Q
大学3年生
男性
学業以外のガクチカがない場合、企業にマイナスな印象を与えてしまう可能性はありますか?
理系の就活生なのですが、学業以外のガクチカがなく悩んでいます。
学業のほうは学科で首席を取りましたが、サークル・部活動・バイトをやってきませんでした。
いわゆるチーム経験は研究室のエピソードを使っていますが、使っているネタがすべて大学の話だと、「この人は課外活動を何もやってないんだな」と悪いイメージを与えてしまうのでしょうか。
面接の口コミ等を見ていると、「学業以外で力を入れたことは?」という質問をされている事例があり、学業以外と指定されたら何も答えることがありません。
このような場合の答え方を教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
学業こそ最強のガクチカ! 自信を持って伝えよう
学業以外の「ガクチカ」がないからといって、必ずしもすぐにマイナス評価に直結するわけではありません。特に理系の就職活動では、研究や学業の成果が評価されやすく、首席という実績は強力なアピールポイントとなります。
それでも、面接官が「学業以外の経験」について、あえてたずねるのは応募者のさまざまな経験や行動特性、人間性を知るためです。そのため、一見学業とかかわりが薄いように思える経験についても、事前に整理して語れるよう準備しておくことが重要です。
学業経験を「仕事で活きる力」に変換して伝えよう
たとえば、研究室での後輩指導や教授や院生の学会発表の準備・運営、自主的に身に付けたスキル、趣味や個人的なプロジェクトでの成果も、十分に評価されるエピソードとなりえます。
大切なのは、たとえそれらの活動が学業の延長線上であっても、社会性や課題解決力、協働力といったビジネスで活かせる力に置き換えて話すことです。こうした観点から語ることで、企業はあなたが職場でどのような価値を発揮できるのか、より具体的にイメージしやすくなります。
もし課外活動がほとんどない場合でも、「これまでの経験から何を学び、それを今後どのように社会で生かすのか」という未来志向のメッセージで締めくくることで、前向きで意欲的な印象を与えることができます。
仮に話す材料が限られていたとしても、自分の強みや価値観を相手にしっかり伝えるためには、エピソードとその背景をよく整理し、面接で自信を持って伝えられるように準備することが、内定獲得を目指すための大切なポイントとなります。
首席の実績は最強! 結果までの過程をアピールしよう
「学業以外のガクチカがない」と悩んでいるのですね。結論からいえば、学業以外の経験がないことが、企業にマイナスな印象を与えることはありません。
むしろ、学科で首席を取るほどの素晴らしい成果は、あなたの大きな武器になります。
なぜなら、企業がガクチカで知りたいのは、経験そのものではなく、その経験から得られたあなたの「学び」と「成長」だからです。では、どうすれば「学科で首席」という経験をアピールできるのでしょうか。
学びを入社後どう活かしたいかアピールしよう
私の過去の支援でも、プロセスを具体的に語るよう案内してきました。「首席」という結果だけでなく、「なぜ首席になれたのか」というプロセスに焦点を当てましょう。
たとえば、「教科書の内容を鵜呑みにせず、常に疑問を持って教授に質問を繰り返した」といったエピソードを伝えることで、あなたの主体性や課題解決能力といったスキルを示せます。
そして、これらの学びを「入社後にどう活かしたいか」まで結びつけることが重要です。
「なぜ学業以外に取り組まなかったのか」と聞かれても、「将来、〇〇という分野で社会に貢献したいという明確な目標があったため、そのために今できることに全力を尽くしました」と答えましょう。あなたの真摯な姿勢は、必ず企業に伝わります。
ガクチカのエピソードに学業を使いたいと考えている人もいるでしょう。こちらの記事では、学業のガクチカを作る前に知っておくべきことや周りと差がつくガクチカを作るコツを解説しています。
学業に注力したことや優秀な成績を納めたエピソードを自己PRでアピールしたいと思っている人は、次の記事もぜひチェックしてみてください。
こちらのQ&Aでも学業以外にガクチカがないと悩む相談者にキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。併せて参考にしてみてください。
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