに、デザインだけで人にメッセージを伝える表現力や、創造力・デザイン力などの自身だけが持っている才能やスキルもグラフィックデザイナーには大切です。
しかし、顧客が求めていることをしっかりとヒアリングしてデザインに起こすためにも、顧客が言わんとしていることを汲み取る傾聴力が必要です。
そのためコミュニケーション能力も高く求められると認識しましょう。
④CGデザイナー
CGデザイナーとは、コンピューターと専用ソフトを使ってコンピューターグラフィック(CG)をデザインする職種です。CGは現在、ゲームやアニメ、映画などの映像業界で活用されるほか、機械や建築物の設計にも用いられています。
具体的な業務としては、キャラクターや建物などをデザインするモデリング、キャラクターを歩かせたり木をそよがせたりとモデルに動きを付けるアニメーション、制作したモデルを着色するテクスチャリングなどがあり、企業によっては分業されていることもあります。
先述のとおり専用のソフトを使う職種なので、まずツールを使いこなせるようにならなくてはなりません。Blenderなどは無料でモデリングができるソフトなので、学生のうちからツールに触れておきましょう。
また、CGと絵を別物ととらえる人もいるかもしれませんが、CGはモデルのデッサンが破綻していると動きも不自然になるため、絵を描くのと同じようにデッサン力が求められる仕事です。CG制作会社やゲーム制作会社などの選考を受ける前に、ツールと併せて勉強しておくことをおすすめします。
⑤イラストレーター
イラストレーターとは、広告や書籍、動画、製品のパッケージ、Webサイトなどのさまざまな媒体に使用するイラストを制作する職種です。顧客やプランナーの要望をヒアリングし、コンセプトやメッセージをイラストに落とし込みます。
使用ツールは人によって異なりますが、大きくはアナログとデジタルに分けられます。紙やキャンバスなどを用いて手に取れるイラストを制作する場合はアナログ、PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどのソフトを用いてイラストデータを制作する場合はデジタルと呼び分けるのが一般的です。
イラストの用途に応じて、ユーザーに情報を伝えるのに最適な手法で制作を進めるので、顧客理解・ユーザー理解が重要な仕事です。実務ではデッサン力やデザイン力が求められます。
デザイン制作会社やゲーム制作会社などに所属すると、実務を通してリサーチ力や実務スキルを磨くことが可能です。
- 将来はフリーランスとして活動したいです。企業でイラストレーターをする間も、仕事のなかで個性を追求すべきですか?
企業に所属する間もイラストレーターとしての個性を磨こう
フリーランスのイラストレーターは自らの個性やスタイルを強調して仕事をしていることが多いですが、企業に所属するイラストレーターも独自性を追求することは重要です。
とはいえ、企業に所属するイラストレーターは、企業のブランドやイメージを表現することが求められるため、個人の独自性だけでなく、企業の方針やニーズに合わせて仕事をする必要があります。
なお、フリーランスのイラストレーターは自らをマネジメントしクリエイティブなデザインを仕上げていくことが求められるので、自分の好みやスタイルを自由に表現しやすいです。
もちろん、クライアントのニーズに応えることは求められますが、自分の作品により強く個性を打ち出すことができるのは、フリーランスのイラストレーターといえます。
フリーランスを目指すなら、企業に所属するうちに独自性と顧客のニーズに寄り添う力を磨きましょう。
⑥ファッションデザイナー・パタンナー
ファッションデザイナーとは、衣服やバッグ、アクセサリーなど、アパレル用品のデザインを制作する職種です。一方パタンナーは、ファッションデザイナーが制作したデザインを型紙に起こす職種で、新しいアイテムは両者の連携によって生み出されます。
ファッションデザイナーはデザインを通して制作工程全体にかかわりますが、パタンナーは特定領域に縫製のエキスパートとして携わるという違いがあります。
そのため両者では求められるスキルも一部異なり、ファッションデザイナーは特にトレンドを察知するリサーチ力や、自身のデザインに企業からの承認を得るための企画力、プレゼンスキルが必要になります。
一方のパタンナーは、パターンメイキングや型紙制作に使用する3Dソフトの知識・スキルが不可欠です。
ファッションが好きで、ファッションデザイナーやプランナーに興味のある人は、まずはアパレルメーカーへの就職を目指しましょう。販売職や営業職などの需要も高いので、専門知識がない人はデザイナーとは異なる部署に配属されることもあるかもしれませんが、社内でのキャリアチェンジも可能です。
まずはアパレル業界で働き、アパレルに関する専門知識を身に付けることで目標に近付いていきましょう。
総合職としてアパレルメーカーに入社する道もありますが、その場合は入社した後にファッションデザイナーへキャリアチェンジするのは、難易度が高いでしょう。
アイデアや企画力だけでなれる職種ではなく、専門学校で従事する職種に必要な基本知識や土台を身に着けていることが応募条件でもあります。
また実務経験がモノをいう世界でもあるので、どうしてもファッションデザイナーになりたいのであれば、総合職ではなく専門職で就職活動をするほうが良いと思います。
アパレル業界についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ファッションデザイナー・パタンナーを目指す人はぜひ目を通して、業界の情報をつかみましょう。
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ファッションやおしゃれに関心のある学生から特に人気の高いアパレル業界。この記事では、アパレル業界に興味を持っている学生向けに、業界の特徴や多様な働き方など就活するうえで押さえておきたい情報をキャリアコンサルタントと解説します。
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⑦インダストリアルデザイナー
インダストリアルデザイナーとは、家電製品や自転車、家具、日用品などの工業製品のデザインを制作する職種です。大量生産される製品のデザインがおもで、ユーザーにとって使いやすく高機能で、かつ安全な商品を考案します。
特に重要なのは、「ユーザーが製品にどのような機能を求めているのか」「どのようなデザインであれば家に置きたいと思うのか」をリサーチする力と、製品の開発にかかわる社内外の関係者と密に連携する協調性です。開発は基本的にチームでおこなうので、生産部門への理解が欠かせません。
インダストリアルデザイナーを目指すには、工業製品を作るメーカーや、工業製品のデザインを請け負うデザイン制作会社へ就職するのがおすすめです。
新卒入社の直後から配属される可能性はやや低いですが、営業部門や生産部門で製品への理解を深めた後にキャリアチェンジを図ることは十分可能です。まずはどのような製品をデザインしたいのかを明確にして志望企業を絞り込みましょう。
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自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。
映像系のクリエイティブな職種4選
映像系の職種は、デザインと音を掛け合わせて視聴者に情報を伝えることが仕事です。音声や音楽によって短い時間でより多くの情報を伝えたり、それぞれの情報に奥行を持たせたりできる点が、ライティング系・デザイン系の職種との大きな違いです。
YouTubeをはじめとする動画投稿サイトやSNSが、エンターテインメント事業や企業のマーケティングに大きく関与する近年、映像系のクリエイティブな仕事は需要が高まっています。
ここでは4つの職種を取り上げるので、興味のある人はぜひ記事を参考に自身の特性を活かせる仕事を探してみてください。
①動画クリエイター
動画クリエイターは、YouTubeやX(旧Twitter)、Instagramなどに投稿する動画を制作する職種です。このほかにも、顧客からの依頼を受けて広告用の動画を作るクリエイターもいます。
動画を制作する際は、まず動画のテーマを企画し、シナリオにもとづいて撮影した動画を編集し、視聴者をより引き込む映像へと仕上げていきます。顧客の依頼がある場合は企画や最終チェックなどに顧客が関与しますが、動画クリエイター自身が動画制作の全工程を担当するのが基本です。
よって動画クリエイターには、撮影機材や動画編集ソフトを使いこなしたり、より多くの視聴者を獲得できるようにニーズを調査したりするスキルが求められます。映像制作会社に入社すると、それらのスキルを実務を通じて学ぶことができます。
動画クリエイターにはフリーランスのイメージがあるかもしれませんが、企業で働く人もいます。
一例として、商品のプロモーション動画の制作やイベント映像の動画制作、学生などの応募者に向けた企業のイメージ作りのための動画制作などをして活躍している人がいますよ。
②アニメーター
アニメーターは、アニメーションの制作工程の一部である作画を担当する職種です。アニメは何枚もの絵を連続して映すことでキャラクターや物の動きを表現するので、大量の絵を書くことになります。
アニメーターは大きく2種類に分けられ、アニメの動きの軸となる絵(原画)を描く人を原画担当と、原画と原画をつなぐ絵(中割り)を描いて動画化する人を動画担当と言います。
新人アニメーターは動画担当としてより早く、よりバランスの取れた絵を描けるように経験を積み、原画担当を目指していきます。さらに力をつけると、アニメ全体の絵の質を担保する作画監督になることも可能です。
アニメ制作会社に入社すると、研修や実務を通して画力の向上を図れますが、入社前から一定の画力を求める企業も少なくありません。アニメーターを志望する人は、学生のうちからデッサンを学ぶなどして絵を素早く正確に描く練習を積みましょう。
- アニメーターは労働環境が厳しいと聞いたので、目指しても良いのか不安です。
厳しい環境への覚悟はしつつ働きやすさを追求できる立場を目指そう
アニメーターは基本的に1枚あたりの金額での出来高制で、フリーランスや個人事業主が多く、長時間労働が多い業界です。
しかし近年は、テレビだけではなくWeb配信のアニメが増えていることにより、アニメーターの需要も増加しているため、若手を育成する傾向や月給制の導入なども進んでいます。
アニメーターとして所属するスタジオを選ぶ際には、新人の教育制度や給料制度や離職率などを確認しましょう。
最初の数年は厳しい環境であることを覚悟し、経験を積むことで単価を上げ、働きやすい環境に調整できる立場を目指すことも大切です。
アニメにかかわる仕事がしたい人は、以下の記事も必見です。選択肢や就職のコツを解説しています。
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③ゲームクリエイター
ゲームクリエイターとは、ビデオゲームのソフトやゲームアプリを企画・設計・開発する職種全般を指す言葉です。ゲーム制作会社がゲームを作る場合、一人で制作を進めるわけではなく、各工程に担当者がいるのが一般的です。
工程ごとの担当者は以下のように呼ばれます。それぞれの担当者がチームとして連携し、一つのゲームを制作していくのです。
ゲーム制作における役割分担の例
- プランナー:ゲームのコンセプトやキャラクターの大枠を決める
- グラフィックデザイナー:キャラクターなどをデザインする
- シナリオライター:ストーリーの展開やセリフを考案する
- プログラマー:ゲームを動かすプログラムをコーディングする
このように、どの工程を担当するかによって業務は大きく変わりますが、チームで仕事を進めるので協調性が求められることは共通しています。また、どこかの工程で変更や遅れが発生したときに即座に対応できる柔軟性も不可欠です。
ゲームにかかわる仕事は人気のため、目指すのであれば業界研究を深めて求められるスキルを理解する必要があります。以下の記事で選考対策を進めましょう。
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④フォトグラファー
フォトグラファーは、人物やもの、風景を撮影し、その写真を通じてメッセージを伝える職種です。画像編集ソフトを使って写真を加工することもあるので、機材や技法だけでなく、編集のスキルも必要です。
また、特に人物を撮影する際は被撮影者の自然な表情を引き出すためのコミュニケーション能力も求められます。
フォトグラファーと一口にいっても、フォトスタジオ、結婚式場、広告代理店、新聞社、出版社など幅広い業界で需要のある仕事なので、重視されるスキルもそれぞれで変わります。
たとえばフォトスタジオのフォトグラファーは被撮影者と連携して写真を撮りますが、報道機関のフォトグラファーは目の前の出来事の一瞬を切り抜かなくてはなりません。
よってフォトグラファーを志望する人は、技術を身に付けるだけでなく、「自分が何を撮影したいか」「どのような目的を持って撮影したいか」を考えて志望企業を選ぶことが重要です。
ディレクション系のクリエイティブな職種5選
ディレクション系のクリエイティブな職種5選
クリエイティブな仕事というとコンテンツの制作を担うものを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、コンテンツの方向性を決めるディレクション系の職種もクリエイティブな仕事に該当します。
今回は5つの職種を紹介しますが、中には現場理解や制作スキルがなくては就くのが困難なものもあります。そのため、新卒入社の直後から配属を希望するというよりは、ゆくゆくのキャリアチェンジの選択肢としてとらえてください。
ディレクション系の職種へのキャリアチェンジを目標に、ライティング系・デザイン系・映像系の職種で経験を積むことで、高いモチベーションを保って学びを深めることができます。記事を参考に、クリエイティブな仕事に長く携わるための幅広い選択肢を持っていきましょう。
①プランナー
プランナーとは、どのようなコンテンツを制作するかといった企画を立案する職業です。ゲームのコンセプトや広告のターゲット層を考えたり、制作のスケジュール管理をおこなったりしてコンテンツ制作が円滑に進むように調整します。
企画を立てる際には「ユーザーがどのようなコンテンツを求めているか」「この製品をどう売り出せばユーザーの興味を引けるか」といった市場調査をするので、リサーチ力が必須の仕事です。
さらに、社内の担当者たちと連携したり、顧客の悩みや要望をヒアリングしたりする機会も多いので、対応力や傾聴力、協調性といったコミュニケーション能力も求められます。
このように、プランナーは媒体を問わず必要になる役割なので、広告代理店や動画制作会社、ゲーム制作会社などの幅広い業界で目指せる職種です。制作工程全体にかかわれるので、経験を積んでプロデューサーを目指すこともできます。
新卒でプランナーを目指すためには、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、マネジメント力などのスキルはもちろんのこと、実際に作るクリエイティブ(制作物)を具体的にイメージできる思考力が求められます。
プランナーは企業によっては企画職と呼ばれることもあります。企画職は学生からの人気が高い職種ですが、事業への理解が深くなくては務まらないので、プランナーを目指す人は選考に向けて必要な準備をこちらの記事で確認しましょう。
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②Webディレクター
Webディレクターとは、Webサイトやオンラインプロジェクトを企画立案したり、実際にプロジェクトが始動したときに全体を監督したりする職種です。
ユーザーニーズや顧客の要望を反映した企画を立ち上げ、Webデザイナーやライター、エンジニアといった各工程の担当者と連携しながらWebコンテンツを制作します。
なお、実際にサイトを制作し始めると、Webディレクターはサイトがユーザーにとって魅力的かつ使いやすいかといった品質と、予定どおりに制作を進められるかといった進捗の両方を管理しなくてはなりません。そのためにはユーザーを理解するリサーチ力、チームを牽引するリーダーシップが必要です。
WebディレクターはWeb制作会社だけでなく、自社サイトを持つ各企業でも活躍が可能です。しかし事業会社の場合は新卒で入社して必ずしも希望部署に配属されるとは限らないので、Webとの関連性が高いIT業界に絞って選考を受けるのがおすすめです。
いずれの場合も新卒ですぐにWebディレクターになることはあまりないので、実務経験を積んだのちにキャリアアップを目指しましょう。
Webディレクターに向いているのは、まずWeb業界を取り囲む情勢などに詳しく、先見の眼を持っている人です。
加えて、指揮者としてプロジェクトを引っ張っていくスケジュール管理や、業務遂行を円滑に進めるリーダーシップ、コミニケーション能力を持った人も向いています。
Webディレクターになる方法はこちらの記事でも詳しく解説しています。新卒のうちから準備すべきことを確認しましょう。
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Web制作の指揮官であるWebディレクター。近年注目を集めている職業で、就職を希望する学生も増えており、就職難易度も高くなっています。この記事ではWebディレクターになる方法や就職が有利になる方法などを徹底解説します。
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③開発ディレクター
開発ディレクターとは、商品・サービスの開発工程全体を監督する職種で、特にソフトウェアなどのIT製品の開発工程を管理する役割を指します。
たとえばソフトウェアを開発するには、ユーザーニーズや顧客の要望を汲み取って製品の機能などを決め、その内容にもとづいて設計をおこない、その設計書に従ってコーディングをするという流れがあります。
開発ディレクターはこれらのすべてに関与するため、各工程に必要な実務スキルを身に付けていなくてはなりません。
さらに、製品が予定どおりに制作できるように各担当者とも連携しなくてはならないので、コミュニケーション能力、スケジュール管理能力、リーダーシップも必要です。
これだけ多くのスキルを必要とする仕事なので、現場で力を磨いてからでなくては目指すのが難しいです。開発ディレクターになりたい人は、まずIT企業のエンジニアや営業を目指し、実務スキルやコミュニケーション能力を身に付けましょう。
開発ディレクターのもとで開発に携わる職種を設計開発職と呼ぶことがあります。エンジニアを経由して開発ディレクターを目指したい人は、こちらの記事を参考に、実際の業務への理解を深めていってください。
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④クリエイティブディレクター
クリエイティブディレクターとは、広告や動画などを制作する際に企画全体の指揮を執る職種です。ユーザーニーズや顧客の要望に向き合い、適切なコンセプトを考えたうえで、実際の制作を請け負う現場までを監督します。
プランナーと似ていると感じる人もいるかもしれませんが、プランナーは企画を細部まで煮詰める立場で、クリエイティブディレクターが企画を承認する立場です。
つまりクリエイティブディレクターは、プランナーやデザイナーと連携して、より質の高いコンテンツを予定どおりに制作するために企画全体を管理し、企画全体に対して責任を持つのです。
そのためには企画立案から制作までの各工程に必要なスキルをすべて有したうえで、現在の現場がどのような状況であるかを深く理解できなくてはなりません。よって、コンテンツを適正に評価できる審美眼と、チーム全体を管理する戦略的思考力が必要不可欠です。
クリエイティブディレクターになるには、制作会社でデザイナーや営業として経験を積んだ後にキャリアアップを図る必要があります。
クリエイティブデザイナーになるには、基礎的なデザイン理論を学んだ経験、そしてデザインソフトを使用してある程度の作品を制作した経験があることが望ましいです。
またプランナーやデザイナーと連携していくためのプロジェクトマネジメントの経験や、クライアントとの関係構築を図るためのコミュニケーション能力を磨く経験を積んでおきましょう。
⑤アートディレクター
アートディレクターとは、広告や動画などのコンテンツを制作する際に制作現場を監督する職種です。クリエイティブディレクターが企画全体を見るのに対し、アートディレクターはコンテンツの視覚的な表現のみをチェックするという違いがあります。
たとえば広告代理店のアートディレクターであれば、制作中の広告が顧客の要望を適切に反映できているか、広告を見た消費者が商品・サービスに惹かれるかといった点を確認し、デザイナーに改善のための指を出すのです。
これらをおこなうには、デザイナーとしての高いスキルに加え、制作チームを牽引したりクリエイティブディレクターと連携したりするコミュニケーション能力が必要不可欠です。
アートディレクターになりたい人は、制作会社でデザイナーとしてのスキルを磨き、チーフデザイナーを経由してキャリアアップを図りましょう。
アドバイザーコメント
谷猪 幸司
プロフィールを見る実務能力を示しやすい職種は未経験からでも目指しやすい
まず、未経験でも目指しやすいクリエイティブ職としては、グラフィックデザイナーやWebデザイナー、コピーライターなどが挙げられます。
これらの職種は専門の知識やスキルを持っていることも重要ですが、熱意やポートフォリオを通じて自分の能力を示すことができれば、未経験からでもチャンスがあります。
特にデザイン系のクリエイティブ職種は、自分のセンス次第では第一線で活躍することができることも珍しくありません。
特にWeb業界で活躍できるクリエイティブ職は将来性が高い
これらの職種のなかでも特に、Web業界でのグラフィックデザイナーやWebデザイナーは需要があり、今からの時代に目指すのであればおすすめです。
自分のスキルを高めることで、フリーランスとして独立していくことも見込めます。
ただし、クリエイティブ職は変化が激しい分野のため、常に新しいことにチャレンジすることが求められます。その分、自分自身の成長を感じながら取り組むことができるのが魅力です。
あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。
そんな人に活用してほしいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたに合う職業・合わない職業を特定できます。
早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。
仕事の原動力になる! クリエイティブな仕事のやりがい3選
仕事の原動力になる! クリエイティブな仕事のやりがい3選
- 自ら手がけたものが世の中に発表される
- 好奇心の強さを活かせる
- 手に職をつけられる
前章の解説どおりクリエイティブな仕事は多岐にわたりますが、コンテンツを通して人々の感動を引き出すという目的は共通しています。つまり、どの職種に就く場合でもクリエイティブな仕事ならではの成果を得たり、やりがいを感じられたりするということです。
反対にいえば、クリエイティブな仕事ならではのやりがいにピンと来ない場合は、仕事へのモチベーションを保てない恐れがあります。
そういったことのないよう、以下でクリエイティブな仕事で得られるやりがいを確認し、就職後に自分が高いモチベーションを持って業務に取り組めるかどうかを確かめましょう。
①自ら手がけたものが世の中に発表される
クリエイティブな仕事の大きな特徴として、コンテンツが形をともなって世に出ることが挙げられます。自らのアイデアが反映されたコンテンツが発表されること自体が大きな達成感をもたらします。
目に見えるコンテンツは、自分がどの部分に携わり、どのような工夫を施したかが視覚的に確認できるので、自分の働きぶりや成長を実感しやすいのです。
加えて、そのコンテンツによって人々を感動させたり顧客に貢献できたりすると自信にもなります。
コンテンツを通して自分の存在感を示せるので、自分にしかできない仕事がしたい人、替えの利かない存在になりたい人にとっては非常にやりがいを感じられる仕事です。
②好奇心の強さを活かせる
クリエイティブな仕事は、コンテンツを通して人々の興味関心を引かなくてはなりません。
そのためには人々がどのような情報、デザイン、言葉に惹かれるのかを把握する必要があるため、コンテンツ制作はリサーチが必要不可欠です。リサーチには、テーマを深掘りして広く情報収集をおこなえる好奇心の強さが重要です。
また制作会社は幅広い業界からの依頼を引き受けるため、さまざまなビジネスに触れるチャンスがあります。事業会社のコンテンツ制作部門であれば、商品・サービスの開発から宣伝まで、マーケティング全般にもかかわれます。
ユーザーに寄り添った高品質なコンテンツを制作するためにも、自身がクリエイティブな仕事でのキャリアを広げるためにも、好奇心はとても大切な要素です。
クリエイティブな仕事は「自分の好きなことだけを追求したら良い」と勘違いする人もいますが、アンテナを広く張ることが重要です。
たしかに自分の好きなことは原動力につながる大切なことですが、時代の流れと好きなことが一致するとは限りません。好きなことだけだと自己満足になる危険性もあります。
クリエイティブな仕事においては、市場ニーズやクライアントからの要望などもあるので、視野を広げておくことが大切なのです。
好奇心の活かし方を企業にプレゼンする際は、「好奇心をどのように活かせるか」を具体的にアピールする必要があります。好奇心を武器にしてクリエイティブな仕事を目指す人は、ぜひこちらの記事に目を通して有効なアプローチを考えてみてください。
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あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
③手に職をつけられる
ここまでに解説したとおり、クリエイティブな仕事は基本的に専門性が高く、特に制作に必要なスキルは環境が変わっても活かせます。さらに近年はWebコンテンツの需要が高まっているため、クリエイティブな仕事の担当領域が広がっています。
つまり、クリエイティブな仕事での経験は将来に役立つものであり、企業に所属する場合にもフリーランスになる場合にも活かせるのです。
近年は幅広い経験を持つゼネラリストが注目されがちですが、見方を変えれば特定領域の専門家であるスペシャリストの希少価値が高まっているともいえます。そもそも、ゼネラリストとスペシャリストに優劣はないので、自分の力を活かせる道を見つけることが重要です。
クリエイティブな仕事もキャリアパス次第ではマーケティングやマネジメントへのチャレンジが可能なので、「まずは自分の武器が欲しい」と考える人はクリエイティブな仕事を検討してみてください。
- 最近は人工知能(AI)がデザインを肩代わりすることもありますが、それでもクリエイティブな領域で専門性を高めることは将来にとってプラスでしょうか?
ゼロから創造できる人材はAIの発展のためにも求められる
クリエィティブな領域で専門性を高めることは将来においてもプラスになります。
AIは、蓄積された過去のデータからしか創造することが出来ません。まだ世の中にない発明や創造は人間しかできないうえ、AIが高度になるように勉強させていくのも人間です。
専門性を高めれば高めるほど、社会にとってもAIにとっても必要な人材となっていくことでしょう。
ここまでクリエイティブな仕事のやりがいを解説してきましたが、「やりがいってそんなに大切?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。仕事にやりがいを持つことの意義についてはこちらの記事で確認しましょう。
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クリエイティブな仕事で大変な4場面! 働く姿を想像してミスマッチを防ごう
クリエイティブな仕事で大変な4場面! 働く姿を想像してミスマッチを防ごう
- 顧客とのイメージのすり合わせが難航する
- 一人で黙々と作業するのに疲れてしまう
- 興味をそそられる案件が少ない
- 案件が多くて期日までに完成させられない
前章でやりがいについて解説したとおり、クリエイティブな仕事は華やかな成果を挙げられるので、そこに注目する人も多いです。しかし、就職してからのことを考えると、クリエイティブな仕事だからこその困難も押さえておかなくては、後々にミスマッチを感じることになりかねません。
以下ではクリエイティブな仕事の中でぶつかりやすい困難を、4つのシーンを例に挙げて解説していきます。クリエイティブな仕事に就いて働く自分の姿をより具体的にイメージし、クリエイティブな仕事が自分に合っているのかを確かめましょう。
①顧客とのイメージのすり合わせが難航する
クリエイティブな仕事は、顧客からの制作依頼があって成り立ちます。たとえば「この商品のパッケージをデザインしてほしい」「サービスを宣伝する動画を作ってほしい」などです。依頼を受けた側は、顧客の要望を汲み取ってコンテンツに落とし込んでいきます。
しかし、顧客がコンテンツの完成形を明確にイメージできているとは限りません。「10~20代の人たちが注目するデザインが良い」「このキャッチコピーに合うように作ってほしい」といった、抽象的なイメージのまま依頼をされることも十分にありえます。
この時、顧客が抱く曖昧なイメージを適切に拾い上げることができないと、制作そのものに苦戦したり、納品後に顧客から「イメージと違う」と指摘されて大幅な修正をすることになったりします。
業務領域次第では「何をどのように制作してほしいのか」を固める要件定義を別の担当者がおこなうこともあるので、各企業での志望職種の業務領域をよく確認してください。
クリエイターは決まったとおりに制作を進めるといったイメージもあるかもしれませんが、お金が発生するということもあり、実際に制作者に会いたいという顧客がいることもあります。
仕事の案件によって、クリエイティブ職の人が顧客と直接話をしなければいけない機会も出てくることを認識しましょう。
②一人で黙々と作業するのに疲れてしまう
職種や職場にもよるものの、クリエイティブな仕事は一人で業務に取り掛かる時間が長い傾向にあります。たとえばアイデアを練ったり、実際に制作をしたりする間は一人で業務を進めることが多いです。
そのため、一人で黙々と仕事を進めることにつらさを感じやすい人は、就職後にミスマッチを感じるかもしれません。職場の人もおのおのが担当業務を進めているので、相談にハードルを感じる可能性もあります。
また、同じ作業を続けることに飽きやすい人もミスマッチを感じやすいです。
スケジュールによっては勤務時間のすべてを同じ業務に宛てることもあるので、「毎日8時間ライティングをおこなう」「1週間ずっと特定のサービスについて考える」といったことに疲れを感じそうであれば、クリエイティブな仕事の中でも職種をよく検討しなくてはなりません。
- 趣味で一人で小説を書いたりしているので、クリエイティブな仕事への適性があると考えて良いでしょうか?
何を大切にして小説を書いているかを考えて適性を見極めよう
ライティング系のクリエイティブ職に適している可能性はあると感じます。
とはいえ趣味であっても、そこで何を大切にしているかが、趣味だけに終わるのか、仕事にも活かせるのかを左右すると考えます。
自分の思いを自分だけの目線ではなく、読む人がメッセージを受け取りやすい展開や表現になるように意識して文字を起こしているかなどがポイントとなるでしょう。
所要時間はたったの3分!
受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。
- 自分に合う職業がわからない人
- 入社後のミスマッチを避けたい人
- 自分の強みを活かせる職業を知りたい人
③興味をそそられる案件が少ない
クリエイティブな仕事を志望する理由が、趣味などで培ったスキルにあったり、「過去にうまくできたことがある」といった成功体験にもとづいていたりする人もいるでしょう。
しかし、仕事としてコンテンツ制作に携わるとなると、自分が興味のあるものばかりを制作するとは限りません。
たとえば趣味でSNSに動画を投稿していた人が、動画編集のスキルを活かすために映像制作会社に入社した場合、結婚式のプロフィールムービーや企業が社内で使用する資料用の動画といった、テンプレートがあったりエンタメ性が低かったりするものにはそれほど興味を持てないかもしれません。
また顧客の要望や社内のルールなどによって、自分の好みとはまったく異なるものを制作することも多くあります。
必ずしも自分が希望するようなテーマ・モチーフの案件にかかわれるわけではないことを理解したうえで、クリエイティブな仕事に就くかを検討しましょう。
④案件が多くて期日までに完成させられない
企業は顧客からより多くの依頼を受けて利益を創出しないといけないので、なるべく多くの依頼を獲得しようとします。
ただし、依頼数が多くなった時、自社が抱えている案件数を考慮して納品日を設定されるとは限りません。「この日までに納品してくれる企業に頼みたい」とスケジュール次第でほかの企業に流れてしまう顧客もいるからです。
特にコンテンツをいつ使うかを確定させている顧客はその傾向にあり、大抵の場合、納品日は顧客の要望によって決まります。
つまり、「1週間後に納品してほしい」という依頼を1週間のあいだに3件抱えるといったことが起こり得るのです。もし予定どおりに納品ができなかった場合、顧客に謝罪したり社内評価が下がってしまったりする可能性があります。
そのほかにも、顧客の都合で締切までの期間が短くなってしまうこともあります。リリース日が近かったり、コンセプトの変更やデザインの修正があったりすると、タイトなスケジュールで業務を進めざるを得ません。
相手都合でスケジュールが大幅に変わる可能性があることを踏まえて、クリエイティブな仕事が自分に合っているかどうか判断してください。
- クリエイティブな仕事ってそんなに無茶なスケジュールを組まれるんですか?
社内の作業工程や顧客の要望次第では過密なスケジュールになりえる
仕事によっては複数の案件を組まないといけない場合もあることから、無茶なスケジュールになってしまう可能性はあります。
顧客としてはどうしても納期を間に合わせたい気持ちがあるので、作業工程次第では短納期になってしまうのです。
また未経験で挑戦する場合は、スキル不足で作業時間が遅れるなど、さまざまな理由から無茶なスケジュールになることもあるでしょう。
制約を受けずに自由に働きたいという人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。自由な仕事33選と、自分に合った仕事を選ぶ方法を解説しています。
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自由なやりがいのある仕事33選! 3ステップで適職を探そう
「自由な仕事に就きたい!」と思っても、理想の仕事を明確にイメージできる人はあまりいません。記事では、人によって感じ方が異なる「自由な仕事」をシーン別にキャリアコンサルタントとともに紹介します。自由な仕事を探すときの注意点も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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自分の特性は活かせる? クリエイティブな仕事で求められる力とは
自分の特性は活かせる? クリエイティブな仕事で求められる力とは
- コミュニケーション能力
- 継続力
- 自己管理能力
- タフネス
クリエイティブな仕事のやりがい・苦労を把握し、クリエイティブな仕事に就きたい気持ちを自分の中でよりはっきりとさせられたら、次にクリエイティブな仕事で必要になるスキルについて確認していきましょう。
もともと自分が持っているスキルをどのように活かせるのか、またはこれからどういったスキルを身に付けていくべきなのかを理解して、クリエイティブな仕事で活躍する自身の姿を明確化していってください。
①コミュニケーション能力
クリエイティブな仕事は一人で業務を進める場面も多いですが、顧客や社内の関係者との密なコミュニケーションを取らなくてはならないこともあります。
さらにいえば、一人で業務に取り掛かる時間が長いからこそ、小さなズレが大幅な修正のもとになりかねないので、適切なコミュニケーションによって認識をすり合わせることが重要なのです。
特にクリエイティブな仕事は「クールなイメージにしてほしい」「20代のユーザーに刺さるデザインが良い」などとやり取りが抽象的になりやすいため、「20代からの支持が高いモデルを起用するでどうか」というように、話を具体化する言語化能力が重要になります。
正確で明確なやり取りを重視して業務を進めるスキルが、クリエイティブな仕事には求められます。
クライアントとの関係性のなかで要望を正確に把握することができなかったり、進捗報告での説明不足や認識の齟齬が起こりやすくなったりします。
またプロジェクトチームのなかにおいても、作業量の調整や必要な場面での報告・連絡・相談がうまくいかずに、苦労する可能性があります。
コミュニケーション能力という言葉が含む範囲は幅広く、協調性や傾聴力なども大きくはコミュニケーション能力に分類されます。自分のコミュニケーション能力をどう表現すればすればクリエイティブな仕事に活かせるか、こちらの記事を参考に考えてみましょう。
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コミュニケーション能力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。しかし、魅力的にアピールするためにはコミュニケーション能力の言い換えが必須。この記事ではコミュニケーション能力の言い換え12種類をもとにアピールのコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう。
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各コミュニケーション能力のアピール方法については以下の記事で詳しく解説しているので、自分のコミュニケーションにおける強みが明確になった人は併せて参考にしてみてください。
コミュニケーション能力の自己PR
例文12選| コミュニケーション能力の自己PRを3ステップで解説
協調性の自己PR
例文17選|協調性の自己PRで確実に差別化する8つのコツ
傾聴力の自己PR
14例文|傾聴力の自己PR作成に欠かせない必勝3ステップ
②継続力
アイデア出しや制作など、クリエイティブな仕事は一人でおこなう業務が多いため、一つのコンテンツに黙々と向き合う集中力が非常に大切になります。
また専門性が高い業務なので、デザイナーはデザインを、ライターはライティングを毎日毎週続けるのが基本であり、同じ工程を繰り返すことに飽きない粘り強さも重要です。
これらはそれぞれ短期的・長期的な継続力と表現することができます。
1日の間に1つのコンテンツに集中的に取り組む力と、年単位で担当業務を習熟させる辛抱強さ、そしてそれぞれの取り組みの中に自己成長などの楽しみを見出す力がなくては、クリエイティブな仕事を長く続けるのは難しいかもしれません。
継続力を武器にしてクリエイティブな仕事を目指す人は、ぜひこちらの記事にも目を通してください。自身の継続力を効果的にアピールし、希望職種での内定を獲得しましょう。
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継続力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。企業が求める継続力を見極めてアピールしましょう。求められる継続力の見極め方やアピール方法、留意点をキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう。
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③自己管理能力
クリエイティブな仕事は「良いアイデアを出す」「コンセプトをコンテンツに落とし込む」といった感覚的な工程があったり、一人で業務を進めるために行き詰まりやすかったりといった課題があります。
しかし、最初に決められている納期を「アイデアが出ないから」「行き詰ったから」といった理由で延長することはできないので、「時間内でアイデアを生み、制作を進める」というスケジュール管理能力が不可欠です。
加えて、実力のあるクリエイターほど多くの案件を抱えやすいので、複数の案件を期限内に終わらせるタスク管理能力も求められます。
クリエイティブな仕事に「一人でじっくりと取り組める」「納得のいくまでコンテンツに向き合える」といったイメージを持つ人もいるかもしれませんが、多くのクリエイターは時間を有効に使うすべを模索しながら業務にあたっているのです。
④タフネス
複数の案件を抱えたり、大幅な修正をおこなったり、締切までの猶予が短い緊急案件が入ったりして、制作スケジュールに狂いが出るのはクリエイティブな仕事でよくあることです。そして、そのズレによって納期が延びることはないので、しばしば残業をおこなって納期に間に合わせざるを得ないことがあります。
どれだけスケジュール管理・タスク管理を徹底していてもこういった事態は起こってしまう可能性はあるので、残業続きの中でもコンテンツの質を維持したまま制作に取り掛かれる体力があることは大きな強みです。
クリエイティブな仕事に体力勝負のイメージがない人も多いかもしれませんが、ハードワークになる可能性を考慮して自分に合うかどうかを決めるのも、活き活きと働ける仕事を探すうえでは重要なことです。
体力に自信がない学生は体力作りを始めましょう! たとえば、自宅で筋トレを始めたり、気晴らしも含め天気の良い日に散歩がてらウォーキングをしてみたりすると、体力をつけられます。
また規則正しい生活も体力作りには必要なので、一人暮らしをしているのであれば、自炊をするのも良いでしょう。
仕事をするうえで、身体が一番の資本なので、忙しさにも勝てる身体作りをしていってくださいね。
タフネスは「忍耐力」と表現することもできます。こちらの記事を参考に、クリエイティブな仕事で忍耐力を発揮する姿を、企業へしっかりとアピールしましょう。
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例文17選! 「忍耐力」の自己PRで企業に最大限アピールするコツ
忍耐力の自己PRは、入社後の活躍イメージを連想させることで有効なアピールとなります。この記事では、キャリアコンサルタントと共に忍耐力の自己PRの効果を最大化する方法を解説。エピソードや職種別で例文も紹介します。
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ESで悩んだら就活準備プロンプト集がおすすめ!
『就活準備をもっと効率よく進めたい...!』と思っていませんか?「就活準備プロンプト集」は、生成AIを活用して自己PRや志望動機をスムーズに作成できるサポートツールです。
簡単な入力でプロが使うような回答例が出せるため、悩まずに就活準備を進められます。生成AIを活用して効率良く就活準備を進めたい人におすすめです。
- 自己PR、ガクチカ、志望動機作成プロンプト
- チャットを使用した、模擬面接プロンプト
- 自己PRで使える強み診断プロンプト
10年後までイメージしよう! クリエイティブな仕事の2種類の将来像
クリエイティブな仕事に就く人の働き方として、フリーランスを想像する人も多いでしょう。しかしクリエイティブな仕事は、実務スキルの積み方・活かし方次第でさまざまなキャリアプランを練ることができます。
就職後にどのようなキャリアを歩みたいかを考え、クリエイティブな仕事で自分の理想の働き方がかなうのかを確認しましょう。
パターン①一流のプレイヤーを目指す
クリエイティブな仕事に就くと、特定の領域で実力を磨き、幅広い案件で成果を挙げられるようになった後、ディレクターとしてチームを牽引したり制作工程全体を監督したりするのが一般的です。
しかし、ディレクションではなく制作に携わり続けたい人は、エキスパートとしてキャリアを歩むこともできます。
制作の全体ではなく、特定領域にかかわり続けることで、これまでに培ったスキルをそのまま活かすことが可能なので、制作業務そのものにやりがいを感じる人におすすめのキャリアです。
また個人のスキルを磨くと、フリーランスになるという選択肢も選べるようになります。ただし、個人で依頼を募らなくてはならないので、営業活動や支払い業務などもすべて一人で賄わなくてはなりません。
加えて安定的に依頼を受けられるようになるまでは収入も不安定になるので、リスクも把握したうえで独立を検討してください。
- クリエイティブな仕事なら、選考の段階から「独立したい」といっても低評価にはならないでしょうか?
社員に長く働いてほしい企業からは低評価になる可能性がある
選考のタイミングで伝える場合は、採用可否の観点からいうと、ある程度は結果に影響が出てきてしまいます。
企業が置かれている状況次第になりますが、社員に長く働いてもらいたいという気持ちがある場合は、低評価になる可能性が高いです。
一方、すぐにでもスキルが高い人手がほしいという事情がある場合は、独立志向を伝えることでその向上心が高評価につながる可能性もあります。
パターン②プレイヤー視点を持ったマネージャーを目指す
制作現場での経験を活かしてメンバーの育成をおこなったり、制作工程全体に携わったりしたい人は、マネージャーを目指すのがおすすめです。
マネージャーとは、人材や業務を管理し、組織のパフォーマンスを最大化させる役割のことです。
クリエイティブな仕事でマネージャーになると、自らが制作をおこなうよりも、メンバーがより良いコンテンツを制作できるように支援したり、各工程の担当者と連携したりといった業務が多くなるので、コミュニケーション能力やリーダーシップを活かしたい人が向いています。
現場経験があることで、実体験にもとづいてメンバーの悩みや不安に寄り添うことができるため、多くの企業ではプレイヤーからマネージャーを目指す道がベーシックなキャリアパスとして用意されています。
自分がどのように業務や組織にかかわっていきたいかを考えながら、自分に合ったキャリアを選択してください。
クリエイティブマネージャーは、デザインやアートに関する審美眼を持ち、クリエイターの個性を尊重しながら作品の質を高めるためのフィードバックや修正を加えながら制作をします。
そのほかの職種のマネージャーは、コストやリスク管理をおこないながら適切な人員を配置し、工数管理などをおこなっているというのがおもな違いです。
マネージャーを目指す人は、以下の記事を参考にマネージャーになるまでの道筋をより具体的に想像してみてください。あらかじめ将来像を描いておくことで、自分の理想に合った働き方ができる企業を探しやすくなります。
キャリアビジョンの描き方
キャリアビジョンとは|就活のプロが意義と描き方を徹底解説!
将来像の描き方
例文7選付き|就活での「将来像」を描く方法と見つけるヒント
専門性がなくともクリエイティブな仕事に就ける? 就労支援のプロが解説
ここまで専門性がなくともクリエイティブな仕事に就けることを前提として解説してきましたが、高い専門性を有する学生と比較されたとき、専門性がないことで不利になってしまうことはあるのでしょうか。
クリエイティブな仕事の業務は専門性が高いため、専門学校や大学などで専門知識・スキルを身に付けた学生はたしかにそれが一つのアピールポイントになります。しかし、そういった学生と比べられたときに専門性のみで合否が決まってしまうとなると、対策のしようがなくなってしまいますよね。
そこで今回、キャリアコンサルタントの加藤さんに、未経験者がクリエイティブな仕事を目指すときに専門性のなさがどれほどネックになるのかを聞いてきました。加藤さんの意見を参考に、専門性のなさをどのようにカバーすればクリエイティブな仕事に就けるのかを考えていきましょう。
アドバイザーコメント
加藤 賀子
プロフィールを見る専門性がない場合は未経験者でも育ててくれる企業を探そう
応募する職種によっては、専門学校で基礎知識をつけていることが必須のクリエイティブ職もあるので、そのような職種は、スキルを身に着けていないと応募することも難しいでしょう。
ただシステムエンジニアなどは、SESといって、雇用企業が給与を支払ってくれながら未経験から育ててくれる体制もあります。
そのため自分が目指しているクリエイティブ職が、専門知識やスキルを身に着けていなくても応募可能かどうかを事前にしっかりと確認することが必要です。
専門知識・スキルがなくともライバルとの差別化は十分可能
専門知識やスキルを事前に身に着けていなくても応募ができるクリエイティブ職の場合、まずは自身が目指しているクリエイティブ職が何のために社会に存在しているかを把握しましょう。
そのうえで存在意義の部分と絡ませて自身の強みを活かすことができるのであれば、専門知識やスキルを持っている学生とも大きな差別化となるでしょう。
たとえば、ゲームクリエイターの場合であれば、社会に存在している意義の一つに「のめり込めるほど、楽しい遊びを提供すること」があります。
学生時代に、皆が楽しんで没頭できる企画などを考えることが得意だったのであれば、具体例を含めてアピールすることで、差別化となります。これは未経験から目指すにあたっての必要な部分でもあるので、意識してみましょう。
未経験でもできる! クリエイティブな仕事に就くための3つの準備
未経験でもできる! クリエイティブな仕事に就くための3つの準備
- その職種に就きたい理由を言語化する
- 専門性以外の強みをアピールできるようにする
- 実務的なスキルを身に付けてポートフォリオを作成する
クリエイティブな仕事は業務の専門性が高いため、未経験者が志望するとなると「どうしてこの仕事に興味を持ったのだろう?」と企業側に疑問を持たれたり、熱意の確認のために志望動機を深掘りされたりすることが予想されます。
大学や専門学校などで専門知識・スキルを学んできた学生は「学びを活かしたいから」「適性があるから」といった理由を述べられますが、専門性のない人が熱意に説得力を持たせるには前々からの準備が必要です。
以下では未経験からクリエイティブな仕事を目指すための3つの準備について解説します。記事を参考に、今から選考に備えましょう。
①その職種に就きたい理由を言語化する
まずは「なぜクリエイティブな仕事に就きたいのか」を第三者に説明できるようになりましょう。
たとえば「興味があるから」といった理由だけでは、「職種へのこだわりがなさそう」「もし一過性の興味であれば入社後に飽きてしまうのでは?」などと思われる可能性があります。企業の社員が納得できるよう、ロジカルに理由を述べられることが大切です。
そのためには、「その職種に興味を持ったきっかけ」「その職種に就いて実現したい目標」を明確化しなくてはなりません。
これまでの経験を振り返ったうえで内容を分析し、クリエイティブな仕事に惹かれる理由、その職種だからこそかなえられるビジョンなどを伝えることで、その職種に就きたい理由に説得力を持たせられます。
まずは自己分析をおこない、クリエイティブな仕事に就きたいという現在の気持ちと過去の経験とを紐づけましょう。
たとえばイラストレーターを志望する場合、自分がいつからイラストを書き始めたのかや、どんなイラストを書くことが好きだったかなどをまずは振り返ると、自分のイラストへの熱意をより深掘りできるでしょう。
自己分析のやり方は以下の記事で詳しく解説しています。自己分析は就活準備の基盤になるため、まだ選考を受ける予定がない人も早めに取り組んでおきましょう。
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自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
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②専門性以外の強みをアピールできるようにする
クリエイティブな仕事を志望する学生の中には、学生時代に専門知識・スキルを身に付けた人も多くいます。そのため、専門性がなく未経験からクリエイティブな仕事を目指す人は、専門性とは異なる武器を持ってライバルとの差別化を図る必要があります。
そのためには、自分がこれまでに得た学びや習得したスキルを洗い出すことが必要です。学びやスキルは過去の経験から導き出せるので、ここでも自己分析が活きてきます。これまでに自分が得てきたスキルを棚卸して、クリエイティブな仕事で活かせる強みがないかを確認していきましょう。
ここまで解説してきたとおり、クリエイティブな仕事に必要なスキルは専門的なものばかりではなく、コミュニケーション能力や自己管理能力などもきわめて重要です。
そのほかにも、成長意欲や向上心をアピールすることで、入社後に高いモチベーションを持って各種スキルを伸ばせることをアピールできます。自分の強みをクリエイティブな仕事で活かせることを、多角的にアピールできるようにしていってください。
- 専門性がある学生と比べられたら、ほかのスキルがあっても未経験だからという理由で選考に不利になるでしょうか?
志望動機の内容や職種理解の深さで専門性のなさはカバーできる
応募職種に必要な専門性以外の強みを持っていることや、応募会社の理念や存在意義を理解して応募しているということを、エントリーシート(ES)や面接でしっかりとアピールすることができれば、不利になることはないと感じます。
そのためにも自分の強みやスキル、どうして応募会社で働きたいのかを棚卸し、自分自身のことを把握することが重要です。
クリエイティブな仕事の中にはライバルが独自の武器を持っていたり、ライバル自体が大勢いたりする職種も多いです。こちらの記事を参考に、自分の強みをより効果的にアピールしましょう。
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就活で自分の強みを何て答えれば良いかわからない、そもそも自分の強みが浮かばない人に向けて、キャリアコンサルタントが自分の強みを見つける方法やアピールのコツを解説していきます。強みを伝える例文も紹介するので、参考にしてください。
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③実務的なスキルを身に付けてポートフォリオを作成する
クリエイティブな仕事の業務は専門性が高いので、これまでに専門知識・スキルを学んでこなかったとしても、「今後専門性を高めていく意欲がある」と企業に示さなくてはなりません。
そのためには、成長意欲や向上心をアピールすることも大切ですが、クリエイティブな仕事ならではのアピールとして、ポートフォリオの作成があります。
ポートフォリオとは、クリエイティブ業界において、クリエイターの実務スキルをアピールするための作品集です。企業によっては選考での提出を義務化していることもあるので、クリエイティブな仕事を目指す人は作品をあらかじめ用意しておくことをおすすめします。
ポートフォリオを作成するには、もちろん専門知識・スキルをある程度学ぶ必要があります。年単位で学習した学生と勝負するためではなく、「独学でこれだけ学ぶ意欲があるので、入社後も学習し続けるポテンシャルがある」と示すために作成するので、センスよりも学習内容を活かすことに軸を置きましょう。
こちらの記事ではポートフォリオの自己紹介を求められたときの準備方法やポイントを解説しているので、参考に対策してみましょう。
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Q&Aで確認! 未経験からクリエイティブな仕事を目指す際の注意点
専門知識・スキルがなくてもクリエイティブな仕事を目指すことは可能ですが、未経験だからこそクリエイティブな仕事の実情を想像しきれていないこともありえます。
仕事としてコンテンツ制作に携わることを趣味などの延長としてとらえているとミスマッチにつながりかねないので、注意が必要です。
以下のQ&Aでは未経験からクリエイティブな仕事を目指すにあたってどのような心構えを持つべきか、キャリアアドバイザーが独自の意見を回答しています。ここまでの解説と併せて参考にしてみてください。
クリエイティブな仕事は働く自分を具体的に想像しながら目指そう!
クリエイティブな仕事は、自ら手がけたものが世の中に出回る数少ない仕事の一つです。加えて、商品やサービスの品質、知名度、売り上げアップに必要不可欠であるため、幅広いビジネスに関与できることも魅力です。
一方で、クリエイティブな仕事は顧客と丁寧にコミュニケーションを取ったり、予定どおりにコンテンツを納品するためにスケジュール管理を徹底したりと、そのほかの仕事とも共通する大変さがあることもよく理解しておく必要があります。
華やかな面だけでなく、働き方や業務内容などを多角的に検討することで、就職後のミスマッチを予防できます。
クリエイティブな仕事と一口にいっても、コンテンツ制作への携わり方はさまざまです。自分がどのような形でコンテンツにかかわりたいかを具体的にイメージしながら、内定獲得を目指しましょう。
アドバイザーコメント
板谷 侑香里
プロフィールを見るクリエイティブな仕事ではコミュニケーション能力や忍耐力も重要
たとえばクライアントから、「今までに見たことのない斬新でインパクトのあるものを制作してほしい」という要望があったとします。
それを受けて本当に斬新でインパクトがあるものを制作しても、「なんとなく、これではない」というよくわからない理由で却下だけされて、対案が示されないということも、クリエイティブな仕事ではしばしばあることです。
そのため自己満足では通用せず、クライアントの言語化できていない背景まで汲みながら、クライアント以上にさまざまな可能性を考えて制作し、クライアントに納得してもらう必要があります。
クリエイティブな仕事は制作物を通して社会にインパクトを与えられる
限られた予算や納期の中で、さまざまな調整をしながら制作を進める機会は多いです。
クライアントとの関係構築力や対応力、プレゼンテーション能力、企画力、否定的な意見に折れない心などが必要な仕事です。
大変なことも多いですが、柔軟な発想力や学習力のある人であれば、さまざまな商品の可能性を高めたり、クリエイティブの力で社会にインパクトを与えることの面白みを感じることもできるでしょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Koji Tanii〇大手メーカーで設計、品質管理に従事。キャリアチェンジののち、高校・大学の就職講師として活動。障がい者の就職や恋と仕事の両立を実現させるコンサルティングなど幅広い支援をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
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