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「未経験からの施工管理職はやめとけ」と言われるのは、なぜですか?
現在、異業種から施工管理への転職を考えています。
しかし、「施工管理未経験はやめとけ」という書き込みをネットで見かけ、少し不安になってしまいました。
やはり体力的にきつい仕事だからこそ、やめとけと言われるのでしょうか? また、未経験者だと仕事についていけず、周りに迷惑をかけてしまうのではないかという懸念もあります。
やめとけと言われる具体的な理由を教えてください。また、未経験から転職する際の注意点、覚悟しておくべきことなどもアドバイスいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
教育にまで手が回っていない企業があるから! OJTの手厚さを見極めよう
OJTの手厚さの差が企業ごとに大きいため、見極めが必要です。これは、忙しい現場と長距離の移動が重なって負荷が高まりやすい職種であることが背景にあります。
ただし、一人ひとりにメンターが配置されていたり、小規模案件に配属され徐々になれるような仕組みが取られていたり、施工図や品質検査からの段階的育成が整う環境だったりすると、未経験入職でも着実に成長できている印象です。
入社前に確認! 具体的な育成計画を質問しよう
良い環境の会社を見極めるためには、入社を決める前に、具体的な育成計画について質問することが非常に重要です。
たとえば、「最初のうちはどのような規模の案件を担当しますか?」、「入社後の研修や教育プランについて教えてください」、「休日の取得状況や残業時間の実績についても、差し支えなければ教えていただけますか?」、「36協定は守られていますか?」といった質問をすることで、安心して働き始められる会社かどうかを判断する材料になります。
入社後は、現場での経験を積みながら資格の勉強も進めていくことになりますが、「まずできることを着実に増やし、少しずつ任される範囲を広げていく」という地道なステップを意識することで、無理なく、そして確実にキャリアを築いていくことができますよ。
未経験からの挑戦は知識と経験の習得が大変だと覚悟しよう
未経験から施工管理への転職で「やめておけ」と言われるのはなぜか、という質問ですね。確かに、この仕事は休日出勤や残業など体力的に大変な面もありますが、未経験者にとっての本当のハードルは、専門知識と経験が絶対的に重視される「職人の世界」に飛び込む点にあります。
現場の職人さんたちは、相手の技術力や知識量を見て信頼関係を築くため、経験のない管理者からの指示には、なかなかしたがってもらえないという厳しい現実があるのです。
そのため、未経験から始める場合は、人一倍の努力で専門知識を猛勉強し、どんな質問にも的確に答えられるレベルに早急に達しなければならず、その最初の期間のプレッシャーと学習量が「きつい」と言われる最大の理由でしょう。
キャリアの安定性が魅力の職種! これまで培った力を活かして活躍しよう
しかし、その覚悟さえあれば、人手不足の今、この仕事は非常にニーズが高く、一度信頼を勝ち取れば大きなやりがいと安定を得られる魅力的なキャリアでもあります。
「大卒なのに現場仕事はもったいない」という周りの声で自信をなくす必要はまったくありません。むしろ、論理的思考力や学習能力といった、大学で培った力を活かして知識を吸収し、現場をまとめていくことこそ、これからの施工管理者に求められる重要な資質です。
施工管理の仕事内容を知りたい人は、次の記事もチェックしてみましょう。施工管理がきついと言われる理由や向いている人、向いていない人の特徴、未経験から施工管理を目指すステップを解説しています。
こちらの記事では施工管理の志望動機の書き方を詳しく解説しています。例文も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
以下のQ&Aでも未経験から施工管理に挑戦する際の志望動機の伝え方について、キャリアのプロが回答しています。未経験から挑戦しようと考えている人は、確認してみてください。
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