この記事のまとめ
- 学業で培った強みを言語化することで再現性がイメージしやすい自己PRになる
- 学業の自己PRでアピールできる強みを一覧からチェックしよう
- 学業の自己PR例文12選を強み別で紹介
- ChatGPT 自己PR作成ツール
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この記事を読んでいる人に
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自己PRを作成するにあたって、学業に注力したことや優秀な成績を修めたエピソードをアピールしたいと思う学生もいますよね。
一方で、「平凡だと思われるのではないだろうか」「アピールとしては地味かも」と、学業の自己PRにいまひとつ自信が持てない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、キャリアアドバイザーの小峰さん、富岡さん、吉田さんのアドバイスを交えつつ、学業の自己PRの作り方を解説します。これから自己PRを作成する学生は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
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学業の自己PRは仕事での再現性をイメージさせられるかが鍵
学生なら誰しも学業に取り組んでいますが、「ほかの人よりも懸命に取り組んだ自信がある」「高い成果を出せた」という場合、有効な自己PRの題材になります。
ただ、学業と仕事は同じものではなく、学業で優秀な成績を修めたからといって仕事でも成果を出せるとは限りません。自己PRでは、学業に注力し成果を出した経験を根拠として、自分は仕事でも活躍できる人材だと示す必要があるのです。
記事ではまず、そもそも学業について自己PRでアピールするのが良いのかどうかについて、就活支援のプロであるキャリアコンサルタントが解説し、学業の自己PRを作成するにあたって必要な手順や伝え方のコツを説明します。
記事の後半では学業の自己PR例文12選も紹介しているので、参考にして自分の自己PRに活かしましょう。
就活のプロに聞く! 自己PRで学業を題材にするのは良策?
自己PRの題材として学業を選ぶ学生は珍しくありませんが、一方で、ボランティアやアルバイト、部活動についてアピールする学生も多くいます。
そのため「自分は何をアピールしたら良いのだろう」「本当に学業をアピールしても良いのかな」と自己PRの内容を決めきれずにいる人もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、学業を自己PRの題材にすることは良いのかどうかについて、キャリアコンサルタントとしてさまざまな学生や求職者を支援してきた小峰さんが解説します。
アドバイザーコメント
小峰 一朗
プロフィールを見る学業のアピールをする学生には成長意欲や継続力などの優位性を感じやすい
学業を自己PRの題材に選ぶということは、学業で頑張ってきたことへの自信があるんだろうなという印象を受けますね。
そのため、もちろん内容にもよりますが、成長意欲や継続力、探究心、専門性などに対する優位性をアピールできるのではないかと思います。
学業の自己PRは企業の求める人物像に合わないことも
デメリットとしては、学業は一人で頑張ることが多いため、協調性やコミュニケーション力など他者と協力して何かをやり遂げる能力があるのかという側面に関しては、見えにくくなるかもしれません。
メリット・デメリットを踏まえたうえで、企業が求める人材のタイプなども想定しつつ、バランスよく偏らない観点でアピールしていくことも大事になると思います。
たとえば、学業で継続力や探究心を発揮して目標を達成したエピソードをPRするような場合であれば、その過程で先生や先輩からフィードバックをもらったり、同級生と協力し合って効率的な工夫をしたり、他者との協調性やコミュニケーション力をアピールできる要素を少しでも入れておくと良いと思います。
学業の自己PRで高評価を得るための3つの鉄則
学業の自己PRで高評価を得るための3つの鉄則
- 仕事での再現性が期待できる内容にする
- アピールしたいスキルや能力を明確にする
- 順位やGPAなどの相対評価を盛り込む
自己PRの題材として学業を選ぶのが良いとしても、学業について話せばどんな内容でも評価されるというわけではありません。
自己PRを通して、企業側に「ぜひうちの会社で働いてほしい」と思わせるためにも、ここで解説する3つの鉄則を踏まえたうえで、学業を題材とした自己PRの作成に取り掛かりましょう。
①仕事での再現性が期待できる内容にする
企業が求めているのは仕事で活躍できる人材です。そのため、自己PRやガクチカから、応募者が自社に入社したとして仕事で成果を出せるか、活躍できるのかどうかを見極めようとしています。
学業を頑張っていたことをどんなに伝えても、「仕事には活かせなさそうだな」と思われてしまえば、選考突破は見込めません。だからこそ、企業側があなたが仕事で活躍している姿をイメージするには、結果を出す過程を詳しく説明することが重要なのです。
たとえば、「ゼミで〇〇について研究をしてきて、学内のプレゼンで優秀賞を取ることができました」とプロセスについての記載がなく、結果だけアピールされていると再現性は見えません。
「語学が苦手でしたが、頑張って勉強して点数を上げることができました」と具体的な数字や行動を説明せずに抽象的にアピールされても、仕事に活かせそうだとは思えないでしょう。
そのほか、専門用語を羅列したり、相手が理解できない専門知識をアピールするのもNGです。
②アピールしたいスキルや能力を明確にする
学業と仕事は別物ですが、成果を収めるために必要なスキルや能力は共通しているものも多くあります。よって、仕事にも活かせるスキルや能力をアピールすることで、再現性のある自己PRになるのです。
学業のアピールをしたい人は、成果を出す過程でどんなスキルを活かしたのか、どんな能力が優れていたのかを明らかにしましょう。
アピールしたいスキルや能力の例
- 計画性
- 継続力
- 勤勉さ
文章を作るのが苦手な人にオススメの自己PR作成方法!
自己PRはESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
しかし、「自己PRが全然思いつかない......」「自己PRを考える時間がない......」対策が思うように進んでいない人も多いのではないでしょうか?
そこで活用してほしいのが、「Chat GPT 自己PR作成ツール」です。簡単な質問に答えるだけで、Chat GPTが選考で活用できる自己PRを自動で作成します。
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③順位やGPAなどの相対評価を盛り込む
仕事では、学業以上に成果を出すことが求められます。もちろん、過程を重視する企業も多くありますが、利益を出し続けなければ会社は存続できません。そのため、成果を出せる人材を求めるのです。
よって、「学業を頑張った」だけではなく、どんな成果を出したのかまで注目されているということは覚えておきましょう。そして、成果を示すときは相対的に判断されたものが有効です。
たとえば、「国語のテストで満点を取れました」と言っても、そのテスト内容を知らない人からすれば、「誰でも満点を取れるような簡単なものだったのでは」と疑ってしまっても仕方ありません。
そのため、成績の順位や大学が定めているGPAを盛り込むことで、その成果がどれだけすごいことなのかを企業側もイメージしやすくなります。
- 具体的な数字で表せるような成果が出せていない場合、学業のアピールはしない方が良いのでしょうか?
アピール材料にならないのでおすすめはしない
たとえば、「英語が話せます」というアピールをしたい人がいます。しかし、TOEICも英検も受けたことがなく、海外に行った経験もありません、と言われたらなんて思うでしょうか。
あまり信用できないと思います。ましてや英語の仕事を任せようとは到底思えないですよね。
このように、数字で表せる成果が出ているということは、第三者がその人の能力を判断するうえでとても重要な指標になります。
そういった成果が出ていないのであれば、学業ではなく別のことをアピールした方がより良いアピールになると思いますよ。
check!
履歴書やエントリーシート(ES)には、「研究課題」や「得意科目」などの項目が設置されている場合もあります。学業のアピールはこれらの項目でもできるので、自己PRの題材について悩んでいる人は、ほかの項目との兼ね合いも考慮しながら考えてみましょう。
研究課題や得意科目の書き方については、以下の記事をチェックしましょう。
研究課題
履歴書の研究課題の正しい書き方|魅力的に見える例文も紹介
得意科目
例文7選|履歴書の得意科目の書き方や思いつかないときの対処法
ガクチカも学業を題材にできる項目です。こちらのガクチカでの学業のアピールについて解説した記事もチェックしたうえで、どの項目で学業のアピールをするのか決めることをおすすめします。
例文14選|学業はガクチカになる! 評価される伝え方のコツを解説
まずは題材をそろえよう! 学業の自己PRの3つの下準備
学業の自己PRの3つの下準備
- 学業での取り組みを詳細まで振り返る
- 学業を通して発揮された強みを言語化する
- 仕事への再現性がアピールできるエピソードに絞る
ここからは、実際に自己PRを作成する際に必要な情報について解説します。まずは、自己PRの内容や方向性を決めるために、3つの下準備をおこないましょう。
下準備が十分でないままだと、自己PRを書こうとしてもなかなか書き進められないはずです。ここで学業についてしっかり振り返って方向性を固めていくことで、魅力的な自己PRがすらすら書けるようになりますよ。
①学業での取り組みを詳細まで振り返る
まずは学業に関する自分の過去のおこないについて、以下のポイントを中心に振り返りましょう。
振り返るポイント
- どんな科目を履修したのか
- なぜその科目を選んだのか
- 各科目でどんなことを学んだのか
- 自主的におこなったことは何か
- なぜ頑張って学習できたのか
- どんな成果を収められたか
中にはアピールしたい内容はすでに決まっているから、改めて振り返る必要はないという人もいるかもしれません。
しかし、学業について面接でアピールすれば、よりあなたについて詳しく知るためにさまざまな角度から深掘り質問をされることもあります。深掘り質問に慌てず的確に答えるためにも、この機会に詳細まで振り返っておくことをおすすめします。
- 「なぜ学業を頑張ったのか」と聞かれても、「当たり前のことだから」以上に言えることがありません……。
「当たり前」の価値観はどこから生まれたのか振り返ろう
学業を頑張るのは当たり前のこと、というのはあなたの価値観であってすべての人がすべての学業を頑張るわけではありません。
あなたが特に頑張った学業には、何かあなただからこその興味や適性、能力があるはずです。またその頑張った過程においても、あなただからこそのやり方や工夫もあったのではないでしょうか。
そこにはあなたらしい価値観や性質があるからだと思います。頑張ることは当たり前であったとしても、頑張れた理由や過程においては、当たり前でないあなたらしさがたくさん眠っています。
それを振り返りながら言語化してみると、あなたらしい自己PRが書けるでしょう。
②学業を通して発揮された強みを言語化する
学業に取り組む過程では、あなたが強みを発揮できたからこそ成果が出せたはずです。仕事への再現性が伝わる自己PRにするためにも、自分の強みを的確な言葉で言い表せるようにしておきましょう。
以下は、学業を通して発揮されやすい強み一覧です。言語化が難しいと感じている人は、概要を読んで、自分に当てはまる強みを見つけましょう。
強み | 概要 |
---|---|
計画性 | 試験や課題の提出日から逆算して、いつ何をやるべきかをあらかじめ決め、立てた計画通りに動ける力 |
スケジュール管理能力 | 試験勉強や研究を進めるために、ほかのやるべきこともこなしつつ、効率的に行動できる力 |
継続力 | 勉強や暗記、研究など、同じ作業を毎日コツコツ続けて着実に成長できる力 |
目標達成能力 | 「試験で学内3位以上」「GPA3.8以上」などの高い目標に対して、途中で諦めず確実に達成する力 |
コミット力 | 与えられた課題や役割に対して責任を持ち、最大限の努力を尽くして成果を出す力 |
真面目さ | 授業への出席や試験勉強、課題の提出など、大抵の人が億劫に思うことからも逃げずにやるべきことを確実にやり遂げる力 |
勤勉さ | 真面目さと明確な違いはなく、やるべきことにひたむきに取り組む力 |
負けず嫌い | テストの成績や研究の成果でほかの人より劣ることを嫌い、回避するために努力する性格 |
向上心 | 自分の知識や成績に満足することなく、さらに高いレベルを目指そうとする気持ち |
成長力 | 自分の現状に満足することなく、さらに努力を続けて知識を身に付けて成長する力 |
論理的思考力 | 研究や課題において複雑な事象が発生したときに原因を解明し、筋道を立てて解決に導く力 |
知的好奇心 | 物事に対して強い関心を持って、深く知ろうとする感情 |
上記の中にしっくりくる強みがない人は、こちらの記事もチェックしてみましょう。
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
③仕事への再現性がアピールできるエピソードに絞る
企業の採用担当者は、数多くの自己PRに目を通している場合が多く、要点がわかりにくい内容では、ほかの自己PRに埋もれて印象に残りにくくなってしまいます。そのため、自己PRはなるべく要点を絞って伝えた方が効果的なアピールになりやすいのです。
たとえば「1年生のときに成績優秀者として表彰されたうえに、3年生では研究で成果を出した」と複数のエピソードを述べるのではなく、一つに絞ってアピールすることで要点がわかりやすい自己PRになります。
仕事に再現しやすい能力やスキルは、各会社や業界によって異なるため、どんなエピソードが効果的なのかは受ける企業によって異なります。企業や業界について入念に分析したうえで、アピールする内容を絞りましょう。
再現性がイメージできない人は、企業分析が不充分な可能性があります。こちらの記事を参考にして、企業について理解を深める方法を習得しましょう。
企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見る苦手だった学業を克服して成果を出したエピソードは特に熱い!
私がこれまで数百名の学生を支援してきた中で、特に印象に残っているのは「苦手だったものでも結果を残すまで努力したエピソード」がある人です。
なぜなら、もともと勉強が得意であれば結果を出せるのは容易に想像がつきますが、勉強が苦手であるのに結果を出すまで努力をしたということは、人並以上に努力をしたことが想像できるからです。
苦手なことに取り組んで成果を出した経験は再現性がある
また、社会人になってもほとんどすべての社会人が入社した後に大きな壁にぶつかります。そういったときにも努力をしてしっかり結果を出してくれそうな印象を与えるので、勉強が苦手だったにもかかわらず努力をして結果を出した人は企業から見て良い評価をもらう傾向が高いです。
具体的には、「偏差値30台から難関国立・私立大に合格」「TOEICで600点台が900点台に」「学年順位最下位層から1位へ」などといった学生がいて、どの学生も複数の大手企業から内定を獲得していました。
もちろん、ただ結果をアピールするだけでなく、結果を出すにあたってどのようなことを意識したり具体的にどんな準備をおこなっていったか、その間のモチベーションや意識など、プロセスや感情についてもしっかりと言及することが大切です。
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
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3ステップ! 学業の自己PRの組み立て方
学業の自己PRの組み立て方
- アピールしたい強みを端的に述べる
- 根拠となる学業の具体的なエピソードを説明する
- 強みの仕事への再現性を示す
下準備ができたら、履歴書やESに記載したり面接で伝えるために回答として組み立てましょう。
どんなに良い題材を持っていても、組み立て方次第で企業側にその良さがまったく伝わらない自己PRになってしまうこともあります。ここで解説する3ステップに沿って、効果的に伝わる自己PRに仕上げてくださいね。
①アピールしたい強みを端的に述べる
自己PRに限った話ではありませんが、面接やESで何かを文章で伝えるときは、端的に結論から伝えることを意識しましょう。最初の言葉は相手の印象に残りやすいため、アピールポイントを確実に伝えられます。
「私の強みは計画性です」「学業を通して培った論理的思考力に自信があります」のように、アピールしたい強みを端的に述べましょう。
自己PRの書き出しを工夫して、さらに担当者の印象に残したいという人には、こちらの記事がおすすめです。
自己PRは書き出しで命運が決まる! 人事を惹き込むコツを大解剖
②根拠となる学業の具体的なエピソードを説明する
アピールポイントを述べたら、その根拠となるエピソードを説明しましょう。エピソードの説明は、相手が状況をリアルにイメージできるように順を追って具体的にすることが重要です。
エピソードの構成 | 例文 |
---|---|
①課題・目標 | 大学では西洋文化史を専攻していましたが、1年次は英語以外の外国語がまったく読めませんでした。西洋文化史についてより豊富な知識を身に付けるためにも、フランス語とドイツ語を習得しようと決めました。 |
②行動 | 毎日最低でも30分ずつは各言語の勉強に取り組み、テストまで余裕がある時期や課題がないときの空きコマは大学の図書館で集中して取り組みました。 |
③結果 | その結果、大学2年の夏にフランス語検定は準2級、ドイツ語検定は2級に合格しました。 |
上記のような構成で伝えると、時系列がわかり相手も状況をイメージしやすくなります。また、行動と結果のつながりが明確なのも重要なポイントです。
ぜひ上記の構成に自分のエピソードを組み込みながら、わかりやすい伝え方を心掛けてください。
プラス評価獲得のコツ:GPAや順位など具体的な数字を用いる
エピソードの説明の中でさらに面接官の興味を惹きつけるには、結果をイメージしやすいように具体的に伝えるのがおすすめです。
繰り返しになりますが、「懸命に試験勉強に励んだ結果、96点を取りました」と言っても、面接官はそのテストの難易度や平均点がわからないので、それが本当に評価すべきことかどうか判断できません。
そのため、GPAや順位などの周囲との比較がわかる数字を用いるのが有効です。「全学生100名中12位でした」というように、周囲よりも高い結果を出せたことを伝えれば、あなたの強みが発揮されたエピソードとして印象に残りやすくなります。
最初から得意だったことをアピールするよりも、苦手なことや壁を乗り越えたエピソードの方が仕事での再現性の期待が高まります。
自らの課題をどのように分析し、対策をしたのか。その結果どうなったかを説明し、第三者からもらった言葉を用いると、客観的に評価されているということも伝えられますよ。
マイナス評価回避のコツ:専門的すぎる話題は展開しない
逆に印象を落としかねないエピソードの説明の仕方は、専門的すぎる話を展開して面接官を置いてけぼりにしてしまうケースです。
学業の自己PRとなると、場合によっては自分と同じ分野を専攻している人しか知らないような、専門的な研究や学問の話題になることもあるでしょう。
しかし、その話題を理解できなければ、面接官も評価のしようがありません。前提の説明もなしに専門的すぎる話題を展開すれば、「相手に配慮した話し方ができない人だ」とマイナスな印象を持たれることもあります。
相手の立場に立った、わかりやすい説明を意識しましょう。
マイナスな印象を受けやすいアピールとしては、学業の成果ばかりにフォーカスしていて、そこに至る経緯や背景、その中で発揮した自分の価値観や適性、能力などが読み取れないケースですね。
学業がテーマであっても、他者との違いや自分らしい部分にフォーカスしてアピールすると良い印象を持たれやすいと思います。
③強みの仕事への再現性を示す
前述のように、学業で優秀だからといって必ずしも仕事で活躍するとは限りません。企業の担当者もその点を懸念しています。そこで、自己PRで再現性まで示すことで、「学業で培った強みを仕事にも活かせそうな人材だ」というプラスなイメージを持たれやすくなります。
企業側があなたが入社して活躍している姿をリアルにイメージできるようにして、自己PRを締めくくりましょう。
強みの仕事への再現性を示す例
貴社で特に活躍している社員の方は、入社後早い段階から複数のタスクを同時並行で確実にこなすマルチタスク能力が高い人材が多いと伺いました。
学業で履修全科目で最高ランクの成績を収められた経験を活かし、複数のタスクも責任を持って管理し、それぞれで高い精度の仕事をいたします。
自己PRの締め方によって、相手が抱く印象は大きく変わる可能性があります。こちらの記事では、強み別に自己PRの締め方を解説しているので、ぜひチェックしてくださいね。
自己PRの締め方に必須の3大要素を解説! 強みが届くコツも伝授
強み別に12選! 学業を題材にした自己PR例文
学業の自己PRの作り方について解説してきましたが、手順はわかったものの、実際に作るとなるとイメージが湧かないという人もいるかもしれません。当てはまる人は、以下の例文に目を通しましょう。
12例文を読んでみると、話の展開のさせ方や工夫の仕方をつかめるはずです。ぜひキャリアアドバイザーのアドバイスも含めて、一つひとつチェックしてくださいね。
例文①計画性
例文①計画性
私の強みは、目標達成に向けて的確な計画を立てて実行する計画性の高さです。
私は大学に入学してからのテストで毎回成績優秀者として掲載され、GPAは3.9と高成績をキープできています。これは、計画的に勉強に取り組めてきたからだと考えています。
私の学科は暗記を必要とする必修科目が多く、試験勉強には多くの時間を要すうえに一夜漬けでは高得点が取れないという難しさがありました。そのため、難易度に合わせて割く時間を調整したり、確実に記憶に定着させるために日々コツコツと取り組んできました。
特に大学2年生からはアルバイトやサークル活動を始め、スケジュールの管理が一層大変でしたが、移動時間や寝る前の隙間時間を活用して、「毎日数分でも良いから継続してやる」ということを意識して実行してきました。
貴社は新入社員のうちから、一人ひとりに高い目標を課して成長を促すスタイルだと伺いました。私は学業を通して培った計画性を活かして、貴社の高い目標も確実に達成できると考えています。
※「AI自己PR作成ツール」
選考通過率の高い自己PRをつくりたい人は「AI自己PR作成ツール」を活用しましょう!
計画性をアピールしたい人は、こちらの記事もチェックして、言葉の定義やアピールする際の注意点を押さえましょう。
例文10選|企業に刺さる「計画性」の自己PRは3ステップで完成!
GPAが3.9と成績を数値で表せている点は高評価につながります。数字は嘘をつかないですし、社会人になっても評価は必ず数字でおこないます。定量的な結果を残せている人は、しっかりとアピールするようにしましょう。
例文②スケジュール管理能力
例文②スケジュール管理能力
私の強みは目標に向けたスケジュールを立て、そのスケジュールを徹底して管理し、確実に達成に持っていけることです。
私は何か行動を起こす際は、必ずスケジュールを立ててから動き出します。この性格によって、これまでさまざまな目標を達成することができました。中でも、特に記憶に残っているのが大学での英語の授業です。
私は高校生のときから英語に苦手意識がありました。しかし、大学では英語の授業が必修となっており、単位を取れるかどうか不安がありました。
そこで、入念に授業の予習と復習のスケジュールを立て、そのスケジュールに沿って自主学習を進めました。理解度に応じてスケジュールを変更して遅らせたこともありましたが、その都度勉強時間を増やして対応し、無事に単位を取得することができました。
このような経験を活かして、貴社に入社後も目標を決めた後はすぐにスケジュールを作成し、そのスケジュールに沿って行動し、確実に目標を達成させたいと考えております。
企業は「いつまでにいくら売り上げる」「いつまでに商品を完成させる」といった目標を立てて仕事をしています。
必要としている契約数が取れなかったり、納期に間に合わなかったりと目標を達成できなければ会社の業績悪化につながっていきます。
期日から逆算して計画的に仕事を進めていけるスケジュール管理能力は、どんな仕事においても必要な力となります。
スケジュール管理能力のアピールのコツは、こちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが解説しています。社会人になってからどうスケジュールを管理していけば良いかもアドバイスしているので、ぜひチェックしてください。
例文③継続力
例文③継続力
私の強みは、どんなことでも続けられる継続力です。特に継続力を発揮できた出来事が経済歴史学に関する勉強です。
私は大学で経済歴史学を専攻するゼミに所属しています。ただ、学ぶべきことが膨大にあったため、「すぐに覚えるのは不可能」と判断し、長期間継続的に勉強して、コツコツ学習していくことに決めました。
私は幼少期から1日に長時間学習するのではなく、短時間学習を毎日続けて地道に覚えていくタイプでした。そのため、経済歴史学でも1日2時間だけ学習すると決め、それを1年間続けました。そうして身に付けた知識が基盤となって、高度な研究発表ができ、学部で表彰されるという成果を出すことができました。
貴社に入社後は、このような継続力を活かして着実に経験を積んだり、知識・スキルをアップさせたりして成長していきたいと思います。そして、3年後には御社でエースのような存在になれるよう努めてまいります。
※「AI自己PR作成ツール」
選考通過率の高い自己PRをつくりたい人は「AI自己PR作成ツール」を活用しましょう!
継続力をアピールしたい人は、こちらの記事もチェックして、アピールする際の留意点や構成を押さえましょう。
例文13選|継続力の自己PRはどう伝える? 書き方や注意点を解説
仕事も勉強と同じく、一気に成果を出せるものではありません。どのような仕事でもある程度の期間をかけてコツコツ積み上げていくことも大切です。
よって、勉強では具体的にどのように継続したり、モチベーションを維持したのか、その経緯や考え方なども併せてアピールすると継続力の仕事での活かし方がイメージしやすくなると思います。
例文④目標達成力
例文④目標達成力
私の強みは一度決めた目標は必ず達成してきたことです。
私は大学で土木工学を専攻してます。大学2年生の頃に「専門性を身に付け、かつ大学での学びをより深いものにしたい」と考え、土木施工管理技士という資格を大学4年生になるまでに取得することを目標に設定し、行動を開始しました。
目標を達成するためには手段を選ばず、プライドも持たないようにしています。すでに土木施工管理技士を取得している先輩・後輩に話を聞き、効率的に土木施工管理技士を取得する方法を学び、自分なりの計画を立てました。
そして、その計画に沿って学習を進めたところ、2カ月前の試験で資格を取得することができました。
貴社に入社後も目標を設定し、達成に向けて行動すると思います。その際もさまざまな工夫をして確実に目標を達成し、貴社に貢献したいと考えております。
目標達成力を採用選考でアピールするメリットやアピールの仕方については、こちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが解説しています。
例文⑤コミット力
例文⑤コミット力
私の強みは、決めたことを達成するためのコミット力です。
私は高校時代、〇〇大学に入学することをゴールとし、高校3年生の1年間は生活の中のあらゆる時間を〇〇大学に合格するための勉強に費やしました。
朝は5時半に起床して1時間半ほど学習し、学校では休憩時間も〇〇大学の赤本を眺めていました。そして、帰宅後は寝るまで学習に取り組みました。この生活を約1年間続けたところ、無事合格することができました。
貴社に入社後も絶対に達成させたい目標が見つかると思います。社会人で見つける目標は大学受験とは異なり、ただ学習すれば良いわけではないと思います。
しかし、高校時代に身に付けたコミット力を活かして、その目標を達成するための行動だけをし、確実に達成できるよう努めてまいります。
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- 自己PRで大学受験の話をしても良いでしょうか?
おすすめは大学入学以降のエピソード
学業を自己PRのテーマとしたい場合は、大学に入ってからの学びをテーマとすることをおすすめします。
大学受験の話をしてしまうと、大学では何をしてきたのか、受験で燃え尽きて惰性で大学時代を過ごしたのではないかという受け身の印象を与えかねないからです。
しかし、人生で一番頑張ったのは大学受験の勉強という人もいると思います。その場合は、大学受験を頑張ったことが自分の人生においてどんな意味を持っているかまで言及できるとテーマとして選んだことを納得してもらえます。
例文⑥真面目さ
例文⑥真面目さ
私の強みは、どんなことでも真面目に取り組めることです。特に真面目さを発揮したのは、大学の普段の授業です。
私は大学の授業で、教授の身振り手振りも見えるくらい前列の席に座るようにしていました。なぜなら、授業では黒板に書いたこと以外にも学ぶことがたくさんあると考えていて、その一つに教授の言葉や身振り手振りなどもあると思っていたためです。
そして、授業前は30分以上は予習をし、授業後も復習は欠かしませんでした。
正直、大学には授業に出席しない人や出席してもスマホを触っている人など、さまざま人がいます。しかし、私は教授の言動はすべて受け取って学びにしたいと思っていたため、その中でも流されずにしっかり授業を受けられました。これは自分の真面目さがあったからだと思います。
貴社に入社後も何事にも真面目に取り組みたいと思っています。営業職を志望していますが、本やロールプレイングなどで営業を学び、実践してみて悪いところがあれば改善するというサイクルを回して、営業成績トップを目指したいです。
そして、顧客の言動をきちんと理解して、顧客の課題解決に最適な提案をできるよう努めてまいります。
真面目さをアピールしたい人は、こちらの記事で失敗例をチェックしておきましょう。
12例文|真面目さの自己PRでやりがちな3つの失敗パターンと対策
例文⑦勤勉さ
例文⑦勤勉さ
私の強みは、どんなことに対しても勤勉なところです。特に勤勉さを発揮できたのが、大学の授業の予習と復習です。
私は大学で経済の歴史について学んでいました。経済と歴史はもともと好きな分野で好んで学習していましたが、大学の授業はレベルが高く、簡単に付いていけるものではありませんでした。
そのため、授業の前後で必ず予習と復習をするようにしました。予習では次の授業で学習する箇所の教科書や資料を読み込むようにしていました。そして復習は、再度教科書や資料を読み、自分で問題を作って解いてみるということをしていました。
このような取り組みをしたところ、学部の中でも上位の成績を獲得できました。
貴社に入社後は営業職を志望しております。営業職は奥が深いものだと思っており、簡単には成約を得られないと思っています。その中でも勤勉さを発揮して学び、着実に売上高を上げられるよう努めてまいります。
※「AI自己PR作成ツール」
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社会人にとって、勤勉であることは当たり前のことで、自ら「自分は勤勉です」と言うのは逆効果なことがあります。主観的な評価ではなく、他人からの評価を重視しましょう。
例文の場合、ほかにもアピールできる要素がいくつもあるはずなので、もっと自己分析をして自分の強みを言語化しましょう。
例文⑧負けず嫌い
例文⑧負けず嫌い
私の強みは負けず嫌いなところです。高校・大学時代は、特に学業において負けず嫌いを発揮していました。
私には高校・大学と7年間同じ学校に通った友人がいます。学力は同じくらいで、テストのときはいつもどちらが高い点数を取れるかを競っていました。
高校入学時は、二人とも学年で500人中200位くらいの成績でしたが、お互いに負けないように集中して学業に取り組み続けた結果、高校3年生のときには二人とも学年で10位以内に入り、志望大学に入学することができました。
そして、大学入学後もこの競い合いは続けており、学部でも上位の成績を残せるようになりました。
貴社に入社後は営業職を志望しています。貴社の中でも誰にも負けたくないという気持ちを持ち続け、常に成長し、成績トップを目指してがんばります。
負けず嫌いの場合、負けたくないと思う特定の誰かがいないと力が発揮できないようにも見られる可能性があります。
自分に負けたくない、同期には負けたくないなど、会社に入ってからどのように負けず嫌いな性格を活かすのか、そのイメージをより具体的に記載すると良いと思います。
負けず嫌いのアピールをしたい人は、こちらの記事で構成や例文を確認しましょう。
例文7選! 負けず嫌いの自己PRはOK? 作り方・伝え方を解説
例文⑨向上心
例文⑨向上心
私の強みは、強い向上心があることです。特に向上心を発揮したのは大学受験のときです。
〇〇大学は日本で初めて経済学を授業に取り入れた大学と言われています。経済学を深く学びたいと考えていた私は、そのような歴史のある大学で専門知識を身に付けたいと思い、目指すことにしました。
しかし、〇〇大学は偏差値が高く、私の当時の成績では入学が不可能と言われていました。このような状況で強い向上心を発揮し、半年間毎日必死に受験勉強に取り組みました。
勉強を進める中で、思うように点数が伸びないタイミングもありましたが、志望大学で経済学を学んで、専門知識を身に付けたいという思いでひたむきに頑張りました。その結果、無事〇〇大学に合格することができ、目標を達成できました。
貴社では上司から目標やノルマが課されるのではなく、社員一人ひとりが自分が望む成長速度に合わせて目標を設定すると伺いました。私は持ち前の向上心を活かして、自分に対して高い売上目標を課し、その目標を達成できるように努めたいと考えています。
※「AI自己PR作成ツール」
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例文➉成長力
例文➉成長力
私の強みはスピーディに成長できる成長力があるところです。特に第二外国語として履修したスペイン語で成長力を発揮することができました。
私は日本生まれ・日本育ちで、スペイン語は一切学習したことがありませんでした。しかし、大学入学と同時に「いつか世界中を旅したい」という夢ができ、そこから現在までスペイン語の学習を続けてきました。
スペイン語はゼロからのスタートで、授業だけではスピーキングの上達が難しいと判断したためマンツーマンのスペイン語教室に通い始めました。
週1回のスペイン語教室とスペイン語の授業に加えて、毎日2時間ほどの自主学習を続け、先日スペイン語の授業を約300時間以上受講したレベルとされる3級に合格することができました。
貴社に入社後はスペイン語と成長力を活かして、どんどん海外進出していきたいと考えています。貴社がグローバルに展開できるよう努めてまいります。
例文⑪論理的思考力
例文⑪論理的思考力
私の強みは論理的思考力を身に付けていることです。論理的思考力を身に付けられたのは、大学の授業の一環にあるプログラミング学習がきっかけでした。
PHPという言語でプログラムを書いていたのですが、ただコードを書けば動くものではありません。制作しようとしているサービスの特徴や必要な情報、データを正確に把握し、それぞれ適切な関係性を持たせる必要があります。
そのため、実際にコードを書く前に論理的になるよう可視化するという作業を繰り返す必要がありました。最初は、無意識に飛躍したコードを書いてしまい思うような処理ができませんでしたが、何度も書き直しを重ねた結果、プログラミングの授業の最終成績でクラスで1位になることができました。
プログラミング的思考は、今ではほかの何かを考える際にも代用できるようになりました。貴社に入社後は、身に付けた論理的思考力を活かして、お客様に根拠のある提案をして信頼を得たいと考えております。
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IT業界やSE職を志望している場合、プログラミング経験があることは大きな武器となります。
しかし、コードを書く際に論理的思考は必須になるので、これだけでは論理的思考力が身に付いたとは思えない印象です。これ以外のエピソードも探して、論理的思考力に再現性があることをアピールできるようにしていきましょう。
例文⑫知的好奇心
例文⑫知的好奇心
私の強みは知的好奇心が強いことです。特に自分が成長できそうなことであれば「実際にやってみたい」「もっと深く知りたい」と思うことが多々あります。
私がこれまで特に知的好奇心を発揮したのは、大学の経済学に関する学習です。高校生のときは経済学の重要性があまりわかっていませんでした。しかし、大学入学後、一人暮らしを始めると、物価の上昇や増税の影響を直接感じる機会が増えたことにより経済学の重要性を感じ、意欲的に学習するようになりました。
経済の仕組みを理解するのはとてもハードルが高いことのように思えましたが、大学の授業に真剣に取り組むだけでもかなりの知識が身に付き、ますます好奇心が高まりました。
そこで、空きコマでは教授の研究室を訪問し、理解が曖昧な点を質問したり、おすすめの書籍を教えてもらうなどして、さらに知識を身に付けていきました。
現在、私は営業力を身に付けることが後の自分の成長に役立つと思っています。貴社に入社後は営業について深く学び、成績トップを目指して努めてまいります。
知的好奇心を仕事で活かせる場面としては、新しいことを始めたり、従来のやり方を変えたりといった、正解のない場面かと思います。
特に、研究・開発やデザイン、企画・設計などの職種、またはコンサルや人材育成などにかかわる業界も活かしやすいでしょう。
仕事での活躍を期待させる学業の自己PRで選考を突破しよう
「学業を頑張った」と自信を持って言えることは、あなたが自覚している以上に価値のあることかもしれません。学生にとって学業は、たとえ億劫に感じたとしてもやらなければならないことなので、社会人にとっての仕事と共通しています。
そのため、学業に注力したことを自信を持ってアピールしましょう。ただ、学業が優秀でも仕事ができることには直結しません。よって、仕事での活躍をイメージさせる内容にすることが重要です。
学業で培った強みを活かして仕事でも活躍できる人材であることを示し、選考を突破しましょう。
アドバイザーコメント
富岡 順子
プロフィールを見る企業理解が効果的な学業の自己PRの土台となる
学業を通して身に付けた力が、志望する企業でどのように役に立つか言語化することが大切です。そのためには、志望する企業の業務内容もしっかりと研究してください。
研究職のように大学での学びをそのまま活かせるという会社もありますが、一方でアピールしたい学業をそのまま仕事に活かせないケースもあると思います。その場合、学びのプロセスでどんな力を得たのか分析して志望企業で求められている力と重なるかチェックし、自己PRを作成しましょう。
求める人物像とのマッチが重要
たとえば、企業の求める人物像が「チームワークを大切にできる人」だったとしたら、人と協力し合って学んだ経験を伝えると良いでしょう。
ここがずれてしまい「1人でストイックに勉強した」とアピールしても、会社の社風に合わないかもしれないと思われてしまうので注意してください。
私自身、学生の頃「どうして勉強しなければいけないんだろう」と思っていたことが今仕事のさまざまな場面で必要だったと実感し、学び直したいと度々思ってます。
学業は就活での自己PRになり、間違いなくこれからのあなたのキャリアを助けてくれるものとなりますよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント / システムエンジニア
Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Junko Tomioka〇南箕輪村のキャリア教育推進コーディネーターに就任後、独立。現在は地方中高生やベトナム人留学生の就活支援、企業内キャリアコンサル、地方就職のサポートをおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
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