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履歴書の得意な学科・分野・スポーツ欄はどう書けば良いですか?
現在就職活動中で、履歴書にある得意な学科、分野、スポーツの記入欄で何を書けば良いのか悩んでいます。
正直、大学で特に突出した成績を収めている学科もないですし、専門分野と呼べるほど深く学んだこともありません。また、スポーツも部活動に所属していたわけではなく、趣味でたまに体を動かす程度です。
このような状況で、アピールできるような内容が見つからず、空白で提出するのは印象が悪いのではないかと不安に感じています。どのように書けば、企業の方に良い印象を与えられるのでしょうか? 何かアドバイスがあれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
成績や実績は不要! 得意なことで行動特性を示そう
結論として、業務に通じる行動特性が伝われば十分なので、それを前提に何を記載するか検討しましょう。
まずは、得意な学科や分野です。成績が特に優れていなくても、自身の得意な思考プロセスや再現性を示せるものを選びましょう。
たとえば、「統計基礎(仮説→検証→示唆出しというプロセスが得意です。ゼミでは、約600件のアンケート結果をロジスティック回帰分析で要因特定しました)」といった内容が良いと思います。
次に、スポーツに関する内容です。競技経験が浅くても、自身の役割や取り組む頻度、計測していた指標などを具体的に説明します。結果が出ているものがあれば、定量的な数値も示しましょう。
たとえば、「ランニング(週3回・5km走を継続。タイムの計測を続け、年間ベストを28分30秒から25分40秒に短縮しました)」のような形です。
抽象的な言葉は避けよう! 数字と頻度で具体的に語るのがカギ
記載する際は、以下の点に注意してください。
まずは、避けたい表現です。「コミュニケーション能力」「チームワーク」などの抽象的な言葉だけで終わらせず、具体的なエピソードを書きましょう。
次に、望ましい表現です。取り組む頻度や具体的な数値、工夫した点などを盛り込み、「習慣性」や「改善する姿勢」を見せましょう。履歴書全体の自己PRと内容を一致させると、一貫性が出ます。
空白はNG! 他人より優れた内容ではなく自分の個性を伝えよう
履歴書の「得意な学科やスポーツ」の欄が書けずに悩んでいるのですね。
まず、最も避けるべきなのは、この欄を「空白」で提出することです。これは、面接で「あなたの得意なことは何ですか?」という質問に対して「特にありません」と答えるのと同じで、自己PRの機会を自ら放棄していると見なされかねません。
この欄で多くの学生がつまずく原因は、「得意」という言葉を「他人より優れた、突出した成果」と誤解している点にあります。
他人と比べる必要はない! あなた自身をアピールしよう
企業が知りたいのは、他人との比較ではなく、「あなたがどんなことに興味を持ち、どんな個性を持っているのか」ということです。
そのため、「学業では〇〇という分野に関心を持って取り組みました」とか、「健康管理のために体を動かすことを心掛けています」といった内容でまったく問題ありません。
もし「得意なこと」が見つからなければ、「好きなこと」や「継続していること」に置き換えて考えてみてください。どんな些細なことでも、あなたの人柄が伝わるポジティブな要素を、あなた自身の言葉で記述することが何よりも大切です。
以下の記事では失敗しない履歴書の書き方を解説しています。また、提出時のマナーなどについても触れているため、これから履歴書を作成し提出する機会がある人は、事前にチェックしておきましょう。
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