この記事のまとめ
- 「履歴書をPDFで送付してほしい」という企業は多い
- 履歴書を簡単にPDFにする方法を4パターンに分けて解説
- 履歴書をPDF化する際には4つのことを注意しよう
- ChatGPT 自己PR作成ツール
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この記事を読んでいる人に
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以前は手書きの履歴書が一般的でしたが、近年ではPDF化した履歴書を提出することを求める企業が増えてきています。しかし、「履歴書をPDFにする方法がわからない……」という人も多いのではないでしょうか。
履歴書をPDF化する方法がわからないままでいると、書類選考時に誤った方法でPDF化した履歴書を送付してしまうリスクが生じてしまいます。
この記事では、キャリアアドバイザーの谷所さん、鈴木さん、遠藤さん、マナー講師の樋口さんのアドバイスを交えつつ、履歴書をPDF化して送付する方法を解説していきます。履歴書をPDF化する方法は簡単なので、この記事のやり方を参考にしてみてくださいね。
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選考時に頻出! 履歴書をPDF化して送付する方法を確認しておこう
近年では選考時に「履歴書をデータで送ってほしい」という企業が増えています。そのため、履歴書をPDF化する方法は必ず事前に確認しておく必要があります。
この記事では、始めに履歴書のテンプレートを紹介します。ダウンロードして使えるので、PCで履歴書を作成しようとしている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
次に、履歴書をPDFにする方法4パターンを解説します。それぞれ簡単に履歴書をPDF化できるので、ぜひ参考にしてみてください。
さらに、履歴書をPDF化する際の4つの注意点や、PDF化した履歴書を送付する際に気を付けることを解説します。採用担当者から「マナーが備わっていない」と思われないためにも、必ず確認しておきましょう。
なぜ必要? 履歴書をPDF化する2つの目的
履歴書をPDF化する2つの目的
- 採用担当者にとって読みやすくするため
- 第三者に履歴書を編集されるリスクを防ぐため
そもそも、企業はなぜ紙ではなくPDF化した履歴書の提出を求めるのでしょうか。
ここでは、履歴書をPDF化する2つの目的を解説します。企業側の視点を知ることで、履歴書をPDF化する目的が明確になりますよ。
①採用担当者にとって読みやすくするため
応募者が多ければ多いほど、紙の履歴書の場合該当の学生の履歴書を探し出すのが困難になります。しかし、履歴書がPDFデータの場合、学生の名前などで検索すればすぐに該当の履歴書を探し出すことができるので採用担当者の負担が軽くなります。
また紙の履歴書は保管する際にスペースを必要とするだけでなく、個人情報を取り扱うため紛失しないように注意して管理する必要があります。
しかし、PDFの履歴書であればデータとして管理すれば良いので、PCで環境があればスペースも必要なく大量のデータでも一括で保管することが可能になるというメリットがあります。
②第三者に履歴書を編集されるリスクを防ぐため
ExcelやWordなどで作成したファイルは、送付後も編集することが可能です。履歴書の内容が改ざんされたり、採用担当者が誤って内容を編集してしまう可能性も0ではありません。
一方で、PDFデータは閲覧時には内容が変わることがありません。そのため、履歴書をPDFにすることで、第三者に履歴書の内容を編集されることを防ぐことができますよ。
紙の履歴書だと保管場所が必要なだけでなく、紛失や個人情報が漏洩するリスクがあります。
しかし、履歴書をPDF化していれば保管場所が必要なく、情報が漏洩するリスクが少なくなります。
PDF化する前に確認! 履歴書は手書きとPCのどちらで作成すべき?
結論から言うと、履歴書は手書きとPCのどちらで作成しても問題ありません。PCで履歴書を作成するメリットは、間違いに気付いたときに修正するのが簡単な点です。
また、一度作成しておけば、名前や学歴など共通の項目を改めて書き直す必要がないのもメリットです。多くの企業にエントリーする人は、PCで作成した方が効率的に履歴書を作成できますよ。
一方で手書きの履歴書は丁寧に記載できれば、採用担当者に好印象を与えることが可能です。採用担当者は字の綺麗さよりも丁寧に書けているかを重視するので、記載内容にミスがないか確認を徹底しましょう。
また、手書きの履歴書が有利に働くケースもあるので、以下のような場合は履歴書を手書きで作成することを検討してみてくださいね。
手書きの履歴書が有利な場合の例
- 受ける企業の数が少ない
- PCの使用機会が少ない業界を受ける
- 社員の年齢層が高い企業を受ける
- 多くの学生が応募する企業を受ける
以下の記事では、手書きの履歴書を書いた方が良いケースを解説しています。こちらも併せて参考にしてみてくださいね。
新卒の履歴書は手書きすべき? PCと効率的に使い分ける方法も解説
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る履歴書をPDF化するなら事前にPCで作成するのがおすすめ
手書きで作成した履歴書をPDF化する場合、画像や文字が劣化する可能性があるので注意しましょう。記載内容が良くても読みにくい履歴書になってしまえば印象が悪くなるので、できればPCで作成することをおすすめします。
履歴書のフォーマットを使用すれば、写真のデータを取り込みパソコン上で貼り付けるため劣化が少ない写真になります。手書きの履歴書をPDF化して読みにくければ、面倒でもPCで作成した方が良いですね。
PDFに変換しても文字は文字データとして扱われるため、PCで作成した履歴書は、劣化が少なく読みやすい点がメリットです。デメリットは手書きと違って文字から人柄などが伝わりにくくなり、履歴書を使いまわしていると思われる可能性があることです。
手書きの履歴書は丁寧に記載できれば良い印象を与えられる
一方で読みやすく丁寧に手書きで作成された履歴層は、採用担当者に良い印象を与えることができる点がメリットでしょう。デメリットは、雑な文字で記載していれば印象が悪くなったり、PDF化すると写真や文字の画像が劣化したりして、読みにくい履歴書になってしまう可能性がある点です。
自己PRが思いつかない人は
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ダウンロードして使える! 履歴書のテンプレート
履歴書のフォーマットには特に指定はありません。
手書きの履歴書を購入して作成してもOKですが、PCで作成する場合はこれから紹介するテンプレートをダウンロードしてぜひ使ってみてくださいね。
手書きの履歴書の購入方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
就活用の履歴書はどこで買う? 5つの購入場所をおすすめ順に解説
厚生労働省の履歴書テンプレート
2021年4月から厚生労働省が推奨している標準的な履歴書のテンプレートです。応募者のプライバシーを配慮しつつ公正に選考をするために、従来の内容から以下の2点が変更になりました。
履歴書の内容の変更点
- 「性別」の記載は任意
- 「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の4項目を削除
履歴書のテンプレートは以下よりダウンロードしてくださいね。
履歴書のテンプレート
履歴書をネットからダウンロードしたら、最終的に書き上げたときにきちんと1枚あるいは2枚に収まっているか確認しましょう。
3ページ目に数行はみ出してしまわないように本文の行数を減らして整えてくださいね。
簡単にできる! 履歴書をPDFにする方法4パターン
履歴書をPDFにする方法4パターン
- PCで作成した履歴書をPDF化する
- 手書きの履歴書をPDF化する
- スマホのアプリを使ってPDF化する
- PDF化した履歴書を編集する
ここでは、実際に履歴書をPDFにする方法4パターンを解説していきます。
これから履歴書をPDF化しようとしている人は、ここで解説する4パターンを確認して自分のやりやすい方法を見つけていきましょう。どれも簡単にできる方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①PCで作成した履歴書をPDF化する
PCでExcelやWord形式の履歴書を作成すれば、保存するときにPDF化することができます。PC操作に慣れている人なら、手書きよりもPCの方が短い時間で履歴書を作成できるでしょう。
PCで履歴書を作成する場合は、まずはWordやExcelなどの履歴書のテンプレートをダウンロードして履歴書を作成しましょう。履歴書のテンプレートは前の章で紹介しているので、ぜひダウンロードして使ってみてください。
ExcelやWord形式の履歴書をPDFとして保存する方法は、以下になるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ExcelやWord形式の履歴書をPDFとして保存する方法
- 左上の「ファイル」をクリックする
- 「名前を付けて保存」を選択する
- ファイルの種類をPDFにしてファイル名を入力して保存する
②手書きの履歴書をPDF化する
自宅にスキャナー付きのプリンターがある場合は、手書きの履歴書をスキャンしてPDF化する方法もあります。すでに手書きの履歴書があり、「履歴書をデータで送ってほしい」と言われた際にこの方法は有効です。
自宅にプリンターがない人は、コンビニのマルチコピー機に手書きの履歴書を取り込んでPDF化しましょう。ただし、写真を貼り付けた状態でスキャンをすると写真の画質がやや劣化するというデメリットがあるので要注意です。写真の画質が悪くならないように、事前にコピー機の設定から解像度を400dpiまで上げておくことをおすすめします。
手書きの履歴書をPDF化すると、履歴書に貼り付けられた顔写真をスキャンすることによって元の写真画質より劣化してしまう可能性があります。
PDFに変換したら、元の写真と比較をして画質の劣化がひどくないか確認をしましょう。画像や文字に劣化がある場合は、PCで作成してPDF化した方が良いですね。
③スマホのアプリを使ってPDF化する
スマホのアプリでも履歴書をPDF化することは可能です。PCがなくても手軽に履歴書を作れるため、移動中などの隙間時間で履歴書を作成したい人や、自分のPCを持っていない人におすすめです。
スマホのアプリで作成した履歴書を印刷したい場合は、コンビニのマルチコピー機にデータを転送すれば印刷することが可能ですよ。
履歴書をPDF化するのにおすすめのアプリの例
- 履歴書・職務経歴書 作成 Yagish(App store)
④PDF化した履歴書を編集する
PDF形式のファイルを直接編集できるソフトを使えば、Excel・Wordのファイルまで戻らずにPDFの内容を修正できます。PDF編集ができるソフトは、Adobe Acrobat ProやWondershare PDFエレメントなどが挙げられます。
これらのソフトを使用すれば、PDF履歴書の情報を直接編集することが可能です。しかし、どちらも有料であるというデメリットがあるので、お金をかけたくない人にとってはあまりおすすめしません。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見るプリンターがない場合はコンビニでスキャンしてデータをUSBに保存しよう
「履歴書をPDFで送付してください」という指示があった時、スキャナー付きのプリンターを持っているかいないかでやり方が変わります。
もしプリンターを持っているなら、手書きで印鑑を押したものをスキャンして、PDF形式で保存すれば簡単です。自宅にプリンターがない場合、コンビニでスキャンしてデータをUSBメモリに保存するという方法もあります。
字がうまくないので手書きに抵抗があるという人もいるかもしれませんが、丁寧に、ゆっくりと書けば読みやすいものになりますよ。
WordやExcelで作成した履歴書は保存するときにPDF形式を選択しよう
スキャナー付きプリンターがない場合、WordかExcelで作成したファイルを保存するときにPDF形式を選択すれば、そのままデータで保存できます。写真も撮影した店でデータの形でも受け取っておくとすぐに添付できるので便利です。
ただし、この場合は印鑑を押せないことだけ注意しておいてください。PC入力の場合は内容を詰め込み過ぎてフォントを小さくしてしまう人がいますが、読みづらくなるのでサイズ変更はほどほどにしておきましょう。
採用担当者がPDF化した履歴書で見ている4つのポイント
採用担当者がPDF化した履歴書で見ている4つのポイント
- 顔写真
- 学歴・職歴
- 志望動機
- 文字の丁寧さ(手書きの場合)
実際に採用担当者はPDF化した履歴書から何を見ているのでしょうか。
ここでは、採用担当者がPDF化した履歴書で見ている4つのポイントを解説します。採用担当者が注目しているポイントがわかれば、どこに気を付ければ良いかが明確になりますよ。
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①顔写真
顔写真は履歴書で特に見られるポイントの一つです。採用担当者は履歴書の顔写真から、服装や髪型、表情まで気を配れているかなども判断しています。
履歴書の写真は第一印象を左右することもあるので、撮影する前に身だしなみをしっかりと整えて、明るくいきいきとした表情で映ることがポイントですよ。
具体的には、口を閉じた状態で両方の口角を上げるようなイメージで表情をつくりましょう。
履歴書の顔写真の印象によっては、選考時の評価に影響を及ぼすことはあります。
履歴書の特性上、企業と面談する前に企業の手元に渡ります。顔の表情が暗いと印象が悪くなってしまうので、きちんとした写真を準備してください。
②学歴・職歴
採用担当者が履歴書をチェックする項目として、学歴や職歴も重視しています。採用担当者は学歴から、「どのような学校でどのような教育を受けてきたのか」と応募者のバックグラウンドを推測しようとします。
また、学歴欄は入学年度や卒業年度など間違えやすい項目なので、数字の記載ミスがないように念入りに確認しながら書いてくださいね。
履歴書の学歴欄は間違えやすいため注意しながら書く必要があります。以下の記事では、間違えやすい学歴欄の書き方を解説しているので要チェックです。
大学生・院生必見! 履歴書の学歴欄の正しい書き方とは?
③志望動機
志望動機は、履歴書で特に注目されているポイントの一つです。採用担当者は志望動機から志望度の高さや真剣度を判断しようとします。
志望動機はその企業独自のものを考えるようにしてください。「なぜこの企業にエントリーするのか」「この企業に入社したらどのようなことを実現したいのか」をしっかりと自己分析したうえで内容を考えましょう。
以下の記事では、履歴書の志望動機の書き方を解説しています。履歴書の志望動機は採用担当者から注目されるポイントなので、以下の記事を参考にしながら対策を進めてくださいね。
例文10選|新卒用履歴書の志望動機の基本と盛り込むべき6要素
④文字の丁寧さ(手書きの場合)
履歴書を手書きで作成する場合、文字の丁寧さも見られているので気を付けましょう。達筆かどうかの問題ではなく、雑な書き方をしていないかを重視しています。
時間がなくて急いで書いたような履歴書は、採用担当者に見抜かれてしまいます。時間をかけて丁寧に書くためにも、締め切りギリギリ前に書き始めるのではなく時間に余裕を持って書き始めるようにしてくださいね。
「履歴書の文字の大きさはどれくらいがベストなんだろう……」と悩む人もいるでしょう。以下の記事ではの履歴書のベストな文字の大きさを解説しているので、併せてチェックしてみてくださいね。
履歴書のベストな文字の大きさは? パソコンと手書き別に解説
- 手書きの履歴書で字が汚いと、内容が良くても落とされてしまうことはありますか?
字の汚さだけで落とされることはない
内容が良ければ、字が汚いだけで落とされることはないでしょう。ただし字が汚いと印象が悪くなってしまう可能性はあります。
雑に書いているか、字が下手でも相手が読みやすいように丁寧に書いているか、採用担当者は見極めることができます。
文字のバランスに注意をして、できれば鉛筆で下書きをして書くと良いですね。手書きの履歴書といった指定がなければ、パソコンで作成することも検討しましょう。
事前に確認しておこう! 履歴書をPDF化する際の4つのポイント
履歴書をPDF化する際の4つのポイント
- 履歴書をExcelやWordの形式のまま送らない
- 履歴書はA4サイズにする
- 履歴書に誤字脱字がないか確認する
- 履歴書に添付する顔写真は高画質にする
これから履歴書をPDFにしようとしている人は、先にポイントを押さえておきましょう。事前にこれらのポイントを押さえておかないと、書類選考時に誤った方法で履歴書を送付してしまうなどのリスクが生じてしまいます。
ここでは、履歴書をPDF化する際の4つのポイントを解説します。4つのポイントを押さえて、履歴書をミスなくPDF化できるようにしてくださいね。
①履歴書をExcelやWordの形式のまま送らない
履歴書をPCで作成する人は多いと思いますが、PDF化せずにExcelやWordのまま採用担当者に送っている人もいるのではないでしょうか。
この記事の前半でも述べたように、ExcelやWordのまま送ってしまうと、第三者に編集されてしまうリスクが高まってしまいます。採用担当者から「履歴書をデータで送ってほしい」と言われたら、必ずPDF化して送るようにしてくださいね。
企業から「PDFで」という指示がない場合、入力したままのWordファイルで送る人もいます。
その場合OSのバージョンの違いなどでレイアウトが微妙にずれることがあるので、やはりPDFにして送ってくれる学生の方が配慮が行き届いている印象があります。
②履歴書はA4サイズにする
履歴書をPDF化する際は、一般的な履歴書と同じA4サイズにしましょう。
仮に採用担当者が履歴書を印刷する場合、A4サイズにしておけば一般的な履歴書と同じサイズでそろえることができます。履歴書のサイズはPDF化する際に設定できるので、忘れずにA4サイズに設定してくださいね。
履歴書のサイズを判断するポイントは以下の記事でも詳しく解説しています。こちらも併せて参考にしてみてください。
履歴書のサイズ|A4とB5どちらにすべきか判断するポイントを解説
③履歴書に誤字脱字がないか確認する
履歴書をPDF化した後に誤字脱字に気付いた場合、再度ExcelやWordのファイルを修正するのは手間がかかってしまいます。
仮に履歴書に誤字脱字があってもすぐに修正できるように、PDF化する前に誤字脱字のチェックを入念におこないましょう。
PCで履歴書を作成する場合は、誤字脱字がないかチェックツールを使用して確認しましょう。
誤字脱字チェックツールの例
誤字脱字のある履歴書は選考時に評価が下がります。なぜなら、企業での仕事は正確性が求められるからです。
履歴書を作成し終わったら必ず読み直して、誤字脱字がないかのチェックを実施するようにしましょう。
以下の記事では履歴書に誤字を見つけたときの対処法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
履歴書の誤字を見つけても焦らないで! 挽回できる方法を解説
履歴書の語字脱字は下書きを書くことで防ぐことが可能です。以下の記事では、履歴書の下書きの書き方を解説しているので要チェックです。
履歴書の下書きはメリット大! ミスを防ぐ書き方5ステップを解説
④履歴書に添付する顔写真は高画質にする
せっかく履歴書をPDF化できても、顔写真がぼやけてしまっていたら第一印象が「顔がよくわからない人」になってしまうのでもったいないですよね。履歴書に添付する顔写真は、高画質になるようにサイズを調整しましょう。
履歴書に添付する顔写真は、一般的に縦と横の比率が4:3になればOKです。サイズでいうと800px×600pxに収まるように調整すると良いですよ。
「撮った証明写真をデータ化する方法がわからない……」という人は、以下の記事で証明写真をデータ化する方法を解説しているのでチェックしてみてくださいね。
証明写真をデータ化する方法4選! 活用方法や注意点など徹底解説
なぜ履歴書に写真が必要なのか疑問に思った人は以下の記事を参考にしてみてください。写真の重要性をまとめています。
履歴書を写真なしで提出すると落ちる? 重要性や4つのリスクを解説
マナーを守ろう! PDF化した履歴書を送付する際に気を付けること
PDF化した履歴書を送付する際に気を付けること
- 履歴書を送るメールの件名をわかりやすくする
- 履歴書のPDFのファイル名をわかりやすくする
- 履歴書を送るメールに本文を入力し署名をつける
- 履歴書のPDFにパスワードをかける
採用担当者にPDF化した履歴書を送る際には、いくつか気を付けるべきことがあるので注意しましょう。これらができていないと「ビジネスマナーが備わっていない」と残念な印象を与えてしまう恐れがあります。
ここでは、PDF化した履歴書を送付する際に気を付けることを解説します。採用担当者にPDF化した履歴書を送付する前に必ず確認しておきましょう。
以下の記事では、手書きの履歴書の受け渡しのマナーを解説しています。履歴書を郵送したり、手渡ししたりする場合は、以下の記事にあるマナーを参考にしてくださいね。
新卒用履歴書の書き方完全版|よくある失敗や受け渡しのマナーも解説
①履歴書を送るメールの件名をわかりやすくする
採用担当者にPDF化した履歴書を送る際は、メールの件名を「履歴書ご送付の件【氏名】」などと簡潔にわかりやすくしましょう。
採用担当者はあなた以外にも多くの学生とやり取りをしています。「このメールはどのような目的のものなのか」が件名を見ただけで明確になります。
履歴書のメールの件名の例
- 履歴書ご送付の件【港太郎】
②履歴書のPDFのファイル名をわかりやすくする
履歴書をPDF化して保存する際は、ファイル名に「日付_履歴書_氏名.pdf」などと日付と自分の名前を入れましょう。ファイル名の日付は、履歴書を送付する日付にすればOKです。
ファイル名に日付や名前を入れることで、採用担当者が確認しやすくなるだけでなく、自分が後から見直すときにもデータを探しやすくなりますよ。
履歴書のファイル名の例
- 20230524_履歴書_港 幸太郎.pdf
③履歴書を送るメールに本文を入力し署名をつける
PDF化した履歴書をメールで送る際は、メール本文に履歴書が添付してある旨に加えて、かつ採用担当者が誰からのメールなのかをすぐに確認できるように署名を忘れずに記載しましょう。
履歴書を送る際のメールの文章は、以下の内容を参考にしてみてくださいね。
送信メッセージ
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名履歴書ご送付の件【港太郎】
〇〇株式会社
〇〇部
〇〇様
お世話になっています。
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇年の〇〇です。
先日ご依頼いただいた履歴書を添付ファイルにてお送りします。
履歴書は個人情報を保護する目的でパスワードをかけています。
パスワードは別途メールにてお送りするので、
お忙しいところ恐縮ですがご査収いただけると幸いです。
何卒よろしくお願いします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇年
携帯電話:080-XXXX-XXXX
メール:minato@〇〇〇〇.ab.jp
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
PDF化した履歴書を送る際には、お願い事項を丁寧に伝えることがポイントです。たとえば、パスワードの確認をお願いする場合はクッション言葉を必ず添えましょう。
「パスワードは別途メールにてお送りするので、お手数をおかけしますが、ご確認のほど、よろしくお願いします」。このように、丁寧な言い回しを心掛けてください。
④履歴書のPDFにパスワードをかける
履歴書には名前や誕生日、住所、学歴など、多くの個人情報が載っています。万が一、送り先のメールアドレスを間違えて知らない人にメールが届いてしまった場合、個人情報が漏れて危険です。
個人情報を守るためにも、PDF化した履歴書をメールで送る際にはデータにパスワードをかけましょう。Wordで履歴書を作成した際のパスワードのかけ方は、以下の方法を参考にしてみてください。
Wordで作成した履歴書にパスワードをかける方法
- Word形式の履歴書ファイルを開く
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択する
- ファイルの種類「PDF」を選択する
- 「オプション」をクリックする
- 「PDFのオプション」から「ドキュメントをパスワードで暗号化する」にチェックを入れて「OK」をクリックする
一方、Excelで履歴書を作成した場合、パスワードを設定することができません。パスワードを設定するためには、CubePDFをインストールする必要があります。パスワードのかけ方は、以下の方法を参考にしてみてくださいね。
Excelで作成した履歴書にパスワードをかける方法
- ファイルタブを選択する
- CubePDFを選択する
- 印刷ボタンをクリックする
- 「…」を選択する
- PDFの保存先を選択する
- PDFのパスワードを設定する
- PDFを選択する
- パスワードを入力する
また、履歴書にパスワードをかけたら、パスワードを記載したメールを別途送りましょう。メールの文面は以下の内容を参考にしてみてください。
送信メッセージ
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名履歴書のパスワードの件【港太郎】
〇〇株式会社
〇〇部
〇〇様
お世話になっています。
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科 〇年の〇〇です。
先ほど送付いたしました履歴書のパスワードをお送りします。
パスワード:~~~~
お手数をおかけしてしまい恐縮ですが、
ご査収のほどよろしくお願いします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇年
携帯電話:080-XXXX-XXXX
メール:minato@〇〇〇〇.ab.jp
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
履歴書をPDF化する方法をマスターして選考をスムーズに進めよう
選考が本格化すると、履歴書をPDFで送付する機会が増えてきます。いざ、「履歴書をPDFで送ってください」と言われても慌てないように、事前に履歴書をPDF化する方法を押さえておいてくださいね。
選考が本格化する前に、この記事で解説している履歴書をPDFにする方法4パターンを覚えておきましょう。また、PDF化する際の注意点やメールの送付方法なども併せて確認しておいてくださいね。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見るPDF化した履歴書の提出を求める企業が増えている
これから履歴書をPDF化しようとしている学生の皆さんは、履歴書をPDFにする意味と目的を知ってから取り組むと、より良い就職活動になることでしょう。
現在はあらゆる書類についてデータ化して取り扱われるようになり、就職活動でも「初めて企業にあなたを知ってもらう履歴書もデータ化される」ということが当たり前のようになってきています。
特にPDF化した履歴書について、企業側がチェックしているポイントや、PDF化するときの注意点を知っているということは、データ化社会の中であなたの魅力を損なわずに企業に伝えられることにもなります。
急に履歴書をPDF化することになってもスマートフォンでも編集できる
また履歴書をPDF化するデバイスについては、パソコンがなくともスマホで可能になっています。急な対応や、パソコンを持っていない場合でもスマホで編集が可能です。
この記事を読んで、あなたの大事な履歴書を作成した後、その取扱い方法を学ぶことでより良い就職活動になるよう祈念しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
4名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細マナー講師/アカデミー・なないろスタイル代表
Chikako Higuchi〇元資生堂ビューティーコンサルタント。現在は全国の企業・自治体でマナーとコミュニケーションの研修を実施。月間約1000人の新入社員に、社会人に必要なビジネスマナーを伝授
プロフィール詳細