この記事のまとめ
- 物流業界の志望動機は業界理解が鍵
- スキルや資格をアピールすると好印象を与えやすい
- 物流業界の志望動機の例文8選
物流業界の志望動機は業界理解が鍵となる
毎年多くの学生が志望する物流業界。「物流」は私たちにとって身近な存在ですが、いざ志望動機を書こうとすると、手が止まってしまう人も多いはず。
物流業界にはさまざまな業務があり、仕事内容によって求められるスキルが異なります。そのため志望動機を書く際は、物流業界の全体像や仕事内容を理解する必要があります。
この記事では、物流業界の基本的な知識から、他者と差をつけるための志望動機のコツを、キャリアアドバイザーの隈本さん、渡部さん、鈴木さんのアドバイスを交えつつ解説します。
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志望動機を考える前に! 物流業界の基礎知識
志望動機を考えるためには、物流業界の基礎知識を知っておく必要があります。業界理解が深いほど納得感のある志望動機が書けるため、徹底的に業界研究をしましょう。
志望動機では、同業界でさまざまな会社がある中で、その企業を選んだ具体的な理由を伝えなければいけません。
そのためには、応募先の企業だけでなく、業界研究をして市場全体や他社の状況などを把握しておく必要があります。
物流業界のビジネスモデル
物流業界は主に商品の輸送や配送をおこなっており、送料や仲介手数料で利益を得ています。「物流」というと荷物を運ぶイメージが強いかもしれませんが、5つの工程に分かれています。
保管 | 荷物の送り主から預かった荷物を一時的に保存。適切に保管し、品質を保たなければならない。 |
流通加工 | 検品・ラベル貼り・箱詰めの加工をする。 |
包装 | 段ボールやクッション材で商品を包装し、商品の破損を防ぐ。 |
荷役 | 荷物の積み込み・積み下ろしや、保管倉庫への入庫・出庫をする。 |
輸送・配送 | 荷物を運ぶ工程。拠点に運ぶことを「輸送」、最終目的地に運ぶことを「配送」と呼ぶ。 |
情報管理 | 荷物の情報を管理し、配送ルートの効率化につなげる。 |
物流業界の輸送方法
物流業界の輸送方法は「空・陸・海」の3つであり、取り扱う商品によって輸送方法が分かれています。
すべての輸送業務に対応している企業もあれば、どれか一つに特化している企業もあるため、どの方法での輸送にかかわりたいかによって志望企業を考えましょう。そうすることで、より具体的な志望動機になり、採用担当者に熱意が伝わりやすくなります。
それでは「空・陸・海」それぞれの輸送方法について詳しく見ていきましょう。
空運
空運は航空機を使って商品を輸送します。空運は迅速に輸送できるという特徴があるため、鮮度を保つ必要がある商品や、小型で高価な商品を取り扱います。
空運は主に「航空会社」「フォワーダー」「インテグレーター」の3業者によって成り立っています。
航空会社は、自社の航空機で荷物を輸送する会社です。航空貨物に特化している会社もあれば、ANAやJALのように旅客輸送と並行している会社もあります。
フォワーダーは、航空会社のように自社の輸送手段を持っておらず、荷主と直接契約し輸送業務をおこなう会社です。
インテグレーターは、自社の輸送手段を保有したうえで配送までを一括でおこなう会社です。要するに、自社の航空機を持ちながらフォワーダー業務もおこなう会社だと理解しておきましょう。
陸運
陸運はトラックを使った輸送方法であり、国内における輸送の約7割を陸運が占めています。個人向けの「小口」と法人向けの「大口」に分かれているのが特徴です。
ネット通販による買いものの増加とコスト削減のため、小口配送の需要が高まっています。一方、大口配送は減少傾向にあり、小口配送を選択する企業が増えています。
海運
海運は島国である日本が輸出をするのに最適な輸送方法であり、日本船主協会の海と船のQ&Aによると、日本における貿易の99%を占めています。一度に大量の荷物を運べるため、コストを抑えられるのが特徴です。
海運は世界情勢に影響を受けやすく業績が変動しやすいですが、世界を股にかけて仕事できる点で魅力的な仕事といえます。
物流の中でも海運業界についてさらに詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしましょう。
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海運業界のイメージはつかみにくいかもしれませんが、選考を勝ち進むには、業界理解が必須です。この記事では海運業界の仕事内容や魅力、就職するための対策を、キャリアコンサルタントと解説します。
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- 空運・陸運・海運によって、志望動機で書くべき内容に違いはありますか?
輸送手段とエリアの規模感の違いを意識すると良い
空運・陸運・海運は物を運ぶという点では共通していますが、輸送手段とモノが運ばれるエリアの規模感が違っています。
各々の物流が我々の生活にいかに関連しているかを、身近なモノからたどってみましょう。どのように手元に届いているかを考えると、それぞれ特徴を持たせて志望動機を作れますよ。
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物流業界の動向・トレンド
物流業界の動向・トレンド
- 3PLにより効率化が進む
- 商品管理のオートメーション化
- ドライバー不足が課題
物流業界の動向やトレンドを理解していると、より深い内容の志望動機を書けます。ここからは、物流業界の動向を詳しく見ていきましょう。
3PLにより効率化が進む
3PL(3rd Party Logistics)とは
物流を一括で請け負う企業に委託して、効率的な物流を実現すること
従来は商品を各メーカーや各店舗に納品し、その都度入庫や検品をおこなう必要がありました。しかし総合物流センターを利用することで、低価格かつ高品質なサービスの提供が可能になりました。
効率的に物流をおこなう3PLが、コスト削減や環境負荷の軽減において、物流業界に大きな影響を与えるでしょう。
商品管理のオートメーション化
オートメーションとは、ロボットが自動で商品の仕分けや在庫管理をおこなうことです。オートメーション化するメリットは、品質向上や生産性の向上が期待できる点です。さらに人手不足や労働環境の改善もでき、人件費削減にもつながります。
オートメーションを導入する際はコストがかかったり、新たなルール作成が必要になったりと、一時的な負担はありますが、自動化・無人化が進むことによるメリットは大きいといえます。そのため、今後オートメーション化を取り入れる企業が増えると予想されます。
ドライバー不足が課題
物流業界はドライバー不足が課題です。少子高齢化や長時間労働のイメージが根付き、特に若者のドライバーが不足しています。
さらに新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン上で買いものをする人が急増し、ドライバーにさらなる負担がかかることになりました。
しかし、物流業界では人材不足の対策を講じています。上述したように、3LPや商品管理のオートメーション化により、人材不足が緩和されると期待されています。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る物流業界の役割の変化を押さえておこう
物流業界は、単に輸送・配送と荷役をおこなう業種から、ロジスティックス(原材料から販売まで需給調整をトータルで管理する役割)を担う業界に進化してきました。
小売業を例にすると、かつては海外生産の商品を輸入し、倉庫に備蓄し、仕分け梱包をおこなって発注に応じて各店舗に配送する、といったことを個々の業者(通関、在庫管理、輸送)に依頼してきました。
現在は、サプライチェーンという形で協力会社のグループに加わりながら、取引先の調達のほぼすべての過程を1つの窓口で請負うビジネスモデルができてきました。それが上記の3PLにも関連しています。
複雑・高度になっている物流業界の特徴を理解することが重要
さらに、海外取引やモノあまりが加速してくると、適品適量、クイックレスポンス、というように、必要な量だけを効率よく調達する志向も生まれ、物流業者が取引先に代わって複雑な分析をおこない、在庫管理や効率化を請負うケースも出てきます。
そのノウハウが物流・在庫コンサルティングに発展し、現在ではビッグデータを使ったEC(電子商取引)の対応も迫られています。もはや「物流」という言葉だけではくくれないほど複雑化・高度化している業界といえます。
志望動機を書くには理解必須! 物流業界の業務内容
志望動機を書くには理解必須! 物流業界の業務内容
- 保管・情報管理
- 流通加工
- 包装・荷役
- 輸送・配送
- 営業
- コンサルティング
物流と一口に言っても、さまざまな業務内容があります。志望動機では、「どんな仕事でどのように活躍したいか」を明確に伝える必要があるため、業務内容の理解が必須です。ここからは、物流業界にはどのような業務があるか確認していきます。
物流業界は業務が細分化されている業態です。業務内容を理解していないと、説得力のある志望動機が書けません。業務内容をイメージしましょう。
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保管・情報管理
保管・情報管理とは、その名の通り商品の品質や管理をおこないますが、それだけでなく商品に関する膨大な情報を一元管理します。
情報管理をおこなうことでトラック台数の削減や計画的な運行が実現でき、コストカットにもつながります。さらに、商品のリアルタイムな情報を管理できるため、トラブルにも柔軟に対応できます。
このように情報管理には、配送ルートの手配や、取引先とのスケジュール調整などさまざまな業務があるため、幅広いスキルを求められるでしょう。
流通加工
流通加工とは、商品に付加価値を付ける業務です。取り扱う商品は日用品や家具、食品などさまざまですが、出荷までにあらゆる加工が必要になります。
商品自体を加工するわけではなく、包装やラベル貼りなど、商品にプラスの加工をする仕事です。
流通加工に必要な資格やスキルはありませんが、正確さが求められるため、几帳面で正確に作業をおこなえる人が向いています。
包装・荷役
包装・荷役は物流において中核的な機能を持っています。包装は、商品を安全に輸送できるよう、段ボールやクッション材で保護する作業です。
荷役は、荷物の積み下ろしから運搬、ピッキング、仕分け、荷そろえまでさまざまな工程があるため、幅広い知識が必要になります。
輸送・配送
輸送・配送は出庫された商品を目的地まで運ぶ仕事です。配送は航空機、トラック、舟などを利用し輸送ルートはさまざま。
ドライバーは時間厳守のプレッシャーがかかったり、業務時間が長く体調管理が難しかったり、厳しさを感じる一面もあるでしょう。しかし運転が好きな人や、一人で黙々と仕事したい人には向いているといえます。
以下の記事では他にも一人でできる仕事をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
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営業
物流業界の営業は、物流の外部委託を希望する企業に対し、物流サービスを提案する業務です。
昨今、商品を販売する企業が増えていますが、梱包から配送まですべて自社で担える企業は多くありません。そういった企業に対して物流サービスを提案し、効率的な配送を提供します。
具体的には荷主の課題をヒアリングしたうえで、潜在的なニーズを拾い上げ、資料を使って顧客に最適な提案をします。
物流工程において、多くの人とスケジュールを調整しながら仕事を進める必要があるため、たくさんの人とかかわりたい人におすすめです。
物流業界の営業職に興味があるものの、適性があるかわからない人は、以下の記事も参考にしましょう。
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営業向いていないと十分な検討をせずに決めつけることは危険です。まずは営業職の理解を深めましょう。この記事では営業に向いていない傾向のある人の特徴16選や、おすすめの道をキャリアコンサルタントが解説します。
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- 物流業界の営業職は、他の業界の営業職と比べて何が違うのでしょうか?
物流システムの提案をおこない悩みを解決する必要がある
物流業界の営業職は自社で製造した商品などを売るのではなく、流通網を含めた物流サービスというシステムを提案することが主な業務になります。
そのため、営業先は配送システムなどが整っていない企業がほとんどです。見込み客は、自社にとって最適な物流システムを把握していないため、現状を確認しながら悩みの解決につながる手段を紹介するソリューション営業としての役割が多くなるでしょう。
相手の何気ない話から悩みを読み取る傾聴力や、具体的な解決方法を示すための論理的思考力が欠かせません。
コンサルティング
物流業界におけるコンサルティングは、物流に関する悩みを解決する業務です。
具体的には、物流にかかっているコストや、適切な商品管理がされているかを入念にチェックしたうえで、浮き彫りになった課題を解決します。
物流コンサルティングには、多角的に問題解決するスキルやコミュニケーション力が求められます。そのため、人とかかわることが好きで、なおかつ論理的に課題に向き合うのが得意な人に向いているでしょう。
物流業界のコンサルティングにおいて、まず分析力は必須ですが、実際の物流業務にはたくさんのイレギュラー要因があり、論理思考力、観察力に加え、机上の論理だけでない現場感覚を求められる場面が数多くあります。
自分の手足を動かすことを忘れてはいけません。
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志望動機でアピールしよう! 物流業界で求められる5つのスキル
志望動機でアピールしよう! 物流業界で求められる5つのスキル
- PCスキル
- 対応力・コミュニケーション能力
- 体力
- 通関士資格
- 英語力
物流業界では、どの業界にも共通して必要になるスキルに加えて、物流業界だからこそ求められるスキルもあります。
業務によっても必要な素質は変わるため、希望する職種を明確にしたうえで、スキルをアピールできるような志望動機を考えましょう。
- そもそも志望動機ってスキルをアピールした方がいいのでしょうか?
必ずしもアピールする必要はないが差別化にはなる
志望動機では、必ずしもスキルをアピールしなければならないということはありませんが、アピールできるスキルがある場合は他の学生との差別化を図ることができます。
スキルについては、能力や資格、人間力など自己分析から洗い出しておきましょう。
①PCスキル
物流の業務はPCでおこなうことが多いため、WordやExcelなどの基本的なPCスキルがあると有利です。
具体的にはWordでの書類作成や、取引先とのメールができれば問題ありません。Excelに関しては、高度な関数を覚える必要はなく、表の作成や図形の挿入ができれば十分でしょう。
学校のレポートや卒論などを作成する際には、スマホやタブレットではなく極力パソコンを使って作成することをおすすめします。
Officeソフトの中でも、Word、Excel、PowerPointは、意識的に使って簡単な資料を作れるように操作に慣れておきましょう。
②対応力・コミュニケーション能力
物流はさまざまな人とかかわりながら業務を進めることが多いため、コミュニケーション力が重視されます。
たとえば、倉庫内のスタッフとのやり取りはもちろん、配送先の顧客との日程調整など、あらゆる面で人とのかかわりがあります。
さらにコンサルティングや営業では、顧客の潜在ニーズや課題を引き出すための傾聴力だけでなく、自社サービスを選んでもらうための交渉力も求められるでしょう。
また、物流業界においてはトラブルが起こる可能性もあるため、状況に応じて最適な対応をしなければなりません。スムーズに業務をすすめなければならない物流業界において、コミュニケーション能力は必須といえます。
倉庫内業務や事務的職種を除けば、短時間の中多くの人と繰り返し仕事をしていくことが一般的です。
年代や立場の違う人々と短時間で打ち解ける能力、具体的には親しみやすさと積極性が特に求められます。
③体力
物流業界は、荷物の管理や運搬を中心におこなうため体力が必要不可欠です。
荷物にもさまざまな種類がありますが、重い荷物を取り扱うことが多く、積み込みや積み下ろしなどで体力を消費します。
また、意外と体力を使うのが同じ作業を何度も繰り返しおこなうことです。作業を繰り返していると集中力が切れ、ケガや事故になる可能性があるため十分注意が必要です。
さらにドライバーは長時間運転することが多く、不規則な生活になることが少なくありません。体力に自信があったとしても、体調管理を怠らないことが重要です。
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④通関士資格
通関士とは、輸出入をする際に必要な「開通手続き」をするために必要な資格であり、貿易関連において唯一の国家資格です。
荷物を輸出入する際は、関税に対して書類を提出し、許可をもらう必要があります。関税から許可を受けることを「通関」と言い、通関士は関税への申請を代行できます。
申請を依頼するのは主に「商社」であり、物流業界の中で通関士資格を持つ人に、申請代行の依頼をします。
通関士資格の難易度は非常に高いですが、資格保有者の需要は高いため、物流業界を志望する人は資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
その他就職に有利な資格は以下の記事で解説しているので、資格取得に興味がある人は参考にしましょう。
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⑤英語力
物流業界はグローバルで活躍する業界のため、英語力があると有利です。
特に海運などの貿易関連の仕事では、書類やメールを英語でやり取りする必要があるため、ライティング力とリーディング力が求められます。また、物流業界はスピード感が重要なため、速読スキルが求められます。
応募資格としてTOEIC500点以上を基準としている企業が多いです。しかし、実務ではより高度な英語力が必要になるため、730点以上あることが望ましいでしょう。
就活で求められる英語力は以下の記事で詳しく解説しています。英語が苦手な人も得意な人も、一度目を通しておきましょう。
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アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る3つの能力をアピールしてほかの就活生と差別化しよう
物流業界に就職する際に、本文で紹介されている以外にアピールできるスキルや能力には、以下の3つがあります。
①リスクマネジメント能力
リスクを事前に想定して対処法を準備できる能力のことです。物流業務における突発トラブルへの対応力はもちろんですが、物流という大きなシステムでは、些細なミスが全体に悪影響を与えるので、リスクマネジメント経験は貴重な能力です。
②マネジメント能力
中堅社員になれば、リーダー職として部下の管理を任されるため、マネジメント能力は欠かせません。また、若手社員でもアルバイトスタッフへの指示出しやスケジュール管理などをしなければならないケースがあるため、リーダーシップを発揮した経験をアピールすると良いです。
③異文化理解力
海外での勤務はもちろん、日本の会社でも、倉庫整理業務などに外国人スタッフが勤務していることが少なくありません。
日本語を話せるスタッフだとしても、生まれた国によって文化の違いはあります。そのため、異文化理解力があって外国人スタッフとの交流にも抵抗がないことは、アピール材料の1つとなります。
物流業界の志望動機に盛り込むべき4要素
物流業界の志望動機に盛り込むべき4要素
- 物流業界を希望する理由
- 企業を選んだ理由
- ①②に至った具体的なエピソード
- 入社後の展望や意気込み
物流業界の志望動機を書く際は、物流業界やその企業を志望した理由を明確にする必要があります。さらに志望理由を裏付ける具体的なエピソードがあると、志望度の高さを伝えられるでしょう。
ここからは、物流業界の志望動機に盛り込むべき要素を4つに分けて解説します。
①物流業界を希望する理由
まずは数多くある業界の中から物流業界を志望する理由を盛り込みましょう。結論から伝えるのはビジネスにおける基本的なコミュニケーションであり、この方法をPREP法と呼びます。
PREP法
「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の頭文字をとったもので、ビジネスの基本的な情報伝達の方法
ここで重要になるのは、「なぜ物流業界でなければならないか」を明確にすることです。なぜなら志望理由を明確にできなければ、業界研究が甘く、志望動機が浅いと思われてしまうからです。
物流業界の特徴である「商品を移動させること」に着目すると、なぜその事業に携わりたいかが見えてくるはずです。
志望動機の書き出しは最初の印象を決める重要なパートです。こちらの記事で差別化のコツについて詳しく解説しているので、併せて参考にしましょう。
関連記事
例文8選|志望動機の書き出しで本気度を見せ差別化する方法
志望動機の書き出しは、志望動機全体を印象付ける大事な部分です。書き出しのコツは「本気度」を伝えること。書き出しの基本的な考え方や高評価を得るコツ、やりがちな失敗についてキャリアコンサルタントとともに解説します。そのまま使える便利なフォーマットも紹介しているので、参考にしてください。
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志望動機が思いつかない人は、ツールを使うのが一番オススメ
・業界・職種ごとの志望動機がわからない人
・アルバイトやゼミで忙しい人
②企業を選んだ理由
物流業界の中でも、「なぜその企業なのか」を明確に伝えることが非常に重要です。
物流業界にはさまざまな企業が存在するため、競合他社よりも秀でている点や、その企業でなければならない点をあげて理由を説明する必要があります。
さらに、自分の強みや特徴を活かしたうえで志望動機を明確にアピールできる学生は、他者と差を付けられます。
他の企業にも当てはまる志望動機である場合、企業研究が甘いと判断されてしまうため、時間をかけて企業の情報収集をしましょう。
- 物流業界全般を志望しているので、企業ごとの志望理由がなかなか思い浮かびません……。
まずは相手にしたい顧客や扱いたい商品をしっかり考えよう
物流業界はかなり高度化、細分化が進んでいて、企業の違いも明確になっています。「物流業界全般を志望」しているのなら、研究がまだまだ不足していますね。企業ごとの顧客や市場の違いにもっと目を向けましょう。
たとえば、個人向けか法人向けか、配送メインなのか倉庫メインなのか、大口顧客に偏っているのか幅広く3PLを受託しているのか、扱う商品に特徴はないか(美術品を扱えるとか、チルド輸送に強みがあるとか)、地域性はあるか、などです。
誰の役に立つ仕事がしたいのか? 何を扱いたいのか? というふうに、自分自身への質問をいくつか考えて答えを書き出してみると良いかもしれません。
③ ①②に至った具体的なエピソード
物流業界や企業を志望した理由を裏付ける具体的なエピソードを加えることで、説得力のある志望動機になります。
物流業界を志望したのには必ずきっかけがあるはずです。きっかけや物流業界を志望した理由を深掘りし、採用担当者の心をつかむエピソードを盛り込みましょう。
志望動機にエピソードを盛り込むにあたってのコツは、入社後にどのように活躍したいかということを考えてから、そこに紐づくエピソードを自分の経験の中から掘り出すことです。
④入社後の展望や意気込み
最後に入社後の目標や意気込みを盛り込むことで、採用担当者に熱意が伝わります。
たとえば、入社後の展望を伝えると、採用担当者はあなたが実際に活躍している姿を想像し、会社にとって必要な人材だと感じるでしょう。
さらに長期的なビジョンを盛り込むことにより、企業とのマッチ度をアピールできます。そのため、経営理念や事業方針に沿ったビジョンを考えましょう。
入社後の展望の具体的な考え方はこちらの記事で解説しているので、なかなか思い浮かばない人は参考にしましょう。
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例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?
企業が入社後にやりたいことを質問するのは、就活生の希望を知りたい意向が強いためです。入社後にやりたいことを見つけるための方法やどうしても見つからなかったときの対処法をキャリアコンサルタントが解説します。
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物流業界の志望動機で差別化するコツ
上記で解説した要素をしっかり反映することに加え、志望動機で差別化するコツを盛り込むことで、採用担当者により好印象を与えられます。
それでは物流業界の志望動機で差別化するコツを詳しく解説します。
物流業界に限らず、他の就活生から一歩リードする志望動機を作るにはさまざまな方法があります。以下の記事で面接とエントリーシート(ES)それぞれの考え方を解説しているので、併せて参考にしましょう。
面接
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG
ES
例文12選|受かる志望動機をエントリーシートに書く4つのステップ
動向や基礎知識を盛り込んで業界理解をアピールする
物流業界の動向や基礎知識を盛り込んで業界理解をアピールすると効果的です。
物流業界の動向としては、3PLやオートメーション化、ドライバー不足が挙げられます。このように具体的な用語を用いて志望動機を書くことで、深く業界を理解していることをアピールできます。
さらに物流業界の動向を踏まえて、「物流業界でどのように活躍したいか」まで明確にすると、納得感のある志望動機になるでしょう。
動向や基礎知識を盛り込んだアピールの例
- 最新の物流システムを取り入れ、ドライバー不足を改善したい
- 3PLをたくさんの企業に導入し、物流業界のコスト削減や顧客満足度を向上させたい
職種に応じたスキルや強みをアピールする
物流業界にはさまざまな職種があるため、業務内容に応じてスキルや強みをアピールする必要があります。
採用担当者は、多くの学生の志望動機を目にします。その中でも、物流業界にマッチしたスキルや強みを持っている学生は一目置かれるでしょう。
そのため、まずは物流業界でもどのような仕事がしたいかを明確にし、活かせるスキルや強みを明確にすることが重要です。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る差別化には「鳥の目・虫の目」のアピールも有効
会社や職種によってまったく異なる場合もありますが、共通して言えることは、計画性があって予定を立てて行動できることがまず強みになります。どこかにこの要素を盛り込むことをおすすめします。
次に、志望動機に特化していえば、目の前の仕事は地味なものであっても、物流網を介して作られている商流や顧客満足まで、全体のイメージを持って仕事に取り組めることが挙げられます。
俗に鳥の目、虫の目などと言いますが、全体を俯瞰してみる視点と、目の前の具体的なものに集中する視点を両方持っていて、それを伝えられる学生は少ないと思います。
物流業界ではその両方で物事を見ることがとても重要になるので、この業界ならではの差別化ポイントになるはずです。
リスク管理や安全衛生の知識なども強みになる
また、この業界は立場の違う人が混在する職場であり、昨今は安全衛生やハラスメント対策に熱心に取り組んでいる業界です。
リスク感受性の高い堅実な人、安全衛生についての知識や関心がある人なども、差別化ポイントを持っているかもしれません。
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物流業界の志望動機の例文8選
ここからは、物流業界の志望動機の例文を紹介します。内容の構成やアピール方法を参考にして自分の志望動機を考えてみましょう。
例文①空運を志望
例文①空運を志望
遠隔地にもすぐに商品を届けられ、世界にもたらす価値が大きいと考えたため、物流業界を志望しました。その中でも貴社は、世界中にネットワークを持っており、多くの人の生活を支えている点に魅力を感じました。
私は、フィンランド産の食品を定期的に購入しています。日本から遠く離れた国にもかかわらず、注文から2週間で大好きな商品が手元に届くため、感動すると同時に多くの人の努力を感じています。
貴社に入社後は、得意の英語を活かし、空運でスピード感のある輸送をしたいと考えています。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
空運を志望する中で、コミュニケーションに必要な語学能力を兼ね備えていることがわかり、また志望動機が明確である点が非常に良い内容となっています。持っているスキルを冒頭で述べるともっと良くなりますよ。
例文②海運を志望
例文②海運を志望
多くの商品を世界に届けることで社会貢献できると思い、物流業界を志望しました。中でも貴社を志望した理由は、海運のリーディングカンパニーであるため、より多くの人の生活を支えられる点に惹かれたからです。
私は沿岸に住んでおり、幼いころから貿易船を間近で感じていました。石油や家具、電化製品など、さまざまなものが貿易船によって日本に運ばれているのを見て、海運は日本の多くの人を支える仕事だと気付かされました。
反対に、日本の商品も世界中の人々に届けられることに気付き、できるだけ多くの人に日本の素晴らしさを知ってほしいと思うようになりました。
貴社に入社後は、人々の生活に必要不可欠なものを運び、国際物流の発展に貢献できるよう努力します。
自分の子どもの頃からの視点も入れて、海運業界への入社に対するアピールができている点が良いと思います。
ただ、入社した後に、具体的にどういった業務を担当したいのかが見えてこないので、その点を付け加えるとさらにいいでしょう。
例文③陸運を志望
例文③陸運を志望
幼いころから自宅に宅急便を届けてくれる配送業者の方に憧れており、物流業界を志望しました。物流業界の中でも貴社を志望した理由は、数ある企業の中で顧客満足度NO. 1を誇っている点に魅力を感じたからです。
私は自宅に商品を届けてくださったドライバーの方に、感謝の気持ちを伝えたことがあります。するとそのドライバーの方は「商品を心待ちにしている顧客に、少しでも早く商品を届けたいだけです」とおっしゃいました。その言葉に非常に感動し、私もその方のように少しでも早く商品をお届けしたいと考えるようになりました。
貴社に入社後は、少しでも多くの顧客に、少しでも早く商品をお届けするドライバーになりたいと考えています。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
陸運の中でもドライバーを志望するということが、エピソードから関連付けられており非常に理解しやすい内容です。また、ドライバーの心構えも事前に備わっている印象を受ける志望動機です。
例文④営業職を志望
例文④営業職を志望
顧客と円滑なコミュニケーションをおこなうことで、スムーズに商品を運べる点に魅力を感じ、物流業界を志望いたしました。中でも貴社を志望した理由は、配送までの流れを一括で担い、荷主の負担を削減するとともに、効率的な配送でいち早く顧客に荷物をお届けできるサービスに惹かれたからです。
私は元々物流に興味があり、フリマアプリを利用して商品を販売していました。しかし、購入者とのやり取りや梱包で非常に時間がかかってしまい、スムーズに商品を届けるのが難しいと感じました。
私はこの経験から、自信をもって貴社の物流サービスを販売できると考えています。また、営業として一人ひとりの顧客とのコミュニケーションを大切にし、円滑に業務を進められるよう努力します。
実体験をもとに利用者視点で課題を認識できていることが、志望動機の説得力を高めているポイントです。
買い手ではなく販売者側の体験なのも、今後営業職として売り手にアプローチする仕事を志望するうえで、独自の強みになっています。
営業職志望の人はこちらの記事もおすすめです。営業職の志望動機だからこそ必要なポイントを解説しています。
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例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ
営業職の志望動機では、仕事内容を理解したうえで、採用メリットまで伝えることが重要です。営業職の種類や仕事の流れ、求められる力を理解しましょう。この記事では志望動機の書き方や採用担当者を惹きつけるコツをキャリアコンサルタントが解説します。
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例文⑤倉庫管理を志望
例文⑤倉庫管理を志望
私は、商品を効率よく迅速に顧客のもとに届けたいという思いから、物流業界を志望いたしました。中でも貴社を志望した理由は、業界でもトップレベルの物流システムが整っており、どの企業よりもスピード感を持って業務遂行できるからです。
私は中古販売店のアルバイトでロジスティクスを担当しており、買い取った商品の管理や出荷までの準備をしておりました。しかし、すべて手作業でおこなっていたため、手元にある商品をなかなか売り場に出せないことが何度もありました。そこで、少しでも効率よく仕事をおこなうことに注力した結果、売り出せる商品の数が増え、売上もアップしました。
貴社に入社しましたら、オートメーション化に甘んじることなく、自分自身も効率よく作業し、少しでも早く商品を出荷できるよう努力します。
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アルバイトで物流業界に携わったことを触れたうえで、志望動機が具体的に伝えられていると思います。途中の「効率よく仕事をおこなう……」という点について、短くてもいいので具体的に取り組んだことを説明できるとさらに良くなるでしょう。
例文⑥コンサルティングを志望
例文⑥コンサルティングを志望
私は企業の課題を解決することで、荷主と受け手の双方にメリットを生み出したいと思い、物流業界を志望いたしました。中でも貴社を志望した理由は、創業から現在まで数多くの企業の業績を伸ばしており、私も貴社でたくさんの人の課題を解決したいと考えたからです。
私はインターンでコンサルティング営業をしており、顧客が気付いていない潜在的な課題を解決することに非常にやりがいを感じました。コンサルティング営業ということもあり、細かいデータ分析はおこなっていませんが、社会人になったら理論的にコンサルティングをしたいと考えるようになりました。
貴社では、大学で培った論理的思考やデータ分析を活かし、より多くの企業の業績を伸ばせるよう努力します。
コンサルティング営業のインターン経験と、それに基づいた動機は志望にマッチしています。「大学で培った論理的思考やデータ分析」という点の裏付けが確認できれば、この人を落とす理由は見当たらないですね。
コンサルティングに興味がある人は以下の記事も参考にしましょう。コンサルの志望動機の注意点などを解説しています。
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例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説
コンサル業界は志望する学生が多いため、周囲と差別化できる志望動機を作れるかがポイントです。この記事では、まずコンサル業界の魅力を解説。そのうえで、それを盛り込んだ志望動機を作成する方法を説明します。ほかにもアピールすべき要素や避けたい点など、キャリアコンサルタントとともに解説するので、参考にして周囲と差別化しましょう。
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例文⑦システム開発を志望
例文⑦システム開発を志望
私はシステム開発を通し、荷物の受け取りを効率化させたいと考え、物流業界を志望いたしました。
コロナ禍でインターネット通販の利用者が増えましたが、対面で商品を受け取る必要がありました。しかし、荷物の置き場所を設定できるサービスが増えており、配送業者から直接荷物を受け取る必要がなくなりました。
このサービスは、不在にしている際や手が離せない際にも再配達せずに荷物を受け取れるため、顧客とドライバーの双方にメリットがあると感じました。
貴社は、顧客目線に立った革新的なシステムを開発しており、物流業界をはじめとして多くの人の課題を解決しています。大学4年間で学んだプログラミングのスキルを活かし、貴社でさらなる課題解決をしたいと考えています。
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物流業の中でも、システム開発で社会のインフラに貢献するという目的がしっかり設定されている志望動機であることから、入社後もシステム開発をする部署で活躍してくれるだろうと期待できます。
例文⑧通関士を志望
例文⑧通関士を志望
私は、世界中の人に商品を届けて社会経済を円滑にしたいと考え、物流業界を志望いたしました。中でも貴社を志望した理由は、貿易のスペシャリストが日本一多く在籍しているからです。
大学2年生の頃、たくさんの人とコミュニケーションを取りたいと考え、オーストラリアに留学しました。その際、海外にいても日本の食材や商品を購入できることに驚き、感動しました。この経験から、私と同じように留学している日本人に美味しい日本食を届けたいと思ったと同時に、世界の人々に日本の素晴らしさを知ってほしいと考えるようになりました。
貴社に入社しましたら、留学で鍛えた英語のスキルを活かし、貿易のスペシャリストとして活躍したいと考えています。
応募先の企業を選んだ理由を冒頭でしっかり伝えている点がいいと思います。留学のエピソードでも貿易に対する興味がわかりやすく語られていますが、なぜ通関士を目指しているかの理由があるとより良いです。
業界理解を深めた物流業界の志望動機で選考突破しよう
物流業界は、配送までの流れや仕事内容を理解したうえで志望動機を書くことで、他の学生との差別化ができます。
裏を返せば、業界理解が十分でないと書類選考に通過できない可能性が高いということです。そのため、物流業界における基本的な知識を十分理解したうえで志望動機を書きましょう。
物流業界を志望する人は、ぜひこの記事を参考に志望動機を作成し、熱意を伝えて選考突破を目指しましょう。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る物流業界のビジネスモデルをしっかりと理解して志望動機を作ろう
物流業界を志望する学生の皆さんは、私たちの生活の中で欠かすことのできないインフラの中でも、「流通」について興味を持っていることだと思います。
物流業界は、人の手にモノが渡されるまで、数多くの職種がかかわっている業界です。
普段何気なくECショップなどで購入をしている商品が、どのように出荷元から自分の手元まで届いているかを、物流業界のビジネスモデルから調べてみましょう。物流業界の職種理解が進み、その中でも自分がどのような職種で働きたいかが明確になります。
自己分析を通して自分の強みをアピールしよう
自身がなぜ物流業界に興味をもったかというポイントを大切にし、自分がどのように物流業界で活躍できるのかということを、自己分析を通して探ってみてください。
就活の時点で、この業界でのスキルを持っていればそれに越したことはありませんが、必ずしもスキルがあれば良いというわけではないので、自身の人柄や強みを活かした志望動機の作成を進めていき、良き就職活動としてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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