Q
その他
女性
学業以外にガクチカがない場合、何をアピールすべきですか?
既卒ですが、こちらのQ&Aがとても役に立つと感じ学生時代の就活中に気になっていたことを質問させていただきます。
いわゆる「ガクチカ」が学業しかない場合は何をアピールすべきでしょうか?
私は勉強することが苦ではなかったため、大学での学業に励み成績優秀者として表彰された経験があります。ですが、多くの企業では「学業以外のガクチカ」を尋ねる傾向にあると感じていました。家庭の事情でアルバイトができず、サークルもいわゆる緩く活動するサークルに所属していたため、「学業以外で」と限定されると言葉に詰まってしまっていました。
幸い、学業での実績を評価されて就職することはできましたが、このようなケースは稀だったのではないかと思います。
現役の就活生でももしかすると私のような悩みを抱えている人もいるかもしれませんので、ぜひお伺いできましたらと思います。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
学業を頑張ったと言い切れるなら自信を持ってアピールするべき
学業以外で頑張ったことがないと思うのであれば、まさに質問者さんのように学業で頑張ったことを伝えれば良いかと思います。そしてその理由も伝えれば良いのです。
「勉強が好きだったから」「家庭の事情でアルバイトやサークル活動はできなかったから」など、聞いている採用側が納得できる理由があれば、何の問題もありません。質問者さんは学業を頑張ったことをアピールして内定をもらっているわけですから、やはりそれで良いのです。
質問の中で「自分のようなケースは稀だと思う」や「多くの企業では学業以外のガクチカをたずねる傾向にある」とありますが、本当にそうでしょうか?
確かに「学業以外で」という質問の仕方もされることはありますが、キャリアコンサルタントとして私の肌感覚では、単純な「学生時代に頑張ったことを教えてください」という質問の方が多いように感じています。
ただし、それに回答する学生がガクチカとして「学業」を選ぶことは多くないとは感じます。そういう意味で「ガクチカとして学業をアピールして内定をもらった人が少数派なのでは?」ということはあるかもしれません。
評価で重視されるのは回答の論理性やわかりやすさ・話し方
大切なのは、自分が頑張ったと思うことを論理的かつ端的にまとめ、それを自信を持ってにこやかに話すことです。そういう姿にその人の人間性が見え「この人とだったら一緒に働きたいな」と思わせられるのです。
アルバイトやサークル活動などと比べて、学業の方がアピール材料として弱いということもありません。「学業以外で」という限定で質問が来た場合は「学業に時間を注いで頑張った」と伝え、その理由も添えるようにすれば良いでしょう。
とことん掘り下げれば学業以外のガクチカが見つかるはず
学業・サークル・アルバイト以外でのガクチカ題材として、以下のようなものを読んだことがあります。
「初めての一人暮らしで、自立心が向上」「趣味のマンガ創作活動で、オンライン読者を獲得」「本気で読書に取り組もうと、文学全集を読破」。自分を成長させてくれた経験は幅広くアピール材料になります。
BEFORE(やる前の自分)とAFTER(やった後の自分)での変化幅が書けることは、どんなネタがありますか。学生時代の数年間、24時間を何に多く使いましたか。そういったことを考えていくと、さまざまな題材がガクチカになり得ると思います。
何気なく続けている習慣がガクチカになることも
「挑戦した」という題材が見つからない人は、生活の習慣化でうまくいっていることを書いてもいいと思います。
「無遅刻・無欠席」は最たるもの。家の掃除、お礼メールや年賀状などの挨拶を忘れないこと、筋トレやジョギング、「毎月、介護施設にいる祖母に必ず会いに行く」といった習慣のアピールも魅力があります。
定番の切り口以外のガクチカを探すにはいろいろ頭をひねりますが、企業側は定番切り口以外も大歓迎していますよ。
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