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倉庫内作業職の正社員はきついって本当ですか?
就職活動を控えている大学3年生です。体を動かす仕事が好きなので、倉庫内作業の正社員も選択肢の1つとして考えています。
しかし、ネットで調べると「きつい」「長続きしない」といった意見が目につき、不安に感じています。
具体的にどんな点がきついと言われるのでしょうか? 体力的なものなのか、それとも人間関係や労働時間など、別の理由があるのか知りたいです。実際に働いている方や、業界に詳しい方の意見を教えてもらえますか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
倉庫内作業職は体力面と環境面できついと感じることがある
やはり体力面での厳しさはあります。荷物の揚げ下ろしといった肉体労働が多く、腰や肩に負担がかかりやすいです。
空調が完備されていない倉庫も多く、夏は暑く冬は寒いという環境面での負担が考えられます。
また、物流業界は納期が最優先されるため、繁忙期には残業や休日出勤が発生することもあり、夜勤や早朝勤務のシフトがある倉庫では、生活リズムを整えるのが難しい場合もあります。
まずは経験! 実際の現場を知ってミスマッチを防ごう
こうした厳しさがある一方で、コツコツと作業に集中できる、未経験からでも挑戦しやすいといった側面もあります。職場の人間関係も、作業効率が重視されるため比較的あっさりしていることが多いです。
頭で考えるだけでなく、可能であればアルバイトなどで一度体験してみると、現場の雰囲気や仕事内容がよくわかるので、ミスマッチを防ぐことにつなげてみましょう。
倉庫内作業職のきつさは忙しさと労働環境から来ている
きつさの大半は「波動」と「環境」に由来します。
具体的には繁忙期の残業、土日出勤、KPIプレッシャー(出荷遅延)、温度管理の難しい倉庫(冷凍、夏の高温)、重量物の扱い、夜勤シフトなどは負荷が高いことなどです。多国籍、派遣との協業や教育役が負荷になることもあります。
職場の自動化や人間関係から働きやすさを見極めよう
一方で自動化(AGV、AS、RS)、ピッキング支援(デジタルピッキング、音声)、エルゴノミクスの進んだ現場は負荷が軽減されています。
人間関係は「助け合い文化」の有無が重要になります。朝礼、終礼でのKPI共有、ヘルプの呼び方、ミスの扱いが健全なら続けやすいでしょう。
また、レイアウト変更、在庫精度改善などで成果が見えやすく、昇格、職長で裁量も増えるのは良い点ではないでしょうか。
見極める方法としては、見学での温湿度対策、インカム運用、教育係の配置、事故発生時の対応手順を質問してみると良いでしょう。
長続きのコツは、作業前後のストレッチ、補水、インソールなどの自己投資、改善提案で仕事に意味付けをすることです。
そして、フォークリフト、危険物取扱者乙四などの資格や、WMSリーダー経験をすることで、昇給やキャリアアップにつなげていきましょう。
倉庫管理を志望する人は次の記事も参考にしてみましょう。物流業界の志望動機の書き方や倉庫管理の例文を紹介しています。
こちらの記事では体を動かす仕事44選を紹介しています。倉庫作業員についても説明をしているので、興味がある人はチェックしておきましょう。
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